キセキの世代×ナミ【黒子のバスケ×ONE PIECE】(112)

1: お香しゃちょー◆kk:2018/03/11(日) 18:59 ID:txU

立て直しすみません!!またよろしくお願いします!

やっぱり帝光時代からですね(笑)

朱崎ナミ
二年前の姿(まだFカップやな)
帰宅部だが、キセキの世代と仲良し
黒いセーターを着てる
変なあだ名で呼ぶ(ネーミングセンスはない)

朱崎ナミゾウ
ナミの実兄で、ノジコとは双子
まあ、イメージはググってくださいw
シスコン
モデルをしていて、黄瀬の憧れ

朱崎ノジコ
ナミの実兄で、ナミゾウとは双子
二年前の姿
ある意味一番強い
キセキはみんな弟

7: お香しゃちょー◆kk:2018/03/11(日) 20:23 ID:txU

幻の六人目

僕が初めて彼女を見たのは、まだ僕が一年生で青峰くんともまだ仲良くなっていない時

その日帝光中はテスト期間で部活もなかった。参考書を借りようと僕は図書室へ立ち寄った

図書室に入ってすぐに目に入ったのは青峰くんと赤司くん

「征ちゃん、ここ分かんない…」

すると、女の子の声が聞こえてきた。彼女の方に目を向けると、オレンジの髪が見えた

「ちょっと待て。今青峰に教えているところだ」

返事をして彼女は疲れたのか伸びをした

そしていきなりこちらを振り返った。一瞬彼女の目が合ったが、彼女は何事もなかったかのように正面に向き直った

これが僕が初めて彼女を見た日だった。僕はあの赤司くんと青峰くと一緒にいた彼女に興味が湧いた

ーーーー

僕が廊下を歩いているとよく赤司くんと青峰くんと並んで歩いている彼女を見かける。どうやら彼女は赤司くんと青峰くんと仲がいいみたいだ

なんて思っているとある時、眼鏡を片手に持って廊下を走っている彼女とすれ違った。その彼女の後を追いかける、これまたバスケ部の緑間くんを見かけた

またある時は、コンビニでこれまたバスケ部の紫原くんとお菓子談義しながらお菓子コーナーに突っ立っている彼女を見かけた

またある時は、我等がバスケ部の主将である虹村先輩にしがみ付いている彼女を見かけた。…先輩に何してるんですか

またまたある時は、不良で喧嘩っ早いと言われている、またまたバスケ部の灰崎くんを引きずりなが廊下を歩く彼女を見かけた

そして二年生になって黄瀬くんがバスケ部に入って、僕がキセキの世代とも仲良くなった時、黄瀬くんに抱きつかれている彼女を見かけた

どうやら彼女はバスケ部の人と仲がいいらしい。でも、マネージャーではないはずだ

ーーーー

ある時僕は具合が悪くなったので、保健室へ向かった

保健室の扉を開けると真ん前に保健室の先生が立っていた。どうやらちょうど保健室を出ようとしてたらしい

「どうした、黒子屋…」

この保健室の先生はロー先生といって、クマが濃くて恐そうな人だ

「具合が悪くて…」

「そうか…俺は今から用があってここにいられねェんだ。悪ィな…」

「たぶん少し寝れば大丈夫だと思うんで気にしないで下さい」

「すまねェ。あ、今ベッド使われてんだけど、2人共仮病だからどっちか叩き起こしてくれて構わねェよ」

そう言ってロー先生は保健室を出て行った。二つあるベッドのうち手前の方にあるベッドのカーテンを開けた

「あ」

なんとそこに寝ていたのは僕が興味を持ったあの彼女だった

「あの」

「うーん…もう時間なの?トラ男くーん」

取り敢えず肩を揺すったら彼女は目を擦りながら半分寝ぼけて起き上がった

「あれ、トラ男くんじゃない…」

「ロー先生なら用事があるみたいでさっき出て行きました。あとすみません、ベッドを…」

「あ、もしかして具合悪いの!?ごめん!」

彼女は慌ててベッドから退いて僕の背中を押してベッドに寝かせてくれた

彼女が手を僕の額に乗っけた

「熱はないみたいね。いつまで寝るの?時間になったら起こすわ」

僕は素直に甘えることにして彼女に昼休みが始まる前に起こしてもらうように頼んだ

「時間になったわよ」

「ありがとうございます。だいぶよくなりました」

「いえいえ。元気になって良かったわ」

そう言って彼女は隣にあるもう一つのベッドにむかった

「大ちゃん起きて!昼休みよっ!!」

「あー、うっせぇな。もうそんな時間かよ…って、テツ!?」

「どうも」

なんともう一つのベッドに寝ていたのは僕の相棒の青峰くんだった

「大ちゃん知り合いなの?」

「まぁな。テツだ。黒子テツヤ」

「テツね。あたしはナミよ。よろしく」

「どうも黒子テツヤです。ナミさん」

「呼び捨てでいいわよ」

「いえ、癖なんで」

彼女は僕たちをおいて保健室をあとにした

「青峰くん、ナミさんっていい人ですね」

「ケチで暴力的だけどな」

僕は今日、新しい友達ができました

ーーーー

「テツー!!」

「重いですナミさん。抱きつかないでください」

「……」

「上目遣いでもダメです」

黒子っち羨ましいっス」

10: お香しゃちょー◆kk:2018/03/11(日) 22:04 ID:txU

キセキの世代おまけ2−2

「あ、真太郎とテツもいるじゃない!」

「久しぶりなのだよ」

「どうも」

むっくんの後ろにお祭りとかでよくあるみかん飴を持った緑間真太郎と水色の髪の毛をした黒子テツヤがいた

なにあのみかん飴、おは朝鬼畜かよ…

「ナミっちみんなと知り合いなんスね…」

「まぁね」

そんなことよりもあたしは真太郎が持っているみかん飴の方が気になる

「ナミ、みかん飴見過ぎだ」

征ちゃんに言われて一瞬テツを見たが、すぐに目は真太郎のりんご飴を捉える

「ちーっす。遅れましたー」

そう言って現れたのは灰崎祥吾

なんだかその場の雰囲気が悪くなった気がする。涼太くんの眉間にシワが寄っていた

「遅刻だ灰崎」

「ワリぃワリ…な、ナミ?」

「よっ、崎ピョン」

「変なあだ名で呼ぶな!あー!オレ用事あったわ、帰る」

そう言って彼は逃げるように去った。何なのよあいつ

「ショーゴ君とも知り合いなんスね」

涼太くんの問い掛けに応えようとしたら、違う人の声に遮られた

「おいテメェら!!何してんだぁ」

「あー主将だ〜」

あーくんがそう言ったのでバッと声がした方を向く。するとその人と目があった

「あ?…お、お前「修兄!!!」

勢いよくその人の方に向かって走り、そのまま正面からギュッと抱き付く。

「「「「「え?」」」」」

「…ナミさん、何してるんですか?」

「え、修兄に抱き付いてる」

「ちょ、お前離れろって!一々抱き付いてんじゃねぇよ!」

グイグイと修兄はあたしを引き剥がそうとするが、必死に食らいつく

キセキのみんならはポカーんとその光景を見ている

何分かその攻防戦を繰り広げたが結局修兄が諦めた

「主将とも知り合いだったんスか!?」

「知り合いっていうか、家が近所なんだよ」

「修兄とがこの中で1番付き合い長いわね。ノジコとナミゾウのことも知ってるし」

そう言いながら降りたら、あー重かったと言われので今度は背後からギュッと腕をまわす。

「ちょっ、力入れんな、なんか出る」

「ナミ、そろそろ離すのだよ」

「主将困ってんぞ」

「そうっスよ!」

なんだか若干不機嫌な声になってる気がする

どうしたのよ、こいつら?

「ナミさん、そろそろ練習始めるみたいなので降りてください」

「ナミちーん、ほら峰ちんの財布あげるから」

「あっ、テメ、紫原!!」

はっ!!分かった!こいつらも修兄に抱き付きたいのね!

「くっ…お、お金で釣れるとお、お、お、思わないでよっ!!!」

「思いっきり釣られそうじゃねぇか」

「修兄は黙って!あんたたち、そんなことまでして修兄に抱き付きたいのね!!」

(((((いや、ちがうわ)))))

(少しおバカなんですねこの子)

(何キモいこと言ってんだナミのやつ、つーかどうでもいいから早く降りろ疲れた)

「訳がわからないことを言うな、先輩に迷惑がかかっているのだよ」

「じゃあ真太郎がみかん飴くれたら降りる」

そう言った瞬間バッとみんなの視線が真太郎にいく

「ぜ、絶対ダメなのだよ!」

くそ…でもあたしは諦めないわよ。そのみかん飴を見た時から、私の脳内はみかん飴一色なんだから!

「はぁ…しょーがねぇ…帰り何か奢ってや「早く練習を始めなさい!!」

奢ってやると聞いて速攻で修兄を解放した。

「まだ最後まで言ってねぇよ。ってか切り替え早ぇし、何で上から目線なんだよ」

黒子のバスケ二次創作(5)

1: 月空◆TM:2016/12/28(水) 22:16 ID:pyE

私が黒子のバスケの二次創作を書いていきます
荒らしはしないでください。あっても基本スルーです
コメントアドバイスなどはしてくれるとありがたいです
ここは私が基本的に書くのでかってに小説などは書かないでください
色々と不快になるような表現があるもしれませんが自己責任でお願いします
オリキャラ、コラボ等々も出てくるものがあるのもあるので、そこも自己責任でお願いします

5: 月空◆TM:2017/01/17(火) 22:01 ID:eNM























(プルルルル「(もしもし?火神君ですか?どうしましだ?」

「初詣ですか?わかりました行きます」

黒子と火神は、初詣に一緒に行くことにした

黒子のバスケ〜黒子のoneweek〜(2)

1: 黒子◆4g:2016/12/26(月) 12:27 ID:l7o

始めのご挨拶
こんにちは黒子テツヤと申します。
今回は僕の日常を紹介したいと思います。
影の薄い僕の日常的な非日常。
それでは僕の一週間の始まりです。

2: 黒子◆4g:2016/12/26(月) 12:43 ID:l7o

月曜日です
おはようございます黒子です。月曜日の朝というのはどうも目覚めが悪く、なかなか布団から出ることができません。しかし、月曜日だからといって容赦なく朝練というものは存在し、それに遅れるとそれはそれは恐ろしい、ペナルティーがあるのです。
もっとも、僕は影が薄いので、滅多に遅刻がバレることはないのですがね。

黒子のバスケ〜黒子のOne〜(2)

1: 黒子◆4g:2016/12/26(月) 12:24 ID:l7o

こんにちは黒子テツヤと申します。
今回は僕の日常を紹介したいと思います。
影の薄い僕の日常的な非日常。
それでは僕の一週間の始まりです。

黒子のバスケ×○○○○○(2)

1: 月空◆7g:2016/12/18(日) 17:48 ID:pyE

黒子のバスケとコラボした小説を書きます
できれば色々コラボしたいです

ルール
荒らしはなしで
あったとしても基本スルー
私が基本的に書きますが、
私に許可をとってくれれば書いてくれてかまいません
アドバイスや感想を書いてくれればありがたいです

2: 月空◆7g:2016/12/18(日) 18:41 ID:pyE

今回は黒子のバスケ×暗殺教室
私は黒子が好きなので主に黒子がカギを握っています。
書いたことがほとんどないので、会話が多めに
なってしまうと思います。一応第三者目線です
色々黒子のバスケの原作と違うので不愉快になりそう、読んだら不愉快に
なったなどは自己責任でお願いします。
最初の黒子達キセキの世代は、中2の全中の終了後少しだけ黒子と青峰がギクシャクしている時です。

黒子のバスケ×暗殺教室
黒子「赤司君皆をよんでくれませんか?」
そう言ったのは、儚い美少年というのが似合う青年黒子テツヤだ。
赤司「ああわかった」
黒子に応えたのは、バスケ部主将赤司正十郎だ。赤司はこれから黒子が言うことをわかっているようだった。
赤司「おい、皆集まれ」
赤司がそう声をかけると、
青峰「なんだよ赤司」
そう言ったのは、青峰大輝。
黄瀬「どうしたんスか?赤司っち」
次に来たのは、黄瀬涼太。
緑間「どうしたのだよ赤司」
次が緑間真太郎。
紫原「どうしたの〜?赤ちん」
そして、紫原敦。
赤司「いや、黒子が話しがあるようだ」
赤司がそう言うと、一斉に黒子の方に視線が集まった。
黒子「すいません。僕、家の事情で学校を転校することになりました」
かくかくが驚くなか、1番初めに言葉を放ったのは緑間だった。
緑間「黒子まあ家の事情なら仕方ないのだよ。ところで赤司は知っていたのか?全く驚いていないようだが」
皆が驚く中赤司だけはいつもどうりだった。
赤司「ああもちろん聞いていたさ」
やはりなと緑間は思った。
次に言葉を放ったのは、紫原だった。彼は一言「ふ〜ん」と言っただけだった。

黒子のバスケ夢小説(14)

1: 白◆yg:2016/09/28(水) 17:14 ID:kNw

私が黒子のバスケの夢小説を書きます

荒らしなどはご遠慮ください

コメントや感想、アドバイスは書いてくれてかまわないですが

小説を勝手に書くのはやめてください

4: 白◆yg:2016/09/28(水) 18:04 ID:kNw

まず初めは黒子最強の小説です

設定

黒子テツヤ

すべてがチート

バスケチート

勉強チート

家が世界一の財閥

キセキの世代は知らない

中学ではゆっくりしたかったため幻の6人目を演じていた

幼稚園から始めており幼なじみと一緒にストバスに出ていた

幼なじみもチート軽くキセキの世代は倒せる

幼なじみと一緒に幻の世代と呼ばれているが仮面を付け正体を隠している

高校は洛山高校

5: 白◆yg:2016/09/28(水) 18:16 ID:kNw

設定2

幼なじみ

赤司正十郎

キセキの世代の一人だが幻の世代でもある

高尾和成

今吉翔一

笠松幸男

氷室辰也

黒子の幼なじみの呼び方

赤司→正

高尾→和

今吉→翔

笠松→幸

氷室→辰

黒子の本当の性格タメ口&呼び捨て

後はちょくちょく書いていきます

黒子のバスケ〜緑間真太郎のおは朝パニック〜(7)

1: 如月:2016/09/14(水) 20:15 ID:l7o

緑間がおは朝に振り回されたり、高尾に茶化されたり

黒子のバスケ〜キセキ達の日常〜(3)

1: 高尾和成◆B.:2016/06/05(日) 18:35 ID:79M

皆さんどうもこれは、まあキセキの世代の皆の日常を想像して書いてみようという思いつきですがね!
家族やモブも若干でてきますが、是非読んでみて下さい。
誤字脱字や口調間違いなどがあったら教えて頂けると嬉しいです。

黒子のバスケホラー(10)

1: アポロ◆A.:2016/02/27(土) 12:24 ID:eG2

どうも皆さんごきげんよう。アポロです。
【テニプリ】神様のゲームを現在進行形で更新しております。
題名通りここでは黒子のバスケのホラーを書いていこうと思います。
ヒロインちゃんはお馴染みの御名前です。

アテンショオォォォォオンっ!
・荒らし、中傷は無しで
・暴言やめまっしょい
・ここは私一人で更新していく場なのでリレーではありません。


赤坂 いおり:女
・18歳
・高校三年生
・黒バストリップ
・クール巨乳
・関西弁(一人称・こっち)
・身体能力パねぇ
・常に無表情
・男ま……女前
・怖いの駄目……マジ駄目

イラスト
画像
https://ha10.net/up/data/img/7034.jpg


時期はWC直後。木吉の足は大丈夫設定。赤司は俺司で前髪長い。灰崎帝光時代の髪型。

2: アポロ◆A.:2016/02/27(土) 13:30 ID:eG2


ぴちゃん


……ん。



『……どこや、ここ』



上から何か水滴が落ちてきて、その冷たさに目を覚ました。目線だけ動かしてみると、辺りは暗い。
そして上を見上げると……



『……誰やねん』



全身がぐっしょり濡れている黒髪つり目のイケメンが居ました。イケメンはこっちが起きたことに目を見開いて「起きた!」と声をあげる。え、えぇ……この声とこの顔は……。



『……高尾、和成……?』



かの有名なバスケ漫画(完結済み)、黒子のバスケの主人公の大勢のライバルの一人、秀徳高校一年生高尾和成だった。
高尾は「えぇっ!? なんで俺のこと知ってんの!?」と驚愕の声をあげる。こっちはなんでここにキャラクターが居るんか聞きたいわ。
とりあえず、高尾の質問に答えておく。



『……やって……、君……漫画の登場人物やし……』
「えええええ!?」



んな大袈裟な。高尾は目を再び見開いて吃驚するくらい大きな声をあげる。だが、「そっかー、俺漫画の登場人物なのかー。なら名前知ってんのも納得!」とかるーく受け流した。えぇ……。



『……君さ、疑ったりせぇへんの……? 嘘言うとんのやない、とか』
「えー、だって君の顔見ると「え、嘘だろなんでこんなところに」的な顔してっから!」
『えぇ……』



高尾のコミュ力には驚かされる。とりあえずけらけら笑う高尾を放り、辺りを見回す。
薄暗く廊下に座り込むこっちら、肩から掛かるこっちのエナメルバッグ。びしょ濡れの高尾。横を見れば教室が並んでおり、ここはどうやら廃校のようだ。うーん、こえぇ。
すると高尾が「赤司ー! 倒れてた女の子が目を覚ましたぜー!」と声を張り上げた。え、うっそ……赤司おるん? とか考えているうちに、「そうか」と曲がり角の奥から赤司が出てきた。あ、前髪長いしオッドアイじゃないから俺司だ。



『……赤司征十郎やん……』
「やっぱり知ってんのか!」
『……知っとるも、何も……赤司は成績優秀容姿端麗運動神経抜群、産まれてから一度も負けたことがない天才。赤司財閥御曹司で、帝光中学バスケットボール部キセキの世代キャプテン、現在洛山高校一年生でバスケットボール部キャプテン……やったかな』
「すっげぇ! 当たってる!」



こっちがすらすら赤司の事を告げると、赤司の眉間に皺がより、高尾がゲラゲラ笑い出す。高尾、笑いの沸点低すぎや。



「……なんでそんなに俺達の事を知っているんだ」



赤司が鋭い目付きで睨まれるが、理由が無いので飄々と答えてあげた。



『……やって君ら、漫画の登場人物やし』
「証拠が無いな。お前がここに連れてきたんじゃないのか?」
『いや、ちゃうし。こっちかてここがどこか知らんし。
それに、証拠なら有るで』



そう言ってこっちはエナメルバッグを漁った。あ、あった。キャラブック!
ごそごそとエナメルバッグから取り出し、「ん、証拠や」と赤司に差し出した。エナメルバッグには漫画全巻入ってますよ。
それを見た赤司は目を見開いた。



「なんだ、これは……」
『藤巻先生の漫画や。週刊少年ジャンプで連載しとった大人気作品。
グッズやアニメもあって、舞台化もする。
漫画も全巻あんで』



こっちはエナメルバッグについていたキャラクターラバーストラップを赤司に見せた。



「……どうやら本物らしいな」
『確信的証拠、信じてくれたらエエわ。っちゅーか、ここ、どこ』



こっちが辺りを見回しながら告げると、「どうやら中学校の様だ」と告げられる。ふーんと相槌を打つと、高尾が口を開く。



「っていうかさ、俺達君の名前知んないんだけど」



……名前を教えてなかったことに今気がついた。

4: アポロ◆A.:2016/03/01(火) 11:59 ID:eG2



『こっちの名前は赤坂いおり。高3や。よろしゅう』
「ああ、よろしく。俺は」
『日向順平、やろ』
「……高尾、赤司。赤坂さんに俺の名前教えた?」
「いえ」



 首を振って赤司が否定する。高尾は「やっぱしってんのかー」と感慨深いような顔をして頭の後ろで手を組んだ。
 赤司に事情を説明しても良いかと目配せされ、『好きなように』と手をひらひら振った。赤司は日向と伊月に向き直って告げる。



「赤坂さんは俺達とは違う世界の人です」
「あ¨ぁ!?」
「ええっ!?」



 二人してバッとこっちを見つめた。何でもないような顔をしていると、「マジで?」と日向が向き直って聞く。



「マジです。俺達の事を知っていた理由は、赤坂さんの世界では俺達は漫画のキャラクターだそうだからです」
『せや』
「些か信じられないな……」
『ん』



 信じられないなと言った伊月にコミックス一巻とキャラブックを渡す。それを見るなりキャラブックを見て高2が驚き、漫画のタイトルを見て全員が目を見開く。



「……黒子のバスケ?」
「え、黒子が主人公なのかよ!?」
「影が薄い主人公か……ハッ!!
黒子(ほくろ)の黒子!」
「伊月ホントてめぇ一生黙ってろ」
「やっべぇ黒子とかサイコー!!」



 これは信じるしかねぇな、と日向が苦笑いをしたところで、こっちの顔は強ばる。なんだ、この嫌な雰囲気は。
 ばくばくと激しく高鳴る鼓動とだんだんと加速する呼吸。ぜっはっ、と目を見開き、冷や汗が地面にぽたりと落ちた。胸焼けのような感覚に胸の中心を服の上からぐしゃ、と握る。立っていられないぐらいの不快感に襲われ、膝をついた。何かが来る。勘だがそう感じとった。
 そこでみんながこっちの異常を感じとり、屈み込み赤司がこっちの背中に手を置く。



「どうしたんですか赤坂さん!」
『赤司、わる、やべ……気っ持ちわり、なんか……来る』



 来る。の瞬間、不快感や体の異常が吹き飛んだ。みんなは背を向けているから分からないだろうが、目が、合った。
そしてソレは、確かに口を動かした。



      ミ イ ツ ケ タ



 自分の呼吸がひゅっと短くなったのを感じる。身の毛がよだつ。ソレは裂けた口で笑って、余計に裂けさせる。瞳孔が開いたのが分かる。ぶわりと鳥肌と冷や汗が溢れ出た。血の気が引く。



『う、あ……わあああああああ!』



 立ち上がって叫んだ瞬間赤司達が視線の先を見て、顔を青ざめる。そして、



「走れええぇぇぇぇええ!」



 日向の叫びでみんな超真剣な顔で全力疾走だ。逃げろ。

 あの、口の裂けたゾンビから。



.

黒子のバスケオリジナル小説〜もう一度あの頃に〜(38)

1: 友紀菜:2016/01/28(木) 16:59 ID:R6M

黒子のバスケのオリジナル小説を書きたいと思います。

※注意※

・キャラ崩壊
・文章が変
・意味不明

になる可能性大です。

こんなんですが、よろしくお願いします。

2: 友紀菜:2016/01/28(木) 17:23 ID:R6M

〜登場人物〜

雪音菜穂

16歳女子。青峰、桃井と幼なじみ。病気で入院中。赤司の元カノ。少し癖のある長い髪をしている。優しい性格。

琴原桜葉

菜穂の主治医。菜穂のよき理解者。明るい性格。

守葉雪乃、岸萌香、大野花恵、園芽衣美、花咲莉穂、藤野舞穂

菜穂の中学時代のバスケ仲間。雪乃はキャプテン、萌香は副キャプテン。莉穂と舞穂は菜穂と同級生。その他は一つ上。

黒子のバスケメンバーは一応原作通り。

その他人物は、出た時に、紹介します。

3: 友紀菜:2016/01/28(木) 17:51 ID:R6M

菜穂side

コンコンッ

病室のドアの叩く音がする。

誰かな?

ガラガラッ

「菜穂さん。」

そこには、黒子君がいた。

黒子君。」

私は、微笑んだ。

「調子はどうですか?」

黒子君は、椅子に座ると、そう聞いてきた。

「今日は、良いかな。黒子君は、もう高校生だね。入学式は明後日だっけ?」

「はい。誠凛高校です。」

誠凛かぁ〜

確か、新しい学校だったな。

「そっか。バスケ部入るの?」

「はい。もちろんです。」

「そっか。頑張ってね。」

「はい。頑張ります。」

ガラガラッ

「菜穂ちゃーん、来たよーって、テ、テツ君!?」

勢いよく、病室に入ってきたのは、親友のさつき。

黒子君がいたことに、びっくりしているみたい。

「桃井さん。」

「テ、テツ君。来てたの。」

さつきは、頬を赤くした。

かわいいな、さつきは。

「はい。でも、そろそろ僕は。それじゃあ、また来ますね。」

「うん。ありがとう。」

私は、軽く手を振った。

「そういえば、テツ君には、言ってたんだったね。」

「うん。黒子君には、あたたかさが残ってたから。」

そう、黒子君には、あたたかさが残ってた。

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