訳してみて下さい

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1:主◆EE:2017/03/20(月) 21:30 ID:QUk

台本書きの文章をスレ主が出題して、それを小説書きの文章に直すだけのスレです。
板チでしたら申し訳ありません

・荒らしNG
・スレ主は台本書きを否定している訳ではありません
・間違えた表現があるときはそっと教えてあげてください
・キャラの名前は適当です
・ここでは夢主は夢主と表記させていただきます

このスレに人が来ることを願って、一つめのお題を投下

夢主「きゃっ風でスカートがっ///」

2:匿名 hoge:2017/03/20(月) 22:00 ID:Xj2

そのとき、突然強い風が吹いて、夢主のスカートをめくっていった。

ごめんなさい文才もクソもないながらもやってみた

3:ラーミーアさーんだぞや◆q6 hoge:2017/03/20(月) 22:16 ID:IBs

春のうららというのは、眠気を誘うものである。夢主は重くなったまぶたをこすりながら、いつもどおり学校へと向かっていた。
刹那、ごうと音を立てて薄紅色の花弁が踊ると同時に、夢主のスカートは抗うことも出来ず舞いあがった。
一瞬、何が起きたか分からない夢主だったが、状況を理解して間もなく小さな悲鳴を漏らしスカートを強引に押さえつける。
見られていないかと、茹蛸のように耳まで赤く染めてあたりを見回したがあるのは先ほど踊っていた桜の花弁と見慣れた道である。誰にも見られていなかったのか……夢主はホッと肩を撫で下ろした。

これでいいんですかね。せりふが消えたけど。

4:匿名:2017/03/20(月) 23:25 ID:alU

>>3

流石ラミアさん。と言うしかない
>>2も素晴らしい。///って上手く生かせるもんだね

5:ラーミーアさーんだぞや◆q6 hoge:2017/03/21(火) 19:09 ID:IBs

>>4
お褒めいただきありがとう。
誰かな、と思ったらあっちのお方でしたか。

6:みん hoge:2017/03/22(水) 01:15 ID:0fk

>>2
面白いスレ!>>2 >>3お上手!夢主視点?でやってみます!


黄昏時。すっかりと紅く染まった雲の隙間からは、眩しく夕日が差していた。
外は思ったよりも冷え込んでいて、風が校門脇の木々を揺らしている。
キャラくんは息を切らしながら走ってきた私を見て、「遅い」「寒いんだけど」などと邪険な文句をぶつけてきた。私は少しカチンときて、言い返そうとした――その時。

声はゴウという音に掻き消され、冷たい風が太股を駆けていった。慌てて浮き上がったスカートをおさえるも、恥ずかしさに頬が熱くなる。その上キャラくんがクスクスと笑うので、ますます火照った心地がした。
「み、み、見た……ッ!?」
「……白?」
首をコテっと傾げ、さらりと言ってのけたキャラくんに私は掴みかかるような勢いで怒った声をぶつけると、彼はまた面白そうに、「ほんとに白なんだ」と言って笑った。
「ほんとに……って?」
「だから、見えてないって。ここからじゃ、逆光なんだよ」
そう言って私に近づき、「こんな寒いのになんで上着持ってこないんだよ」と言いながら、着ていた上着を投げるように私に掛けてきた。

なんだ……と安心しつつ、私はその温もり残る上着を羽織った。そうして顔を上げ、「じゃ、帰ろ!」と言って早足に校門を目指す。

キャラくんがまた何か文句を言うので振り返ると、少しだけ楽しそうに綻んだその表情が、はっきりと見えたのだった。

7:みん:2017/03/22(水) 01:17 ID:0fk

すみません……ラーミーアさんの、お題から前後関係を推測した文章に感心して倣って書いてみたら完全に妄想文になりました。
コンセプトからずれていたらごめんなさい!またのお題と書き込み、楽しみにしてます

8:ほのあ◆1o hoge:2017/03/22(水) 15:31 ID:PtQ

今日は友達のAの家に遊びにいく夢主。学校を終え宿題をなるべく早めに済ませると、夢主は速攻でAの家まで走っていった。
そんな風に走っていると、突然なんの予告もなしに風が吹き抜けた。それが引き金となったのか、夢主が履いていた桃色のかわいらしいスカートは、風に揺れてまくれあがった。

「 きゃっ!? 」

思わずこんな声を出してしまう。これが半ズボンなどであればめくれなかったのだろうが、残念ながら今履いているこれはスカート。
その上自分の周辺を見てみると、夢主の好きな人であるKが近くを歩いていたのだ。顔全体が熱を持ったように熱くなるのがわかる。
Kくん、見ていないといいなあ……。とかなんとか思いながら、夢主はAの家まで歩いていったのであった。


文才ないですが、私も書いてみました。
なにか変なところがありましたら申し訳ありません!

9:匿名:2017/03/22(水) 17:37 ID:QBQ



澄み渡る青い空。枝が折れそうな程に咲き誇る桜色。
そしてなにより、憧れだった真新しいセーラー服。

少女はどこか緊張した面持ちで歩みを進めていた。
自然と早まる足は彼女の心情を顕著に表現している。

彼女がようやく足を止めたのは、目的地である私立高校の校門前だった。
予定外に早く着いたからだろうか。人の姿はまばらにしか見られない。

新入生を歓迎するかのようにあちこちに貼られた
部活動紹介の紙が風に揺られてかさかさと音を立てていた。

浮足立った自分の心に、高校生への一歩を踏み出すのには
まだ少し心構えが出来ていないような気がして深呼吸を一つする。

その時、彼女を後押しするようにさぁぁ、と強い風が吹いた。
淡い色の花びらが吹雪のように周囲に舞う。

彼女は咄嗟に小さな悲鳴を上げてスカートを抑えるが、
所々で繰り広げられる同じような光景に苦笑いした。

なかなかに想定外のスタートだ。「波乱万丈」という言葉が
ふと頭をよぎるが、そんな高校生活も悪くないと思う。

少女は恥ずかしさと動揺で少し火照った頬を抑えるともう一度深呼吸して一歩を踏み出した。


文章練習ということで書いてみました。
皆さん文がお上手で、私の文はまだまだ拙いなぁ、と痛感です(笑)

10:スレ主◆EE:2017/03/24(金) 11:40 ID:QUk

皆さん文がお上手...
まさかこんなスレに人が集まるとは思いませんでした
順位とかはつけません。
質問なども受付けますのでお気軽にどうぞ。

それではふたつめ
勇一「す、すきだっ!///」
夢主「で?ww」

11:スイム hoge:2017/03/24(金) 15:17 ID:alU


幼馴染みの夢主
昔からあいつのことが好きだった
想いはいつも空回り
あいつには届かない
けれど、この想いを無駄にすることは絶対にしたくない
今日こそは伝えるんだ
「用って何? 勇一」
2人きりの教室、あいつはいつものように明るく笑いながらこちらに来た
「大した用じゃないんだ……その」
大した用じゃない? 違う
「夢主、俺……」
早くしなければ、想いを伝えろ
「す、すきだっ!」
頬を赤く染め、つい叫んでしまった
うつむいた顔を上げる
夢主は薄く嗤っていた
「で?」
ああそうだ、こいつ性格悪いんだった
想いを伝えても幼馴染み関係が変わらなかった理由を
俺はやっと知ることができた

12:匿名:2017/03/24(金) 18:57 ID:QBQ


「す、好きだっ!」

少年は目を瞑りながら頬を上気させ、半ば絶叫するようにそう告げた。

女子のように柔らかい髪が揺れる。
西日に照らされた焦げ茶色が蜂蜜のような色に見えた。

どこか心許なげに視線を泳がせる少年____勇一は幼少期から私にくっついて回っていた幼馴染だった。


「で?」

そりゃそうだろう、と私は白けた目を送る。
嫌いな奴に引っ付いて回る物好きはそういないからだ。

溜息と笑いの混じった妙なテンションで聞けば勇一はどこか困ったように目を逸らして頬を掻いた。

「僕がしっかりした所を見せたら、その……僕と付き合ってくれる?」

「はぁっ!?」

なんの冗談、と返そうとするが、その目があまりにも真剣で口籠る。


名前に似合わず酷く臆病な弱虫、それが彼に対する認識だった。

虫を見ればいの一番に悲鳴を上げて逃げ出すし、
女子に揶揄われて泣き出したことだってある。

それなのに____。
それなのに、いつのまに彼は恋愛なんてものを知るほど大人になっていたのだろう。

私はいつまで子供の関係を続ける気でいたのだろう。
いつのまにか膨れ上がっていた彼の存在に私は内心愕然とする。

幼馴染、という強固な関係と比べれば恋人という二文字はあまりに不安定に思えて。


私は臆病にもその選択肢から目を逸らした。

13:匿名:2017/03/24(金) 19:01 ID:QBQ

いつもの癖で改行をしてしまいすみません;;
絶望的な文才……っorz

14:匿名 hoge:2017/03/29(水) 15:36 ID:6qs

勇一、というのは私の幼馴染みだ。
それ以下でも、それ以上でもない。
勇一とは毎日一緒に帰っているし、馬鹿にされたりすることだって多い。
しかし、男子としては一番喋りやすいし昔からの縁だ。その縁を私から切るのいうのが少し気が引けるだけ。
もう高校生になっても、お互い恋愛をしなかった。
勇一のことを男として見たことだってある。だけど、幼馴染みのままでいたかったしなかなかにモテる奴だし、友達にも勇一を好きな子もいる。その子たちを裏切るのが少し辛いだけだった。
今、恋愛対象として見てるかと言われれば微妙だ。
意識しないようにしているし、あくまで幼馴染みなのだから。

「なぁ」
勇一の、最近やっと声がわりをした低い声がやけに耳に響く。
何、と軽くかえそうとしたけれど勇一の真剣な目をみて、…何故か言葉がでてこない。

開け、口。
開けゴマのように、心の中で呪文を唱えるものの一行に口があく気配はなかった。

「す、すきだっ!」

勇一が珍しく頬を赤らめて言った。
すき、という言葉は日常的に聞いているのにどのすきよりも重く感じられる。

関係を崩したくなかった。
友達も、幼馴染みも私は欲しい。
ぁ……と小さく、金縛りがとけたように口が開く。

「で?」

ああ、違うんだ。言いたくていったわけじゃない。
だから、笑ってよ。昨日までくだらない話してたじゃんか。
先生をハゲ、と馬鹿にしたじゃないか。

そんなに傷ついた顔をするのはやめて。
しょうがないじゃん。

恋愛対象としてみたら、私は裏切り者になってしまうんだから。

15:◆V6 hoge:2017/04/03(月) 22:45 ID:P2E

クラスには大好きな人がいる。
性格は悪いが、風に棚引く、黒く長い髪の毛と一点の濁りもない黒い目が綺麗な子。

あの子は人気者で、おふざけが好きで女子にしょっちゅうちょっかいをかける俺が振り向いてもらえるとは思わない。
でも、この気持ちを伝えないと心が裂けてしまいそうで。
あの子を見ただけで、顔が紅く染まり、鼓動がはねあがる心を落ち着かせながら、あの子に「放課後残ってくれ」と頼んだ。

「んで、何か用?勇一」

整った真っ白な手でスマホをいじりながらあの子は言う。自分を全く見てくれないが、そんなところも好きだと思った。
だからこそ、この気持ちを伝えたい。

胸に手を当てるとドックドックと動いている。あの子にまで聞こえるのではないかと不安になる。


固くつぐんでいた口をなんとか開く。


「俺さ、その、お前が好きだ。」

よかった。ようやく言えた。
自分の耳まで真っ赤に染まっていることは触らなくても分かった。
熱でもあるのではないかという程に体が熱い。

「ふ〜ん。」

あの子は長い髪の毛を耳にかけ、こちらを見つめる。いつの間にかスマホがなくなっていた。
たたでさえ激しい鼓動が体から飛び出るのではないかというほどに大きくなる。
早く、早く。俺はせっかちなんだから続きを言ってくれ。

「で?何が言いたいの?」

嘲笑うように俺を見るあの子。
あ、そうだ。あの子はこういう性格だ。

俺は下を向き、唇を強くかんだ。

16:◆V6 hoge:2017/04/03(月) 22:46 ID:P2E

下手ですが(^^U

17:匿名:2017/11/12(日) 23:10 ID:r8o

「す、好きだっ!」

彼が頬を染めて叫んだ。
それはもう、驚くほどなんの脈絡もなく突然に。


いや待て、誰だお前は。

「で?」
こんな、辛辣とも取れる返しも許して欲しい。
一世一代(かもしれない)告白をした彼には悪いけれど、私からすれば唐突にもほどがある話だ。
笑みさえ浮かべてしまう。

暫しの沈黙。

「〜〜っ!」
彼は涙目になりながら走って逃げて行った。
ああ、可哀想に。そう思いながら彼の立っていた場所を見下ろすと学生証が一つ。
拾って写真を見れば、彼の顔が貼られている。完全に落し物だ。


「……勇一、か」
明日、渡すついでに謝っておこう。

どうか逃げられませんように。



.
場違いなくらい下手ですがどうぞ

18:匿名 hoge:2017/11/13(月) 00:40 ID:lJQ

私も参加させて下さい!



彼女を目で追うようになったのは、いつからだっただろうか。嗚呼そうだ。最初は本当にただ憧れの対象としてしか見ていなかった。でも、あのとき、彼女が僕に手を差し伸べてくれた時。僕の人生は輝いたんだ。僕は君と出会う為に生まれてきた、今ならこんな台詞も言える気がする。


「それで、なんの用?」


艶やかな桜色の髪が風にふんわりと揺れる。
机に座りながら、僕を見下ろす彼女はまるで女王様のようだった。


「アタシさ、こう見えてもめちゃくちゃ忙しいんだよね〜」

「ご、ごめん……」

「ま、いいけど。んで?」


僕を責めるように彼女の子供のように澄んだブルーの瞳が鋭くなる。言わなくては。早く、はやく、言わなきゃ。

「す、好きだ!」

沈黙。
恐る恐る顔を上げてみると彼女は驚くほどの無表情で、


「で?」

そう、言った。
心臓が一瞬、止まった。

19:なにこれ楽しそう hoge:2017/11/15(水) 23:17 ID:t.o

拙い文章ですが参加させていただきます。



窓から赤い日差しと運動部の掛け声が入り込む教室。
俺はそこで黒板と睨めっこをしながら、彼女をただ待っていた。
心臓は普段よりもずっと速く脈打っているように感じられる。
昼休みに約束できたのは良いものの、彼女は本当に来てくれるだろうか。
彼女のことを考えれば考えるほど気持ちは昂り、同時に不安も高まる。

「はやく……来てくれねえかな」
「随分せっかちなんだね」
「っ⁉︎」

ぼそりと言った独り言に返事が返ってくると思わず、後ずさりしてから反射的にそちらを見ると、口角をあげた彼女が上品に立っていた。
ふうと大きく息を吐いた彼女は一歩前に出てしっかり教室に入ると、俺と目を合わせる。

「おまたせ。用って?」

口角は上がったまま、上目遣いで問いかけて来た。
彼女が俺を見ているだけで、心拍数が上がる感じがする。
自然と背筋が小さく震え、呼吸の間隔も短く、口を開いて言葉を発しようとすれば唇も震える。
顔は湯気が出そうなほど熱く、握り込んだ両手が汗で滲むのがわかった。
それでも言わなくてはならない。
彼女が俺を見つめてくれたように、俺は彼女の綺麗な瞳を見つめる。

「す、好きだ!」

精一杯の気持ちを込めて、俺の思いを叫んだ。
放課後の教室は人が居ないからか、俺の声は学校中に響き渡ったんじゃないかと思うほど大きく感じる。
背筋と唇の震えは治まったが、代わりにどっと汗が噴き出す。
未だに治らない心臓を左手で押さえつけながら呼吸をして、彼女が口を開くのを待つ。

彼女の口は、俺の言葉を聞いた今でも弧を描いたままで。
俺がぐっと閉口すると目を細め、笑うというよりにやけた顔になる。

「で?」

冷ややかなその言葉と同時に、眉が俺を哀れむような形になった。
火照りきった顔の熱がゆっくりと冷めていくように感じる。
緊張の汗は恐怖の汗に変わり、今度は手が震えだした。
まさか……俺が言うことをすでに察していて、その上で来たのか。

「っああ……その怖がってる顔最っ高! やっぱり来てみてよかったぁ」

目を見開き、間抜けに口を開ける俺を嘲笑う。
来てみてよかったという言い方から察するに、俺は彼女に遊び感覚で見られていたということだろう。
俺が全てを理解した時、彼女は興が冷めたように踵を返し、背を向けたままいつもの声音で口を開く。

「面白かったよ。じゃあね、バイバイ」

返事もロクにしないまま、俺を残してそのまま立ち去って行った。
これは……振られたんだよな。
きっとかなり酷い振られ方なんだろう。
けれどまだ、彼女のあの顔を忘れられなかった。
恐怖を感じたあの下衆い微笑み。思い出すだけで体の奥が震える。
確かに恐怖は感じたが、よくよく考えたらあの顔も可愛いじゃないか。
ああ、まずいな。
思い出せば思い出すほど、彼女を好きになる。深みにはまっていく。
遊び感覚で見られていた?
結構なことじゃないか。彼女はそれで喜ぶんだ。
彼女が楽しいならば俺はいつだっておもちゃになる。
好きなだけ罵って好きなだけ玩んで楽しめばいい。俺はそれを望む。
体の震えが快感であると自覚し、俺は彼女と同じように。

口元で弧を描いた。

20:書くの楽しかった:2017/11/16(木) 02:52 ID:7mo

長文失礼します。


名前は夢主、歳は17。今私は、絶賛 反 省 会 中です。
その理由は先ほど起きた悲惨な出来事。
やってしまった。分かっていたはずなのに・・・そんな事を言ってはいけないと!
勇一さん、ほんっとうに、ごめんなさい!!

彼女は、自室のベットの上でいつも愛用している抱き枕を抱えてゴロゴロと暴れている。
傍から見たら何やってんのコイツ状態である。
しかし彼女にそんなことは関係ない。別に誰に見られているわけでもないのだ。
それに、現状を見られる事以上に重大な失態を犯した後なのだ、そんなことを気にしていられる訳もなかった。
彼女が犯した失態、それすなわち大好きな勇一からの告白を鼻で笑ってしまった事。


時は遡り、学校から帰ってきた後、夢主の家で勇一と二人きりでテレビを見ていた時だった。

夢主の作った料理を二人で食べ、そのまま食休みにとリビングでバラエティー番組を見ていた。
ふと麦茶を飲もうとした時、中身が無い事に気づいて台所に向かう。
隣に居られるのは嬉しいが心臓がうるさいしとても緊張する。
はぁ、と一つため息をついてから麦茶を注ぎ終わったグラスを持ち、またソファに戻ろうとした。
その時、初めてテレビの音が消えていることに気づく。

あれ?勇一さんテレビ消したのかな?

「勇一さ「夢主!」

声をかけようとした時、ガバリと顔を上げて自分の名前を呼んでくる。

「あっ、何?」

唐突な事にたじろぐが何とか返事を返す。
勇一はどこか緊張したような表情をしながら手を強く握りしめ、何か言おうとして恥ずかしそうに少し目をそらしたりしている。
恥ずかしい事・・・彼女でも出来たのだろうかと思うがそれならこんな愛の告白をします。といった雰囲気では話さないだろう。もっと気軽に彼女できた!と嬉しそうに報告してきそうだ。

ん・・・?愛の告白・・・?
まさか・・・。

「す、すきだっ!」

一瞬の間。

うっそ?!へ?!嬉しい!けどっ!えっ急に。あっ取りあえず返事っ!

「で?wどうしたいの?」

あああ違う!!!私の馬鹿!!!!なんで今!!!今だけはこんなこと言っちゃだめでしょ!!!どうしたら!取りあえず言い直さないと!

「まさか今までそういう目で私の事見てたの?嘘でしょ。兄のようとは思ってたけど下心ありで見られてたなんて信じられない。」

やめろ!!最早謝って許されることじゃない!こんなに嬉しいのに思ってもない事しか言わない!!どうしたらいいの!!

「あー、そうなるよな。ごめん。今日は帰るわ。」
「そう、ご苦労様。」

バタン。
無情にも扉の閉まる音がする。

完全に嫌われた・・・。

ピロン♪


今日はごめんな。次おばさんが遅いの明後日だよな。また大量に芋が届く予定でそっち持ってくから米だけよろしく。


やった勇一さんちの芋料理美味しいんだよね・・・じゃない!
えっ普通にメール来た・・・明後日来てくれるの?嫌われてはいないみたいだけど・・・取りあえず謝らなくちゃ。

私も酷い事言ってごめんなさい。明後日の件分かった。待ってる。

メールの返信。いつも通りの内容だ。
でも告白されたのは事実。メールで返事を・・・とも思ったがきちんと口で謝罪と一緒に返さねばと思いやめた。
決して恥ずかしかったからではない。
整理する時間が欲しかっただけだ。
取りあえず謝罪の為の品を明日用意して明後日なんとか返事を返そう。

そして冒頭に戻るわけだが、暴れているすぐ隣の家の部屋。
勇一の部屋にて。

絶対あいつ気づいてないよな。隣にいる時そわそわしながらチラチラこっち見たり。
耐えきれず告白した時顔は真っ赤だし口元は笑ってるし。
悪態をついた後は可哀そうなくらい顔真っ青だし。
信じられない、は事実なんだろうし一度も嫌、とか気持ち悪いとか言わなかった。
それがきっと答えなんだろうな。
最後の方は真面目に泣きそうになってたから取りあえず時間を置くために帰ってきたけどメールはしたし。
返事返ってきてるからたぶん大丈夫だと思うけど。

「赤くなりながら悪態つかれても可愛いだけだっつの・・・」

一人赤くなった顔を覆いながら呟いていた。

21:匿名 hoge:2017/11/25(土) 10:48 ID:1CA

質問っす
このお題はスレ主以外も出していいの?

22:匿名:2017/12/23(土) 14:48 ID:obI

スレ主さんはいないみたいだし良いのでは?


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