東方Project〜信仰は儚く強い人間の為に〜

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1:幽々子:2018/10/27(土) 19:25 ID:9Dk

東風谷早苗、15歳。中学3年生。いつも通り5:30に起きて顔洗って、
セーラ服きて、朝ごはんを食べる…そんな普通の毎日…それが私の一日。
…二ヶ月前までは…
今でも朝ごはんまでは変わらない。
でも、学校に行こうとする私の足音がとても、憂鬱に聞こえる。
右の角を曲がると近所のおばさん達の井戸端会議。
話題は大体私か、クラスのまりんちゃんの話題。…え?例えば?私なら、
「あら、あの子!ほら、早苗ちゃん!!凛々しくて笑顔素敵で、挨拶もしっかりやって!本当にいい子ね。」
「本当!完璧。まるで巫女さん!」
という具合に。巫女さんっていう表現は割と好き。とても神聖な役職だし、潔白、
自分でいうのもなんだけれど、私は生まれて一度も「悪い事」をした事がないし、神々を慕っている。
正直、ぴったりだと思う。
まりんちゃんは、
「あ、まりんちゃん!あの子もいい子だけど、早苗ちゃんが転校してきてから霞んだっていうかねぇー、」
「早苗ちゃんと比べたら可哀想よー。」
褒められるのは悪い気はしなかったけど…なんか…
最近クラスの女子から距離を置かれ気味な気がする。仕方ないのかな…
もともとクラスの人気者はまりんちゃんで、おばさんたちの話題もまりんちゃん。
それを、その地位を急に転校して来たやつにその座を奪われたものね。
私が悪いんだろうな…そう呟く。すると
?「早苗が悪い分けないでしょ!早苗には神々を信仰する心もあるしっ!!」
?「確かに。早苗には神々を信じる心がある。が、流石に諏訪子の私情もあるんじゃ?」
諏訪子「そんな事はないさ!神奈子!早苗が信じているから私は消えていない!だろう?」
神奈子「うーん、そうだが…」
早苗「あ〜!朝から喧嘩しないで下さいっ!もう!」
二人「ごめん…」
あ、でもっ、と諏訪子様が思い出したように私に聞く。
諏訪子「この世界を全うしたら幻想郷にきてくれるんだよね?!」


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