怪盗レッドのオリジナル小説書いてみます!(8)

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901-キーワード▼下へ
555:なっちい(´∇`):2017/06/01(木) 17:22 ID:zmE

続き

☕🍰☕🍰☕🍰☕🍰☕🍰☕🍰☕🍰☕

そういって響はゴクリとブラックコーヒーを飲む。

「…………ゔぇ………………に゙がい゙」

途端に苦虫を噛み潰したような表情で呻く響。

「…………やっぱ、飲めないじゃん」

「心の準備が出来てなかったんだよ!」

「さっきしてたじゃん、にらめっこ」

「…………ソウデスネ」

……今すぐトイレに駆け込んで爆笑したい!
それくらい、今の響の顔は面白かった。15歳になったくせに、まるですねた子供みたいだ。
あたしが必死に笑いを堪えてると、何を考えたのか響は黙って、ずいとマグカップをこっちに押してきた。

「あげる。七音はぼくより大人だから飲めるだろ」

「砂糖入れればいいだけでしょ」

あたしはずいと響の方へコーヒーと砂糖を押した。

「なんか負けた感じがする」

ずい

「飲めない時点で負けてるから」

ずずい

「だから飲んで!好きでしょ七音」

ずずずい
「要らないから!飲めないくせにカッコつけて頼んだあんたが悪い!」

ずずずずい

「とにかく、さっきブラック好きって言ってただろ?だからあげる!」

「そんなこと言ってないし、ていうか今あたしカフェラテ飲んでるんだけど!!」

「カフェラテぼくにちょうだい!!」

「いやだ、あたしが飲むの!!」

ぎゃあぎゃあ言いながら、コーヒーを押し付けあってると、誰かの手が伸びてきてガシッとコーヒーを静止させた。
やばっ騒ぎすぎた!さすがにマスターに怒られる!

「響くん!七音ちゃん!なんで喧嘩してるの!?」

コーヒーこぼれちゃうよ!と高い女性の声が響く。

「あ、咲希!」

「咲希さん!」

バッと二人揃って顔をあげると、大学生になって、より大人っぽくなった咲希がいた。
咲希はあたしの隣に座ったあと、ちょっと戸惑った表情で、

「どうして喧嘩してたの?」

と聞いてきた。
小学生の頃は、あたしと響はどこでもケンカしてたけど、中学に上がってから、これでもちょっとはTPOを考えてケンカするようになったの。
まあ、そんなあたし達がこんな静かな喫茶店でケンカしてたら、驚くよね。
……でも、さすがに中3にもなって、コーヒーの押し付け合いで、ケンカしてたなんて言えない。子供っぽくて恥ずかしいし。
響の方を見ると、あいつも同じこと考えてたみたい。目だけで適当にごまかそうって訴えてきた。
こういう時だけ無駄に気が合うんだよね、コイツと。

「いつものノリでケンカしてしまったんですよ、お客さん僕らしかいなかったからつい」

「そうそういつものノリ。この喫茶店のマスターと知り合いだから、ついつい」

「……あ、そうなんだ。てっきりコーヒー押し付けあってケンカしてるのかと思っちゃった」

…………咲希ってこういう時だけ、鋭いよね。

「まさか、そんなわけないじゃん。ね、響!」

にっこりと作り笑いを浮かべてあたしは響にふる。

「そうですよ、そんな訳ありませんよ」

響もニコッと笑って、それじゃあ本題に入りましょうか、と事件のファイルを取り出した。
今回の事件は、この前ジュエリーショップで盗まれた宝石と犯人の捜索みたい。
不謹慎だけど、本物の事件に関われるのは、結構楽しい。
誰にも行ったことないけど。
さて、どんな事件かな〜。

☕🍰☕🍰☕🍰☕🍰☕🍰☕🍰

片方がカッコつけてコーヒーのブラックを頼むも一口目で挫折し、結局相手に押しつけ合う響 七音
https://shindanmaker.com/687454

とても滾ったから書いたッた
本編はいい加減進めるわ(*´ω`*)
起承転結の結が書けないなっちい

診断メーカーはいいぞとても


続きを読む 全部 <<前100 次100> 最新30 ▲上へ