怪盗クイーン 〜怪盗の美学〜

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381:岡子◆qw ひさびさに小説を更新しようか、うん、そうしよう:2017/02/23(木) 00:48 ID:Zuc

>>343の続き

ある夜、舞は親ぐるみの付き合いの友達の家で開かれるパーティーに渋々出席していた

舞「まったく、彩名からのお誘いでなければ今頃」

彩名というのは友達の事だ

神影 彩名ーミカゲ アヤナー
大手ゲームメーカーの社長令嬢。コンピューターの扱いはお手のもの。舞の正体を知る、数少ない人物

ミア「ですが今回は彩名さまからのお誘いがなくとも出席せざるを得なかったかと。何せあの怪盗クイーンが来るというのですから」

舞【怪盗クイーンは最後に、“また会える”と言っていました。まさか………いえ、そんなはずは】

舞は考えにふける

???「舞〜!来てくれたのね!」

そんな舞に声をかけてきたひとりの少女がいた
彩名だ

舞「彩名!こんばんわ」

ミア「こんばんわ、彩名さま」

彩名「こんばんわ、舞、ミアさん」

お互い挨拶をする

舞「早速ですが、例の話について詳しく」

例の話とは、クイーンの事である

彩名「なら私の部屋行こ!ゆっくり話せるからね」

〜彩名の部屋〜

彩名「予告状が届いたのは5日前。警察に届けたらとても騒いでたわ。まあ、私には関係ないけど」

彩名は“ある時”を除いて自分の興味の無いものはほっとくタイプだ

舞「十分関係ありますわよ。それで内容は?」

彩名「神影星夜殿。5日後の午後10時に漆黒の星を頂きに参ります」

神影星夜は彩名の父親だ

ミア「漆黒の星、ですか。それって確か………」

彩名「この家の家宝ともいえる宝石だそうです」

舞「何だか他人事な言い方ですわね」

彩名「だって私には関係ないことだから」

舞「自分の家の家宝ですわよ?十分関係ありますわ」

彩名「うん、それでね」

舞「あなた話聞いてないでしょ」

彩名「舞にクイーンを捕まえてほしいの!」

彩名は舞の話を無視するが、もう慣れたことなので問いただすことはしない

舞「私は探偵や警察ではないのですが」

彩名「これは怪盗クイーンの正体を突き止める絶好のチャンスよ!」

どうやら彩名はクイーンに興味を持ったようだ

舞「まあ、構いません。やれるだけやってみますわ」

彩名「ありがとう、舞!」

〜一方別のところでは〜

ジョーカー「クイーン、これ、バレませんよね?RDの作った招待状を使って入り込んだわけですが」

クイーン「大丈夫だよ、ジョーカー君。RDの技術を信じればきっとバレないさ」

ジョーカーには不安しかない
なぜなら………

ジョーカー【さっきからやけに視線を感じる。すでにバレているのか?それともただの偶然か?】

クイーンはこの視線を無視していた

クイーン【雅夜舞は出てきてくれるかな?】

やっぱり舞を仲間にすることを考えていた
その結果仕事をする気になったのだから少しは良い方に向かっている、と信じたい

RD【クイーンが仕事をする気になったのは良いことだが、問題は“シャドウ”の存在。人工知能相手にもひけをとらないと言われている天才ハッカー“シャドウ”その正体は人間か人工知能かは知られていない。私は___だと思っているが、合っているのかどうか】

RDは“シャドウ”についての心配をしていた
RD曰く天才ハッカーの“シャドウ”
一体その正体は何なのか

〜彩名の部屋に戻って〜

舞【漆黒の星は庭城に繋がる唯一の石。もしもあの力が悪用されたら………まあ、例えあの人工知能、RDでも理解できないかと。………どうにしろ、庭城は破壊しなくては】

ミア【怪盗クイーンは庭城の存在を知っているのかしら?それとも………お嬢様は庭城の破壊をたくらんでいる。そしてそれは恐らくは正しい判断。1番あの力の脅威が降りかからない方法】

彩名【そういえば、漆黒の星って時々不思議な感じになるんだよね〜。なんか、あの石に何かの力が封じ込められているみたいな。何だろう?】

こちらも何かに心配をしている舞とミア
ふたりの台詞の中に出てくる庭城、そして力とは?
なぜ舞はその庭城を破壊しようとしているのか?
そして彩名が漆黒の星に対して感じた力の正体は?

クイーンが漆黒の星を手に入れたとき、物語は最悪の方向へと向かうでしょう
まあ、力の存在に気づくか、漆黒の星を狙うものが出てこればですがね


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