学園アリス 蜜柑が殺し屋!?

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128:りつ:2016/12/31(土) 08:19 ID:SUs

授業が終了して部屋に帰る。

色々なことを考えながら眠りにつけるわけもなくゴロゴロとベットの上でうだってみる
ーーうちどうなるんやろ、なんで部屋うつされてるんやろ、蛍大丈夫なんかな。。。。
そうこうしてるうちに蜜柑の瞼はゆっっくりと閉じていき
寝息が聞こえ始める________




みんなが寝静まった頃、初校長の使いに起こされた蜜柑は眠い目を擦りながら考える
なんでこんな時間に呼ばれてはるんやろ、うちにやってもらうことあるいうとったけど、それなんなんやろ。
思いつくアテを全部出して考えを巡らせているうちに初校長室に着く。

「今から初等部男子寮女子寮の全生徒のアリスをとって来てもらう。一生徒につき五つの石をとること。揺すっても起こしても起きないようになっている。お前の監督にはペルソナを着ける。くれぐれも逃げ出さないようにな。初任務だぞ。」
そう初校長に突拍子もない話を持ちかけられ、、、、、、、、、、、、、

ーー経つこと4時間ーー
男子寮を回りきり、女子寮も残すところ3つ、、、蜜柑は一番来たくない部屋に来て居た。今井蛍。そう。彼女の親友の部屋だ。

堪忍な。蛍。うち賢くなるよ。蛍に負けないくらい、いやそれ以上の。そして蛍を守るから。だから今はただ鈍感のフリをしてみせるよ。笑顔で居られるようにな!
そう呟いて彼女の胸に手を当てる
出てきたのは息を呑むほど美しい水色と紫の混じった石
綺麗だなぁ〜見とれながらそっと壊れ物を扱うように袋に入れる。
部屋を出るときふと思い出した。蛍が最初に蜜柑にくれたもののことを___
それは白い猫の仮面。蜜柑の唯一の宝物だった。それは蜜柑の村で夏祭りが行われた時に蛍が買ってくれたものだ、白毛並み青目の猫。
何故それを思い出したかは解らないがアリスを盗む行為はそんな彼女への背徳行為に思えて足が止まる

「グズグズするな。行くぞ」そうペルソナに急かされ
蜜柑はそっと心の中で呟いた。
(ごめんね大好きだよ蛍)

残りの部屋を終わらせ初校長の部屋に帰って来た時には蜜柑は目眩と吐き気に襲われて居た。
あれだけアリスを使ったのだから無理もない。
盗みのアリスの力をペルソナに分け、この後の中等部と高等部のアリス集めを頼む。
そして初校長に綺麗なアリスストーンの入った袋を渡すとそこのソファーで倒れるように眠ってしまった。
「いい。すごくいいぞ佐倉蜜柑。やはり柚香が居なくともこの子がいれば。」
誰も聞いていない彼の独り言。それは蜜柑への禍々しい執着をむき出しにして居た。
椅子から経つと彼は蜜柑に触る。愛おしそうに。
ただその触り方は恋人がするそれではなく、まるで蜘蛛が食す前の蝶を甚振って遊んでいるかのような触り方だった。

翌朝、蜜柑が目を覚ますと初校長が側に座って居た。
「蜜柑、私が選り分けておいたアリスストーンだ。体に入れろ。」
そういうと疲れている蜜柑の手にいくつかのアリスストーンを無理やり載せる
仕方なく蜜柑は体に入れる。
「いいか。今日は普通に授業に行け。それと能力分けが発表されるから危力の理由は適当に作れ。後それと私のことは初校長でなく久遠寺と呼べ!いいな。」
ちゃんと目を覚ました蜜柑は疲れなど微塵も感じさせないといった凛とした顔でそこに座る。
「久遠寺じゃなんか堅苦しいからくおって呼ぶね?いいやろ?」
「あぁ、言い忘れて居たが今お前の体には瞬間移動のアリスが入っている。それを使って飛べ。」
そういうと初校長は彼女に背を向けて窓の外を眺めている
「いってきます!!!くお!!」
蜜柑は教室まで瞬間移動した。


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