お姫様と、その騎士 【 らくだい魔女 / チトセ×フウカ 】
俺の幼馴染は、銀の城のお姫様――の、はずなのに全然姫らしくない。
宿題は忘れる、遅刻・赤点は当たり前。女らしさの欠片もない。そんな、俺の幼馴染だけど。
――あたしは負けないっ。あたしを信じてくれる仲間がいるんだもの。闇には負けないっ
強く、優しく。頑固者で、でも放っておけない。そんな奴。
自分のことを考えず、他人のことばっか考えるから危なっかしくてしょうがない。だから、俺が守るって決めたんだ。
「チートーセー! 早く帰ろー!! ねぇ、チトセー!!」
「あー、はいはい。わかったから何度も言うなって」
「なら早く来てよねー!」
今まで以上に強くなって。誰からも守れるようになって。胸を張って、お前の騎士になってやるって言える日まで――この気持ちはしまっておこう。
視界の先で、綺麗な金色の髪がふわりと揺れる。気づけば、フウカの顔が近くにあって。
「何、ぼーっとしちゃってんの? とうとう、頭おかしくなっちゃったの?」
「ばーか。そんなわけあるかよ」
これだから鈍感は。高鳴る鼓動に気づかれないよう、フウカよりも先に箒を走らせる。
――不器用で、全然姫らしくないお姫様。だけど、俺はそんなお姫様の、ただひとりの騎士になりたい。
――だから、騎士になったときに伝えるよ。お前のことが好きだって。
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うん、意味がわからんね。
久しぶりのチトフウ。本を見つつ、口調確認しつつ、ね?、笑
なんか書きたいのと違ったような気もしなくもない、が。…まあ、今のところはこれでいいか。