学園アリス 蜜柑が殺し屋!?

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1:梨瑠:2015/11/01(日) 21:09 ID:t/U

ここでは蜜柑が殺し屋という小説を書きます。
グロくしてません。

最後はなつみかんで終わらすつもりです。

初めてなので下手です。
悪口などは書き込まないで下さい。

感想など書いてくれると嬉しいです!
雑談もOKです!

これから、よろしくお願いいたします!

975:りつ:2019/04/11(木) 01:45 ID:b0E

2?3年振りにこのスレに帰ってきたのですが続き書くかとても悩んでます、、、完結だけさせたいんですよね笑

976:りつ:2019/04/11(木) 01:46 ID:b0E

あ、>>114
とかのものです

977:りつ:2019/04/11(木) 01:48 ID:b0E

反応があれば書くということで、というかこのスレ1000で次スレでしたよね、確か

978:苺:2019/04/24(水) 12:01 ID:Yhg

>>977
小説書いてください!!

979:苺:2019/04/24(水) 12:05 ID:Yhg

>>977小説書いてください!!

980:りつ:2019/05/07(火) 18:19 ID:FqQ

>>979
完成させます。ってこれ21とかで書き切れるかぁ???

981:りつ:2019/07/15(月) 20:44 ID:BH6

>>133
の続き

初校長に連れて行かれた先は初校長の私室だった。初校長は相変わらずの無表情で蜜柑に次の指示を命じる。

「危力で任務に付かせないと言ったがあれは建前だ。貴様には日向とバディを組んでもらう。日向は随一の炎の能力者であり、一番高い攻撃能力の生徒だ。なんとしても仲良くなれ。そして勿論、シングルとは言ったものの星階級の待遇はスペシャルと変わらないからそのつもりで動け。小遣いは300R。お年玉は600Rだ。」

蜜柑も無表情でそれに応じる。

「わかりました。」

彼らの間にはまだ数日しか経っていないのにも関わらず明確な上下関係が発生していた。

テレポートで部屋に戻った蜜柑の表情は暗かった。蜜柑は電気も付けずに部屋の床に体育座りで座り込む。
初校長によって手が加えられた蜜柑の部屋はシングルとは思えないほど豪華で、部屋には風呂まで付いていた。それは逆に蜜柑を更に虚しくさせる。
田舎育ちの彼女にとって、豪華なことは慣れないことであり、自分の置かれている環境がそうであることが、彼女の精神面に負担をかけていた。

「なぁ...蛍...どうなってまうんやろ」

彼女の呟きは部屋の闇に溶けて、消えた。

翌朝、初校長の命を実行すべく、彼女は危力の教室に向かう。

「おはよう!昨日は無視されたけど、今日は無視しやんで!仲良くしたいねん」

彼女は懸命に危力の生徒に話しかける。
「無効化なんていうゴミ能力でシングルなんてクソカスと仲良くする必要ある?」
「無効化は全ての能力に効くからクソカスなんて言わんといてや...」
そんな中、ある女生徒が彼女に反応した。
「ねえ、蜜柑?ちゃんだっけ、私たちのこと、怖くないの?」
「なんで?」
「だって私たちは力が強すぎるからみんなに避けられる...嫌われる...その矛先を向けると思われて怯えられる...あなたは入ってきたばっかりだから知らないかもしれないけど...」
「別に私は気にしやん。だってあなたはあなただよ、しかも可愛いし...よかったら初めての友達になってほしい...」
必死で食らいつく蜜柑に戸惑う女生徒。彼女は根負けして名乗る。
「私はのばら、茨木のばら。」
「うちは佐倉蜜柑、よろしゅうに」
のばらの心境は複雑だった。どうせ自分の能力がコントロール出来ないのが彼女に分かったら離れられてしまうだろうという諦念と、ぐいぐいくるタイプへの戸惑い、仲良くなれたような嬉しさ。全てを織り交ぜて彼女は微笑む。
「よろしく」
蜜柑は懲りずに他の相手にも話しかけに行ったが、全く相手にされず、しょげてのばらの席まで戻ってきた。

時はたち、放課後、のばらと二人っきりになった蜜柑は聞く。
「ねえ、のばらちゃん、日向?って人、知ってる?」
のばらは一瞬瞠目し、逡巡ののち、答えた。
「学園で一二を争う有名人の火のアリス使いだね。今日は来てなかったけど。でもそんなことを聞くなんて、どうしたの?」
「いや、ちょっと耳にしたから気になっただけだよ」
「そう」
彼女が耳にするほどのことを何かやらかしたのだろうか。のばらは心の中で首を傾げた。それを噯にも出さず、のばらは続ける
「」
「」
そうして初校長の命じたバディと会えずに蜜柑は1日を終えた。


夜も更けた頃、蜜柑は初校長の部屋に居た。
「すみません、日向とは会えませんでした。」
彼女は唇を噛み締めながら謝る。彼女の失態は蛍の安否に影響する可能性もあるからだ。

「別に構わない。あいつが自由奔放なのはいつものことだからな、明日の夜引き合わせる。
あぁ、あと任務のバディを組むと行ったが外界に行ってもらうため顔をアリスで変えるか面か何かで隠せ、特力との掛け持ちと任務に就かせない建前上、君のバディにも素顔を晒すな。」
「はい。」
「今日はもう帰っていいぞ」
「おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
初校長の部屋から出た蜜柑はぶるりと体を震わせる、それだけあの男は他人に威圧感を与える。

「顔を変えるアリスストーンを使うか、面かぁ...どうしよう。」

そこで思い出したのは、白い猫の仮面。あの蛍が買ってくれた一番の宝物だ。
大事にしまっていた仮面を箱から出し、蜜柑は決意した。
ーこの蛍の思いが詰まった面があれば、心は蛍に守ってもらえる。そしてこの面を心の拠り所としよう。と。

982:りつ:2019/07/15(月) 20:44 ID:BH6

約束通り蜜柑は白猫の仮面を付けて万が一にでもバレないように髪を下ろし、定時に初校長の部屋に行った。
そこには黒髪で、綺麗な顔をした男の子が居た。
「次の任務は殲滅だ。棗。お前にも集団行動を覚えさせるためにバディを付ける。こいつと組め。こいつの事は便宜上...便宜上...シロと呼べ。」
「はいはい」
棗はこういった命令を受ける事に慣れているのか、サラッと自己紹介に入った。
「俺は日向棗、火のアリス使い。お前は、何者だ」
「私はしろ。」蜜柑は緊張のあまり一言で答える。
「おい、何者か答えろよ。舐めた真似、してんじゃねえぞ。俺はまだお前の実力も知らないしバディとも認めていない。とっとと吐けよ、お前のアリス」
蜜柑の胸元を掴み上げ、棗は詰め寄った。「しかもその仮面、俺の罰則面に似せてるのか?お前と会ったこともないのに趣味が悪いな。おい、喋れよ」
蜜柑の仮面を剥がそうとするが、剥がれない。蜜柑は初校長の言いつけを破ることがないよう、仮面を自分以外、はずせないようにしていた。
黙りこくってる蜜柑の態度が気に食わなかったようで、棗は自分のアリスを蜜柑に向ける、刹那、蜜柑は無効化で打ち消し、テレポートで彼の背後に立つ。「お?無効化か?最近無効化ばっかだな。まあテレポートなら使いようがあるから一応は認めてやるよ」
「そう」一言短く発し、蜜柑は黙りこくる。

「もういいか?任務についての説明は棗から聞いてくれ、では後で二人で仲良くやるようにな。」そう言い残して初校長は去っていった。
二人の間には沈黙が訪れる。
「おい、なんだっけ?しろ、か。とりあえず任務内容は実戦で教えてやるから付いてこい」
「わかった」
「明日、校門の前で12時にな。」
「うん」

そうして二人は部屋に帰った。
「とりあえず、明日の任務?頑張るか!見ててな蛍。うち、頑張るから」
蜜柑は今日も自室で独り言を零す。

983:ありちゃん:2019/08/02(金) 03:57 ID:AA6

私も入っていいですか?


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