ストーリーをつくるにあたって、漫画としてのエンターテインメント性も担保しなければいけないなかで「事実に忠実であること」はどのくらい大事にしているのでしょうか? 映画『スティーブ・ジョブズ』でも、ジョブズの娘やジョブズの右腕として活躍したジョアンナ・ホフマンとの関係を強調するために大きく脚色が加えられており、事実に基づきながらもつくり手の切り口が全面に出ているという点が、本作とうめさんの漫画に共通するところかと思います。