オマケ☆ 〜学園編 バレンタインデーでのハプニング!?〜 前編
蜜柑side
また来てしまった・・・。この日!
はぁ・・・。嫌だな・・・。
そう、何を隠そう蜜柑は超絶美少女なので男女から狙われるのである。
男からは惚れ薬を入れられたチョコを渡して来たり、何か猫耳がはえるチョコを、
女からは嫉妬でイタズラ入りのチョコを渡して来たりするので蜜柑は落ち込んでいるのである。
それで蜜柑は去年のバレンタインデーで酷い目にあったのだ。
去年、蜜柑は男子から惚れ薬入りのチョコを食べさせられてそこにいた翼に惚れてしまいカオスな現場になってしまったのである。
今年こそは何も起こりませんように・・・。
蜜柑達はチョコレート作りをし始めた。蛍のは案の定やばかった。蜜柑は今年も幸せエッセンス入りのチョコレートを作り男子達に渡そうとしたがやはり教室にはいなかった。
スミレ「ちっ・・・今年も棗君達の居場所をはかせようと思ったのに!犬猫モード発動よ!今井さんは空中からまた探して!!」
蛍「分かったわ。」
皆は棗やルカぴょんを探しに行ってしまった。
・・・ご愁傷さま。さて私も・・・
と思った瞬間!男子達が押し寄せて来た!もちろん女子達もいた・・・。
これは!逃げるしか命はなし!!
〜30分後〜
はぁ・・・。はぁ・・・。全然減らない!!
次の瞬間、挟み撃ちにあい逃げ道を失ってしまった。
やばいわ!!どうしよう・・・。
そう思っている間にもじりじりとせめよってくる。
ええい!!強行突破よ!!
蜜柑は人の間をすり抜け逃げようとしたが誰かのチョコレートが二つ口に入ってしまった。
蜜柑「うぐぅ!!??ケホッケホッ!!」
なっ何が!?
すると蜜柑の体に異変があった。頭やお尻の部分に違和感があるのだ。
なんだ・・・?まっまさか!!
頭を触るとフサフサとしたものがあり、お尻の方でも細長いフサフサしたものがあるのだ。
あーーーー!!やっぱり・・・。猫耳と猫の尻尾が生えてくるチョコレート・・・。
恥ずかしい・・・。
蜜柑の顔は耳まで真っ赤になってしまった。そして喋り方にも違和感があった。
蜜柑「うぅ・・・。だれにゃん!うちをこんにゃ姿にしたのわ!!」
うん?〃にゃん〃?まさか・・・。二個目のチョコって・・・!
語尾ににゃんがつくチョコレート・・・。
今年もやられた。恥ずかしいから早く治って!
今年もチョコレートの嵐である・・・。蜜柑はこれで終わると思ったがもっと酷い目に会うことを蜜柑は知らない・・・。
蜜柑はもうダッシュであの場から逃げて追ってから無事に逃げ出したのだ。
蜜柑「やっと逃げれたにゃん・・・。はぁ〜。誰とも会いたくにゃいし、逃げる途中でチョコレート落として来ちゃったし・・・最悪な一日になりそうにゃん・・・。語尾が治らないにゃん!!」
蜜柑はまた深いため息をし、誰もいなそうな場所に行ったが逃げ惑う人が沢山いてそれを追い掛ける人、チョコレートを投げる人、まるで地獄絵図のようだった。
蜜柑はその光景を呆然と見つめていたがそこには棗やルカ、翼らがいて棗に投げたチョコレートがズレてまた蜜柑の口に入ってしまった。
蜜柑は(今年もか・・・。)と呆れ、諦めていた。
棗「みっ蜜柑!?」
翼「おい、蜜柑!吐き出せ!!また去年みたいになりたくなかったらな!!」
!それは嫌だ!!
けど蜜柑はもう飲み込んでしまい意識を失ってしまった。
そんな蜜柑を翼が抱き上げた。
翼「おい!蜜柑起きろ!!」
そして蜜柑はパチリと目を開けた。
それと同時に猫耳と猫の尻尾、語尾が消えてしまった。
蜜柑はボーとしていて翼の顔を見つめていた。
翼(まさか去年と同じ惚れ薬か!?)
翼はドキドキしていてしばらく沈黙が続いた。
そしてしばらくすると蜜柑は目をカッと見開いて翼を殴り飛ばしてしまった。
翼「ぐはぁ!!」
翼は光の速さごとく遠くに飛ばされてしまった。
それは一瞬の事で皆は口をぽカーンと開いて状況を理解していなかった。
棗ですらぽかんとしていた。
皆「・・・・えっ?」
翼も状況が理解出来ず、かなり動揺している様子だった。
続きは次回で!後編お楽しみに♪