ジリリリ ジリリリ
小うるさい、目覚まし時計の音が響いている。
「うーん…もう朝?」
その音に叩かれるかのように、私は目を覚ました。
いつも聞いているけど、この音だけは慣れない。
ガッチャン。
目覚ましを止めると、一瞬で静かになった。
外からは、小鳥の鳴き声が聞こえてくる。
「ふあぁ……」
小さくあくびをしながら横目に見た時計の時間は、朝の六時半。
ベッドから降りた私は、リビングに向かうことにした。
「タブルンは、魔法が使えて戦える女の子に変身するためのアイテム!あなたなら、きっと使えるわ!」
「は、はあ……」
魔法使いになれ……私は今、とんでもない話をされてるのかもしれない。
信じる信じないの話は、今起きてることを見れば吹き飛んでしまう。問題はそこじゃない。
「私が、魔法少女……」
テレビアニメでは、かわいい女の子が魔法の力で強くなるのをよく見ていたけれど、
それが私となると、どうも実感がわかない、というか、私でいいのかな?
「友達を助けたいっていう、優しくて強い思い!ピッタリよ!」
「星川さんを、助けたい……」
――さっきも思ったじゃないか。そうして、あの男の人に立ち向かおうとして……
魔法少女になったら、今度こそ……!
「なるならなるで早くしろ!定時で上がりたいんだよ!」
サラリーマンの男の人が、大声で口をはさんでくる。
定時で帰るって、ほんとに働いてる人みたい。
…さっきから一言もセリフがない!
「言ったわね?後悔しないでよ!」
妖精さんは、えらく強気だった。
「ふう……」
そして私は、魔法少女になることを決めた……そしたら、タブルンの使い方とかが自然と、
頭の中に入ってくる……。
「―――マジカル・チェンジ!」
「タブルンは、魔法が使えて戦える女の子に変身するためのアイテム!あなたなら、きっと使えるわ!」
「は、はあ……」
魔法使いになれ……私は今、とんでもない話をされてるのかもしれない。
信じる信じないの話は、今起きてることを見れば吹き飛んでしまう。問題はそこじゃない。
「私が、魔法少女……」
テレビアニメでは、かわいい女の子が魔法の力で強くなるのをよく見ていたけれど、
それが私となると、どうも実感がわかない、というか、私でいいのかな?
「友達を助けたいっていう、優しくて強い思い!ピッタリよ!」
「星川さんを、助けたい……」
――さっきも思ったじゃないか。そうして、あの男の人に立ち向かおうとして……
魔法少女になったら、今度こそ……!
「なるならなるで早くしろ!定時で上がりたいんだよ!」
サラリーマンの男の人が、大声で口をはさんでくる。
定時で帰るって、ほんとに働いてる人みたい。
…さっきから一言もセリフがない!
「言ったわね?後悔しないでよ!」
妖精さんは、えらく強気だった。
「ふう……」
そして私は、魔法少女になることを決めた……ん?
いざ手に取ってみたけどタブルンの操作って、どうしたらいいの?
こういうものは、自然と頭の中に入ってくるものと思っていたけど……
「……」
何も浮かんでこない。ここまできてどうしよう。
「ど、どうしたの!?」
様子がおかしいのを心配したのか、妖精さんが話しかけてきた。
「変身の仕方……わかんないよ」
「あっ」
うっかりしてたみたいな顔をした妖精さんは、気を取り直すように咳をして話しだした。
「魔法少女らしく、言葉が必要よ。その言葉は―――」
「……わかった!」
もう一度、私はタブルンを掲げて、言葉を叫ぶ……!
「マジカル・チェンジ!」
初めまして。美梨花と言います。
今年勉強が忙しいのであまりスムーズに更新は出来ないのですがオリジナルを投稿させて頂きたいなっと思います。
変なところがあればお伝えください。
国語力なさすぎなので…
では、次の投稿からスタートです。
「私が生きる意味って…なに?」や「プリズム☆シャイニングプリキュア!」をなどを書いていたましまろ*です。
鬱展開が多い物語しか書いて来なかったので、今回は明るい雰囲気のものにしたいと思います。
*レス禁です。感想などは独り言スレか私のいじめ小説スレにお願いします。
*誤字脱字アリ
*日本語おかしい
少しずつ書いていこうと思います!*
「はあっ………はあ…………」
私は息を切らして必死に走った。崩壊した私の国から逃げるために。
「ルナ、早く逃げるルル!」
「分かってるよ……」
うるさいよ、ルル!足元の瓦礫が邪魔で走りにくいの!
あんたは飛べて楽だよね…。
「ルナ、後ろルル!」
えっ!?
後ろから、何かが飛んでくる音が聞こえた。不気味な「ゴーッ」と言う音。
私は振り返るより先に呪文を唱えた。
「マジカルホープ!」
ぽんっと言う軽い音と共に、ピンク色の煙から小さなほうきが出てくる。
私はそれにまたがった。
「マジカルホープ!」
私はもう一度叫ぶ。ほうきは小刻みに揺れながらも、なんとか浮く。
そして不気味な音の正体(時計台の柱らしき物)から離れたことを確認した。
地面から数十メートル離れたのを確認し、私は上半身を前へ傾けた。
ほうきは猛スピードで前進し、出口に向かって一直線へ。
「ルル、人間界に逃げるよ!」
「了解ルル!」
よし、今日は調子いい。このまま飛び続けられれば完璧だわ!
出口の白い光がだんだん大きくなり、ついに目の前に広がっていった___
__人には誰にでも、心の奥に輝く宝石を持っている。
※若干グロ注意です。
心臓が止まるその瞬間まで、私は戦い続けなければいけない。そういう運命なんだから…。
既に新たな敵は戦闘不能状態だが、一応トドメを刺さなければならない。死んだふりも有り得る。
戦いとは、全神経を一点に集中させ、全ての思考を統一させて行う、いわゆる真剣勝負だ。
少しでもよそ見をすれば、命取りになることだってありうる。
私はひくひくと震える敵に近付き、そいつの真っ赤な体を見下ろし、マジカルロッドを振り上げた。
そして少しだけ開いた唇の隙間から、絞り出すように声を漏らした。
「お休みなさい」