怪盗レッドのオリジナル小説書いてみます!(8)

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993:星月夜 杏里◆gg (ノ ゜Д゜)ノdice4:2018/08/31(金) 22:25 ID:2mM

すぐに続き書いちゃいます!
前回>>992





こうなったらますます負けるわけにはいかない。
私は、早くレッドから宝石を奪いたい、その一心でレーザーを撃ちまくった。
私にしては珍しく、考えることが停止していた。
とにかく必死で撃ちまくれば、この罪悪感を少しは誤魔化して薄くできる、そう信じて撃ちまくった。
こんなこと、なかったことにしておけば何も問題ない。
ただ今まで通りに仕事をすればいいだけ。
何も難しいことではなかった。

それなのに―

何も考えないでいたために、睡眠薬をもろに食らって、視界が霞む。
ついには力が入らなくなって、ヘタっと座り込んでしまった。

潮時...とはこういうことか。
罪悪感を覚えてしまった時点で、ここで捕まるのが最善かもしれない。
これで良かった。
もう私に抵抗する力など残っていない。

けれど、レッドが次に発した言葉は、全く予想がつかないものだった。

「ねえ、私の質問に答えてくれない?」

その言葉がきっかけで、私の人生は変わって行くこととなる。
それはまた、もう少しだけ先のお話。

〈続く〉


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