キセキの世代×ナミ【黒バス&ONE PIECE】

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88:お香しゃちょー◆kk:2017/12/11(月) 02:56 ID:XNo

【ナミゾウと花宮(ほんのりBL感ありかも?)】

オレの幼馴染は花宮真。オレが生まれたとき、真の家はオレたちの家の向かいにあった。

「まーこーと!」

「あぁ?」

「今日ウチに来ねぇ?母さんもゲンのおっさんも仕事なんだよ」

「…仕方ねぇな」

小学校の頃から、母さんとゲンのおっさんがいないときはウチに泊まっていた真。

「マコーー!!」

「あ、真ー!」

「よぉナミ、ノジコ」

もちろんナミとノジコも真が大好きで、いつも真が泊まりに来るのを楽しみにしていた。

「マコ!今日はあたしと寝る?」

「あぁ?」

「悪ィけどダメだナミ!真はオレと寝る!」

「なんでよ!あたしもマコと寝たい!!」

「まあまあ…ナミはあたしと寝よ?」

「うん!」

「誰とでもいいから、早くメシ食おうぜ」

オレはナミのことが大好きで、なにかを許してたり譲ったりしていたけど、真のことはどうしても譲れなかった。

「ナミゾウ!!また真を泊まらせたな!」

「っるせーなジジイ!!真の名前を気軽に呼んでんじゃねぇよ!」

周りの奴になんて言われようと、オレは真の隣から離れようとしなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「ナミゾウ」

「……真…」

母さんが死んだあと、オレは家を出た。

あんな腐った人間と一緒にいたら、オレまで腐っちまう。

「ナミとノジコが心配してた」

「……」

家を出て、街を歩いてたらスカウトされてモデルになった。そして事務所が所持しているアパートに住んだ。

それでも、真はオレに会いに来ていた。

「それだけだ」

「…………真!」

「あぁ?」

「オレ、お前とノジコと同じ中学行くから!その、えっと、くそ…し、心配すんなって伝えとけ!!」

「ふはっ」

いつものように笑っただけで、真はなにも言わずに事務所を去った。オレが稼いだ金を、ノジコとナミに届けるために。

(ナミが中学に行くまであと約一年…それまでにナミの学費稼げるか…?)

いや、稼げるかじゃねぇ。稼ぐんだ。

そして、ゲンのおっさんが死んだと聞いた。

中学に行ってから、オレはさらにモデル業に専念した。有名になって、テレビにも出るようになった。

「真」

「あぁ?」

「オレ、もう一回やり直してみるな!」

「…おう」

「そしたらしばらく会えねぇけど…」

「引っ越し、すんのか」

「おう。帝光の地区にいる母さんの親戚がアパート持ってて、タダで部屋貸してくれるって」

「そうかよ…じゃあ帝光中に転校すんのか?」

「しねぇよ?ノジコはするけど…オレがいなくなったらマコっちゃん、悲しいだろ?」

「…!ふはっ、誰がマコっちゃんだよ。んなワケねぇだろバァカ」

「えーー!ひでぇな〜、真は!」

そしてオレたちはナミが小6、オレが中1、ノジコが中2の冬にまた三人に戻った。

「真!!オレ、お前と一緒に高校行くからな!絶対連絡くれよ!」

「気が向いたらな」

「なんだよー!気が向いたらって!」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「あーー!!原っ!お前真に近付きすぎ!!」

「別にいいじゃん。オレにも花宮貸してよ」

「ヤダねぇーっだ!あ!古橋!!あとザキ」

「オレはついでかよ!!」

「おーい、健太郎起きろよ〜」

「無視すんなっ!!」

「うるせぇよテメェら!!」

「怒んなよマコっちゃ〜ん」


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