第1章 Eサイレン女王の秘密3
キューレボルンが居ないって、最高だわ。
私は、最上階で市民の幸福と不幸のグラフを見ていたりしているんです。
「まったく最近は、アバターのオンディーヌ達が観察してくれているけど……」
何かが変だってことに、気付く。
「オンディーヌが,少し最近異常な電波を送って来るから私は時々破損されそうになって困る……」
何なのよ!
この今まで無い感情を想うと胸が苦しくなったり,熱くなってきたりだからもう捨てるしか無いんだわ!
そう独り言を言っているとキューレボルンがモニターから、顔を映して話し出した。
《どうしましたか、我らが女王陛下(ハー・マジェスティ)?》
私はタメ息を吐き、何でも無いとキューレボルンに告げたけど分かっていると99.9%分かるんです。