君に、愛の言霊を――、

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25:アヤカシ:2016/03/20(日) 01:18 ID:gBQ


 朝。【 RF4 / ダグ×フレイ 】


 ぱちり。仄かに光が照らす部屋の中でダグは目を開けた。窓の外は既に真っ暗で、真夜中であることを示している。
 いつもならばすぐ寝付けるはずなのに、なかなか眠ることができないのはなぜか。――それは、隣にいつもあるはずの温もりがないからだろう。

 今日は、街の年頃の女の子によるパジャマパーティーらしい。妻であるフレイもまたそのパーティーに呼ばれているらしく、宿泊のセットを持って部屋から出ていった姿は記憶に新しい。

(……新婚の時期じゃ、あんなに恥ずかしがってたのになァ)

 結婚式があった夜。隣に愛しい人がいると思うとなかなか寝付けなかった。だが、今の状況は全くの逆。
 いつから、自分は誰かの――あの少女の温もりがなきゃ眠れなくなった?冷たい温度に慣れていたはずの自分が、温もりがないことに寂しく感じ始めたのはいつ?

(あーあ……、早く朝になってくれねぇかナ)

 再びダグは瞼を閉じた。



 眩しい光が顔を照らす。ダグは傍らにだれかの気配があることに気づいて、うっすらと目を開ける。
 ぼやけた視界の先で見えたのは、昨夜はいなかった人の顔。目に捉えた瞬間、ダグの頭はすぐに覚醒する。

「ふ、フレイ……!? いつ帰ってきたんダ?」
「今さっき。もう8時になってる」

 壁にかけられた時計。確かに針は8時すぎを示している。

「ぅお……マジカ」
「もう……寝坊助さん!」

 ちょん、と眉間をつつかれる。
 感触がくすぐったくてダグは目を細めた。

「――おはよ、ダグ」
「はよ、フレイ」

 今日も、いつもと変わらない。でも何かに満たされた一日が始まる。

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 …主旨が見えないや。
 
 


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