フェアリーテイル ナツルーグレルー小説10!

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧 101- 201-キーワード▼下へ
1:お香しゃちょー◆kk:2016/12/12(月) 23:37 ID:sB.

フェアリーテイルナツルーグレルー小説の10です!

ルールはいつも通りです!みんな気軽にどうぞ!!

39:みさ◆tw:2017/02/15(水) 19:32 ID:cwk

公立の受験も終わったぁ!
よっし、これからガンガン書き込むぜ! ←明日が面接の馬鹿

りりィさん>>ありがとうございます!
避けては通れぬ道…蛇の道!(笑)

40:みさ◆tw:2017/03/24(金) 20:12 ID:nlg

みんなもうないのかなー…(´;ω;`)
それでも頑張って書くぜ(`・ω・´)

ラストは

https://ha10.net/ss/1465132961.html#Z  >>977  です(o^―^o)ニコ

* * * * * * * * * * * * * * *

「わたくし、セボーン家のものです…」

「ルーシィ・ハートフィリア様」

え?
な、何でこいつ私のことを…。
いや、知っていてもおかしくはないわ…でもなんで、気付いたの?!

「おや、隣にいるその男は?」

ハッと、現実に戻る。
今は仕事よ!!
グレイは、こういう場慣れてないんだから、私がしっかりしなきゃ!!

「ごきげんよう、セボーン家の…」

思い出せ!
一度、セボーン家という名を聞いたことがあるでしょ?
これでわからなかったら、今はないけど、ハートフィリア家の恥になる!

「ルシファ様、かしら?」
「おお、さすがルーシィ様ですね。久方に目にしたと思い、心配しておりましたがお変わらずのようで」

「そのお姿、流れるような髪。知的な瞳に佇まい。幼少期に一日に何人もあなたを求め館へ行ったという噂はご健在ですか?」
「まぁ、そんなことはないわ。今はただの一人の人間として生きていますわ」

言葉がスラスラ出てくる。
安心した一方で、やっぱり抜けてないんだと分かる。
肩に肘が当たる。
そうだ、グレイの紹介をしなくちゃ。

「こちらの男性は、グレイ・フルバスター。このような場に出た経験が少なくて、緊張しているらしいの」
「そうですか、てっきり、夫婦でいらしたのかと。でもよかった、あなたがここに来たことで大きな縁談が入るかもしれないですね」
「ああ、こいつは…ルーシィは」

な、何?!
急に肩が引きよせられた。

「そろそろ挙式を上げるつもりで」

え?!
ルシファも驚いた顔をした。
いやでも一番驚いたのは私だし。
で、でもちょっと嬉しかったりして…。

「ええ、恥ずかしくて言い出せなかったですが…」
「いつ挙式を?」
「フフ、内緒ですわ。だって、大きく華やかに祝うのもいいですけど、身内だけで、ひっそり行うのも憧れますわ」
「残念だ、あなたのウェディング姿を拝見できるチャンスだったのに」
「ありがとう、少し長旅だったから、戻らせていただきますね」

ふー、長かった。
グレイにあんなこと言われるなんて、嬉しかったなー。
でも、グレイはそんなんじゃないんだろうけど。

「グレイ、さっきのアシスト最高よ」

グレイの腕をつかみながら、ゆっくり歩く。
その中でそっとつぶやいた。

「え?…ああ」
「今のでぐーーんっと仕事がしやすくなったもの」

ここに、恋愛感情を持ってきてはいけないわ。
にっこりと微笑みながら言った。

グレイは、「ああ」と微笑みを返した。

私はその時、隣から「…くそっ」という声には気付かなかった。


to be continued

41:みさ◆tw:2017/03/24(金) 20:30 ID:nlg

気づかぬうちに40ゲット!

42:みさ◆tw:2017/03/26(日) 19:18 ID:nlg

最後は>>40

* * * * * * * * * * * * * * *

食事を黙々と食べている俺の正面には、ルーシィがいた。
でも、いつものにぎやかで、俺やナツ、ハッピー、エルザ、ウェンディーやシャルルといるときとは全く違っていた。
俺のつくったドレスを着て、上品に微笑んでいた。

「まぁ、ルーシィ様あえて光栄ですわ」
「ありがとうございます。私もです」

なんか遠いな。これが、今までのルーシィの姿か…。
俺なんかとは、まったく釣り合わねーや。
ま、ナツと合うのかって話にもなるけどな。
ってか手袋つけて食うのむずすぎ、何でルーシィ手袋つけろって言ったんだ?

「ハートフィリア嬢お目に書かれて光栄です」
「ありがとうございます、ファオル男爵」
「ああ、よければ一緒にダンスでもどうです?今夜の月はあなたのために出ているのでしょうから」
「あらお上手ですね。デモ、申し訳ありませんわ」

「そうですか、残念です」というと、男は戻っていった。
それにしても、男多くね?
ま、まあルーシィはあれだからわかるけどよー…。

「面白くない、そうでしょう?」

え?
後ろを振り返ると、先ほどまで話していた、ルシファがいた。

「フルバスター男爵」

お、おれが男爵?!
ナ、ナツがいなくてよかったー…絶対いじられるからな…。

「セボーン男爵、やはりわかってしまうものですかね?」
「ええ、あなたの目が語っておられる」

そして、つかつか歩き、ルーシィの前に止まる。
どいつもこいつも、そんなに俺を不機嫌にさせたいのかよ…。

「ルーシィ様、今宵私とともに踊っていただけませんか」
「あらごめんなさい、私にはグレイがいるの。だからそれはできませんわ」
「失礼ながら、あなたの夫はダンスがあまり踊らないと見ました。それに、もうあなたはこの場に出席して何年もの月日が流れているにもか合わらず、誰一人としてあなたを忘れている者はおらなかった。
つまり、あなたは惜しい存在なのです。そして、また何年姿をくらますかはわかりません。
なので、一度でよろしいので私のこの手を取ってもらえませんか」

俺が、見ただけでダンスが下手ってわかんのかよ。
ま、確かにうまくはないがな。
ルーシィは踊るのか?

ちらりと横目でルーシィをとらえると、彼女は小さく頷いた。
ま、まじ?

「ぜひ、お願いしますわ」

43:アーヤ:2017/04/10(月) 14:23 ID:ORc

初めまして〜
アーヤです‼
わたしも入っていいですか?

44:リリィ:2017/04/12(水) 20:15 ID:5G2

久し振りに来ました!
アーヤさん初めまして!
これから宜しくお願いします

45:お香しゃちょー◆kk:2017/06/25(日) 09:48 ID:pMk

めっちゃ久しぶりに来たでござる…また来れない日が続くでござる…
Flowerのさよなら、アリスのグレルー前提ナツルーを書くでござる…

46:お香しゃちょー◆kk:2017/06/25(日) 09:58 ID:pMk

さよならだね、アリス

最後にキミの名前 呼び捨てにしてみるけど なんか泣きたくなるよ

「ルーシィ…」

笑っちゃうくらいに 一途すぎる 恋が終わったよ

まだキミを知らない頃の ボクに戻っただけさ
キミはボクを 忘れていいんだよ

だってボクが キミのこと 忘れはしないから 永遠に

もしも生まれ変わって また出逢えたとしたらボクたちはねえ もう一度 結ばれるかな?

さよならだね、アリス

最後にキミの名前 呼び捨てにしてみるけど すごくせつなくなるよ

もうキミに…もう逢えないね…

信じるってことは とてもとても 難しいんだね

自分だけのものにしたいなんて 思ってたんだボクはキミを 好きになりすぎて

自分なんて これっぽちも 好きになれなかった 最初から

あんなに愛し合った ボクらはどうして今他人みたいな顔をして 見つめ合うんだろう?

さよならだね、アリス

ボクの方から言うよ 手の平に思い出乗せて 風に飛ばせばいいよ

キミのすべてが大好きだった 何もかも大好きだった

イヤだよ イヤだよ イヤだよ 抱きしめられなくなるなんて

さよならだね、アリス

最後にキミの名前 呼び捨てにしてみるけど なんか泣きたくなるよ

もしも生まれ変わって また出逢えたとしたらボクたちはねえ もう一度 結ばれるかな?

さよならだね、アリス

最後にキミの名前 呼び捨てにしてみるけど すごくせつなくなるよ

もうキミに…もう逢えないね…

桜髪の彼の隣で笑うキミは ボクが見たことないくらいの輝いた顔をしていて

ああ 離れたんだ キミはもう ボクを見ない

そう気付かされたよ…

もしも生まれ変わって また出逢えたとしたらキミはボクをまた隣においてくれるでしょうか

47:お香しゃちょー◆kk:2017/08/25(金) 02:14 ID:.RM

一人でも守るよ

来れなくなるまで

48:リリィ:2017/09/02(土) 04:19 ID:8pI

久し振りに来たな…
今度から一日一回来るようにするぜ!

49:リリィ:2017/09/02(土) 04:27 ID:8pI

ついでに小説ドーン!!


「ナツ、何見てるの〜?」

「こいつ何か普通の奴とはちげぇなって思ってさ」

「こいつ?そこには誰も居ないよ」

「何言ってんだハッピー、此処に居るじゃねぇか乳のデカイ金髪が」



プロローグ?的な感じになっちゃったね…
続きは明日書く気分だったら書くよん♪

50:リリィ:2017/09/02(土) 20:32 ID:8pI

くっ!タブレット取られてリア友との連絡手段無くなったんやけど……
凄いストレス溜まる!!!

51:桜◆kk:2017/09/02(土) 21:08 ID:8Hw

やっと誰か来たぜコノヤロー
名前変わったけどお香だよ♡

52:リリィ:2017/09/04(月) 21:05 ID:8pI

おお!久しぶりだねぇ(^ ∀ ^)
どっちで呼べば良いのかな?
桜でいいの?

53:リリィ:2017/09/04(月) 21:29 ID:8pI


小説続き!!

「乳のデカイ金髪ってそこには誰も居ないよ」

ハッピーはナツがずっと見ている場所を目を擦りながら見るがその場所には桜の気が植えてあるだけで人の影すらもない

「ナツの見間違い………じゃないんだよね?」

「おう、ずっとそこで寝てるし」

「………それじゃあナツだけに見えてるんだね!オイラも見てみたいなぁ」

「んっ、」

ナツとハッピーが騒いで居ると声が聞こえナツの方を向いたら金髪の女が居るらしい所に目を向けていた

「ナツ起きたの?その女の子」

「なんか驚いてこっち見てるぞ」

「…………えっと桜髪の君、あたしが見えるの?」

「ああ!バッチリ見えてるぞ」

「じゃあ、そこの猫ちゃんは?」

「オイラは見えてないけど声は聞こえてます!」

こそこそ話していたのを聞いていたのかナツはともかくハッピーまで話掛けてきてハッピーは本当に人が居たんだと確信する

「お前名前は?オレはナツだ!」

「オイラはハッピー」

「ナツとハッピーね、あたしはルーシィよ」

「ルーシィかいい名前だな、ところでよなんでお前ハッピーには見えないんだ?」

「あい、それはオイラも聞きたいです」

「えっと……話は長くなりそうだけどいいかしら?」

ルーシィの声に二人は頷きナツとハッピーが地面に座ったのを見てルーシィが話始めた




続くよ

54:桜◆kk:2017/09/04(月) 23:47 ID:8Hw

どっちでもよろしいよ!リリィの小説楽しみだ(・∀・)

55:リリィ:2017/09/06(水) 23:30 ID:8pI


続き


小さな国の王と王妃が住む城には少し
意地悪な悪魔が封印されていました
悪魔は数百年という長い年月の間封印され今年で丁度500年目というとき
封印が解けてしまい悪魔は長年封印された文句を言おうと直ぐ様王と王妃のところへ向かうと、子供が生まれるのか城は慌ただしかったのです
悪魔は封印されていた事もあり生まれた子供にある魔法をかけようと計画し、それを実行しました
王妃が子供を生んで数十分経つと赤子は見えなくなりました
その事にその場に居た者は大騒ぎ
しかし王妃は赤子を抱いていた腕をそのままにしています
王が王妃に問うと赤子はここに居ると言うのです、誰が見ても赤子は見えません
王は王妃がそのままにしている腕の中赤子が居るであろう所に手を伸ばします、そこにはちゃんと暖かな人肌があり王妃の言ったことが本当だと知り何故急に見えなくなったのかを考え始めました
そこでずっとその光景を見ていた悪魔が面白く無くなったのか姿を現し、ネタバレをしたのです
悪魔の封印が解けていたことを知った王達ですが今は悪魔が赤子にかけた魔法の事が先、王と王妃は悪魔に魔法を解くようにお願いしますが悪魔は断り三つだけ王達にチャンスを与えました

一つ目、このまま見えなかったら赤子が死んで今後面白くならないため赤子の親、王と王妃だけ姿が見えるようにしたこと

二つ目、赤子の運命の相手が現れ神に愛を誓った時赤子にかけられた魔法が解けるようにしたこと

三つ目、そして運命の相手は何もしなくても赤子が見えるということ

それから赤子はすくすくと育っていき10になった頃両親が暗殺されました
王と王妃意外見えなかったため赤子が国を継ぐわけにもいかず国は崩壊しました
それから赤子はひっそりと一人暮らしていますが運命の相手は現れず未だ姿は見られないまま時を過ごしています

56:リリィ:2017/09/06(水) 23:31 ID:8pI

楽しみって言われると頑張って書いちゃうよ!
ありがとう桜(> ∀ <)

57:リリィ:2017/09/06(水) 23:57 ID:8pI



「と言う訳よ」

「へぇ、じゃあナツがルーシィの運命の相手?」

「ナツが何もしていなかったらね、変な古代魔法とか唱えてない限り」

「オレってルーシィの運命の相手なのか?」

「その変な古代魔法って滅竜魔法は含まれる?」

「滅竜魔法って竜を倒すための魔法でしょ?含まれないと思うけど」


ハッピーはルーシィの言葉を聞きキラキラと目を光らせてナツの方を見る


「ナツ!早くルーシィと結婚して愛を誓ってよ、そしたらオイラルーシィの姿見れるから」

「あたしは別にもうこのままでも良いと言うか」

「おい?ハッピーオレがルーシィの運命の相手って決まった訳じゃねぇんだからよ」

「もう確定だよ!それにルーシィも一生そのままだと孤独死しちゃうよ!」

「もう暗くなっちゃったね、じゃああたし帰るから!」


居心地が悪くなったのかルーシィはザッと音を立てナツ達に言うと木の後ろへと行こうとしたときにナツから手を掴まれ足を止める


「なぁルーシィ……オレ達と一緒に来ねぇか?」

「いい考えだね、ナツ!オイラ賛成だよ」

「悪いけど断るわ」

「そっか!じゃあ行くぞ」

「あい!」

「へっ?ちょっ、ままままままっててばぁぁあ!!!」


ナツはルーシィの腕を掴んだまま走りだしルーシィは何が起こっているのか理解できずナツに引きずられている
ハッピーは飛びながらナツが走るスピードに着いてきていた、気を失っていたのか気が付くとそこは何処かの部屋の中だった

続く

58:桜◆kk:2017/09/07(木) 23:41 ID:8Hw

ネタがほすぃ…
リリィの見てたらナツルー書きたくなるけど、グレルーも書きてぇ…(・∀・)

59:桜◆kk:2017/09/08(金) 00:10 ID:8Hw

ひるなかの流星パロ!パロだから、私の気分でナツルーかグレルーか変わります。キャラ崩壊だよっ(*´꒳`*)

ナツ
妖精高校1年。父子家庭で、人気者で明るいが少し女子は苦手で、赤面症を持っている。転校生で少し変わったルーシィに惹かれる。

グレイ
妖精高校教師。ルーシィの叔父とは友人。ルーシィとはプライベートでもよく会う。 教えるのが上手で、人気者

ルーシィ
妖精高校1年。転校生で、ナツが最初の友達となる。少し変わってるが、強い心を持っている。疎い、鈍い、あほ、鈍臭い

ジュビア
グレイの古い友達。グレイとは色々あって、ルーシィとの関係を面白そうに見ている。

リサーナ
ナツのことが好きで、ナツと一緒にいるルーシィが気に入らなかったが、和解。妖精高校1の美人で、成績も良い。

ロメオ
ナツの弟で、中学2年生。ルーシィ姉大好き

ロキ
ルーシィの叔父。本人曰く、ルーシィの母親の弟。叔父であることは変わりない。




ナツさんは、女子が苦手ですが、エルザとミラだけは大丈夫です。
大丈夫じゃない女子には、少し冷たくなります

最後にもう一度言います

キャラ崩壊

60:リリィ:2017/09/09(土) 03:54 ID:8pI

グレルーか……
基本ルーシィ受けは好きなんだけどグレルーは要素薄くなっちゃうんだよね
あとロキルーはなんかいつの間にか除外されてるしww
グレルーは書くよりほぼ見る専門、だから桜ファイト!

61:リリィ:2017/09/12(火) 00:52 ID:8pI

目が覚めて視界に入ったのは桜……
ではなくナツの顔のドアップ


「……キャァァアアア!!!」

「おっ、いってーな…いきなり飛ばすなよ」

「なっなななな何でアンタが///って何しようとしてたの!?」

「何ってちゅー」

「ちゅ、ちゅー!?」


ルーシィは頭を混乱させながらぼにょぼにょと何かを言ってるみたいだがそれは滅竜魔導士であるナツにさえ聞こえなかったので取り合えず無視することにして目の前の少女を落ち着かせようと立った途端、ずっと黙って全てを見ていたと言うか聞いていたハッピーがルーシィに


「ルーシィ知ってる?ある童話とかではね、王子様がお姫様にキスして眠っていたお姫様は目を覚ましたんだよ?」

「そ、それは童話でしょ!現実は違うわ」


ハッピーの説明に落ち着きを取り戻したルーシィは反論してるがハッピーは元に戻させるのが目的だったのかどこ吹く風?だ
ナツの視線が自分のところに向いてるのに気付いたのかハッピーはニヤリと口を両手で押さえながら笑うとルーシィに向かって


「ルーシィ良いこと教えてあげるね!」

「良いこと?なになに知りたい!」

「ナツは童話通りキs………」

「ハッピー?……」

「………あい?」


嫌な予感はしていた、ハッピーが良からぬ事をしようとしてるのは
しかし内容を聞くまでハッピーを捕まえたらいけない気がしてハッピーの言葉を待ち出てきた内容に少々慌てながら自分の相棒を軽く睨む
その時

ーガチャ


「………あら?お邪魔だったかしら」

「ミラ〜酷いよぉ!オイラはシャルルが要るから浮気はしないよ」

「フフッそうね、それよりナツだけが見える子は?」


ミラが軽く冗談を言いながらルーシィの心配をしている銀髪のウェーブがかかった女性にルーシィは自分はここだとミラの手を握り<此処に居ますよ>と伝えると安心した顔付きになりミラに手を引かれドアを開きさっきまで横になっていた部屋を出た



そこには……

62:桜◆kk:2017/09/15(金) 20:54 ID:8Hw

ねえ、リリィってナツルースレにいた?私、このスレに入る前は無断で悪いけど、ナツルースレの小説読んでたんだ〜!!

あと、やっぱり小説変えます。あと、毎日来ます

63:桜◆kk:2017/09/15(金) 22:09 ID:8Hw

転生パロ

ルーシィ
スティングの姉でブラコン。前世の記憶が戻るのが少し遅かったため、スティングはまじの方で溺愛している。

ナツ
グレイとは双子、ローグは弟。ルーシィ、スティングとは幼馴染。物心つく頃には前世の記憶があった。

グレイ
ナツとは双子、ローグは弟。ルーシィ、スティングとは幼馴染。ルーシィたちと出逢ってから、前世の記憶を取り戻した。

スティング
ルーシィの弟でシスコン。ナツ、グレイ、ローグとは幼馴染。物心つく頃には前世の記憶があった。

ローグ
ナツ、グレイの弟。ルーシィ、スティングとは幼馴染。ナツが記憶を取り戻し、物心ついた頃に前世のことを話されて記憶を思い出した。

64:桜◆kk:2017/09/15(金) 22:52 ID:8Hw

「うーしぃさん!うーしぃさん!」

「るーしぃさん…?るーしぃだけど、ねーねだよ?」

俺はスティング。

前世はセイバートゥースのマスターだ。

今は、フェアリーテイルのルーシィさんの弟だけどな。

「すてぃんぐ、ねーね。」

まだ舌足らずのルーシィさんは、俺の手を握って必死に『ねーね』と言わせようとする。

「るしさん!うーしぃさん!」

どうやら、ルーシィさんには前世の記憶がないらしい。

「すてぃんぐ?」

い、言えるわけねェ!!だって前世では、あんまり喋る機会なかったし!!

意地が邪魔して、俺はルーシィさんを姉とは思えなかった。

だけど、この頃のルーシィさんはかなり体が弱くて、よく寝込んでいた。

「うーしぃさん、くるしい?」

「すてぃ、んぐ…?」

ルーシィさんのベッドを覗き込むと、顔を真っ赤にさせながらもルーシィは笑って俺の頬を撫でた。

「すてぃんぐ、ここにいるとすてぃんぐに移っちゃうから、1人で遊んでてね。」

1番辛いのは自分なのに、人の心配して、無理して笑って、俺のことを考えてくれて…

なんの意地を張ってたんだよ、俺は!!

「っねーねぇ!!」

俺はルーシィさんに飛び付いた。

俺を受け止めてくれたルーシィさんはあたっかかった。








月日は流れ、姉さんと俺は引っ越した。

そしてお隣さんが、ナツさん、グレイさん、ローグだった。

65:リリィ:2017/09/16(土) 09:30 ID:8pI

私が基本的居たのはカキコとピクシブ、占いツクールにあとフォレストの自分のサイトとココかな?

66:リリィ:2017/09/16(土) 09:34 ID:8pI

シスコン、ブラコン可愛い!
桜続き待ってるよ、私も毎日来るからね(> ▽ <)
なんなら自分のサイトで来て下さいって宣伝もするよ!(望むなら)

67:リリィ:2017/09/16(土) 10:10 ID:8pI

………そこには


「ッオラァ!!誰だ酒樽投げやがったのは」

「漢〜〜!!!」

「うるせぇ!エルフマン、少しは静かに出来ねぇのかよ」

「グレイ……服」

「キァァァ!!グレイ様」

「……カオス」

「あらあら、いつの間に」


ルーシィは目の前の光景に呆然となる
ミラはウフフッと微笑んで要るがこれが当たり前なのだろうか?
喧嘩に捲き込まれないようにお客さんと思われる人達と女性人は外に避難してるみたいで建物の中には暴れまくっている男達にテーブルの上に置いてあっただろう数々の料理が床に落ちていて掃除が大変そうだ


「此処がギルド妖精の尻尾よ」

「フェアリーテイル……賑やかですね」

「そうね、でもあと少しで終わると思うわ」

「どういう事ですか?」

「見てればわかるわよ」


外で中の様子を見ていた女性の中から一人鎧を着た女性が入ってきてパンッと手を叩くと騒がしかった男達がピタッと動きを止め固まった


「お前達!!マスターが留守なのを良いことにまた騒ぎおって、大人げないぞ」

「おー、エルザか……オレ混じってなくて良かった」


ルーシィの隣で叱られている仲間達を見ながらナツはルーシィの肩に手を置くと行くぞとそれだけ言い手を引っ張り歩き出した


「えっ!どこいくの?」

「んーー?何処ってそりゃ……」



続く

68:桜◆kk:2017/09/16(土) 14:01 ID:8Hw

「俺はナツ!お前、ルーシィとスティングだろ?」

「俺はグレイだ。ッ母さん!!頭痛ェ!」

「おれはろーぐだ。すてぃんぐ、うーしぃ」

ルーシィとスティングに出逢ったとき、ひどく頭が痛かったのを覚えている。

母さんに渡された頭痛薬を飲んでも、その頭痛は治ることはなかった。

「グレイ!」

「にーに!」

「な、なんだよ」

笑顔のナツとローグは、俺が頭が痛ェのにもかかわらず、外に引っ張り出した。

「やめろよ!俺、頭痛ェんだよ!!」

「それ、絶対ェあの2人にもっかい会ったら治るぜ!」

最初は、ナツの言ってる意味が分からなかった。そして、公園に行くと待ってたのはルーシィとスティング。

「あ、ナツー!ローグ!グレイー!」

「ねーね、からだ、だいじょうぶ?」

「うん!」

2人を見ると、更に頭痛がひどくなった。

「る、」

る、なんだ?

思い出せそうなんだ。大事なことが

大事な女が

「るーしぃ…」

るーしぃ

ルーシィ

「ッルーシィ!!!」

ルーシィは、俺の前世の妻!!

「ッスティング!」

スティングは、セイバーのマスターで、ナツをスッゲェ尊敬してて

東の大陸を一緒に守るために闘った、同志!!

なに忘れてんだよ、俺は

きっと、思い出せなかったからあの頭痛がしたんだ

そして、ナツとローグは知ってる

ルーシィとスティングを

「グレイ、治っただろ?」

「…ああ、ありがとな」

そうなれば、母さんはエルザかよ!まじかよ!父さんはジェラール!?ああ、別の頭痛が…




しかし、俺はルーシィたちを思い出して、最悪なことを思い出してしまった。

それは、ナツもルーシィが好きだったことだ。

きっと今も

けど、俺はルーシィを譲る気はねェ!

「…」

「…」

そして、俺とナツの大切な人を賭けた勝負のゴングが鳴った。








大切な女は、大切な人と読んでください

69:桜◆kk:2017/09/16(土) 17:17 ID:8Hw

え、うそ!あのリリィ!?
私、ファン!!まじの方のファン!!読んでた!Pixivの小説読んでた!!

70:桜◆kk:2017/09/16(土) 18:02 ID:8Hw

あと、ジェラエルとラクミラが少し入ります。苦手な方、申し訳ありません(・∀・)

71:桜◆kk:2017/09/16(土) 20:30 ID:8Hw

「ルーシィ、スティング!」

「なに?ママ」

「ママとパパは、またお仕事で西の大陸に行かなきゃいけないの。お隣さんのところでいい子にできる?」

俺の母さんと父さんはミラジェーンさんとラクサスさんで、2人はよく仕事で西の大陸に行っていた。

そのとき、預けられていたのがナツさんとグレイさんとローグのところだ。

「エルザちゃんのところ?」

「そうよ。」

「分かった!スティングといい子にしとく」

小学6年生になった姉さんと、3年生の俺。ルーシィさんにはまだ、記憶がない。

「エルザ、いつもごめんなさいね。この2人こと、お願いするわ。」

「ああ、任せろ。ジェラールや、ナツたちも喜ぶだろう」

エルザさんはジェラールと結婚していて、そちらの夫婦もウチの母さんと父さんも記憶はなかった。

「ルーシィとスティングが来たぞ、ローグ、ジェラール」

「「ルーシィ!!スティング!!」」

「…落ち着け兄さんたち」

「2人とも、よく来たな」

ジェラールのおじさんは、男ばかりだからか、ルーシィをとても可愛がっている。もちろん俺も、可愛がってもらってるけど

「ナツ!!グレイ!!帰って来てたのなら、手を洗って来い!!あと“ただいま”も聞いてないぞ!」

「げっ、エルザがキレた!!」

「ジェラール、助けてくれ!」

「お前たちはまた、母と父を名前で呼びおって!母さんと父さんと呼べと言ってるだろう!」

ナツさんとグレイさんの頭にゲンコツが落とされる

「いっでぇ!!」

「え、エルザ落ち着け。今の子供は、親を名前で呼ぶのも珍しくない!」

「ジェラール!お前は甘い!!お前が甘やかすからこうなるんだ!!」

てなわけで、ナツさんとグレイさんはゲンコツを5発ぐらい入れられて、ジェラールのおじさんは1発入れられてから、ご飯を食べた。

72:リリィ:2017/09/16(土) 22:57 ID:8pI

うーん、そのリリィと私が合ってるかはわかんないけどてっとり早く言えばツイッターで@Fairy726tailna1でやってるリリィだよ
ツイッターしてたらの話だけど

73:桜◆kk:2017/09/17(日) 01:26 ID:8Hw

リリィィ(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧の名前でやってる?
あと、Twitterはおいらもやってます✌('ω'✌ )

74:桜◆kk:2017/09/17(日) 01:27 ID:8Hw

あ、ィが一個多いねw
ごめんよ(・・;)

75:リリィ:2017/09/17(日) 05:11 ID:8pI

おお!!それだよ♪
マジか……ファンが居てくれてたなんて嬉しすぎる(T ∀ T)
というか桜がファンだったなんて!
桜はなんて名前でツイッターしてるの?

76:リリィ:2017/09/17(日) 06:39 ID:8pI



「何処ってそりゃ………オレん家に決まってるだろ?」

「なんであたしがあんたん家行かなきゃならないのよ!自分の家に帰るわ」

「帰れるのか?お前一人で」

「帰れますよぅっだ!バカにしないで欲しいわ」

「どうやって帰るか教えて欲しいものだなぁ?」


手を引っ張られながら言い合いをしているとナツの挑発みたいな言葉や言い方にイラッときたルーシィだがナツが言ってることも正しい訳で意地になり小声でボゾホソと言ったら流石は滅竜魔導士バッチリと聞こえてたみたいだ


「歩いて帰るって何日もかかるぞ?寝泊まりはどうすんだよ」

「……野宿に決まってんでしょ!どうせ魔物には見えないから襲われないし、襲われたことないし」

「……着いてく」


ナツの言葉を聞いてかまたは聞かず存在を無視するようにプイッと顔をそむけルーシィは歩いてきた道を戻る
手を離されナツは残念な気持ちになるが今はどうでもいいのかルーシィに着いていって彼女の後ろ姿を見ながらのんびりと歩く
見える人間からしたら大人に着いていく小さな……大きな子供と言われても可笑しくないが、彼女の事が見えるのは自分一人だけと思うと幸福感に胸が埋め尽くされるナツだった

77:リリィ:2017/09/17(日) 06:40 ID:8pI

上のやつちゃんと日本語になってる?
少し意味不明なところあるかも……

78:桜◆kk 兵長愛してる:2017/09/17(日) 15:13 ID:8Hw

「うまいか?ルーシィ」

「うん!ジェラールさんってお料理うまいよねぇ…エルザちゃんは羨ましいなぁ」

ナツたちの家に預けられてる私とスティング。私は最近、ナツとグレイとエルザちゃんを見てたら頭が痛くなる。

「ごちそうさまでしたー!」

「ルーシィ、ナツたちがあがったら、風呂に入ってくれ。片付けは私がやっておく」

「はーい!」

エルザちゃんはお料理が苦手だけど、とっても優しくて、強い、憧れの人。

ジェラールさんはーー

ジェラールさんは、私の好きな人

エルザちゃんの旦那さんってことも、エルザちゃんを愛してることも知ってる

でも、好きになるだけならいいと思うの。

好き、でいるだけなら…

「姉さん!あがったよ!」

「分かった!…って濡れてるじゃない!ちゃんと拭いてから来なさいよ!」

「え?やべ!エルザさんに怒られる!!」

「ほら、貸して」

手慣れてない様子で頭を拭くスティングを見ていられなくて、タオルを取って拭いてあげる。

この感じ…前にも…

「っ、けほ、こほっ」

「姉さん!?大丈夫!?え、エルザさん!!」

急に頭が痛くなって、体がだるくなった。

「ルーシィ!大丈夫か?」

エルザちゃんが私の背中をさする。でも、私の体調はマシにはならなかった。

79:桜◆kk 敵は駆逐してやる:2017/09/17(日) 15:18 ID:8Hw

なってるよ!ナツルーかわええ
私は@0305riyoが本垢で、@riyo_ryujiがサブ垢!!
あと、フェアリィさんがナツルースレにいたことが判明!フェアリィさん、リリィ、ファンです!!!!

80:桜◆kk:2017/09/17(日) 18:54 ID:8Hw

『ルーシィ!早くしろよー!!』

私を呼ぶのは誰?この声は…ナツ?

『ルーシィ!!早く早く〜!』

次は誰?聞いたことのない声…学校で買ってるハッピーの鳴き声に似てる…

『ルーシィ、転ぶなよ』

エルザちゃん…?ねえ、あなたたちは誰なの?なんで私を呼ぶの?

『ルーシィさん!!』

下の階に住んでるウェンディ?なんで呼ぶの?


私の名前を呼ぶ人たちは、逆光を浴びてよく顔が見えない。

ナツ、ハッピー、エルザ、ウェンディ

この人たちは私の知り合い。でも、ずっと前から知ってる気がする。

生まれるずっと前からーー


『ルーシィ…私は君をずっと愛している』

誰?苦しくて、冷たくて、でも嬉しい。

『ルーシィは仲間だ
命にかえても渡さねえぞ』

私はあなたの仲間…?

『ルーシィ、愛してる。』

『っ、あたしもよ、グレイ…!』

ルーシィは私

グレイは彼

『グレイ、あなた幸せだった?』

『幸せ、だ。お前との子供を授かり、その子が無事に成長して結婚した。』

『…うん』

『そして今、最愛のお前の手の中でしねる。これほど幸せなことァねェよ』

『…うん、!』

私に膝枕されてるのは、少し老けたグレイ。グレイには、腹部に大きな傷があって、血が流れている。

『ルーシィ、愛してる…』

『ッあたしもよ、グレイ!!』

プロポーズの言葉を言うと、グレイは静かに目を閉じた。

『ウ、アアアアア!!!グレイ!!!!』

堪えていた涙が溢れ出して来た。


そこで私は、目を覚ました。

81:リリィ:2017/09/18(月) 07:17 ID:8pI

ありがとう、桜!!
グレルー良いねぇ♪転生パロって色々出来るから結構好き(>▽<)

82:桜◆kk:2017/09/18(月) 17:58 ID:8Hw

私も転生パロ好き(*´꒳`*)
あと、現パロも好き=(^.^)=

83:リリィ:2017/09/18(月) 20:17 ID:8pI

良いよねぇ!!夢があるって言うか書く人それぞれのストーリーで想像が膨らむって言うか……

84:桜◆kk:2017/09/18(月) 20:20 ID:8Hw

「起きたか、ルーシィ」

隣を見るとエルザちゃんがいて、時計を見ると0時を過ぎていた。

「ママとパパには連絡しておいた。もう少しでここに着くそうだ」

「だ、ダメだよ!エルザちゃん!!」

ママとパパは今日、西の大陸に行った。しかもお仕事で…

「私ならもう元気!だからママとパパには早く西の大陸に帰るように言って!!」

「ルーシィ…」

私のせいでお仕事が失敗するのはイヤ!!

すると、エルザちゃんは私の頭を撫でた。エルザちゃんは微笑んでいる。

「ルーシィ、ママもパパもお前が心配だから帰って来るんだ。たとえお仕事が失敗しても、それはお前のせいではない。」

「エルザ、ミラとラクサスだ。」

「ああ、分かった。ルーシィ、ママとパパが来た。」

私のパパとママは優しいって知ってるけど、なんだか今はとっても冷たい人だと思ってしまう

お仕事を優先して、娘の誕生日も忘れて、でも私を愛してると言ってくれた人

「ッ!」

また頭が痛くなった。痛いのもあるけど、苦しい…!

「けほ、苦しい…!」

「ッルーシィ!!」

ママが私を抱き締めた。なんでママが…?

「ミラ!何故ここにお前が?」

「来るのが遅ェんだよ…」

いつの間にかパパもいる!ママは私を抱き締めて、パパは私の隣に座って頭に手を置く。

「ママ…」

85:桜◆kk:2017/09/18(月) 20:27 ID:8Hw

そういえば、リリィのことを何も知らないってゆーね笑笑

私のプロフ載せとくね!

中2だよ!京都府に住んでます!

好きなFTキャラ(男)は、ジェラール、グレイ、スティング、ローグです!

好きなFTキャラ(女)は、ルーシィ、エルザ、ミラです!あ、ジュビアとリサーナもかなり好き♡

ナツルー派かグレルー派かと言われれば、ナツルーグレ派

好きなものは、漫画、アニメ、花言葉、三代目などが所属してるLDHで、今市隆二にLOVE

こんくらいかな!リリィもよろしく!!!

86:リリィ:2017/09/18(月) 22:45 ID:8pI



「なんで着いて来るのよ!あたしは一人で帰るの」

「一人じゃ危ねぇから着いて行ってるんだろ?」

「さっきも言ったでしょう!?襲われた事ないですぅって」

「それはその魔物が鈍かっただけだ!」


ナツのしつこい行動にルーシィはうんざりしながらも着いてくるなと何回目かわからない言葉を言うがナツも同じ様に返答をする

此処は街中………
周りの人達にはルーシィが見えない
見えてるのは自分だけ
つまり周りからしたらナツは一人ぶつぶつ言っている可笑しな人になる
周りの目を気にしていなかったナツはバッと自分を見ている人達を見ると何もなかったの様に反らされ急に恥ずかしくなり自然にルーシィの手を握り速足で森へと向かった


「ッ!ちょっと〜!!いきなり何なのよ、あたしはあたしのペースで帰るんだから」

「良いだろ?このくらい、あのままのんびりしてたら………」

「何?聞こえないわ」

「だ、だからな?………」

続く

87:リリィ:2017/09/18(月) 22:58 ID:8pI

中2なのね!!
良いねぇ、修学旅行があるから羨ましい…
私中2の時ほぼ引きこもりだったから修学旅行行ってないんだよ

年齢は………公開してないや
ごめんね!でも成人はしてないよ
10代後半ってところかな?

福岡に住んでます!

好きなキャラ

男ならナツ、女ならルーシィ
cpは基本ルーシィ受けが好きだけどロキルーはちょっと……ね
一番がナツルーでスティルーとかも好きグレルーは何番目かはわかんないけど好きだよ

ナツリサとかナツがルーシィ以外とくっつくのは地雷
ルーシィが他の人とくっついても諦められないでずっと好きでいればいいんだよ(願望)
でもナツとリサーナがルーシィを取り合うのは大好き!このお陰でリサーナの事嫌いから最高wwに変わった!

88:リリィ:2017/09/18(月) 23:04 ID:8pI

好きなもの忘れてた!

好きなものはナツルー!!!!
ナツルーさえあればどんな時でもすっきりする
泣いてたりしたらナツルー小説を見て元気出す人です

食べ物ならフルーツタルトとか?その他
漫画だったらもちろんFTでしょ?あとミイラの飼い方とか色々

89:桜◆kk:2017/09/18(月) 23:31 ID:8Hw

10代後半だと…?わ、私はついタメだと思ってたのに…すんません!!リリィ姉さん!!(みさもそろそろ10代後半だって?へーそーなんだーふーん)

中2で修学旅行とかあんの!!?なにそれ!!中3だけじゃないの!?

ちなみに、修学旅行はおきな…ちぇるちぇるランドです。一泊目は民泊、二泊目はリゾートホテルらしい…

90:桜◆kk:2017/09/19(火) 02:19 ID:8Hw

すいません!昔書いてて完結してない最強ルーシィの総受け小説のリメイク版を書きます!今のやつは、ちょこちょこ続きを書こうと思ってます!

今から大量更新だよ(*´꒳`*)

91:桜◆kk:2017/09/19(火) 02:22 ID:8Hw

ルーシィ・ハートフィリア
相棒のソラと一緒に親竜で星天(セイテン)竜のアルシェリーナを探している。そして、ナツに出会って妖精の尻尾に入った。星霊と契約していて、四神と契約する。

ソラ
ルーシィの相棒エクシード。空色の体に黒くて大きな目(ハッピーみたいな外見)をしている。地味に紳士で、シャルルに気に入られてる。ハッピーと似たような明るい性格。

アルシェリーナ
星天竜のドラゴン。ルーシィに星天竜の滅竜魔法を教えて、777年7月7日イグニール、メタリカーナ、グランディーヌと同様、姿を消した。四神の王とも呼ばれている。

スティング・ローグ
ルーシィを実の姉の様に慕っている。ルーシィの1番弟子になる。ルーシィが大好き。

清龍・白虎・朱雀・玄武(セイリュウ、ビャッコ、スザク、ゲンブ)
ルーシィが契約する四神。清龍はルーシィのお兄ちゃんみたいな存在。白虎と朱雀はルーシィが大好き。玄武はルーシィの弟みたいな存在。

92:桜◆kk:2017/09/19(火) 02:34 ID:8Hw

『あれ?アルシェリーネ?どこ!?アルシェリーネ!!アルシェリーネーーーっっ!!!』


「っ!!ハァ…ハァ…」

「ルーシィ、どうしたの?…魘されてたよ…?」

「…ソラ…また…あの夢見た…」

「そっか…アルシェリーネは見つかるよ!」

「うん!!絶対に見つけるんだから!」

私はルーシィ!星天竜の滅竜魔導士!そして、星霊魔導士でもあるの!私と相棒のソラは旅をしている。

それは竜を探す旅…アルシェリーネ…私の親竜。そして、私とソラは港町ハルジオンにやって来たの!火竜と呼ばれる人を探すために。

「うーん!着いた〜!!」

「ヒャッハー!外の空気って最高!あ、ルーシィ!ニコラの鍵だー!こっち、こっち!!」

ソラは私の手を引っ張って、ニコラの鍵が売ってるお店まで連れてってくれた。やっぱ、こういう時に紳士よね〜…ソラは。

「すいませーん!この鍵ください!」

「ニコラの鍵かい?1万5千Jだよ」

「はい、1万5千J!」

私はニコラの鍵を手に入れて上機嫌だった

「火竜様〜!こっちを向いて〜!!」

「火竜様〜!サインくださ〜い!!」

と言う声が聞こえて「やった!」と思い、近付くといたのはカッコいいとは言えない男の人。

そして少し鼻を効かせてみると滅竜魔導士独特の匂いがしなかった。

「また偽者…」

と言いながら後ろを振り向くと…桜色の髪の毛をした男の子がゴミと混じってボコボコになっていた。

「きったな!!あ、パンケーキの匂い!!」

匂いをクンクン嗅ぐと、パンケーキの匂いに混じって滅竜魔導士独特の匂いがした。

急いで探すとゴミに混じった男の子から匂いがしていた。…ゴミの匂いもするけど

「ソラ!!見つけた!!火竜よ!火竜!」

「え、どこ!?誰なの!?」

「あのきったない男の子よ!」

私とソラは男の子に近付いて手をさしのべた。

「大丈夫?私はルーシィ。」

「おう!ありがとな!俺はナツだ!」

「ナツって言うのね。そこの猫ちゃんは?」

「あい!オイラはハッピーだよ!よろしくね!ルーシィ!と、えっと〜…」

「僕はソラ!よろしく、ハッピー!同じ種族に会えたのって初めてだよ!」

「あい!オイラもだよ!」

ハッピーとソラは同じ種族に会えたのが嬉しいのか、仲良くなっていた。

「あれ?俺と同じ様な匂いがするぞ?…そうだ!滅竜魔導士独特の匂いだ!まさかお前!」

「そ!お察しの通り、私は滅竜魔導士!ナツもでしょ?」

やっと気付いたか…つか、鈍いわね…

「おう!!お前、どこのギルドだ?

「私は、どこのギルドにも入ってないの。ナツは?」

「俺は妖精の尻尾だ!…お前とソラ、うちのギルドに来ねぇか?」

どうしよう…

入っちゃうと旅は続けられないけど、ナツにも興味がある

…お金無いし

「行きたい!」

「そうか!なら、早く行こうぜ!!」

「うん!!よろしくね!!」

私が笑い掛けると、ナツの顔が一気に赤くなった。熱?なに?どーしたの!?

(ルーシィって、天然たらしなんだね…あい)

(ルーシィは天然タラシなところがあるからな〜…)

ハッピーとソラが心の中でそう思ってるとは知らなかった。

そして、私とソラは妖精の尻尾というギルドに向かった。

93:桜◆kk:2017/09/19(火) 02:46 ID:8Hw

「これが妖精の尻尾…!!初めて見た!!」

「僕、こんな大きな建物、久々に見た!」

「そうね!!」

ナツとハッピーに連れて来てもらった初めてのギルド。大きさは…私の家の半分くらい!

「ただいまー!」

「ただー!」

ドガァン

「こんにちは〜…ってちょっと!?ドア壊してんじゃない!!しかもそのまま放置!?」

「ルーシィ、僕のツッコミの台詞を取らないでよ〜!」

「残忍なやつ。」

「それ、使うとこ間違ってるから!!ってか私が悪いの!?」

「そうに決まってんだろ〜!」

「違うわ!!」

私、何やってんの?このギルド、ツッコミ所が満載とか思ったりして…

「おらぁ!!」

「うぉっ!!」

嘘でしょ!?こっちに飛んでくる!!変態が!

「うぎゃぁ!!」

いだぁ!!

…まさか…この態勢って…!!

「いってーな!!ってうぉ!!悪い!」

「な、なななな…」

変態が私の上に乗って、私が変態の下。

どっからどう見ても私が押し倒されてる…しかも変態の右足は私の足の間…

左手は私の両方手を押さえてて…極めつけが…変態の右手が…私の胸にある!!

「なっ…!何すんのよーーーーっ!!?」

私は急いで変態の溝内を蹴った。

「うっ!!」

「ルーシィ…下着が見えてるから。」

ソラに言われて下を見てみると…さっき、変態を蹴ったときにスカートが捲れ上がって…私のパンツが丸見え…

「いやぁーーっ!!!見るなーーっ!!開け!白羊宮の扉!アリエス!」

鐘の音と一緒に出てきたのは私の契約星霊

「すみませ〜ん。何か、御用でしょうかぁ?」

「アリエス!!私を隠してっ!!」

「やってみますぅ〜。ウールボム!」

「ふぅ〜…隠れられた…」

私はアリエスが出したモコモコの中で安心しながらスカートを元に戻した。

「ずいぶんえっちな下着を履いてるのね。あなたは新人さん?」

「はい、新人のルーシィです!って週刊ソーサラーの大人気グラビアモデル『ミラジェーン』さん!?出会えて光栄です!!」

私と一緒にモコモコの中にいたのはグラビアモデルのミラジェーンさん!私の憧れの人!

94:リリィ:2017/09/19(火) 06:38 ID:8pI

中3で修学旅行か……
良いねぇ、福岡って大体楽しい学年行事は中2で終わっちゃうんだよ
しかも一日目が京都(グループ行動)
二日目がUSJだよ?行かなかった自分を恨んでるもん!
おきな………ちぇるちぇるランドww
行ったことないけど随分遠いね……
それとリリィ姉さんだなんてよせやいwwタメでいいんだよ


桜の小説どっかで見たことあるんだよねぇ…
思い出せない、でも桜が書いてたんだね!この小説好きだから頑張れ!

95:桜◆kk:2017/09/19(火) 15:45 ID:8Hw

分かった。リリィ姉さんじゃなくて、リリィさんって呼ぶわ笑笑

確か、このスレの6で書いてたはず。名前も違うし、書き方も違うけどね笑

96:桜◆kk:2017/09/19(火) 17:42 ID:8Hw

「私を知ってるの?嬉しいわ!あなた、星天竜よね?ギルドマークは何色でどこがいい?」

私の異名、なんで知ってるの!?

週ソラの取材には一度も出た事がない。だから私の異名を知ってるのは数少ない。

その中にミラジェーンさんが入っていたなんて感激!!!

「ギルドマークはピンクで右手の甲で!」

「うふふ。分かったわって言いたいんだけど、まずはこのモコモコを消してほしいな。あと、名前もミラでいいわ!ジェーンはいらない」

「はい!でも、やっぱ憧れだし〈さん〉は付けたいな…」

「はぁ…!星点竜…可愛すぎ!いいわよ、ミラさんで!」

「やった!私も星天竜じゃなくてルーシィでいいですよ!」

「ルーシィね!」

私とミラさんは仲良くなって、さっきの恥ずかしいのも忘れた。

「アリエス、ありがとう!」

「はい〜。また呼んでくださいね〜。すみませぇ〜ん。」

アリエスを閉門して、モコモコを消した。すると、さっきの変態がボコボコになってる。

「あ、ルーシィ!!見ろよ!お前の代わりに殴っといたぜ!」

「あはは!ありがとう!!お陰でスッキリしたわ!!」

「おうよ!!」

「そこの猫ちゃんはギルドマークどこに付けたい?」

「ボクは白で背中!」

「分かったわ」

私とソラは本当に妖精の尻尾の仲間になると思うと胸が熱くなった。

そして大きな人が来た。ってかデカすぎ!この人は怖いのか、うるさかったギルドが一瞬にして静かになった。ソラなんて震えてミラさんの頭の後ろに隠れてる。

「あら、おかえりなさい。マスター。」

マスター!? この怖そうな人が!!?

「ミラ、そこの女と猫は?」

「新しく入ったルーシィです。それとソラ。」

「ほほう…」

マスターはミラさんから私達が何者なのかを聞くと体が縮んで…


体が縮んでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?




「よろしくね!」

と言った。っつーか、

「ちっさ!!」

ちっさい!!ハッピーやソラよりも大きいかなぐらいじゃない!?

97:桜◆kk:2017/09/19(火) 17:48 ID:8Hw

そのあと、妖精の尻尾がやってきた破壊はほとんど、ナツがやってる事を知った。でもね?マスターは

「評議員なんてクソくらえじゃぁ!!」

って言ったの。評議員と仲悪いのかな?

「いいか、理を越える力は理の中より生まれる。魔法は奇の力でなんかではない。我々の内にある気の流れと自然界にある波長が合わさり、初めて具現化されるのじゃ。
それは精神力と集中力を使う…いや、魂を注ぎ込む事が魔法じゃ。上から覗いてる目ン玉気にしてちゃ魔導は進めん。評議員のバカ共を恐れるな。自分の信じた道を進めぇい!!
それが妖精の尻尾の魔導士じゃぁぁぁ!!!」

マスターはそれだけ言うとまたどこかへ行ってしまった。

皆はまたうるさくなったけど…私は動けなかった。

マスターの言葉が胸に響いたから。

なんてギルド(家族)を思っている人だろう。

血は繋がってなくても、産まれた場所が違っても、ここにいる皆は家族なんだ…そう思った。

私の家族はママとアルシェリーネとソラだけだと思ってた。

でも、新しい家族もいいかも…!!

「…ナツ」

「お?」

「私を…、私とソラを妖精の尻尾(ココ)に連れて来てくれてありがとう!!!」

「っ、おう!!」

ナツ、本当にありがとう。

私、ココに来て良かったと思う。

それは、ナツに出会ったからで、ナツに惹かれたから。

最初は火竜を探してただけなのにね

人生って、おもしろい!!

98:桜◆kk:2017/09/19(火) 18:02 ID:8Hw

しばらく感動に浸っていると、ナツに勝負を吹っかけられた。

「ルイージ、勝負しようぜ!!」

「ルーシィよっ!!…いいわよ!私も火竜に興味あるしっ!」

火竜の話は噂でしか聞いたことがなかった。

だけど、火竜(あんた)がここにはいる。

確か、勝負を吹っかけられたら、失礼のないように本気でやるのよね?

アルシェリーネ






『遅いぞ。相手を見ろ!』

『見てる!体術なんていらないじゃん!』

『体術とはな、無駄な体力を使わずに相手を倒せるから教えてるんだ。』

『それって、アルシェリーネがいつも言ってる勝負を吹っかけられたら、失礼のないように本気でやる、じゃなくない?だって魔法こそが本気じゃん!それに、星霊たちもいるし!!』

『…魔力が尽きたとき、お前はどうする?』

『え?』

『勝負を吹っかけられ、自分の魔力が最後まで待つとは限らない。しかし、勝負を受けたら、悔いのないように戦わなければならない。』

『…』

『魔法が本気なのではない。己の体術こそが本気なのだ。それを忘れるな』

『もしそれを忘れちゃったら?』

『そのときは、お前と共に舌を噛み切って自害してやろう』

『なんでアルシェリーネも?』

『…それが親の務め、だからな。』

『っ!』

『再開するぞ、ルーシィ。人間の姿でいるのも飽きて来てるんだ』






はっ!私はなに昔の事思い出してんのよ!

とにかく、まずは魔力が充分にあるから、尽きるまで星霊と一緒に戦うわ!!

…あ、今日って火曜日じゃない!!

アクエリアスが呼ばない〜!!!!

99:リリィ:2017/09/19(火) 18:19 ID:8pI

リリィさんってww
普通にしておくれ、まぁ呼び名は何でもよろしいよ(^ ∀ ^)

100:リリィ:2017/09/19(火) 18:39 ID:8pI


「だ、だからな?あのまんまのんびりしてたら周りがうるせぇんだよ!」

「………あらそう、あたしには関係無いわ!それにしても人目気にするのねナツでも」

「オレだってたまには周りを見るぜ」

「たまにはなのね」


フッと馬鹿にしたようにルーシィは鼻で笑いスタスタと歩く
いつの間にか森に入って居たのをやっとの事で気付き日が落ち始めている方向に向かって歩く
後ろから足音がするから多分ナツも来ているのだろう…


「なぁルーシィ、お前家の方向わかってんのか?」

「失礼ね!ずっと住んでんだから当たり前でしょ」

「確かにそうだな」

「それより!いつまで着いてくる気なの!?部屋には入れないからね」

「残忍だな、ルーシィは……着いていくのはいいのにそのまま放置するなんて」

「あたしが自分から誘ってる訳じゃないから別に良いでしょ!」


ルーシィはプイっとそっぽを向いて歩くスピードを速めた
それでもナツは平然と着いてくるので自分の全体力を使うつもりで走ると流石に疲れたのか着いてくる速度は遅い

このまま行けば大丈夫、省ける

そう思って前を向き走る事だけに専念しようとしたときいつのまに追い付いたのかナツがルーシィの片手を掴みグイッと自分の胸板に引き寄せ腕の中に閉じ込めた

101:桜◆kk:2017/09/19(火) 21:00 ID:8Hw

私とナツの勝負は、賭け付き。みんなはナツに賭けてるっぽい

「ナツ、どこで勝負する?」

「ギルドの外でいいんじゃねぇか?」

「分かった!私が勝ったら私の言う事なんでも聞いてねっ!!」

「おうよ!オレが勝ったらオレの言う事聞けよっ!!」

「もちろん!!」

私とナツはみんなを外へ避難させて、中にいるのは変態とミラさんとハッピーとソラ、エルフマン、レビィさん、ラクサスって言う人。(ラクサスは不良化しない設定!)

「今からナツVSルーシィの勝負が始まりまーす!実況はミラジェーンです!解説はレビィ!よろしくねー!」

「よろしくー!どっちもがんばれ!」
「では!GO!!」

ゴォン

勝負の鐘と共にナツが突っ走る。…我慢しろっての。

「火竜の鉄拳!!」

いい炎してるわね!でもね

「遅いっ!」

私はナツの攻撃を余裕でかわした。

「なにっ…!?」

あららー、ナツー。余所見はダメよねー?勝負の基礎よー?

「開け!金牛宮の扉!!タウロス! 」

「MOぉぉぉ〜〜!!!」

タウロスは、一瞬の隙を突いてナツを壁に叩きつけた。だ、大丈夫かしら…壁

「やるな…けど、火竜の翼撃!!」

さすがナツ!!最高よ!

「それでこそ、ナツよ!まだまだ甘いけどね!でもあんた…」

「…?」

「私が勝負して来た奴の中では1番最高!!」

「っへへ、当たり前ェだろ!!」

私はナツの翼撃をバックテンで避けた。

可愛くて強いって最高!私、すごくいい女ね!

「タウロス閉門!
開け!獅子宮の扉!!ロキ!」

「ルーシィの騎士、参上!」

102:桜◆kk:2017/09/20(水) 00:56 ID:8Hw

「ろ、ロキィー!!?」

「悪いね、ナツ。僕は妖精の尻尾の魔導士だけど、ルーシィの星霊でもあるんだ。ってことで、獅子王の輝き!!」

「うおっ!」

ナツが間一髪で、ロキの攻撃を避ける。

「どうしてルーシィは滅竜魔法を使わないのかしら」

「ルーちゃんなりのこだわりがあるんじゃない?ルーちゃんの力は、ナツと互角って感じだね」

レビィさんとミラさんの実況が聞こえる。

確かに、こだわりはある。

私は滅竜魔導士だけど、元々はただの星霊魔導士だった。そこで、アルシェリーネに出会っただけだから、私は奥の手として滅竜魔法を使用する。

「悪ィなロキ!火竜の鉤爪!!」

「ぐはっ!」

なんてことを心の中で思ってると、ロキにナツの攻撃が当たった。

「ロキ!!ッロキ、閉門!!!」

まさかロキがやられるとはね…!計算外だわ!

でも、私には魔力が少ない。今日が水曜日ならアクエリアスを呼べるのに!!

…あと咆哮5回、奥義が1回ってとこね。ナツには私の倍以上の魔力を持ってる。

「星天竜の…」

「火竜の…」

「「咆哮!!!」」

お互いの咆哮がぶつかり合う。負けないように魔力を継ぎ足して、威力を上げながら。

「…咆哮が消えたとき、勝者が決まる」

103:桜◆kk:2017/09/20(水) 01:39 ID:8Hw

咆哮が消えて、見たときにはもうナツもルーシィも立ってなかった。

「…引き、分け…?」

ピクン

ルーシィの指先が微かに動き、ナツの指先も動いた。

立ち上がったんだ、2人共

「アンタも…咆哮で来るとわね…」

「へっ…お前もな…ルーシィ」

ヨロヨロの2人は、お互いの顔を殴った。魔法のない、ただの拳で

「ぶっ、あう、うっ、あ、」

「ぐふっ、ぶっ、ぐ、は、」

殴り合いを続けるだけの勝負。ルーシィは渾身の力を入れて、ナツに蹴りを落とす。

「ぐはっ!!」

「あたしの…勝ち、ね…?」

「くそっ…」

ナツが倒れ、その後にルーシィも倒れた。

ルーシィが勝った。

「おいナツ!ルーシィ!!」

「ナツ〜!ルーシィ!」

ハッピーと一緒に2人に駆け寄る。ボロボロの2人は疲れたのか眠っていた。

「2人を医務室に運びましょう。グレイ、エルフマン、手伝って!」

オレはルーシィを、エルフマンはナツをそれぞれ運ぶ。傷の手当てはミラちゃんがした。

「すごかったわね、2人の勝負」

「うん。ルーシィは、元から魔力が少なかったけど、ここまで追い詰められたのは初めてだよ。…ナツって何者?」

「ナツはただの火竜だよ!あい」

ソラとハッピーの話を聞いてる限り、特にこれといった気になる話はない。

「ん…あれ、ここは…?」

「ここはギルドの医務室よ」

ルーシィが目を覚ました。

「そうですか…あたし、火竜に勝ったんだ…」

弱々しいが、嬉しそうに笑うルーシィにオレは、目を奪われた。

104:桜◆kk:2017/09/20(水) 08:26 ID:8Hw

ナツが目を覚まさない。

あたしは覚ましたのに、ナツは1日寝たまんま。死んだりしてないよね?死んでたら、即破門だよね?やばい!!

あたしは最終手段を取ることにした。

「ヌワァァァツゥゥゥ!!!」

医務室に入って、大声でナツの名前を呼ぶ。そして、マフラーを引っ張って揺さぶる。

「ナツ!!起きて!起きなさいってば!つか起きろ!!ナーツー!!」

「ねえねえルーシィ」

「なによハッピー!!」

「ナツ起きたけど、ルーシィのせいで寝ちゃったよ。…違う意味で」

ハッピーの言葉を聞いて、ナツを見るとぐったりしている。しまった!揺さぶりすぎた!!

「る、ルーシィ…起きるから…酔う…うっぷ」

「ナツ!おはよう!!」

「…おはようこざい、マス…」

その後ナツは完全復活したようで、修行だー!とか言ってハッピーと一緒にどこかへ行った。

105:桜◆kk:2017/09/20(水) 10:27 ID:8Hw

「お前はナツと行かなくていいのか?」

「修行?そうねぇ…あんた、体術いける?」

「体術?まァ一応は…」

「じゃ、付き合って!!」

オレとルーシィは、組手を交わすことになった

「あんたの体冷たっ!!」

「オレは氷の造形魔道士だからな」

ルーシィの拳がオレの手で受け止められたとき、ルーシィは拳をひいた。

「ふーん…なにが作れるの?」

オレはギルドマークを氷で作った。すると、ルーシィは目を輝かせて覗き込む。

「きれい…!」

人に自分の魔法を褒められるのはよくあるが、オレはこのときが1番嬉しかった。

「あんたって変態の癖にすごいわね!」

「うるせえよっ!!」

ルーシィについついツッコミを入れるオレ。確かに変態と思われることはしたかもしれないけども!!

「でも、すごいじゃない。」

「…オレにとっちゃなんでもねェけどな」

「そうかもしれないけど!!でも、きれいな魔法っていいじゃない!素敵!!」

「そーかよ」

「そーよ!ってか、早く続きしましょ!グレイ!」

「はいはい」

初めて名前を呼ばれた瞬間だった。

106:リリィ:2017/09/20(水) 15:08 ID:8pI

桜ここの人増やしたい?
今二人だけでしょ?ここに書き込んでるの……
だから桜が二人で寂しいなら私のサイトで宣伝するよ

107:桜◆kk:2017/09/20(水) 20:42 ID:8Hw

確かに寂しいねぇ…私は今、毎日来れてるけどこれもいつまで続くか分かんない。

よし、宣伝お願いします!!守るって決めたから!あとリリィのサイトに遊びに行きたい(*´꒳`*)

108:リリィ:2017/09/20(水) 21:11 ID:8pI

OK!宣伝するね


……私のサイトだと!?
来ても良いが面白くないぜ?
それでも行くのかい?

行くのなら普通にナツルーで検索してフォレストのナツルーキーワードが出てくると思うからそこの【妖精の物語】が私のサイトだよ

一番手っ取り早く行く方法はpixivの私のプロフィールから行けると思うな

109:匿名さん:2017/09/20(水) 21:28 ID:8pI

http://id11.fm-p.jp/582/ued76snr777/
これでいけるかな?試しに書き込む………

110:リリィ:2017/09/20(水) 21:33 ID:8pI

ごめん、上の私

111:桜◆kk:2017/09/20(水) 22:28 ID:8Hw

秒で遊びに行って来た

112:桜◆kk:2017/09/20(水) 22:46 ID:8Hw

「ナツ!グレイ!大変だ!!エルザが帰って来た!!」

ギルドに入ってしばらくした後、ロキが珍しく慌てていた。

「エルザ…?」

「ルーシィは知らないのよね。エルザのこと」

ナツとグレイも慌て始めたし、周りのみんなも慌てる。

「今戻った。マスターはおられるか?」

「おかえり!マスターは定例会よ」

エルザさんはなんだか風紀委員長みたいな人だけど…ナツたちは気にしてなさそう

「ナ…ツゥ!!?」

ナツとグレイは汗をダラダラ流して肩を組んでいた。しまいには、ハッピーみたいになってる…

「仲が良いのは良いことだ。…ところで、君は…」

「あ、新人のルーシィです!」

「君がルーシィか!確かナツに圧勝したという新人だな」

なにその尾ヒレ!!勝ったけどギリギリですけどー!!?

「ナツ、グレイ、そしてルーシィ。実は3人に頼みたいことがある。」

ナツとグレイは分かるけど、なんであたしも?これには、ハッピーとソラも分からないといった顔をしている。

「仕事先で少々厄介な話を耳にしてしまった。本来ならマスターの判断をあおぐトコなんだが、早期解決が望ましいと私は判断した。3人とも、ついてきてくれるな」

それだけ言うと、エルザは去って行った。

これにはさすがにナツとグレイも驚いてる…ミラさんの方をチラリを見ると、少し興奮しているようだった

「エルザと…ナツと…グレイ…そして、ナツと互角に戦ったルーシィ…。今まで想像したこともなかったけど…これって妖精の尻尾最強チームかも…」

エルザには悪いけど、いきなりすぎるわ!!あたし、仕事はナツとしか行ったことないもん!いきなり最強チームとか言われても…

「ルーシィ!!!」

「にゃ、にゃによ…ショラ」

いきなり顔に衝突して来たソラ。ソラは少し離れると、真っ直ぐあたしの目を見た。

「行かなきゃ!この仕事、行くべきだよ!!」

「はァ!?なんでよ!」

「分からない…けど行くんだ!たとえナツとグレイが行かなくても、君だけでも行かなきゃならない!!!」

113:桜◆kk:2017/09/21(木) 01:12 ID:8Hw

ソラに言いくるめられて、結局行くことになった。

それにしても、さっきのソラの必死さはなんだったのかしら

ギルドを出て少し日用品の買い足しに行く。すると、馬車が暴走してた。馬車が向かう先には男の子が2人。

「危ない!こっちよ!!」

男の子は金髪をしている子と黒髪の子だった。2人は泣きそうな顔をしてて、ほっとけなかった

このままだと、3人とも引かれる!

「星天竜の鉄壁!開け!処女宮の扉!!バルゴ!」

鐘の音と共にバルゴが出てくる。

「お仕置きですか?姫」

「違うからッ!バルゴ、この子たちを安全な場所へ!」

「了解です」

バルゴは2人を抱えてどこかへ行った。私は何とか、星の大河を使って馬車を止めて、バルゴの場所に向かった。

「バルゴ!」

バルゴたちがいたのは近くの公園。男の子2人はさっきよりはマシな顔になっていた。

「あんたがオレたちを助けてくれたのか?」

黒髪の子は私の服をちょんちょんと引っ張って喋り掛けてきた。

「まあね。あんたたち、名前は?あたしはルーシィよ」

「オレはスティング!」

「オレはローグだ」

金髪の子はスティング。黒髪の子はローグ。

スティングとローグは急に真剣な顔になって私に聞いてきた。

「ルーシィ、星天竜って知ってるか?」

「オレらはその人に弟子にしてもらおうと思って来たんだ。知らないか?」

あたしに弟子入り…?ってことは、この子たちも滅竜魔導士なのかしら

「…星天竜の名前はルーシィ、よ」

すると、2人は驚いた顔をした。そして、顔を険しくして言ってきた。

「ルーシィ!オレらを弟子にして!」

「頼む!ルーシィ!!」

「なんであたしの弟子になりたいの?」

「オレはナツさんを越えたいんだ!」

「オレはガジルを越えたい!」

ガジル・レッドフォックス

ウチと仲が悪いことで有名な幽鬼の支配者の鉄の滅竜魔導士

「……」

「……」

あたしはしばらく2人の目を見つめていた。

「…ただ弟子入りしたいってだけじゃダメよ。そんな人たちはいっぱいいる。自分の目標を持ってて、自分の意思をちゃんと持ってる人じゃないとあたしの弟子は務まらない。」

「「…!」」

2人の目には、道がある。光り輝く道が

「合格、よ。」

あたしが弟子入りを認めると、険しかった二人の顔が一気に花が咲いたように明るくなった。

「やったーっ!!そう言えば、ルーシィはナツさんより強いの?」

「ガジルよりも?」

「ナツには勝ったけど、ガジルとはやったことないなー。ま、私が勝つわ!」

「ひゅー!カッコいい!!」

「弟子っていっても、特別な修行とかはないわよ?あたしが星天の竜に教えてもらったことをあんたたちにも教えるだけだから!」

「「おうっ!!!」」

114:リリィ:2017/09/21(木) 17:29 ID:8pI

私のサイト行っても面白く無かったでしょ?
最近更新してないし…

それと宣伝しても人増えなかったらごめんね!

115:リリィ:2017/09/21(木) 17:51 ID:8pI



「………は、離して!あたしは帰るのぉぉぉお!!」

「絶対離さねぇよ、お前はオレといればいいだろ!そしたら皆に見えるんだぜ?」

「なんで惚れてもない男と一緒に居なきゃいけないのよ!それにあたしは今のままでも良いの、ほっといて」


ルーシィはナツの腕の中で暴れるがそこは男と女の単純な差のせいかピクリとも動かない
さらに強く抱き締めてくるだけだ
もう無理なのかと思い諦めて大人しくすると腕の力が抜けた気がしたルーシィは逃げようと腕から離れ反応の遅かったナツがポカンと口を開けて固まっているのを確認し走ってその場から逃げ出した
先程までに包まれた暖かい温もりに恋しくなりながらも


ーこ、恋しくないわ!あんなのただ暑いだけよ。
しっかりするのよルーシィ!あたしはあいつなんかの温もりは恋しくないんだからね!!


一人走りながら自分に言い聞かせ自分の足が疲れてきた所で近くの木を背もたれにして目をつむる
疲れたのか意識は暗闇へと堕ちていった



「オレの鼻をなめるなよルーシィ……
置いて行きやがって見付けたら抱き枕にしてやる」


ナツは置いて行かれたことに不満を持ちながら自慢の嗅覚で甘い匂いを探す


「………なんでこんなに無防備に寝れるんだ?魔物がいる森なのによ」


やっとのことでルーシィを見付けたナツは木を背もたれにして気持ち良さそうに寝ている彼女に呆れながら仕方ないと呟き前からルーシィを抱き華麗な肩に顎をのせ自分も寝ようと目を瞑った

116:桜◆kk:2017/09/21(木) 23:12 ID:8Hw

「ここ、あたしんちだからいつでも来て。明日から仕事だから見れないけど、好きに使ってくれてもいいから」

スティングとローグにあたしの家への地図と合鍵を渡しておく。

「好きに使っていいって言ったけど、物壊したり、部屋を汚したりしたら…」

「「したら…?」」

声が低くなったルーシィに、2人は唾を飲む。

「あたしが特別に実戦稽古を付けてあげるわ…死んでも責任は取らないわよ」

「「は、はいぃぃ!気を付けます!!」」

ビシッと敬礼ポーズを決めた2人に、ルーシィはクスッと笑う。

「じゃあね」

スティング、ローグ…あなたたちに教えることは少ないけど、ナツと鉄竜のガジルを超えられる為の協力はするわ

「ただいまー!ってあたしの部屋ーー!!!」

「よォ、ルーシィ!」

「おかー」

「おかえりルーシィ!」

「なんであんたたちがいるのよー!!」

家に帰ってあたしの部屋に入ると、ナツとハッピーがいた。あたしは即座に2人を足で壁に埋め込む。

「まったく…ちょっとお風呂入って来るわ」

お風呂に向かってドアを開けると、グレイが入っていた。

「不法侵入ーーー!!!!しかも人んちの風呂入るなッ!!」

あたしは思い切り顔を蹴ってやる。ナツといいハッピーといいグレイといい、なんだってのよ!

117:桜◆kk:2017/09/21(木) 23:13 ID:8Hw

大丈夫だよ!2人でもがんばっていこう!!

118:リリィ:2017/09/22(金) 17:34 ID:8pI



ーーチュンチュン


雀の鳴き声が聞こえルーシィは重たい瞼をあげる
そして暖かいナニかに包まれてる感覚があるのを今は無視し、そのナニかの一部に頬を擦り付ける
お日様の匂いと小さく呟き再び目を閉じようとしたら目の前のナニかが急に動き出した


「おいルーシィ、寝るのか?もう朝だぞ」

「う〜ん、眠いから寝かせてナツ」


聞き覚えのある声にルーシィは無意識に名前を呼ぶが何かが引っかかり考える

ーナツ?今あたしナツって言った?

パチリと目を開け先程何かに包まれてる感覚がナツだと理解したルーシィは顔を赤くさせ逃げようと暴れるが離してくれる筈もなく、それどころか彼女が暴れれば暴れる程強く抱き締めてくる


「起きるの遅いな、ルーシィは」

「う、うるさい!取り合えず離してくれるかしら」

「断る!離したらお前また逃げるだろ?」

「当たり前じゃn………ううん逃げないわ!」

「嘘つけ!今当たり前って言ったから信用ならねぇな」

「うっ………良いから離せぇぇぇえ!!」


ルーシィの大きい声にビクッと大きく反応したナツだったが腕の力は緩むことはなかった

119:リリィ:2017/09/22(金) 17:40 ID:8pI

そうだね!のんびりと待ってたらきっと誰か来るよね(^ ^)

120:桜◆kk:2017/09/22(金) 20:29 ID:8Hw

うん!ポジティブにやっとこ!!

121:桜◆kk:2017/09/24(日) 00:32 ID:8Hw

「で?何しに来たの?」

「おいらたちはチームの絆を深めようと思って来たんだよ」

「しかし、女子の部屋にナツとグレイを泊めるのは気が引けるからな。私も泊まることにした」

「あんたいつからいたの…?」

エルザもいつの間にか来てて、紅茶を飲んでいた。てゆーか、ナツとグレイは泊まるの確実なのね…

「それにしても…お前たち、少し汗臭いぞ。風呂に入ってこい」

「風呂ォ?」

「めんどくせえ」

いや泊まる前提で話をしないでくれる!?あたしまだいいわよ、なんて言ってないしっ!

「ならば、久しぶりに一緒に入るか」

「「!!」」

あんたたちの関係性ってなに!!?姉弟!?

「ルーシィも一緒にな」

「あたしを巻き込むな!!」

「入らないのか?チームだろう」

「入らないわよっ!!チームだとしても!」

「「……」」

「あんたたちは何残念そうな顔してんの!!」

結局、お風呂は1人ずつになった。あいつらと一緒にいたら、あたし猿になりそう…

「そうだ、ルーシィに確かめたいことがあるんだった」

「オレもだ」

「なに?私もだ」

ナツとグレイとエルザが、真剣な顔であたしに近付いて来る。

「ルーシィ…」

「な、なによぉ…」

ナツの低い声に少しドキッとする。

3人は、あたしを抱き締めた。

「へ!?」

「「「……」」」

なに?なんなの?なにを確かめてんのよ!!

「やっぱりそうだ…」

「ああ…」

「ルーシィの近くにいると、心が暖かくなる。いや、胸が熱くなると言った方がいいか」

「どういうこと?」

あたしから離れた3人は、納得したような顔でソファに座る。

「勝負したときも」

「組手を交わしたときも」

「初めて会ったときも」

「「「胸が燃えるように熱かった」」」

どういうことよ〜…

胸が熱くなるってなんなの?

「ルーシィにはないの?」

「…分からない。ギルドに入ってから、胸が熱くなることなんて、たくさんあったわ」

ハッピーは悲しそうに耳と尻尾を下げた。

「初めてギルドに来たとき、胸が熱くなった。ナツと勝負したときも、グレイと組手を交わしたときも、エルザに初めて会ったときも、まだまだあるわ…」

胸が熱くなることはきっと、これからもたくさんある。

「でも…この胸の熱さは、なんていうか…胸の中で何かが暴れてるの。ここから出せーって」

「それだ!何かが暴れてんだ!!オレは守りたいんだってな!」

「ナツの言う通りだ。何かを守りたがってる。私の胸の中にいる者は」

「ああ。何かが何かを守りたがってる。」

なんか、不思議な感じね〜

これが、仲間(かぞく)なのかな?

122:桜◆kk:2017/09/24(日) 21:24 ID:8Hw

ーーー時は1000年前の東洋に遡る。



「おいババア。白虎(ビャッコ)と玄武(ゲンブ)はまだか?」

「うるせージジイ!おらが知るわけねーよ!」

「わしから見たら、2人ともガキじゃぜ?」

「「来たなクソジジイ」」

「誰がクソジジイじゃクソガキ共!!」

「遅くなってすまない。青龍(セイリュウ)朱雀(スザク)白虎。」

ここは神の国。彼等は神の社に呼ばれていた。

春と東を守護する青龍。夏と南を守護する朱雀。秋と西を守護する白虎。冬と北を守護する玄武。

彼等は四神と呼ばれる、偉大な神である。

「玄武の兄貴!今日はなんでおらたちを集めたんだ?」

「…この国は、いずれ滅びるだろう。」

「「「っ…」」」

いきなり過ぎる玄武の言葉に、3人は驚く。

「ここは神の国じゃぜ?そう簡単に滅びるとは思えんがのぅ…」

玄武は社にあるイスに座った。眩い金の装飾が施されており、他の3人も座り込む。

「鳳凰殿による予言だ。これから1000年程先の未来が見えたらしい。」

「それが神の国の崩壊ってことじゃな」

「ああ。しかし、私たちが滅べば人間の世界も滅ぶだろう。それは阻止しなければならない」

「何か考えがあんのか?鳳凰殿の予言は確実だろ?」

「…人間の中に潜む。」

玄武の言葉に、面食らう3人。人間界では確かに生きることは出来ない。だが、人間の中でも生きれるかどうかは分からないのだ。

「おいガキ。お前の考えも分かるが、あの伝説はどーなる。」

「あの伝説なら、もう見つかっている。しかし、1000年後の西洋の者たちだ。だから私たちは、1000年先、そのまた1000年先まで生きる」

「…分かった。青龍、朱雀、お前らはどうするんじゃ?」

「おらは玄武の兄貴についてくぜ!もちろん、このアホもな!」

「巻き込んでんじゃねー!クソアマ!!」

「ありがとう。」


四神を従わせ、星と共に生きる巫女

炎を操る竜の子、悪を滅する氷の子、竜から生まれた妖精に出会い、巫女は成長するだろう

巫女の名はーーー

123:リリィ:2017/09/24(日) 23:56 ID:8pI



あのあとナツが離してくれない事を悟ったルーシィは仕方なくナツを自分の家に入れようと話し、やっとのことで自分の家に帰れるとはしゃぎながら家のある方向へと歩いていた


「着いたわ………」

「おぉ!!なんか早くね?オレの時は結構時間くったぞ」

「近道があるのよ」

「そうなのか、オレにも……」

「却下………あたしだけが知ってれば良いの」


ルーシィの家に着きマグノリアへ帰る時よりもこちらに来る方が時間が早いことに気付きルーシィに聞くが当たり前のように近道があると返された
興味津々のナツが近道を教えて欲しいのを悟ったのか即答で断られ拗ねるも今は彼女の部屋が見れるので良しとしよう
そう思いルーシィに目を向けると……

124:桜◆kk:2017/09/28(木) 11:59 ID:8Hw

>>84の続き

「ご、ごめんなさい…私のせいで迷惑かけちゃって…」

「まったく…おバカな子ね。パパもママも、あなたたちと一緒にいる時間は少ないかもしれないわ。お仕事もあるしね」

ママは私を抱き締めたまま、話を始める。

「だけど、ママとパパに遠慮せずに甘えなさい。」

ママとパパと話す時間は少ない。お仕事が忙しいから。それでも、私とスティングを気遣ってくれる。

「たまにしか聞けないかもしれないけど、わがままも言っていいのよ」

ママと一緒にいると、何故か嬉しくて、胸があたたかくなるの。

そしてどこか、懐かしい。

「ミラ、ルーシィ」

「エルザ!」

「ミラ、今日はお前もラクサスもウチに泊まっていけ。ジェラールもそう言っている。」

「そう…?じゃあ、お言葉に甘えようかしら」

ママとエルザちゃんが部屋を出ると、頭痛が私を襲って来た。

頭の中に、人がいる。桜色の頭、青い猫、緋色の髪に鎧の人、謎に裸の人、青い髪の女の子、白い猫…

その人たちの顔は、霧でよく見えない。

「ふぇありー…てい、る」

頭に浮かんだ文字を口に出してみる。

フェアリーテイル 妖精の尻尾

「るーしぃ…はーとふぃりあ…」

ルーシィ・ハートフィリアって誰?ルーシィは私よね、?

「なつ、どらぐにる…はっぴー…いぐにーる、さらまんだー…」

次々と言葉が出てくる。どれも知っているようで知らない。てか、ナツってナツ・フェルナンデスじゃないの?

「ぐれい、ふるばすたー…えるざ、すかーれっと…さいきょうちーむ…」

分からない。でも分かる。この人たちのこと、知ってる。

「おうどうじゅうにもん…せいれい…ッ!アクエリアス!ロキ!バルゴ!キャンサー!スコーピオン!カプリコーン!サジタリウス!アリエス!ジェミニ!タウロス!」

思い出した。

全部。

ナツ・ドラグニルも、ハッピーも、グレイ・フルバスターも、エルザ・スカーレットも、最強チームも

黄道十二門の星霊も、妖精の尻尾…ギルドも

「なんで忘れてたのよ…あたし…」

あたしの頬に、涙が伝った。

125:桜◆kk:2017/09/28(木) 13:48 ID:8Hw

>>122の続き

私たちが最強チームで仕事を終えて、ギルドに帰ってくると、ギルドはめちゃくちゃになっていた。『幽鬼の支配者』の鉄竜のガジルの仕業によって

更には、ルーシィまで拉致されてしまった。

「戦争じゃああああ!!!」

幽鬼とルーシィ奪還の為に激突したが、マスターの負傷により、撤退。

ルーシィは奪還できたが、大きな戦力を失った。そして、ルーシィの話をみんな聞いて各々感じることはあるだろう。

マスター不在で戦うのは無謀だ。ラクサスも仕事でなかなか帰れそうにない。

マスターがジョゼのところへ行ったときに、私が付いて行っていれば…

情けない!!!私のせいだ!!!!!

「っファントムが攻めて来たぞー!!」

外に出てみると、ファントムがギルドごと攻めて来た。更には魔導集束砲を撃ち込もうとしている。

「ギルドはやらせん!!!!」

換装・金剛の鎧

命に代えてもルーシィを、ギルドを、仲間を守ってみせる!!!!

「エルザ!!」

「ナツ!ここはエルザを信じるんだ!」

「うあ…」

お前たちが信じてくれるから、私は本気を出すことができる。

「エルザーーーー!!!!!!」

なんとか魔導集束砲を塞ぐことができた。しかし、私の体はボロボロだ。

「マカロフ…そしてエルザも戦闘不能…これで貴様らに凱歌はあがらねぇ」

私がやられた、だと?凱歌はあがらない?

なにを言っているんだ、あいつは

「さあ、ルーシィ・ハートフィリアを渡せ。今すぐだ」

「誰が渡すかー!」

「仲間を敵に差し出すギルドがどこにある!」

「ルーシィは仲間だー!!」

「そーだ!そーだ!!」

「あたし…」

ほら見ろ。私以外にも妖精の尻尾はたくさんいるんだ。

そして、私もまだ戦える!!!

「仲間を売るくらいなら死んだ方がマシだっ!!!!」

すると、私の胸から白い光が出て来た。

「貴様の巫女と仲間を想うきもち、私がしかと受け取ったぞ」

その光は、鎧を纏い、亀の甲羅を背負い、少し長い白い髪を結った男となった。

「貴様は少し休んでいろ。私が貴様の仲間を守ってみせる。」

「…いや、私も戦える。お前の名は?私は…」

「エルザ。ずっと貴様の中にいたんだ。全て知っている。私は玄武だ。」

こいつが何者かは分からない。なぜ私の胸から出て来たかも。

しかし、ルーシィと仲間を守れるなら、共闘しようじゃないか。

126:桜◆kk:2017/09/28(木) 14:49 ID:8Hw

オレたちが最強チームで仕事を終えて、ギルドに帰ってくると、ギルドはめちゃくちゃになっていた。『幽鬼の支配者』の鉄竜のガジルの仕業によって

更には、ルーシィまで拉致られた。

「戦争じゃああああ!!!」

幽鬼とルーシィ奪還の為に激突したが、じーさんの負傷により、撤退。

ルーシィは奪還できたが、大きな戦力を失った。そして、ルーシィの話をみんな聞いて各々感じることはあるだろう。

でもオレは、ルーシィを守る。

じーさん不在で戦うのは無謀だ。ラクサスも仕事でなかなか帰れそうにない。

そして、ファントムはギルドごと攻めて来やがった。魔導集束砲付きでな。

それからエルザがオレたちを守った。そのとき、エルザの胸から男が出て来やがった。

とにかく、次の特大ジュピターを今度はオレたちが塞ぐんだ。あと15分ある!!

「雨…」

「しんしんと…そう、ジュビアはエレメント4の一員にして雨女…しんしんと…」

オレの前に現れたのは、エレメント4の雨女。こいつを倒せばいいんだな

「まさか、2つのエレメントがやられるなんて思わなかったわ。しかし、ジュビアとアリアは甘く見ないことね」

エルフマンとナツか…?

「悪ィけど、女だろうが子供だろうが仲間を傷付ける奴ァ、容赦しねぇつもりだからよォ」

すると、雨女は顔を赤くして負けを認めやがった。どーゆーことだよおいっ!!!

「水流拘束!!」

こいつの魔法は水流(ウォーター)か…

127:桜◆kk:2017/09/28(木) 17:22 ID:8Hw

オレは水の檻を凍らせて破壊する。

雨女に攻撃しても、あいつの体は水でできてるから全く効かねえ…!

くそっ、このままじゃぁジュピターが!!

「ジュビアは、ルーシィとあなたを傷付けたくない。」

「は?」

「ジュビアはルーシィが好きだから、傷付けたくない。マスターのやり方も、本当は反対」

こいつは何を言ってんだ?味方…なのか?

「今ならジュビアがマスターに頼んで、ルーシィだけを引き取って退いてもらう。仲間を傷付けられたら、ルーシィも傷付くから」

「オイ…ふざけたこと言ってんじゃねえぞ。お互い引けねえトコまできてるだろうが」

ルーシィを渡せばオレたちは傷付かずに済む、だァ?そんなの、逆に傷付くわ

「ルーシィは仲間だ。命に代えても渡さねえぞ」

すると、雨女は激怒した。熱湯がオレを襲う。

「恋敵…あなたはジュビアの恋敵!!少しときめいたけど、ルーシィの方が好きなの!!」

はァ!?何を言ってんだこいつは!!どう勘違いしたか知らねえけど、ルーシィは渡さねえ!

「アイス…」

速ェ!オレの造形魔法が追いつかねえだと!?

「ぬおっ」

隙を見せたらすぐに熱湯でやられる!!時間を稼がねえと!!

「アイスメイク…盾!!」

だがオレの盾はあいつの熱湯によって溶かされる。

「ぐおおぉぉぉあああ!!!」

熱ィ!皮膚が焼ける…!!

くそっ、仲間1人守れねえで何が妖精の尻尾だ!命に代えてもルーシィはオレが守るって決めたじゃねェか!!

すると、胸から水色の光が出て来た。

「俺に水系の攻撃は効かねーョ。おいお前。」

その光は、熱湯を吸い込むと、龍のツノを持ち、二の腕には龍の鱗、東洋の服を纏った男になった。

「お前の巫女や仲間への想い、しっかり俺に伝わったぜ。オレがサポートしてやる。」

「…ああ、助かるぜ!」

こいつが何なのかは知らねえが、手を貸してもらえるなら好都合だ。

「何だと言うの…!?水流斬破!!」

「水は効かねーって言ってんだろーが!!グレイ!!今だ!!」

「おう!!凍りつけぇぇえええ!!!」

水を吸い込んでもらって、オレは女を凍りつけにすることに成功した。

「雨、か…女、これはお前の雨だろう。」

「そ、そうよ。鬱陶しいんじゃない?ジュビアは雨女だからね」

「ふん、こんな雨、俺にはどうってことねーよ…お前には巫女やグレイがいんだろーが」

つか、なんでこいつはオレの名前知ってんだよ!まあ、いいわ…。…いいのか?

「ジュビアはもう、ルーシィに会う顔がない…ルーシィを傷付けすぎた…」

「そーかよ。…でも、お前ルーシィの友達なんだろ?謝れば、ルーシィは許してくれるさ」

「っ、!」

女は笑った。すると、雨がやんだ。

空は、キレイだった。

「で、まだやんのかい?」

女は嬉しそうに気絶した。

「グレイ、巫女が危険だ!行くぞ!あの女は、玄武を解放したのか…あとはババアとクソジジイだけじゃねーか!!」

まじで、何言ってんだこいつは…とりあえず、オレは付いて行く。

「お前、名前はなんつーんだ?」

「俺は青龍…四神の青龍だ。」

青龍は足を龍に変えて滑るように行動する。しばらく走ってると、ミラちゃんとエルフマンに会った。

128:桜◆kk:2017/09/28(木) 17:31 ID:8Hw

ジュビアの台詞変更

「…ジュビアはもう、ルーシィに会う資格がない…ルーシィを傷付けすぎた…」

にします!!

129:桜◆kk:2017/09/28(木) 18:08 ID:8Hw

あたし今、どこにいんの…?檻?…ヒイッ、虫ぃぃ!!

すると、マスター・ジョゼが入って来た。こいつ、あたしの過去もハートフィリアも全部知ってるのね…

「あなたを攫うよう依頼したのは、あなたの父上なのですよ」

お父様が…?なんで、なんでよ、あたしに関心なんかなかったくせに!!!

「あたし絶対帰らないから!!あんな家には帰らない!!!」

あたしは、バケツで用をたすフリをしてジョゼのジョゼを蹴ってやる。逃げようとしたけど…

「残念…あなたがいたのは空の牢獄…さあ、ファントムの恐ろしさを教えて差し上げますよ…」

うそ、でしょ…こんなところ、ソラかハッピーがいないと逃げられない!!!

あたしは飛び降りた。声が聞こえたんだ。絶対いる!

「ナツーーーー!!!!!!」

「ぬおああっ!!!」

ほらね、やっぱりナツがいた。ソラもハッピーもいる。

ナツとハッピーの言い争いを聞いてると、マスターがやられたことが分かった。他のみんなもあたしのせいでケガして…

「ごめん…ごめんね…」

ギルドがあんなことになったのも、マスターがやられたのも、みんなが傷付いたのも…

「全部…あたしのせいなんだ…」

「ルーシィ…」

「それでもあたし…ギルドにいたいよ…妖精の尻尾が大好き」

涙が溢れて来た。泣いちゃダメ。泣く資格なんてないのに。

一旦ギルドに戻って、みんなに全部話した。だけど、みんな変わらず接してくれた。

だけどファントムは攻めて来た。ギルドごと。エルザは魔導集束砲からあたしたちを守ってくれた。あたしはリーダスに連れられて、隠れ家に行った。

ごめんね、みんな…!

「リーダス!!!…っあんたねぇ!!!」

「うるせえョ…尻尾が」

するとガジルがやって来て、リーダスを殴って気絶させた。

あたしは戦おうにも、ジュビアに連れ去られたときに落としてしまった。

「来い、マスターがお呼びだ。…ギヒッ」

「うっ、」

ごめん、なさい…りー、だす、みんな…

130:桜◆kk:2017/09/29(金) 18:08 ID:8Hw

オレたちが最強チームで仕事を終えて、ギルドに帰ってくると、ギルドはめちゃくちゃになっていた。『幽鬼の支配者』の鉄竜のガジルの仕業によって

ルーシィがしかも、攫われた

「戦争じゃああああ!!!」

幽鬼とルーシィ奪還の為に激突したけど、じっちゃんの負傷により、撤退。

でもオレは、ハッピーとソラでルーシィを取り戻しに行った。

名前は呼んでも返事はできねえか…オレにもっと力があれば、ルーシィもギルドも守れたのに

「ナツはやく!!」

「ジョゼェェ!!ルーシィに傷一つ付けてみろ!!オレはお前を絶対ェ許さねえからなああああ!!!!」

ルーシィとジョゼに聞こえるように叫んだ。聞こえたかは知らねーけど

すると、胸から赤い光が出て来た。

『おらがお前に力を貸す。…巫女を助ける為だ!勘違いすんなよ!!』

脳みそに声が響いて、そしたら光がオレを包み込んだ。オレの足は一気に加速する。

「ナツーーーー!!!!!!」

「ぬおああっ!!!」

上から落ちてきたルーシィを受け止める。いつの間にか光も消えていた。

ハッピーと言い争いをしてると、ルーシィは泣き出した。

「ごめん…ごめんね…」

なんで泣くんだよ、って言いたかった。

「全部…あたしのせいなんだ…」

「ルーシィ…」

悲しそうにソラがルーシィを見る。なんでお前のせいなんだよ、って言いたかった。

「それでもあたし…ギルドにいたいよ…妖精の尻尾が大好き」

でも、ルーシィの泣き顔を見たら何も言えなくなったんだ。

『…おいお前!!』

「あ?誰だ?」

「ナツ、どうしたの?」

『ばか!おらはお前の心に喋ってんだ!!心ん中で喋りな!!』

「な、なんでもねえ!!」

さっきの光の声の持ち主が、オレに話しかけてきた。

『おらは巫女を守りたい。玄武の兄貴と約束したんだ。その為には、お前の体から出ねーといけねえんだ』

『巫女って誰だ?つーか出たいなら出ろよ!』

『お前が守りたがってるルーシィ・ハートフィリアだよ!出れるならとっくに出てるわ!!』

『なんで出れねーんだ?守りてーんだろ?』

『…さっきお前に不完全な状態で力を貸しちまったから、本来、お前のとおらの巫女を守りたいっつー気持ちが交われば出れるけど、それがムリになっちまったんだ』

『じゃ、じゃあどーすんだよ!』

『…おらは四神。おらの他に三体の神がいる。そいつらに出してもらうしかねェ…』

『っそいつらどこにいんだ!?』

『グレイ・フルバスターの体の中、エルザ・スカーレットの体の中…もう一体は迷子だ』

『迷子!!?』

『あのクソジジイ、入る体間違えやがったんだよ…取り敢えず、お前は巫女連れて帰れ!!』

『お、おう!!』

こいつがオレの胸の熱さの正体…なのか!!?

131:桜◆kk:2017/09/30(土) 11:22 ID:8Hw

やばいのぅ…

わし、絶対絶命じゃなこれ。神がそう思うって結構じゃぜこれ。

玄武にブチギレされるな

わしが入るはずだった体は、巫女の母親であるレイラ・ハートフィリア。

じゃが、わしはレイラを巫女だと勘違いし、巫女の体に入っちまった。

レイラに入り、幼少の頃から巫女を見守らんといかんかったんじゃがのぅ…しくじったわい。年寄りに横文字はキツイんじゃ

ルーシィ・ハートフィリア

レイラ・ハートフィリア

似すぎじゃろ!!こちとら東洋の神じゃ!!横文字は苦手なんじゃよ!!漢字も苦手だっつーのに…

玄武は確か、体の持ち主とわしらの巫女を守りたいという気持ちが交われば、出れるとか言っとったのぅ…

巫女が自分を守りたい、なんて思うかのぅ?

自分より、仲間の方が守りたいじゃろうな

それにしても朱雀のやつ、不完全な状態で竜の子に手を貸しやがったな…

わし出ないといけないじゃん!!どうやって出ればいいかも分かんないのに!!!

『巫女!!返事をしてくれ!!巫女ー!!!』

まだわしに気付いてない巫女は、わしが呼びかけても返事はせん。

朱雀も出れん、わしも出れん…玄武にぶっ殺されるやつじゃぜこれ









『もし、入った体の持ち主が巫女を守りたいと思わなかったら、私たちの巫女への敬愛で出るんだ。』

こんなこと玄武は言っとったな!!

『しかし、必ず出れるとは限らない。だが、ムリにでも出るんだ。』

…やめとこう。

時が来れば、わしも自然に出れるじゃろ。それまでの我慢じゃな。

132:桜◆kk:2017/09/30(土) 13:35 ID:8Hw

「グレイ!!って横の魚なんだよ!」

「魚じゃねー!龍だ!龍の足だボケェ!!」

エルフマンに青龍が突っかかる。しかし、お互いの足は止めない。先程、ミラの話を聞いたからだ。

エレメント4が、アピスブレイクの原動力だということを。




何だこいつ…ここまでナツを追い詰めるなんて!見えない魔法…どうしたらいいんだ!!

「まだ立つか、火竜」

「倒れる訳にはいかねえだろ…オレは妖精の尻尾の魔道士なんだ…燃えてきたぞコノヤロウ!!!」

「空域…“絶”」

「ぐああああっ!!!」

強すぎる…これがエレメント4最強の男…!

「上には上の者がいるのです、若き竜よ」

「火竜の咆哮!!!」

ナツが咆哮を放つと、あいつは消えた。そして、背後から現れた。

「空域“滅”!!その魔力は空になる!」

「ナツーー!!」

あれがきっと、マスターが受けた魔法だ!ナツの魔力も取られる!!

すると、魔法が切られた。そして、ナツを支える誰かがいる。

「エルザ!!!…と誰!!?」

「こいつがマスターを…」

エルザの魔力はどこかゾッとした。怒りに燃えてるんだ

「私たちの親に手を出したのはこの男だな」

あいつが目を開けると、魔力が一気にあがる。本気を出したんだ…






「目!!?」

「そう、アリアは普段目を閉じている。強大すぎる魔力を自分で抑えてるらしいの。」

「何じゃそりゃ!!」

「とにかく、アリアを見つけたら目を開かせる前に倒すのよ!」

「…その心配はねえみてェだ」

青龍がミラに声をかける。3人は焦った顔で青龍を見る。

「アリアって奴の目はもう開いた。」

「っ、なんですって…じゃあもう…」

「けど、アリアの前にエルザと玄武が現れた。火竜もいる…」

「ナツとエルザが!!?」

「ああ。けど、こいつらがアリアを倒さねーと勝機は完璧になくなる!」

133:桜◆kk:2017/09/30(土) 14:36 ID:8Hw

「死の空域“零”発動…この空域は全ての命を喰い尽くす」

「ああああああ!!」

「しっかりしろ!竜の子!」

玄武がシールドを作り、ナツとハッピーを加護する。

やはり、神には人は勝てないようだ。

「命を食う魔法だと…」

エルザの魔法が徐々に上がっていく。

「なぜそこまで簡単に人の命を奪えるんだ!!貴様らは!!!」

「さあ、楽しもう」

アリアの攻撃が始まる。しかし、エルザはその攻撃を全て避けてアリアに近づいて行く。

「あなたにこの空域が耐えられるかな?」

「容易いことだ!私には、玄武の加護が付いているからな!!」

「行け、妖精女王ーティターニアー…」

エルザが空域を切り裂いて行く。アリアも想定していなかったようで、焦っている。

そして、空域が乱れた一瞬の隙を突いた。

「天輪・繚乱の剣!!」

「がふおっ」

アリアが倒れ、空域も全て解除される。

「マスターが貴様ごときにやられるハズがない…今すぐ己の武勇伝から抹消しておけ」




「アリアが…負けた」

「はァ!?誰に!!」

「妖精女王…火竜も玄武も青い猫もいる!」

「エルザたちが勝ったのね…急ぎましょう!」

「こっちだ!付いてこい!!」

134:桜◆kk:2017/09/30(土) 15:43 ID:8Hw

「妖精の尻尾の皆さん、我々はルーシィを捕獲しました。」

ジョゼの言葉に、神も妖精も、みんな騒つく。

「きゃあああ!!!」

ルーシィの声に、みんなは更に騒つき、ミラは耳を塞ぎ、玄武と青龍は顔をしかめた。

「我々の目的はあと一つ…貴様らの皆殺しだ、クソガキ共」

ジョゼの声と共にルーシィの悲鳴も聞こえる。

「あの野郎…よくも巫女を!!」

「おい!急いでエルザたちと合流すんぞ!」

耳を塞ぎ続けるミラをエルフマンが担ぎ、グレイが青龍の腕を引っ張り、走る。

「くそっ、白虎と朱雀は何をしてるんだッ!!私たちは何の為に1000年もの間、人間の中にいたのだ!!!」

「朱雀と白虎って女か?」

「朱雀は女だ。知ってるのか、竜の子」

「オレはナツだ!…オレの中にいるかもしんねえ!不完全な状態でオレに手を貸したから、自分では出れねーって女がさっき…」

「何だと!!」

すると玄武は、ナツの体に手を突っ込んだ。当然、ナツはもちろんハッピーも驚く。

「ぎゃああああ!!痛ェェーー!!!!」

「ナツが死んじゃうーー!!」

「死なん!落ち着け!貴様の中の朱雀を私が力ずくで、抜き取る。」

玄武の声に、確かに痛くねェ!など言うナツ。ハッピーは逆に、痛くないの!?などと驚いている。

「朱雀!聞こえるか?私の手を掴め!ナツ、貴様も脳内から呼びかけろ!」

『お、おう!朱雀!!玄武が手を掴めって!』

『玄武の兄貴が!?よし、分かった!』

「くそっ、届かん…青龍か白虎がいれば…」

すると、グレイたちがやって来た。ミラとエルフマンはエルザに、青龍とグレイはナツと玄武に駆け寄る。

「お、おい!お前何やってんだ!?」

「話は後だ、氷の子。青龍、私の腰を掴め!」

「了解!グレイ、お前はエルザんとこ行け」

青龍が玄武の腰を掴むと、玄武は上半身をナツの体の中に突っ込んだ。

『朱雀!』

『玄武の兄貴ィ!』

お互いの手が、すれすれで届かない。玄武は更に体を突っ込む。

『朱雀、鳥になってここまで来い!』

『おう!分かった!』

朱雀は姿を火の鳥に変え、玄武の近くに行くと人の姿となり、手を掴んだ。

『引っ張れ青龍!!』

「おんどりゃあああ!!!」

青龍が力いっぱい引っ張ると、ナツの体から玄武と朱雀が出て来た。

135:桜◆kk:2017/09/30(土) 18:25 ID:8Hw

「人が出て来たー!!」

朱雀と玄武には、ナツやグレイ、ミラたちも驚いた。

「兄貴!!」

朱雀は、オレンジの髪の毛を二つに結い、巫女装束を身にまとっている女だった。

「朱雀、急いでエルザの血を止めろ」

「分かった!おいどけ!!血ぃ止めるから!」

朱雀は手から炎を出すと、エルザの傷口にそれを当てた。最初は辛そうにしていたエルザだったが、その傷からの血は全て止まった。

「血が止まっただけだ。おらには完璧な治療はできねー。」

「ナツ…」

「エルザ!」

ナツが慌ててエルザに駆け寄る。

「力を…解放しろ…お前にはまだ…眠っている力がある…自分を信じ…貫き…呼び起こせ…今がそのときだ
ルーシィをギルドを守るんだ…」

エルザはナツの目を真っ直ぐ見て、言い放った

「行けえっ!!ナツ!!お前は私を超えて行く男だっ!!!」

エルザの声が、ナツの心に響き、力を与え、背中を押した。

「うおおおおおおおっっ!!!!!」

ナツは一気に走り出した。全身に炎をまといながら、ルーシィのいる場所へ。






「…!マカロフ」

そして、マカロフも目を覚ました。

反撃の時間だ。

136:桜◆kk:2017/09/30(土) 21:59 ID:8Hw

ナツが走り出す。すると、どこからかジョゼが現れた。

邪悪な魔力に、吐き気がする。

「あ、兄貴…!」

「くそ、こんな時に神力が…」

「巫女が危ねェんだ…!」

玄武、青龍、朱雀の体がだんだん薄くなって行く。

「玄武!!!」

「おい青龍!」

「朱雀っ!!」

薄れゆく3人に、ミラとグレイとエルザが手を伸ばす。しかし、その手は体を透き通るだけだった

「グレイ、聞けっ!オレらは巫女との契約がなければこの世界では生きれねえ。」

「契約…?星霊魔法みたいなもんかっ?」

「そうだ!星霊と同じような生物だオレらは!この勾玉を巫女に渡せ!!」

「…任せろ!」

青龍はグレイに青、白、赤の勾玉を渡すと、消えた。玄武と朱雀も消えた。

「お別れはもうすみましたか?」

「別れ?違ぇな…約束だ」

ニヤリとグレイが笑うと、ジョゼはエルフマンとグレイに魔法を浴びせた。

一瞬で2人の目は白くなる。

「エルフマン!!グレイ!!」

ミラの叫びは2人には届かず、バタリと倒れた。それでもジョゼの攻撃は止まらない。

「きゃあ!!」

ミラに攻撃がかすったとき、何かがジョゼの魔法を切った。

それは、エルザの剣だった。

「貴様、ジュピターをまともに喰らったハズ…なぜ立っていられる!?」

「仲間が私の心を強くする。愛する者たちの為なら、この体などいらぬわ。」

「強くて、気丈で、美しい…なんて殺しがいのある娘でしょう…」

137:桜◆kk:2017/10/01(日) 11:03 ID:dN.

巫女が危ない。

玄武と青龍、そして2人に力ずくで出してもらったであろう朱雀の神力も、感じられん。

巫女に傷一つ付いたら、わしの責任じゃ。

いや、もう傷だらけじゃ。それでも巫女は希望を持っとる。『妖精の尻尾』という。

「あっぶねー。今のは当たってちまうと思ったぜ」

「あんたたちって本当バカね…可哀想で涙が出てくるわ。」

現に今、鉄竜にクナイを投げられても、笑っておる。

助けてもらえるのを、信じておるから。

ーーわしは何をしている?

入る体を間違えて、敬愛する気持ちで出れるかもしれんのに、自分が傷付くのが怖くて出れとらん…

玄武と青龍は、ムリやり朱雀を引っ張り出した。それぐらいわしも、せんとダメじゃ

『巫女を守り、導くのが四神の役目じゃ!!ムリにでも出てやるわい!!』

己を光に姿を変え、巫女への敬愛の気持ちを持って胸から出る。

「お前は巫女を、傷付けすぎた。火竜が来るまでは、わしが巫女を守る。」

「なっ…だれ…?」

「あァ?誰だテメェ」

「四神の一神・白虎じゃ。知識はないが、力はある。巫女を守る力じゃ」

鉄竜はわしに息を放った。じゃが、わしにはそんなん効かん。

「わしの体は大地そのものじゃ。お前のぬるい攻撃なんぞ、わしには何ともないわい」

巫女の拘束を解き、自由にしてやる。

「あんたたちは、世界で一番恐ろしいギルドの影に、毎日脅えることになるわ。一生ね。」

巫女も感じ取ったのか、ニヤリと笑う。さすが火竜じゃな。

「があああああっ!!!!」

「火竜〜サラマンダー〜」

火竜は全身に炎をまといながら、鉄竜を殴り飛ばした。

138:桜◆kk:2017/10/27(金) 02:14 ID:dN.

思い付きのグレルー(グレジュビ、ナツルー前提)

「グレイ、起きて。ナツが来ちゃう」

「あー…そんな時間か…」

あたしとグレイは今、裸である。何をシていたかは察して欲しい。

「ほら、服着て!あんたもジュビアが来るんじゃないの?」

「そうだな…んじゃ、帰るわ」

「だから服着ろっつの!!!」

あたしとグレイは、恋人ではない。だけどお互い恋人はいる。あたしはナツで、グレイはジュビアだ。

ナツを裏切ってるつもりも、ジュビアを裏切ってるつもりもない。ナツのことは好きだし、グレイもジュビアが好きだから。

だって恋人って、好きな者同士がなるモノでしょ?

「ルーシィ!!!」

「ナツ!おはよー!」

チュ、とナツとおはようのキスをする。

足りない。

もっと、もっと深いのが欲しい。

あたしをめちゃくちゃに、トロットロにしてくれるキスが欲しいの。

ナツはそこまでの知識がない。だから浅いキスで終わる。

でも、グレイは違う。

あたしをすぐに落としてくれる。めちゃくちゃに、トロトロに、快楽に。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「ルーシィ、もうこんな関係…やめにしねェか?」

「……グレイが言うならしょうがないわよね…元から、どっちからかやめよよう、って言われたらやめる約束だったし」

「ああ。だから付き合おう」

「……は?」

すぐにあたしの好きなキスをされる。すぐにトロトロにされるキスは、やはりあたしを快楽にすぐに落としてくれる。

「オレはジュビアが好きだ。けど、お前も好きなんだよ、ルーシィ」

「あたしは…」

ナツが好き。でも、グレイのキスやエッチも好き。だけど、仲間想いなところや、エッチの後に見せるオスっぽさも好きだ。

「あたしも好き。」

「じゃあ付き合おうぜ」









禁忌なお付き合いを


続きを読む 全部 <<前 次100> 最新30 ▲上へ
名前 メモ
画像お絵かき長文/一行モード自動更新