ついに始まりました、其の弐ですっ!
では改めて。
ここは、少年陰陽師が大好きな人が集まるところです!
内容としては、お話を書くのが主となりますが、絵を載せる・雑談などももちろん歓迎しております!
始めましての方も、大歓迎です!
それでは、『幻絵巻・其の弐』開幕です!
はじめまして‼図書館で少年陰陽師読んでハマりました。好きなキャラは紅蓮、昌浩、成親&昌親にいさま、じい様、若晴明、六合の旦那、風音…などなどです。(たくさんいるので書ききれない…) ちなみに中1です。よろしくお願いします‼
355:貴璃◆5s hoge:2018/09/04(火) 21:37 ID:Fu6 >>354 わー!!初めまして!!
高三の貴璃(女)です!
お仲間増えるの嬉しいですね〜٩(*´︶`*)۶
よろしくお願いいたしますね!
幻になりかけてた國輝です笑笑
翡翠さん!はじめまして!前のアカの方で小説書いてました國輝(読み方はなんでもいい)です!
高校生です
ためで全然大丈夫なんで、よろしくお願いしますね!
國輝〜!!
こちらではお久ですな!!
また何か書こうかな…どうしようかな…ネタがな…
すまんっ、上の私!!
別のとこで使ってるやつのままだった!!
また何か書きますね!
※バッドエンドが大好きな私によるバッドエンドが大好きな私のためのバッドエンドが大好きな私に捧げるバッドエンド前提のほんわか()したお話です。
※読む人を選ぶお話です。
※章子ちゃんが国母として人生をほぼほぼ全うしたあとのお話です。
※昌浩が、なんやかんやあって、今原作で流れてる時間軸より少おおおし後に死んでる設定のお話です。
※(ゝω・) テヘペロ
※↑これで全て察してください。
次から書いていく↓
待ってね、一個忘れてた。
藤花ちゃんと彰子(しょうこ)ちゃん、2人のお話っす
──────昔。遠い、昔。
約束をくれた人がいた。
『俺が、護る』
嗚呼、今も。
『夏になったら、一緒に蛍を見に行こう』
この胸の中で。
『あきこ』
ずっと、響いている。
昔、ほんのひと時の間だけ、守ってくれた人がいた。
優しくて、笑顔が穏やかな、幼さの残る少年。
『あなたを守ると約束した、陰陽師』
《わたくし》を守ってくれると言ってくれた、──憧れだった、人。
静かに、穏やかに、暖かな思い出として、胸の内に在り続ける人。
あの言葉が、今もわたくしを守ってくれている。
あれから、幾年経ったのだろうか。
藤花はもう、とうの昔に数えるのをやめていた。
ただ、人の身には恐ろしく長く感じる時が経ったということだけを理解している。
春だ。
陽気な陽ざしに包まれながら、藤花はうつらうつらと夢と現の狭間を漂っていた。
懐かしい夢を見る。
始まりの夢。
『きみ、これが見えるの』
思えば、そんな驚いたような言葉が自分がまともに聞いた、最初の彼の声だった。
彼の側には真っ白な物の怪。
きらきらと綺麗な紅い瞳が、いつだって彼を見守っていたのを藤花は知っている。
あれ以来殆ど会っていないけれど、今でも自分を気にかけてくれているのを、知って、いる。
夢現のまま、藤花はぼんやりと目を開けた。
陽の光が眩しい。
でも今は、この眩しさが幸せだった。
だって彼は、──もう、眩しさも暗さも感じられない。
だからこれは、幸せを証明しているようなもの。
この命を、彼が約束通りに護りぬいてくれた証。
それでも。
「まさひろ…」
どこか遠くに聞こえるような気がしながらも、酷く久しぶりにその名を口にした。
そろそろ、天命だろうか。
漸く、彼の元へ逝けるのだろうか。
「嗚呼………」
どうか、願わくは。
「…らい…せ、……こそ…」
彼と蛍を見ることが出来ますように。
…藤花は再び瞼を落とす。
彼と、共に、生きられますように。
もう一度、彼に私の名を呼んで貰えますように。
…願い、意識を遠くに手放した。
そして、優しい昏さの夢殿へ、藤花は旅を始めるのだった。
※彰子=しょうこ読み
ーーーーーーーーーー
彰子はほう、と息を吐く。
内裏の庭を眺めれば、霞んで見えるほどの桜吹雪。
春の盛り。
無事、ここまで秘密を守り抜いてきた。
子供たちは父の望み通りに帝の位につき、自分は国母として慕われてきた。
「…いいえ」
違う気がする。
だって、──もう、秘密とは呼べない。
ただの藤原道長の側室の子から、異母姉妹の一の姫の身代わりの女御・彰子(あきこ)になって、帝に想いを寄せる中宮・彰子(しょうこ)になって、今は国母になった。
正真正銘、自分が国母なのだ。
他の誰でもなく。
異母姉妹のあの方ではなく。
「わたくし」が。
だとしたらそれはもう秘密ではなく、そういう定めの元に無事に動いてきたのだとしか、言えない。
これが、自分の人生だったのだ。
彰子(あきこ)様との約束通りにわたくしを守り抜いてくださった、彼が永らえさせたこの命の定め。
大分遠くなってしまった、初めて会った時の彼の笑顔を思い浮かべる。
変わらずに、いつだって優しくしてくれた。
初めて、『自分の感情』の奔流を感じさせてくれた。
憧れた。
彰子はいつの間にか伏せていた視線を上げて、そっと花吹雪を眺めやる。
叶うならば、この桜吹雪に攫われるかのようにして命の灯火が消えて欲しい。
一瞬の夢だった、あの方のように。
彰子は微笑み、花を見る。
あの時の衝撃は忘れない
あの時の衝撃は忘れない
忘れられない
忘れられない
初めての想いを抱かせた人
初めての想いを抱かせた人
だから
だから
酷い衝撃で何も考えられなくなって
酷い衝撃で何も考えられなくなって
もうどうしようもなく今更だけれど
もうどうしようもなく今更だけれど
どうか
どうか
神様に祈らせてほしい
神様に祈らせてほしい
あのひとのところにいかせて…と
やすらかなねむりをまもって…と
おわり
367:貴璃◆5s hoge:2018/10/05(金) 22:58 ID:Uus 最後のがあきことしょうこの違いだよなぁと思って書いた。
↓おまけ的感覚で読んでね!
あきこは望むと思う。
昌浩に罪悪感を覚え、昌浩のために生きたあきこはきっと願うと思う。
もういいでしょう?もう、逝かせて。
だからあきこは祈る。
あのひとのところにいかせて。
しょうこは望むと思う。
昌浩のおかげで生かされて、国の為に生きたしょうこはきっと願うと思う。
あの人は死後も皆を守ってる。だからもう、ゆっくり休ませてあげて。
だからしょうこは祈る。
やすらかなねむりをまもって。
始まりの想いは同じでも、過程と結末が違うから、行き着く結論もまた変わるよなってお話。
なんかいっぱい新しい仲間増えてて、おいてけぼり感半端ない!!!
もうすぐ新作載せます!!!
絶対!!
書くから!よろしくお願いします!!!
>>368 待ってるぜ、國輝!!
370:瀬友◆Q2 hoge:2018/10/30(火) 00:16 ID:SFA久しぶりです〜……って久しぶり過ぎますね……
371:貴璃◆5s hoge:2018/11/03(土) 16:52 ID:gY6 >>370 あああお久しぶりです…!!!息災でしたか…?
最近過疎ってるので一言だけでも見ると嬉しくなりますね(*´﹀`*)
>>371
ほんとお久しぶりです!
そう言えば新刊、読みました?
読みましたよ…!!
叫ぶしかありませんでした…泣きながら「兄上ぇぇぇえええええ!!!!!」と叫んでました…
わかります!!
あの話の流れでまさかの兄上で私も叫びながら号泣しました。
私のクラスメートも「兄上ぇぇぇぇ!!」と言っていました。
もう次の現代編に救いを求めるしかありませんね…
376:貴璃◆5s hoge:2018/12/20(木) 09:30 ID:9oE なんか書こ………。
最近ホラー書くのが好きなので、現代編昌浩の怖くないホラーでも。
─────────────────────
ちょっとした出来心だった。
クラスメートに嗾けられ、ムキになったのはやはり良くなかったなと思うものの時既に遅し。
「…どうするんだ、昌浩」
珍しくもふもふ姿のもっくんが、昌浩に抱きかかえられながら嘆息気味に訊いてくる。
「…そ」
「そ?」
「そんなの、俺が知りたいっっっ!!!」
全力で叫び、もう何度も見回したこの空間を再び眺め、また叫んだ。
「どこだよ、ここ〜!?」
物の怪は呑気に、よく声が枯れないなぁなどと考えながら、尻尾をぱたりとひとつ振った。
続きは後日(何も考えてないなんて言えない)
昌浩くん(14歳)
中二。陰陽師。妖怪とお化けは違うものだぞ!!
クラスのお友達に嗾けられた結果、なんか変な見たことも無い明らかに異世界ですって感じの場所に飛ばされた。
もふもふのもっくん(2000歳以上)
最近は普段ずっと人型をとっているぞ!!
なんか昌浩一人だと不安やなーと思ってついて行ったらとんでもない所に飛ばされて諦めモードに入ってる。いざとなったらお焚き上げしようとも思ってる。
異世界ちゃん(???)
なんかやべーとこ。
お空は真っ赤、木々は真っ黒、地面は紫……な森の中。
お化けちゃん大量発生するお☆
続き
─────────────────────
「取り敢えず、ここが何処なのか何か手がかりでも探した方がいいよね」
散々喚いて一先ずは落ち着いた様子の昌浩が、腰に手を当てて提案してくる。
「……まあ、そうだな」
何か色々と釈然としないものの、確かに今出来ることといえばそれくらいなのでもっくんも頷いておいた。
そして改めて周囲を見渡す。
紫色の地面から真っ黒な木々が生えた血よりもなお赤い(現在時刻深夜一時)空が広がる森。
「…いや、真面目に何処だここ」
「もっくんでもわかんないの?」
「知るか。というか異世界にお招きされるなんて滅多にあることじゃないんだからわかるわけないだろ」
溜息をつきつつ後ろ足で立ち上がって少年を滔々と諭す真っ白もふもふな謎生物。
昌浩は神妙な顔をしてもっくんの言葉を聞き流しながら、普通の人にももっくんが見えたら結構もっくんもホラーだよなぁなどと考えていた。
「聞いてるのか、昌浩」
「え、何?ごめん、全然聞いてなかった」
思わず反射で素直に答えると、またもっくんは大きくため息をつく。
「そんなんで本当に立派な陰陽師になれるのかぁ?まったく、これで油断して怪我なんかしたら笑えないぞ?」
「分かってるよ」
軽く頬をふくらませて返す。
「…じゃ、ちょっと歩いてみよっか」
足元に繁る草が歩く邪魔になるもっくんを抱き上げて昌浩はとりあえずあてもなく歩いてみることにした。
月っぽい黒の丸い物体が空に浮かんでるのでそれを目印にする。
しばらくはふたりとも無言で進んでいた。
「…」
「…」
歩く。
歩く。
歩く。
月の位置は変わらない。
そして、───────周囲に存在する木々の位置や形もまた、変わらない。
少なくとも10分は歩いているはずなのに。
「…あのさ、気付きたくなかったんだけど」
「…なんだ」
「ここ…全然進んでないよね?」
そして耐えきれずに昌浩は腕の中のもっくんに確認してしまった。
「…言うな」
どこか辟易とした様子で返事が返される。
昌浩は頬を不満そうに膨らませて、立ち止まった。
「ちょっと…休憩ー」
「おいおい、そんな長時間歩いてないだろ。若者がそんなんでいいのかぁ?」
「なんだよ、もっくんは俺に抱えられてただけだろー」
じと、と睨めつけてから、今度は本当にしんどそうにため息をついた。
「それに、変なんだよ。ちょっと歩いてるだけですごい疲れる。疲れるというか…生気を吸われてる?みたいな」
「………何?」
もっくんの目元に険しさが宿る。
しかし昌浩は空を見上げていて気が付かない。
「…ん、休んでたら結構回復してきた。動き回りさえしなければ平気っぽいけど……この調子じゃ何もわかんないしねぇ」
無意識に抱えたもっくんの背を撫でる。
「もう少しだけ、この先どうするか考えないとかな…」
ぽつりと呟いて、昌浩はもっくんの体温を感じようとするかのようにぎゅ、と抱き締めた。
もう分かってると思うけど、燈月も私の事っす
381:貴璃◆5s hoge:2019/03/06(水) 17:39 ID:Y/M 「考えるのはいいが、俺を締めるのはやめろ」
もっくんがどことなく不機嫌そうに言う。
昌浩は再び頬をふくらませながら、逆にさらに強くもっくんを抱きしめた。
「別にいいだろー」
「お前に締められてることでいざという時に素早く動けなかったらどうする」
「そこは自分でなんとかしてよ。神将でしょ」
「理不尽か」
やれやれといった様子でもっくんは尻尾をひとつ振る。
「それで?どうするんだ」
ついに先日現代編を買ってしまいましたよー!!
あとがきによると吉祥寺からの陰陽師、小陰と続くみたいなので楽しみですね♪
前回が前回だったのでどんな展開が来るか分かりませんからね!
あ、そういえば私受験生だったので受験があったのですが……
やはり天神様はすごい!
金欠で入試合格御守は買えなかったけど学業成就でも効果てきめんでした!
5月から本当にお世話になりました、
という感じです。
>>383お疲れ様です( ﹡・ᴗ・ )b
続き楽しみですよね…!
久々の書き込みですが……
10月に新刊、出ますねー!!
楽しみですね
>>385 そうですね!!
楽しみ!!
小説途中で書くの止めてしまったな…なんかしら書いた方がいいんだろうけど…書けないな………
新刊読みました?
388:Miya こんにちは!:2019/10/08(火) 18:03 ID:YHIこんにちは!自分も少年陰陽師大大大大大大好きです!!!!ケータイ使えるようになったのが今年なんで…少年陰陽師好きな人ずっと探してました!!自分も混ざっていいですかね??
389:貴璃◆5s hoge:2019/12/12(木) 08:34 ID:ijY >>388 ぜひぜひ!!結構過疎ってますけどたまに覗きに来るのでぜひ〜!!!
>>387 読みましたよ!!2冊買っちゃいました!!
本当に過疎ってて笑うな
1年前じゃん
むしろ1年前まで居たんだな、私……
柔らかな風が吹いていた。
夢を見た気がする。
過去の夢かもしれないし、未来の夢かもしれない。
実際に起こる、もしくは起こった事かもしれないし、そうじゃないかもしれない。
優しい夢だった気もするし、悲しい夢だった気もする。
そんな夢の残滓に浸りながらも、もう内容は意識の中から霧散して、複雑で不思議な郷愁を覚えながら起き上がった。
それとほぼ同時に、無遠慮に扉を開きながら幼馴染の比古が半眼で顔を覗かせる。
「まさひろーお前いつまで寝てるんだよ……って、どうした?」
「え?」
比古の驚いたような声に昌浩がきょとんとしていると、「それ」と顔を指される。
反射的に頬に手をやると、濡れた感触が指に伝わる。どうやら泣いていたようだった。
「……なんか夢でも見たのか?」
「いや……わかんないや。覚えてない」
答えながら、袖でぐしぐしと目元を擦って些か雑に涙を拭って上体を起こす。
今日は幼馴染4人で一緒に出かける約束だ。
「ごめん、すぐ支度するからもうちょっと待ってて」
「仕方ないなー」
まあ昌浩だしな、などと言いながら苦笑して比古が部屋を出ていく。
昌浩はまだどこかぼんやりと胸の内に残る夢の残滓を意識して振り払うと、着替えのために立ち上がった。
書きたいところだけ書いたから続きとかは特にない
わかんないや、って言い方めちゃめちゃ昌浩の言い方ですき(語彙力)
分かるよ、昌浩は「わかんない」じゃなくて「わかんないや」って言うよな……
えーーん久しぶりのここの咲夜だ好き
解釈一致で嬉しい(* ॑꒳ ॑*)
昌浩は「わかんないや」って言うよね……
葉っぱ天国久しぶりすぎてここのやり方全部忘れてしまった 懐かしいね 二次創作もう書けなくなっちゃった もうこの頃には戻れないんだわ
画像|お絵かき|長文/一行モード|自動更新