ドォンと大きな音を出した花火。
その花火は何年も見てきたなかで一番キレイだった。
それは君がいたからかもね――。
♪*♪*♪
初めまして。バカ有希の妹の夏海です。
このたびバカ有希が盗作をして反論を続けてたらしいですね。けど停止します。。。さんのおかげで有希のストレス上昇↑↑感謝です(笑)
それと有希が盗作について全然謝罪する気0なので私からお詫び申し上げます。
ああ、バカの妹だからって「こいつも盗作してんだろーなー」とか思わないでください!実話なので><
*主な登場人物*
夏海(これも一応仮なんで)
純太(仮)
*余計な人物*
バカ有希
んではスタートです★
♪♪♪
「夏海、花火観に行くぞ!」
有希がノックもしないではいってきた。「いきなりはいってくるな」といったが有希は無視。ベッドで漫画を読みながら口にくわえてたポッキーを奪い取り有希は食べてしまった。
「んみゃーんにゃこと気にしにゃいの」
「ちっ」
「それよりさー、いい情報あるの!」
ポッキーを食べ終えた有希はにやっと微笑んだ。気持ち悪い。
「にゃんにゃんだよ」
ポッキーをもう一本口にくわえたら有希がいった。
「真鈴から訊いたんだけどさー、純太が花火観に行くんだって!」
ポッキーを吹き出してしまった。
「ゲホッゲホッ……なんだって?」
「だから純太も行くんだって!」呆れたような顔だ。
純太も……ねぇ。どうせ佐野達も来るだろうなぁ。
『イヤッホーイ! エロ本はっけーん!』(佐野)
『マジで!? ラッキー! 見ようぜ見ようぜ!』(高原)
『……なんだこれ! 大したエロじゃねーだろ!』(下崎)
『そうだそうだ! これパンツしか出てねーだろ』(蓑崎)
『そうだそうだ! ポロリがねーと!』(純太)
ああ……。写生会に行ったときのを思い出した……。消そう消そう。
「どうする? 行く? 行かない?」
にやにや顔で有希は問い詰める。そろそろイラついてきた……。
「行くよ!」
ということで夜。
「晩御飯食べなくていいの?」
母さんがそういった。私と有希は売店で食べるからいいといった。
「そう。じゃあ早く着替えなさい」
「うん」
それぞれ部屋で浴衣に着替えてた。私は今帯に苦戦中。
どうしよう……。こんな年齢(11)で帯も結べないだなんて……。畜生。
そうしてると有希が来た。「終わったか」と訊かれので「まだ」と答えると有希は舌打ちをした。
悪かったな。お前とあたしは違う人間だからな。
「どれ見せな」
そういって後ろを向いて有希に帯を結んでもらった。
有希は「なんでこんなのもできないのよ」とか「アホかお前は」とかブツブツ呟いてた。
……酷い。
そして有希が「できた」とあたしの背中をポンッと叩いた。
有希は次に「髪セットすれ」といったが私は毎年普段着で観に行ってたもんだからそんなのできない。「このままでいい」といったが有希は「純太にバカにされるぞ」と脅す。そして結局有希に頼んだ。
「あんたこんくらいもできないと将来いい男できないよ」
「ひどっ!」
でもまあ確かに……そうかもしれないけどさ……ねぇ。
「……できたよ」
今度は頭をたたいた。
「うん、オッケ! これで純太に会えなかったら終わりだね。あんたの」
「うっさーい! 余計なお世話だ!」
有希は高笑いしながら「行くぞ」という。
花火は始まる寸前だった。その前に屋台に行ってリンゴ飴や綿菓子、トロピカルジュースなどを購入した。そのあと有希は友達と花火を一緒に見に行った。
「はぁ……」
そういえば誰も誘ってないや。まあいい。
そしてそこらへんに座ってリンゴ飴をなめながら花火を眺めた。凄い綺麗……。
純太どこにいるんだろう。……あたしには関係ないか。
そろそろ飽きてきたので帰ろうとしたら――。
「……夏海?」
聞き覚えのある声が後ろから聞こえる。振り返ってみたら――。
「……純太」
純太は片手に焼きそば、もう片方にたこ焼きを持っている。
「……よぉ」
「う、ん……」
どうしよう……。純太が……いるよぉ……。どうしよう……。
「……隣、いいか?」
「は?」
なんだ……と!
「い、いいけど……」
そういうと純太は「どうも」といい隣に座った。
「佐野達は?」
「どっか行った」
私はぼそりと「迷子…」とつぶやいた。聴こえちゃったのか、「なんだと?」といわれた。「なんでもない」と答えた。