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91:破壊神あろま様◆R2 <今日も俺は嘘をつく>第4話~お見舞い~:2016/12/04(日) 17:28 ID:6pc

数日後
今日は、雨が降っている。
そんな景色を見ても、外に出たい気持ちが増す。
 俺は今、外に出られない。
まともに歩くことが出来ないし、はるちゃんの話によると、外のバイ菌に触れると、病状が悪化するらしい。
 俺の担当医の二人とは、呼び捨て、ニックネーム、タメ口で話すほど仲良くなった。
時々、誄から「遊ぼ」って言われて、遊ぶこともある。
また遊びたいなー、なんて思ってると、ドアが開いて、カラ松が入ってきた。
カラ松は、カッコつけながら
「待たせたな、マイブラザー☆」
と言う。
あー、痛い痛い痛い!肋骨ボキボキだよwww
「ほんっと、カラ松イッタいよねぇ!」
そう言うと、カラ松はしょんぼりして、
「また俺はブラザーを傷付けてしまった… なんてギルドガイ…」
と言う。
ぎゃああああ!
アバラあああああああ!!
「痛い痛い痛い!お前もう黙れぇ!」
そう言うと、カラ松は素直に黙る。
あー、危なかった。全身の骨と共に、精神も折れそうだったよ…ww
病状悪化したかもーwww
「おそ松が元気そうで何よりだ。」
にこりと笑い、カラ松がそう言う。
元気…か。そうでも無いけどね。
毎日、発作が起きるようになって、凄くしんどい。
最近、最も酷かったのが、胃酸を吐いた時だ。
あの時の事は、思い出すだけでもしんどいので、話さないでおく。
その事が顔に出ていたのか、カラ松が心配そうに顔を覗き込む。
「どうした、おそ松?何か、嫌な事でもあったのか?」
変に心配を掛けたくないので、作り笑いを浮かべ、「別に。」と言った。
カラ松は安心したように「そうか。」と笑顔で言った。
カラ松はポケットの中から紙を取り出して、俺に渡した。
紙を開くと、母さんが書いたであろうきれいな字で

『(月)  (火)  (水)  (木)  (金)
カラ  チョロ 一  十四  トド
(土)   (日)
兄弟全  家族全』

と書かれてあった。
カラ松が頬を人差し指で掻きながら
「家族と相談して決めたんだ。」
と言った。
これから、毎日みんなが来てくれるって思って、とても嬉しかったよ。

第4話終了


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