Guardians【地球防衛軍5×NieR:Automata】

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1:強酸性:2018/03/04(日) 00:02 ID:82Q

※注意※
●両作品のネタバレを含みます。
●一部独自解釈あり
●両原作の設定に基づいたオリキャラあり

2:強酸性:2018/03/04(日) 00:03 ID:82Q

【Introduction[E]:A.D.2022】
2022年、外宇宙より飛来した10隻の巨大円盤の攻撃によって、地球は壊滅的な被害を被った。人類によって"プライマー"と名付けられた異星文明は、昆虫型の巨大生物や戦闘ロボット、そして巨体を持つ人種たる自らをも投じ、地球人類の抹殺を開始したのである。これに対し、地球は"全地球防衛機構軍"、"通称E.D.F."の戦力によってこれに対抗。優れた科学力と物量を有するプライマーに対して善戦するものの、絶対的な戦力差を前に力及ばず、各地で戦力を消耗し地球文明は消滅するかに見えた。だが、自体はただ一度の戦いと、ただ一人の兵士の存在により一変した。"ストーム1"。しがない民間人であった筈の者は、成り行きから武器を取り、戦地を駆け抜け……才能が開花したか経験が実ったか、その者はいつしか、"英雄"として知られる程の存在となっていた。そしてそれはプライマーにとってもまた同様であった。戦況が圧倒的優勢であるにも関わらず、プライマーは敢えて全ての司令塔たる"コマンドシップ"を地球へ降下させたのだ。恐らくは、ストーム1の確実な抹殺の為……そしてそれは愚行となった。多くの兵士が倒れ、残りわずかな戦力さえほぼ失ったE.D.F.……しかしストーム1は倒れなかった。その名の如き"嵐"となった、たった一人の兵士の猛攻の前にコマンドシップは爆沈した……。そして、コマンドシップより銀の巨人がストーム1の前に降り立つ。生物を超越した"神"、プライマーを統べる"かの者"。科学では理解し得ぬ超常の力を以て、"神"は"英雄"と対峙する……そして、"神"が討たれた。"かの者"を失ったプライマーは武器を捨て、その骸を抱え地球を去っていった。それは確かに、地球の勝利であった……。人口は1割までに割り込み、そして社会はほぼ失われた。辛勝と呼ぶにも重すぎる犠牲。それでもなお、地球は復興への道を歩みつつあった……。

【続】

3:強酸性:2018/03/04(日) 00:56 ID:82Q

【Introduction[N]:A.D.5012】
西暦5012年、"エイリアン"と呼ばれる地球外生命体と、その尖兵たる"機械生命体"の襲来により、地球は放棄された。月面において"月面人類会議"が発足し、武装した"アンドロイド"が地上に派遣されこれに対処した。……それから5000年を超える途方もない年月に渡り、決着の付かない戦いは新兵器"ヨルハ型アンドロイド"と、それによって編成された"ヨルハ部隊"の投入により大きな転機を迎える事となる。ヨルハ部隊所属の2名のアンドロイド"ヨルハ二号B型"、略称"2B"、"ヨルハ九号S型"、略称"9S"の活躍は目覚ましく、遂には長らく行方の知れなかったエイリアンを発見する……僕たる筈の機械生命体によって、反逆の末100年前に死した姿となって。その真実を語った人型機械生命体の特殊個体"アダム"と"イブ"もまた2Bと9Sによって戦いの中で討たれ、両者の有していた機械生命体のネットワークが失われた事によって機械生命体は弱体化……決着を付けんとして、ヨルハ部隊による総攻撃が始まる。……だが、それが最期であった。ヨルハ部隊はそのネットワークに敵倫理ウイルスの侵入を許し、大部分のアンドロイドが暴走、衛星軌道上の本拠地"バンカー"も失われ壊滅してしまう。そして、混乱の中2Bもウイルス感染の末命を落としてしまう……かつてヨルハ部隊への不信から脱走したアンドロイド"ヨルハA号二型"、略称"A2"に自らの介錯を託して。ヨルハ部隊無き後も、相棒2Bを失った9Sは戦い続けた。A2への復讐を胸に秘めて……。"塔"と呼ばれる巨大設備を用い、月面の人類サーバーへの攻撃を目論む機械生命体の基幹システムとの戦い。その中で9Sは、ヨルハ部隊の設立を含めた"ヨルハ計画"そのものが、最初から部隊の全滅が決められたものであった事を知る。戦う意味さえ失い、復讐だけが残った9Sと対峙するA2……戦いの果て、倫理ウイルスに感染した9Sを救うべくA2は己が身を犠牲とする。機械生命体の基幹システムも破壊され、A2はかつての仲間たちの元へ召されることを喜びながら、塔の崩壊の中に消えた……。全てが終わった時、ヨルハ計画に基づき全てのデータが失われようとしていた……そして、抗った者がいた。ヨルハ型アンドロイドの随行支援ユニットに過ぎなかった筈の"ポッド042"と"ポッド153"の決死の抵抗によって、ヨルハ計画の最終段階は破綻。残されたデータを元に、2B、9S、A2の3名は復元される。……自らの未来を、獲得するために。
【続】

【あとがき】
ぶっちゃけここまでの二本はゲーム本編のプレイを推奨。やってれば見なくていい内容。NieR:Automata側は当方に外伝や舞台などの情報が無いので、その辺りのネタは出ない予定。本編内と美術資料集の情報に限定。

4:強酸性:2018/03/04(日) 01:11 ID:82Q

【Introduction[M]:XXXXXXXX】
二つの地球の物語。多くを失い、しかし未来を諦めなかった守護者たち。そして今、守護者たちの新たなる物語が紡がれる___


地球防衛軍5×NieR:Automata
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[____Guardian_____]
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【introduction:終】

5:強酸性:2018/03/11(日) 19:58 ID:e62

【frag.1:ベース228】
ベース228は、関東の都市部から少し離れた山間部に位置する、E.D.F.の駐屯基地の一つである。プライマーとの星間戦争初期に攻撃・占領を受けたこの基地は、戦時中の奪還作戦によって人類の手に帰りその機能を早期に復旧、その後は辺境の基地ということもあってかプライマーの再襲撃を終戦まで免れた数少ない基地の一つであった。終戦後、著しい人口現象による社会システムの実質的崩壊を鑑み、E.D.F.は地球全土における復興支援に着手。その第一段階として、各地の人口を集結させE.D.F.の統治下に置く事となった。その拠点として各地で健在であったE.D.F.基地が利用される事となり、ベース228もその例に漏れなかった。基地の周辺には仮設住宅が群れを為し、その面積は基地本体の数十倍にまで及び、実質"町"と呼んで差し支えない規模に達していた。
「ここも随分と賑やかになったものだ。」
「現在の人口は8万人を突破しています。加えて、民間から建設事業の申請も今年で20件を越えました。現在復興は順調と言えるでしょう。」
基地の正門まで伸びた大通りを、三台の歩兵戦闘車が走行していく。前後を護衛された中央の車輌内部で、小さな窓から外を覗きながら男女が感慨深そうに語らう。乱れかかったオールバックと口髭が目立つ逞しい中年の男と、邪魔とて切り落とす間もないという風にやや雑に纏められた黒髪を持つ長身の若い女は、共に作業着じみた厚手の軍服を纏っている。当然ながらこの両者、E.D.F.の職員であり、男はE.D.F.極東方面軍の司令官、女はE.D.F.情報部の少佐である。
【続】

【登場人物解説】
司令:原作キャラ。プレイヤー達からは"本部"の愛称で親しまれる人。極東方面軍司令と書いたが本当の役職は不明。極東方面軍なんかあるのかも不明。
少佐:原作キャラ。司令の相方。

原作では容姿設定無し。両者共に外見は声からイメージ


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