私が恋をして付き合うまで

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25:nana:2012/07/16(月) 09:50 ID:0Rc

1000メートル走った結果、一位。

「やっぱり、荒川は速いわね〜」

と先生に褒められる。

すると、男子がソフトボール投げのボールをこっちに転がしてきた。

私の足元でボールは止まり拾い上げた。

目の前を見るとこちらへ竜君じゃなくて、保田が走ってくる。

「ボール」

彼の一言で我に返る。

「あ、はい」

彼にボールを渡す。

「サンキュウ」

そう言って彼が笑い走って行った。

26:nana:2012/07/16(月) 22:40 ID:0Rc

ズっキューン!バっキューン!ドっキューン!!

む、胸が・・・っ胸が痛いっ!!

荒川羅美嘉、完全にハートを射抜かれてしまいました。


「もうさぁ、ズっキューン!って!やっぱ、竜君似だけあって、笑顔がそんじょそこらと違うね!」

一学期最後の陸上でする体育が終わり、私はきぃに熱く語った。

「やられたんだね」

きぃは携帯をいじりながら言った。

「やられた」

あの笑顔・・・あれだけで白飯5杯はいけるわ!

あ、やばい、思い出したら鼻血でそう。

きぃはパタンと携帯を閉め私と目を合わせた。

「つまりあれでしょ?一目惚れしちゃったんでしょ?」

え、えぇ!?

「・・・へっ!?そ、そうなる?」

きぃはフッと笑い「そうなるでしょーが」と言った。


これが私の人生初の一目惚れ。

27:nana:2012/07/16(月) 23:14 ID:0Rc


5、私とアホ


どうも。住田きぃです。

一応、ラミカの親友。

ラミカとは出逢って三年になる。


三年前――――・・・

私はラミカの通っている中学校に二年生の時に転校してきた。

そこでは全然友達ができなくて、いつも一人だった。

するとある日・・・・。

「あぁ!君だよね!?転校生?!」

突然現れた金髪の少女。それが、ラミカだった。

「そうだけど・・・」

ラミカは、私が転校してきた時に風邪で休んでいた。

だから私のことを知らなかったのだろう。

目はよく見ると深い青色で、クリックリの大きな瞳に長い少し金色の睫毛に華奢で小さい顔に高い鼻。

金髪は胸の高さぐらいまであり、高くポニーテールで結んでいた。

第一印象、すごく可愛い女の子。

まぁ、それは最初のうち。本当に最初のうちだけだった。

ラミカとは、それから毎日しゃべっていた。

そして、一緒にいるうちに気付いてしまったのだ。

こいつはアホということに。

けど、気はすっごく合った。

28:nana:2012/07/17(火) 14:06 ID:0Rc

高校に入学した途端、ラミカは超モテた。

けど、みんなラミカがアホということに気付き始め、モテたのは最初のうちだけだった。

それどころか、今は男子にバカやってるから引かれまくってる。

けど、女子には人気ある(一部の男子にも)

そんなアホ丸出しの彼女は、まさかの帰国子女。

6歳までアメリカにいたらしい。

父親がアメリカ人で、病気でラミカが3歳の時亡くなったらしい。

写真を見せてもらったことがあるけど、ラミカにそっくりだった。

きっと、言っちゃあ悪いがラミカのアホは母親から来たと私は思う。

・・・似たようなもんだもん。

29:nana:2012/07/17(火) 14:16 ID:0Rc


6、彼


「えぇ!?学校休む!?」

今日の朝、きぃから風邪ひいたから学校休むと言われた。

まぁ、今日四時間だし、お見舞いでも行ってやるか。

感謝しろよ!

せっかく今日から体育水泳なのに。

可愛そうに。

30:nana:2012/07/17(火) 14:30 ID:0Rc

授業が三時間終わり、待ちに待った体育。

きぃがいないと、やっぱりなんか物足りない。

更衣室に行き水着に着替える。

水にかかりプールの中に入る。

「あぁ〜冷たいっ!!」

思わず身を縮める。

プールは、男子と半分ずつ使う。

私は泳ぎに泳ぎまくった。

皆が引くほど。

「ラミカ、去年もだったけどすっごい泳ぎっぷりだね」

私は去年、泳ぐ速さが男子も合わせて学年一位だった。

特に、水泳スクールに通っていたわけじゃない。

テレビでやってるの見てるだけで、バタフライも平泳ぎもちゃんと泳げる。

勉強もそれぐらいできたらいいのになぁ・くそっ・・・。

31:nana:2012/07/17(火) 14:51 ID:0Rc

着替えるのが一番最後になり、更衣室の鍵を閉める。

「荒川!」

後ろから先生の声が聞こえビクッ!と体が震える。

ヤバい・・・私何やった?

「は、はい・・・」

恐る恐る後ろを振り返る。

「先生の笛知らない?」

「は?」

ふ、笛?

「知りませんけど・・・」

何だ、怒られるんじゃないんだ・・・。

「はぁ〜どこやたかなぁ〜」

先生は、いかにも助けてほしそうな顔をした。

・・・しょーがないなぁ・・・。

「探しましょうか?」

そう言うと先生の目が輝いた。

「本当?いいのに〜」

「いいんです」

へっ!心の中では最初っから助けてもらおうとしてたくせに!!

私と先生は必死に探した。

「おかしいわね・・・。どこにやったのかしら?」

「ポケットの中は?」

私がそう言って先生はポケットに手を突っ込んだ。

「あ、あった」

そう言って先生は笛を見せた。

このクソババアアアァァァァァアァ!!

32:nana:2012/07/17(火) 15:06 ID:0Rc

もう、皆帰っていて誰もいない。

シーンとした廊下を一人歩いていく。

自分の教室に着き、ドアを開ける。

ガラ――――・・・・

「・・・・」

目に前には上半身裸の保田竜紀がいた。

保田と目が合い固まった。

黒髪は少し濡れていて程よく筋肉がついた細い体。

黒い瞳がじっと私を捕えている。

私は完全に見惚れた。

「何?」

保田の急に出た声にハッと我に返る。

33:nana:2012/07/17(火) 15:19 ID:0Rc

「ベ、別に!」

私は急いで自分の席に行く。

が、保田の後ろでドアの近くで見るより近くにいるからなんか、緊張する。

バックに筆箱やら教科書やらを詰め込む。

保田からの視線を感じるが無視する。

バックに詰め終わった後、ハッと前を向くとバッチリ保田と目が合う。

保田はニヤっと笑った。

「さっき見惚れてただろ?」

な、何急に!?

「んなわけないじゃん!」

んなわけあったんだけどね。

目がずっと合いっぱなしで、沈黙が続く。

すると、保田が沈黙を破った。

「お前、俺に惚れてるだろ?」

34:nana:2012/07/17(火) 15:36 ID:0Rc

「・・・・」

何でそんな、何!?何なの?!

頭の中でゴチャゴチャしていると、保田が私の体を自分のほうへと引き寄せて唇を重ねた。

段々体が密着していく。

何々、え、ど、え、あ、待って、え、

私はご覧のとうりパニックに陥った。

そんなこともお構いなしに保田は舌を入れてくる。

体はどんどん斜めに傾いて後ろの自分の机に背中がついた。

「ん、あっ」

自分の声じゃない様な声が出てくる。

怖い。そんな想いが生まれ強くなり、私は保田の胸を押した。

だけど、びくともしない。


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