旅鼠の厭世詩

葉っぱ天国 > ポエム > スレ一覧
93:レミング◆yc:2020/01/20(月) 02:59

手元から逃げた包丁が
硝子テーブルの上に落ちる

その刃には
小さな肉片と鮮血が
べっとりと付いていた

取り返しのつかないことを
してしまった

私は罪人だ
きっともう手遅れだ
これじゃあ地獄行きは
免れないじゃないか

死体はどうしようか
どうにもならないか

掃除はどうしようか
どうにもならないか

喉元から赤を
まるで他人事のように眺めながら
そんなことを考えていた


レミング◆yc:2020/01/20(月) 03:01 [返信]


誤字。喉元から(吹き出す)赤を です


全部 <前100 次100> キーワード
名前 メモ