怪盗レッドのオリジナル小説書いてみます!(8)

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284:蒼月 空太◆eko:2017/02/18(土) 20:49 ID:10U

最近二次創作のネタってのが浮かばないけど今日だけは浮かんだので、書く。
注意:ストーリー性なし、バトル描写しかない、何がしたかったのかという突っ込みだらけ
【ボス・ザ・ファルコン】

「よう。」

「お前一人とはな。豪胆だな」
「レッドだって同じことしてんだろうが」
「・・・戦力にはならなくても一人だけではなかったぞ」
「屁理屈うるせえな・・・まぁいいや」

彼―。青刃 蒼太は、左側の腰から、日本刀を抜き放ち、大きく上段に構えた。対する男―ファルコンは素手で構えを取り、お互いの目つきが、一瞬にして変わった。空気すらピリピリと揺れる中、二人は、微動だにしていなかった。

「・・・来ないのか?一年前のお前は、特攻してきたのだがな」
「俺だって成長くらいはする。特攻だけで変わるもんじゃない」
「いいだろう、ならばこっちから行こう」

宣言。ファルコンはそのまま突進し、丸太のように太い腕を、蒼太の腹に叩き付け―

「トロい」

蒼太は腹に当てられる拳を回避し、そこから足でファルコンの肩に飛び乗り、膝で首を挟み、捻る。
だが、怪盗ファンタジスタならいざ知らず。ファルコン。彼の首は太い。バット三本分の太さはあろう大きさ。蒼太の細い足では到底捻りきれない。

「チッ!」

蒼太はファルコンの肩から跳び、そのまま両膝落し。返す刀でファルコンの右ストレート。そして空中で形を変えてファルコンの頭にかかと落し。

ゴッ!

かかと落しは当たったが、ファルコンの鍛え抜かれた体に。いくら人間の弱点の頭といえど、堅い。蒼太はそのまま跳び、地面に着地してから、右手の刀を、構えなおした。

「そろそろ本気で行くか」
「ほお。本気ではなかったか。」
「抜かせ。そっちこそ本気じゃねえだろ」

ファルコンも同じく構えなおし、ズボンのポケットから、ファルコンは鎖を取り出し、バンテージのように巻いた。

「ああああああああああッ!」

蒼太はそのまま突き進み―刀を直線に走らせた。それに返すファルコンの右拳。ガギィンッ!と刀と鎖がぶつかり合い、そのまま下がる二人。

「さぁ来い!」

蒼太は走り、左正拳―と見せ掛けて刀の上段。

「ふんっ!」

ギィンッ!

刀と鎖がぶつかり合い、弾かれ、ファルコンは鎖バンテージを外し、飛び道具のように投げた。
が所詮は鎖。蒼太は鎖を一刀両断。ファルコンは鎖を蒼太に投げるように捨てた。

「中々にやるな。だが、最後に勝つのは俺だ」
「ほざけ。その天狗鼻叩き折ってやるよ」

蒼太は腰から小太刀を抜き放ち、高く跳び、二本の刀で斬りかかった。

「キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!」

もはや雄叫びとも取れる叫び声。それがファルコンを襲い―ファルコンは紙一重で避け、蒼太の頭を鷲掴みにした。

「ガッ!」
「ふん!」

ファルコンは蒼太を頭から叩き付け、さらには背中から、腹を殴り、蒼太を叩きのめした。

「ゲホォッ!」
「どうした、この程度か」

蒼太は、仮面の奥で、ニヤリ、と笑い。自身の頭を掴んでいる左腕に、小太刀を刺した。ファルコンは蒼太を手放し、蒼太は。

「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」

二本の刀で堅いファルコンの体を斬り付け続ける。ファルコンは、蒼太の刀を、真剣白刃取りで受け止める。

「むん!」

ガギィンッ!

蒼太の刀は折れる。しかし蒼太は止まらない。左の拳で、正拳とコークスクリューブローを合わせた、【蒼太スペシャル】。回転により遠心力でのスピードが増した拳は、ファルコンの胴体に刺さる。

「グオッ!」
「あああああああああああああああああああ!」

ドスッ!

蒼太は小太刀をファルコンの堅い筋繊維に刺し、”それ”を持ち上げようとしたが、ファルコンの堅い腹筋により小太刀は割れた。

「まだだ!まだだあああああああああ!」

蒼太はそのまま右拳でファルコンの顔面を殴り、そのまま倒し、マウントポジションを取って殴り続けた。徹底的に。ファルコンの顔面は血まみれになったが、同時に蒼太の拳の皮はベロン、とはがれており、蒼太の拳からも血が流れ続ける。

「ぜぇ・・・はぁ・・・」

蒼太は、その場で倒れた。ファルコンも蒼太も、お互い命は失っていない。しかし体に残る傷は、お互いの勝負を物語っているものであった―。

終わり(この後二人とも助かりました)


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