怪盗レッドのオリジナル小説書いてみます!(8)

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309:蒼月 空太◆eko:2017/02/26(日) 20:36 ID:10U

単発【ラフィンの日】

「やぁ、ファルコン。」

その男―ラフィンは笑顔で言う。彼は冬だと言うのに、半袖のシャツ、青いジーンズを履いている。そして顔が死神のように、骨のように細い。

「ラフィンか・・・何の用だ」

「君と引き分けたって言う殺し屋ブルーと戦ってみたけれど、あんまり強くなかったよ。」

「それは奴が二刀流でなかったからだろう」

「あれ?二刀流だったのかい?知らなかったよ。あははははは」

いつものように能天気、というよりマヌケなような笑い方をするラフィン。彼はよく笑うためにこのコードネームがつけられた。

「あ、そうそう。これさっき買ったけど多かったから、上げるよ。」

ラフィンはポケットからカットキットというチョコを取り出し、そのままファルコンに手渡す。ファルコンはカットキットの袋を裂き、そのまま食べる。

「甘いな・・・」

「そうかい。じゃあね〜。怪我早く治るといいね〜。あははははははははっ」

「・・・」

ラフィンは、そのままエレベーターへ入り、ニックの部屋へと向った。

「やぁニック様。」

「・・・やぁ、ラフィン君じゃないか。」

「これどうぞ〜」

ラフィンは、さっきのカットキットをニックに向って投げ、ニックはそれをキャッチし、そのまま食べる。ラフィンは窓を開け、そこから飛び、着地。

「さぁて、そこ行こうかな〜」

ラフィンは、そのまま様々な場所を観光する。もちろん半袖なので目立つ。そしてカフェを発見し、そのままカフェへ向った。

「いらっしゃいませ。一名様ですか?」

「うんうん、一名様ですよ〜」

ラフィンはそのままカフェの奥へ行き、そこに座る。そして、そのラフィンの姿を見た一人の少年が、コーヒーを思いっきり吹き出す。

「ラッ・・・ラフィン・・・」

「あれ?君は青刃家の跡継ぎくんだっけ?なんで僕の名前を知ってるんだい?」

「え、えーと・・・気にすんな」

「なんでそんなに驚いているんだい?なんでそこまで僕にビックリするんだい?」

「いいから黙っててくれ・・・」

蒼太。彼はラフィンと戦い、敗れた記憶があるために、ラフィンに少々怯えている。そのままそそくさと店を出て行き、ラフィンは注文しておいたケーキが来て、そのままムッシャムッシャと食べる。

「うん、甘くて美味しい。」

これが、彼の日常である。


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