キャンディ版サウスパーク

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1:キャンディ◆ok:2016/10/28(金) 22:20 ID:V7k

どうも!キャンディです!

今回はアメリカのアニメ「サウスパーク」の
ほのぼの小説を書いていこうと思います!

私の友達の皆さんも、ぜひ書きに来てくださいね!
それでは、よろしくお願いします!

30:キャンディ◆ok:2016/11/12(土) 11:32 ID:x2k

〜サウスパークおとぎ話 カイデレラ〜


ある所にカイデレラという息子がいて、彼の本当の家族が亡くなった後、
ウェンディという新しい母と、ピップとクレイグという2人の兄がやって来た。

そのせいでカイデレラは毎日、3人にイジめられるようになってしまった。
そんなある日、お城から舞踏会への招待状が届いた。

カイル(カイデレラ)「楽しそうだね!早速行こうか!」
ウェンディ「なに言ってるのよ、服がみずほらしいくせに!」
ピップ「悪いんですけど、留守番している間に掃除してもらえませんか?」
カイル「そんな!!ひどいよ!!」

3人は家を出て行った。
カイデレラが落ち込んでいると、悪魔のような魔法使いがやって来た。

ダミアン「心配いらないぞ。我に任せるのだ。」
カイル「うわぁっ!悪魔だ!」
ダミアン「なに驚いている!我は決して悪い事はせん!カボチャを取ってくるのだ!」

カイデレラは畑からカボチャを取った。

カイル「持ってきたけど…なにするつもりなの?」
ダミアン「見ていればわかる。それっ!」

魔法使いはカボチャに向けて杖を振ると、カボチャは馬車に変わった。
カイデレラのみずほらしい服もドレスに変わった。

カイル「(ええ〜…僕は男なんだけど…まぁいいか!こういうの慣れてるし!)」

カイデレラは女装が好きなのだ。

ダミアン「さぁ、行って来るのだ。ただし、夜の12時までには戻ってくるのだぞ。魔法が解けてしまう。」
カイル「ありがとう!行ってきま〜す!」

カイデレラは手を振って出て行った。魔法使いも手を振り返した。

31:キャンディ◆ok:2016/11/12(土) 12:01 ID:x2k

カイデレラがお城に入ると、周りのみんなは驚いたり笑ったりした。

カートマン「おいケニー、見ろよ!あいつ男っぽくね?」
ケニー「本当だ〜…でもドレス着てるよ〜?」
バターズ「俺は女の子だと思うけど…。」


スタンというお城の王子様がカイデレラの所にやって来た。

スタン「女装か…?おもしれーやつだな!俺とダンスで遊ぼうぜ!」
カイル「うん!ダンスって遊びなの?」
スタン「おう!暇だから舞踏会開こうと思ってよ!」
カイル「王子様って暇人なんだ…。」

そんな風に話しながら踊っていると、12時の鐘が、ボーン、ボーンと鳴り出した。

カイル「(あ、やばい!)」

カイデレラは急いでお城を出て行った。

スタン「あ、おい!どこ行くんだよ!」

スタン王子は追いかけようとしたが、残っていたのはガラスの靴だけだった。

32:キャンディ◆ok:2016/11/12(土) 12:12 ID:x2k

スタン「この靴の持ち主と仲良くなりてぇな〜…。」

その一言で、みんなはガラスの靴を合わせる事になった。
ウェンディとピップは無理やり履こうとしたが、入らなかった。
クレイグはなぜか履きたがらない。

クレイグ「待てよ、コレ女子のだろ!」
ピップ「クレイグ兄さんは女子力がないんですか!?」
クレイグ「あるわけねーだろ!うちにいる女子は母さんだけだ!」
ウェンディ「私は入らなかったわ。カイデレラはどうなのかしら?」

カイデレラは恥ずかしがりながら、ガラスの靴に足を入れた。
魔法使いがやって来て、カイデレラの服をドレスに変えた。ウェンディ達は驚いている。

クレイグ「じょ、女装してたのか…。」
カイル「慣れてるから大丈夫だけどね…アハハ…。」


カイデレラは苦笑いをすると、カボチャの馬車でお城へ向かった。
お城ではスタン王子が微笑んで待っていた。

スタン「俺はずっと独りきりで暇だったんだ。
だからお前とは楽しく過ごせそうだぜ!」

カイル「舞踏会で遊び相手を探してたの?」
スタン「そうさ!これからずっと一緒に遊ぼうな!」
カイル「うん!」

こうしてスタン王子とカイデレラは、仲良く幸せに暮らしましたとさ。

33:キャンディ◆ok:2017/01/02(月) 08:53 ID:hAk

〜みんなが入れ替わっちゃった!?〜


スタン「ねぇ、カイル。僕…いや、俺は本当にスタンなの?」
カイル「全然わかりませ〜ん!アッハッハ!」

スタンは自分を指さして、カイルを見つめた。
カイルは大笑いしている。

ピップ「おいお前ら!これは一体どういう事なんだ!?」
クレイグ「へい!なんだか楽しそうだな!」

ピップとクレイグが走ってやって来た。

スタン「僕にもわかんないよ!朝起きたらカイルっぽくなっていたんだ!」
ピップ「もしかすると、俺たち…。」
スタン「どうしたの、ピップ?」
ピップ「俺たち、入れ替わったのかもしれねぇ…。」
スタン&カイル&クレイグ「ええ〜〜っ!?」

ピップの言っている事は正しかった。
スタンはカイルに、カイルはピップに、ピップはクレイグに、クレイグはスタンになっていたのである。

34:キャンディ◆ok:2017/01/02(月) 09:11 ID:hAk

クレイグ(スタン)「へい!こういうのも楽しいな!騒ごうぜ〜!」
スタン(カイル)「騒ぐ気になれないよ!」

いつも騒いでいるのはスタンだが、常識人になってしまっているので、騒ぐ事は出来ない。
サウスパークで一番の常識人クレイグも、明るくなってしまっていた。


クレイグ(スタン)「カイル!スタンの姿で女装出来るか?」

クレイグがニヒヒと笑うと、スタンとピップはツッコミを入れた。

スタン(カイル)「スタンが女装したって事になっちゃうじゃん!」
ピップ(クレイグ)「それに、スタンはお前だろ!」

どんなにツッコんでも、クレイグは話を聞かない。

クレイグ(スタン)「…で、女装出来るか?」
スタン(カイル)&ピップ(クレイグ)「だからやらないって!!」
カイル(ピップ)「僕は見てみたいですね!」
スタン(カイル)&ピップ(クレイグ)「君は黙ってて(お前は黙ってろ)!!」

カイルが目を輝かせると、スタンとピップは怒鳴った。

35:キャンディ◆ok:2017/01/02(月) 09:37 ID:hAk

カイル(ピップ)「ジェントルマンである僕が、こんな姿になっちゃっていいんですか!?
これからどうやってティータイムすればいいのでしょうか…!」

カイルは上を向きながら右腕で両目を当てて、噴水のような涙を流した。

スタン(カイル)「ええ〜っ!?それって僕の姿が気に入らないって事!?」

スタンは驚きながらカイルにツッコんでいると、後ろでピップがクレイグにツッコんでいた。

クレイグ(スタン)「カ〜イル〜!1回でいいから女装してくれ〜!」
ピップ(クレイグ)「いいから黙ってろ!!」

スタンはカイルとクレイグたちを交互にキョロキョロすると、上を向いて叫んだ。

スタン(カイル)「もう誰が誰だかわかんないよ〜〜!!誰か助けて〜〜!!」


スタン「…はっ!?」

スタンは自分の叫び声で目を覚ました。スタンは夢を見ていたのである。

スタン「なんだよ、夢だったのかよ〜!アッハッハッハッハ!」

さすがスタンだ。起きたばかりなのに明るく大笑いしている。
スタンは近くの窓から外を見た。外は晴れていて、小鳥が鳴いている。

スタン「…よし!朝メシ食ったら、カイルたちの所へ行くか!」

スタンは、夢であった出来事をカイルたちに話そうと思いながら、
ベッドから降りて部屋を出て行ったのであった。

36:キャンディ◆ok:2017/01/02(月) 22:22 ID:hAk

〜スタンの弟がやって来た!?〜


スタンが歩いているのを見つけたカイルは、スタンに駆け寄って話しかけた。

カイル「やぁ、スタン!」
本家スタン「やぁ、カイル。」
カイル「あれ?なんだか元気がないね。どうしたの?」

遠くでもう1人のスタンがぴょんぴょん跳ねていた。

スタン「へいカイル〜!」
カイル「えっ…!?」

カイルは2人のスタンをキョロキョロ見比べた。

カイル「スタンが2人!?」
スタン「へい!なんで俺がここにいるんだ?」
本家スタン「気がついたら、この世界に来てて…。」
スタン「ドッペルゲンガーか?」
カイル「いやそれ怖いよ!」
スタン「わりぃわりぃ!冗談さ!」

カイルは呆れてため息をついた。

37:キャンディ◆ok:2017/01/02(月) 22:32 ID:hAk

カイル「もしかして、過去や未来から来たのかも!」

カイルは両手をポンッと叩くと、本家スタンは首を振った。

本家スタン「俺は…本家の世界から来たんだ。」
スタン&カイル「本家の世界?」
本家スタン「そう。俺の方が本物なんだ。」
カイル「だから性格がこっちの方のスタンと正反対なんだね…。」

スタンは腕組みをして目をつぶっていたが、しばらくすると両手をパンと叩いて明るく言った。

スタン「よし!今日からお前は俺の弟だ!」
本家スタン「ええっ!?」
カイル「なんでそうなるの!?」

スタンは手を広げて微笑む。

スタン「だって、俺と俺が出会うなんて珍しいだろ?」
カイル「確かにそうだけど…。」
本家スタン「まぁ、せっかくだから…。」

本家スタンは苦笑いしながらうなずいた。

38:キャンディ◆ok:2017/01/02(月) 22:44 ID:hAk

スタン「よっしゃ!今日からよろしくな、弟!」
本家スタン「うん。よろしくね、兄ちゃん。」

スタンは本家スタンの肩を組んだ。

しかしこのままだと、どっちがどっちなのかは性格で見ないとわからない。
どっちのスタンも服が同じ色だからだ。


スタンは着替えようと家に戻ると、カイルは本家スタンに聞いた。

カイル「あ、待って!あのさ、君の世界にも僕はいるんだよね?」
本家スタン「もちろんだよ。」

カイルも着替える事にした。どっちが本家のカイルなのかと
本家スタンが混乱するかもしれないと思ったからである。

スタンは茶色い上着から青い上着に、青いズボンから茶色いズボンに着替えた。
カイルはオレンジの上着から黄色い上着に着替えた。

スタンとカイルは他のみんなにも着替える事を勧めた。
こうして本家スタンは、スタンの弟として一緒に暮らす事になったのであった。

39:キャンディ◆ok:2017/04/15(土) 19:24 ID:3nc

〜Wスタンとスタン3兄妹が誕生!〜


スタン「……。」
本家スタン「な、なに?顔になにかついてる?」

スタンは本家スタンをジッと見つめていた。
本家スタンは慌てて、片手で顔をはたく。

スタン「いや〜、こうして見ると…お前が可愛く見えてきてなぁ〜…!」
本家スタン「そ、そうかな?」

どっちのスタンも頬が赤く染まっている。
そんなやり取りをしていると、カイルと1人の少女がやってきた。


少女は、黒髪のツインテールで、黄色いポンポンがついた水色の帽子をかぶっている。
名前は「ステラ・マーシュ」だ。彼女はスタンの実の妹で、7歳(小学2年生)である。

ステラ以外のサウスパークの住人は、全員8歳(小学3年生)なのだ。

ステラ「お兄ちゃん!弟が来たって本当なの?」
スタン「そうさ!ここにいるぜ!」
本家スタン「どうも、こんにちは〜。」

本家スタンは頭を下げた。


カイル「どっちのスタンも8歳だよね?
だとしたら、ステラちゃんは末っ子になるって事?」

スタン「確かにそうだな!俺と弟って同い年だよな?」
本家スタン「うん!俺も8歳だよ!」

スタンは本家スタンを見て聞いた。
本家スタンはうなずいて答える。

40:キャンディ◆ok:2017/04/15(土) 20:00 ID:3nc

本家スタン「でも、なんで急にそんな事を聞くの?」

本家スタンは、スタンとステラが兄妹だという事を知らないのである。

スタン「ステラは俺の妹だからさ!」
ステラ「そう!ステラだよ!よろしくね!」
本家スタン「うん、よろしくね、ステラ。」

本家スタンは優しく微笑んだ。
スタンは両手を腰に当てて笑う。

スタン「今日から俺たちは3兄妹だな!」
ステラ「わ〜い!やった〜!」
カイル&本家スタン「そ、そんなに嬉しい!?」

カイルと本家スタンは、嬉しそうに飛び跳ねるステラを見て、ツッコミを入れた。
スタンと性格が正反対な本家スタンも、常識人なのである。

だが、実は本家スタンは照れていたのであった。


しばらくすると、カイルは「ハッ!」と、なにかを思い出したかのように言い、
本家スタンを見てこう問いかけた。

カイル「そういえば、君の事はなんて呼べばいいの?」
本家スタン「えっ…?」
スタン「あ、そっか!同じ名前だもんな!」

スタンは両手をポンッとたたいた。

ステラ「え〜でも、ステラはお兄ちゃんって呼びた〜い!」
カイル「それだとどっちかわかんないじゃん!」

41:キャンディ◆ok:2017/04/15(土) 20:14 ID:3nc

本家スタン「俺は今までスタンって呼ばれていたけれど…なんでもいいよ。」
ステラ「じゃあ、お兄ちゃんって呼ぶね!」
スタン「俺も弟って呼ぶわ!」

スタンとステラは明るく即答をした。

カイル「スタンとステラちゃんがそう呼んでも、兄妹じゃない僕が呼ぶのに困るから!
え〜っと…本当にどうしたらいいの…!?」

カイルは必死で呼び名を考えた。
だが、あたふたしているので、ちっとも考え付かない。


しばらくすると、スタンは意見を出した。

スタン「スタンだから、『スーちゃん』っていうのはどうだ?」
カイル&本家スタン「なにそれ!?」
スタン「アダ名だぜ!」
本家スタン「え〜…なんかやだ…。」

スタンはふざけているかのように笑っている。
本家スタンはため息をついた。自分で「なんでもいい」と言ったのに。

スタン「じゃ、『ドッペルゲンガー』っていうのはどうだ?」
本家スタン「それもイヤだよ!!」

本家スタンは大声で即答をした。

42:キャンディ◆ok:2017/04/15(土) 20:28 ID:3nc

カイル「弟だからって調子に乗らないでよ!!かわいそうじゃん!!」
本家スタン「『なんでもいい』って言った俺がバカだったよ!!」

本家スタンは大声でそう言ってうつむいた。泣きそうな顔をしている。
すると、スタンは本家スタンに近づき、頭をなでた。

スタン「悪かったな、弟よ…。」
カイル&本家スタン「えっ…?」
ステラ「お兄ちゃん…?」

本家スタンは少し顔を上げた。


スタン「お前はドッペルゲンガーじゃないぞ。俺の大切な弟だ。」
本家スタン「兄ちゃん…!」
カイル&ステラ「おぉ〜…!」

本家スタンはもっと顔を上げた。

カイル「なんかスタンかっこいい…!」
ステラ「お兄ちゃんって本当はとっても優しいんだよね〜!」
本家スタン「俺も…兄ちゃん大好きだよ。」

本家スタンはステラの言葉を聞くと、そう言ってスタンに抱きついた。


カイル「よかったね、弟……あっ、そうだ!『弟くん』っていう呼び名はどう?」

カイルは自然と「弟」という言葉を口にすると、呼び名が思いついた。
本家スタンはイヤそうな顔をしていない。むしろ微笑んでいる。

本家スタン「いいね…!」
スタン「いいってよ!」

本家スタンは小声で賛成すると、スタンはカイルを見て伝えてあげた。

カイル「やった!ありがとう、弟くん!これからよろしくね!」
本家スタン「うん!」

こうして、本家スタンはスタンたちと仲良くなったのであった。

43:キャンディ◆ok:2017/04/16(日) 11:22 ID:3nc

〜スタンと少年〜


ステラ「お兄ちゃ〜ん!ここにステラの本ない〜?」

ステラはスタンの部屋に入った。どうやら本を探しているらしい。
スタンは仰向けに寝転がって足を組み、漫画を上に持って読んでいた。

スタン「なんていう本なんだ?」

スタンはステラがいる所へ顔を向ける。

ステラ「名作絵本シリーズだよ!大きくて分厚いの…。」
スタン「ん〜?なんかどっかで見た気がするな…。」

ステラは児童書が大好きなのである。
このスタン3兄妹は仲が良く、3人で一緒に読む事が多いのだ。

スタンは漫画を閉じて床に置き、起き上がって本棚へ近づいた。
2人で本の背表紙を1つ1つ見ていた…その時!

スタン「…ん?」
ステラ「どうしたの?あった?」

スタンはなにかに気づいて、1つの本に注目したのである。
他の本棚で探していたステラは、スタンの所へ近づいた。

スタンは1冊の分厚い本を取り出して開いては、目を輝かせた。

スタン「うわ〜!懐かしいな、オイ!」
ステラ「なになに?」

ステラはスタンの隣で、本の中身をのぞきこんだ。
本には小さい頃のスタンの写真がいっぱい貼ってある。そう、それはアルバムであった。

44:キャンディ◆ok:2017/04/16(日) 11:52 ID:3nc

ステラ「本当だ!お兄ちゃん可愛い〜!」
スタン「そうか〜?この頃のステラも可愛かったぜ〜?」

2人は児童書の事を忘れ、アルバムをずっと見ていた。
写真を指さして、思い出を楽しく話している。


本家スタン「も〜う、ステラ!白雪姫とかシンデレラとかを探すんじゃなかったの!?」

笑い声を聞きつけた本家スタンは、スタンの部屋に入ってきた。

ステラ「あ、ごめん!そうだった!」
スタン「すまねぇ!ついアルバムを見つけちまってよ…!」

スタンとステラは笑いながら謝った。


本家スタン「兄ちゃんとステラったら……って、ん?もしかしてこれじゃない?」

本家スタンがつられて笑っているとなにかに気づき、本棚に近づいて1冊の本を取り出した。
表紙には「名作絵本」と大きく書かれている。

ステラ「あ、それそれ!ありがとう!」
本家スタン「いえいえ!…でも、なんで兄ちゃんの部屋に?」
スタン「面白そうだったからつい…。」
ステラ「通りでステラの部屋からなくなっていると思ったら…!」

3人は楽しそうにアハハと笑った。


しばらくすると、カイルとピップとクレイグの3人が、スタンの家にやってきた。

カイル「スタン、スタン!いないの!?」

カイルは慌てているかのように、何回もドアをノックをした。

スタン「へい!どうしたんだ?」

スタンは、いつものように元気よくドアを開けた。だが、カイルの様子がおかしい。
オロオロとしていて、落ち着きがないのである。

45:キャンディ◆ok:2017/04/16(日) 12:12 ID:3nc

スタン「…カイル、どうしたんだ?」

スタンは無表情でカイルを見た。
カイルはなにかを言いたいようだが、言えなさそうに下を向いている。

ピップ「カイルくんったら、本当に怖がりなんですね!」
スタン「どういう事だ?」

ピップはカイルの背中をポンッとたたいて笑った。スタンは全く状況をつかめない。

クレイグ「あのな、さっきピップが怖い話をしてきてよ…。」

クレイグが説明をしてあげると、スタンに明るい笑顔がもどった。


スタン「なんだよ〜!それなら俺にも聞かせてくれよ〜!」
カイル「や、やめなよ!…スタンは幽霊信じる?」
スタン「幽霊?そんなの信じねぇ!俺がそいつをぶっ飛ばすからな!」
カイル「…スタンならそう言うと思ったよ。僕もできれば信じたくないなぁ〜…。」

本当は「○○○?そんなの必要ねぇ!俺がそいつをぶっ飛ばすからな!」と言うのだ。
「○○○」の部分は、「勉強」や「病気」などの名詞が入る。

スタン「スタン・ライトニングで悪霊退散してやるぜ!」
ピップ「僕は一緒にティー・タイムしたいですね!」
クレイグ「いやその前に逃げろよ!」

「スタン・ライトニング」というのは、スタンの必殺技である。
この4人は魔法が使えるのだが、幽霊を魔法で倒したいと言った者はスタンだけだった。

46:キャンディ◆ok:2017/04/16(日) 12:28 ID:3nc

スタン「なぁ、ピップ!頼むから俺にも怖い話を聞かせてくれよ!」
ピップ「いいですよ!あのですね……。」

ピップはスタンに耳打ちをした。
またカイルに聞かせるわけにはいかないからである。


ピップ「このサウスパークにも、幽霊が出るそうなんですよ!」
スタン「はぁ!?マジで!?」

スタンは驚きながら大声を発した。

ピップ「はい!夜中に公園に行くと、会えるらしいですよ!」
スタン「そうなのか?だったら今夜行ってやるぜ!」
カイル&クレイグ「ええっ!?(はぁ!?)」

スタンは自信満々な表情で、胸をドンとたたいた。
カイルとクレイグは止めようと反対する。


カイル「ウ、ウソだよね…?」
クレイグ「なに信じているんだよ!ただのウワサだからいるわけないだろ!」

スタン「ウワサを解決するためにやるのさ!ずっとさまよい続けられるのはイヤだろ?
だから、このスタン様がぶっ飛ばせば……はい解決☆」

スタンは「はい論破!」の真似をして、手をパーに開いた。

クレイグ「あっそ。なら勝手にしろ。」
ピップ「よろしくお願いしますね!」
スタン「ああ!」

カイルとクレイグは呆れてため息をつき、ピップは頭を下げた。

47:キャンディ◆ok:2017/04/16(日) 12:50 ID:3nc

そして夜中。ステラと本家スタンが寝ると、スタンはこっそりと家を出た。
ウキウキしながら、走って公園へ向かっていく。

スタン「どんな幽霊なんだ?本当かはどうかわからないけど、楽しみだぜ!」


公園に着くと、辺りをキョロキョロ見回した。
よく見ると、ベンチには誰かが座っている。

スタン「へい!お前がウワサの幽霊か?」

スタンは走って相手に近づくと、元気よく声をかけた。
ベンチに座っているのは、スタンと同じく8歳ぐらいの少年だった。

少年は下を向いて泣いている。スタンは優しい口調で聞いた。

スタン「どうしたんだ?」
???「みんな、僕を怖がるなんてひどいよ…。なにもしてないのに…。」
スタン「どうしてこんな時間にいるんだ?」
???「僕の思い出の場所だから。…君は、僕の事を覚えてる?」

少年は顔を上げてスタンを見た。


スタン「えっ…?えっと…。」

スタンは必死に思い出そうとするが、なかなか思い出せない。

???「君は確か、スタンくんだよね。」
スタン「ああ、そうだが…。なんで知っているんだ?」
???「小さい頃、よく遊んでいたじゃん。」
スタン「小さい頃…?……あっ!」

スタンは目を見開くと、両手をポンッとたたいた。

スタン「お前、もしかして…!カルロスか!?」
カルロス「そう!」

彼の名はカルロス・ホイットフィールド。スタンの幼馴染なのである。

48:キャンディ◆ok:2017/04/16(日) 13:03 ID:3nc

スタン「うわ〜!久しぶりだな!」
カルロス「うん!僕もずっと会いたかったよ!」

2人は嬉し泣きをし、抱き合った。

スタン「お前、引っ越したハズだろ?遊びに来てくれたのか?」
カルロス「うん、そうだよ!」

カルロスは明るくうなずいた。


スタン「でも、なんで幽霊扱いされているんだ?」
カルロス「あぁ、それはね……。」

スタンはベンチに座り、カルロスの隣で話を聞く事にした。
カルロスは悲しそうに話す。

カルロス「引越し先で病気になっちゃったからなんだ…。」
スタン「病気?」
カルロス「うん。入院したんだけど、治らなくて…。」
スタン「それってつまり、まさか…!」

スタンは驚くと、カルロスは黙ってうなずいた。
実はカルロスは、病気で亡くなってしまっていたのである。

49:キャンディ◆ok:2017/04/16(日) 14:00 ID:3nc

スタン「ウソだろ…!?」
カルロス「ごめんね、急にそんな事を言っちゃって…。」

スタンは泣きそうになった。カルロスも悲しそうに謝る。

スタン「大丈夫だ。俺こそ、気づいてあげられなくてごめんな…。」
カルロス「ううん。引っ越しちゃったから、仕方ないよ。」
スタン「そうか…。」

スタンは何回もうなずいた。


しばらくすると、スタンは両手をポンッとたたき、昼の出来事を話した。

スタン「あ〜そうだ!俺さ、昼にアルバム見たんだけどよ〜…!」
カルロス「あ〜!確かに見てたよね!ステラちゃんと一緒に…。」

スタンが「小さい頃に撮った、俺とお前の写真があったぜ!」と言おうとすると、
カルロスはすぐに反応をした。

スタン「知っているのか?」


カルロス「うん。見えなかったかもしれないけど、ちゃんと空から見ていたよ!」
よく言うでしょ?見えぬけれどもあるんだよって…。」

カルロスは、「星とたんぽぽ」という詩の一部を言った。

スタン「ああ、確かに聞くな!昼のお星は目に見えぬ…ってやつだろ?」
カルロス「そうそう、それそれ!最近、僕はこの詩が好きになったんだ!」
スタン「へ〜!確かにお前らしい詩だよな!」

スタンは笑顔でうなずくと、カルロスの表情は明るくなった。


カルロス「ありがとう!その詩の通り、僕の姿は見れなくなっちゃうと思うけど、ちゃんといるからね!」
スタン「ああ!ずっと一緒だぞ!」

スタンは両手を差し出し、カルロスの片手をにぎった。
心の中で「スタン・スマイリー・レインボー!」と、笑顔の魔法を唱える。

カルロス「魔法だ…!ありがとう…!」

スタンの魔法がカルロスに伝わると、カルロスは優しく微笑んで立ち去った。

スタン「えっ!?ちょっ…!」

スタンは片手を伸ばし、どこに行くのか聞こうとした…その時!


カルロス「本当にありがとう、スタンくん…!」
スタン「…!!」

なんと、空からカルロスの声が聞こえてきたのである。
スタンは、満天の星が輝いている夜空を見上げ、微笑むのであった。

50:キャンディ◆ok:2017/05/13(土) 14:01 ID:uf2

〜スタンと少年 その後〜


スタンとカルロスが別れて数時間後、夜が明けた。
夜中に外を出たスタンは、家で私服のまま寝過ごしていた。

スタンの家の前では、カイルとピップとクレイグが待っている。
カイルはドアをノックしていたが、昨日のように慌ててはいなかった。優しくドアをたたいていたのである。

カイル「スタン、起きてる?」

声とノックに気づいた本家スタンは、スタンを起こした。

本家スタン「兄ちゃん、カイルが来てるよ。」
スタン「う〜ん…スタこま…。」

スタンは口癖である「スタこま」を使い、横ピースをした。
眠い目をこすりながら、ドアを開ける。

スタン「へいカイル〜、おはようだぜ…。」
カイル「おはよう、昨日はどうだった?」
ピップ「幽霊の話が聞きたいんです!」
クレイグ「本当にいたのか…?」

カイルは冷静に、ピップは興味津々に、クレイグは半信半疑でスタンを見ていた。

51:キャンディ◆ok:2017/05/13(土) 22:05 ID:uf2

スタン「いたぜ…。」
ピップ「やっぱりいたんですね!」

スタンは悲しそうに下を向いた。
ピップは「いた」と聞いた瞬間に笑い、スタンの様子を気にしなかった。

スタン「いたけど…その…。」
カイル「スタン、どうしたの?」
スタン「実はな…。」

スタンは昨日の出来事を全て話した。

カイル「ええっ!?そうだったの!?」
クレイグ「カルロス…ウソだろ…?」
ピップ「ごめんなさい、カルロスくん…。」

カイルたちは泣きそうになった。
小さい頃、スタンたちとカルロスの5人で遊ぶ事が多かったからである。

52:キャンディ◆ok:2017/05/13(土) 23:25 ID:uf2

スタン「ちょっとカルロスからも話を聞いてみるか?」

カイルたちは黙ってうなずいた。
スタンは魔法でカルロスの姿を映す。カルロスも悲しそうな顔をしていた。

カルロス「僕だって、まだまだ遊びたかったよ…。」
カイル「そうだろうね…。病気にかかったって気持ちよくないし…。」
スタン「俺がお前のそばにいたら、お前の病気を治せたのによ…!」

スタンは泣き出した。スタンが泣くと雷が落ちるので、ゴロゴロという音が空に響いた。
ピップはスタンの背中をさすりながら、カルロスに聞いた。

ピップ「もし、ここに戻って来れたら、また僕らと遊びたいですか?」
カルロス「うん…、戻れたら嬉しいのに、無理なんだよね…。」
ピップ「いいえ、僕があなたを復活させてみます!」
スタンたち「ええっ!?」

ピップは強く首を横に振って、本気そうな顔で言った。
つまり、ふざけではなさそうだったのである。

スタン「マ、マジで言ってんのか!?」
カイル「ピップ、なに言ってんの!?」
クレイグ「どうやって復活させるんだ!?」
カルロス「本当に…!?」

スタンたちは驚いていた。
いつも明るいボケ役であるスタンも驚くほど、衝撃的な発言だったのであろう…。

53:キャンディ◆ok:2017/05/13(土) 23:38 ID:uf2

ピップ「では、行きますよ……!ピップ・リザレクション!!」

ピップは大きく息を吸うと、大声で魔法を唱えた。
彼は光属性なのだが、回復や復活の魔法も使えるのである。

カルロスは両手を広げ、自分のお腹の辺りを見た。

カルロス「これで…戻れたの…?」
ピップ「はい、僕の手を触ってみてください!」

ピップは片手の手の平をカルロスに向けた。
カルロスも片手をピップの手に近づけていく。

すると、カルロスはピップの手に触れる事ができた。

カルロス「本当だ…!僕、生きてる…!ありがとう、ピップくん!」
ピップ「いえいえ、ジェントルマンとして当然ですよ!」
カイル「ジェントルマンってそんな事するの?」
クレイグ「ま、これで解決できたというわけか。」

クレイグは腕組みをしてうなずいた。

スタン「これからもよろしくな、カルロス!」
カルロス「うん!」

クレイグ「待てよ、家とかはどうするんだ?」
スタン「俺が魔法で建てるから大丈夫だぜ!ピロリ〜ンってな!」
カイル「ピロリ〜ンってなに!?なんの効果音!?」
みんな「アハハハハ!」

こうしてカルロスは、再びサウスパークに戻る事ができたのであった。

54:キャンディ◆ok:2017/05/13(土) 23:50 ID:uf2

新キャラ紹介


☆ステラ・マーシュ

サウスパークのオリキャラ。スタンの実の妹。
7歳なので、スタン3兄妹の末っ子となる。2人の兄(Wスタン)の事が好き。
一人称は「ステラ」。二人称は「あなた」、「〜くん」、「〜ちゃん」、「〜さん」。


☆カルロス・ホイットフィールド

サウスパークのオリキャラ。スタンの幼馴染の男の子で、おとなしい性格。
小さい頃はスタンたちとよく遊んでいたが、途中で引っ越してしまった。
実は引越し先で病死してしまった事が判明されたが、ピップの魔法によって復活できた。
一人称は「僕」。二人称は「君」、「〜くん」「〜ちゃん」「〜さん」。


☆クライド・ドノヴァン

マイペースな男の子。泣き虫な所がある。
名前がクレイグと似ているので、ピップに「クレイグくん」と間違われてしまう事がある。
だが、クライドはボケ役なので気にしていない。
実はスタンに憧れていて、「魔法が使えたらな〜…。」といつも思っている。
一人称は「俺」。二人称は「君」、呼び捨て、「〜さん」。


☆ベーベ・スティーヴンス

優しい女の子。ウェンディが冷たい態度を取ると注意するしっかり者。
面倒見がよく、小さい子と遊ぶ事が大好きなので、本家スタンやステラと仲がよい。
一人称は「私」。二人称は「あなた」、呼び捨て、「〜さん」。

55:キャンディ◆ok:2017/05/14(日) 09:20 ID:uf2

☆本家スタン

スタンの弟。本家サウスパークの世界からやってきた。
最初は兄のテンションについて行けなかったが、今はお兄ちゃん大好きっ子となっている。
スタンの事を「兄ちゃん」と呼んでいて、スタンとステラ以外のみんなからは「弟くん」と呼ばれている。
一人称は「俺」。二人称は「お前」、「君」、呼び捨て。

56:キャンディ◆ok:2017/06/03(土) 15:47 ID:El6

〜Let's Go、ミラクルタウン!〜


スマイルタウンに続いて、また別の町からスタンの友達がやって来た。
フレッシュワールドに住む宮花(みやはな)いちごと、まったり村に住む悪咲(あくさき)ほのあである。

いちご「ヤッホ〜、スタン!遊びに来たよ〜!」
ほのあ「ここがサウスパークっていう所なんだね〜!」
スタン「そうさ!来てくれてサンキュー!」

らら、るる、りりの3人も、スタンたちの所へ近寄っていった。
ららとるるは嬉しそうにしている。

らら「ふぉおおおお!!いちごちゃんとほのあちゃんだ〜〜!!」
るる「しかもスタンもいる〜〜!!会えて嬉しい〜〜!!」

りり「うるさいわよ!!スタンくんはここの住人だから会えてあたりまえよ!
いちごちゃん、ほのあちゃん、こいつらが口悪くてごめんなさい…。」

りりは頭を下げた。スタンの名前を出さないのは、
スタンがららとるるの騒ぎに慣れているからである。

57:キャンディ◆ok:2017/06/03(土) 16:05 ID:El6

いちご「大丈夫だよ!私も会えて嬉しいから!」
ほのあ「ららたちも来ていたんだね!」

いちごとほのあは微笑んだ。

るる「あったりまえじゃん!!スタンたちと遊びたいんだもん!!」

るるは明るい笑顔と大声で答えた。

いちご「私も、もっとスタンたちと遊びたいな!」
スタン「センキュー!みんなで遊ぶと楽しいからな!騒ごうぜ〜!」
りり「あ、遊ぶのはいいんだけど、騒ぐのはちょっと…。」

クールな常識人のりりは、騒ぐ事がないのである。
騒ぐ事が大好きなスタンとは性格が正反対なのだ。


ららは両手をポンッとたたいた。

らら「思ったんだけどさ、みんなで同じ町に住めたら楽しくない?」

みんなは何回も激しくうなずいた。

ほのあ「いいね、楽しそう!」
いちご「うんうん!にぎやかで楽しい町になると思う!」
るる「さんせ〜い!住みた〜い!」

るるは片手を挙げた。

らら「だよね〜!住めたらいいのに〜!」
りり「なに言っているの!?みんな、それぞれ住むところがあるじゃない!」


スタンは反対しているりりを見ると、こう言った。

スタン「大丈夫さ!いい所があるぜ!」
いちご&ほのあ&らら&るる&りり「本当!?」
スタン「ああ!」

スタンはチラシを取り出した。

58:キャンディ◆ok:2017/06/03(土) 16:20 ID:El6

いちご「なになに?『ミラクルタウン、住人募集中』…?」
ほのあ「『世界観が違う所から来た者でも、気軽に住む事ができます。』」
らら「『さぁ、あなたもコラボの世界を楽しんでみませんか?』」

いちごたちがチラシに書いてある文を読むと、
るるはりりの片手を両手でにぎり、激しく揺さぶった。

るる「…だってさ!だから行こうよ、りり!」
りり「わかったわよ!わかったから離してちょうだい!」
るる「は〜い!」

るるは手を離した。


りり「はぁ…全くもう…。」
いちご「楽しそうな町だね!みんなで行きたいな〜!」
ほのあ「私も私も〜!まったり村の住人以外の子にも、ほのあんぱんをふるまいたい!」
らら「教えてくれてありがとう、スタン!」

スタンの見せたチラシは大好評だった。賛成が多かったからである。

スタン「いえいえだぜ!早速行くぞ!」
みんな「お〜〜っ!!」

みんなはグーにした片手を上に挙げると、サウスパークの駅から電車に乗る事になった。

59:キャンディ◆ok:2017/06/03(土) 16:56 ID:El6

しばらく乗っていると、アナウンスが流れた。

アナウンス「まもなく、ミラクルタウン、ミラクルタウン。」
スタン「よし、降りるぞ!」
いちご「もう着いたの?」
ほのあ「う〜ん…寝ちゃった…。」

ほのあはららに体を揺すられると、目をこすってイスから降りた。
電車から降りると、広い町へ出た。


みんな「わ〜〜!!キレ〜〜イ!!」
いちご「素敵〜!こんな町があったなんて…!」
ほのあ「こんなに大きい所へ住んじゃっていいの!?」
らら「まるで夢みたい…!ぜいたくな気分だよ…!」

辺りを見回して、景色にうっとりしていた…その時!


???A & ???B「ようこそ、ミラクルタウンへ!」

男の子と女の子が、スタンたちのいる所へやって来たのだ。

スタン「な、なんだ?」
アレン「俺はアレン!ウワサが好きな、ミラクルタウンの情報屋さ!」
リリアン「案内人のリリアンと申します!」
みんな「よろしくお願いしま〜す!」

みんなは頭を下げた。

リリアン「今日は来てくれてありがとうございます!」
スタン「いえいえだぜ!住人を募集していると聞いたんだが…。」
アレン「もちろんしているぞ!住みに来たのか?」
スタンたち「はい!(ああ!)」

アレンは笑顔で聞くと、みんなは一斉にうなずいた。

60:キャンディ◆ok:2017/06/03(土) 17:10 ID:El6

リリアン「ありがとうございます!とっても嬉しいですよ!」
アレン「家はいっぱい建っているから、好きなのを選んでくれよな!」

スタンたちが、アレンの「家はいっぱい建っている」という言葉を聞くと、スタンは言った。

スタン「家がすでにあるって事は…もう住んでるやつがいるのか?」
リリアン「いいえ、最近できた町なので、あなたたちが1番目の住人なんですよ!」
りり「だから、こんなにキレイなのね!」
るる「イエスイエスエ〜〜ス!!るるたちが第1号の住人なのだ〜〜!!」

「イエスエスエ〜〜ス!!」は、るるの口癖である。

いちご「私の友達も誘いたいな〜!」
リリアン「もちろんいいですよ!人数は問いませんので!」
ほのあ「やった〜!まったり村のみんなも連れてこよ〜っと!」
らら「うん!にぎやかな方がいいもんね!」

元の町の住人たちを誘う事にすると、スタンは言った。

スタン「ああ!…というわけで、ここに住む事にけって〜いだぜ!」
みんな「けって〜い!!」

こうして、スタンたちの新たな物語が始まったのであった。


(ここから先はミラクル☆コラボの小説となりますが、
スタンが主人公である事は変わりませんので、よろしくお願いします!)

61:キャンディ◆ok:2017/06/03(土) 17:17 ID:El6

ミラクル☆コラボの作品まとめ


☆自作品

・コメットタウン

・ハピネスタウン

・ハピネス小学校

・ピースタウン

・メグ松ちゃん


☆親友の作品

・フレッシュワールド

・フラワータウン

・ふんわりカフェ

・レインボータウン

・ムーンライトシティ

・魔法の世界

・ハッピータウン

・Sweet Shop

・Mermaid Memory

・プリュムシティ

・スタードリームプリキュア

・まったり村

・スマイルタウン

・フューチャーシティ

・フェロータウン

62:キャンディ◆ok:2017/06/03(土) 17:18 ID:El6

☆二次創作作品

・キャンディ版サウスパーク

・午後夏

・マイリトルポニー

・リセス

・キルミーベイベー

・おそ松さん

・ドラえもん


☆その他

(マリオやソニックなど主人公のみのキャラや、ミラクル☆コラボのオリキャラなど)

63:キャンディ◆ok:2017/06/10(土) 21:44 ID:El6

〜世界一の魔法使いが登場!?〜


スタンたちがミラクルタウンに住んでから数日後、
さまざまな世界からやって来たキャラクターたちが新しい住人となった。

とても仲良しな2人、スタンとるるはその事について話していた。

るる「ミラクルタウンがにぎやかになってきたね!」
スタン「ああ、そうだな!」
るる「オススメしてくれたスタンのおかげだよ!」
スタン「そうか〜?そう言ってくれると照れちまうぜ〜!」

スタンは頬を染めた。るるもニコニコ笑っている。
だが、見知らぬ少年が、2人の様子を後ろから見ていた事に気づかなかった。

???「あいつがミラクルタウンの人気者、スタン・マーシュか…。」

64:キャンディ◆ok:2017/06/10(土) 21:55 ID:El6

るると別れたスタンは、鼻歌を歌いながら歩いていた。
先ほどの少年は、スタンの後ろから声をかける。

???「おい、ミラクルタウンの人気者はお前だよな?」

スタンは振り向いた。

スタン「誰だ、お前は?」
ジャック「俺の名はジャック・ナイトリング。世界一の魔法使いさ!」

ジャックと名乗った少年は、スタンと同じく魔法が使えるのである。

スタン「ジャックって言うんだな!俺はスタン・マーシュ!
服は青いけど魔法は黄色い、雷の魔法使いさ!」

スタンは元気よく自己紹介をし、人差し指をビシッと立てた。


ジャック「やっぱりお前がスタン・マーシュなんだな。」

ジャックは腕組みをし、スタンはキョトンとした。

スタン「どういう事だ?」
ジャック「俺の方が魔法上手なのに、どうして好かれているんだ。」
スタン「急にそう聞かれてもな…。」

スタンは困ってしまい、すぐに答える事はできなかった。

65:キャンディ◆ok:2017/06/10(土) 22:13 ID:El6

しばらくすると、スタンは明るい笑顔で答えた。

スタン「まぁ俺は、サウスパークで一番の天才最強魔法使いスタン様だからな!」

ジャックは腹を立てた。

ジャック「なんだと!?じゃあ、なんで世界一の俺は好かれないんだよ!」
スタン「知らねぇよ!!俺の方が世界一なんだぞ!?」

スタンも腹が立ったので、ケンカになってしまった。
ジャックは、人気者であるスタンに嫉妬していたのである。


ジャック「そこまで言うのなら…俺と勝負だ!!」
スタン「ああ、望むところだ!絶対に負けないぞ!」

2人は、どっちが強いか対決をする事になった。
やった競技は腕相撲である。勝った者はジャックだった。

ジャック「ハハハ、どうだ!これで俺が強いって事がわかっただろ?」

ジャックは腰に手を当てて笑った。スタンはくやしそうに地面をふむ。

スタン「ちくしょう!!…まだだ、まだ諦めないぞ!」

66:キャンディ◆ok:2017/06/10(土) 22:33 ID:El6

次に行われた競技は徒競走だった。
スタンは足が速いのだが、ジャックはソニック並みの速さでスタンを追い抜いた。
つまり、2回連続でジャックが勝ったのである。

スタン「くそっ!!なんでだよ…!」

スタンは両手と両膝を地面につけ、こぶしで地面をたたきつけた。

ジャック「これで俺は人気者となるのさ…。負けたお前はかっこ悪いと言われるがいい!」

ジャックは笑いながら去って行った。
スタンは立ち上がり、ブツブツ言いながら歩いた。

スタン「なんだよ…。ただ強い事を自慢したいだけだろうが…。
なんで会ったばかりなのにケンカしないといけないんだよ…。」


だが、しばらくするとスタンは立ち止まった。罪悪感を感じたのである。

スタン「…俺も言いすぎたかもしれねぇな。
いや、一番悪いのはケンカを売ったあいつだ!あんなやつはほっとけばいいさ!」

首を横に振り、俺は悪くないと自分に言い聞かせたが、モヤモヤした気持ちになっていた。

67:キャンディ◆ok:2017/06/10(土) 23:10 ID:El6

スタン「とりあえず…ジャックの話を聞きに行こう…。」

スタンはほうきにまたがって空を飛び、大声でジャックを呼んだ。
地上を見回しながら、飛び回っている。

スタン「ジャック〜!どこだ〜!」


一方、ジャックは木の枝に座っていた。
スタンの呼び声に気づいた…その時!

ジャック「ス、スタ…うわぁ〜っ!!」

なんと、驚きすぎて尻がすべり、木の近くにある川へ落ちてしまったのである。
深い川なので、はい上がる事もできず、おぼれてしまった。

ジャック「た、助けてくれ〜!」
スタン「ジャック!今、助けてやるからな!」

スタンは地面へ下降してほうきから降り、
ほうきの掃く部分をつかんで、棒の部分をジャックに近づけた。

ジャックは両手で棒をつかみ、スタンはほうきを引っ張っていった。
おかげでジャックは川から出る事ができた。

ジャック「ありがとうな!でも、どうして助けるんだ…?さっきケンカしたっていうのによ…。」
スタン「あたりまえだろ?いくらケンカしても、人を助ける事は大切だからさ!」

スタンは笑顔で答え、こぶしを胸に「ドン!」と当てた。

ジャック「そうだよな!…さっきはごめんな。」
スタン「大丈夫さ!ケンカしたって会いたくなる…それが人間なんだからよ!」
ジャック「スタン…!(そうか!スタンは優しいから好かれるんだ!)」

ジャックは、スタンが好かれる理由がわかった。
だが、もう人気については気にしていない。

68:キャンディ◆ok:2017/06/10(土) 23:20 ID:El6

スタン「勝負の時はかっこよかったぜ!どうしたらあんな風に強くなれるんだ?」
ジャック「えっ…!?あ、あれは…。」

ジャックは驚き、戸惑ってしまった。
実は、魔法で体力を強くしていたのである。

スタンは笑顔で首をかしげた。

スタン「どうしたんだ?」

ジャックは思い切って言う事にした。
スタンは優しいから大丈夫だろうと思ったからである。

ジャック「あれは…魔法を使っていたんだ…。」
スタン「マジかよ!?」

ジャック「ズルしてごめんな…。俺、本当は運動が苦手なんだ…。
特に、泳ぐ事ができなくてよ…。あのおぼれた姿が本当の俺なのさ…。」


スタンはジャックの背中をポンッとたたき、なぐさめた。

スタン「大丈夫さ!俺だって魔法で頭をよくして、勉強をする時があるしよ!
俺とお前って、なんか似てるかもしれないな!」

ジャック「言われてみればそうかもな!改めてよろしくな、スタン!」
スタン「ああ!こちらこそよろしくな、ジャック!」

こうして、2人は仲良くする事ができたのであった。

69:キャンディ◆ok:2017/06/24(土) 13:10 ID:El6

お知らせいろいろ


・ジャックはキャンディ版サウスパークの新キャラになります!

・ミラクル☆コラボの主人公はスタンだって前に言いましたが、
ヒロインはスマイルタウンのるるちゃんになりました!

・ミラクル☆コラボの作品に「アニマルワールド(親友の作品)」と
「パワーパフガールズ(二次創作作品)」を追加します!これからも増えていくかもしれません!

70:キャンディ◆ok:2017/06/24(土) 13:30 ID:El6

〜スタンとのび太の入れ替わり大作戦!〜


ジャイアン「のび太、このあと野球するから来いよ!」
スネ夫「今日も負けたらタダじゃおかないぞ!」

ジャイアンとスネ夫がのび太にそう伝えると、すぐに去って行った。
のび太は悲しそうに下を向き、ため息をつく。

のび太「はぁ…どうしよう…。また負けて殴られちゃうんだ…。」


すると、スタンが走ってやって来た。

スタン「どうしたんだ?なんだか元気がないぞ?」
のび太「あ、スタンくん…。さっきジャイアンとスネ夫に野球を誘われちゃって…。」

のび太は体をスタンがいる方向に向けたが、顔は下を向けたままだった。
すると、スタンは笑顔で優しく答えた。

スタン「お前は野球苦手なんだよな…?俺は好きだから、代わりに出てやろうか?」
のび太「えっ、本当?」

のび太は顔を上げ、スタンを見た。

71:キャンディ◆ok:2017/06/24(土) 13:50 ID:El6

スタン「ああ!俺たちが入れ替わるのはどうだ?
つまり俺がのび太になって、のび太が俺になるのさ!」

のび太「それいいね!なんだか、ドラえもんの身代わりバーみたい!」

のび太の表情も明るい笑顔に変わっていった。

スタン「確かにそうだな!じゃあ行くぞ〜!…ほいっ!」

スタンは人差し指を立てた手を横に振り、魔法をかけた。
のび太は光に包まれ、姿が変わっていく。
光が消えると、のび太はスタンの姿になっていた。


のび太(スタン)「わぁっ、スタンくんになれた〜!」

のび太は自分の体を見て喜んだ。スタンもその様子を嬉しそうに微笑んでいる。
スタンは人差し指を立てた手を上に伸ばし、指を1回転させた。
光に包まれ、のび太の姿に変わっていった。

スタン(のび太)「どうだ?すごいだろ?」
のび太(スタン)「うん!すごいすご〜い!」

スタン(のび太)「じゃあ俺、行ってくるからな!お前は俺の家に入っててもいいぞ!」
のび太(スタン)「うん!ありがと〜〜!!」

スタンはのび太に背中を向けて去って行った。
のび太は笑顔で大きく手を振った。

72:キャンディ◆ok:2017/06/24(土) 15:55 ID:El6

グラウンドに着くと、ジャイアンやスネ夫、野球のメンバーたちがすでに待っていた。

ジャイアン「遅かったな!」

スタン(のび太)「すまね…いや、ごめんごめん!
つい道に迷っちゃって〜…!ミラクルタウンは広いからさ〜!」

スタンはてへぺろをした。

スネ夫「全く、なにしてんのさ…。ま、とにかく始めようか!」
ジャイアン「そうだな!やるぞ、のび太!」
スタン(のび太)「ああ!」


バッターはスタンがやる事になった。自信満々にバットを構えている。
のび太はグラウンドの遠くから、様子を見ていた。

スタン(のび太)「よし、来い!」
のび太(スタン)「大丈夫かな…?」

スタンが飛んできたボールを打つと、
「カーン!」という音が響き、ボールが遠くに飛んでいった。
つまり、ホームランだったのである。

スタン(のび太)「やったぜ!」
のび太(スタン)「すご〜い!ホームランだ〜!」

相手チームのターンになっても、相手は1点を取る事はできなかった。
足の速いスタンが、飛んで行ったボールに向かって走り、キャッチしたからである。

スタン(のび太)「アウト〜だぜ!」
ジャイアン「すっげ〜な、のび太!」
スネ夫「今日は調子がいいね!」
のび太(スタン)「スタンくん…かっこいい〜!」

ジャイアンとスネ夫はスタンに感心した。のび太も目を輝かせてスタンを見ている。

73:キャンディ◆ok:2017/06/24(土) 17:58 ID:El6

これなら勝てると安心したのび太は、スタンの家へ向かって行った。

のび太(スタン)「えっと…僕は今スタンくんだから…ただいまって言えばいいんだね!」

家に着いてドアを開けると、本家スタンとステラが玄関へ出迎えた。

のび太(スタン)「ただいま〜!」
本家スタン「兄ちゃん、お帰り〜!」
ステラ「お兄ちゃんだ〜!」

のび太(スタン)「へ〜!この2人がスタンくんの弟と妹か〜!可愛いなぁ〜!」

のび太が笑顔になりながら頬を染めると、
本家スタンとステラはのび太の顔を見て不思議そうに思った。

本家スタン「兄ちゃん、どうしたの?」
のび太(スタン)「ああ、いや、なんでもないぞ〜!相変わらず2人とも可愛いな〜って!」

のび太は慌てて、前に出した両手を振った。

ステラ「ありがとう!お兄ちゃんもかっこいいよ!」
本家スタン「あ、そうだ!ちょっと待ってて!」

本家スタンはなにかを思い出したように、部屋へ入っていった。

74:キャンディ◆ok:2017/06/24(土) 23:03 ID:El6

本家スタン「はい!これ兄ちゃんにあげる!」

本家スタンは部屋から出ると、のび太に1枚の紙を見せた。
紙にはスタンの似顔絵と、「兄ちゃんへ 大好きだよ」という字が書かれている。

のび太(スタン)「えっ、僕…いや、俺に?」

本家スタンは笑顔でうなずいた。

ステラ「お兄ちゃん(本家スタン)は昨日頑張って描いたんだよね!」
のび太(スタン)「ああ、ありがとうな!(弟くんって優しいんだね!)」

のび太は微笑んで紙をもらうと、スタンに伝えておこうと考えた。


一方、スタンは野球の試合を終え、のび太がいる所へ行こうとしていた。
野球で勝てた事を伝えるためである。
すると、途中でスタンの後ろから声が聞こえてきた。

しずか「のび太さ〜ん!」
スタン(のび太)「しずか…ちゃん?」

声の主はしずかだった。スタンはしずかがいる方向へ振り向いた。
しずかはピンクの箱を持っている。

しずか「クッキー焼いたの!どう?」
スタン(のび太)「えっ、いいの?」

しずか「うん!のび太さんのために作ったの!」
スタン(のび太)「ありがとう!嬉しいな!」

スタンは箱をもらうと、中を開けた。
中には何枚かのクッキーが入っている。スタンは1枚食べた。


スタン(のび太)「うん、とってもおいしいよ!」
しずか「よかった〜!」
スタン(のび太)「やっぱりしずか…ちゃんはお菓子作りが上手だね!」

スタンは普通、相手の事は呼び捨てなので、急な「ちゃん」付けには慣れなかった。
だが、今はのび太として過ごしているので、のび太のキャラを崩さない事を心がけていた。
野球の試合中に少し「だぜ」と言ってしまったが、少しずつ改善されていっている。

しずか「わぁ〜、ありがとう!そう言ってくれて嬉しいわ〜!」

しずかは頬を染めて喜んだ。

スタン(のび太)「これからも頑張って作ってね!期待してるよ!」
しずか「うん!今度はもっとおいしいの作るわね!」

スタンはのび太のためにクッキーを残してあげるようにし、立ち去った。

75:キャンディ◆ok:2017/06/25(日) 11:57 ID:El6

スタンの家の前に着くと、ドアをノックした。
のび太はドアを開け、外に出た。

スタン(のび太)「野球は終わったぜ!入れ替わって楽しかったか?」
のび太(スタン)「もちろんだよ!スタンくん、かっこよかった!」
スタン(のび太)「センキュー!じゃあ、元に戻すぞ!」
のび太(スタン)「うん!」

スタンはパチンと指を鳴らし、2人の変身を解除した。
光に包まれ、姿が戻っていく。


のび太「そうだ!僕、スタンくんに渡したいものが…!」
スタン「俺ものび太宛てのがあるぜ!」

2人は紙と箱を交換した。
スタンは本家スタンからのもらい物を見て泣き出した。のび太もおいしそうにクッキーを食べる。

スタン「お、弟よ…!」
のび太「おいし〜い!ありがとう、しずかちゃん!」
スタン「なぁ、これまだ残ってるから一緒に食おうぜ!」
のび太「いいね!食べよう食べよう!」

2人はクッキーを食べあう事にした。
こうして、スタンとのび太は楽しい時間を過ごす事ができたのであった。

76:キャンディ◆ok:2017/07/13(木) 17:00 ID:lOU

〜るるのリボンを探せ!シャーロック・クレイグ誕生!〜


ミラクルタウンに朝が来た。

るるはベッドから起き上がり、朝ご飯を食べにリビングへ向かっていく。
食卓につくと、バターが塗ってあるトーストをおいしそうに食べた。

るる「おいし〜い!やっぱり朝はパンだよね〜!」


食べ終わると部屋に戻ってタンスを開け、着る服を出していった…その時!

るる「あ、あれ?」

るるは途中でなにかに気づき、慌ててタンスの中をあさり始めたのである。

るる「どうしよう…!るるのリボンがない…!」

るるがなくしたのは、いつも頭につけているピンクのリボンであった。

77:キャンディ◆ok:2017/07/13(木) 17:23 ID:lOU

しょんぼりしながら外に出ると、スタンが元気よく駆けてきた。

スタン「へいるる、おはようだぜ!」
るる「あ、スタン…。おはよう…。」

るるの様子を見て、スタンは変に思った。
いつものるるはスタンのように元気なのである。

スタン「どうしたんだ?」
るる「るるのリボンがなくなっちゃったの…。」
スタン「あっ、言われてみればつけてないな…。」

スタンはなにもついていないるるの頭を見て納得した。


すると、クレイグが2人の元へやって来た。るるの話を聞きつけたからである。

クレイグ「昨日まではあったのか?」
るる「うん…。」
クレイグ「なら、外のどこかで落としたのかもな…。」
るる「そんな…。」

そんな話をしていると、スタンはクレイグを見て笑い出した。

スタン「お前、なんか探偵みたいだな!」
クレイグ「そうか?」
スタン「ああ!だからお前は、今からシャーロック・クレイグだ!」

スタンはクレイグに「ビシッ!」と人差し指を向けた。
さっきまで落ち込んでいたるるも、明るい笑顔で拍手をしている。

クレイグ「はぁ!?なんだよそれは!変な名前つけてんじゃねぇよ!」
るる「シャーロック・クレイグってかっこいい〜!リボンを探してもらってもいい〜?」

クレイグ「うるせぇ!…でも、なくしたままにするわけにはいかないな…。
だから、探すのを手伝ってやるよ。」


るる「ありがと〜!じゃあ推理もお願いね〜!」
クレイグ「だからそれはやめろっつってんだろ!!」

クレイグは頬を染めて叫んだ。シャーロック・クレイグの推理が、今始まる。

78:キャンディ◆ok:2017/07/21(金) 08:55 ID:2jQ

クレイグ「昨日はなにしてたんだ?」

るるはグーにした片手をあごに添え、あいまいそうに答えた。

るる「う〜ん…ららとリボンの取りかえっこをしてたなぁ…。」
スタン「じゃあ、ららに聞いてみようぜ!」

3人はららの家に向かった。
るるはドアをノックし、リボンをどこにやったのか聞き出す。

らら「ええっ?遊び終わったあと、お互いに返したハズだけど…。」
るる「そうだった…!」
スタン&クレイグ「マジ!?」

返し合ったのに、どうしてなくなったのだろうか。
しばらくすると、るるは帰っている途中での出来事を思い出した。


るる「あっ…!帰りながらつけようとした時、鳥に持って行かれちゃったんだっけ…!」
クレイグ「今もその鳥が持ったままか、どこかに落としたかのどっちかになるな…。」

るるのリボンが町内にある事は確かだが、ミラクルタウンは広いので探すのに時間がかかってしまう。
木の上に落ちたか、鳥の巣の中にある可能性が高いので、空の上で探し回る事にした。
スタンとクレイグは取りだしたほうきに乗り、るるはスタンの後ろに乗った。

79:キャンディ◆ok:2017/07/21(金) 09:12 ID:2jQ

しばらく飛び回っていると、スタンがなにかを思い出した。

スタン「あっ…そうだ…!」
るる「スタン、どうしたの?」
スタン「ちょっと、るるの家に行っていいか?」

スタンは後ろを向いてるるを見た。
るるがうなずくと、スタンはるるの家に向かって飛んで行った。クレイグもあとをついて行く。

たどり着くと、3人はほうきから降り、スタンはるるの家のポストを開けた。
中にはなぜか、るるのリボンと1枚の手紙が入っている。

スタン「やっぱりな…。」
るる&クレイグ「なんで!?」
スタン「実はな、俺…。」

スタンは昨日の出来事を話し始めた。


〜回想〜

スタンは空を飛んでいると、るるのリボンを足でつかんでいる鳥を見かけた。

スタン「あっ、あれは…!おい、これはるるのだぞ!返せよ!」

スタンは鳥を追いかけた。
鳥は木の上にリボンを落とし、まっすぐに飛んで行ってしまう。
でも、リボンを返してくれたので、木の上から取る事ができた。

スタンはるるの家に向かい、リボンをポストの中に入れた。
ついでに「落ちてたぞ。」と手紙を書く。
そして、飛び去って行ったのであった。

〜回想終了〜


クレイグ「なるほどな…って、結局犯人はお前かよ!」
るる「でも、見つかってよかった!スタンもクレイグもありがとう!」
スタン「いえいえだぜ!事件解決したな、シャーロック・クレイグ!」
クレイグ「だから、その名で呼ぶなっつってんだろ!」
スタン&るる「アハハハハ!」

こうして、るるのリボンがなくなった事件は解決できたのであった。


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