学園アリス 蜜柑が殺し屋!?

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127:りつ:2016/12/31(土) 07:41 ID:SUs


いきなりすぎて混乱して座り込んでしまった蜜柑。
そんな蜜柑に初校長は優しく星階級やアリスについて説明する。
「星階級とはアリスの階級のことだ。能力や生活態度によって決まり、階級により小遣いや食事なども変わってくるから注意するんだな。
お前はシングルからのスタートだ。小遣いは30ラビット、お年玉は60ラビット。食事は一般的な給食といったところだろう」
「アリスについてだが、アリスとは特殊な能力。いわば超能力みたいなものだな。佐倉蜜柑。お前のアリスは無効化と”盗み"と"入れ”のアリスといったところか。無効化はそのまま、他者の能力を打ち消すもの、盗みと入れは対をなすものでお前は誰かのアリスをストーン化して取り出すことができる」
親に似てなくあまり理解力があるとはいけない蜜柑は完全にフリーズしてしまっている
「無効化、、、ヌスミ、、、、????」
初校長は掛けていたソファーから立ち上がり蜜柑の手を取ると彼の胸に当てる。
「とりあえず実践だ。今から私の中に入っているアリスを取ってみてくれ」
恐る恐る手を伸ばし、手に当たったものを握りしめて取る。

漆黒の禍々しい小さな石。全てを飲み込んでしまいそうで
「これは。。。。。?」
「やはり素晴らしいなこの能力は。。これがアリスストーンというものだ。これを体内に入れるのが入れる能力、他者から奪うのが盗みの能力。
佐倉蜜柑。いや蜜柑。お前の部屋はシングルの寮ではなくこの私の側、私が用意する部屋で生活しなさい。あぁ、あと後者の能力は絶対に誰にも教えないように」
初校長さん目が全然笑ってない。ほんま怖いどないしよ、、、、こんな人と生活すんのなんていやや!!
そう考えた蜜柑の心境を読んだかのように彼は笑う。口の端で。
「別に私の側にいなくとも良い。ただし今井蛍。お前の友人に何かあっても後悔するなよ」
そう脅し文句を口にすると蜜柑は黙った
「では教室に戻れ。今夜またここに来い。お前にはやってもらわなければならないことが沢山ある」
歪んだ笑顔。初校長は恐ろしい。誰よりも。
蜜柑は生まれて初めて畏怖という感情を抱いた。







「蜜柑。いきなり連れて行かれて何があったの?」
教室に戻ると蛍が心配そうに蜜柑に聞いて来た。
この親友は鋭い。だからこそ何があったかなどと悟られてはならない。
「なんもなかったで!!ただな先生が教えてくれはっただけやで!そないうちのこと心配してくれたん?嬉しいわ〜!!!蛍好き大好き!!」
そう言って蜜柑は笑顔で蛍に抱きつく、いや抱きつこうとした
((バカン))
蜜柑は馬の形をした空気砲で後ろに吹っ飛ばされる
「バカにはやっぱりこれが効くわね」
と、クールな蛍であったが蜜柑だけには照れ隠しと見抜かれていたことには気づいていなかった。
蜜柑が立ち上がろうとすると後ろの席変態。。。ではなく日向棗が一言
「何回も水玉誇張してこなくていいぞブス。冗談は顔だけにしておけ」
「ブスじゃないもん!!!スケベ!!」
と、応戦しようとして気づく
「棗、顔色悪いでどないした?」
「構うなブス。ルカ、行くぞ」
そういうと変t(ryじゃなかった棗は、後ろに金髪のしょたを連れて教室を出て行った
「え、授業受けないん?なt...」
追いかけようとした蜜柑。その言葉は最後まで言わせてもらえず肩を強い力で掴まれる
「転校生、貴方棗くんと仲が随分いいのね。知り合いなの?」
蜜柑が後ろを振り向くと般若にワカメがくっついたような女の子が立っていた。
「いいこと?棗くんは幹部生。貴方なんかとは比べものにならないような格上の子なの。身分をわきまえて接しなさいシングル」
【この般若ワカメ怖い。。どないしよ蛍助けて(>_<)】
心読みくんに余計なことを言われた蜜柑は真っ青に、一転してワカメ女は真っ赤に。
「正田スミレよ。ちゃんと名前くらい覚えて頂けるでしょうね」
そこにはまさに般若が居た。


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