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1.運が悪い?
なんで、私の運が悪いの。
そりゃ、おみくじでいつも「大吉」を引くわけじゃないけど。
「若武先生、なんでアーヤの運が悪いわけ?」
黒木君が私の考えを代弁するように言ってくれた。
「だって、今日の議題は「夏休み特別企画」について、だぞ?!風邪引いて
どーする、何も出来ねーじゃんか。」
あの、ますます意味がわからないんだけど。
「要するに、kz会議で話し合わないとアーヤが運が悪いっていう
意味が伝わらないって事だろ。」
キョトンとしている私に翼が微笑みかける。
うーん、わかったようなわからないような…。
「じゃ、今からkz会議を始める。アーヤ、記録。」
切り替え、早っ!
私は渋々ノートを取り出す。
シャープペンの芯を出し、記録の順番をした。
「順番okです。」
私が言うと、若武はいつものように重々しく、カッコをつけて話し出す。
「では、今から夏休み特別企画について話し合う。」
切るねっ!ごめん、中途半端で。