ど、どういうことですか!?
呆然としていると、大橋先生が階段を降りてきた。
「あなた、早く帰りなさいよ。先生たちも楽じゃないのよ。最終下校時刻、あと1分よ。早く。」
あと1分何ですか!?
「ありがとうございます。さよなら」
急いで学校を出ると、リッカくんと手塚さんは、まだ学校のベンチに座っています。
外に出られないじゃないですか〜!!!
ゆっくり音を起てないように。
ですよね。
ん、何でしょうか?
ダンゴムシ?
「ひぇぇ〜〜〜〜!!!」
ダンゴムシ、怖いぃ!
「ひなみん?」
「詩音さんなの?」
あ、リッカくんと手塚さんにバレちゃいました!
頭をペコッっと下げて、学校を逃げてきました。
スーハースーハースーハー
やっと家に着きました。
「ひなみ!お帰り」
「孔雀ちゃんですか?どうしたんですか?梅くんの家に居なきゃ。」
孔雀ちゃんは、急に黙ってしまいました。
みんな変じゃないですか?
「仁、女と付き合ってる!」
梅くんがですか!?
続く