飛雄にょた化!【ハイキュー(にょた影山総受け)】

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1:お香しゃちょー◆kk:2017/11/12(日) 22:54 ID:KMA

私が愛してやまないトビオをにょたさせて、みんなに愛してもらいます!!誤字脱字、さーせん!でも、一生懸命やるって自分決めたっス!うっす!!


影山飛緒

烏野高校男子バレー部のマネージャー

黒髪サラサラストレートショート

身長は172センチあたりで、バストはAよりのB

女バレでがんばってたけど、あの事件がね

中身はほぼ原作トビオ

国見と金田一とは仲がいいが、及川さんにはバレー以外でマジで興味ない

「コート上の女王様」


みたいな感じです!追加設定とかあったら、いろいろ書き足します!!“亀!更!新!”です!!ちなみに、名前が似ているにょた司さんもやってます。よろしく、ツッキー!(ツッキーごめんよ。ついノリで)

38:凛茉◆Kc:2017/11/25(土) 12:15 ID:AiA

>>35
マジかwww


どうぞ!!照れて!!
照れ顔見たいわwww

39:お香しゃちょー◆kk:2017/11/25(土) 19:45 ID:KMA

>>38
中には泣き出す子もいました。はーはっはっは

きゃーー!(〃ω〃)
てゆーか凛茉って何年?私は中二だよ!!

40:お香しゃちょー◆kk:2017/11/26(日) 00:20 ID:KMA

「いっ、いっぱい練習しますっっっ!!」

「あっ、うん!個人のレベルアップも大事だな!けど…今の鳥野は根本的にメンバーが足りてないんだよ」

澤村さんの言葉に首をかしげる日向。

「…守備の要の“リベロ”と、連隊攻撃が使えない時でも一人で敵の3枚ブロックと勝負できる“エーススパイカー”」

「…あとは技術の指導とか試合中の采配をとる監督とかコーチ…」

澤村さんの言った通りだ。俺たちには、足りないものが多すぎる。

「エッエースなら俺が!!」

「おめーは最強の囮だっつってんダロ!」

でもたしか…

「“守護神”が戻って来るって言ってましたよね」

「うん」

「鳥野(うち)は最強じゃないけど特別弱くもない。今までだって、優秀な人材はいたはずなのにその力をちゃんと繋げてなかった。」

澤村さんと田中さんの目が、そう言う菅原さんをとらえる。

「でも、また皆が揃ってそこに一年の新勢力も加わって…その戦力ちゃんと全部繋げたらーー…」

「……夏のインターハイ…
『全国』が、ただの“遠い目標”じゃなく“現実に掴めるもの”にきっとなる!」

「夏のインターハイ…!聞いたことあるっ!」

インターハイ、か…そのインターハイに出場するには必ず、さっき言っていた優秀な人材が必要になる。

「けど、そのこれから戻って来る人は今までどうしてたんですか?」

「あー…」

すると田中さんが気まずそうに声を出した。

「一週間の自宅謹慎と、約一ヶ月の部活禁止だったんだ」

「ふ、不良!不良!?」

「違ぇよ」

田中さんは少し困ったように言った。

「アレはな〜、ちょっとアツすぎるだけなんだよ。イイ奴なんだよまじで」

((田中さんにアツすぎるって言われるとか、どんだけだ…))

たぶん今、俺と日向は同じことを考えているだろう。

「それにアイツはな
鳥野で唯一、天才と呼べる選手だ!」

田中さんは嬉しそうに、誇らしそうに言った。

「…まあ今はクソ生意気女子影山が入ってきたから“唯一”じゃなくなったけどな」

女子として見られていたことに喜べばいいのか…はたまた一応謝った方がいいのか…

「ソイツが戻ってきたら『先輩』って呼んでやれよ日向。田中みたくバカ喜びすると思うから」

「バカとか…」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

全ての集中力を、ボールへ

ドッ!と音を立てて俺のボールは的として置いたペットボトルの方へ飛ぶ。

(おっ!?当たるっ…!?)

いい感じで的の方へ向かうボールに期待したのに、日向がいきなり的の前に現れた

「うい"っ!!」

バガァン!と音を立てて日向は俺のボールをレシーブする。

「ギャッ!」

そのまま勢いよく日向は後ろへ倒れた。つーか

「おい邪魔すんな日向ボゲェッ!今当たったかもしんねぇのに!」

「取った!?俺取った!?」

「取れてねぇよ日向ボゲェ!ホームランだアホォ!!」

「取ってくる…」

「アホッ」

クソ日向め…よし、次こそは!!

もう一度飛んだ俺のボール

しかしそれは、次も防がれた。

(日向のサーブレシーブと音が、ちがう…!)

…勢いも回転も全部殺して、返球はきっちりセンターの居る位置…!

完璧なサーブレシーブ…!!

「おおーっ!すげぇサーブじゃねぇか!すげぇ奴入ってきたな!」

そのサーブレシーブに、ポカンとしていると先輩たちが体育館に入ってきた。

「おお〜っ!ノヤっさ〜ん!!」

「おーーっ!!龍ーっ!」

「「西谷!!」」

「チワース!」

一気に騒がしくなった。

俺と日向がみんなのテンションに付いて行けてないことに気が付いた澤村さんが、俺たちにその人を紹介してくれる。

「2年の西谷だよ。」

「「あっ、チワース!」」

「おース!」

この人が、昨日田中さんが言っていた鳥野で唯一天才と呼べる先輩…!

「俺より、小さい…!?」

日向の言葉に、体育館が静かになった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「そういえば、岩ちゃんって飛緒のこと好きなの?」

「あー…好きっつーか妹、みたいな感じだな」

「金田一、おつかれ」

「うるせぇよ国見!!」

41:お香しゃちょー◆kk:2017/11/26(日) 00:25 ID:KMA

【息抜き小説。日向と影山】

日「影山!!髪伸びたな!」

影「伸びたってほどじゃねぇけど…」

日「でも、男か女かの見分けが付くようになったイダダダダ」

影「悪かったな…どうせ俺の胸は絶壁だよコラ。やんのか」

日「そうヘコむなよ影山くん!」

影「ヘコんでねぇし影山くんでもねぇよ!」

日「まぁでも、いいんじゃねぇの?その髪、やっぱ似合ってる!!」

影「っ、ひ、日向ボゲェ!!」

日「あれっ!?なんで怒んの!!?」





サラサラショートボブになった影山くん

影「だから影山くんじゃねぇよ!」

42:お香しゃちょー◆kk:2017/11/26(日) 02:19 ID:KMA

【思いつき小説。
トビオちゃんをいじめようと考えてる女子たちがいます。女子たちの理想の反応と、トビオちゃんの現実の反応を比較しなさい。】

1,授業中、教科書を読むときに。

理想
「ある日、おじいさんとおばあさんが…」

「影山さーん、聞こえませーん!!」

「っ、あ、ある日、おじいさんと…」

「だからぁ、聞こえませぇん!!もっと大きな声で言ってくださぁい!」

「っ、う、」

「えーー、泣いてんのーー?」

現実
「ある日、おじいさんとおばあさんが…」

「影山さーん、聞こえませーん!!」

「……あ!る!日!お!じ!い!さ!ん!と!お!ば!あ!さ!ん!が!」

「うるせーよ影山!もっと常識考えろよ!」

「聞こえただろ?」

「そういう問題じゃねーし!」

2,呼び出しをくらいました。

理想
「なんで呼び出されたか分かってる?」

「す、すみません…分かってないです…」

「えー、やばーい。…オラッ!」

「グハッ!!」

「これで分かったでしょ?見えないとこ、どんどん殴っちゃうよー」

現実
「なんで呼び出されたか分かってる?」

「分からねぇ。つーか腹減った」

「調子乗んなよ!オラッ!!」

「……危ないぞ。パンツ見えてたし。ピンク」

「うるせーよ!!避けんな!あと色も言わんでいいっ!!」

3,トイレに閉じ込められ、水をかけられる。

理想
「これで正直こりたっしょ?」

「ご、ごめっ…なさ、」

「はー?聞こえねーよ」

現実
「これで正直こりたっしょ?」

「………か」

「なに?」

「遺言はそれでいいかって言ってんだよ!」

「ぎゃーーー!!!」

4,部室を荒らして影山に濡れ衣を。

理想
「私見てました!影山さんが荒らしてるの…」

「ちがっ、私やってない!」

「影山…悪いけど出て行ってくれ」

「ーーーっ!!」

現実
「私見てました!影山さんが荒らしてるの…」

「やったー!!俺の勝ちだー!って先輩たち、なにやってるんですか?」

「せこいぞ日向ボゲェ!!ってお前、ピンクパンツの!」

「は!?今来たのかよ!つーかパンツネタ使うな!」

こんな感じで、斜め上の行動をされるのでトビオちゃんをいじめるのはやめておきましょう。

43:凛茉◆Kc:2017/11/26(日) 16:49 ID:Wa6

>>39
マジかよww

わいも、中二だぜぃ!( ´ ▽ ` )ノ

44:お香しゃちょー◆kk:2017/11/26(日) 17:04 ID:KMA

>>43
最後の日にもらったお手紙に、鳥さん見て泣いてごめんねって書かれてたよ。あ、思い出したら涙が…

まじで!?一緒じゃん!やーばw

45:お香しゃちょー◆kk:2017/11/26(日) 17:48 ID:KMA

「お前ら一年か!」

「「オス!」」

日向とのやり取りを終えた守護神さんが、俺たちの方を見る。

「さっきのサーブの奴!その女子でデカくて目つきの悪い方!」

「うす…って女子ってよく分かりましたね」

「どっからどう見ても女子だろ!それよりお前、ドコ中だ!!」

「…北川第一です」

この人…俺のことすぐに女子って見抜いたよな?なんつー人だ…

「まじか!強豪じゃねーか!どうりであのサーブか!!俺、中学ん時当たって2ー1で負けたぞ!」

「え、そうなの!?」

「そう!そん時もサーブ凄え奴いてよ!!」

(嵐みてぇな人だな…)

一気に俺たちに詰め寄るこの人のテンションに、少々付いて行けない

「あ…あ〜…西、に」

「“西谷”(にしのや)」

「ニシノヤさんは…どこの…中学…」

「千鳥山!」

「ッ強豪じゃないですか!なんで鳥野に!?やっぱり烏養監督の復帰を聞いて!?」

「…いや、俺が鳥野に来たのはーー…」

真剣な表情になった西谷さんに、俺と日向はゴクリと唾を飲む。

「女子の制服が好みだったからだ。凄く!」

「「……」」

なんだ、この人…

「もちろん女子自体も期待を裏切らなかった!それに!なんつっても!
男子が学ランだからだ!!黒のな!」

バッと誇らしげに学ランを見せつける西谷さんに賛成する田中さん。

「そしたら鳥野は黒学ランだし、女子も制服かわいいし、家も近いし迷わず決めたね!」

俺と日向は顔を見合わせた。

(本当にこの人が…鳥野の…守護神…?)

「あ!!
潔子さぁ〜ん!!!貴女に会いに来ました、潔子さぁ〜〜ん!!!!」

すると、少し遅れて体育館に入って来た潔子さんに西谷さんが飛びかかる

「相変わらず、嵐のようだな…」

「ゲリラ豪雨…」

「……」

「…でも、プレーはびっくりするくらいーー、静か。」

“静か”…たしかに、そんな言葉が似合うレシーブだった。

「ーーで、旭さんは?戻ってますか?」

((旭?))

潔子さんにほっぺを叩かれた西谷さんが、笑いながら澤村さんたちに聞く。俺と日向は、聞き慣れない名前に首をかじける。

「…………いや。」

「ッ!!ーーあの根性無し…!!」

西谷さんがまとっている空気が、ピリッと変わった。

「こらノヤ!!エースをそんな風に言うんじゃねぇ!」

「うるせえ!根性無しは根性無しだ!!」

エース…鳥野のエース…いるのか、ここにも

「前にも言った通り、旭さんが戻んねぇなら俺も戻んねぇ!!」

そう言って西谷さんは体育館を出ていった。俺はうまく飲み込めない状況を、田中さんに聞く

「なんですか?」

「悪い…西谷とうちのエースの間には、ちょっと問題が生じていてだな…」

西谷さんが出て行ったあと、なんとなく日向を探すとどこにもいなかった。

(日向どこ行った…?)

「レシーブ教えてください!!」

日向の声は、外から聞こえた。

46:お香しゃちょー◆kk:2017/11/26(日) 19:25 ID:KMA

慌てて日向と西谷さんの方へ、みんなで様子を見に行くと、なんか打ち解けていたようだった

「だからよーお前よー
サッと行って、スッとやって、ポンだよ。な?」

西谷さんの説明に、日向、月島、山口が首をかしげる。

「…だめだ…“本能で動く系”の奴は何言ってるんかサッパリ分からん」

「そうですか?俺なんとなく分かりましたけど」

「ちなみに、お前が何か説明する時も周りは何言ってるか分かんねぇからな!」

「え」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「あの…西谷さん」

日向が西谷さんに近付く。

「旭さんって誰ですか?」

「不用意にその名を出すなっ」

“旭さん”という言葉にビクッと反応する田中さんにつられて俺もビクッと反応する。

「…鳥野の…エースだ。一応な」

一応…?この人とエースの間に、何があったんだよ

「…おれ、エースになりたいんです!」

「あ?」

「あいつまだあんな事…!」

「何年か前の“春高”で鳥野のエースの“小さな巨人”見てから、絶対ああいう風になるって思って鳥野、来ました!」

「その身長で、エース?」

日向の話を聞いて、西谷さんは笑ったりバカにしたりせずに

「いいなお前!だよな!カッコイイからやりてえんだよな!いいぞいいぞ、なれなれエースなれ!!」

バシバシ叩いて賛成した。

「今のエースより断然頼もしいじゃねーか!
けどやっぱ“憧れ”と言えばエースかあ」

「ハイ!エース、カッコイイデス!!」

「『エーススパイカー』っていう花形に比べたら、セッターとかリベロはパッと見地味だもんな」

西谷さんの言葉にムッとして、言い返そうとすると同じセッターである菅原さんに止められた

「けどよ
試合中、会場が一番“ワッ”と盛り上がるのはどんなすげえスパイクより、スーパーレシーブが出た時だぜ」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「お前の特技は?“エース志望”」

「えっ」

「レシーブはへったくそだったしな。なんかあんだろ」

「おっ…囮」

日向の声は、聞こえるか聞こえないかぐらいの大きさだった。

「なんでそんなに自信なさげに言うんだ。」

「…『エース!』とか『守護神!』とか『司令塔!』とかと比べて、なんかパッとしないっていうか…」

「呼び方なんて関係ねぇだろ」

「でも、」

「お前の囮のおかげで誰かのスパイクが決まるなら、お前のポジションだって重要さは変わんねぇよ。
『エース』とも『守護神』とも『司令塔』ともな」

西谷さんの言葉は、全くその通りだ。なのになんであいつは自信を持たねぇんだ。

「…ハイ」

最強の囮がいるから、あいつがいるから、俺は安心してトスを上げることができる。

部活のあと、日向に呼び出された

「なんだよ日向。はやく帰んねぇと肉まんなくなるぞ」

「なあ影山!お前、鳥野のエースに会ってみたくねぇ?」

「…まぁ、会いたいっちゃぁ会いたいけど…」

「だろ!!?行くぞ!明日!」

「……は?」

「だーかーら!明日、エースのクラスに!!エースに会うために!」

こいつ…何を言い出すかと思えば…

「仕方ねぇな…」

「照れるなよ影山クン」

「照れてねぇよ!しかも影山クンじゃねぇし!」

47:凛茉◆Kc:2017/11/26(日) 20:49 ID:Wa6

>>44
お、おう…w
な、な、泣くなー!!(;゚Д゚)!

一緒だね〜!

48:凛茉◆Kc:2017/11/26(日) 22:50 ID:Wa6

https://i.imgur.com/vUTMEmd.jpg


描けたよ〜
めっちゃむずかったwww

49:お香しゃちょー◆kk:2017/11/26(日) 23:27 ID:KMA

「やっぱお前先行けよ!」

「はぁ!?お前がエース見たいって言い出したんだろ!!」

「だって3年の教室なんて恐くて入れない」

「待てよ旭!!」

「「旭?」」

「なに?」

旭さんと目が合った瞬間、俺の後ろに日向が隠れた。

「!?オイッ!!」

(やばいっ!本人居た…!本人出た…!ヒゲ!ロン毛!!)

「お前らこんなところで何してんの」

菅原さんも少し驚いた様子で俺と日向のところに来る。

「あっ、えっと」

「この前入った1年の日向と影山」

「おお!1年かあ!」

「「ちわっす!」」

「おース」

菅原さんと話すエースは、イメージと違った。

「がんばれよ。」

そう言ってエースは、日向の肩をポンと叩いた。

「えっ、一緒にがんばらないんですか?」

すると日向は驚きながら俺の後ろから出て来た

「俺、エースになりたいから本物のエース、ナマで見たいです!」

「…………悪い、俺はエースじゃないよ」

申し訳なさそうに、エースは去っていった。

「あの…よく分かんないスけど…怪我とかですか?」

俺は菅原さんに聞いた。あのエースのことが、どうしても気になってしまう

「いや、元気」

「じゃあ、何か…戻れない事情とかが?」

「いや…外部的な要因があるとかじゃないんだ
あいつが、バレーを嫌いになっちゃったのかもしれないのが、問題なんだ。」

「えええ!?あんなに大っきくてエースって呼ばれて」

「…旭は鳥野(うち)では一番デカかったしパワーもあって、苦しい場面でも難しいボールでも決めてくれるから。皆、あいつをエースと思ってて、でもーー、俺は、あいつに頼り過ぎた。」

「潰されたんですか?試合で」

そんなに皆に頼りにされていた人がバレーを嫌うなんて、俺と同じように潰されたのだろう。

違うのは、敵に潰されたことだ。

「…ある試合で…旭のスパイクは徹底的にブロックに止められてさ…」

「えっ、そっ…」

「“それだけ?”って思うだろ?」

「あっいやっ、ブロックされるの嫌なのすごく分かりますっっ!!…けど…それでバレー嫌いになったりは…」

「…エースである旭がサーブでもブロックでも狙われて、マークされてっていうのはいつもの事と言えばそうなんだけど…あの試合ではそれがとにかく徹底的で、鳥野(こっち)は何もできなくて…
旭は人一倍責任を感じちゃう性格だから…」

なるほど…エースを押さえ込まれて手も足も出せないままに試合が終了ってことか…

「ていうかお前ら急がないと部活始まるぞ!」

急いで部活へと向かう。

「う〜〜ん」

「何だよ」

「…それで嫌いになっちゃうモンなのかな〜」

「…その試合で何かもっと色々あったんだろ」

あの傷は、簡単には癒さない。

「……」

「それに…
まだ、嫌いになったとは決まってない。」

でも、そんな傷を無視して引っ張り上げてくれるバカ(光)がいるからーー…

「おおっ!!」

そして決まった、GW合宿最終日にある“音駒高校”との練習試合

鳥野とずっと因縁のライバルという、通称“ネコ”。そことの試合は有名で、近所の人たちも見に来ていたらしい。

(今年から始まった、実力のある女子込みでの男子バレー公式戦…!情報だと、まだ宮城の高校で男子と試合に出てるのは影山だけ…!!)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

部活後、水分補給をしていると日向が声をかけてきた。

「…“アサヒさん”が戻ってくれば、菅原さんも西谷さんも何か色々上手く行くのかな〜?」

「知らね」

「アサヒさんは人一倍責任を感じる人だからって菅原さんは言ってたけど、菅原さんもそんな感じだ。」

「どっちも責任感じてんだろ。
けど、一人で勝てる訳ないのにな。」

これは最近学んだことだ。中学の時には分からなかったこと。

「おっ、お前がソレ言う〜!?お前、なんか『レシーブもトスもスパイクも、全部俺一人がやればばいいのにって思います』とか言いそうじゃね!!?」

「なんだとおおお!!?」

「やればいいのにって思いますっ」

髪の毛を整えて目つきを悪くして唇を尖らせて、俺の真似をする日向を思い切り投げ飛ばす

「…ネットの“こっちっ側”はもれなく味方のはずなのに」

「あ"!?」

「“こっちっ側”がぎすぎすしてんの、やだな。
どうすれば戻って来んのかな、“アサヒさん”」

「………」

50:お香しゃちょー◆kk:2017/11/26(日) 23:32 ID:KMA

>>47
私、涙を流すの我慢したよ…えらい?( ;∀;)

えー!会いたいw
おいら京都に住んでるからJR乗って迎えに来てくれー!!

>>48
理想すぎて即保存したんですけど。
髪の毛の長さとか、及川さんに付けられた傷とか、なんか私の理想すぎてむしろ怖いんですけど(笑)
私の頭の中見えてんすか、やっべー

51:お香しゃちょー◆kk:2017/11/27(月) 02:23 ID:KMA

【息抜き小説。月影(やっちゃん登場)】

日「影山ー!」

影「…あ"?」

日「ヒィッ!!…な、なんでも…ないです…」

影「…クソッ、日向ボゲ」

日「山口ぃ、谷地さぁん!影山なんかあったのか?怖ぇよー。月島あたりが怒らせたんだろー?」

山「あー、なんか影山のクラスが調理実習でマフィンを作ったらしくて…」

日「ああ、俺たちも谷地さんからもらったよな!そのマフィンがどうしたんだ?」

谷「…飛緒ちゃんは一つしかできなくて、甘党の月島くんにあげようとしたんだけど…」

山「ツッキーが他の女子からもらってるの見てさ、影山はなぜか西谷さんにあげて…」

谷「それを月島くんに見られて…」

山「ケンカになっちゃって…」



月『はあ!?なんで僕の分ないわけ!?』

影『うるせぇな!ねーもんはねーんだっての!!』

月『信じられないっ!!お腹すいたし!』

影『ボゲ!!知るかっ!!』



山「てな感じで…」

月「なんで西谷さんにあげんの!?別にマフィンの二個や三個ぐらい余裕で食べれるんだけど!」

影「西谷さんが欲しいっつったんだよ!俺一個しか作れてねぇし!!」

月「別に数とか関係ないし!
ああっ、もう!!なんで分かんないかな!!このバレーバカは!」

影「はあ!?誰がバレーバカだよノッポメガネ!!」

月「君に決まってんじゃん!!むしろ君以外いないし!」

影「ウルッセェ!!お前だって俺以外の女子からもらってんじゃねーよ!!」

月「なんで君にそこまで…ってはあ!?」

影「なんかアレルギー反応起こして試合に出れなくなったらどうすんだよ!!」

月「……ッこんっのバカバレー女王様!!」

影「誰がバカで女王だもやしメガネ!!」

山「あー、またやってるよ…」

日「いーなー、俺も影山からもらいたかった」

谷「私も…」

山「……え?」

今日も鳥野は平和っすね。

52:凛茉◆Kc:2017/11/27(月) 21:58 ID:Wa6

>>50
えらい!!(;▽;)ヽ(・ω・`)ポンポン

私、修学旅行で京都行くよ〜!
私も会いたいけど、福岡なんだな〜…

ガチか…!
それは良かったぜぃ!!
あと、頭の中見えてねーから(笑)


ちなみに、4~6日の間、修学旅行!!
もしかしたら、会えるかもね〜!!

53:お香しゃちょー◆kk:2017/11/27(月) 22:25 ID:C7g

>>52
いや見えてるっしょ。透視したっしょ。言いがかりはよせー

え、修学旅行いつ!!?今日から!?きゃー!!

54:お香しゃちょー◆kk:2017/11/27(月) 23:06 ID:C7g

翌日の昼休み、俺と日向はもう一度旭さんの教室へ向かった。

「なんで一度も練習したことない俺が気になるの?今の面子で、あの青葉城西に勝ったんだろ?西谷もなしで」

「アッアサヒさんが戻って来ないと、2、3年生が元気ないから!!ですっ」

「声でけーよ」

いきなり大声を出した日向にビビる俺と旭さん

「フハッ、面白いな。お前ら」

うるさい日向とそれを黙らせる俺を見て旭さんは、笑った。初めて見た、エースの笑顔

「けど…悪いな。
俺は高いブロック目の前にして、それを打ち抜くイメージみたいなのが全然見えなくなっちゃったんだよ…
必ず、シャットアウトされるか、それにビビって自滅する自分がいるんだ。」

「…1年の…ち…チビにこんなこと言われたら生意気って思うかもですけど…」

すると、日向がもじもじしながら口を開いた。

「俺、それ分かります。
俺、背が低くて技術もないからブロックに捕まってばっかりで、でも今は影山(相棒)のトスがあるから、どんな高いブロックも躱せます!
ブロックが目の前からいなくなってーー

ネットの“向こう側”がぱあっと見えるんです

そんで、一番高いトコでボールが手に当たって、ボールの重さがこう…こう、手にズシッとくるあの感じ、大好きです!」

そう言って日向はその感覚を思い出すように、手を握り締めたり開いたりを繰り返す。

「お前もっとまとめてからしゃべれよ」

「エ"ッ」

旭さんの方を見ると自分の手を懐かしそうに、哀しそうに見ていた。やっぱりこの人はバレーを嫌いになんかなっていない。

「俺、旭さん羨ましいです。
今の俺には1人でブロックをブチ抜くタッパもパワーもないけど、アサヒさんにはそれがある。
今までたくさんブロックされてきたのかもしれないけど、それよりもっといっぱいのスパイク決めてきたんですよね?
だから皆ーー

アサヒさんをエースって呼ぶんだ。」

そこでチャイムが鳴った。まだ旭さんと話そうとする日向を引きずって、教室へ戻る。

でもその前に。

「…………あの」

「?」

「1人で勝てないの、当たり前です。コートには6人いるんだから。
…俺もソレ分かったのついこの間なんで、偉そうに言えないっすけど…」

なんでもできるから、自分に他人を合わせるんじゃない。

なんでもできるから、他人に自分を合わせるんだ。

それが、セッター

「それと…いつか俺にも、旭さん(エース)へのトスを上げてみたいです。」

「……」

「失礼します」

それだけ言って、俺は旭さんの前から去った。背後から「マネージャーじゃなくて選手!?」という声が聞こえた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「なぁ影山!俺がいつかエースになったら、今よりもっとトス上げてくれるか!?」

「そんなことよりレシーブの練習だボゲ」

「いつか絶対エースになって、お前がくれたトスを打ってやるからな!

その時見える景色が、頂だ!!」

胸を張って言う日向に、胸がドキリと高鳴った。くそ、日向ボゲェ

55:凛茉◆Kc:2017/11/28(火) 21:15 ID:M3U

>>53
見えてませーん笑笑
透視もしてませーん笑笑

12月4日~6日ですね〜。
でも、平日やけん会えんかもね…。

56:お香しゃちょー◆kk:2017/11/29(水) 01:10 ID:KMA

>>55
トビオちゃんと鳥養監督を同居させたい。どう思う?もう監督って第二の保護者じゃね?うん。(真顔

どこらへん行くの??もしかしたら会えるかもしれないよ!!

57:匿名さん:2017/11/29(水) 16:29 ID:KMA

【影山飛緒の世界】
(特に本編には関係ない、ただ思い付いただけのスピンオフ。ちょっと長いよ)

「母さん見て!こんなにどんぐり拾ったよ!」

「飛緒!あんたまたそんなに泥だらけになって…はやく風呂入ってきな。今日の夕飯はポークカレー温玉乗せだよ」

「ポークカレー温玉乗せ!?ッシャー!!おれ、お風呂行ってくる!!」

俺のこの男勝りな性格は、きっと母さん譲りだと思う。いつも強くて、キラキラ笑うあの人が俺は、大好きだったんだ。

「そうだ飛緒!あんたバレーしたいって言ってたよね?ボール買って来たよ」

「ッ母さんありがと!!」

元々バレーをしていた母さんに憧れて、俺はバレーを始めた。

「ただいま〜」

「父さんだ!!おかえり!」

「おー、飛緒。ただいま」

「おかえり。はやく風呂入っちゃいな。今日はポークカレー温玉乗せだよ」

「おっ、やったね。じゃあちょっとお風呂行ってくるよ」

父さんは影山の家の息子だったけど、母さんと結婚することを選んだ。

幸せ、だったんだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「ごめんね飛緒。父さんと母さんは離れちゃうけど、あなたとは心が繋がってるから」

一般人であった母さんをとりまく環境は最悪で、中2の春に母さんと父さんは離婚した。

「愛してる、それだけは分かっていてくれ」

父さんの“愛してる”は、俺に言ったのか母さんに言ったのか、俺には分からない。

唯一の支えは、バレーと国見と金田一。

中1の時に及川さんと色々あったけど、別に許そうと思ってる。

あの人も、追い詰められていただけだ。

「飛緒は影山の人間だからな。自分の好きなものでは必ず1番じゃないと。」

「勉強はできなくていい。大丈夫、あなたは影山の人間だもの。」

父さんも茨城から出ないといけない仕事が増えた。母さんは再婚したと風の噂で聞いた。

知らない大人に囲まれて、いつも勝利を掴み取る。

俺のことを囲むくせに、家には誰もいない。

「ただいま」

真っ暗な部屋に電気をつけても、真っ暗だった

(俺は影山の人間だから勝たねぇと。
勝てたら褒めてもらえる。認めてもらえる。勉強よりもバレーだ。バレーで勝利してやる)

そんな考えで挑んだ中学最後の試合。

トスを打った先に、誰もいなかった。

(俺は…なんのためにバレーをしてたんだ?)

ベンチに降ろされてからは、そればかりを考えていた。

58:お香しゃちょー◆kk:2017/11/29(水) 16:30 ID:KMA

↑おいらでっす

59:凛茉◆Kc:2017/11/29(水) 20:51 ID:Wa6

>>56
いいと思う!!
第二の保護者だな笑笑

下鴨神社、立命館大学、龍安寺、二条城、清水寺に行くよ!!

60:お香しゃちょー◆kk:2017/11/29(水) 23:58 ID:KMA

>>60
だろ?どうやって同居させるか考えるね

龍安寺なら会えるかも!!嵐山とかは行かないの?

61:お香しゃちょー◆kk:2017/11/30(木) 01:37 ID:KMA

【影山飛緒の世界】

中学最後の試合で負けてから、影山の奴らは俺に何も言わなくなった。

負けたからだ。

でも、これで良かったんじゃないかな

バレーをなんのためにやっていたのかも分からなくなった俺は、一度バレーから身を引いた。

そして俺は、そのままバレーをしないつもりで鳥野高校に入学した。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

高校に入学しても、俺の世界は変わることなく真っ暗だった。

別に友達ができないとか、クラスの奴らに無視されてるとかじゃなくて、全てのものに興味も意欲も何も湧かなかった。

(このまま、俺は真っ暗な世界で生きるのか…?)

それもそれでいいんじゃない

今までたくさんの幸せをもらったんだ。その代償だろう。

そう思っていたのに

アイツは突然現れて、俺の世界に彩を塗った。

「一緒に頂(てっぺん)に立つんだ!」

アイツに出会ってから、俺の世界は一変した。

まず、“仲間”ができた。

もう一度コートに立って、トスを打った。

中学の時とは違うコートに立って、違うバレーをした。

今までの常識が、全て変わった。

俺を影山の人間ではなく、“影山飛緒”として見てくれた。

「影山!!トス上げてくれっ!」

「まずはレシーブ練だ日向ボゲェ!」

「えーーーーー!!!!」

焦んなよ。

お前が俺のトスを必要としてくれるなら、俺はトスが上げられなくなるまで打ってやるから。

「影山!俺にも頼むぜ!!」

「こっちにも頼む!」

「一緒にトス練しよう!」

先輩方も、焦らないで。

あなたたちが卒業するまで、最高のトスを打ち続けますから。

「お前ら、影山の体は一つなんだぞ?あんまり困らせんなよ」

「影山は最高のセッターだべ!」

「ッス!!」

落ちた強豪

飛べないカラス

でも、このメンバーならまた全国に飛べる。

いや、飛ばす。

「女王様、ブロックの練習付き合って」

「誰が女王様だよ月島コラ」

「えー、君以外いなくない?女子の選手って」

「テメェ、月島ボゲェ!!」

「ツッキーも影山も落ち着いて!!」

ムカつく奴もいるけど、

「影山!!トス!トスくれよ〜ッ!!」

「うるせえ」

「トースー!!トスくれ影山っ!」

「うるせえんだよ日向ボゲェ!!」

「ぎゃーーー!!!」

うるさい奴もいるけど、

「飛緒ちゃん、ちょっといい?」

「ッス!どうしました、潔子さん!」

「これ、この前欲しいって言ってた猫のキーホルダー。作ってみたの」

「つ、作ったんスか!?すげえ…」

「喜んでくれた?」

「ッもちろんです!」

優しい女子の先輩もいるから、

「影山見ろ!俺と龍のコンビネーションを!」

「これで潔子さんも、イチコロだぜ」

「それはないですね」

「「なんだと影山コラァ!!」」

面白い先輩もいて、

「影山、何かあったらなんでも言ってくれよ?一応主将だからな」

「さ、澤村さんは一応なんかじゃなくて、すごく頼りになる主将です!!」

「っはは、ありがとう」

頼りになる主将も、

「影山、お前は鳥野(ウチ)の大切で、可愛くて、必要不可欠なセッターだべ!」

「そっ、それは菅原さんにも言えますよ!」

「いや、影山のことだ!」

「菅原さんは、いつも見ていてカッコイイと思います!」

「ありがとう。
セッターとしても、いいライバルだべ!!」

カッコイイ、ライバルの先輩までもいる。

落ちた強豪?飛べないカラス?

俺がいる限り、カラスはまた飛ぶ。

その時見える世界は、一体どんな彩をしているのだろう。

今は知る必要ないな。

どうせ、後で知ることができるんだから。

ーendー

62:凛茉◆Kc:2017/11/30(木) 20:44 ID:Wa6

>>60
OK!!

会いたいね〜!
嵐山行かないのよ…残念。
ちなみに、セーラー服です。


>>61
最終回?

63:凛茉◆Kc:2017/11/30(木) 21:00 ID:Wa6

https://i.imgur.com/0ImWCx9.jpg


ウチの学校の制服のイラスト〜

64:お香しゃちょー◆kk:2017/12/01(金) 00:36 ID:XNo

>>62
京都来んのになんで嵐山は来ないんだよ!!
うちはブレザーだからなあ…セーラー服ってすっごい憧れだ〜(笑)

い、一応スピンオフは完結っす。長編とか言ってたのに長編じゃないことには突っ込まないで(笑)
本編かきまーーす!!

65:お香しゃちょー◆kk:2017/12/01(金) 01:05 ID:XNo

集合がかけられ、集まると武田先生の隣には見覚えのある男。

「紹介します!今日からコーチをお願いする、鳥養君です!」

それだけでも驚いているのに、鳥養監督の孫だという事実に更に驚く。

「時間ねえんだ、さっさとやるぞ!お前らがどんな感じか見てえから、6時半から試合な!
相手はもう呼んである!」

試合という言葉に、無意識に俺と日向はそわそわする。

「えっ!?相手!?」

「鳥野町内会チームだ」

監督はニヤリと笑った。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

西谷さんはやっぱり町内会チームに入るようだ。すると、日向がコソコソと体育館の様子を見に来ていた旭さんを捕まえた。

旭さんは監督の気迫に押されて、町内会チームとして出場することになった。

「あとはセッターか…俺やりてえけど、外から見てなきゃだしな…
お前らの方から一人セッター、貸してくれ」

セッターは俺と菅原さん。

すると菅原さんが俺より速く動き始めた。その行動に、田中さんや日向が驚く。

「…俺に譲る、とかじゃないですよね」

「……」

「菅原さんが退いて俺が繰り上げ、
…みたいなの、ゴメンですよ」

正セッター争いは、まだちゃんとやってないじゃないですか、という意味を込めて言うと菅原さんは足を止めた。

「…俺は…影山が入ってきて…正セッター争いしてやるって反面、どっかで…
…ほっとしてた気がする」

菅原さんの言葉に、体育館がシンと静かになる

「セッターはチームの、攻撃の“軸”だ。一番頑丈じゃなくちゃいけない。でも俺は、
トスを上げることに…ビビってた…」

「……」

「俺のトスで、またスパイカーが何度もブロックに捕まるのが恐くて、圧倒的な実力の影山の陰に隠れて

…安心…、してたんだ…!

…スパイクがブロックに捕まる瞬間を考えると、今も恐い。
でも、」

菅原さんは下げていた顔を上げた。そして、まっすぐ旭さんを見る。

「もう一回俺にトス上げさせてくれ、旭」

「ーーーー…」

「だから俺はこっちに入るよ、影山。
負けないからな。」

こっちを向いた菅原さんの顔はいつも通り優しかった。

「俺もっス」

菅原さんは町内会チームの方へ向かった。俺の隣にいた日向が嬉しそうに声を出す。

「アサヒさん来たな!な!」

「ああ。とりあえず、な。」

そう、とりあえず来ただけだ。旭さんの顔にはまだ、迷いがある。

そして試合が始まった。

((エースと…対決だっ…!!!))

66:凛茉◆Kc:2017/12/01(金) 20:50 ID:96.

>>64
時間の都合上、行けないんだよォォォォ!!!

はい。突っ込みませんw

67:お香しゃちょー◆kk:2017/12/02(土) 20:52 ID:XNo

>>66
京都といえば嵐山だろォォォ!!!

ソノ優シサ、メッチャ、ウレシイ。
ジャポン、サイコーヨ

68:お香しゃちょー◆kk:2017/12/02(土) 23:44 ID:XNo

(菅原さんのトス…そういえば見るの初めてかも)

試合が始まった時、思ったのはこれだった。そして決まった菅原さんと町内会の人の速攻。

(やべえ…カッコイイ!!)

後で話を聞こう、体がうずうずする。

でも、次は俺たちだ。

俺は日向へトスを打つ。

「すげえ跳んだなオイ!!」

「すっげえドンピシャなトス…」

「女の子すげえ!!」

監督の方を見るとポカンとしていた。監督をニヤニヤソワソワしながらチラチラ見る先生

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「止めんぞ!!」

「命令しないでくんない」

「本気で行くっス、旭さん!!」

試合はどんどん進み、旭さんが打つスパイクを俺と月島と田中さんがブロックする。

(重っ…ひと月ブランクあってこれかよ…!?)

止めるのはギリギリだった。ボールは俺たちの手によって弾き返されて、相手のコートに落ちる

はずだった。

「ーーーー…西谷さん!」

「もう一度トスを呼んでくれ!!
エース!!!」

そのボールに西谷さんのフォローによって、落ちる前に上がった。

そのあとは全てが速かった。

ボールは菅原さんの元へ行く。しかし、菅原さんは誰にトスを打つか迷っていた。

「菅原さん!!」

俺は菅原さんに声をかけた。菅原さんが驚いたようにこっちを見る。

「もう一回!!!
決まるまで!!!」

ニヤニヤしながら月島が俺に声をかける。

「ドSだね〜女王様」

「ア"!?」

でも、菅原さんは町内会の人にトスを打とうとした。

「嶋田さ「スガァーーーー!!!!」

だけど、エース(旭さん)がそれをさえぎった。

「もう一本!!」

「旭…!!」

菅原さんの手から、ボールは旭さんの方へ飛んだ。ブロックはさっきと同じ、俺と月島と田中さんだ。

「君、向こうのチームに肩入れしてんの?悪いけど、また止めるよ?」

「当然だ。手なんか抜いたら、何の意味もねぇよ!」

「うおおおおお!!!」

俺たちは飛んだ。

エースのボールを、止めるために。

エースが打ったボールは、すごい音を立てて

俺たちをフッ飛ばした。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「影山と月島と田中さんの3枚をフッ飛ばした…あれが…エース…!」

「おい、エース見たい見たいって言ってただろうが。ビビってんじゃねーぞ」

「びっ、ビビってんねーよ!!
あんな風な身長もパワーもないけど、俺だって戦える!

次は、俺の番だ!!!」

69:お香しゃちょー◆kk:2017/12/03(日) 00:29 ID:XNo

〜影山side〜

縁下さんからきたボールを受け取って、日向へと打つ。いつも通り決まった日向のスパイクに、監督が動揺しながら日向へ声をかける。

「ウォい!!
今なんでそこに跳んでた!?ちんちくりん!」

「ちんっ…」

日向が跳んだのは俺の背後。俺が打ったトスは俺の背中にいる日向へ飛んだ。

「どっ…どこにいてもトスがくるから…です」

「!!ーーーー…」

その返答に今度は俺を見る監督。

「なんなんだお前ら、変人か!!」

「「変人?」」

「ププ」

「なんで?」

「知るか」

そしてどんどん試合は進み、現在24対19でこっちが負けている。日向のマークは旭さんだ。旭さんのスパイクを止めるために、日向が飛ぶ。

バチィッと音を立てて、ボールは相手のコートへ行くこと無くうちのコートへ落ちた。

1セットは、町内会チームの勝ちだ。羨ましそうに旭さんを見る日向。

「おい「エースすっげえな!ブロック居ても居なくても、あんな風にブチ抜けるなら関係ないもんな!」

「……」

「なんだよ…」

「べつに」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

2セット目が、始まった。するといきなり日向の顔面に、旭さんが打ったスパイクが直撃した。

「!?ばっ…」

「うわああぁぁぁ!!」

「ギャーーー!!」

『日向!!』

エースのスパイクが顔面ってヤバイだろ!試合を一時中断させて、みんな日向へ駆け寄る。

「だ、大丈夫ですスミマセン…顔面受け、慣れてるんで…」

「慣れるなよ」

「あはは…」

日向はこっちを見て、ギクっとした。俺の隣では、月島がニヤニヤしている。

「…なにボケェーっとしてた…試合中に…」

「あ、う、」

俺から目をそらす日向に、ひどく腹が立った。

「…俺は知ってるぞ…
『エースはかっこいいけど、自分の武器が囮なんて地味でかっこわるい』『自分に旭さんみたいなタッパとかパワーがあれば、エースになれるのに』」

「えっ」

「そっ、そんなこと思ってない!……くも、ない…けど…」

純粋なものだったのに、恐いものに変わるやつ。今までのこいつは、完璧にそれだ。

「…エースがいるって分かってから、興味とか憧れとかの他にーー…嫉妬してたろ」

嫉妬、という言葉に少しだけ反応する日向。

「試合中に余計なこと考えてんじゃねーよ。」

「……羨ましくて…何が悪いんだ…
もともとでっかくて、女子なのに男子と戦える実力を持ってるお前になんか、絶対わかんないんだよ!!」

このギスギスした状態のまま、試合は再開した

ーーーーーーーーーーーーーーーー

俺は相手チームのブロックの人に声をかけた。

「あの、次コイツにトス上げるんで、全力でブロックしてください。」

俺が指差すのは日向だ。日向を含めた3人は少し驚いた。

「なんだあ?挑発か!?」

「ハイ挑発です!ナメたマネしてすみません」

「プハッハ!なんだお前おもしれーな!よっしゃ、挑発のったるぜ!」

「あざす!」

少し焦りながら俺を見る日向に俺は、言葉を返してやった。

「ーー今のお前は、ただの『ちょっとジャンプ力があって素早いだけの下手くそ』だ」

「……」

「大黒柱のエースになんか、なれねえ。」

「!」

俺の言葉に、周りの空気がピリッとなった。

「でも、俺がいればお前は最強だ!」

「!?」

「東峰さんのスパイクはスゲー威力あって、3枚ブロックだって打ち抜ける!」

「えっ、いや毎回じゃないけど…」

「じゃあ、お前はどうだ。俺のトスがお前に上がった時、お前はブロックに捕まったことが、あるか」

「……!」

70:お香しゃちょー◆kk:2017/12/03(日) 00:51 ID:XNo

〜日向side〜

町内会チームのメガネの人のサーブを、縁下さんがレシーブで影山へ返す。

(ブロック…でっかい)

ボールは俺に飛んでくる。止められんのか、俺のスパイクは。

なんて少し、諦めていた。

「躱せ!!」

でも、影山の声にハッとした。

「それ以外にできることあんのか、ボゲェ!!」

急いで走り出す。

(打ち抜けないなら…)

「躱す」

飛ぶフリをして、一気に影山のトスが飛ぶ方へ走った。

(ブロック嫌だ。止められんの嫌だ…!!)

そして、スパイクを打つために誰よりも高く、速く、跳んだ。

(目の前にブロックが居たら、今の俺に勝ち目なんかない。
エースみたいな戦い方、できない。でも…)

“俺が居れば、お前は最強だ!”

そう言われたのが嬉しかったんだ。

俺は誰もいない、1番高い場所で、1番いいトスを受けて、スパイクを打った。

そのスパイクは、メガネの人のフォローを弾き飛ばしてコートに落ちた。

「お前は、エースじゃないけど!!
そのスピードと、バネと、俺のトスがあれば、どんなブロックとだって、勝負できる!!!

エースが打ち抜いた1点も、お前が躱して決めた1点も、同じ1点だ。

“エース”って冠がついてなくても、お前は誰よりも沢山の得点を叩き出して!だからこそ敵はお前をマークして!
他のスパイカーはお前の囮のお陰で自由になる!

エースもだ!!」

影山の言葉が、胸に響いた。

「ね!?」

「はっ、おうっ!?
おうおう、そうだぞ!お前の囮があるのとないのじゃ、俺たちの決定率が全然違うんだぞ!」

田中さんの言葉が、嬉しかった。

「それでもお前は今の自分の役割が、カッコ悪いと思うのか!!!」

影山はゼーゼーと息を吐いた。もしかしたら、こんなに大声を出した影山を見るのは、初めてかもしれない。

手が、ジンジンと痛んだ。

「…………思わない」

「あ?」

俺はその痛む手を、グッと握りしめた。

「思わない!!」

「よし!!」

すると旭さんに、

「今の一発、凄かった」

と言われた。

「あざす!」

「練習中断さしてスミマセンでした!!」

「あっうんっ、いやっ」

影山が大地さんへ頭を下げる。

「試合の続きーー…」

「「お願いします!!!」」





















ああ、影山。

俺、お前が好きっぽい。

71:凛茉◆Kc:2017/12/03(日) 13:39 ID:96.

>>67
とうとう、明日だよォォォォ!!!

www

>>70
ウオォォォォ!!!
日向ァァァ!

72:お香しゃちょー◆kk:2017/12/03(日) 17:57 ID:XNo

>>71
会えたらいいねェェェェ!!!
(一瞬見たとき、テンションどうしたと思ったのは内緒である。)

ここの話は結構前から構想練ってたからかけてスッゲー嬉しい!!

73:お香しゃちょー◆kk:2017/12/03(日) 19:43 ID:XNo

試合はギリギリのところで町内会チームの勝利だった。時計はもう、8時を回っている。

「いや〜、よく分かんないけど青春だったな〜」

「『トスを呼んでくれ、エース!』とかね〜!青春いいね!」

「『俺が居れば、お前は最強だ!』とか言ったの女の子だろ?プロポーズかと思ったもん!」

「「…………」」

試合中、感情に任せて言ったことを掘り起こされて俺と西谷さんは赤面する。

「俺らオッサン組のおいてけぼり感ときたら!」

「スッ、スミマセン…」

「なんつーか…まだ色々バラバラな感じだけど、ちゃんとまとまったらイイとこまで行くんじゃねーか、お前ら」

『ありがとうございます!!』

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「…とにかくっ、レシーブだ!
明日からみっちりやるからな!!」

「あざしたー!!」

『したー!!!』

「おう。ストレッチサボんなよ」

監督に一礼したあと、みんなでバラバラになってストレッチをする。俺は日向とのストレッチを終えたあと、菅原さんに話を聞きに行った。

「あ、そうだ影山さん。」

すると、監督と話をしていた武田先生が近付いてきた。

「担任の先生が、今日は仕事があるから家に行けないって」

「あ、了解っス」

俺は一応一人暮らしってことで、担任の先生がたまに家に来てくれる。すると、監督も近づいて来た。

「なんだあ?お前、家でなんかあったのか?」

「一応…一人暮らししてます」

そう言うと、監督は目を見開いた。

「お前高校生だろ!?それで担任の先生が来てくれるってことか…大変だな」

「まあ、でも一人に慣れたんで」

「ふーん…寂しく、ないのか」

寂しい?

(寂しいって、なんだっけ)

「分かんないっス…」

「…じゃあお前、ウチ来るか?」

「え?」

この人のウチって…坂ノ下商店!?

「鳥養君!?」

監督の言葉に、武田先生も驚いている。

「ま、お前が良かったらの話だけどな。ちょうど部屋も一つ残ってるし…」

監督と…鳥養さんと一緒に暮らす?

(もしかしたら、鳥養監督に会えるかもしれない!)

「ぜひ!!よろしくお願いします!!!」

「よし!じゃあ、このあとお前の家に行って荷造りするぞ!」

「はい!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「鳥養さんって…」

「もしかして…」

「「ロリコン?」」

「ちげーよ!!」

澤村さんと菅原さんの鳥養さんを見る目が少し冷たかった。

74:お香しゃちょー◆kk:2017/12/03(日) 20:54 ID:XNo

「ここです」

「ここって…ここら辺で1番デケェ家じゃねえか!」

「え、そうですか?普通だと思うんスけど…」

とりあえず鍵を開けて、鳥養さんと中へ入る。自分の部屋からカバンを取り出して鳥養さんへ渡す。

「服とか入れといてもらっていいですか?親に連絡したいんで…」

「おう。任せとけ」

鳥養さんに任せて、自分は部屋を出る。

「げっ、やべえ!これパンツだ!!」

「鳥養さん!!」

「悪い影山!!わざとじゃねぇんだ!!」

「…服はその下着の段の三つ上です」

「おう…悪いな…」

はあ、と息を吐いてもう一度部屋を出た。そしてポケットからケータイを取り出す。

「…もしもし、父さん?」

『ああ、飛緒か。どうした?』

父さんの声…久しぶりだな。あんまり電話とかしないからな。

「今度…いつ帰ってくんだ?」

『…一年はかかるな。なんだ、寂しいのか?』

「あ、あのな!俺、鳥野のバレー部の監督と暮らすことになったんだ」

『監督と?飛緒はそれで大丈夫なのか?たしかに父さんはあまり帰れないから、人と一緒なら安心だけど…』

「いい、…のか?」

『いいも何も、飛緒がそうしたいならすればそうすればいい。母さんも、そう言うよ。』

「っ、ありがとう…!」

『うん。おばあ様には、父さんから伝えておくよ。安心して。』

「…おう。ありがとう、父さん」

ピッ、と音を立てて電話を切る。次は電話帳から母さんの名前を探す。

「影山、準備できたぞ。これは車に乗せとく」

「ッは、はい…俺もあとのもの全部まとめたらすぐ行きます」

いきなり部屋から出てきた鳥養さんに驚いてから、自分の部屋に入って下着や貴重品をまとめる。

「……」

俺の目にとまったのは、一枚の写真。

母さんと父さんと俺が写っている写真だ。

(この写真は…持って行かなくて大丈夫かな。)

俺は、パタリと写真を倒した。

(心が繋がってるから、大丈夫だよな)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「母ちゃんただいまー。こいつ影山飛緒。うちで預かることになった」

「…ウス」

「あんた犯罪に手出したの!!?」

「みんななんなんだよ!!」

75:お香しゃちょー◆kk:2017/12/05(火) 01:02 ID:XNo

【思い付き小説!念願のラッキースケベな日向】

影「日向、ちょっといいか」

日「かっげやまー!」

影山が日向を呼べば、日向が嬉しそうに影山の元へ向かう。

日「どうしたん、」

影「っ、んば、」

少し走りながら影山のところへ向かう途中に、誰かの足につまづいて影山に倒れ込んでしまった

影「っいってぇな日向ボゲ、ェ…」

日「ごめん影山!!…って、あ"!」

影山は赤面。日向も赤面してすぐに立ち上がった。

それもそのはず、日向の手がスカートの中に入っていたのだ。

日「ご、ごめん影山!わざとじゃないんだ!」

影「……日向ボゲェ」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

日「影山ー!トスくれー!」

影「うるせぇ日向コラ!!レシーブ練おわってんのか!!」

ドスン、という音付きで日向が影山に抱きついた。日向が抱きついたのは背中のはずだったがタイミング良く影山が振り返ってしまい、正面から抱きつく形になってしまった。

日「うおっ、影山!」

影「ひんッ、しゃ、しゃべんなひなたぼげぇ」

身長差的に日向の顔がちょうど影山の胸にある。

日(い、今の声…影山かっ!?っていうか、大王様とかセンター分けとかは絶壁とか言ってたけど…)

日「やわらかい…」

影「…!!
日向ボゲころす!!!!」

日「ぎゃーーー!!!ごめんって影山ァ!わざとじゃねーんだー!!」

続く?

76:凛茉◆Kc:2017/12/07(木) 20:45 ID:96.

ただいまー!!
帰ってきたぜぃ(*゚▽゚)ノ

京都ガチで楽しかった!!

77:お香しゃちょー◆kk:2017/12/07(木) 23:08 ID:XNo

おかえりー!!

でも京都って寺と神社しかなくね?建物の高さも制限されてるしー笑笑

78:お香しゃちょー◆kk:2017/12/08(金) 03:01 ID:XNo

突然だが、俺こと黒尾鉄朗には知ってのとおり幼馴染がいる。

幼馴染の名前は研磨。研磨とはもう何十年もの付き合いになる

俺たちには会いたい奴がいる。今俺が18だから…12年位前に遡るか?そう。12年前の夏休みだ

俺達がソイツと出会ったのは。

その日も、俺は家に籠ってゲームをしてた研磨を引きずり出して近くの公園でバレーをしてた

「…クロ」

「…なんだよ」

「暑い」

「知ってる」

「帰りたい」

「却下」

しばらくその会話の繰り返し。
今思い返してみると、研磨…よく粘ったな。いつもならすぐ折れるのに…

「…クロ」

「…なんだよ」

もうほんと何十回目だよ…そう呆れながら返事をした。さっきまでと同じ言葉が続くと思ってたからだ。研磨がいつもと変わらない声のトーンで言う。

「なんか、さっきからずっとこっち見てる子がいる…」

「…はあ?」

俺たちが目を向けた公園を囲むフェンスの向こう側に、ソイツはいた。

黒い綺麗な髪、とても外で遊んでいるようには思えない白い肌、猫みたいな大きな深い青色の瞳。

あんな奴この辺りにいたっけ…?

ソイツはバレーをしてた俺達をずっと見てた…って事は、する事はたった一つじゃねーか。 当然研磨がわーわー言うんだが、そこは聞いてない事にした。

近づいてみれば意外と小さかったソイツは、俺の次の言葉を待つように、ただ黙って目の前まで来た俺を見上げる。

「なあ、俺達と一緒にバレーしないか?」

“俺たち”という言葉を強調してソイツに言うと、その言葉を待ってた!というように目を更に輝かせて、嬉しそうに大きく頷いた。

「よし。じゃあ、まずお前こっち来い」

フェンス越しにソイツに手招きをする。するとソイツは嬉しそうに笑みを浮かべながら走って公園内に入ってきた。なんか、犬みたいだな…そう思ったのは内緒だ

「んじゃまず自己紹介。俺は鉄朗。こっちは研磨。お前は?」

「――!」

生憎だが、実は俺はソイツの名前は覚えていない

確かにソイツは自分の名前を言ったけど、どうしてか俺は思い出す事ができずにいる。

79:お香しゃちょー◆kk:2017/12/08(金) 03:07 ID:XNo

「――な。ほら、三角形になってパスしようぜ!」

「…クロ。俺もういいでしょ?帰っていい?」

「絶対ダメ。――も一緒にやりたがってるから」

「いっしょにやろ!」

帰ると言ってきた研磨の袖を掴んで止めると、ソイツは自分のボールを頭より上に上げて『バレー、やろ!』と研磨を誘う

流石の研磨もソイツのキラキラ輝く目に揺らいだ…というか、負けたのか、ぐっとちょっと困ったように眉を寄せて『……わかった』と呟いた。

思わず口角を上げて研磨を見ると、笑ったのがバレたらしく、じろりと睨まれる。おー、怖い怖い。

「んー…、てつろう?くろ?」

ふと目を研磨から移すと、ソイツは俺をじっと見つめて『てつろう?くろ?どっち?』と首を傾げていた。俺の事を『鉄朗』と呼べばいいのか、研磨みたいに『クロ』と呼べばいいのかわかんなくなったらしい。

「『鉄朗』でも、研磨みたいに『クロ』でもどっちでもいいぞ?」

「えーっと…じゃ、てつろう!」

「よし!」

「けんま!」

「えっ!?あ、うん…」

いきなり名前を呼ばれた事に驚いたのか、それともソイツの目が自分に来た事に驚いたのかわからないが、その時研磨はかなりびっくりしたみたいで、肩をビクッと跳ね上げたのを俺は見た

それでも、ちゃんと自分の名前を呼んでくれた事が嬉しかったのか、少しだけ頬を染めて俯いた

「えっと…――」

「!けんま!」

顔を上げる事なく俯いたまま、お返しだとでも言うように研磨が小さな声でソイツの名前を呼ぶと、ソイツは嬉しそうに笑って研磨を呼ぶ。笑ったソイツの顔をちらりと見た研磨は、珍しくつられて微笑んだ

その後、大人しくなった研磨とソイツと一緒にバレーしたんだが、ソイツが俺達と一緒にいたのはその日も含めてたった3日だけだった。

見ない顔だったからここら辺の奴じゃないんだろうな、とは思ってたけど、そんなあっという間にいなくなるなんて思ってもみなかった。

あと少し、きっともう少し。心の何処かでソイツがずっとここにいてくれると思って…願ってたんだろう。だけどソレは叶うはずがなかった

研磨は残りの夏休み、ずっとそわそわと誰かを待っているように周りを見ていた。余所見してたせいであの時の俺みたいにボールが当たる事が多くなったし、いつも以上に集中なんてできていなかった


たった3日だけだったけど、ソイツの存在は俺達にとって、いつの間にか大きすぎるものになっていた

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「…クロ、名前覚えてないんでしょ」

「おっ、覚えてるよ研磨サン」

「ウソつき」

「ぐはっ!!」

80:凛茉◆Kc:2017/12/09(土) 10:31 ID:96.

>>77
私が住んでるとこ何も無いから、テンション上がった!
二条城に行けなかったから、八坂神社に行ったんだけど結婚式が行われててめっちゃ綺麗やった!
関西弁もめっちゃ良い!!

>>78 >>79
研磨出たァァァァ!!

81:お香しゃちょー◆kk:2017/12/11(月) 00:04 ID:XNo

>>80
お寺で結婚式はしてみたいよね!白無垢着たい!!
ってか、自分たちの方言の言葉って他の方言の人に通じないことあるよね?笑笑
関西弁なら、仕方ないをしゃーなしとか。あと、アホちゃう?とか、クソボケとかは口癖w

実はトビオちゃんに鉄朗さんと研磨さんって呼ばせるか、鉄朗と研磨って呼ばせるか、覚えてないってことにするかで迷ってるw

82:凛茉◆Kc:2017/12/15(金) 20:55 ID:96.

>>81
マジかwww
でも、福岡めっちゃ口悪いけんな〜。
そして、方言もあんま分からんし標準語も分からん!笑
これ、標準語やろ!って思ってたのが方言だと言うこともたびたび…(笑)

83:お香しゃちょー◆kk:2017/12/15(金) 22:31 ID:XNo

>>82
よし、斜め上の呼びかたで行くぜ!!
えー、たぶん関西の方が悪いで?(笑)福岡って博多やろ?ぽやぽやしてるイメージw
あれよな、イントネーションがわからへん(笑)
標準語ゲームやったら絶対笑うww

84:凛茉◆Kc:2017/12/17(日) 18:10 ID:96.

>>83
www
いや、福岡の方がヤバいてw
まあ、私が住んでるところは博多とかそんな都会じゃないけどね〜…
ぽやぽやw
標準語分かりませんね。はい←

福岡の口の悪さが分かる例↓↓
『は?お前、なめとんか。くらすぞ!』
くらすぞ=殴るぞとかそんな意味

『お前、しゃしゃんな!』
しゃしゃんな=でしゃばるな

『うるっせーちゃ!お前らの方が、クソやろが!!
泣かすぞ!!』

すぐに、タヒね!とか言う

まあ、この例は主に私の周りにいるウザイ奴が言いようやつなんやけどね。
みんな、タヒね!とかクソとかバカとかいいようきね。

85:お香しゃちょー◆kk:2017/12/17(日) 18:47 ID:XNo

音駒との試合を最終日に控えたGW合宿が始まった。日向とロードワークで勝負してたらあいつ、迷子になりやがった

「聞けよ影山!ロードワーク中に研磨っていう友達ができたんだ!!」

「は?」

(けんま…?)

「バレーしてるっぽいから、いつか会えるかもな!」

(いや、まさかな…)

アレはただ母さんと父さんの仕事で東京に行った時のことだ。たぶん、アイツは東京の人。茨城にいねぇ…

「飛緒ちゃん、お風呂の時間だよ。」

「あ、うす…」

「日向も1年がお風呂に入る順番。」

「あ、すんません!!」

慌てて日向と風呂場へ向かう。良かった、ここには風呂が二つあって。一つしか無かったら、順番が大変なことになるからな

「あ、影山。今から影山もお風呂なの?」

「……山口」

すると風呂セットを持った山口に話しかけられた。山口とはあんまり話したことなくて、月島と一緒にいるってイメージしかない。

「バレーの練習と自主練、それに清水先輩のマネージャーの手伝いもしてるんでしょ?お風呂ぐらいゆっくり入ってきて」

「…おう」

なんか山口と話すのって緊張すんな…でも、安心もする

ーーーーーーーーーーーーーーーー

(けんま、か…いや、そんな偶然あるわけねぇな)

さっき、日向が友達になったというけんま。

実は俺がまだバレーを真面目にやってなくて、遊びみたいな感じでやっていた頃、けんまという男に会ったことがある。

(もう1人いた気がするけど…あー、やっぱり思い出せねぇ)

3日しか一緒にいれなかったけど、俺はけんまのおかげでバレーがさらに好きになったんだ。

もし、日向の友達のけんまと、俺が知ってるけんまが同じ奴なら…

(また、会えるかもしれない…)

「飛緒ちゃん、生きてる?」

「きっ潔子さん!!生きてるっス!」

「そう。ゆっくりしててね」

「あざっす!」

いきなり外から声をかけられてびっくりした…

(つーか会ってどうすんだよ…向こうは俺のことなんか忘れてるかもしれねぇだろボゲェ…)

いや、忘れてんな。俺もけんま以外覚えてねぇし…もう1人誰だっけ…

「くっそ…考えるのやめだ!!会えたら会えたで、会えなかったら会えなかった、だ!!」

「かげや…」

勢いよくドアを開けると、そこには日向がいた

「あ?何やってんだ日向。」

「しっ、清水先輩に頼まれてタオル持って来たんだよ!!」

ベチンッと顔にタオルを投げつけられて、イラッとしながら取る。

「おっ俺は悪くないからな!!悪くないからな!!!」

そう言いながら日向は走り去った。

(なんもしてねぇだろ…なんなんだ、アイツ…)

投げつけられたタオルで体を拭く。

(ん?)

今、体を拭いてて、俺は今裸で…日向が来た時はタオルをもらって…今そのタオルで拭いてるわけだから………

「〜〜〜〜〜ッッッ!!日向ボゲェェェェェ!!!」

86:お香しゃちょー◆kk:2017/12/17(日) 19:00 ID:XNo

>>84
なんかつーか、ぽやぽやっつーかかわいい!みたいな感じやな(笑)

京都の口が悪い例(私の周りの奴が例です。私?私は口悪くねーし!)

「うっといねん!!いきんなしね!」
→うっとい=うっとしい
いきんな=調子のんな

「なにさらしてけつかんどんねん」
→意味は不明。呆れた時やキレた時に使います

「何に対して謝ってんの?誰に対して謝ってんの?
反省してんの?なんに?なんに反省してんの?
何を悪いと思って反省してんの?どこを悪いと思って反省してんの?
はやくゆわな、お前の目にハサミ当てんぞ☆」
→私が妹にゆーたこと。片手にはハサミ。妹ちょーしのってたんで、一発泣かせたくて…てへ
なんに=なにに

たぶん京都マダムは口が悪いっつーか他の県の人を見下してる気がするw

そんで京都キッズは『しね』とかより『ころす』『ちれ』『けすぞ』とかの方が多いと思うな〜(笑)

87:お香しゃちょー◆kk:2017/12/17(日) 23:47 ID:XNo

西影にハマった…!!入れるわ、西影

88:お香しゃちょー◆kk:2017/12/18(月) 00:26 ID:XNo

【思いつき小説
!!ノットにょた影山!!
影潔?潔影?】

田、西「潔子さぁーーん!!」

もはや、烏野高校排球部の日常となっていると言っても過言ではない、田中と西谷の清水へのアプローチ。

影「田中さんも西谷さんも諦めねぇよな」

日「なにが?」

影「ほら、ああやって清水先輩にアプローチするの」

ぴくぴくっと田中と西谷の耳が反応した。そして、恐ろしい形相で影山に走り寄る

田「そう言う影山はどうなんだよッ!!」

西「潔子さんがホントは好きなんだろ!?」

2人の言葉に、考えるフリを始める影山。

清「ちょっと、バカなこと言わない」

会話が嫌でも聞こえてしまったのか、清水も慌てて4人に駆け寄る

影「たしかに清水先輩は美人っスよね」

田、西、日、清「え?」

影「それに気が利くし、優しいし、頼りになるし…俺もバレーがなかったら、普通に惚れてますね」

やっぱバレーが一番っス、と言いながら影山が顔を上げると、清水以外の三人がなんとも言えない顔をしていた。

影「どうしました?田中さん、西谷さん、日向ー?」

肝心の清水は、“あの影山”に褒められるとは思ってなかったのか頬を赤く染めていた。

清「あ、ありがとう…」

ぽそぽそとそう言う清水は、まさしく美女と呼ぶのにふさわしい。

清「わ、私も影山のこと好き…」

影「ホントですか?あざっす!!」

清「……私、がんばるから」

影「何をっスか?応援します!」

清「影山のこと、振り向かせる」

覚悟しててね、と喉を撫でる清水は妙に色っぽかった。

この日、田中と西谷が練習中にずっと涙を流していたため、練習にならなかったという。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

日「影山は清水先輩に告白されたらどうすんだよ〜」

影「告白される前に俺がする」

田「ノヤっさん!これがイケメンの答えだ!」

西「イケメン滅びろ!!」

影「西谷さんは男前ですよね?」

西「ふ、不覚にもときめいてしまった…」

田「ノヤっさああああん!!くそっ、なんなんだよイケメン!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

及「へぶしっ!!」

岩「汚ねぇなクソ川!!」

及「及川さんイケメンだから、女の子たちがウワサしてるのかも☆」

岩「バレーボールかバスケットボール、選べ」

89:お香しゃちょー◆kk:2017/12/19(火) 01:09 ID:XNo

やっちゃんはやく出したいぃぃぃぃ

設定はバリバリ決まってんのに!!影山との関係とか、影山の呼び方とか!!

なんだよ音駒って!!なんだよインターハイって!!

音駒の主将とか髪型的に厨二じゃん!!でも好き!!セッターは…………んぬん…………かわいい。

おい及川さん!ヤンデレなのは分かったんだよ!!もういいんだよ!ごちそうさま!!どーせ爽やかキャラに移行だろ?知ってんだよ!!

岩ちゃんまじイケメン!!好きっ!国見ちゃんとかマッキーとかまっつん好き!!!らっきょヘッドはなんか愛おしい!らっきょっぽいところが!!

(↑を聞いたやっちゃん、トサカ、クソ川の反応)



谷「わっ私なんて出す価値なんてございませんすみません!!!」

黒「俺はやくトビオに会いたいんだけど」

及「俺の扱い一番ひどくないっ!?」

黒「つーか悪ぃの全部お香だろ。この小説の妄想ばっかしやがってよぉ」

及「そうだよ!妄想を小説にするのがお香の仕事でしょ!!?」

谷「私もはやく女の子の影山くんに会いたいっス!!」

黒「どーせ最終的にトビオとくっつく相手も決まってねぇんだろ?」

及「よくある私はみんなが好きだから選べません、で終わらせるつもり?」

谷「かっ影山さんの隣はたとえ他校の先輩であろうと譲れません!!!」

及「言うね〜、小っちゃいマネちゃん」

谷「ッッ!!さーせん!!!」

黒「とりあえずグチってないで続き書けバカ」

及「妄想を現実にしな!」

谷「応援してます!!」



以上、私の脳内会議(脳内サミット)でした。

90:凛茉◆Kc:2017/12/19(火) 22:05 ID:96.

>>86
www
私も、ハサミとかカッター持って、男子を脅したことあるわ。
『は?ハイキューバカにすんなや。
何?お前が好きなのも馬鹿にしちゃったか?
え?嫌やろ?何に何でそれを人に言うん?
おかしいんやない?え?
なんか言ったらどうなん?』
ってずっとハサミとかカッター持って、言いよったわ…(苦笑)
福岡も、『タヒね!』とか『ウザイ』、『バカ』、『コロすぞ』、『こっち来んな』とか言いよるw

91:お香しゃちょー◆kk:2017/12/20(水) 00:28 ID:XNo

>>90
やっぱあるよね〜w
そういえば、福岡ってなにが有名なの?博多弁ばっかでなにも知らないや(笑)

92:お香しゃちょー◆kk:2017/12/20(水) 01:00 ID:XNo

日向side

今日、ユニフォームが配られた。俺は10番で、影山は9番

「かっ影山が…一桁……」

「「言うと思った!!」

少しショックを受けていると、月島と田中さんに笑われた。

影山のユニフォームは俺たちとは少し違って、ちゃんと女子用として作られていた。

「1年でユニフォーム貰えるだけありがたいと思え!」

「わ、わかってるよっ」

すると、澤村さんと菅原さんが俺に近付いてきた。

「あ、そっか。番号までは覚えてないか。」

「テレビで一回見たきりだもんな!」

「え!?」

烏野の10番に何かあったっけ?

「“小さな巨人”が全国出た時の番号
10だったぞ。」

「ーーー!!」

“小さな巨人”とーー、同じ番号!!

「こっコーチの粋な計らいですか!?」

「いや、たまたま」

「じゃあ運命だっ!!」

「たまたまだろ」

「妬むなよ、影山クン」

「なんで俺が妬むんだよ!!あと影山クンじゃねぇし!!」

影山をポンと叩いて励ましてやる。仕方ないよな、ウンウン。運命には誰も逆らえないしっ

「ちなみに」

すると、コーチが俺たちに声をかけてきた。

「日向の好きな“小さな巨人”が居た頃が、過去 烏野が一番強かった時期だが…
その頃、烏野は一度も音駒に勝ってない。最後にやった時も、負けてるハズだ。
負けっぱなしで終わってる

汚名返上してくれ」

『あス!!!』

ーーーーーーーーーーーーーーーー

影山side

風呂から上がって、1人で部屋にいるのもなんだから日向たちの部屋に来ていた。

でも、日向はずっとユニフォームを見つめたまんまだ。

(そんなに嬉しいのか…“小さな巨人”と同じ10が)

なんて、少し微笑ましく思って月島と山口に声をかけようとした。

チリッ

(ッなんだ、今の空気…!)

バッと振り向くと、そこには日向がいた。

「……」

(たまに感じる、コイツ(日向)の勝利への執着…どんなバネやスピードよりも武器になる精神…)

「…おい、キバリすぎてまた吐くなよ」

「!?吐かねえよ!!」

恐ろしいヤツだ…

(…俺も試合に集中しなきゃな…)

それに、もし日向の友達の『けんま』があのけんまだとしたら…

「王様、顔怖いよ。」

「あ"ぁ"!?なんだと月島!!」

「ちょっとツッキーも影山もケンカしない!」

「山口うるさい」「山口うるせえ!」

「ヒドイッ!!」

「うるさいぞお前らっ!澤村さんに怒られても知らねえからなっ!!」

「チビは黙っててよ」「うるせえよ日向!」

「なんだとーー!!!」

「ああーー!!!日向も参加しないっ!
って影山!!ツッキーにメガネ返してあげて!
ツッキー!!日向の髪の毛引っ張らない!
日向!!泣かないで!!」

消灯時間を過ぎてもケンカは続いて、結局俺たちは澤村さんに説教を喰らった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「なんで俺も…」

「ごめん山口…」

「悪ぃ山口…」

「……悪かったよ…」

93:凛茉◆Kc:2017/12/20(水) 21:22 ID:96.

>>91
明太子とか、豚骨ラーメンが有名で
千鳥饅頭やヒヨコ(サブレとか饅頭)の発祥地だね!

94:お香しゃちょー◆kk:2017/12/20(水) 23:27 ID:XNo

ついに来た音駒との試合。試合会場である烏野総合運動公園 球技場に烏野と音駒が揃った。

「集合!!」

澤村さんの声で集合する。そして整列をして、お互い挨拶をする。

「お願いしアス!!!」

『しアース!!!』

「〜〜〜〜ッッ!!見つけたっ!!!」

挨拶が終わるとスグ、誰かに抱き締められた。

「ちょっとクロ、はやい。あとトビオの顔が見えないんだけど」

そしてもう1人、俺に近付いてくる。

「ーーー……てつろう、けんま…!」

そうだ、『てつろう』と『けんま』だ。俺に、バレーの面白さを教えてくれた人。

「うん…!久しぶりだね、トビオ。」

「……!!けんまっ…」

てつろうは俺をずっと抱き締めている。力が入っていて、少し痛いぐらいだった。

「研磨!って影山!?それに音駒の主将がなんで影山を抱き締めてんの!?」

日向が声をかけてきた。けんまは人差し指を口の前で立てて、しーっと騒がしい日向を静めた

「今、きっと泣いてるから。」

「え?」

「……」

たしかに、てつろうの顔は俺の肩に埋まっていてなにも見えない。

だけど肩にわずかながら感じる、ぬくもり。

(これ…てつろうの涙か…)

「ッずっとお前を…探してた…!!」

「ッ、うん…!」

涙が俺の頬をつたった。

てつろうはゆっくりと俺から離れた。

なんだか少し、寂しく感じる。

「じゃあ行くか。」

「あ、クロは先に行ってて。俺は翔陽とトビオと少し話してから行くから。」

「なるべくはやくな」

「分かってる」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「研磨と影山って友達だったのか?」

「昔、ちょっとね。」

「つーか俺…先輩のこと呼び捨てに…!!」

今考えると、ヤバイ。もしこれが岩泉さんに知れたら、きっと拳骨が落とされるだろう。しかも2人のうち1人は、先輩でもあり主将でもある

「大丈夫だよ。クロも気にしてないって。それに俺、上下関係とかいろいろ苦手だし…研磨でいいよ」

「いやでもっ、」

「いいじゃん影山!!研磨もそう言ってるんだし!」

「…じゃあ、みんながいる時は『研磨さん』ならいいよ。でも、俺とクロとトビオと翔陽だけの時は『研磨』ね?」

「そ、それなら…まあ…」

「じゃあ今は研磨、だな!」

すると、けんまさ……けんまの後ろからモヒカンの男が現れた

「ヘイヘイヘイ。うちのセッターに何の用ですか」

日向がビビって、俺とけんまの後ろに隠れる。すると俺たちの後ろからは田中さんが現れた

「そっちこそ、ウチの1年に何の用ですかコラ」

2人は睨み合いを始める

95:お香しゃちょー◆kk:2017/12/20(水) 23:29 ID:XNo

>>93
いいなー、豚骨……
私、冬休みの社会の宿題でどこかの都道府県を調べなあかんから、福岡のこと教えて!!

96:お香しゃちょー◆kk:2017/12/21(木) 00:10 ID:XNo

「なんだコラ」

「やんのかコラ。シティーボーイコラ」

すると菅原さんは田中さんに、音駒のリベロだと思われる人はモヒカンに声をかけた。

「“やんのか”ってやるんだろこれから。試合なんだから。あとシティーボーイってやめろハズカシイ」

「!!」

「山本、お前すぐ喧嘩ふっかけるのヤメロ。バカに見えるから」

「……」

菅原さんと音駒のリベロの人は、申し訳なさそうにお互い頭を下げる。

「なんかスミマセン。恥ずかしい奴居て…」

「うちもスミマセン。お恥ずかしい…」

「「……」」

菅原さんみたいな人は、東京のチームにもいんのか…

「はぅあっ!!」

するといきなりモヒカンが変な声を出した。モヒカンの視線をたどるとそこには、潔子さんがいた。

視線に気付いた潔子さんが軽く頭を下げると、モヒカンの顔が一気に赤くなった。

(あ、これ…潔子さんに落ちたな)

「女っ……美っ、うおっ!あぅつファァァァ」

「やった!女子マネいた!」

「ハーゲンダッツゲット〜」

気持ち悪い声を出すモヒカンの後ろで、音駒の1年っぽい奴らがハイタッチする。

「待てお前ら!あっあの方はマネージャーじゃねえよ!!」

「逃げるんですか!?山本さん!」

「違ぇよ!あれは選手だ!!」

「何言ってるんですか!!はやくハーゲンダッツくださいよっ」

「いいから聞けよっ!烏野には女子の選手が1人いるんだよ!だからあの方は、マネじゃなくて選手だ!」

「じゃあ山本さん。あの人以外のここにいる人の性別は?」

「はあ?全員男だろ」

「……………………あ"?」

「ヒッ…かっかげ、やま…?」

俺は日向のサーブを後頭部に受けた時のようにゆらりとモヒカンに近付く。

「お前…たしか黒尾さんに抱き締められてた烏野の1年!なんで黒尾さんは男を抱き締めたんだ?」

「俺は女だッ!!!」

「はぅっ!!!」

気付けば俺は、モヒカンの股間を思いきり蹴っていた。

「バカなの?山本。この娘が選手で、あの人はマネージャーだよ」

「お前以外のここにいる人は、全員この娘が女子の選手だって気付いてたぞ」

「そっ、そんな…こんな絶壁が女子…!?あの方は烏野の女子マネージャー…!?ウソだぁぁぁぁ!!!」

「あっ!!山本さん!!!逃げないでくださいよーー!!!」

股間をおさえて涙を流しながら走り去るクソモヒカンを、音駒の1年が追いかける。つーかアイツ…

「俺のこと絶壁っつったよな…」

「落ち着け影山!!」

「まだ試合してないから!」

モヒカンを追いかけようとすると、日向と菅原さんに止められた。

「あー…悪いな、うちの部員が。俺は音駒でリベロやってる夜久衛輔。」

「あ、別に慣れてるんで大丈夫です。…それより、あの人が試合出れなくなったらスミマセン…」

「いいよ別に。あとで俺からも言っとくから。影山飛緒さん」

「さんとかいりませんよ!呼び捨てでいいです!けんまさんみたいにトビオ、みたいな感じで!」

「そうか?じゃあ…トビオ。」

夜久さん…やっぱりリベロか。なんか男前だし

「…影山、日向。そろそろ時間だ。たぶんそっちも…」

「おう。行くぞ、お前ら」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

音駒高校対烏野高校

因縁の対決

ーー開始

97:お香しゃちょー◆kk:2017/12/21(木) 00:20 ID:XNo

私のメモ的なやつ!!(音駒編!!!)




・研磨とクロをトビオちゃんは知ってる
・もちろん2人も
・クロはトビオの名前を忘れる→会ってすぐに思い出した
・トビオは研磨だけ覚えてた→会ってすぐにクロも思い出した
・研磨は全部覚えてる
・ここのトビオが170センチぐらいなので、研磨より少し背が高い



・研磨にとってトビオは初恋
・今も好き
・クロもトビオのことが好き



・山本とトビオは犬猿の仲
・理由は男と間違えたから。股間を思いきり蹴られて潰れそうになったから
・でもトビオがナンパされたら助けてくれそう
・夜久はトビオちゃんの容姿に惹かれちゅう
・まだ気になる程度
・犬岡はトビオのトスを見てトビオ大好きに
・まだ出ないけどたぶんリエーフもそんなんになる



・たぶん1番トビオを女の子扱いする高校
・そしてトビオが1番女の子を見せる高校



音駒でトビオを恋愛対象として見てる人
・黒尾
・研磨
・夜久
・(リエーフ?)

・リエーフはまだあんま決めてない

98:お香しゃちょー◆kk:2017/12/21(木) 01:04 ID:XNo

【思い付き小説。会話文のみ
クロ影、研影。成人してまーす】

影「鉄朗!研磨!」

黒「おー、久しぶり。どっか飲みに行くか」

研「クロが飲みたいだけでしょ」

影「俺は別にいいぞ」

黒「ほら、トビオもこう言ってるんだからさ」

研「はぁ…」

ーーーーーーーー

黒「あー、いろいろあったよな…高校時代!」

影「ひなた…」

研「……2人とも、酔ってる?」

黒「いや、たぶん酔ってんのはトビオだ」

研「本当だ…泣きかけてる」

黒「チビちゃんに会えてないのが寂しいんだろ…他の烏野メンバーにも」

影「てつろー」(甘えるように背後から)

黒「どうした?トビ…んむっ」

研「………」(グラスを割る)

影「んふっ、てつろーすきぃ♡」(キスができて満足気)

研「クロ…」

黒「俺悪くねえよ!!」

影「ん、けんまも…」

研「え…んっ、」

影「んふっ、ふっ、ぁ、ん、あんっ」(舌をからめる)

研「んーーーー!!」(酸素取られて死にかける)

黒「おいおい長くね?研磨くん?大丈夫?」

影「けんまっ、しゅき♡」(エロい顔で)

研「……死ぬかと思った」

黒「いろんな意味でな…っで!!」(トビオに押し倒されて頭を打つ)

影「てつろ、てつろぉ…」(黒尾の顔にちゅっちゅっとキスをする)

黒「ちょっ、トビオさん?」(冷や汗)

影「………zzz」

黒「え?トビオ?」

研「…寝てるみたい」

黒「おあずけかよ…」

研「クロが抱く前に俺が抱く」

黒「…それよりも、トビオは酔ったらキス魔になんのか…」

研「…トラたちとは飲ませないようにしよ」

黒「そうだな…」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

及「岩ちゃん!なんか烏野の爽やか君に飛緒と飲むなってLINE来たんだけど!!」

岩「うるへえよクソ川」

及「あれ?岩ちゃん酔ってる?呂律回ってない?でもなんで悪口だけ発音いいの?」

99:凛茉◆Kc:2017/12/21(木) 22:29 ID:5GY

>>95
いいよ!
具体的にどんなこと教えればいいー?


研磨ガチで可愛い…(鼻血)
嫁にしてーわ。

100:お香しゃちょー◆kk:2017/12/23(土) 01:28 ID:Ujw

>>100
名産物とか、福岡の特徴とか!

トビオちゃんはおいらの嫁。
誕生日だったのでポークカレーを作ってお祝いしました!おめでとう、飛雄!!!お祝い小説を今度書きまーす!!!

101:凛茉◆Kc:2017/12/23(土) 21:27 ID:5GY

>>100
名産物か…
やっぱ、明太子とか豚骨ラーメンとかヒヨコとか千鳥饅頭
特徴は、口が悪いかな。うん←
後、福岡タワーとかあるね。
IKKOさんとか福岡出身だよ!
福岡から何人か芸能人になってる人がいるよ!


楽しみにしてまーす!

102:お香しゃちょー◆kk:2017/12/24(日) 13:52 ID:Ujw

>>101
あ、芸能人おしえて!福岡タワーも!!観光地とかおしえてくれると助かる!

103:お香しゃちょー◆kk:2017/12/24(日) 14:24 ID:Ujw

【トビオちゃんお誕生日小説!オール×景山】

事件は、烏野高校排球部がいつも通り部活を終えた後に起こった。

西「そういえば、俺たちって1年の誕生日のこと全然知らねぇよな!」

田「たしかに!!」

日「なんで誕生日を知る必要があるんですか?」

西「いいか翔陽!この烏野高校排球部にはな、掟があるんだ!」

日「おっ、掟!!?」

田「そうだ!それはな…部員の誕生日は全員で祝うってことだ!!」

日「ふおおぉぉ!」

菅「掟でもなんでもないだろ。お前らが勝手に言ってるだけで」

澤「いいじゃねぇか、スガ」

ーーーーーーーー

菅「日向が6月21日、月島が9月27日、山口が11月10日、…影山は?」

影「俺は12月22日です」

菅「なるほど……って、ん?」

田「どうしたんスか?スガさん」

菅「いや今、みんなの誕生日を予定帳に書いてたんだけど…影山の誕生日、今日だべ……」

田「………え?」

全『ええーーーッ!!?』

日「なんで言わなかったんだよ影山ァ!!」

影「別に聞かれてねぇし…」

菅「ノヤみたいに自分から言えば良かったべ」

影「っていうか、今日の日付忘れてました」

全『はぁ……』

影「どうしたんスか、全員ため息なんか吐いて」

澤「いや、ちょっとな…。…影山、ケータイ鳴ってるぞ」

影「え?本当だ…もしもし?」

『俺だよ、飛緒』

影「おっ、及川さん!!」

全『はあ!!?』

影「どうしたんスか?」

及『今日はお前の誕生日でしょ?優しい優しい及川さんが『おめでとう』って言ってあげようと思っ…いだだだ!!痛いよ岩ちゃん!』

岩『影山、元気にやってるか?』

影「岩泉さん!」

岩『誕生日おめでとさん。今度会ったらなんか奢ってやるよ』

影「ホントですか!?」

岩『おう!ほらよ、国見』

国『……影山』

影「国見!!」

国『誕生日おめでとう。今度また会おうね」

影「ッ、おう!」

国『うるさい金田一。…ハイ』

金『久しぶりだな、影山』

影「お前はそこまで久しぶりじゃねぇだろ」

金『態度の差!!…おめでとう、影山』

影「……ありがとな」

ーーーーーーーー

影「なんか…及川さんたちにおめでとうって言ってもらえました」

日「大王様に先越された!!」

影「なに言ってんだよ…ってまた鳴ってる…」

『もしもし、トビオ?』

影「ッ研磨!!」

日「研磨!?」

全(次は音駒かよ…)

研『今日、トビオの誕生日だって聞いたから…おめでとう、トビオ』

影「あ、ありがとう…」

研『クロうるさい。…あ、ちょっと』

夜『久しぶり、トビオ。覚えてる?夜久だよ』

影「…!!夜久さん!」

夜『誕生日おめでとう。山本からも聞くか?』

影「いや、あの人はいいっス。…ありがとうございます!」

夜『おう。…っるせぇよ!!ほら!』

黒『よっ、トビオ』

影「てつろう!」

黒『誕生日おめでとう。お前に出会えて、ホント良かったよ。じゃあな』

影「ッお、おう…!」

ーーーーーーーー

西「結局、青城にも音駒にも先越されたな!」

田「くっそー!!来年こそは!!」

菅「まあまあ、落ち着けよ。」

澤「そうだぞ。俺たちだけまだなにも言ってないだろ」

西「……!そうっスね!!」

澤「せーの!」

全『影山!!誕生日おめでとう!!!』

影「……!ッウス…!」

104:凛茉◆Kc:2017/12/24(日) 14:30 ID:5GY

>>102
小峠とか、バカリズム、元AKBの篠田麻里子、家入レオ、橋本環奈、タモリさん、KABAちゃん、ロバート秋山などなど…
観光地は…
スペースワールドっていうなんかテーマパークがあるんだけど、そこ今年中で終わるからな〜
後、太宰府天満宮とかも有名かな。
福岡タワーは、福岡市にあるよ!
マリンワールド海の中道っていう水族館もある!
まあ、私福岡って言っても、田舎の方だからそんな詳しくないんだけどね…汗
あんま、詳しくなくてすまん!

105:お香しゃちょー◆kk:2017/12/24(日) 15:43 ID:Ujw

>>いや、いっぱいありがとう!これだけで宿題おわるわ!(笑)
たしかに、環奈ちゃんも福岡だったな…!私、橋本環奈大好きなんだよ!!

106:凛茉◆Kc:2017/12/24(日) 19:18 ID:5GY

>>105
マジかw
私も今日、初めて知ったわ…。
私は、普通かな〜

107:お香しゃちょー◆kk:2017/12/24(日) 20:48 ID:Ujw

【トビオちゃんお誕生日小説!おまけ!】

みんなに今日は『おめでとう』をたくさんもらった。坂ノ下商店に帰ると、そこにはケーキがあった。

影「どうしたんスか?このケーキ」

鳥「お前の誕生日だから大急ぎで買ってきた」

家に帰っても『おめでとう』がもらえるのか…

鳥「ま、いろんな奴に祝ってもらったんだろうけど…家族からってことで、おめでとう。」

影「あ、あざっす!!」

家族

影「……鳥養さん、ちょっとすみません!」

鳥「…おう」

俺は急いで自分の家に向かった。

(あるかもしれない…!なにか、なにか…!)

ーーーーーーーー

影「…ただいま」

家に帰るとなにもなかった。やっぱり、自分の思い込みか。

すると、またケータイが鳴った。

『もしもし、飛緒か?』

影「父さん!?」

なんで父さんが?たしか父さんは仕事で今、アメリカのはず…忙しいから電話もできないって…

『飛緒、今日誕生日だろ?』

影「なん、で…?」

『バカ。娘の誕生日を忘れる親がどこにいるんだよ。』

影「っ、だって、」

『……飛緒、お前ちゃんと監督さんのところでいい子にしてるか?』

影「…おう」

『部活で先輩に逆らってないか?』

影「っおう」

『楽しいか?』

影「…っ、おう…!すっげぇ、楽しい…!!」

『よかったな、飛緒』

そう言って父さんは、電話を切った。次は母さんからかかってくる。

『飛緒!元気か?』

影「母さん!…俺は元気だ!!」

『よかった。母さんね、再婚したの』

影「おう、知ってる。父さんが言ってた」

『…そっか。それで、その再婚した相手に娘さんがいたんだけど、あんたと同じ烏野高校なんだ』

影「え、」

『その娘のことはまた今度言うわ。とりあえず、家族が増えたと思っといて。なにかあれば、向こうのお父さんも言ってくれって』

影「っ、ありがとうって言っといてくれ」

『……ふふっ、おう!』

そして母さんとの電話は終わった。

(母さんが言ってた、新しい家族…!)

もう、“影山”だけに縛られることはないんだ…家族も増えた…それに烏野にいるから、分かんなくても近くにいる

影「今日は人生で1番の……誕生日だな」

俺はもう一つの家族がいる、坂ノ下商店に向かった。

108:お香しゃちょー◆kk:2017/12/25(月) 00:01 ID:Ujw

>>106
環奈ちゃんは天使。やばい。カワイイ。すき。

109:お香しゃちょー◆kk:2017/12/25(月) 01:22 ID:Ujw

【思い付き小説!中2ぐらいの国影】

影「僕らならできるって 思いながら闘って
新しい未来をイメージすればいい
あの虹を渡って まだ見ぬその先へ
自分を信じて 始まったばかりさ」

国「…影山って最近その歌よく歌ってるよね」

影「おう。岩泉さんに教えてもらった」

国「気に入ってんの?」

影「気に入ってるっつーより、元気が出るな」

国「そ。…ファミレス行く?」

影「おう!」

国(岩泉さんがお前にその歌を教えたのは、きっと最近お前が元気なかったからだ。

だから岩泉さんは、その歌を教えたんだ。

今のお前にピッタリな曲だな。

今の俺にピッタリなのは…)

国「鏡よ鏡よ教えて この世で一番あの人を
愛しているのは 誰なのでしょうか?
せつなすぎる白い雪よ 教えてひとつだけ
あの人は来てくれるでしょうか?いつか…」

影「国見はその曲が好きなのか?」

国「…うん。」

影「なんか、悲しい曲だな」

国「…だったら、俺を選んでよ…ーー影山」

影「え、」

国「……なんて冗談だよ。はやく行こう。」

影「なんだよ!からかうなよボゲェ!!」

国「だからごめんって」

ーー

ナオト・インティライミ『Brave』

Flower『白雪姫』

110:凛茉◆Kc:2017/12/25(月) 21:56 ID:VOc

>>108
めっちゃ好きなんやねw
私の友達も好きって言いよった。
「可愛い!!あの顔になりたかった!!クソっ!環奈ちゃんうらやま!!」ってずっと言いよるw


>>109
国影キタコレ

111:お香しゃちょー◆kk:2017/12/26(火) 14:26 ID:quU

>>110
私は環奈ちゃんが可愛すぎて実は天界から舞い降りた女神なんじゃないかなって割と本気で真面目にかんがえてるw

国影も好き

112:凛茉◆Kc:2017/12/26(火) 22:04 ID:VOc

>>111
マジかwww

日研も良き。

113:お香しゃちょー◆kk:2017/12/28(木) 13:56 ID:3VQ

>>112
日研かー
あんま見たことないや(笑)影山受けが大好物なんで!でも最近影山ヘタレ攻めもいいかなって!受けががんばるんですよ!!攻め影山が鈍いから!!

114:匿名:2017/12/28(木) 14:08 ID:bss

»109
いいよね国影

115:お香しゃちょー◆kk:2017/12/28(木) 15:04 ID:3VQ

>>114
どなたか存じませんが、国影いいですよね!!

116:凛茉◆Kc:2017/12/28(木) 17:51 ID:VOc

>>113
私は、日向受けがいいね。
まあ、日研は別だがな!!w
でも、影山受けも良き。

>>114
いいですよね〜!

117:お香しゃちょー◆kk:2017/12/29(金) 02:45 ID:TDc

>>116
日向はどうしても翔陽様に見えてしまって受けの想像ができないw
たぶん私の頭の中はトビオ受けパラダイスなんだよww

118:お香しゃちょー◆kk:2017/12/29(金) 05:16 ID:TDc

【思い付き小説。研影、クロ影】

影「なんでいっつも俺のことは見てくれないんだよ!」

研「ごめん…」

影「研磨はいつも日向ばっかり見てる!!今日の試合だってそうだった!!」

研「……」

影「研磨と付き合ってるのは俺なのに!!」

研「本当にごめん…」

影「……もういい」

研「トビオ…?」

影「日向ばっかり見る研磨は
ーーキライだ。」

ーーーー

研「っていう感じで、トビオと離れた…しかもトビオと連絡取れないし」

黒「そんなことで俺を呼び出したのかよ!」

研「いいじゃん。クロ、暇だったでしょ?」

黒「そうだけどよ…」

研「こっちの気持ちすら考えてくれない癖に、ボロボロ涙流しちゃってさ…」

黒「ようするに嫉妬と」

研「クロうるさい。」

黒「素直になれって……研磨?」

研「……zzz」

黒「寝てんのかよ…

ーー研磨もバカだよな…大切なものってのは失ってからその価値を知るんだよ

つーか今何時だ?」

黒尾がのぞいたケータイの待ち受けは、黒尾の頬にキスをしている影山の写真だった。

黒(もうトビオは…お前のものじゃない。
俺のモノだ。)

119:凛茉◆Kc:2017/12/29(金) 18:32 ID:VOc

>>117
マジかwww
じゃあ、私は日向受けパラダイスだw

>>118
研磨ァァァ!クロに負けるなァァァ!!w

120:お香しゃちょー◆kk:2017/12/29(金) 21:35 ID:vdQ

>>119
人それぞれってやつだな!!



違うんですトビオに『日向ばっかり見る研磨は嫌いだ』って言わせたかっただけなんですそれで取られる相手は適当にクロにしただけなんです

長い言い訳、ありがとうございました(笑)

121:凛茉◆Kc:2017/12/30(土) 00:23 ID:VOc

>>120
そだな!www

www

122:お香しゃちょー◆kk:2017/12/30(土) 00:40 ID:vdQ

「ーー正直言って俺たちは、顔合わせたばっかの面子で、デコボコでちぐはぐで、しかも今日がこの面子での初試合」

澤村さんの話を、全員が黙って聞く。

「そんで相手は未知のチーム。どんな戦いになるか分からない。壁にぶち当たるかもしれない。
でも、壁にぶち当たった時は、それを越えるチャンスだ。
行くぞ!!」

『ぅオス!!』

そして、音駒高校対烏野高校の練習試合が始まった。

「うおおお!ちっこい!」

「ナッ、ナメんなよ!!」

「ナメてねーよ!全然!」

「本当に!?」

「おう!」

音駒の1年が囮の日向をナメないので、思い切り舌打ちをする。

(ちょっとくらい油断しろやコノヤロー…)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

まず最初のサーブは、けんまからだった。

けんまのサーブは、角ギリギリで威力はなかったけど良いコースだった。

それを旭さんがレシーブで俺のところに持ってくる。

「スマン!ちょい短い!」

「旭さん!1ヶ月もサボるから!」

「スミマセン!」

俺は急いでボールに向かう。それと同時に、日向も動き出した。

『!?』

日向と俺の速攻は、誰かが反応する間も与えずに相手のコートに打ち付けられる。

「なんだあありゃぁ!!」

向こうの猫又監督も驚きをあらわにしていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

次のサーブは田中さんだった。田中さんが打ったボールは相手コートの角の方に飛んで行く。

けれどそれを、完璧に返された。そのボールはセッターであるけんまの方に飛んだ。

そしてあのモヒカンがスパイクを打つ。けれどそのスパイクは西谷さんが止めた。そのままそれは俺の方に来る。

(また速攻…!?)

日向が飛んだ。それに相手も反応する。

残念、それは囮だ。

俺がトスを上げるのは旭さんだ!!

旭さんは力強いスパイクを、相手のコートへ打ち込んだ。

「ハハハ…スゲーな…今のは拾えなくてもしょうがねえ…
リベロもスパイカーもいいのがいるな、烏野!でも、1番とんでもねぇのは…

セッターかな?」

猫又監督の目が、俺を捉えているなんて俺は知らなかった。

「なんっか気持ち悪いな…」

「どうかしましたか?」

「様子を窺われてるっつーか…観察されてるっつーか…」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

しばらくした後、音駒がタイムアウトを取った。

「…ありゃあダメだ…」

「え?」

「あれはとんでもねぇバケモンだ…」

「10番ですか」

「10番の動きも変人じみてるが、セッターの方だ。
スパイカーの最高打点への最高のトス…針の穴を通すコントロールだ…
ただ、誰にでも通用するトスじゃない。トスに絶対的な信頼を持って飛び込んでくるスパイカーにしか上げられないトスだ。」

『……』

「しょうがねぇ。天才はしょうがねぇ…が、

天才が一人混じったところで、それだけじゃ勝てやしないのさ。」

「…翔陽が攻撃の軸…なら、止めちゃえばいい…」

「翔陽?名前?誰?」

「あのすばしこい10番」

「ああ!」

「縦横無尽に動かれて捕まえらんないなら、その動く範囲を狭くしちゃえばいいよ。
そんであとは、ひたすら追っかける…犬岡」

「ハイっす!」

「ウチで1番すばしこいの、お前だよね」

「あザッス!ハイっす!」

「確かにあんな攻撃、最初見た時は誰でもびっくりするんだと思う。俺もびっくりした…でも最初クリアできそうもないゲームでも、繰り返すうちに慣れるんだよ」

「あの9番と10番は言わばーー、

鬼とその金棒

まずは鬼から、“金棒”を奪う。」

123:お香しゃちょー◆kk:2017/12/30(土) 00:40 ID:vdQ

>>121
めっちゃ久しぶりにちゃんとした小説書いた…w

124:凛茉◆Kc:2017/12/30(土) 19:37 ID:VOc

>>123
そやなwww

125:お香しゃちょー◆kk:2017/12/31(日) 13:38 ID:uVM

>>124
亀更新ながらがんばるぜ!

126:凛茉◆Kc あけましておめでとう!今年もよろしく!:2018/01/01(月) 11:21 ID:GQ6

>>125
ファイトォォォォォォォ!!!!

127:お香しゃちょー◆kk:2018/01/02(火) 15:12 ID:rIU

【及影?潔影?まさかの影山ノットにょたで及川にょた
ポンコツ影山×不憫なにょた及川さん】

及「トビオちゃーーーん!!!って誰!?その女!」

影「及川さん!チワス」

及「チワス!じゃなくてさ!なんで及川さん以外の女子と歩いてんの!?しかも2人で!」

影「マネージャーの清水先輩っす」

潔「どうも」

及「どうも〜、いつも私のトビオがお世話になってます〜、私の」

潔「こちらこそ、いつも烏野の影山がお世話になってます、烏野の」

及(なにこの女!及川さんとやろうっての!?)

潔(あんなゴリラ(乙女)にウチの影山はあげられない)

及「で、トビオ。なんで2人で歩いてんの?」

影「清水先輩の買い出しの荷物持ちです」

潔「影山、今は…」

影「あ、すみません!“潔子さん”!!」

及「はあーーーーッ!!?」

及(なんで下の名前で呼んでんの!?私だって呼ばれたことないのに!!!)

影「どうしました?及川さん」

及「トビオ!私のことも下の名前で呼んで!」

潔「………飛雄、行くよ」

影「ッす!潔子さん!じゃあ及川さん、もう行きますね」

及「ちょっとトビオ!!?」

ーーーー

影「珍しいっすね、潔子さんが俺のこと下の名前で呼ぶの」

潔「嫌だった?」

影「全然っす」

潔「…そう。もう全部買えたから、帰ろう。荷物持ち、ありがとね」

影「こんなこと、いつでもやりますよ。俺、潔子さんのこと好きなんで頼ってもらえたら嬉しいっす」

潔「……………ありがとう」







っていうただ男トビオに潔子さんって呼ばせたくて、潔子さんに飛雄って呼ばせたかった自己満小説でした!!!!

自分の中では部活中にトビオが潔子さんって呼んじゃって田中とノヤっさんに襲われかけて、潔子さんがわざと飛雄って呼んで田中とノヤっさんがノックアウトするっていう続きがある

128:凛茉◆Kc:2018/01/03(水) 22:06 ID:GQ6

>>127
潔影…イケるわ←

129:お香しゃちょー◆kk:2018/01/06(土) 00:04 ID:Mu.

>>128
最近の好物っす

130:お香しゃちょー◆kk:2018/01/06(土) 01:14 ID:Mu.

日向がスパイクを打つと、それを止めようと音駒の7番(犬岡)が飛ぶ。

「んぬうぅ〜っくそっ!!」

まだ止められてはいないものの、さっきまで離していた点数が、どんどん縮められる。抜かされるのも、時間の問題だ。

(あの7番…だんだん日向に付いて来てる…?)

「音駒の方、タイムアウト後からブロックをサイドに寄せたな…」

「うん…ディケートシフト…?」

ディケートシフトとは、ブロッカー3人を右、又は左に片寄せるブロックの配置である。

(このブロック…エースを徹底マークする為かと思ったけど、もしかして…)

チラリと日向を見る影山。

((日向の動きの誘導…?))

影山と鳥養の考えが、重なった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「………」

犬岡は静かに先程のタイムアウトで研磨たちとの会話を頭に浮かべる。

『…翔陽が前衛にいる時はブロックは皆、右に寄ってみて。
見た感じ翔陽はただ単純に、ブロックがいない所に真っ先に突っ込んで行くんだ。
その翔陽を避けるようにして、他のスパイカーが入ってくる。

だからブロックを片方に寄せれば、ブロックのいない側に動くと思う。
あとはMBがひたすら1対1(マンツーマン)で追っかける。
犬岡が翔陽とマッチアップ多いから頑張ってね』

『ハイッス!!』

『MB以外は翔陽無視して、他のスパイカーにつくといいと思う…』

『よっしゃ!!』





さーせん、キリ悪いけど限界なんでおわりますw続きはまた明日書くね★

131:お香しゃちょー◆kk:2018/01/06(土) 01:18 ID:Mu.

寝る前に少し聞いておくれ…

潔子さんとトビオちゃんの姉弟設定の小説を読んで燃えたよ…燃え尽きた…真っ白にな…

もしかしたら入れるかも!この設定★おへぺろ〜♡

132:凛茉◆Kc:2018/01/07(日) 19:02 ID:A6Q

>>131
りょ!
楽しみにしておきますわ

133:お香しゃちょー◆kk:2018/01/08(月) 03:28 ID:nGY

>>132
もしかしたらだからね!?

そして夢で見たことを小説にしよう。私はうっかり目が覚めてしまってギンギンだ

134:お香しゃちょー◆kk:2018/01/08(月) 18:45 ID:nGY

【岩ちゃんと飛緒ちゃんと及川さん】

岩「こんッのボゲ!!」

北川第一中学校の体育館に、岩泉の怒鳴り声が響く。

岩「そういうことはまず先に言えよ!!」

体育館にいた者全員が「また及川やらかしたのかよ、めんどくせーなー」と思ったが、視線を向けると怒鳴られてるのは及川ではなく、1年の影山だった。

影「だ、だって…岩泉さんに言ったら止められると思って…」

岩「止められると思うなら最初からすんな!」

影「ァデッ!!!」

ゴツン!!と勢いよく影山の頭に拳骨が落とされる。ぷくっとたんこぶが出てきた。

及「まあまあ岩ちゃん落ち着いて」

岩「お前がそんなヘラヘラしてるから、影山が今回みたいになったんだろ!主将としてちゃんとしろクズ川!!」

及「スミマセン!!」

そしてなぜか岩泉によって正座させられる、影山と及川。

部員は全員「俺らこんな主将についてって大丈夫かな?」「むしろ岩泉についてった方が正解じゃね?」と思ったそうな

岩「だいたいお前ら、これで俺に怒鳴られるの何回目だ?」

影、及「わ、わかりません…」

岩「それぐらい怒鳴られてるってことだよ!」

影、及「ウィッス!!」

全員(岩泉は影山と及川の母ちゃんかな?)

135:凛茉◆Kc:2018/01/09(火) 21:07 ID:A6Q

>>133
了解であります


>>134
…影山は、一体何をしたんだ…

136:お香しゃちょー◆kk:2018/01/10(水) 23:31 ID:.wM

>>135
わかんねぇ…夢ではなにもわかんなかった…

137:お香しゃちょー◆kk:2018/01/13(土) 00:35 ID:.wM

最近、白鳥沢×影山にハマりすぎてやばいハゲるかわいい五色尊い


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