フェアリーテイル ナツルーグレルー小説10!

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1:お香しゃちょー◆kk:2016/12/12(月) 23:37 ID:sB.

フェアリーテイルナツルーグレルー小説の10です!

ルールはいつも通りです!みんな気軽にどうぞ!!

57:リリィ:2017/09/06(水) 23:57 ID:8pI



「と言う訳よ」

「へぇ、じゃあナツがルーシィの運命の相手?」

「ナツが何もしていなかったらね、変な古代魔法とか唱えてない限り」

「オレってルーシィの運命の相手なのか?」

「その変な古代魔法って滅竜魔法は含まれる?」

「滅竜魔法って竜を倒すための魔法でしょ?含まれないと思うけど」


ハッピーはルーシィの言葉を聞きキラキラと目を光らせてナツの方を見る


「ナツ!早くルーシィと結婚して愛を誓ってよ、そしたらオイラルーシィの姿見れるから」

「あたしは別にもうこのままでも良いと言うか」

「おい?ハッピーオレがルーシィの運命の相手って決まった訳じゃねぇんだからよ」

「もう確定だよ!それにルーシィも一生そのままだと孤独死しちゃうよ!」

「もう暗くなっちゃったね、じゃああたし帰るから!」


居心地が悪くなったのかルーシィはザッと音を立てナツ達に言うと木の後ろへと行こうとしたときにナツから手を掴まれ足を止める


「なぁルーシィ……オレ達と一緒に来ねぇか?」

「いい考えだね、ナツ!オイラ賛成だよ」

「悪いけど断るわ」

「そっか!じゃあ行くぞ」

「あい!」

「へっ?ちょっ、ままままままっててばぁぁあ!!!」


ナツはルーシィの腕を掴んだまま走りだしルーシィは何が起こっているのか理解できずナツに引きずられている
ハッピーは飛びながらナツが走るスピードに着いてきていた、気を失っていたのか気が付くとそこは何処かの部屋の中だった

続く

58:桜◆kk:2017/09/07(木) 23:41 ID:8Hw

ネタがほすぃ…
リリィの見てたらナツルー書きたくなるけど、グレルーも書きてぇ…(・∀・)

59:桜◆kk:2017/09/08(金) 00:10 ID:8Hw

ひるなかの流星パロ!パロだから、私の気分でナツルーかグレルーか変わります。キャラ崩壊だよっ(*´꒳`*)

ナツ
妖精高校1年。父子家庭で、人気者で明るいが少し女子は苦手で、赤面症を持っている。転校生で少し変わったルーシィに惹かれる。

グレイ
妖精高校教師。ルーシィの叔父とは友人。ルーシィとはプライベートでもよく会う。 教えるのが上手で、人気者

ルーシィ
妖精高校1年。転校生で、ナツが最初の友達となる。少し変わってるが、強い心を持っている。疎い、鈍い、あほ、鈍臭い

ジュビア
グレイの古い友達。グレイとは色々あって、ルーシィとの関係を面白そうに見ている。

リサーナ
ナツのことが好きで、ナツと一緒にいるルーシィが気に入らなかったが、和解。妖精高校1の美人で、成績も良い。

ロメオ
ナツの弟で、中学2年生。ルーシィ姉大好き

ロキ
ルーシィの叔父。本人曰く、ルーシィの母親の弟。叔父であることは変わりない。




ナツさんは、女子が苦手ですが、エルザとミラだけは大丈夫です。
大丈夫じゃない女子には、少し冷たくなります

最後にもう一度言います

キャラ崩壊

60:リリィ:2017/09/09(土) 03:54 ID:8pI

グレルーか……
基本ルーシィ受けは好きなんだけどグレルーは要素薄くなっちゃうんだよね
あとロキルーはなんかいつの間にか除外されてるしww
グレルーは書くよりほぼ見る専門、だから桜ファイト!

61:リリィ:2017/09/12(火) 00:52 ID:8pI

目が覚めて視界に入ったのは桜……
ではなくナツの顔のドアップ


「……キャァァアアア!!!」

「おっ、いってーな…いきなり飛ばすなよ」

「なっなななな何でアンタが///って何しようとしてたの!?」

「何ってちゅー」

「ちゅ、ちゅー!?」


ルーシィは頭を混乱させながらぼにょぼにょと何かを言ってるみたいだがそれは滅竜魔導士であるナツにさえ聞こえなかったので取り合えず無視することにして目の前の少女を落ち着かせようと立った途端、ずっと黙って全てを見ていたと言うか聞いていたハッピーがルーシィに


「ルーシィ知ってる?ある童話とかではね、王子様がお姫様にキスして眠っていたお姫様は目を覚ましたんだよ?」

「そ、それは童話でしょ!現実は違うわ」


ハッピーの説明に落ち着きを取り戻したルーシィは反論してるがハッピーは元に戻させるのが目的だったのかどこ吹く風?だ
ナツの視線が自分のところに向いてるのに気付いたのかハッピーはニヤリと口を両手で押さえながら笑うとルーシィに向かって


「ルーシィ良いこと教えてあげるね!」

「良いこと?なになに知りたい!」

「ナツは童話通りキs………」

「ハッピー?……」

「………あい?」


嫌な予感はしていた、ハッピーが良からぬ事をしようとしてるのは
しかし内容を聞くまでハッピーを捕まえたらいけない気がしてハッピーの言葉を待ち出てきた内容に少々慌てながら自分の相棒を軽く睨む
その時

ーガチャ


「………あら?お邪魔だったかしら」

「ミラ〜酷いよぉ!オイラはシャルルが要るから浮気はしないよ」

「フフッそうね、それよりナツだけが見える子は?」


ミラが軽く冗談を言いながらルーシィの心配をしている銀髪のウェーブがかかった女性にルーシィは自分はここだとミラの手を握り<此処に居ますよ>と伝えると安心した顔付きになりミラに手を引かれドアを開きさっきまで横になっていた部屋を出た



そこには……

62:桜◆kk:2017/09/15(金) 20:54 ID:8Hw

ねえ、リリィってナツルースレにいた?私、このスレに入る前は無断で悪いけど、ナツルースレの小説読んでたんだ〜!!

あと、やっぱり小説変えます。あと、毎日来ます

63:桜◆kk:2017/09/15(金) 22:09 ID:8Hw

転生パロ

ルーシィ
スティングの姉でブラコン。前世の記憶が戻るのが少し遅かったため、スティングはまじの方で溺愛している。

ナツ
グレイとは双子、ローグは弟。ルーシィ、スティングとは幼馴染。物心つく頃には前世の記憶があった。

グレイ
ナツとは双子、ローグは弟。ルーシィ、スティングとは幼馴染。ルーシィたちと出逢ってから、前世の記憶を取り戻した。

スティング
ルーシィの弟でシスコン。ナツ、グレイ、ローグとは幼馴染。物心つく頃には前世の記憶があった。

ローグ
ナツ、グレイの弟。ルーシィ、スティングとは幼馴染。ナツが記憶を取り戻し、物心ついた頃に前世のことを話されて記憶を思い出した。

64:桜◆kk:2017/09/15(金) 22:52 ID:8Hw

「うーしぃさん!うーしぃさん!」

「るーしぃさん…?るーしぃだけど、ねーねだよ?」

俺はスティング。

前世はセイバートゥースのマスターだ。

今は、フェアリーテイルのルーシィさんの弟だけどな。

「すてぃんぐ、ねーね。」

まだ舌足らずのルーシィさんは、俺の手を握って必死に『ねーね』と言わせようとする。

「るしさん!うーしぃさん!」

どうやら、ルーシィさんには前世の記憶がないらしい。

「すてぃんぐ?」

い、言えるわけねェ!!だって前世では、あんまり喋る機会なかったし!!

意地が邪魔して、俺はルーシィさんを姉とは思えなかった。

だけど、この頃のルーシィさんはかなり体が弱くて、よく寝込んでいた。

「うーしぃさん、くるしい?」

「すてぃ、んぐ…?」

ルーシィさんのベッドを覗き込むと、顔を真っ赤にさせながらもルーシィは笑って俺の頬を撫でた。

「すてぃんぐ、ここにいるとすてぃんぐに移っちゃうから、1人で遊んでてね。」

1番辛いのは自分なのに、人の心配して、無理して笑って、俺のことを考えてくれて…

なんの意地を張ってたんだよ、俺は!!

「っねーねぇ!!」

俺はルーシィさんに飛び付いた。

俺を受け止めてくれたルーシィさんはあたっかかった。








月日は流れ、姉さんと俺は引っ越した。

そしてお隣さんが、ナツさん、グレイさん、ローグだった。

65:リリィ:2017/09/16(土) 09:30 ID:8pI

私が基本的居たのはカキコとピクシブ、占いツクールにあとフォレストの自分のサイトとココかな?

66:リリィ:2017/09/16(土) 09:34 ID:8pI

シスコン、ブラコン可愛い!
桜続き待ってるよ、私も毎日来るからね(> ▽ <)
なんなら自分のサイトで来て下さいって宣伝もするよ!(望むなら)

67:リリィ:2017/09/16(土) 10:10 ID:8pI

………そこには


「ッオラァ!!誰だ酒樽投げやがったのは」

「漢〜〜!!!」

「うるせぇ!エルフマン、少しは静かに出来ねぇのかよ」

「グレイ……服」

「キァァァ!!グレイ様」

「……カオス」

「あらあら、いつの間に」


ルーシィは目の前の光景に呆然となる
ミラはウフフッと微笑んで要るがこれが当たり前なのだろうか?
喧嘩に捲き込まれないようにお客さんと思われる人達と女性人は外に避難してるみたいで建物の中には暴れまくっている男達にテーブルの上に置いてあっただろう数々の料理が床に落ちていて掃除が大変そうだ


「此処がギルド妖精の尻尾よ」

「フェアリーテイル……賑やかですね」

「そうね、でもあと少しで終わると思うわ」

「どういう事ですか?」

「見てればわかるわよ」


外で中の様子を見ていた女性の中から一人鎧を着た女性が入ってきてパンッと手を叩くと騒がしかった男達がピタッと動きを止め固まった


「お前達!!マスターが留守なのを良いことにまた騒ぎおって、大人げないぞ」

「おー、エルザか……オレ混じってなくて良かった」


ルーシィの隣で叱られている仲間達を見ながらナツはルーシィの肩に手を置くと行くぞとそれだけ言い手を引っ張り歩き出した


「えっ!どこいくの?」

「んーー?何処ってそりゃ……」



続く

68:桜◆kk:2017/09/16(土) 14:01 ID:8Hw

「俺はナツ!お前、ルーシィとスティングだろ?」

「俺はグレイだ。ッ母さん!!頭痛ェ!」

「おれはろーぐだ。すてぃんぐ、うーしぃ」

ルーシィとスティングに出逢ったとき、ひどく頭が痛かったのを覚えている。

母さんに渡された頭痛薬を飲んでも、その頭痛は治ることはなかった。

「グレイ!」

「にーに!」

「な、なんだよ」

笑顔のナツとローグは、俺が頭が痛ェのにもかかわらず、外に引っ張り出した。

「やめろよ!俺、頭痛ェんだよ!!」

「それ、絶対ェあの2人にもっかい会ったら治るぜ!」

最初は、ナツの言ってる意味が分からなかった。そして、公園に行くと待ってたのはルーシィとスティング。

「あ、ナツー!ローグ!グレイー!」

「ねーね、からだ、だいじょうぶ?」

「うん!」

2人を見ると、更に頭痛がひどくなった。

「る、」

る、なんだ?

思い出せそうなんだ。大事なことが

大事な女が

「るーしぃ…」

るーしぃ

ルーシィ

「ッルーシィ!!!」

ルーシィは、俺の前世の妻!!

「ッスティング!」

スティングは、セイバーのマスターで、ナツをスッゲェ尊敬してて

東の大陸を一緒に守るために闘った、同志!!

なに忘れてんだよ、俺は

きっと、思い出せなかったからあの頭痛がしたんだ

そして、ナツとローグは知ってる

ルーシィとスティングを

「グレイ、治っただろ?」

「…ああ、ありがとな」

そうなれば、母さんはエルザかよ!まじかよ!父さんはジェラール!?ああ、別の頭痛が…




しかし、俺はルーシィたちを思い出して、最悪なことを思い出してしまった。

それは、ナツもルーシィが好きだったことだ。

きっと今も

けど、俺はルーシィを譲る気はねェ!

「…」

「…」

そして、俺とナツの大切な人を賭けた勝負のゴングが鳴った。








大切な女は、大切な人と読んでください

69:桜◆kk:2017/09/16(土) 17:17 ID:8Hw

え、うそ!あのリリィ!?
私、ファン!!まじの方のファン!!読んでた!Pixivの小説読んでた!!

70:桜◆kk:2017/09/16(土) 18:02 ID:8Hw

あと、ジェラエルとラクミラが少し入ります。苦手な方、申し訳ありません(・∀・)

71:桜◆kk:2017/09/16(土) 20:30 ID:8Hw

「ルーシィ、スティング!」

「なに?ママ」

「ママとパパは、またお仕事で西の大陸に行かなきゃいけないの。お隣さんのところでいい子にできる?」

俺の母さんと父さんはミラジェーンさんとラクサスさんで、2人はよく仕事で西の大陸に行っていた。

そのとき、預けられていたのがナツさんとグレイさんとローグのところだ。

「エルザちゃんのところ?」

「そうよ。」

「分かった!スティングといい子にしとく」

小学6年生になった姉さんと、3年生の俺。ルーシィさんにはまだ、記憶がない。

「エルザ、いつもごめんなさいね。この2人こと、お願いするわ。」

「ああ、任せろ。ジェラールや、ナツたちも喜ぶだろう」

エルザさんはジェラールと結婚していて、そちらの夫婦もウチの母さんと父さんも記憶はなかった。

「ルーシィとスティングが来たぞ、ローグ、ジェラール」

「「ルーシィ!!スティング!!」」

「…落ち着け兄さんたち」

「2人とも、よく来たな」

ジェラールのおじさんは、男ばかりだからか、ルーシィをとても可愛がっている。もちろん俺も、可愛がってもらってるけど

「ナツ!!グレイ!!帰って来てたのなら、手を洗って来い!!あと“ただいま”も聞いてないぞ!」

「げっ、エルザがキレた!!」

「ジェラール、助けてくれ!」

「お前たちはまた、母と父を名前で呼びおって!母さんと父さんと呼べと言ってるだろう!」

ナツさんとグレイさんの頭にゲンコツが落とされる

「いっでぇ!!」

「え、エルザ落ち着け。今の子供は、親を名前で呼ぶのも珍しくない!」

「ジェラール!お前は甘い!!お前が甘やかすからこうなるんだ!!」

てなわけで、ナツさんとグレイさんはゲンコツを5発ぐらい入れられて、ジェラールのおじさんは1発入れられてから、ご飯を食べた。

72:リリィ:2017/09/16(土) 22:57 ID:8pI

うーん、そのリリィと私が合ってるかはわかんないけどてっとり早く言えばツイッターで@Fairy726tailna1でやってるリリィだよ
ツイッターしてたらの話だけど

73:桜◆kk:2017/09/17(日) 01:26 ID:8Hw

リリィィ(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧の名前でやってる?
あと、Twitterはおいらもやってます✌('ω'✌ )

74:桜◆kk:2017/09/17(日) 01:27 ID:8Hw

あ、ィが一個多いねw
ごめんよ(・・;)

75:リリィ:2017/09/17(日) 05:11 ID:8pI

おお!!それだよ♪
マジか……ファンが居てくれてたなんて嬉しすぎる(T ∀ T)
というか桜がファンだったなんて!
桜はなんて名前でツイッターしてるの?

76:リリィ:2017/09/17(日) 06:39 ID:8pI



「何処ってそりゃ………オレん家に決まってるだろ?」

「なんであたしがあんたん家行かなきゃならないのよ!自分の家に帰るわ」

「帰れるのか?お前一人で」

「帰れますよぅっだ!バカにしないで欲しいわ」

「どうやって帰るか教えて欲しいものだなぁ?」


手を引っ張られながら言い合いをしているとナツの挑発みたいな言葉や言い方にイラッときたルーシィだがナツが言ってることも正しい訳で意地になり小声でボゾホソと言ったら流石は滅竜魔導士バッチリと聞こえてたみたいだ


「歩いて帰るって何日もかかるぞ?寝泊まりはどうすんだよ」

「……野宿に決まってんでしょ!どうせ魔物には見えないから襲われないし、襲われたことないし」

「……着いてく」


ナツの言葉を聞いてかまたは聞かず存在を無視するようにプイッと顔をそむけルーシィは歩いてきた道を戻る
手を離されナツは残念な気持ちになるが今はどうでもいいのかルーシィに着いていって彼女の後ろ姿を見ながらのんびりと歩く
見える人間からしたら大人に着いていく小さな……大きな子供と言われても可笑しくないが、彼女の事が見えるのは自分一人だけと思うと幸福感に胸が埋め尽くされるナツだった

77:リリィ:2017/09/17(日) 06:40 ID:8pI

上のやつちゃんと日本語になってる?
少し意味不明なところあるかも……

78:桜◆kk 兵長愛してる:2017/09/17(日) 15:13 ID:8Hw

「うまいか?ルーシィ」

「うん!ジェラールさんってお料理うまいよねぇ…エルザちゃんは羨ましいなぁ」

ナツたちの家に預けられてる私とスティング。私は最近、ナツとグレイとエルザちゃんを見てたら頭が痛くなる。

「ごちそうさまでしたー!」

「ルーシィ、ナツたちがあがったら、風呂に入ってくれ。片付けは私がやっておく」

「はーい!」

エルザちゃんはお料理が苦手だけど、とっても優しくて、強い、憧れの人。

ジェラールさんはーー

ジェラールさんは、私の好きな人

エルザちゃんの旦那さんってことも、エルザちゃんを愛してることも知ってる

でも、好きになるだけならいいと思うの。

好き、でいるだけなら…

「姉さん!あがったよ!」

「分かった!…って濡れてるじゃない!ちゃんと拭いてから来なさいよ!」

「え?やべ!エルザさんに怒られる!!」

「ほら、貸して」

手慣れてない様子で頭を拭くスティングを見ていられなくて、タオルを取って拭いてあげる。

この感じ…前にも…

「っ、けほ、こほっ」

「姉さん!?大丈夫!?え、エルザさん!!」

急に頭が痛くなって、体がだるくなった。

「ルーシィ!大丈夫か?」

エルザちゃんが私の背中をさする。でも、私の体調はマシにはならなかった。

79:桜◆kk 敵は駆逐してやる:2017/09/17(日) 15:18 ID:8Hw

なってるよ!ナツルーかわええ
私は@0305riyoが本垢で、@riyo_ryujiがサブ垢!!
あと、フェアリィさんがナツルースレにいたことが判明!フェアリィさん、リリィ、ファンです!!!!

80:桜◆kk:2017/09/17(日) 18:54 ID:8Hw

『ルーシィ!早くしろよー!!』

私を呼ぶのは誰?この声は…ナツ?

『ルーシィ!!早く早く〜!』

次は誰?聞いたことのない声…学校で買ってるハッピーの鳴き声に似てる…

『ルーシィ、転ぶなよ』

エルザちゃん…?ねえ、あなたたちは誰なの?なんで私を呼ぶの?

『ルーシィさん!!』

下の階に住んでるウェンディ?なんで呼ぶの?


私の名前を呼ぶ人たちは、逆光を浴びてよく顔が見えない。

ナツ、ハッピー、エルザ、ウェンディ

この人たちは私の知り合い。でも、ずっと前から知ってる気がする。

生まれるずっと前からーー


『ルーシィ…私は君をずっと愛している』

誰?苦しくて、冷たくて、でも嬉しい。

『ルーシィは仲間だ
命にかえても渡さねえぞ』

私はあなたの仲間…?

『ルーシィ、愛してる。』

『っ、あたしもよ、グレイ…!』

ルーシィは私

グレイは彼

『グレイ、あなた幸せだった?』

『幸せ、だ。お前との子供を授かり、その子が無事に成長して結婚した。』

『…うん』

『そして今、最愛のお前の手の中でしねる。これほど幸せなことァねェよ』

『…うん、!』

私に膝枕されてるのは、少し老けたグレイ。グレイには、腹部に大きな傷があって、血が流れている。

『ルーシィ、愛してる…』

『ッあたしもよ、グレイ!!』

プロポーズの言葉を言うと、グレイは静かに目を閉じた。

『ウ、アアアアア!!!グレイ!!!!』

堪えていた涙が溢れ出して来た。


そこで私は、目を覚ました。

81:リリィ:2017/09/18(月) 07:17 ID:8pI

ありがとう、桜!!
グレルー良いねぇ♪転生パロって色々出来るから結構好き(>▽<)

82:桜◆kk:2017/09/18(月) 17:58 ID:8Hw

私も転生パロ好き(*´꒳`*)
あと、現パロも好き=(^.^)=

83:リリィ:2017/09/18(月) 20:17 ID:8pI

良いよねぇ!!夢があるって言うか書く人それぞれのストーリーで想像が膨らむって言うか……

84:桜◆kk:2017/09/18(月) 20:20 ID:8Hw

「起きたか、ルーシィ」

隣を見るとエルザちゃんがいて、時計を見ると0時を過ぎていた。

「ママとパパには連絡しておいた。もう少しでここに着くそうだ」

「だ、ダメだよ!エルザちゃん!!」

ママとパパは今日、西の大陸に行った。しかもお仕事で…

「私ならもう元気!だからママとパパには早く西の大陸に帰るように言って!!」

「ルーシィ…」

私のせいでお仕事が失敗するのはイヤ!!

すると、エルザちゃんは私の頭を撫でた。エルザちゃんは微笑んでいる。

「ルーシィ、ママもパパもお前が心配だから帰って来るんだ。たとえお仕事が失敗しても、それはお前のせいではない。」

「エルザ、ミラとラクサスだ。」

「ああ、分かった。ルーシィ、ママとパパが来た。」

私のパパとママは優しいって知ってるけど、なんだか今はとっても冷たい人だと思ってしまう

お仕事を優先して、娘の誕生日も忘れて、でも私を愛してると言ってくれた人

「ッ!」

また頭が痛くなった。痛いのもあるけど、苦しい…!

「けほ、苦しい…!」

「ッルーシィ!!」

ママが私を抱き締めた。なんでママが…?

「ミラ!何故ここにお前が?」

「来るのが遅ェんだよ…」

いつの間にかパパもいる!ママは私を抱き締めて、パパは私の隣に座って頭に手を置く。

「ママ…」

85:桜◆kk:2017/09/18(月) 20:27 ID:8Hw

そういえば、リリィのことを何も知らないってゆーね笑笑

私のプロフ載せとくね!

中2だよ!京都府に住んでます!

好きなFTキャラ(男)は、ジェラール、グレイ、スティング、ローグです!

好きなFTキャラ(女)は、ルーシィ、エルザ、ミラです!あ、ジュビアとリサーナもかなり好き♡

ナツルー派かグレルー派かと言われれば、ナツルーグレ派

好きなものは、漫画、アニメ、花言葉、三代目などが所属してるLDHで、今市隆二にLOVE

こんくらいかな!リリィもよろしく!!!

86:リリィ:2017/09/18(月) 22:45 ID:8pI



「なんで着いて来るのよ!あたしは一人で帰るの」

「一人じゃ危ねぇから着いて行ってるんだろ?」

「さっきも言ったでしょう!?襲われた事ないですぅって」

「それはその魔物が鈍かっただけだ!」


ナツのしつこい行動にルーシィはうんざりしながらも着いてくるなと何回目かわからない言葉を言うがナツも同じ様に返答をする

此処は街中………
周りの人達にはルーシィが見えない
見えてるのは自分だけ
つまり周りからしたらナツは一人ぶつぶつ言っている可笑しな人になる
周りの目を気にしていなかったナツはバッと自分を見ている人達を見ると何もなかったの様に反らされ急に恥ずかしくなり自然にルーシィの手を握り速足で森へと向かった


「ッ!ちょっと〜!!いきなり何なのよ、あたしはあたしのペースで帰るんだから」

「良いだろ?このくらい、あのままのんびりしてたら………」

「何?聞こえないわ」

「だ、だからな?………」

続く

87:リリィ:2017/09/18(月) 22:58 ID:8pI

中2なのね!!
良いねぇ、修学旅行があるから羨ましい…
私中2の時ほぼ引きこもりだったから修学旅行行ってないんだよ

年齢は………公開してないや
ごめんね!でも成人はしてないよ
10代後半ってところかな?

福岡に住んでます!

好きなキャラ

男ならナツ、女ならルーシィ
cpは基本ルーシィ受けが好きだけどロキルーはちょっと……ね
一番がナツルーでスティルーとかも好きグレルーは何番目かはわかんないけど好きだよ

ナツリサとかナツがルーシィ以外とくっつくのは地雷
ルーシィが他の人とくっついても諦められないでずっと好きでいればいいんだよ(願望)
でもナツとリサーナがルーシィを取り合うのは大好き!このお陰でリサーナの事嫌いから最高wwに変わった!

88:リリィ:2017/09/18(月) 23:04 ID:8pI

好きなもの忘れてた!

好きなものはナツルー!!!!
ナツルーさえあればどんな時でもすっきりする
泣いてたりしたらナツルー小説を見て元気出す人です

食べ物ならフルーツタルトとか?その他
漫画だったらもちろんFTでしょ?あとミイラの飼い方とか色々

89:桜◆kk:2017/09/18(月) 23:31 ID:8Hw

10代後半だと…?わ、私はついタメだと思ってたのに…すんません!!リリィ姉さん!!(みさもそろそろ10代後半だって?へーそーなんだーふーん)

中2で修学旅行とかあんの!!?なにそれ!!中3だけじゃないの!?

ちなみに、修学旅行はおきな…ちぇるちぇるランドです。一泊目は民泊、二泊目はリゾートホテルらしい…

90:桜◆kk:2017/09/19(火) 02:19 ID:8Hw

すいません!昔書いてて完結してない最強ルーシィの総受け小説のリメイク版を書きます!今のやつは、ちょこちょこ続きを書こうと思ってます!

今から大量更新だよ(*´꒳`*)

91:桜◆kk:2017/09/19(火) 02:22 ID:8Hw

ルーシィ・ハートフィリア
相棒のソラと一緒に親竜で星天(セイテン)竜のアルシェリーナを探している。そして、ナツに出会って妖精の尻尾に入った。星霊と契約していて、四神と契約する。

ソラ
ルーシィの相棒エクシード。空色の体に黒くて大きな目(ハッピーみたいな外見)をしている。地味に紳士で、シャルルに気に入られてる。ハッピーと似たような明るい性格。

アルシェリーナ
星天竜のドラゴン。ルーシィに星天竜の滅竜魔法を教えて、777年7月7日イグニール、メタリカーナ、グランディーヌと同様、姿を消した。四神の王とも呼ばれている。

スティング・ローグ
ルーシィを実の姉の様に慕っている。ルーシィの1番弟子になる。ルーシィが大好き。

清龍・白虎・朱雀・玄武(セイリュウ、ビャッコ、スザク、ゲンブ)
ルーシィが契約する四神。清龍はルーシィのお兄ちゃんみたいな存在。白虎と朱雀はルーシィが大好き。玄武はルーシィの弟みたいな存在。

92:桜◆kk:2017/09/19(火) 02:34 ID:8Hw

『あれ?アルシェリーネ?どこ!?アルシェリーネ!!アルシェリーネーーーっっ!!!』


「っ!!ハァ…ハァ…」

「ルーシィ、どうしたの?…魘されてたよ…?」

「…ソラ…また…あの夢見た…」

「そっか…アルシェリーネは見つかるよ!」

「うん!!絶対に見つけるんだから!」

私はルーシィ!星天竜の滅竜魔導士!そして、星霊魔導士でもあるの!私と相棒のソラは旅をしている。

それは竜を探す旅…アルシェリーネ…私の親竜。そして、私とソラは港町ハルジオンにやって来たの!火竜と呼ばれる人を探すために。

「うーん!着いた〜!!」

「ヒャッハー!外の空気って最高!あ、ルーシィ!ニコラの鍵だー!こっち、こっち!!」

ソラは私の手を引っ張って、ニコラの鍵が売ってるお店まで連れてってくれた。やっぱ、こういう時に紳士よね〜…ソラは。

「すいませーん!この鍵ください!」

「ニコラの鍵かい?1万5千Jだよ」

「はい、1万5千J!」

私はニコラの鍵を手に入れて上機嫌だった

「火竜様〜!こっちを向いて〜!!」

「火竜様〜!サインくださ〜い!!」

と言う声が聞こえて「やった!」と思い、近付くといたのはカッコいいとは言えない男の人。

そして少し鼻を効かせてみると滅竜魔導士独特の匂いがしなかった。

「また偽者…」

と言いながら後ろを振り向くと…桜色の髪の毛をした男の子がゴミと混じってボコボコになっていた。

「きったな!!あ、パンケーキの匂い!!」

匂いをクンクン嗅ぐと、パンケーキの匂いに混じって滅竜魔導士独特の匂いがした。

急いで探すとゴミに混じった男の子から匂いがしていた。…ゴミの匂いもするけど

「ソラ!!見つけた!!火竜よ!火竜!」

「え、どこ!?誰なの!?」

「あのきったない男の子よ!」

私とソラは男の子に近付いて手をさしのべた。

「大丈夫?私はルーシィ。」

「おう!ありがとな!俺はナツだ!」

「ナツって言うのね。そこの猫ちゃんは?」

「あい!オイラはハッピーだよ!よろしくね!ルーシィ!と、えっと〜…」

「僕はソラ!よろしく、ハッピー!同じ種族に会えたのって初めてだよ!」

「あい!オイラもだよ!」

ハッピーとソラは同じ種族に会えたのが嬉しいのか、仲良くなっていた。

「あれ?俺と同じ様な匂いがするぞ?…そうだ!滅竜魔導士独特の匂いだ!まさかお前!」

「そ!お察しの通り、私は滅竜魔導士!ナツもでしょ?」

やっと気付いたか…つか、鈍いわね…

「おう!!お前、どこのギルドだ?

「私は、どこのギルドにも入ってないの。ナツは?」

「俺は妖精の尻尾だ!…お前とソラ、うちのギルドに来ねぇか?」

どうしよう…

入っちゃうと旅は続けられないけど、ナツにも興味がある

…お金無いし

「行きたい!」

「そうか!なら、早く行こうぜ!!」

「うん!!よろしくね!!」

私が笑い掛けると、ナツの顔が一気に赤くなった。熱?なに?どーしたの!?

(ルーシィって、天然たらしなんだね…あい)

(ルーシィは天然タラシなところがあるからな〜…)

ハッピーとソラが心の中でそう思ってるとは知らなかった。

そして、私とソラは妖精の尻尾というギルドに向かった。

93:桜◆kk:2017/09/19(火) 02:46 ID:8Hw

「これが妖精の尻尾…!!初めて見た!!」

「僕、こんな大きな建物、久々に見た!」

「そうね!!」

ナツとハッピーに連れて来てもらった初めてのギルド。大きさは…私の家の半分くらい!

「ただいまー!」

「ただー!」

ドガァン

「こんにちは〜…ってちょっと!?ドア壊してんじゃない!!しかもそのまま放置!?」

「ルーシィ、僕のツッコミの台詞を取らないでよ〜!」

「残忍なやつ。」

「それ、使うとこ間違ってるから!!ってか私が悪いの!?」

「そうに決まってんだろ〜!」

「違うわ!!」

私、何やってんの?このギルド、ツッコミ所が満載とか思ったりして…

「おらぁ!!」

「うぉっ!!」

嘘でしょ!?こっちに飛んでくる!!変態が!

「うぎゃぁ!!」

いだぁ!!

…まさか…この態勢って…!!

「いってーな!!ってうぉ!!悪い!」

「な、なななな…」

変態が私の上に乗って、私が変態の下。

どっからどう見ても私が押し倒されてる…しかも変態の右足は私の足の間…

左手は私の両方手を押さえてて…極めつけが…変態の右手が…私の胸にある!!

「なっ…!何すんのよーーーーっ!!?」

私は急いで変態の溝内を蹴った。

「うっ!!」

「ルーシィ…下着が見えてるから。」

ソラに言われて下を見てみると…さっき、変態を蹴ったときにスカートが捲れ上がって…私のパンツが丸見え…

「いやぁーーっ!!!見るなーーっ!!開け!白羊宮の扉!アリエス!」

鐘の音と一緒に出てきたのは私の契約星霊

「すみませ〜ん。何か、御用でしょうかぁ?」

「アリエス!!私を隠してっ!!」

「やってみますぅ〜。ウールボム!」

「ふぅ〜…隠れられた…」

私はアリエスが出したモコモコの中で安心しながらスカートを元に戻した。

「ずいぶんえっちな下着を履いてるのね。あなたは新人さん?」

「はい、新人のルーシィです!って週刊ソーサラーの大人気グラビアモデル『ミラジェーン』さん!?出会えて光栄です!!」

私と一緒にモコモコの中にいたのはグラビアモデルのミラジェーンさん!私の憧れの人!

94:リリィ:2017/09/19(火) 06:38 ID:8pI

中3で修学旅行か……
良いねぇ、福岡って大体楽しい学年行事は中2で終わっちゃうんだよ
しかも一日目が京都(グループ行動)
二日目がUSJだよ?行かなかった自分を恨んでるもん!
おきな………ちぇるちぇるランドww
行ったことないけど随分遠いね……
それとリリィ姉さんだなんてよせやいwwタメでいいんだよ


桜の小説どっかで見たことあるんだよねぇ…
思い出せない、でも桜が書いてたんだね!この小説好きだから頑張れ!

95:桜◆kk:2017/09/19(火) 15:45 ID:8Hw

分かった。リリィ姉さんじゃなくて、リリィさんって呼ぶわ笑笑

確か、このスレの6で書いてたはず。名前も違うし、書き方も違うけどね笑

96:桜◆kk:2017/09/19(火) 17:42 ID:8Hw

「私を知ってるの?嬉しいわ!あなた、星天竜よね?ギルドマークは何色でどこがいい?」

私の異名、なんで知ってるの!?

週ソラの取材には一度も出た事がない。だから私の異名を知ってるのは数少ない。

その中にミラジェーンさんが入っていたなんて感激!!!

「ギルドマークはピンクで右手の甲で!」

「うふふ。分かったわって言いたいんだけど、まずはこのモコモコを消してほしいな。あと、名前もミラでいいわ!ジェーンはいらない」

「はい!でも、やっぱ憧れだし〈さん〉は付けたいな…」

「はぁ…!星点竜…可愛すぎ!いいわよ、ミラさんで!」

「やった!私も星天竜じゃなくてルーシィでいいですよ!」

「ルーシィね!」

私とミラさんは仲良くなって、さっきの恥ずかしいのも忘れた。

「アリエス、ありがとう!」

「はい〜。また呼んでくださいね〜。すみませぇ〜ん。」

アリエスを閉門して、モコモコを消した。すると、さっきの変態がボコボコになってる。

「あ、ルーシィ!!見ろよ!お前の代わりに殴っといたぜ!」

「あはは!ありがとう!!お陰でスッキリしたわ!!」

「おうよ!!」

「そこの猫ちゃんはギルドマークどこに付けたい?」

「ボクは白で背中!」

「分かったわ」

私とソラは本当に妖精の尻尾の仲間になると思うと胸が熱くなった。

そして大きな人が来た。ってかデカすぎ!この人は怖いのか、うるさかったギルドが一瞬にして静かになった。ソラなんて震えてミラさんの頭の後ろに隠れてる。

「あら、おかえりなさい。マスター。」

マスター!? この怖そうな人が!!?

「ミラ、そこの女と猫は?」

「新しく入ったルーシィです。それとソラ。」

「ほほう…」

マスターはミラさんから私達が何者なのかを聞くと体が縮んで…


体が縮んでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?




「よろしくね!」

と言った。っつーか、

「ちっさ!!」

ちっさい!!ハッピーやソラよりも大きいかなぐらいじゃない!?

97:桜◆kk:2017/09/19(火) 17:48 ID:8Hw

そのあと、妖精の尻尾がやってきた破壊はほとんど、ナツがやってる事を知った。でもね?マスターは

「評議員なんてクソくらえじゃぁ!!」

って言ったの。評議員と仲悪いのかな?

「いいか、理を越える力は理の中より生まれる。魔法は奇の力でなんかではない。我々の内にある気の流れと自然界にある波長が合わさり、初めて具現化されるのじゃ。
それは精神力と集中力を使う…いや、魂を注ぎ込む事が魔法じゃ。上から覗いてる目ン玉気にしてちゃ魔導は進めん。評議員のバカ共を恐れるな。自分の信じた道を進めぇい!!
それが妖精の尻尾の魔導士じゃぁぁぁ!!!」

マスターはそれだけ言うとまたどこかへ行ってしまった。

皆はまたうるさくなったけど…私は動けなかった。

マスターの言葉が胸に響いたから。

なんてギルド(家族)を思っている人だろう。

血は繋がってなくても、産まれた場所が違っても、ここにいる皆は家族なんだ…そう思った。

私の家族はママとアルシェリーネとソラだけだと思ってた。

でも、新しい家族もいいかも…!!

「…ナツ」

「お?」

「私を…、私とソラを妖精の尻尾(ココ)に連れて来てくれてありがとう!!!」

「っ、おう!!」

ナツ、本当にありがとう。

私、ココに来て良かったと思う。

それは、ナツに出会ったからで、ナツに惹かれたから。

最初は火竜を探してただけなのにね

人生って、おもしろい!!

98:桜◆kk:2017/09/19(火) 18:02 ID:8Hw

しばらく感動に浸っていると、ナツに勝負を吹っかけられた。

「ルイージ、勝負しようぜ!!」

「ルーシィよっ!!…いいわよ!私も火竜に興味あるしっ!」

火竜の話は噂でしか聞いたことがなかった。

だけど、火竜(あんた)がここにはいる。

確か、勝負を吹っかけられたら、失礼のないように本気でやるのよね?

アルシェリーネ






『遅いぞ。相手を見ろ!』

『見てる!体術なんていらないじゃん!』

『体術とはな、無駄な体力を使わずに相手を倒せるから教えてるんだ。』

『それって、アルシェリーネがいつも言ってる勝負を吹っかけられたら、失礼のないように本気でやる、じゃなくない?だって魔法こそが本気じゃん!それに、星霊たちもいるし!!』

『…魔力が尽きたとき、お前はどうする?』

『え?』

『勝負を吹っかけられ、自分の魔力が最後まで待つとは限らない。しかし、勝負を受けたら、悔いのないように戦わなければならない。』

『…』

『魔法が本気なのではない。己の体術こそが本気なのだ。それを忘れるな』

『もしそれを忘れちゃったら?』

『そのときは、お前と共に舌を噛み切って自害してやろう』

『なんでアルシェリーネも?』

『…それが親の務め、だからな。』

『っ!』

『再開するぞ、ルーシィ。人間の姿でいるのも飽きて来てるんだ』






はっ!私はなに昔の事思い出してんのよ!

とにかく、まずは魔力が充分にあるから、尽きるまで星霊と一緒に戦うわ!!

…あ、今日って火曜日じゃない!!

アクエリアスが呼ばない〜!!!!

99:リリィ:2017/09/19(火) 18:19 ID:8pI

リリィさんってww
普通にしておくれ、まぁ呼び名は何でもよろしいよ(^ ∀ ^)

100:リリィ:2017/09/19(火) 18:39 ID:8pI


「だ、だからな?あのまんまのんびりしてたら周りがうるせぇんだよ!」

「………あらそう、あたしには関係無いわ!それにしても人目気にするのねナツでも」

「オレだってたまには周りを見るぜ」

「たまにはなのね」


フッと馬鹿にしたようにルーシィは鼻で笑いスタスタと歩く
いつの間にか森に入って居たのをやっとの事で気付き日が落ち始めている方向に向かって歩く
後ろから足音がするから多分ナツも来ているのだろう…


「なぁルーシィ、お前家の方向わかってんのか?」

「失礼ね!ずっと住んでんだから当たり前でしょ」

「確かにそうだな」

「それより!いつまで着いてくる気なの!?部屋には入れないからね」

「残忍だな、ルーシィは……着いていくのはいいのにそのまま放置するなんて」

「あたしが自分から誘ってる訳じゃないから別に良いでしょ!」


ルーシィはプイっとそっぽを向いて歩くスピードを速めた
それでもナツは平然と着いてくるので自分の全体力を使うつもりで走ると流石に疲れたのか着いてくる速度は遅い

このまま行けば大丈夫、省ける

そう思って前を向き走る事だけに専念しようとしたときいつのまに追い付いたのかナツがルーシィの片手を掴みグイッと自分の胸板に引き寄せ腕の中に閉じ込めた

101:桜◆kk:2017/09/19(火) 21:00 ID:8Hw

私とナツの勝負は、賭け付き。みんなはナツに賭けてるっぽい

「ナツ、どこで勝負する?」

「ギルドの外でいいんじゃねぇか?」

「分かった!私が勝ったら私の言う事なんでも聞いてねっ!!」

「おうよ!オレが勝ったらオレの言う事聞けよっ!!」

「もちろん!!」

私とナツはみんなを外へ避難させて、中にいるのは変態とミラさんとハッピーとソラ、エルフマン、レビィさん、ラクサスって言う人。(ラクサスは不良化しない設定!)

「今からナツVSルーシィの勝負が始まりまーす!実況はミラジェーンです!解説はレビィ!よろしくねー!」

「よろしくー!どっちもがんばれ!」
「では!GO!!」

ゴォン

勝負の鐘と共にナツが突っ走る。…我慢しろっての。

「火竜の鉄拳!!」

いい炎してるわね!でもね

「遅いっ!」

私はナツの攻撃を余裕でかわした。

「なにっ…!?」

あららー、ナツー。余所見はダメよねー?勝負の基礎よー?

「開け!金牛宮の扉!!タウロス! 」

「MOぉぉぉ〜〜!!!」

タウロスは、一瞬の隙を突いてナツを壁に叩きつけた。だ、大丈夫かしら…壁

「やるな…けど、火竜の翼撃!!」

さすがナツ!!最高よ!

「それでこそ、ナツよ!まだまだ甘いけどね!でもあんた…」

「…?」

「私が勝負して来た奴の中では1番最高!!」

「っへへ、当たり前ェだろ!!」

私はナツの翼撃をバックテンで避けた。

可愛くて強いって最高!私、すごくいい女ね!

「タウロス閉門!
開け!獅子宮の扉!!ロキ!」

「ルーシィの騎士、参上!」

102:桜◆kk:2017/09/20(水) 00:56 ID:8Hw

「ろ、ロキィー!!?」

「悪いね、ナツ。僕は妖精の尻尾の魔導士だけど、ルーシィの星霊でもあるんだ。ってことで、獅子王の輝き!!」

「うおっ!」

ナツが間一髪で、ロキの攻撃を避ける。

「どうしてルーシィは滅竜魔法を使わないのかしら」

「ルーちゃんなりのこだわりがあるんじゃない?ルーちゃんの力は、ナツと互角って感じだね」

レビィさんとミラさんの実況が聞こえる。

確かに、こだわりはある。

私は滅竜魔導士だけど、元々はただの星霊魔導士だった。そこで、アルシェリーネに出会っただけだから、私は奥の手として滅竜魔法を使用する。

「悪ィなロキ!火竜の鉤爪!!」

「ぐはっ!」

なんてことを心の中で思ってると、ロキにナツの攻撃が当たった。

「ロキ!!ッロキ、閉門!!!」

まさかロキがやられるとはね…!計算外だわ!

でも、私には魔力が少ない。今日が水曜日ならアクエリアスを呼べるのに!!

…あと咆哮5回、奥義が1回ってとこね。ナツには私の倍以上の魔力を持ってる。

「星天竜の…」

「火竜の…」

「「咆哮!!!」」

お互いの咆哮がぶつかり合う。負けないように魔力を継ぎ足して、威力を上げながら。

「…咆哮が消えたとき、勝者が決まる」

103:桜◆kk:2017/09/20(水) 01:39 ID:8Hw

咆哮が消えて、見たときにはもうナツもルーシィも立ってなかった。

「…引き、分け…?」

ピクン

ルーシィの指先が微かに動き、ナツの指先も動いた。

立ち上がったんだ、2人共

「アンタも…咆哮で来るとわね…」

「へっ…お前もな…ルーシィ」

ヨロヨロの2人は、お互いの顔を殴った。魔法のない、ただの拳で

「ぶっ、あう、うっ、あ、」

「ぐふっ、ぶっ、ぐ、は、」

殴り合いを続けるだけの勝負。ルーシィは渾身の力を入れて、ナツに蹴りを落とす。

「ぐはっ!!」

「あたしの…勝ち、ね…?」

「くそっ…」

ナツが倒れ、その後にルーシィも倒れた。

ルーシィが勝った。

「おいナツ!ルーシィ!!」

「ナツ〜!ルーシィ!」

ハッピーと一緒に2人に駆け寄る。ボロボロの2人は疲れたのか眠っていた。

「2人を医務室に運びましょう。グレイ、エルフマン、手伝って!」

オレはルーシィを、エルフマンはナツをそれぞれ運ぶ。傷の手当てはミラちゃんがした。

「すごかったわね、2人の勝負」

「うん。ルーシィは、元から魔力が少なかったけど、ここまで追い詰められたのは初めてだよ。…ナツって何者?」

「ナツはただの火竜だよ!あい」

ソラとハッピーの話を聞いてる限り、特にこれといった気になる話はない。

「ん…あれ、ここは…?」

「ここはギルドの医務室よ」

ルーシィが目を覚ました。

「そうですか…あたし、火竜に勝ったんだ…」

弱々しいが、嬉しそうに笑うルーシィにオレは、目を奪われた。

104:桜◆kk:2017/09/20(水) 08:26 ID:8Hw

ナツが目を覚まさない。

あたしは覚ましたのに、ナツは1日寝たまんま。死んだりしてないよね?死んでたら、即破門だよね?やばい!!

あたしは最終手段を取ることにした。

「ヌワァァァツゥゥゥ!!!」

医務室に入って、大声でナツの名前を呼ぶ。そして、マフラーを引っ張って揺さぶる。

「ナツ!!起きて!起きなさいってば!つか起きろ!!ナーツー!!」

「ねえねえルーシィ」

「なによハッピー!!」

「ナツ起きたけど、ルーシィのせいで寝ちゃったよ。…違う意味で」

ハッピーの言葉を聞いて、ナツを見るとぐったりしている。しまった!揺さぶりすぎた!!

「る、ルーシィ…起きるから…酔う…うっぷ」

「ナツ!おはよう!!」

「…おはようこざい、マス…」

その後ナツは完全復活したようで、修行だー!とか言ってハッピーと一緒にどこかへ行った。

105:桜◆kk:2017/09/20(水) 10:27 ID:8Hw

「お前はナツと行かなくていいのか?」

「修行?そうねぇ…あんた、体術いける?」

「体術?まァ一応は…」

「じゃ、付き合って!!」

オレとルーシィは、組手を交わすことになった

「あんたの体冷たっ!!」

「オレは氷の造形魔道士だからな」

ルーシィの拳がオレの手で受け止められたとき、ルーシィは拳をひいた。

「ふーん…なにが作れるの?」

オレはギルドマークを氷で作った。すると、ルーシィは目を輝かせて覗き込む。

「きれい…!」

人に自分の魔法を褒められるのはよくあるが、オレはこのときが1番嬉しかった。

「あんたって変態の癖にすごいわね!」

「うるせえよっ!!」

ルーシィについついツッコミを入れるオレ。確かに変態と思われることはしたかもしれないけども!!

「でも、すごいじゃない。」

「…オレにとっちゃなんでもねェけどな」

「そうかもしれないけど!!でも、きれいな魔法っていいじゃない!素敵!!」

「そーかよ」

「そーよ!ってか、早く続きしましょ!グレイ!」

「はいはい」

初めて名前を呼ばれた瞬間だった。

106:リリィ:2017/09/20(水) 15:08 ID:8pI

桜ここの人増やしたい?
今二人だけでしょ?ここに書き込んでるの……
だから桜が二人で寂しいなら私のサイトで宣伝するよ

107:桜◆kk:2017/09/20(水) 20:42 ID:8Hw

確かに寂しいねぇ…私は今、毎日来れてるけどこれもいつまで続くか分かんない。

よし、宣伝お願いします!!守るって決めたから!あとリリィのサイトに遊びに行きたい(*´꒳`*)

108:リリィ:2017/09/20(水) 21:11 ID:8pI

OK!宣伝するね


……私のサイトだと!?
来ても良いが面白くないぜ?
それでも行くのかい?

行くのなら普通にナツルーで検索してフォレストのナツルーキーワードが出てくると思うからそこの【妖精の物語】が私のサイトだよ

一番手っ取り早く行く方法はpixivの私のプロフィールから行けると思うな

109:匿名さん:2017/09/20(水) 21:28 ID:8pI

http://id11.fm-p.jp/582/ued76snr777/
これでいけるかな?試しに書き込む………

110:リリィ:2017/09/20(水) 21:33 ID:8pI

ごめん、上の私

111:桜◆kk:2017/09/20(水) 22:28 ID:8Hw

秒で遊びに行って来た

112:桜◆kk:2017/09/20(水) 22:46 ID:8Hw

「ナツ!グレイ!大変だ!!エルザが帰って来た!!」

ギルドに入ってしばらくした後、ロキが珍しく慌てていた。

「エルザ…?」

「ルーシィは知らないのよね。エルザのこと」

ナツとグレイも慌て始めたし、周りのみんなも慌てる。

「今戻った。マスターはおられるか?」

「おかえり!マスターは定例会よ」

エルザさんはなんだか風紀委員長みたいな人だけど…ナツたちは気にしてなさそう

「ナ…ツゥ!!?」

ナツとグレイは汗をダラダラ流して肩を組んでいた。しまいには、ハッピーみたいになってる…

「仲が良いのは良いことだ。…ところで、君は…」

「あ、新人のルーシィです!」

「君がルーシィか!確かナツに圧勝したという新人だな」

なにその尾ヒレ!!勝ったけどギリギリですけどー!!?

「ナツ、グレイ、そしてルーシィ。実は3人に頼みたいことがある。」

ナツとグレイは分かるけど、なんであたしも?これには、ハッピーとソラも分からないといった顔をしている。

「仕事先で少々厄介な話を耳にしてしまった。本来ならマスターの判断をあおぐトコなんだが、早期解決が望ましいと私は判断した。3人とも、ついてきてくれるな」

それだけ言うと、エルザは去って行った。

これにはさすがにナツとグレイも驚いてる…ミラさんの方をチラリを見ると、少し興奮しているようだった

「エルザと…ナツと…グレイ…そして、ナツと互角に戦ったルーシィ…。今まで想像したこともなかったけど…これって妖精の尻尾最強チームかも…」

エルザには悪いけど、いきなりすぎるわ!!あたし、仕事はナツとしか行ったことないもん!いきなり最強チームとか言われても…

「ルーシィ!!!」

「にゃ、にゃによ…ショラ」

いきなり顔に衝突して来たソラ。ソラは少し離れると、真っ直ぐあたしの目を見た。

「行かなきゃ!この仕事、行くべきだよ!!」

「はァ!?なんでよ!」

「分からない…けど行くんだ!たとえナツとグレイが行かなくても、君だけでも行かなきゃならない!!!」

113:桜◆kk:2017/09/21(木) 01:12 ID:8Hw

ソラに言いくるめられて、結局行くことになった。

それにしても、さっきのソラの必死さはなんだったのかしら

ギルドを出て少し日用品の買い足しに行く。すると、馬車が暴走してた。馬車が向かう先には男の子が2人。

「危ない!こっちよ!!」

男の子は金髪をしている子と黒髪の子だった。2人は泣きそうな顔をしてて、ほっとけなかった

このままだと、3人とも引かれる!

「星天竜の鉄壁!開け!処女宮の扉!!バルゴ!」

鐘の音と共にバルゴが出てくる。

「お仕置きですか?姫」

「違うからッ!バルゴ、この子たちを安全な場所へ!」

「了解です」

バルゴは2人を抱えてどこかへ行った。私は何とか、星の大河を使って馬車を止めて、バルゴの場所に向かった。

「バルゴ!」

バルゴたちがいたのは近くの公園。男の子2人はさっきよりはマシな顔になっていた。

「あんたがオレたちを助けてくれたのか?」

黒髪の子は私の服をちょんちょんと引っ張って喋り掛けてきた。

「まあね。あんたたち、名前は?あたしはルーシィよ」

「オレはスティング!」

「オレはローグだ」

金髪の子はスティング。黒髪の子はローグ。

スティングとローグは急に真剣な顔になって私に聞いてきた。

「ルーシィ、星天竜って知ってるか?」

「オレらはその人に弟子にしてもらおうと思って来たんだ。知らないか?」

あたしに弟子入り…?ってことは、この子たちも滅竜魔導士なのかしら

「…星天竜の名前はルーシィ、よ」

すると、2人は驚いた顔をした。そして、顔を険しくして言ってきた。

「ルーシィ!オレらを弟子にして!」

「頼む!ルーシィ!!」

「なんであたしの弟子になりたいの?」

「オレはナツさんを越えたいんだ!」

「オレはガジルを越えたい!」

ガジル・レッドフォックス

ウチと仲が悪いことで有名な幽鬼の支配者の鉄の滅竜魔導士

「……」

「……」

あたしはしばらく2人の目を見つめていた。

「…ただ弟子入りしたいってだけじゃダメよ。そんな人たちはいっぱいいる。自分の目標を持ってて、自分の意思をちゃんと持ってる人じゃないとあたしの弟子は務まらない。」

「「…!」」

2人の目には、道がある。光り輝く道が

「合格、よ。」

あたしが弟子入りを認めると、険しかった二人の顔が一気に花が咲いたように明るくなった。

「やったーっ!!そう言えば、ルーシィはナツさんより強いの?」

「ガジルよりも?」

「ナツには勝ったけど、ガジルとはやったことないなー。ま、私が勝つわ!」

「ひゅー!カッコいい!!」

「弟子っていっても、特別な修行とかはないわよ?あたしが星天の竜に教えてもらったことをあんたたちにも教えるだけだから!」

「「おうっ!!!」」

114:リリィ:2017/09/21(木) 17:29 ID:8pI

私のサイト行っても面白く無かったでしょ?
最近更新してないし…

それと宣伝しても人増えなかったらごめんね!

115:リリィ:2017/09/21(木) 17:51 ID:8pI



「………は、離して!あたしは帰るのぉぉぉお!!」

「絶対離さねぇよ、お前はオレといればいいだろ!そしたら皆に見えるんだぜ?」

「なんで惚れてもない男と一緒に居なきゃいけないのよ!それにあたしは今のままでも良いの、ほっといて」


ルーシィはナツの腕の中で暴れるがそこは男と女の単純な差のせいかピクリとも動かない
さらに強く抱き締めてくるだけだ
もう無理なのかと思い諦めて大人しくすると腕の力が抜けた気がしたルーシィは逃げようと腕から離れ反応の遅かったナツがポカンと口を開けて固まっているのを確認し走ってその場から逃げ出した
先程までに包まれた暖かい温もりに恋しくなりながらも


ーこ、恋しくないわ!あんなのただ暑いだけよ。
しっかりするのよルーシィ!あたしはあいつなんかの温もりは恋しくないんだからね!!


一人走りながら自分に言い聞かせ自分の足が疲れてきた所で近くの木を背もたれにして目をつむる
疲れたのか意識は暗闇へと堕ちていった



「オレの鼻をなめるなよルーシィ……
置いて行きやがって見付けたら抱き枕にしてやる」


ナツは置いて行かれたことに不満を持ちながら自慢の嗅覚で甘い匂いを探す


「………なんでこんなに無防備に寝れるんだ?魔物がいる森なのによ」


やっとのことでルーシィを見付けたナツは木を背もたれにして気持ち良さそうに寝ている彼女に呆れながら仕方ないと呟き前からルーシィを抱き華麗な肩に顎をのせ自分も寝ようと目を瞑った

116:桜◆kk:2017/09/21(木) 23:12 ID:8Hw

「ここ、あたしんちだからいつでも来て。明日から仕事だから見れないけど、好きに使ってくれてもいいから」

スティングとローグにあたしの家への地図と合鍵を渡しておく。

「好きに使っていいって言ったけど、物壊したり、部屋を汚したりしたら…」

「「したら…?」」

声が低くなったルーシィに、2人は唾を飲む。

「あたしが特別に実戦稽古を付けてあげるわ…死んでも責任は取らないわよ」

「「は、はいぃぃ!気を付けます!!」」

ビシッと敬礼ポーズを決めた2人に、ルーシィはクスッと笑う。

「じゃあね」

スティング、ローグ…あなたたちに教えることは少ないけど、ナツと鉄竜のガジルを超えられる為の協力はするわ

「ただいまー!ってあたしの部屋ーー!!!」

「よォ、ルーシィ!」

「おかー」

「おかえりルーシィ!」

「なんであんたたちがいるのよー!!」

家に帰ってあたしの部屋に入ると、ナツとハッピーがいた。あたしは即座に2人を足で壁に埋め込む。

「まったく…ちょっとお風呂入って来るわ」

お風呂に向かってドアを開けると、グレイが入っていた。

「不法侵入ーーー!!!!しかも人んちの風呂入るなッ!!」

あたしは思い切り顔を蹴ってやる。ナツといいハッピーといいグレイといい、なんだってのよ!

117:桜◆kk:2017/09/21(木) 23:13 ID:8Hw

大丈夫だよ!2人でもがんばっていこう!!

118:リリィ:2017/09/22(金) 17:34 ID:8pI



ーーチュンチュン


雀の鳴き声が聞こえルーシィは重たい瞼をあげる
そして暖かいナニかに包まれてる感覚があるのを今は無視し、そのナニかの一部に頬を擦り付ける
お日様の匂いと小さく呟き再び目を閉じようとしたら目の前のナニかが急に動き出した


「おいルーシィ、寝るのか?もう朝だぞ」

「う〜ん、眠いから寝かせてナツ」


聞き覚えのある声にルーシィは無意識に名前を呼ぶが何かが引っかかり考える

ーナツ?今あたしナツって言った?

パチリと目を開け先程何かに包まれてる感覚がナツだと理解したルーシィは顔を赤くさせ逃げようと暴れるが離してくれる筈もなく、それどころか彼女が暴れれば暴れる程強く抱き締めてくる


「起きるの遅いな、ルーシィは」

「う、うるさい!取り合えず離してくれるかしら」

「断る!離したらお前また逃げるだろ?」

「当たり前じゃn………ううん逃げないわ!」

「嘘つけ!今当たり前って言ったから信用ならねぇな」

「うっ………良いから離せぇぇぇえ!!」


ルーシィの大きい声にビクッと大きく反応したナツだったが腕の力は緩むことはなかった

119:リリィ:2017/09/22(金) 17:40 ID:8pI

そうだね!のんびりと待ってたらきっと誰か来るよね(^ ^)

120:桜◆kk:2017/09/22(金) 20:29 ID:8Hw

うん!ポジティブにやっとこ!!

121:桜◆kk:2017/09/24(日) 00:32 ID:8Hw

「で?何しに来たの?」

「おいらたちはチームの絆を深めようと思って来たんだよ」

「しかし、女子の部屋にナツとグレイを泊めるのは気が引けるからな。私も泊まることにした」

「あんたいつからいたの…?」

エルザもいつの間にか来てて、紅茶を飲んでいた。てゆーか、ナツとグレイは泊まるの確実なのね…

「それにしても…お前たち、少し汗臭いぞ。風呂に入ってこい」

「風呂ォ?」

「めんどくせえ」

いや泊まる前提で話をしないでくれる!?あたしまだいいわよ、なんて言ってないしっ!

「ならば、久しぶりに一緒に入るか」

「「!!」」

あんたたちの関係性ってなに!!?姉弟!?

「ルーシィも一緒にな」

「あたしを巻き込むな!!」

「入らないのか?チームだろう」

「入らないわよっ!!チームだとしても!」

「「……」」

「あんたたちは何残念そうな顔してんの!!」

結局、お風呂は1人ずつになった。あいつらと一緒にいたら、あたし猿になりそう…

「そうだ、ルーシィに確かめたいことがあるんだった」

「オレもだ」

「なに?私もだ」

ナツとグレイとエルザが、真剣な顔であたしに近付いて来る。

「ルーシィ…」

「な、なによぉ…」

ナツの低い声に少しドキッとする。

3人は、あたしを抱き締めた。

「へ!?」

「「「……」」」

なに?なんなの?なにを確かめてんのよ!!

「やっぱりそうだ…」

「ああ…」

「ルーシィの近くにいると、心が暖かくなる。いや、胸が熱くなると言った方がいいか」

「どういうこと?」

あたしから離れた3人は、納得したような顔でソファに座る。

「勝負したときも」

「組手を交わしたときも」

「初めて会ったときも」

「「「胸が燃えるように熱かった」」」

どういうことよ〜…

胸が熱くなるってなんなの?

「ルーシィにはないの?」

「…分からない。ギルドに入ってから、胸が熱くなることなんて、たくさんあったわ」

ハッピーは悲しそうに耳と尻尾を下げた。

「初めてギルドに来たとき、胸が熱くなった。ナツと勝負したときも、グレイと組手を交わしたときも、エルザに初めて会ったときも、まだまだあるわ…」

胸が熱くなることはきっと、これからもたくさんある。

「でも…この胸の熱さは、なんていうか…胸の中で何かが暴れてるの。ここから出せーって」

「それだ!何かが暴れてんだ!!オレは守りたいんだってな!」

「ナツの言う通りだ。何かを守りたがってる。私の胸の中にいる者は」

「ああ。何かが何かを守りたがってる。」

なんか、不思議な感じね〜

これが、仲間(かぞく)なのかな?

122:桜◆kk:2017/09/24(日) 21:24 ID:8Hw

ーーー時は1000年前の東洋に遡る。



「おいババア。白虎(ビャッコ)と玄武(ゲンブ)はまだか?」

「うるせージジイ!おらが知るわけねーよ!」

「わしから見たら、2人ともガキじゃぜ?」

「「来たなクソジジイ」」

「誰がクソジジイじゃクソガキ共!!」

「遅くなってすまない。青龍(セイリュウ)朱雀(スザク)白虎。」

ここは神の国。彼等は神の社に呼ばれていた。

春と東を守護する青龍。夏と南を守護する朱雀。秋と西を守護する白虎。冬と北を守護する玄武。

彼等は四神と呼ばれる、偉大な神である。

「玄武の兄貴!今日はなんでおらたちを集めたんだ?」

「…この国は、いずれ滅びるだろう。」

「「「っ…」」」

いきなり過ぎる玄武の言葉に、3人は驚く。

「ここは神の国じゃぜ?そう簡単に滅びるとは思えんがのぅ…」

玄武は社にあるイスに座った。眩い金の装飾が施されており、他の3人も座り込む。

「鳳凰殿による予言だ。これから1000年程先の未来が見えたらしい。」

「それが神の国の崩壊ってことじゃな」

「ああ。しかし、私たちが滅べば人間の世界も滅ぶだろう。それは阻止しなければならない」

「何か考えがあんのか?鳳凰殿の予言は確実だろ?」

「…人間の中に潜む。」

玄武の言葉に、面食らう3人。人間界では確かに生きることは出来ない。だが、人間の中でも生きれるかどうかは分からないのだ。

「おいガキ。お前の考えも分かるが、あの伝説はどーなる。」

「あの伝説なら、もう見つかっている。しかし、1000年後の西洋の者たちだ。だから私たちは、1000年先、そのまた1000年先まで生きる」

「…分かった。青龍、朱雀、お前らはどうするんじゃ?」

「おらは玄武の兄貴についてくぜ!もちろん、このアホもな!」

「巻き込んでんじゃねー!クソアマ!!」

「ありがとう。」


四神を従わせ、星と共に生きる巫女

炎を操る竜の子、悪を滅する氷の子、竜から生まれた妖精に出会い、巫女は成長するだろう

巫女の名はーーー

123:リリィ:2017/09/24(日) 23:56 ID:8pI



あのあとナツが離してくれない事を悟ったルーシィは仕方なくナツを自分の家に入れようと話し、やっとのことで自分の家に帰れるとはしゃぎながら家のある方向へと歩いていた


「着いたわ………」

「おぉ!!なんか早くね?オレの時は結構時間くったぞ」

「近道があるのよ」

「そうなのか、オレにも……」

「却下………あたしだけが知ってれば良いの」


ルーシィの家に着きマグノリアへ帰る時よりもこちらに来る方が時間が早いことに気付きルーシィに聞くが当たり前のように近道があると返された
興味津々のナツが近道を教えて欲しいのを悟ったのか即答で断られ拗ねるも今は彼女の部屋が見れるので良しとしよう
そう思いルーシィに目を向けると……

124:桜◆kk:2017/09/28(木) 11:59 ID:8Hw

>>84の続き

「ご、ごめんなさい…私のせいで迷惑かけちゃって…」

「まったく…おバカな子ね。パパもママも、あなたたちと一緒にいる時間は少ないかもしれないわ。お仕事もあるしね」

ママは私を抱き締めたまま、話を始める。

「だけど、ママとパパに遠慮せずに甘えなさい。」

ママとパパと話す時間は少ない。お仕事が忙しいから。それでも、私とスティングを気遣ってくれる。

「たまにしか聞けないかもしれないけど、わがままも言っていいのよ」

ママと一緒にいると、何故か嬉しくて、胸があたたかくなるの。

そしてどこか、懐かしい。

「ミラ、ルーシィ」

「エルザ!」

「ミラ、今日はお前もラクサスもウチに泊まっていけ。ジェラールもそう言っている。」

「そう…?じゃあ、お言葉に甘えようかしら」

ママとエルザちゃんが部屋を出ると、頭痛が私を襲って来た。

頭の中に、人がいる。桜色の頭、青い猫、緋色の髪に鎧の人、謎に裸の人、青い髪の女の子、白い猫…

その人たちの顔は、霧でよく見えない。

「ふぇありー…てい、る」

頭に浮かんだ文字を口に出してみる。

フェアリーテイル 妖精の尻尾

「るーしぃ…はーとふぃりあ…」

ルーシィ・ハートフィリアって誰?ルーシィは私よね、?

「なつ、どらぐにる…はっぴー…いぐにーる、さらまんだー…」

次々と言葉が出てくる。どれも知っているようで知らない。てか、ナツってナツ・フェルナンデスじゃないの?

「ぐれい、ふるばすたー…えるざ、すかーれっと…さいきょうちーむ…」

分からない。でも分かる。この人たちのこと、知ってる。

「おうどうじゅうにもん…せいれい…ッ!アクエリアス!ロキ!バルゴ!キャンサー!スコーピオン!カプリコーン!サジタリウス!アリエス!ジェミニ!タウロス!」

思い出した。

全部。

ナツ・ドラグニルも、ハッピーも、グレイ・フルバスターも、エルザ・スカーレットも、最強チームも

黄道十二門の星霊も、妖精の尻尾…ギルドも

「なんで忘れてたのよ…あたし…」

あたしの頬に、涙が伝った。

125:桜◆kk:2017/09/28(木) 13:48 ID:8Hw

>>122の続き

私たちが最強チームで仕事を終えて、ギルドに帰ってくると、ギルドはめちゃくちゃになっていた。『幽鬼の支配者』の鉄竜のガジルの仕業によって

更には、ルーシィまで拉致されてしまった。

「戦争じゃああああ!!!」

幽鬼とルーシィ奪還の為に激突したが、マスターの負傷により、撤退。

ルーシィは奪還できたが、大きな戦力を失った。そして、ルーシィの話をみんな聞いて各々感じることはあるだろう。

マスター不在で戦うのは無謀だ。ラクサスも仕事でなかなか帰れそうにない。

マスターがジョゼのところへ行ったときに、私が付いて行っていれば…

情けない!!!私のせいだ!!!!!

「っファントムが攻めて来たぞー!!」

外に出てみると、ファントムがギルドごと攻めて来た。更には魔導集束砲を撃ち込もうとしている。

「ギルドはやらせん!!!!」

換装・金剛の鎧

命に代えてもルーシィを、ギルドを、仲間を守ってみせる!!!!

「エルザ!!」

「ナツ!ここはエルザを信じるんだ!」

「うあ…」

お前たちが信じてくれるから、私は本気を出すことができる。

「エルザーーーー!!!!!!」

なんとか魔導集束砲を塞ぐことができた。しかし、私の体はボロボロだ。

「マカロフ…そしてエルザも戦闘不能…これで貴様らに凱歌はあがらねぇ」

私がやられた、だと?凱歌はあがらない?

なにを言っているんだ、あいつは

「さあ、ルーシィ・ハートフィリアを渡せ。今すぐだ」

「誰が渡すかー!」

「仲間を敵に差し出すギルドがどこにある!」

「ルーシィは仲間だー!!」

「そーだ!そーだ!!」

「あたし…」

ほら見ろ。私以外にも妖精の尻尾はたくさんいるんだ。

そして、私もまだ戦える!!!

「仲間を売るくらいなら死んだ方がマシだっ!!!!」

すると、私の胸から白い光が出て来た。

「貴様の巫女と仲間を想うきもち、私がしかと受け取ったぞ」

その光は、鎧を纏い、亀の甲羅を背負い、少し長い白い髪を結った男となった。

「貴様は少し休んでいろ。私が貴様の仲間を守ってみせる。」

「…いや、私も戦える。お前の名は?私は…」

「エルザ。ずっと貴様の中にいたんだ。全て知っている。私は玄武だ。」

こいつが何者かは分からない。なぜ私の胸から出て来たかも。

しかし、ルーシィと仲間を守れるなら、共闘しようじゃないか。

126:桜◆kk:2017/09/28(木) 14:49 ID:8Hw

オレたちが最強チームで仕事を終えて、ギルドに帰ってくると、ギルドはめちゃくちゃになっていた。『幽鬼の支配者』の鉄竜のガジルの仕業によって

更には、ルーシィまで拉致られた。

「戦争じゃああああ!!!」

幽鬼とルーシィ奪還の為に激突したが、じーさんの負傷により、撤退。

ルーシィは奪還できたが、大きな戦力を失った。そして、ルーシィの話をみんな聞いて各々感じることはあるだろう。

でもオレは、ルーシィを守る。

じーさん不在で戦うのは無謀だ。ラクサスも仕事でなかなか帰れそうにない。

そして、ファントムはギルドごと攻めて来やがった。魔導集束砲付きでな。

それからエルザがオレたちを守った。そのとき、エルザの胸から男が出て来やがった。

とにかく、次の特大ジュピターを今度はオレたちが塞ぐんだ。あと15分ある!!

「雨…」

「しんしんと…そう、ジュビアはエレメント4の一員にして雨女…しんしんと…」

オレの前に現れたのは、エレメント4の雨女。こいつを倒せばいいんだな

「まさか、2つのエレメントがやられるなんて思わなかったわ。しかし、ジュビアとアリアは甘く見ないことね」

エルフマンとナツか…?

「悪ィけど、女だろうが子供だろうが仲間を傷付ける奴ァ、容赦しねぇつもりだからよォ」

すると、雨女は顔を赤くして負けを認めやがった。どーゆーことだよおいっ!!!

「水流拘束!!」

こいつの魔法は水流(ウォーター)か…

127:桜◆kk:2017/09/28(木) 17:22 ID:8Hw

オレは水の檻を凍らせて破壊する。

雨女に攻撃しても、あいつの体は水でできてるから全く効かねえ…!

くそっ、このままじゃぁジュピターが!!

「ジュビアは、ルーシィとあなたを傷付けたくない。」

「は?」

「ジュビアはルーシィが好きだから、傷付けたくない。マスターのやり方も、本当は反対」

こいつは何を言ってんだ?味方…なのか?

「今ならジュビアがマスターに頼んで、ルーシィだけを引き取って退いてもらう。仲間を傷付けられたら、ルーシィも傷付くから」

「オイ…ふざけたこと言ってんじゃねえぞ。お互い引けねえトコまできてるだろうが」

ルーシィを渡せばオレたちは傷付かずに済む、だァ?そんなの、逆に傷付くわ

「ルーシィは仲間だ。命に代えても渡さねえぞ」

すると、雨女は激怒した。熱湯がオレを襲う。

「恋敵…あなたはジュビアの恋敵!!少しときめいたけど、ルーシィの方が好きなの!!」

はァ!?何を言ってんだこいつは!!どう勘違いしたか知らねえけど、ルーシィは渡さねえ!

「アイス…」

速ェ!オレの造形魔法が追いつかねえだと!?

「ぬおっ」

隙を見せたらすぐに熱湯でやられる!!時間を稼がねえと!!

「アイスメイク…盾!!」

だがオレの盾はあいつの熱湯によって溶かされる。

「ぐおおぉぉぉあああ!!!」

熱ィ!皮膚が焼ける…!!

くそっ、仲間1人守れねえで何が妖精の尻尾だ!命に代えてもルーシィはオレが守るって決めたじゃねェか!!

すると、胸から水色の光が出て来た。

「俺に水系の攻撃は効かねーョ。おいお前。」

その光は、熱湯を吸い込むと、龍のツノを持ち、二の腕には龍の鱗、東洋の服を纏った男になった。

「お前の巫女や仲間への想い、しっかり俺に伝わったぜ。オレがサポートしてやる。」

「…ああ、助かるぜ!」

こいつが何なのかは知らねえが、手を貸してもらえるなら好都合だ。

「何だと言うの…!?水流斬破!!」

「水は効かねーって言ってんだろーが!!グレイ!!今だ!!」

「おう!!凍りつけぇぇえええ!!!」

水を吸い込んでもらって、オレは女を凍りつけにすることに成功した。

「雨、か…女、これはお前の雨だろう。」

「そ、そうよ。鬱陶しいんじゃない?ジュビアは雨女だからね」

「ふん、こんな雨、俺にはどうってことねーよ…お前には巫女やグレイがいんだろーが」

つか、なんでこいつはオレの名前知ってんだよ!まあ、いいわ…。…いいのか?

「ジュビアはもう、ルーシィに会う顔がない…ルーシィを傷付けすぎた…」

「そーかよ。…でも、お前ルーシィの友達なんだろ?謝れば、ルーシィは許してくれるさ」

「っ、!」

女は笑った。すると、雨がやんだ。

空は、キレイだった。

「で、まだやんのかい?」

女は嬉しそうに気絶した。

「グレイ、巫女が危険だ!行くぞ!あの女は、玄武を解放したのか…あとはババアとクソジジイだけじゃねーか!!」

まじで、何言ってんだこいつは…とりあえず、オレは付いて行く。

「お前、名前はなんつーんだ?」

「俺は青龍…四神の青龍だ。」

青龍は足を龍に変えて滑るように行動する。しばらく走ってると、ミラちゃんとエルフマンに会った。

128:桜◆kk:2017/09/28(木) 17:31 ID:8Hw

ジュビアの台詞変更

「…ジュビアはもう、ルーシィに会う資格がない…ルーシィを傷付けすぎた…」

にします!!

129:桜◆kk:2017/09/28(木) 18:08 ID:8Hw

あたし今、どこにいんの…?檻?…ヒイッ、虫ぃぃ!!

すると、マスター・ジョゼが入って来た。こいつ、あたしの過去もハートフィリアも全部知ってるのね…

「あなたを攫うよう依頼したのは、あなたの父上なのですよ」

お父様が…?なんで、なんでよ、あたしに関心なんかなかったくせに!!!

「あたし絶対帰らないから!!あんな家には帰らない!!!」

あたしは、バケツで用をたすフリをしてジョゼのジョゼを蹴ってやる。逃げようとしたけど…

「残念…あなたがいたのは空の牢獄…さあ、ファントムの恐ろしさを教えて差し上げますよ…」

うそ、でしょ…こんなところ、ソラかハッピーがいないと逃げられない!!!

あたしは飛び降りた。声が聞こえたんだ。絶対いる!

「ナツーーーー!!!!!!」

「ぬおああっ!!!」

ほらね、やっぱりナツがいた。ソラもハッピーもいる。

ナツとハッピーの言い争いを聞いてると、マスターがやられたことが分かった。他のみんなもあたしのせいでケガして…

「ごめん…ごめんね…」

ギルドがあんなことになったのも、マスターがやられたのも、みんなが傷付いたのも…

「全部…あたしのせいなんだ…」

「ルーシィ…」

「それでもあたし…ギルドにいたいよ…妖精の尻尾が大好き」

涙が溢れて来た。泣いちゃダメ。泣く資格なんてないのに。

一旦ギルドに戻って、みんなに全部話した。だけど、みんな変わらず接してくれた。

だけどファントムは攻めて来た。ギルドごと。エルザは魔導集束砲からあたしたちを守ってくれた。あたしはリーダスに連れられて、隠れ家に行った。

ごめんね、みんな…!

「リーダス!!!…っあんたねぇ!!!」

「うるせえョ…尻尾が」

するとガジルがやって来て、リーダスを殴って気絶させた。

あたしは戦おうにも、ジュビアに連れ去られたときに落としてしまった。

「来い、マスターがお呼びだ。…ギヒッ」

「うっ、」

ごめん、なさい…りー、だす、みんな…

130:桜◆kk:2017/09/29(金) 18:08 ID:8Hw

オレたちが最強チームで仕事を終えて、ギルドに帰ってくると、ギルドはめちゃくちゃになっていた。『幽鬼の支配者』の鉄竜のガジルの仕業によって

ルーシィがしかも、攫われた

「戦争じゃああああ!!!」

幽鬼とルーシィ奪還の為に激突したけど、じっちゃんの負傷により、撤退。

でもオレは、ハッピーとソラでルーシィを取り戻しに行った。

名前は呼んでも返事はできねえか…オレにもっと力があれば、ルーシィもギルドも守れたのに

「ナツはやく!!」

「ジョゼェェ!!ルーシィに傷一つ付けてみろ!!オレはお前を絶対ェ許さねえからなああああ!!!!」

ルーシィとジョゼに聞こえるように叫んだ。聞こえたかは知らねーけど

すると、胸から赤い光が出て来た。

『おらがお前に力を貸す。…巫女を助ける為だ!勘違いすんなよ!!』

脳みそに声が響いて、そしたら光がオレを包み込んだ。オレの足は一気に加速する。

「ナツーーーー!!!!!!」

「ぬおああっ!!!」

上から落ちてきたルーシィを受け止める。いつの間にか光も消えていた。

ハッピーと言い争いをしてると、ルーシィは泣き出した。

「ごめん…ごめんね…」

なんで泣くんだよ、って言いたかった。

「全部…あたしのせいなんだ…」

「ルーシィ…」

悲しそうにソラがルーシィを見る。なんでお前のせいなんだよ、って言いたかった。

「それでもあたし…ギルドにいたいよ…妖精の尻尾が大好き」

でも、ルーシィの泣き顔を見たら何も言えなくなったんだ。

『…おいお前!!』

「あ?誰だ?」

「ナツ、どうしたの?」

『ばか!おらはお前の心に喋ってんだ!!心ん中で喋りな!!』

「な、なんでもねえ!!」

さっきの光の声の持ち主が、オレに話しかけてきた。

『おらは巫女を守りたい。玄武の兄貴と約束したんだ。その為には、お前の体から出ねーといけねえんだ』

『巫女って誰だ?つーか出たいなら出ろよ!』

『お前が守りたがってるルーシィ・ハートフィリアだよ!出れるならとっくに出てるわ!!』

『なんで出れねーんだ?守りてーんだろ?』

『…さっきお前に不完全な状態で力を貸しちまったから、本来、お前のとおらの巫女を守りたいっつー気持ちが交われば出れるけど、それがムリになっちまったんだ』

『じゃ、じゃあどーすんだよ!』

『…おらは四神。おらの他に三体の神がいる。そいつらに出してもらうしかねェ…』

『っそいつらどこにいんだ!?』

『グレイ・フルバスターの体の中、エルザ・スカーレットの体の中…もう一体は迷子だ』

『迷子!!?』

『あのクソジジイ、入る体間違えやがったんだよ…取り敢えず、お前は巫女連れて帰れ!!』

『お、おう!!』

こいつがオレの胸の熱さの正体…なのか!!?

131:桜◆kk:2017/09/30(土) 11:22 ID:8Hw

やばいのぅ…

わし、絶対絶命じゃなこれ。神がそう思うって結構じゃぜこれ。

玄武にブチギレされるな

わしが入るはずだった体は、巫女の母親であるレイラ・ハートフィリア。

じゃが、わしはレイラを巫女だと勘違いし、巫女の体に入っちまった。

レイラに入り、幼少の頃から巫女を見守らんといかんかったんじゃがのぅ…しくじったわい。年寄りに横文字はキツイんじゃ

ルーシィ・ハートフィリア

レイラ・ハートフィリア

似すぎじゃろ!!こちとら東洋の神じゃ!!横文字は苦手なんじゃよ!!漢字も苦手だっつーのに…

玄武は確か、体の持ち主とわしらの巫女を守りたいという気持ちが交われば、出れるとか言っとったのぅ…

巫女が自分を守りたい、なんて思うかのぅ?

自分より、仲間の方が守りたいじゃろうな

それにしても朱雀のやつ、不完全な状態で竜の子に手を貸しやがったな…

わし出ないといけないじゃん!!どうやって出ればいいかも分かんないのに!!!

『巫女!!返事をしてくれ!!巫女ー!!!』

まだわしに気付いてない巫女は、わしが呼びかけても返事はせん。

朱雀も出れん、わしも出れん…玄武にぶっ殺されるやつじゃぜこれ









『もし、入った体の持ち主が巫女を守りたいと思わなかったら、私たちの巫女への敬愛で出るんだ。』

こんなこと玄武は言っとったな!!

『しかし、必ず出れるとは限らない。だが、ムリにでも出るんだ。』

…やめとこう。

時が来れば、わしも自然に出れるじゃろ。それまでの我慢じゃな。

132:桜◆kk:2017/09/30(土) 13:35 ID:8Hw

「グレイ!!って横の魚なんだよ!」

「魚じゃねー!龍だ!龍の足だボケェ!!」

エルフマンに青龍が突っかかる。しかし、お互いの足は止めない。先程、ミラの話を聞いたからだ。

エレメント4が、アピスブレイクの原動力だということを。




何だこいつ…ここまでナツを追い詰めるなんて!見えない魔法…どうしたらいいんだ!!

「まだ立つか、火竜」

「倒れる訳にはいかねえだろ…オレは妖精の尻尾の魔道士なんだ…燃えてきたぞコノヤロウ!!!」

「空域…“絶”」

「ぐああああっ!!!」

強すぎる…これがエレメント4最強の男…!

「上には上の者がいるのです、若き竜よ」

「火竜の咆哮!!!」

ナツが咆哮を放つと、あいつは消えた。そして、背後から現れた。

「空域“滅”!!その魔力は空になる!」

「ナツーー!!」

あれがきっと、マスターが受けた魔法だ!ナツの魔力も取られる!!

すると、魔法が切られた。そして、ナツを支える誰かがいる。

「エルザ!!!…と誰!!?」

「こいつがマスターを…」

エルザの魔力はどこかゾッとした。怒りに燃えてるんだ

「私たちの親に手を出したのはこの男だな」

あいつが目を開けると、魔力が一気にあがる。本気を出したんだ…






「目!!?」

「そう、アリアは普段目を閉じている。強大すぎる魔力を自分で抑えてるらしいの。」

「何じゃそりゃ!!」

「とにかく、アリアを見つけたら目を開かせる前に倒すのよ!」

「…その心配はねえみてェだ」

青龍がミラに声をかける。3人は焦った顔で青龍を見る。

「アリアって奴の目はもう開いた。」

「っ、なんですって…じゃあもう…」

「けど、アリアの前にエルザと玄武が現れた。火竜もいる…」

「ナツとエルザが!!?」

「ああ。けど、こいつらがアリアを倒さねーと勝機は完璧になくなる!」

133:桜◆kk:2017/09/30(土) 14:36 ID:8Hw

「死の空域“零”発動…この空域は全ての命を喰い尽くす」

「ああああああ!!」

「しっかりしろ!竜の子!」

玄武がシールドを作り、ナツとハッピーを加護する。

やはり、神には人は勝てないようだ。

「命を食う魔法だと…」

エルザの魔法が徐々に上がっていく。

「なぜそこまで簡単に人の命を奪えるんだ!!貴様らは!!!」

「さあ、楽しもう」

アリアの攻撃が始まる。しかし、エルザはその攻撃を全て避けてアリアに近づいて行く。

「あなたにこの空域が耐えられるかな?」

「容易いことだ!私には、玄武の加護が付いているからな!!」

「行け、妖精女王ーティターニアー…」

エルザが空域を切り裂いて行く。アリアも想定していなかったようで、焦っている。

そして、空域が乱れた一瞬の隙を突いた。

「天輪・繚乱の剣!!」

「がふおっ」

アリアが倒れ、空域も全て解除される。

「マスターが貴様ごときにやられるハズがない…今すぐ己の武勇伝から抹消しておけ」




「アリアが…負けた」

「はァ!?誰に!!」

「妖精女王…火竜も玄武も青い猫もいる!」

「エルザたちが勝ったのね…急ぎましょう!」

「こっちだ!付いてこい!!」

134:桜◆kk:2017/09/30(土) 15:43 ID:8Hw

「妖精の尻尾の皆さん、我々はルーシィを捕獲しました。」

ジョゼの言葉に、神も妖精も、みんな騒つく。

「きゃあああ!!!」

ルーシィの声に、みんなは更に騒つき、ミラは耳を塞ぎ、玄武と青龍は顔をしかめた。

「我々の目的はあと一つ…貴様らの皆殺しだ、クソガキ共」

ジョゼの声と共にルーシィの悲鳴も聞こえる。

「あの野郎…よくも巫女を!!」

「おい!急いでエルザたちと合流すんぞ!」

耳を塞ぎ続けるミラをエルフマンが担ぎ、グレイが青龍の腕を引っ張り、走る。

「くそっ、白虎と朱雀は何をしてるんだッ!!私たちは何の為に1000年もの間、人間の中にいたのだ!!!」

「朱雀と白虎って女か?」

「朱雀は女だ。知ってるのか、竜の子」

「オレはナツだ!…オレの中にいるかもしんねえ!不完全な状態でオレに手を貸したから、自分では出れねーって女がさっき…」

「何だと!!」

すると玄武は、ナツの体に手を突っ込んだ。当然、ナツはもちろんハッピーも驚く。

「ぎゃああああ!!痛ェェーー!!!!」

「ナツが死んじゃうーー!!」

「死なん!落ち着け!貴様の中の朱雀を私が力ずくで、抜き取る。」

玄武の声に、確かに痛くねェ!など言うナツ。ハッピーは逆に、痛くないの!?などと驚いている。

「朱雀!聞こえるか?私の手を掴め!ナツ、貴様も脳内から呼びかけろ!」

『お、おう!朱雀!!玄武が手を掴めって!』

『玄武の兄貴が!?よし、分かった!』

「くそっ、届かん…青龍か白虎がいれば…」

すると、グレイたちがやって来た。ミラとエルフマンはエルザに、青龍とグレイはナツと玄武に駆け寄る。

「お、おい!お前何やってんだ!?」

「話は後だ、氷の子。青龍、私の腰を掴め!」

「了解!グレイ、お前はエルザんとこ行け」

青龍が玄武の腰を掴むと、玄武は上半身をナツの体の中に突っ込んだ。

『朱雀!』

『玄武の兄貴ィ!』

お互いの手が、すれすれで届かない。玄武は更に体を突っ込む。

『朱雀、鳥になってここまで来い!』

『おう!分かった!』

朱雀は姿を火の鳥に変え、玄武の近くに行くと人の姿となり、手を掴んだ。

『引っ張れ青龍!!』

「おんどりゃあああ!!!」

青龍が力いっぱい引っ張ると、ナツの体から玄武と朱雀が出て来た。

135:桜◆kk:2017/09/30(土) 18:25 ID:8Hw

「人が出て来たー!!」

朱雀と玄武には、ナツやグレイ、ミラたちも驚いた。

「兄貴!!」

朱雀は、オレンジの髪の毛を二つに結い、巫女装束を身にまとっている女だった。

「朱雀、急いでエルザの血を止めろ」

「分かった!おいどけ!!血ぃ止めるから!」

朱雀は手から炎を出すと、エルザの傷口にそれを当てた。最初は辛そうにしていたエルザだったが、その傷からの血は全て止まった。

「血が止まっただけだ。おらには完璧な治療はできねー。」

「ナツ…」

「エルザ!」

ナツが慌ててエルザに駆け寄る。

「力を…解放しろ…お前にはまだ…眠っている力がある…自分を信じ…貫き…呼び起こせ…今がそのときだ
ルーシィをギルドを守るんだ…」

エルザはナツの目を真っ直ぐ見て、言い放った

「行けえっ!!ナツ!!お前は私を超えて行く男だっ!!!」

エルザの声が、ナツの心に響き、力を与え、背中を押した。

「うおおおおおおおっっ!!!!!」

ナツは一気に走り出した。全身に炎をまといながら、ルーシィのいる場所へ。






「…!マカロフ」

そして、マカロフも目を覚ました。

反撃の時間だ。

136:桜◆kk:2017/09/30(土) 21:59 ID:8Hw

ナツが走り出す。すると、どこからかジョゼが現れた。

邪悪な魔力に、吐き気がする。

「あ、兄貴…!」

「くそ、こんな時に神力が…」

「巫女が危ねェんだ…!」

玄武、青龍、朱雀の体がだんだん薄くなって行く。

「玄武!!!」

「おい青龍!」

「朱雀っ!!」

薄れゆく3人に、ミラとグレイとエルザが手を伸ばす。しかし、その手は体を透き通るだけだった

「グレイ、聞けっ!オレらは巫女との契約がなければこの世界では生きれねえ。」

「契約…?星霊魔法みたいなもんかっ?」

「そうだ!星霊と同じような生物だオレらは!この勾玉を巫女に渡せ!!」

「…任せろ!」

青龍はグレイに青、白、赤の勾玉を渡すと、消えた。玄武と朱雀も消えた。

「お別れはもうすみましたか?」

「別れ?違ぇな…約束だ」

ニヤリとグレイが笑うと、ジョゼはエルフマンとグレイに魔法を浴びせた。

一瞬で2人の目は白くなる。

「エルフマン!!グレイ!!」

ミラの叫びは2人には届かず、バタリと倒れた。それでもジョゼの攻撃は止まらない。

「きゃあ!!」

ミラに攻撃がかすったとき、何かがジョゼの魔法を切った。

それは、エルザの剣だった。

「貴様、ジュピターをまともに喰らったハズ…なぜ立っていられる!?」

「仲間が私の心を強くする。愛する者たちの為なら、この体などいらぬわ。」

「強くて、気丈で、美しい…なんて殺しがいのある娘でしょう…」

137:桜◆kk:2017/10/01(日) 11:03 ID:dN.

巫女が危ない。

玄武と青龍、そして2人に力ずくで出してもらったであろう朱雀の神力も、感じられん。

巫女に傷一つ付いたら、わしの責任じゃ。

いや、もう傷だらけじゃ。それでも巫女は希望を持っとる。『妖精の尻尾』という。

「あっぶねー。今のは当たってちまうと思ったぜ」

「あんたたちって本当バカね…可哀想で涙が出てくるわ。」

現に今、鉄竜にクナイを投げられても、笑っておる。

助けてもらえるのを、信じておるから。

ーーわしは何をしている?

入る体を間違えて、敬愛する気持ちで出れるかもしれんのに、自分が傷付くのが怖くて出れとらん…

玄武と青龍は、ムリやり朱雀を引っ張り出した。それぐらいわしも、せんとダメじゃ

『巫女を守り、導くのが四神の役目じゃ!!ムリにでも出てやるわい!!』

己を光に姿を変え、巫女への敬愛の気持ちを持って胸から出る。

「お前は巫女を、傷付けすぎた。火竜が来るまでは、わしが巫女を守る。」

「なっ…だれ…?」

「あァ?誰だテメェ」

「四神の一神・白虎じゃ。知識はないが、力はある。巫女を守る力じゃ」

鉄竜はわしに息を放った。じゃが、わしにはそんなん効かん。

「わしの体は大地そのものじゃ。お前のぬるい攻撃なんぞ、わしには何ともないわい」

巫女の拘束を解き、自由にしてやる。

「あんたたちは、世界で一番恐ろしいギルドの影に、毎日脅えることになるわ。一生ね。」

巫女も感じ取ったのか、ニヤリと笑う。さすが火竜じゃな。

「があああああっ!!!!」

「火竜〜サラマンダー〜」

火竜は全身に炎をまといながら、鉄竜を殴り飛ばした。

138:桜◆kk:2017/10/27(金) 02:14 ID:dN.

思い付きのグレルー(グレジュビ、ナツルー前提)

「グレイ、起きて。ナツが来ちゃう」

「あー…そんな時間か…」

あたしとグレイは今、裸である。何をシていたかは察して欲しい。

「ほら、服着て!あんたもジュビアが来るんじゃないの?」

「そうだな…んじゃ、帰るわ」

「だから服着ろっつの!!!」

あたしとグレイは、恋人ではない。だけどお互い恋人はいる。あたしはナツで、グレイはジュビアだ。

ナツを裏切ってるつもりも、ジュビアを裏切ってるつもりもない。ナツのことは好きだし、グレイもジュビアが好きだから。

だって恋人って、好きな者同士がなるモノでしょ?

「ルーシィ!!!」

「ナツ!おはよー!」

チュ、とナツとおはようのキスをする。

足りない。

もっと、もっと深いのが欲しい。

あたしをめちゃくちゃに、トロットロにしてくれるキスが欲しいの。

ナツはそこまでの知識がない。だから浅いキスで終わる。

でも、グレイは違う。

あたしをすぐに落としてくれる。めちゃくちゃに、トロトロに、快楽に。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「ルーシィ、もうこんな関係…やめにしねェか?」

「……グレイが言うならしょうがないわよね…元から、どっちからかやめよよう、って言われたらやめる約束だったし」

「ああ。だから付き合おう」

「……は?」

すぐにあたしの好きなキスをされる。すぐにトロトロにされるキスは、やはりあたしを快楽にすぐに落としてくれる。

「オレはジュビアが好きだ。けど、お前も好きなんだよ、ルーシィ」

「あたしは…」

ナツが好き。でも、グレイのキスやエッチも好き。だけど、仲間想いなところや、エッチの後に見せるオスっぽさも好きだ。

「あたしも好き。」

「じゃあ付き合おうぜ」









禁忌なお付き合いを

139:みさ◆4.:2017/11/12(日) 17:31 ID:ivE

こんにちはー
まぁ、昔チョロッといたことのある者です
久しぶりに来て読んでたら書きたくなったので入ってもいいですか?

140:みさ◆tw:2017/11/12(日) 17:46 ID:ivE

ごめんなさい、トリップが違いました

141:お香しゃちょー◆kk:2017/11/12(日) 22:41 ID:KMA

何言ってんだよみさーー!!
入っていいとかじゃなくて、入ってんだよ!!むしろ来るの遅すぎてキレてるわ!!ブチギレだわゴルァ!!!

142:みさ◆tw:2017/11/12(日) 23:47 ID:ivE

林檎―!
ありがとう(´;ω;`)
もうみんなに忘れ去られて、また一から始めた方がいいかと思ったー!
すごくうれしい、結構まじめに嬉しい…
ごめんね、遅くなって―!
入学式、部活、塾、文化祭、夏休み、合宿、テスト、体育祭、テスト…いろいろありすぎて遅くなって…
舞い戻ってきた!
結局半端な気持ちでやめれないし、またここの人たちに会いたくて戻ってきちゃったよー!

143:お香しゃちょー◆kk:2017/11/14(火) 21:51 ID:KMA

あ、会いたくて戻って来たとか言われても、嬉しくないんだからね!!

144:お香しゃちょー◆kk:2017/12/17(日) 05:14 ID:XNo

火竜の炎の拳によって、向こうの壁に吹っ飛ばされる鉄竜。

「大丈夫だった?ルーシィ!」

「ハッピー!」

火竜と共に来た青と空色のネコと、巫女の拘束を解く。

火竜は鉄竜に、炎の鉄拳を喰らわせていた。

「あんなナツ、見たことない…」

「オイラもだよ
今のナツは、強いよ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「調子に乗りやがって!!!
鉄竜棍!!!」

火竜は鉄竜の攻撃を避けた。

「オラァ!!
火竜の鉤爪!!!」

「ぐっ」

そして、火竜の攻撃は鉄竜の顔を直撃した。しかし鉄竜は、ニヤリとしておる。

「鉄竜剣!!」

「ぐぎっ」

突如、鉄竜の腕が鉄でできた巨大な剣と化した。剣が火竜を傷付ける。

「がっ!」

火竜が鉄竜の蹴りを喰らった。

「ナツ!!!」

「やっと決着がつけられるな。火竜(サラマンダー)」

「燃えてきたぞ、鉄クズ野郎」

(お互いが自らの体を竜の体質へと変換させる滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)
竜迎撃用の魔法をもって人間同士が戦うのか…)

チラリと巫女の方を見ると、巫女もかなり緊張しているようじゃった。

巫女わしも初めてなんじゃ。

ドラゴンスレイヤー同士の戦いを見るのは。

すると、鉄竜の腕が竜の腕へと変わった。そして一気に火竜へ走り寄り、拳を入れる。

「ぐああああっ!!!」

受け止めたように思えたが、火竜は吹っ飛ばされた。ポキ、という音も聞こえた。

「折れたか…!」

「ナツ!!」

「あの鱗は…!」

「鋼鉄で、できてるんだ…!!」

「ギヒッ」

不気味に笑う鉄竜が、火竜へ飛び蹴りをする。しかし次は火竜は避けた。

(これが蹴りの風圧なのか…!?)

(こんなの、並大抵のドラゴンスレイヤーではできないわよ!)

「鋼鉄の鱗が攻撃力を倍加させているんだ!」

「どらあっ!!」

火竜もやられるだけじゃない。すぐに炎の蹴りを鉄竜の顔面へお見舞いする。

「ギヒ…鋼鉄の鱗は全ての攻撃を無力化する」

じゃが、鉄竜には効かんかった。

「そんな!!防御力も上がってるの!?」

「があっ!!」

そして火竜は鉄竜によって床に沈められた。じゃがすぐに立ち上がる。

「火竜の…」

「鉄竜の…」

「いかん!息(ブレス)じゃ!」

「あいつもブレスが使えるのか!!」

「全員ふせるんじゃ!!!」

「「咆哮!!!」」

火竜と鉄竜の魔力がぶつかり合い、周りに大きな衝撃を与えた。

「巫女!」

「きゃあっ!」

吹っ飛びそうになる巫女を、どうにかして支える。

(わしは玄武のように加護は使えん神じゃ…せめて…せめて巫女が玄武と契約していれば…)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「お互いの性質が出ちまったな…サラマンダー
たとえ炎が相手を燃やしつくすブレスだとしても、鋼鉄にはキズ一つつけられん
逆に鉄の刃のブレスは、貴様の体を切り刻む」

火竜は全身に鉄の刃を受け、血だらけ。じゃが、鉄竜にはキズ一つついておらんかった

「ナツ…」

「あいつ強い…」

「あ?」

じゃが、火竜がギロリと鉄竜を睨むとパキンと鋼鉄は少しだけ破壊され、そこから鉄竜の血が出てきた。

「う…」

「オレの炎もただの炎じゃねえぞ。
火竜の炎は、全てを破壊する。」

さすが、といったところか。伊達に伝説にはなっとらんな。

「本気で来ねえと砕け散るぞ、鉄竜(くろがね)のガジル
さぐり合いは、もう十分だ」

「え、さぐり合いだったの?」

「そうじゃ。なんだ青ネコ、ソラ様。気付かんかったのかィ?」

「以上だね…あの2人」

炎を全身にまとい、鉄竜を睨み付ける火竜

「この空に二頭も竜はいらねえ
堕としてやるよ、火竜(サラマンダー)のナツ」

145:みさ◆tw:2017/12/20(水) 23:45 ID:D1M

冬休みに入りました(笑)

林檎>>それでも私は会いに来ました


新しいの書きます、何かいてたか忘れたので…


* * * * * * * * * * * * * * *

【ルーシィside】

「ルーシィ!」

私のことを呼ぶ、大好きなあいつの声が聞こえた。
だから私はゆっくりと振り返ったんだ。

「どうしたの?……顔赤いよ?」

後ろを振り向くと、やっぱり私の想像通りの大好きなあいつが立っていて、ただ私に向かって手を振っていた。
そしてその開いた口元は何かを話そうとしていた。

「ルーシィ」

私の頭には、あいつが私の名前を大事そうに優しく呼ぶ声だけが鮮明に残っていた。
それしか残っていなかった。

私の大好きなあいつの名前も顔も思い出せない。
でも、それでも私には大切で、向こうも私のことを大切にしてたんだろう、ということは今の私にもわかった。



目を開くと、白い天井が見えた。
ゆっくりと左右に首を振ると、右側に窓があり、左側には一つのドアがあった。
何とも無機質な部屋の唯一の外と繋がれるのは、白いカーテンの隙間から漏れるやさしい光を映し出す窓しかなさそうだ。

からだの節々にはずきずきと痛みが走っていた。
右腕をゆっくり挙げ、そのあと左腕をゆっくりとあげる。
両方痛々しいほどの訪台はまかれているものの、しっかりと腕も指もついていた。
そして、右腕に入っているマークには、なぜか安心感や、安らぎ。なつかしさを感じた。

脚も無事につながっているのだろうか。
あげてみたいが、力が入らず断念する。
懸命に腕を伸ばしても、太ももはまだある、ということしかわからない。

今の私の体はどうなっているんだろう。
まったくわからない。
それよりも、このまぁまぁな広さにベッドと、小さな机といすしか置いてないこの部屋。
まるで、私一人だけが世界に取り残されたような感覚になり、自分しかいないのではないかという不安に駆られる。

だが、ここは病院だろう。
なら、ナースコールがあるはずだ。
腕だけを伸ばし、後頭部の近くにあるであろうボタンを探す。

手にそのボタンが触れたのと、ドアが開くタイミングは同じだった。

中に入ってきたのは、桜色の髪の少年、黒色の髪の少年、緋色の髪の女性に、青髪のツインテールの少女だった。
桜色の少年は、持っていた袋を落とし、青い少女は泣き崩れた。
黒い髪の少年と、緋色の女性は、二人でベッドに飛びつくように近づいた。

私はどれほどの間眠っていたのだろうか。
こんなに人に心配をかけてしまうのだから、相当なのかもしれないし、ただ単にみんなが心配症だったのかもしれない。

二人は私にいろいろな質問をした。
あまりにも、矢継ぎ早に質問するものだから私も答えられず返答に困っていた。
すると、緋色の女性は、一回黒髪の少年の口をふさいで、ゆっくりと質問してきた。

「ルーシィ、簡単でいい。頷いたり、首を振ったりして答えてくれ」

それに対し、頷いた。

「体調は大丈夫か?」

頷く。

「周りの環境もこれで大丈夫か?」

これにも、頷く。

「そうか…何か聞きたいことはあるか?」

頷く。

「なんだ?できることならなんでも聞くが」



「ねぇ、私は?…あなたたちは誰?」

146:お香しゃちょー◆kk:2017/12/25(月) 00:36 ID:Ujw

みさの小説キタァァァァァ!!!!
続きめっちゃいい子にして待ってます。

147:みさ◆tw:2017/12/26(火) 19:31 ID:D1M

林檎>>私にも早く小説の続き見せろよぉ!
どっちが勝つか気になるんだよぉ!

▼ みさの(クソ)小説だ!
  急所にあたった!
 林檎は(クソ過ぎて)倒れた!

148:みさ◆tw:2017/12/27(水) 07:44 ID:D1M

【ルーシィside】

「ねぇ、私は?…あなたたちは誰?」

しまったと思った。
急に二人の顔が曇るのが分かったからだ。
そりゃそうだろう。
私だって、もし大切な人がいきなり私みたいな状態になったらと思うと…。
大切な…人?誰だっけ、思い出せない。
ただ、一瞬だけ、脳裏に誰かのシルエットが思い浮かんだのだけは感じた。



「記憶喪失」

皆が分かっていることを、医者は平然とした顔で言う。
私だって気付いてるものを。

「でも、普段の日常生活に支障は出ないでしょう。
これは、戦いによるものだと思いますので…また戻る可能性は十分あります。
一応、体調が回復するまで、ここで休んでおくといいでしょう」

戦い?
私は何かと戦ったのか?
そういえば、さっき部屋に入ってきた皆もけがを所々していた。
わからない、ねぇあなたは何者なの?ルーシィ…。



病室は、四人の見舞い人が入ってもまだ余裕があった。

「えっと、皆さんこれは何を話すべきですか?」

青い髪の少女が聞く。

「まず、自分自身のことについて知るのがいいのか?」

黒い髪の少年が答えた。
確かに、自分の子音を知らないのはとても怖いし、気味が悪い。
本当にこれが自分か信用できないからだ。

「えっと、じゃあルーシィ自身のことについて話すか。
名前は『ルーシィ・ハートフィリア』で、『FAIRY TAIL』というギルドの一人だ」

ギルド…?
じゃあ、私のこの手の甲のマークは…?
私の視線の先が分かったのか、緋色の髪の女性は微笑んで言った。

「ああ、それはルーシィがギルドに入ったときに付けたマークだな。あの時は私はいなかったからあまり詳しくないが…」

そう言うと、さっきから黙りこくって、こっちを見る桜色の髪の少年を見た。
そして、ため息をつく。

「じゃあ、次は私たちの紹介でもしようか。
私は、『エルザ・スカーレット』で、ここのみんなはみな同じギルドだ。
そして、こいつが…」
「『グレイフルバスター』、氷の魔導士だ」
「私は、『ウェンディ・マーベル』です。で、ナツさん…」
「『ナツ・ドラグニル』。…お前も魔導士だ」

私が魔導士…。
はっきり言って、この中で一番弱そうな私でも魔導士なんだ…。
でも、私はどんな魔導士なんだろう…。

「私は、なんの魔導士ですか…?」
「ルーシィさんは精霊魔導士と言って、精霊を呼び出して戦うんです」
「どうやって精霊を…?」

ウェンディさんは、キョロキョロあたりを見回す。
何かを探しているのだろうか?
不思議そうに首を傾げた。

「いつも鍵を使って呼び出すんですが…どこにあるんでしょう?」
「鍵なら、病院に預けてなかったか?
確か、ルーシィみたいな道具を使う人には入院中使わせないように、って」

私は精霊がいないと戦えないってこと?
だから、私自身は強くないから、きっと一緒に戦ったけど私だけこんなボロボロなんだ…。

そして誰にもばれないようなため息を一つこぼす。

強く、ならなきゃ。

149:お香しゃちょー◆kk:2017/12/29(金) 02:49 ID:TDc

▼みさの(すばらしい)小説だ!

どうする?
→ 読む
→逃げる

お香は読むを選んだ

お香はみさの小説がすばらしくて戦意喪失だ

150:お香しゃちょー◆kk:2017/12/29(金) 03:42 ID:TDc

「私たちのギルドになにすんのよッ!!!」

カナが涙を流した。

「崩れるーーっ!!」

「やめろーーっ!!」

「ギルドが崩れちまう!!」

ミシミシと音を立てるギルド。

「ちくしょオーーーー!!!!」

カナが叫んでも、ギルドはミシミシとさらに音を立てて崩れていった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ゴッ!!と音を立てて、ナツの炎の拳はガジルの顔に、ガジルの鋼の鱗の拳はナツの顔にそれぞれ当たる。

その衝撃は、あたしたちをも吹っ飛ばした。

「巫女!!ソラ様!青猫!!無事か!?」

「あい…なんとか…」

「僕もギリギリ…」

「あんたは!?」

「さっき言った通り、わしの身体は大地そのものじゃ…このくらい大したことないわィ!」

さっき、あたしの胸から現れた白い虎の耳と尻尾を持ち、鋭い爪と牙、そして東洋の服を纏った謎の男…

(敵、じゃあなさそうなのよね…そしてあたしを『巫女』ソラを『ソラ様』って呼ぶ意味も分からない…まず、ソラはこの人の事を知ってるの?)

なんて考えている間もナツとガジルの戦闘は続く。ガジルが押されているようで、ナツも息が上がっている。

(つまり、ほぼ互角…!!)

すると、ガジルは床を剥がして食べ始めた。床は鉄でできている。

「や…やっぱり鉄を食べるのね…!」

「てめえズリィぞ!!自分だけっ!!!」

そして、ガジルはニヤリと笑うと

「鉄竜槍・鬼薪!!!」

さっきとは全然違うパワーでナツに攻撃をした

「あの鉄竜…さっきはふらふらじゃったよな…?」

「ドラゴンスレイヤーは自分と同じ属性のものを食べる事で、体力を回復させたり、パワーアップできるんだ」

「そうなのか青猫!なら火竜も自分の炎を…」

「ナツは自分の炎…自分の発火させた炎は食べれないの!」

あたしは星天竜のドラゴンスレイヤーだから、火を出すことはできない

(それに鍵も…無くしちゃったのよね…)

パワーアップしたガジルは止まらない。ナツはずっと攻撃を受け続けている。

「ハラが減ってちゃ、力も出ねぇか?」

ガジルはナツの足を掴んだ。

「だったら、鉄を食いな!!!」

「ぐあああああああああ」

そしてナツを壁に打ち付ける。

「もうテメェには用はねえ
消えろ
クズがっ!!!」

思い切りナツを投げ飛ばす。ハッピーは手で目を塞いでいた。

あたしはただ、立ち尽くすだけだった。

(ナツはあたしのために…みんなのために…ギルドのために戦ってるのに、あたしは何もできないの…?)

ナツが投げ飛ばされた方は、幽鬼のギルドが少し崩れてむき出しになっていて、ちょうど崩れていく妖精の尻尾と、それを防ごうと戦うみんなが見えた。

(なにがドラゴンスレイヤーよ…なにが星天竜よ…仲間一つ守れないで…
なにが妖精の尻尾よ)



































もう、あたしにはなにもいらないから…

これ以上、みんなを巻き込まないで!!

傷付けないで!!

あたしの大切なものを壊さないでよ!!!!

あなたは一体、これ以上あたしのなにを壊したいの!!?

あたしになにを求めるの!!?

あたしが敗北すればあなたの機嫌は治るの?

あたしがもっと力をつければあなたは喜ぶの?

あなたにお金が入れば嬉しいの?

あなたに権力がもっとあればあたしを手放すの?

なんでもいいから

消えなさいよ!!!!

あたしの世界から!!!!

151:お香しゃちょー◆kk:2017/12/29(金) 16:14 ID:TDc

オレの目に映るのは、

崩れて行くギルド

泣き叫ぶ仲間

絶対ェ許さねえぞ、幽鬼の支配者!!!

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ナツが、フラフラになりながらも立ち上がった。もう、立つのもやっとだろう

(もういいよ…ナツ…あたしがこいつらに捕まれば…)

あたしが諦めそうになった時、ポンッと足と背中を叩かれた。

「ナツはまだ諦めてないよ」

「ルーシィが諦めてどうするのさ」

「諦めるのは、まだ早い」

(そうだ、ナツは諦めていない)

あたしは涙が流れそうになるのをこらえた。

「ギルドは崩れた。テメェらは負けたんだよ」

「グハァッ!!」

ナツが壁に投げられた。あたしは手で顔を覆う

「でもあたし…これ以上ナツが…」

それでも、ナツは立ち上がった。

「いい加減沈めよ火竜(サラマンダー)!!!」

「うああっ!」

「オレは手加減って言葉知らねぇからよォ、本当に殺しちゃうよ。ギヒヒ」

「そうだ!鍵!!」

するとソラが、いつも自分が肩にかけているカバンから鍵を取り出した。

「ルーシィ!これ、この前僕に預けたままの人馬宮の鍵!!」

「ええ!?サジタリウスの鍵!?」

サジタリウスは弓の天才だから、火は出せないだろう

「ジュピターの破壊、エレメント4との激闘…魔力を使いすぎたんだ!!
炎さえ食べればナツは負けたりしないんだー!!」

でも、迷ってるヒマなんてない!!

「開け!人馬宮の扉!!サジタリウス!!!」

「はい!もしもし」

あたしはサジタリウスを呼び出した。

「サジタリウス!どうにかして火を出せない!?どうしても火が欲しいのよ!!」

「火そのものという訳ですか?」

「火ならなんでもいいわ!!」

するとサジタリウスはナツとガジルの方へ、矢を放った。

その矢はナツとガジルを通り越して、その向こうにあった機材へと命中した。

その機材から、火が出る。

「射抜き方一つで貫通させることも粉砕させることも、機材を発火することも可能ですからしてもしもし」

「炎だ!!うおおおお!!!」

ナツが炎にかぶりつく。

「さすが弓の名人ね!サジタリウス!!」

「ごちそー様。ありがとなルーシィ」

「うん!」

「火を食ったぐれーでいい気になるなよ!これで対等だということを忘れんなァ!!」

走って来るガジルを、ナツはギロッと睨み付けた。

そして、力強い炎を纏った拳でガジルをブン殴る。

「レビィ、ジェット、ドロイ、じっちゃん、ルーシィ、仲間たち
そして妖精の尻尾」

「んぎぃ!
鉄竜の咆哮!!!」

ガジルの咆哮を、ナツははね返した。

「どれだけのものをキズつければ気が済むんだお前らは!!!!」

「バカな!!このオレがこんな奴に…
こんなクズなんかに!!!」

「今までのカリを全部返してやる!!
妖精の尻尾に手を出したのが間違いだったな!!!!」

「オレは…最強の…」

「紅蓮・火竜拳!!!!」

「ああああああああああ」

ナツの炎と拳によって、ファントムのギルドが崩れて行く。

「これで、おあいこな」

ーーーー

「ヒィッ!」

ファントムのギルドが崩れるということは、もちろんあたしたちもやばいということで…

間一髪のところをソラに助けてもらえた。あの人はハッピーに。

「ナツ!!」

「さすがにもう、動けねえや」

ナツは動けないはずなのに、笑っていた。

「もう…本当…やりすぎなんだから…」

「うん!」

「あい!」

でも…ちょっとかっこよかったよ…

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「すまん巫女、ソラ様、青猫…わしも限界じゃ。少し戻る。」

するとあの人が白の光に包まれ始めた。

「ちょっとアンタ!名前は?」

「白虎だよ」

「ソラ!?アンタ知ってんの!?」

「そんなことは後じゃ…これを持っとれ」

ポンッと投げられたのは白い勾玉。

「わしと契約する時に必要じゃ。」

「契約って…アンタも星霊?」

「四神じゃよ」

そう言ってあの人…白虎の姿は消えた。

「四神って?ソラ、あの人はなんなの?」

「それは後。急いでギルドに帰ろう!!」

「…うん!」

152:お香しゃちょー◆kk:2017/12/29(金) 16:50 ID:TDc

オレたちが目を覚ますと、エルザはボロボロだった。

でも、じーさんがいる。

そしてオレたちは、あたたかい魔力によって助けられた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「こりゃあまた…ハデにやられたのう…」

「あ、あの…マスター…」

「んー?お前もずいぶん大変な目にあったのう」

(どこまで優しいんだろう、この人は…このギルドは…)

「そんな顔しないの、ルーちゃん
みんなで力を合わせた大勝利なんだよ」

「ギルドは壊れちゃったけどな」

「そんなのまた建てればいいんだよ」

「ウィ」

あたしに声をかけたのは、あたしのせいでケガをしたレビィちゃん、ジェット、ドロイ、リーダスだった。

「心配かけてゴメンね、ルーちゃん」

「違う…それはあたしの…」

「話は聞いたけど、誰もルーちゃんのせいだなんて思ってないよ。」

「オレ…役に立たなくて…あの…その…ごめん…」

リーダスの言葉に頭を横に振る。

「ルーシィ
楽しい事も、悲しい事も、全てとまではいかないが、ある程度は共有できる。
それが、ギルドじゃ。
一人の幸せはみんなの幸せ。一人の怒りはみんなの怒り。
そして、一人の涙はみんなの涙。
自責の念にかられる必要はない。君にはみんなの心が届いてるハズじゃ。
顔を上げなさい。

君は妖精の尻尾の一員なんだから。」

マスターの言葉に、我慢していた涙が溢れてきた。

子供のように、ずっと泣いた。

こんなに泣くのは、いつぶりだろうか。

それでも、ソラとレビィちゃんたちがあたしの涙をぬぐってくれた。

(それにしてもちと、ハデにやりすぎたかのう…こりゃあ評議院も相当お怒りに…いや、待て…ヘタしたら禁固刑…!!!)

そして、なぜかマスターも泣いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「そうだ、ルーシィ」

あたしの涙がおさまってきた頃、グレイがあたしに近付いてきた。

そして、赤、青、白の勾玉を渡される。

「これ…」

あたしも急いでさっき渡された勾玉を取り出す。さっきの勾玉は、白に見える黄色だった。

「青龍と朱雀と玄武の勾玉だ」

あたしがその四つの勾玉に触れると、その勾玉は光出した。

「なになに?」

「なんの光だ?」

「ルーシィとグレイが何してんの?」

みんなもいつの間にか、あたしとグレイに近付いてくる。

「この光…知ってる!!」

「ああ…!」

その光はどんどん大きくなって、やがて人型へとなった。

『我ら四神を呼び出し、巫女の名を受け継ぐ者よ…』

そして鎧を纏い、亀の甲羅を背負い、少し長い白い髪を結った男と

龍のツノを持ち、二の腕には龍の鱗、東洋の着流し姿の男と

オレンジのくせ毛を二つに結び、巫女装束を纏った、少し小柄な女の子と

白い虎の耳と尻尾を持ち、鋭い爪と牙、そして東洋の袴を纏った、あの人が現れた。

「青龍!!」

「よっ、グレイ」

「朱雀ゥ!!?」

「あ、珍しい青猫!!」

「玄武ではないか!」

「…エルザ」

「白虎!それにみんな!!」

「「「「ソラ様!!!」」」」

153:お香しゃちょー◆kk:2017/12/29(金) 17:53 ID:7uw

「なんだなんだァ?ソラはあいつらのこと知ってんのか?」

「うん。僕はあの四神たちの代わりに、ルーシィを守っていたからね」

四神、と呼ばれる人たちがあたしの前でひざまづく。

「オレは春と東を守護する青龍」

「おらは夏と南を守護する朱雀だぜ!」

「わしは秋と西を守護する白虎じゃ」

「私は冬と北を守護する玄武だ。巫女」

なるほど。ツノがある人が青龍、女の子が朱雀、さっきの人が白虎、鎧の人が玄武ね。

「なんであたしが巫女?」

「…それはまた今度話しましょう。それより、契約をお願いしたい。」

リーダー格の玄武に言われて、あたしは頷く。

「でもどうやって契約するの?」

「…少し、痛いがすまない…」

そう言うと玄武は短剣で、あたしの腕を軽く切った。

「え?」

少し血が出ると、玄武たちはそれを指に絡めると舐め取った。

「これで、契約成立だ。貴女の血が、我々のナカに入った。朱雀、止血を」

「おう!任せろ!!」

「アッヅゥ!!!」

「あ、やりすぎた!悪ィ!巫女!!」

小さな炎で止血してくれた朱雀。

「我々は、貴女を命に代えても守り通す。」

「ま、アンタの大切なものも守るけどな」

「おらたちは強ェから!」

「そういうことじゃぜ」

なんか頼もしいな…なんて思っていると青龍とグレイが肩を組み始めた。

「なんだよカッコつけやがって!」

「つけてねえよ!よし!宴だ!!」

『はあ!?』

「お、おい青龍!!…なっ、」

「いいじゃねえかガキ!!」

「そうだぜ!玄武の兄貴!!」

「白虎!肩を組むな!それに朱雀!青龍!巫女の前で無礼だぞ!!」

青龍をはじめにみんなでどんちゃん騒ぎが始まった。あたしもみんなで騒ぎ始める。

「お、おいお前たち!!」

「いいじゃないか、玄武」

「エルザ…!」

あたしの前ということを気にかける玄武に、エルザが声をかけた。

「見ろ。ルーシィも笑っている。」

「……!そうだな」

「玄武さんよォ、お前ら神力とかは大丈夫なのか?」

「氷の子…!それも後で話そう。とにかく今は宴だ!!」

『おおう!!!』

154:みさ◆tw:2017/12/29(金) 20:58 ID:D1M

▼みさは林檎の小説を読んだ!

 震えて、倒れた!
 
 このあとどうする?
 →筆をとる
 →そのまま戦意喪失

 みさは戦意喪失ながらも筆をとった!

155:みさ◆tw:2017/12/29(金) 21:22 ID:D1M

【ルーシィside】

その後精密検査など受けたが、特に異常は見られなかった。
だが、やはり記憶は戻らないまま時間は経った。

そして、体調もみるみると回復をして退院が目前に迫っていた。

「いつも花ありがとう、ウェンディさん」
「いえいえ、渡井が今できることといったら全然ありませんので」

ウェンディさんは毎日来てくれては、花の水を変えたりしてくれる。
時には、ルーシィとの冒険の数々についての話もしてくれる。
それは、夢のような話でもあり、でも私が実際に体験している不思議な話だった。

「よ、ルーシィ。そろそろ退院だな。おめでとう」
「ありがとう、グレイさん。グレイさんがこの時間帯に来るのは珍しいね」

いつもは、グレイさんは夕方に来る時が多い。
だから、昼に来るウェンディさんとは被らないか、すれ違うことが多かった。

「まぁいろいろあったんだよ。それよりいい知らせだ。ほらこれ、何かわかるか?」
「グレイさんそれって…?!」

グレイさんがポケットの中から出したのは小さなケース。
でも、まぁまぁ厚そうだ。

「…キーケース?」

いや、ただのキーケースじゃないはず。
ん?そういえば鍵ってなんだっけ…?
あ…!!

「精霊…?」
「正解」

グレイさんはにやにやしながらベッドに近づき鍵を差し出す。
どれを両手を伸べて受け取った。
そっと胸に抱きしめる。何もわからないのに、とても懐かしい。

「ルーシィさん、よかったですね。それが返ってきたってことはつまり…」

ウェンディさんが涙ぐんで言う。
あれ?これもしかして私言い忘れた、か?

「確かに、明後日退院だものね」
「え…え?」

二人は固まる。
これやっぱ言ってなかったやつか。
この話はエルザさんから聞いたからとっくに二人は知ってるものだと…。

「そう、明後日退院なんだ。二人とも今日まで来てくれてありがとう」

その顔は、あの時の顔ではなく喜びや安堵で満ち溢れていた。
そういえば、ナツさんを全然見なかったな…。



【グレイside】

なんだよ、もう知ってたのか。
そりゃあ、いつまでも鍵持っとくわけにもいかないから返すよな。

病院の玄関を出ようとしたときだった。
ルーシィの病室の下の外側に見上げるような形でナツが立っていた。
全然病院では見かけなかったけど…ここにいたのか。

「おいナツ」
「…グレイ。なんだよ」
「行ってやれよルーシィの見舞い」

あたりは薄暗くてもわかった。
ナツは拳を思いきり握り、下を向いていた。
確か、こいつが最初に見つけたんだっけ。
だから、その分会いに生きにくいってことか?

「俺には会いに行く資格なんてねーんだよ…」
「は?それってどーゆー…」
「俺のせいで、ルーシィがあんな目に…」

くるりと踵を返して闇へと消えた。
どういう意味だよ…お前のせいでルーシィがあんな目になったって…。

156:お香しゃちょー◆kk:2017/12/30(土) 02:20 ID:vdQ

▼お香はみさの小説を読んだ!
 
 どうする?
 →泣く
 →続きを全裸待機

 お香はどちらも選べなく、自爆した!


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