〜オトギ話は螺旋構造〜 夢の連鎖

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36:ラビリンス:2014/09/18(木) 15:23 ID:g2o

 あの人……私を助けてくれた少女はどうして?
 何故、あの少女は処刑場に居るの……?

 私はモップから降り、処刑場へ入った。(魔法を使って何とか入った)
 
 少女はある男性と何かを話していて、悲しい表情だった。
 今にも涙が溢れそうで……
 私が何とか出来る悩み事だったら良いんだけれど。

「約束……よね?」
 私は彼女の背後から前触れもなく声をかけた。
「貴方……は?確か1年くらい前のあの魔法使い!?」
「おねがい、大きな声で言わないで、存在が見つかったら大変」
 私は興奮状態の彼女を宥めるようにした。

「魔法使い何でしょう!?彼をどうにか……助けて」
 彼女は私に何か激しく訴え、そして何かに怯えているようだった。
「出来る事ならするわ。何があったの?またガラスの靴を?」
「そんな魔法は必要ないわ!私より彼の処刑を止めて欲しいの。無罪なのよ!」
 
 必要ない――……

 そんな言葉を私は何度も呟き返した……

37:沙桜:2014/09/18(木) 23:37 ID:CfA

言い忘れてました!
沙桜は
もと桜音です!
よろしくです!これからも、続き楽しみにしてます!

38:ラビリンス:2014/09/19(金) 19:04 ID:g2o

ありがとうございます!
沙音さんですね、了解です^^

39:ラビリンス:2014/09/19(金) 19:12 ID:g2o

「お願い、処刑を免れる魔法はある……?」
「おい、そもそもこの人は誰だ?知り合いか?」
 唖然としたラリア伯爵は要約言葉を紡ぎだした。
「あぁ、彼女は知り合いの魔法使いの少女なの。前に助けてもらって……」
 私は軽く伯爵に説明し、続けた。
「あったら何でもするわ、そういう魔法、ある?」

 少女は一瞬放心状態だったようで、取り乱していた。
「……あ、あぁっ、処刑を免れる魔法――そうね……あるにはあるのだけれど……」
 彼女はため息をつきながら、首を横に振り、続けた。
「それを使うにはとても重要な『代物』が必要で……」
「『シロモノ』?それは何?お金、宝石?」
 私は前のめりな状態になりながら、彼女に問い詰めた。

「それが……『魂』よ。それも人のね」
 一瞬背中に何かヒヤッとした物が走る。
 ゾッとした。

 私は助けてもらった少女に恩返しに来た。
 だから彼女の命を奪う魔法なんて使いたくない、絶対に……

40:ラビリンス:2014/09/19(金) 19:15 ID:g2o

番外編を葉っぱ天国以外の所でやってますー
宜しければコチラも合わせて読んでみて下さい^^

『オトギhttp://www.casphy.com/bbs/test/read.cgi/novel/1411121696/l50話は二重螺旋構造!』

41:ラビリンス:2014/09/19(金) 19:16 ID:g2o

オトギ話は二重螺旋構造!
は不定期ですので…… ーー;

42:ラビリンス:2014/09/21(日) 11:11 ID:g2o

あげ

43:ラビリンス:2014/09/21(日) 12:08 ID:g2o

「あぁ、処刑まで時間がない。魔法は使うな、反対だぞ、俺は」
 手錠をガチャガチャと音を立てながら伯爵はもがいた。
 私は溜息をつきながら魔法少女に頼む。
「私の魂では駄目なの?シロモノさえあれば良いんでしょう?」
「ダメよ、私はその為に恩返しに来たんじゃないわ。あなたを助けるために来たというのに」

 少女は一向に魔法を使ってくれなかった。
「処刑まで30分だよ……ラリア伯爵。ふふっ」
 いつの間にか、執事とボディーガードをつけた肉らしき王子が嫌味な口調で言う。

「あぁ、王子の魂は駄目?あいつ、憎らしいし、要らないし」
 見た目によらず、酷いこと言うわね、シンデレラ……と少女は内心思った。
「何の話だ?とにかく処刑するぞ、こっちへ来い」
 王子と少女、私は大広間に案内された。

44:ラビリンス:2014/09/21(日) 18:20 ID:g2o

「ちょっと……離してっ!」
 処刑所に行こうととする私を、王子は無理矢理引っ張る。
 大広間は扉が閉まり、鍵が掛けられた。

「大広間に行きたいのよ!何をするつもりですか!?」
「幼馴染の死を間近で見たいのかい?それより僕とパーティーに行かないかい?」
 王子は魔法使いを押しのけるようにして処刑場の出口へ私を引っ張る。

「何を……!魔法を必ず使ってよ!誰の魂でも構わないから!」
 私は魔法少女にそれだけを大声で言い残した。
 王子は冷酷な視線を、小さく見えるラリア伯爵に注ぐ。

 ラリア伯爵に対しての、不思議で妙な胸の高鳴りは、もう分からなくなってしまうのか――……
 熱く、早く、煩い鼓動は、伯爵と別れた後、ピタッと途絶えてしまった。

「今日は僕の誕生日祭でね。例のガラスの靴を履いて出席しないかい?」
「何それ……浅はかだわ、貴方。どうせ遊女でも雇っているのでしょう?信用出来ないわ」
 私はかなり警戒した表情で王子を軽く睨み付けた。

「失敬な。確かに君の言う通りかもしれないが……僕は何時だって君の亭主になってあげるよ」
「亭主ですって……!?笑わせないで!」
 私が吐き捨てるように怒鳴った途端、庭園のバラが散った。

45:沙桜:2014/09/21(日) 22:30 ID:LCM

おぉ〜なんか、バットエンドの兆候ですかね!
バラが散るってことは!


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