☆ナゾトキ姫は名探偵☆恋愛小説、ホラー小説

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313:真央:2017/03/26(日) 20:34 ID:oG6

>>295の続き
【ナゾトキ姫は名探偵!
〜何でもやります!答辞でも!?〜】

「詩音さん。この方は、俺と付き合っている恵理子です。」

「詩音さん初めまして。仁様のメイドをさせていただいております、望月恵理子です。」

「初めまして。詩音ひなみです。梅くんと仲良くしています。」

今、梅くん私のこと『詩音さん』って呼びましたよね?

どうしてですか?

いつも、「ひなみさん」って呼び方なのに。

「どうして解散するんですか?」

「あぁ。解散したくないなら、リッカとふたりでやってください。詩音さんとは深い関わりでいたくありません。この、俺の彼女の恵理子といたいんです。詩音さんとまで深い関わりでいることは無理です。では。」

恵理子さんも深くお辞儀して、ふたりして身を翻して帰っていった。

開きっぱなしのドア。

強い北風。

どういうことですか!?

私との関わりをなしにするということですか?

それとも、今後一切関わらないということですか?

意味が分かりません。

「ひなみ。」

服の裾を孔雀ちゃんが引っ張る。

孔雀ちゃんは、家のドアを閉めて、私の手を引いて部屋の中に戻った。

「ひなみ。」

「何ですか?」

「追いかけなくていいの?ひなみがかわいそう。」

追いかけたい。

でも追いかけたら、楽しい幸せの時間の幕を閉じてしまう。

迷惑どころじゃありません。

それに、関わっては駄目なのです。

「孔雀ちゃん。ひとりにしてくれませんか?」

「いいよ。」


続く


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