安価で作ったキャラで創作話作る

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1:匿名:2020/02/08(土) 23:32

深夜テンションで建てたけど荒らし厳禁の健全なリレー小説スレ
とりあえず主人公から作る
性別>>3
年齢>>7
性格>>9

35:匿名:2020/02/11(火) 00:18

カソク

36:匿名:2020/02/11(火) 01:14

加速

37:匿名:2020/02/11(火) 01:45

ゴリラは知性機械の残骸へ復元と改修を加え、操縦型のバトルスーツを建造。迫りくる人類の敵を蹴散らし、満身創痍となりながらもこれを討ち果す。自らの命と引き換えに……

38:匿名:2020/02/11(火) 11:02

加速

39:匿名:2020/02/11(火) 13:34

100

40:匿名:2020/02/11(火) 15:50

百は多くない?w

41:匿名 hoge:2020/02/11(火) 17:50

短文で投下すればすぐやで^ ^

42:匿名:2020/02/12(水) 20:32

じゃあスレ主から書き始めるか
短文長文どっちもアリで




 濁りきった空には鳥一匹飛んでおらず、すっかり荒れてしまった土地には風が吹き荒れている。

あれからどれくらいの時が経ったのだろう。

遥か上空で居座ったまま動こうとしない灰色の雲をじっと見つめて、椎子はふうっと息を吐いた。
その息は真っ白。外は真冬のように寒い。
あの空に太陽が現れなくなったのはもう随分前のことだ。
日が差さないから寒さもおさまらない。
だから椎子は太陽が早く空に戻ってきて欲しかった。
けれどそれはまだ当分の間難しいことなのかもしれない。
顔を前に向けると灰色の壁が椎子の視界を遮った。
冷たい石を幾千個も重ねて作られたこの壁には名前がつけられている。

「『椎子』のせいで今日もみんなは外に出られないんだよ」

椎子は独り言のように呟いてそっと目の前の壁に触れた。

「あなたはまるであの雲みたいね」

彼女はそう言ったが、それは自分自身を嘲笑しているかのような口調だった。

43:匿名:2020/02/13(木) 18:20

「椎子!」
背後で自分を呼ぶ声がした。
「またここにいるの?」
この天気とは正反対の明るい少女の声。椎子はゆっくり後ろを振り向いた。

44:匿名:2020/02/13(木) 19:27

そこに姿はなかった。

45:匿名:2020/02/13(木) 20:33

「あれ?」
首を傾げて前に向き直る。
「こっちだよ!」
上から声が降ってきた。
すとっと地面に足をつく音と同時に、椎子の目の前に一人の少女が姿を現した。
どうやらこの子は背後から椎子を飛び越えるように跳躍し、今着地したところらしい。

46:匿名:2020/02/13(木) 23:43

「ねえ、ご飯食べに行かない?近頃娯楽もくそもないけれど、いいところを知っているの。」
あきれた。椎子は少し拍子抜けをして、表情がゆるんだ。ねぇ、真理子、あなたそんなこと言うためだけにあんなよくわからない登場をしたの。
「うん、いいよ。私も気をまぎらせたいし。」
椎子はできる限りいやみな言い方にならないよう努めた。しかし、少し無駄だったかもしれない。壁への憎悪と外へのあこがれは、隠し通せるほど軽いものではないのだ。ああ、はやく、外に出たいなぁ。
「…じゃあ、決まりね!イタリアンなの。すっごい美味しいんだから!」
日輪のような笑顔を曇天に咲かせながら、真理子は椎子に手を差し伸べる。椎子もそれに応える。
ふたりは親友どうしなのだ。絶対に交わらない壁の名前を冠しながら、対等に、そして親密に交わり合う二人の関係はどこか皮肉っぽくて、どこか詩的だった。
外に出られない日々なんて嫌だけれど、真理子と一緒に過ごすこの日々は大事にしたい。
椎子は真理子の手の温度を確かめるように繋いでいた手をぎゅっ、と強くにぎる。うん、あたたかい。
真理子もにぱり、と笑い、椎子の手をより強く握り返した。


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