拝啓、マイヒーロー

葉っぱ天国 > 創作 > スレ一覧キーワード▼下へ
1:翠:2018/06/11(月) 17:40


 嘘つきなあなたには、嘘つきなわたしが、どうせ一番よく似合う。


▼ 拙い文章の書き捨て
感想などいただけると嬉しいです

6:翠 hoge:2018/06/21(木) 23:11

「私はどうやら知りすぎたみたい。もう何も知りたくないです。さようなら。」

「満月の夜に死ぬのが、昔からの漠然とした夢でした。最後にそれを叶えられたことをとても嬉しく思います。それでは。」

「あなたを許せない自分に疲れた」

7:翠 hoge:2018/06/21(木) 23:26

「君は責任を感じてしまうかもしれないけど、そんなことないから気にしないで。君はとても優しいからそれだけが心配です。これからも元気でね。」

「どうせ、もうあなたに会うことはないでしょう。あなたが私の声や足音を不快に感じることも無くなるし、私があなたを嫌うこともありません。だからせいぜい楽しく生きてください。どうせ私はいないので。」

8:翠:2018/07/05(木) 20:31


「希望があったの」
 いつもどこか近寄りがたく、笑っているときでさえ冷めた目をしているように見えた彼女の希望とは何だろう。
 彼女と個人的に話した記憶はない。それなのに、か、だからこそなのか、安っぽい好奇心が湧いた。僕の好奇心は純粋なものだけれどいつも無責任だ。

「いつかぜったい、この町を出ていく。知らない町で私のことを知らない人たちと出会って、嫌な過去なんてぜんぶ捨てて、幸せになってやるっていう希望。というか、決意。だから今まで生きてこれた」

 もうダメみたいだけど、と彼女が低く呟く。声が少し掠れていた。

「ダメって?」
「私、この町に残るしかないみたい。…笑えちゃうよね。町を出ていくことに縋って生きてきたのに、その時になってダメだってわかったんだもん。バカみたい。あーあ、本当に笑える。
 ほら、一緒に笑おうよ」


在学中あまり関わらなかった男子と女子。
地の文はどうすれば書けるのか(疑問)

9:翠 hoge:2018/07/16(月) 20:02


“ 私はどうやら知りすぎたみたい。もう何も知りたくないです。さようなら。
 追伸。もしかしたら責任を感じてしまうかもしれないけど、そんなことないから気にしないでね。百瀬はとても優しいからそれだけが心配です。これからも元気でね。”

 消しゴムで何度も何度も擦った跡があった。…なにかがおかしい気がする。何かが。得体の知れない嫌な予感が背筋に広がる。
意識するより早く、遺書を右手に握りしめたまま、私は階段を駆け上がっていた。

 彼女の部屋に駆け込み、ゴミ箱を漁る。一番上に、ぐしゃぐしゃに丸めて押し込まれたノートの切れ端がいくつもあった。それは日記のようでありながら、手記に近いものだった。
 ひとつひとつを乱暴に広げた。私が好きだった、あの綺麗な文字が並んでいた。



こんなのばかりが溜まっていく。断片ばかりで何もまとまらないので困りますね。これは続きをぼんやりと思い浮かべているので繋げたい。


新着レス 全部 <<前 次100> 最新30 ▲上へ
名前 メモ
画像お絵かき長文/一行モード自動更新