もうすぐ1000いくね…
短めですが!
僕らは、大学生だ。
今、僕の隣の席に、キドがいる。
キドの呟きを、僕は聞いた。
聞きのがしそうな程、小さかった。
聞きのがしそうな程、弱々しかった。
「可愛げ…ないな…私…」
どこか、遠くを見る視線は…寂しくみえた。
ねぇ?
『キド。』
『十分キドはかわいいよ?』
『ねぇ…』
『僕はキドが好きだよ。』
「なんて…言えたら…なぁ…」
僕の声は、窓からふく風に…
かき消された。
変わりに、別のことを言う。
「夏の…匂いがするね」
「懐かしいね…あの日々を、思い出す」