暗殺教室〜もうひとつの物語〜Part6♪

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901-キーワード▼下へ
105:みゆき:2016/07/18(月) 21:03

私は前ひな書くよ





前原視点
暑い…
俺は、このクソ暑いなか、何故かE組の校舎に向かっていた
いく必要なんてない、あの校舎
殺せんせーが死んで、もう5年
あの校舎は、皆で定期的に掃除していた
今日は、別にそういう日ではなく、ただあの校舎へ向かっているだけだった
アイツの姿を求めて


出会って5年
別れて5年
アイツといたのは、たった一年
俺はこの5年
アイツに
会いたくて
会いたくて
ただ、顔が見たくて
あの声がもう一度聞きたくて
気づけばあの校舎の前にいた
アイツのいない5年間は
空っぽで
つまらない日々の繰り返しだった
会いたい
もう一度
岡野に…

だんだん苦しくなる
心臓の動きが速くなる
あっという間に校舎に着いた
もちろんアイツはいない
諦めて、もと来た道を戻る
「久しぶりに…海にでも行くかな…」
駅で切符を買い、しばらくの間電車に揺さぶられる
着いたところで、フェリーにのりかえ、ついた先は…
「懐かしいな…」
5年前、殺せんせーをあと一歩の所で殺せなかったあの島
しばらくの間、浜辺に座って潮風にあたっていた
そのときだった
「前原?」
聞き覚えがある声に、思わず胸がドキンと音をたてる
「あ、岡野じゃん」
5年ぶりに会う彼女は、「久しぶり」と微笑みながら近づいてくる
高鳴る胸の鼓動を落ち着かせながら
ニコリと笑顔を作る
「久しぶりだな」
それからは、二人でずっと話していた
この島でやった暗殺のこと
鷹岡のこと
今なにしてるかのこと
岡野と過ごす時間は
いつもよりはやく感じて
気づいた時には
別れなければいけなかった
「じゃあね」
笑顔で言う彼女が憎らしい
「じゃあな」
いつまでも素直になれない
彼女はそのまま歩いていってしまう
嫌だ
まって
「待ってくれ!」
俺が突然出した大声に驚いたのか
彼女はキョトンとした顔で振り返る
「LINE…交換しね?」
ビビリな俺は、そういうのが精一杯だった

次、アイツとはいつ会えるのかな
また…会いたいな
みまもっててよ
殺せんせー


続きを読む 全部 <<前100 次100> 最新30 ▲上へ
名前 メモ
画像お絵かき長文/一行モード自動更新