・・・ 等価交換 ・・・
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( 沈黙の間、必然的な判断力を試される時間が始まる
決めあぐねる事もなさそうな筈が 機械一つの魂に何やらの
執着を見せるが如く 時の止まる様な無音に周囲は包まれる )
『 ---良いでしょう、“ 魂 ” は間に合っておりますので
ある程度の情報を R-9 に持たせてお譲りする事にしましょうか。
私の口から聞くよりは、信用できる人形に聞いた方が良いでしょうからねぇ 』
( --- ‘ 成功 ’ か ‘ 失敗 ’ か、話術の対決は続きそうだ )
・・・ 終章の兆し ・・・
「 ・ ・ ・ 」
( 白機に… 月跳に、張り付くでもない 固くあるために自然とそうなる
本来の悪戯っぽい温かな笑みを返し、無言の承諾を伝えては 孤島へ向けて振り向く )
「 さぁてぇ・・・ 行くよ皆さん!用意はいいね〜?」
“ ヴィゴガゴゴ ”
( 変形 いっそ澄み切った漆黒の装甲が、今日も照り付ける陽光に煌めく )
小さな終わりの気配、近くもなく また、遠くもない
・・・ 気ままなテホプ ・・・
「 ...... ぉいおぃ、さんざ オレに所有の傷でも付けといてよォ?
今更恥ずかしがるもんかぁ?.... きひひっ、可愛いねェ 」
( 廊下を通り抜け、振り向きながらに満面の笑みで返すは今日も気ままな月夜の姿
....元々、警戒しながら入らなかった事もあり、割と気分良く屋敷の中を歩いている )
「 ........あァ、鬼っ子も離れんなよォ? 」
( こじんまりとした、リビングに入る.... 前に 途中、廊下にあった『 図書室 』の扉に、
妙な 気配を感じながらも ... ちょっと真顔をするだけで、氷鬼を呼びながら 突き当たりの
部屋、やはり 『 リビング 』に入り 割と良さそうな雰囲気を堪能して )