_____赤き月が昇り

凍える蒼が世を包む

(/…ふひっ…い、…二人ともつくっちやった…ね？)

(/ ...あはは、大丈夫大丈夫！気にしないで？ )

(/ …ふひっ )

(/お風呂… 入ってくるねっ … その …その、あとで…
　…なに、かズルいこと … お返し…しちゃうから …っ[💦])

(/ ___んひひっ！ )

_________くふーっ…　


[ ごり ごり ごりごり ]____くふーっ…

[ ごりごり ごりごり ]____くふーっ…


[ バサッ …ごりごり ]

　　「 .....？ ...イリカちゃん、寝てる ...？ 」

　「 … これを入れて　… 」[ごりごり ごりごり]


____くふーっ　…　


「 … 砂岩化したホネの … ひだり端をまるまるひとつ 」

[ごりごり … ごりごり]____くふーっ …


「 息ふき8回、全部粉にして … よし 」
___________[パサッ]


「 … "サークリョォル-セレクティ:クリムゾン"
… 5ページ、6ページ …7ページ　…　あった … 」

　　　「 ...何してるの〜？ 」

　　　( ぴょこっと顔を出して、興味をそそられたのか小首を傾げていて )

「 … "عفريت" "أحمر" "سيدة"　…
よかった …ふるさとの言葉じゃないならできそう … 」

[ぱらぱら …]

「 … えっと …
[召喚は貴き血で描いた陣の中で行い
必ず封印を重ねた個室で行うこと。
赤き魔物の"信仰"は容易に召喚し
授肉させることができるが危険！

…本書に納められし赤き魔物は
"学生"の間に広まる"都市伝説"や
等しい噂話で信じられた魔物である]」

____[ぱらぱら]

「 びゃっ !? 」　[バサバサっ〜っ！！]

____"真っ赤な怪しい本"を落とす


せ、、っせせせせせ …っ

「 せ、 …せきかちゃん …っ　[💦💦] 」

「 ...あれ、聴こえて無いのかな？ ...イリカちゃ〜〜 ..ん？ 」

　( ...不思議そうに見つめながら砂姫に近付く
　...落ちた赤い本を見つけては、拾い上げて目を通す )



　「 ___はは〜〜ん、いやらしい本なんか読んでたんだ？ ...イリカちゃんのおませぇ〜 ... 」

　〖 幽魔　スカーレッド-ルージュ 〗

危険度:8 [非常に危険]
契約率:3(8) [契約しにくい][(8)幼い者であれば別]

・[学生の噂]　"幽霊になった嗜虐殺人医者"

: "赤の魔物"のひとつとされる幽霊の医者
過去に興味を持った学生が召喚を試みたところ

機嫌を損ねた学生は殺害され、召喚期限が切れ
自然と送還されるまで 幼い児童を狙った殺人を
繰り返したという。…学生たちの噂話は原典となる

"ルージュ"に纏わる描写と食い違いがみられ
この魔物は単に、"信じられた話"が具現化した
〖妖魔〗の類いが正体であると見られている。

______…

..._____なにこれ

「 …？ 最近っ …ネーリア…にもらった
　新しい"召喚魔物"の本 …なんだけど … 」

　　「 ...今すぐネーリアちゃんを、呼んで 」

　　　( ...珍しく、本当に珍しく

　　___今の赤仮からは、感情を読み取り難い )


　　「 ...はやく、呼んでっ！！ 」

「 … 、？　… わっ　…わっ、　…わかったっ、 」


( 焦りよりも怯えよりも __セキカだからこそ
経験したことのない、様子に混乱しながら
__深層意識に …語りかけるように、目を閉じて )


_____________……


「[ぱち] …来れない、…けど　__来てくれるなら…良いって 」

( …少しばかり、恐る恐る )

　　「 ....分かった、直ぐに行く 」

　　( ...二度手間になるのかもしれないけれど
　　___それでも、直接話をしないと駄目だ ....これに関しては )



　　「 ...行こっ、イリカちゃん 」


　( __少々強引な位に手を引っ張って ..序曲の元へと向かう ..
　.... ...もどかしくも、それでいて ...慌ただしく )

________"門の前"__________


: …来たね？　… セキカ … ……イリカは、置いてきて :


( 巨大で、…揺らめく さざなみのような深蒼の扉
____手を引くセキカは、…此処にぽつんと至って )

　「 ......分かった　___待っててね、イリカちゃん 」


　( ...砂姫をそこに待たせて、扉の前に立っては ...どうにも、いつもの様に笑みが見えず ...
　...なんだかシリアスな空気 ... ___扉を、開けて踏み込む )

「 … わ…かった … けど、…セキカちゃん …？ 」

( 信じている …信じれる、…それでもちょっぴり
心配が沸いてしまうのは、…仕方ないだろう )
______________



『: "ゴブリン"、…下級の122番 …"オーカス"…
　 魔王下列の3060番に、…新しい書を此処に … :』


( … "書物"、"書物"、…やはり書物。…図書館に近い
　　空間だが …先程のような本ばかりで埋め尽くされる
　 その中で無重力状態 __漂い …浮かび上がる本の山へ
　 指示を与えて …奇怪な空間に君臨する、__"序曲" … )



『:　…… 待て。…客人、中断すること。… …来たね？　:』

　「 ...ごめんね、イリカちゃん 」


　____ﾊﾞﾀﾝ


　( 此処から先は砂姫を ...踏み込ませない
　...扉を開けて、序曲に出会えば ...一息吐いて )



　　___単刀直入に聞くね



　　　あの本の著書は、ネーリアちゃんじゃないよね？

__ふわりと浮かび …高度を下げて、セキカの前に降り立ち

… "深き漆黒染まりの両瞳"で __正気を削るように眺め



　『: たしかにわたしは …イリカに召喚書を与えた
　　　その行為が今を呼び寄せて …今この質問に
　　　 … イエスと言ったら …どうなるかな :』



　『: 此処で　イエスと言ったら　どうなるのかな :』

　『:　どうなるのかな　:』__のかな　のかな　ﾉｶﾅ…


____奇怪なエコーが …響いては消えて　

　　「 ...幾らネーリアちゃんでもね


　　___許せないことがあるの、ごめんね 」


　( ...仮面を外して　刃の様に構えて__序曲へと向ける
　...眼差しは赤く、鋭く ...___なんだか恐怖を煽るもの )



　　「 ルージュの偽物を ...作り出した事、なんでだろうね
　___すっごく、許せないの ...ネーリアちゃんが悪くないのは分かってるけど 」

　『:…　自覚がありながら偽ることに意味を求めた　
　　無価値　無価値　無価値を叩き付けた己と己と己

　　思考は？癖は？心は？縫い付けて違うのは常に他

　　……その自覚があるなら、すべきことが生まれる
　　其処にある、そして最良を生むための行動は一体？:』


… 深淵にありて覗く眼にそそぐ光はひとすじをゆるさず
__常を以てしてすら"零れ"起けど、座してそれは君を待つ


　( ___髪色は…深く __暗緑に染めて …逆立ち　__
　　　…頭となる部位を傾け　…　逆光が影を生み
　　　序曲の見えるをシルエットに　…目の光だけに)


『:　なにをするの　なにをするの … セキカ　セキカ　:』

　　　　　　....決まってるじゃんか


　　　　　そんな事実、知りたくなかったの



　　　_______そう言う事 ....




　　　　[ ｻﾞｸﾞｼｭ ...__ッ ]



　　( ____仮面にて、自分の眼を斬りつける )

『:　どー　どー　どー　』

　　____[カチャ]


( …　刃を降ろさせる "力ずく"で。…　斬る前に降ろす
　岩が落ちてきたような "腕力"で。… させる前に。… )

『: … 待てい、セキカ　…待つのじゃ、セキカ…
　　 何を言われたか知らぬが待て、…暫し待て… 』


　____気付けば　…隣に目の前と同じ影　

　　「 ........ ..... .....分かった 」


　( ...振り下ろしたくなる辛さを抑えて、
　　...チラリと、影を見つめる ... ...歯軋り、ついしてしまいながら )

『:　さて　』

_________スタ …スタ

『: おぬ、　…おどれはぁ 』


_________ガッ　…



『:　毎度…っ　毎度…っ　___[グァンッ]　』

_____ブゥゥンッ！！


『:　馬鹿げた___…っウソを…っ　』



_____つくで…っ



　　　　　　　な　い　わ　ぁ　っ　！　！　！
　　　　　[　ドｯ　ガ　ァ　ァ　ン　ッ　！　！　]



_________…　ｼｭｩｩ　…


( …ﾊﾞｯｸﾄﾞﾛｯﾌﾟ 地面から、逆さに埋まった影を背後に … )

『: ぁ"〜　… 』[ｶﾁｯ]


____…"演出"の為に態々序曲が消した部屋の灯りを灯し…



『:…ぁ"〜…セキカよ、…此処にある本が何か解して
　おらぬじゃろ？　…此処に、腐る程置いてある本じゃ…』

_____頭を抱えて…黄衣は近くの"トロール"の本を取り

　　　______..........💢

_____苦い顔で黄衣は続ける…



『: … ハッキリ言おうぞ　これはの？

…此処及びわらわらに出自の関係など無いわ！
そしてあやつは"使い方"は解しておったが…

___"内容"等理解はしとらん…
　…た・ま・た・ま。貸した本が
　お主の関連か何かだったんじゃろうな…

___それをあやつめ面白がりお…ってからにィ"…！！ 』

_______…　落ち着こう


『: …ぁ"ー、それで…セキカ？…なんじゃ、原因は…
　 これらの本について享受する前に話せ … 』

( 散らばった書物を広い集めて … …序曲は埋まったまんま )

　　　「 ...へぇ〜〜〜、そっか、そっか
　　　...そっかぁ〜〜 ... ... ... ... ふ〜ん 」



　( ...持つ仮面の瞳はギラギラと真っ赤に輝いて
　　...ふと扉を見れば__近寄って .... )


　　　[ ...ｶﾞﾁｬﾝ ] ...鍵を閉めてしまい


　　「 ....ごめんね、二人とも ....でも


　　　___私も怒っちゃう時だってあるから ...お仕置き、しちゃうね 」

『:ぁ？』


____[バサバサバサ…]

( __理解が追い付かない顔で集めた本をポロポロ落として )


『: … 待て、待つのじゃ…　何が原因じゃ！？
　わらわもか!?　わらわもなのか！？セキカよぉ！？ 』

(/ ____帰り、続き、ね ...んひひっ！ )

: …　万物を抱く庇護よ　___

はるか 宙(そら)に漂える 流れ星の呼ぶ声

あまねく星々の 間際がもたらす悲鳴を聴いた

宙(そら)へ飛び出し 光の中へと憑き纏うと

闇を成し 喰らい尽くしたのだと ____。


みどりごの明日は揺れつづけ

いつか 宙(そら)は暗く染まり

ひとりをも許さず 残さなかった ____。



… 輝く流れ星は言う

君よ 光よ "はじまり" を知ることとなる。

それは宙(そら)の彼方の … 彼方にあった

底と　底の　底で　底へ ___見たのだと …


"光よ" …より古きを求むることなどなかれ

___… 彼らは深淵(やみ)に潜むもの


光を 深淵(やみ)へと堕とすもの。…



___流れ星は飛び去り …二度と、現れることはなかった


…　深淵(やみ)という ___"答え"だけを残したまま　…









〖 深淵(やみ)を噴き出す生傷 ____ 〗

『 "魔の手"はしかと 大気を掴んだ 』

[ 我ら傷を与わば ___"闇の血"は溢れ …星を染めん ]

《 いざ侵犯の時はきた _____ 》

(/ ...いよいよ始まるつもり、なのかな？ )

(/ … 段階的にはもう少しで始まるといったところだよ
　　気にしなくてもいい、…　"昨日の説明"、お風呂
　　上がりで　…しよ？　__えへ… )

(/ ...了解、なら俺も


　そろそろ、本気かな____ )

『: …　さぁてな…　何れを先に言うがよいか 』


( … 書物の山がばたばた落ちると雪崩と化して
　 黄衣は下敷きとなって両手と顔のみを覗かせる )

　「 .....もぉおおお！___私も怒ってるんだから ... 」


　　( ...書物をせっせか片付けながら、ほっぺは膨らまし続けて 怒りを表す ....
　　...さっきよりかは、しっかりと話が出来そうだ )



　　「 ...でもほんと、ネーリアちゃんにはしっかり怒らないと 」

『: まずこの書を解して貰わねばならんな
　… して、セキカよ。"悪魔召喚"は存じておるか？ 』

( 自由ではない両手をゆらゆら動かし )

______ぱたぱた

( …向こうで地面から生えてる足が緊迫感無さげに動き )

　　「 ....う〜ん、まぁ ...大体知ってはいるけど
　　専門的な知識とかは無いよ？ ...そう言うのに詳しい人、お城には余り居ないと思うし .... 」

　　( ...ぱたぱたと動く足をじ〜〜っと眺めながら、座り込んで ...話を聞く姿勢 )


　　　「 ...私が怒ってる理由も、後で話すね 」

『: ぁ"〜　…"悪魔召喚"はとどのつまり …

"想像の中に存在する存在"を召喚する儀式なのじゃ
…例えばここに〖黄衣イリカ:ノール〗が居るな？

とーぜん、わらわは此処に存在しておるからの
〖悪魔召喚〗では絶対に召喚することはできん

… ただし、何も知らん人間が信じた〖黄衣の魔物〗。

『砂漠にこういう化け物が居るらしい』…という風な

《ウワサ》、《伝承》などを《召喚》するのなら…

　わらわと全く関係ない〖化け物〗を呼び出せる…

　…という仕組みじゃ、よーするに〖本物風の怪物〗を
　召喚して、あれこれするのが〖悪魔召喚〗なのじゃ 』

( … 本の下で踠くけど、動けない )


『: それも聴かねばならぬが、確定しておることが１つ。

　__"原因"はこの場にある何にも関係はないのじゃ
　… 何せ、此処にあるもの全て…　否、これもアトじゃな

… ま、〖悪魔召喚〗は理解できたかの？ 』

　「 ...じゃあ、じゃあ ...じゃあっ ...！！！


　　____私が怒ってる理由なんか、検討外れも良い所じゃんかぁ ...！ ...何、してんだろ ...もぉおおっ 」



　　( ...その場に蹲り、若干の悲しみに襲われた後で

　　....安心感がその身を包む )



　　「 ...じゃあ、ルージュさんは無関係なんだよね ....？何も悪い事は、してないんだよね！？ 」

『: そのルージュとやらが誰かはこの場の誰も
　解してはおらぬな。__其処の蒼っちいヤツ、
　イリカ、わらわが知っておるのはせいぜい

　"スカーレッド:ルージュ"。
　… ま、セキカが知っておる人物とは
　直接無関係な、言ってしまえば〖パチモン〗じゃ 』

　(『:これとかの』___言うと、…〖バハムート〗と
　 記された書物を拾って差し出す。…動き辛そう …)

　「 ...もぉおおおおっ！！！ 」

　　[ ぽかぽか、ぷんすか ]


　( ...黄衣の腕に対してよわよわ打撃をぽかぽかと
　....自分の想像していたよりも、事態としては軽い事で、本当に、本当に安心した )


　　「 ...じゃあ、私のパチモンもいたりするのかなぁ ...なんて 」

『: やめい、やめいっ まとめて旧友のツテで
　 安く仕入れた悪魔書物じゃっ、管理をあやつに
　任せておったのが裏目に働いてしもうたわ…っ！

___む、…それらしいモノならほれ　そこらに… 』


( … 様子や口調からして、___反省すべきと肝に命じ
しかし殆ど無罪の災難。…しかめっ面は仕方ない。)


〖七面鬼〗〖怪魔 パロットドール〗〖仮面の赤き魔物〗

　「 ...もう、良いよ ....気にしてないもんっ！ 」

　( ...強がった笑顔を見せながら、二人を許す事にして ...
...差し出された本を、半ば無理矢理奪い去っては懐に仕舞う )



　　「 ___じゃあ、今度はこっちの番かな？ 」


　　___怒っちゃった、理由 ....くだらないものに、過ぎないけど

『: …申す前にこの埋まったわらわを何とかできぬかえ？』

___________

　「 .... 」

　___むにむに、ほっぺぐにぃ〜〜 ...



　「 ...抜かなくても話は出来るし、ね？ 」

『:　おのれこやつめ　…まぁ、よい 申せ。』


( 無邪気に言うセキカを前に呆れか関心か、微妙な
感情がぐるりと渦を巻く。…道はないでは仕方ない
頬杖をつき、___少し…ピリッときた表情をする )

『:　案ずるでない …キサマの純粋さは知っておるよ　』

　「 ...赤城に入った順番ってね、実は意外かもしれない順番なの ...

　先ず、王様がいて ...次にルージュさんが入って
　　その次がザレッド ...その次がヴェルちゃん
　　そして次がメラーちゃんで ...最後に、私 ...そう言う順番なの、赤い魔物達って 」


　　___一番最後に入った私に対して、皆んなが優しくしてくれたの ...だから


　　「 もし私達の事を悪く言って ...悪の偽を作ってるなら、幾ら誰でも許せない ...そう、思っただけなの 」


　　( ...懐かしさが、身を包む )

『: "帰属意識"じゃな。…人は情を忘れられん 』

( 踠きながら …真上にある本を手に取る )


『: …その純粋さは死すら容易く招こう
　 セキカよ、キサマはまだ天秤に命宝を
　掛けるには若すぎる。… 若すぎるのじゃ 』

　　「 ...でも、そんな私を頼ってくれてるの
　...赤の魔物として、信頼してくれてるの ...だから


　　　...ごめんね、ノールちゃんにネーリアちゃん 」

『:………』『:………:』

( いつの間にか …抜け出した序曲が埋まった黄衣の隣 )


____:ほれ、手を貸さぬか
____: 頭蓋にヒビが5本 … :


[ バサバサバサバサ ]______


『: 気にする事ではなかろう、これで"おあいこ"じゃ 』

『: 記憶、感情 …土足で他人が入ると罰は必然の摂理 :』

『: わらわらもキサマに一度、似たことをしたしの！
　… 待て、おまえそれを語るに於ける身か？この愉快犯め 』

『: "紛らわしい"事以外を語るに至ったことはなし :』

『:　…それが馬鹿げた話と一々こき下ろさねばならぬか 』

『:　暴力で訴えるに越した者の言い分は儚い　:』

___:あぁ言えばこう言うで通ると思うでないわ!

___:　べー　:


[　ｷﾞｬｰｷﾞｬｰｯ　]

　　　____....それは、そうと



　　　　.....ね〜〜〜〜〜？

『: ぁ？ 』　『: …… :』

　　　[ むにゅり ... ]


　　( 堂々と序曲の胸を掴んで ... )


　「 それはそれとして、お仕置きは必要じゃない、かな？ 」

____其処で見えたのは …無表情で見上げる序曲と



『: … 好き者じゃの、そうでなくてもなかろうと
　　わらわから見れば興味や行為の行き先が其処かの？ 』

( 黄衣は両手を挙げ　… 苦笑いと溜め息 )


『: ま。仕置きに等しいことはしておる
　 煮るなり焼くなりに至らなければ大層
　なことも其奴は許すであろうよ、… な？ 』

『: … こういうの、身から出たカビ？ :』

『:　"錆"じゃ。危機感無いのぉ、分かっておったが…　』


_____砂姫と同じような肉付きだけれど
　　運動イメージ無いだけ、…ちょっぴり豊か

　「 ...私、攻めなんだけどなぁ〜〜 ...むぅ 」

　( ...片手で掴んで、指を巧みに動かして感触を楽しむも ...慌てる様子の無い黄衣や序曲になんだかムードも無くて... )


　　「 ...でもやっぱりネーリアちゃんは可愛いねっ 」

　( ...それはそれとして、どんどん好きになるけれど )

『: … セキカよ、他者と己の認知に天と地ほどの
　　差がある事など珍しくはない、…故にわらわは
　今をこう思うておるぞ？ … 物珍しい、とな かかか 』

[ぺろり]__…いやらしく …触れるから深い瞳に情が燃え


[ ___ぎゅ…　はらり ]

( 感触の堪能をより…楽しめるように
インナー __くっきりと…ラインを魅せる
黒い衣服に指を入れて …するりと降ろして… )



『: そう …？　…こうすれば もっと 想えるかな :』

___触れる手を …そっと包んで __指先をちろちろ…
　小さな舌で懸命に撫でて …腕を柔らかな椀に触れさせて

(/ ___....頑張る、から！ ... アレも、するし )

__此処は行きつけだ、味は濃いが それも気に入っている


[カラン…]
「 … 君に会えたのは偶然だった、だが今夜の晩酌位は
　同じ竜族として奢らせてくれ …例え恐竜でも屍竜でも
　今では出会う事すら難しいからな ___確か、名前は… 」


[ ﾎﾞｹ〜 ]　__________ 〖ふ ぁ ____ふ〗

「 ライヒェル・ドール。…骨格が風化し易い
飛竜の尸骨が …人の姿を維持できる程までに
原型を残して "甦った" 希薄な竜種 …

共に食事へ向かえるとはなんとも光栄だ …
此処の味は保証しよう …口に合うといいが 」


_____何処かのラーメン屋台で …

(/ ___ひゃはははははっ！んにひははははははぁ〜〜〜〜！！！！ )

(/ひゃっ…？)

(/ あ〜〜〜っはっはっは！！やぁやぁ月尾！元気かい！？ )

(/ … 元気な姿は嬉しいものだけれど
　　今宵はそれを通り越してフィーバーに
　　至ったらしい … 私に大事はないさ？
　　つまり元気のうち、１つで違いあるまい )

(/ そうかそうか！！なら構わない！！にっひひひひぃ！！！ )

(/ …さて、このテンションの大元は何かな？
　奔流じみた気力の流れが行き着く先はどこだろう？ )

(/ し〜〜〜らない！ ...ハイテンションなだけだもん！ ...鎮める？どうする？にひひひ！ )

(/ くくっ __…そのテンション、いい使い道は
　あるかなぁ …　ふむ、　ふむふむ…うーん )

(/ いっちばんは返信だけどね！にひひひひぃ！！ )

(/ したい事諸々ありありありーでもあるけれどね！くっひゃひゃ！ )

(/ … 上のおかしな将軍の話は単に笑い話さ )

(/ ん！それもそれで、良きなので！す！ )

(/ して　…やりたいこと、とは？ )

(/ い〜ろ、いろぉ？ )

(/ んぎ …うぐ )

(/ ....ま、なんだって良いですけどねぇ )

(/　…迷う場合は君を抱きしめる選択でも
　　取ればいいかな、…[ふらふら]　)

(/ ...よしよし、お疲れ様なのです ...[ すりすり ]
　...疲れましたねぇ、かなり )

「 … 抱っこしてベッドがシャワーに連れていって
　おくれよ、ザレッドくぅん …気だるい私が歩くより
　君が歩いてくれたほうがまだ効率的に思えるんだ 」

( 頬っぺた撫でて )

　「 ...やれやれ、仕方ないですね全くもぉお....
　...ま、良いですけど ...程々に体力が余ってる俺が働くのは理にかなってますしね 」

　( ...お姫様抱っこの姿勢に変えて、そのまま月尾を ...シャワールーム前にまで 持ち運び歩く
　...かなり軽いのか、簡単に辿り着きそうだ )

　「 ...はふ 」

「 … ついでに背中を流してくれないかな？ 」

( ゆるんと気を抜いた表情
楽に身を任せながら、赤手
の顎下に掌を敷いて撫でる )

(/ ...ね、寝てたぁ )

(/ …がるる )

(/ ...には )

(/ … ふぁふ )

(/ お疲れ様、だぁね )

(/眠気も醒めたな… さぁ、早いところ何をするか決めよう
これ以上の停滞は私のアイデアが風化するまでの期間を
過ぎてしまう、…よってさまざまな欲は燻るばかりだ

__これ以上ない精神状態、活かさない手は何処にもない)

(/ ...雷怖い、なんか、しよ )

(/ … うぅぐ、…すまない… )

(/ ...お気になさらず )

(/ … 何か命令を与えたまえ )

(/ ...今日夜遅くまで付き合う事！ ...な、なんて？ )

(/ちょうどいい、何故なら…)


____明日が丁度休みだからだ…

(/ ...そっか！！ ...なら、良かった！...はふ )

(/ と、言うわけで体もしっかり洗ってきたのだよ
　__時間ならある　…何をしよう？…可愛がってもいい )

(/ .... ...うむむむ、悩ましい .. ...何でも良くは有るんだけどなぁ... )

「 …おいで？ __たっぷり可愛がった後に
　返信でもすればいい …なぁに、時間はある 」

[くいくい]

「 ...そう言う事、したいんじゃなくて、ですか？ 」

( ...近寄り、若干のジト目 )

「 … 大正解 」

[ひょいっ]____

( 身を乗り出して __…椅子に座った自分の膝上に
持ち上げ、…すとんと股がらせ座らせようとして … )


「… きみ"が"、可愛がれる子を呼んでも良かったけれどね
　 それとも 私と強く関われる時間はお気に召さないか？」

「 ...まぁ、嫌がりはしませんけど ...それでも中々 ...恥ずかしくはあるんですよぉ？ ...これは、本当に 」

( ...座り込んでは、恥ずかしがりながら左右に頭を揺らしていて ...
　...物寂しさを拭えるのならば何でも構わない ... )


　　「 ...まぁ、楽しめるのならば ...にひひっ 」

「 … "気付け" でもあってね、…寒くなった為に
　　体が冬眠に備えてしまったのか分からないが …
　　ふとした事でつい、眠気が爆誕してしまう__

　　そんな状態から脱却するためにも、まずは
　　君に夢中…どころか酔っておいてあらゆる
　　知覚、感覚を君に集中させておきたいのだよ 」

([つー]…と、臍から谷間を指でなぞり __顎に触れ)


　「 … 君も楽しめるように努力しよう 」

____唇を近付け

「 ....まぁ、俺だってこの寒さに甘えて堕落し切ってる自覚はありますから、何とも言えませんけど ...
　　...うん、その状態から抜け出す為には__もっともっと、陶酔する位に溺れて ...集中しないとぉ ... 」


　　( [ ぴくっ ] ...僅かながら体が震えて 微弱ながら過敏な感覚が身を包む ... )


　　「 それは、こっちの台詞ですね ...ん 」

　__優しく、触れる ...

___…　唇を離して __引いた銀の糸を拭き取り



「 おやおや、…普段の私では魅力が足りないと？
　それではいけないね …たっぷりと溺れさせよう 」

(背中を抱いて__…抵抗を出来なくしてから、…腰元を
　支えて … 何時もの針を肩に __つぷ、と…いれて)

____っー　… [つぷん]…


　… なら…期待しよう

[耳元でささやいて…]

　「 ...そ、そう言う訳じゃ無いんだけど ...っ

　　
　　...何時もの月尾も凄く魅力的な事に変わりはないし .... 」


　　( ...針が入る度に自分が自分じゃ無くなるみたいで、染められていく ...
　　...体が軽くなる様で、実は重くなって ...揺れる双椀に、臀部も重く ... ...大きく発達を遂げる )


　　「 ...相変わらず、物好きなんですからぁ ... 」

　( ...声色も変わり、髪も柔らかく ...ちょっぴり長く
　　囁かれてもなんら変わらなさそうに見えて ...案外たじたじ )

「 … おや、ありがとう。___今の身体的な魅力点は
　　君が勝っているのだろうけれどね … 此処だとか 」

( 抜いた針の跡を舐めながら …双椀を撫でるように触れ
たぷたぷと下から何度か押しつつ __…
うぶな …白い液の滴る出所に __蛇のように舌を這わせ
… 唾液濡れで、いやらしくねばつくそれに__力を込めず
　…　ゆっくりと歯を立たせる )


[ ちゅる…ちゅる　…かぷ ]


「 … 君も含めてね。___だから私は好きなのだよ 」

　「 ...月尾は月尾、俺は俺 ...そこにな〜んの違いも有りません、よ？ ..ひ、ゅっ ...ふ、はふ ...んぉっ、おっ ...っ 」

　　( ...体が慣れたのかこれしきの事で痛みは感じず ...血も出ないで、殆ど無償で女体と化して ...
　　...好き放題弄ばれる快楽に、思わず身震いを続けては ...歯を立てて吸う度、甘い汁が垂れて溢れて止まらない ... )

　　[ ぴゅ ..とぷ ...っぷ ]


「 ....___気に入ってくれるのなら、なんだって ... 」

「 溶けて混ざれば違うかな？…なるつもりは無いがね。
…私は私で、君を愛していたい __月並みなセリフかな 」

[ぺしぃんっ___　くるり]

( そんな女体の __臀部をひっぱたいて。…向きを
人形抱きへ変え、双椀の間に腕を通しながら …
唇を撫で …口の中にいれて __口の中を弄り )


[する___ぬる…する]
(下の半身を覆う布 …変化から、ずり落ちそうなそれを
簡単に降ろし __秘唇を覆う布を指の腹で…じわりと撫で)


「 … 昔っからお気に入り　以上　さ、…こういう
　コトをする前、…私達をを連れ出してくれた時から 」

　「 ...まぁったくもぉ〜〜〜 ..うれ、ひっ、けどぉ ...
　　それに、おれも、好きだけどぉっ ...もっと、触れ合いたいの ...おぉっ 」

　　( ...くぁぷ、なんて鳴き声が口から聞こえる
　　唾液が口端から垂れて ...既に湿り、濡れて ...太腿に汗とはまた別に 落ちながら ...瞳の中に若干のはーとを浮かばせて ...愛に溶けて )


　　「 そ、そういうのを言われるとどうしたら良いのか分かんなくなりゅんでひゅ、けどぉっ ... 」

「 … 関わりはもっと深く、深く… __夢甘い心地
　 少し恥ずかしいけれど… その第一歩がコレ…か 」


　( いやぁらしい滴りを指で撫で上げ …口から離し
　片椀の先 __白く…甘い愛の液に湿る緩んだ出口を
　つまむように捻って __軽く掴むとしっかり搾り… )

[つぷ ちゅぷ　…ぬる__]

　( 秘唇を覆う __布の中に指を忍ばせて …いれて
　 まだ 深くまではせず …入口辺りで軽く押して…引く )

「 … 贅沢は言わないさ、もう終わり頃になるからね
　 __身を任せて… 私に愛を言い続けてくれればいい 」

　「 ...っ、月尾っ、月尾ぉっ ...大好きっ、好きっ、好きぃいい〜〜〜〜っ ...！！！ 」


　( ...力強く抱き締めて、離れず ...顔は色んな液体が溢れて止まらず、蕩けっぱなし ...
　...軽くでも、それ程までに高まった感度が、全身を襲って ...身震いが続いている )

「 …ふふ、終わりにしよう__か 」

( … 立たせて __秘唇の布を降ろして…
　上着を背中で手枷に、…双椀に手を掛け
　上半を倒させながら __指…深くいれて

__…雄の真似事、…腰を臀部に打ち付け
　搾って…　深くいれて…__じっくり…堪能して )


_____[ぐいぃっ]　…最後に強く打ち付けて。…


「 … 大好き、好き。___赤手 」

(/ ...はっず )

(/ すごく、はずかしいんです、よぉ!？ )

(/きひひっ、…しょーじきが見られるから…にぇ

___なにするぅ？…きみのわがままの番！)

(/ .... ....ふぅむ ...悩ましい ...ん〜〜〜、ご飯、済ませてからでも、へーき！？ )

(/ ....あぁ、でも希望するならば ...

___ニャル、テホプ、 ハインネイル、 ミィリィ、ヨグ ...辺り、かな？ )

(/ん、おっけー！___待ってる！)

(/ んにゃ〜〜〜んっ！！...お待たせ！ )

「 やっ！　お待ちを為したであります！ 」

[ばっ]___敬礼っ …巨鷹は別の場所　___

　　_______ﾝ、...来てくれてｱﾘｶﾞﾄ ...

　　( ...待っていたのは魔人では無く ....同期(？)の夢魔
　　....あいもかわらず目が見えないファッション、手を軽く振ってご挨拶 )

____ん"な　ーーーーーっ！！！？？？

　[ (鳥類特有高音ｯ！"！") ]



　…　んなっ　ななななな…っ！！

[がしぃっ！！]　[ぐぁんっ！！]

「 誰"か"様"ァーーーーーっ！！！

はははハ"イ"ンが大"怪"我ニ"ン"を
お"知ら"せす"るであ"りま"す"ゥーーっ！！！！ 」


(※屋上)__夢魔を持ち上げて今にも駆け出そうと…

　「 ....ﾅﾙﾎﾄﾞ、鳥頭とはこのｺﾄか ...言っておくけれどﾁｶﾞｳ ...これはワのｺﾝﾌﾟﾚｯｸｽ ...怪我で隠しているﾜｹじゃ無い 」

　　( ...両手で耳を抑えながら呆れた様な声が続く
　　　駆け出す前に、強めに額を突いて ...
　　___持ち上げられる事には無抵抗 ....見た目よりはとても軽い )


　　「 ...ﾊﾞｶは大好きだけど、ﾀﾝｼﾞｭﾝ ... 」

____っ　…とぉっ　！？[すとんっ]

( 慌てて、かつ慎重に夢魔を背中から地面に降ろす… )


「 た …たた大変見苦しいフォームを見せたであります…!!
P(ﾌﾟﾗｲﾄﾞ)・ハインネイル痛恨の一撃の極み … 反省！

__[んんｯ!!] …改めましてお初にお目に。
　　　　　…お、お目…包帯にかかるであります！ 」


[びしっ！]____凛と口を開けた自信の笑顔で敬礼！


「 ラル・ﾙーﾌﾟ上官殿！周辺警備隊直下見習い！
　ふつつかもののハインネイルでありますっ！ 」

　「 ... ...ｵﾓｼﾛｲね、ハインネイル ...改めましてﾊｼﾞﾒﾏｼﾃ
　...フルネームはラビィルビー・ルーンウッドプリン
　立場としては見回り組所属 ... ...あぁ、えっと ...ｶｹﾀﾞｼって所 ...だと、ｵﾓｳ 」

　　( ___色々不思議で不安定、ただし軍人口調のハインネイルに対して ...初対面ながら好印象の様子
　　...笑みを薄らとだが、浮かべているのがよくわかる )

　　「 ...まぁ、ｼﾝｼﾞﾝﾄﾞｳｼお手柔らかに、おｷﾗｸに仲良く頼みたい、そう言うｺﾄを言いに来た ...ｿﾚﾀﾞｹ 」

　　( ...若干立ち姿が猫背気味なのも、夢魔の特徴 )

「 (ﾌﾟﾘﾝ…)___[ｺﾞｸｯ]…　はっ

なんとっ！同じｽﾀｰﾄﾗｲﾝに立つ御方で
ありましたかっ！ …されど上官殿に
代わりナシ！ かくもよろしくお願い
　__　至すでありますっ！ 」

(__真面目以外の思考は城ではじめて知った甘いもの一色)


「 やっ　…挨拶…でありましたか…っ！？
なんたる光栄！否否、こちらこそ感謝の至り … 」

[ ｷｮﾛ　…　ｷｮﾛ ]

_____空を見回し …


[ｷﾞﾛﾘ]　…腕、弦引いて絞るように構え


___[　ﾋﾟｭﾝｯ__　]

　:ｷﾞｬ"ｧ"ｧ"ｧｧ"ｧｧ―――ｯｯ!!!!:



______[ﾄﾝｯ…]

「 __こういう場合を"蕎麦、用いて歓迎する"…と！
　 聞いたでありますが …蕎麦！なきゆえコッチを使い
　　ヤキトリで祝わせて欲しいでありますっ！ 」


: …紐付きのランスを投擲
近くを飛ぶ【大鳩】を撃墜

…地面に堕ちる前に引き戻し


___若干反り血で頭を染めながら

… 獲物が刺さったランス片手にさっきの敬礼。


　　　「 ___　ラル上官殿？ 」

　「 ...言いたいｺﾄは分かる ...でもそう言う家名
　　...そしてそんなｳｴに見なくてもﾍｲｷ
　　ワとネイルとじゃあ実力も近いし ...寧ろﾋﾞｮｳﾄﾞｳ的なｶﾝｹｲが望ましい、から 」


　( ...プリンと呼ぶに相応しい豊満な物は、確かにその身についている ...名は体を表すという事らしい )


　　　___一連の流れ、ノーリアクションで眺めて



　「 ...ｲﾀﾀﾞｸ、でもその前に拭いておかなきゃ駄目 ...
　　...血に濡れるｼｮｸｼﾞはﾊﾂﾀｲｹﾝの時だけだからね ...まぁ、頂くよ 」

　　( ..屈んで、返り血を自身の衣服で拭いてあげながら、獲物をチラ見 ....憐れみの視線を向けた後で )


　　「 ....“ｾｲ”に尽きそうだしね 」


　　___夢魔らしい、一言

「(今日の食堂にはケーキがあったよーな…)__[ｺﾞｸｯ]

… はっ ぃぃ否否！ﾌﾟﾘﾝの衣服をこんなハインの
失墜にてお汚れ致すとは不徳、不徳でありま…ななっ 」

( あたふた、__拭かれると大焦りで、しかし否定で
突き放すコトなど出来よう筈もなく 慌てるばかり…
… "美人"の接近に体は勝手に体温を昂らせる )


「 じっじじ…じぶん自らで拭うでありますっ…から
ﾌﾟﾘﾝ…！お、お止めになるでありますっ！汚れがっ
アカイロがヒドイでありますからっ！むむぅっ…！ 」

　「 ....ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞ、寧ろﾁｮｳﾄﾞ良かった ....ｺﾚ、ｼｮﾌﾞﾝする予定だったから 」

　( ...血を拭き終えれば、直ぐに脱いで ...その肌を外に晒す ...健康的な小麦色に、溢れんばかりの双碗 ...黒い布で覆われているものの、溢れてもおかしくなさそう )



　　「 ...そんな慌てなくともﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞ
　　寧ろワはそう言うｼｭｿﾞｸ ...だから気にしなくて良いよ ... ... ...ん、ｽｽﾞｼｲ 」


　　( 思い切り背伸びすれば[ ...たぷん ] ..音を立てて主張する様 )

___「(?？)」

: 何故かしら …奇妙なの。…胸の奥に血筋が集まるような
滴る血赤を散らす惨闘に飛び込む昂りとはまた違う高揚の

___… お腹が空かないのに頭が空腹で食べたいって
　　　矢鱈と叫んでる。…　ﾌﾟﾘﾝ?　ﾌﾟﾘﾝを?？　…?？


( 獣種、ゆえに欲望回路は忠実単純 __ワケも知らない
体と胸奥の昂りがひどく汗をたらし …煽情釣られの俗な
眼を、知らず知らずの間にしていて __何処か雄っぽく )


「 ムッ…むぅ…！？ __感謝、感激の至りを示すでｱﾘﾏｽ…

… ﾝ"―っ？　…ん―っ？　…　__(なんでありますか!?) 」


____"眼のやり場に困る"…と 体が別な方を向いて

　　「 ....ﾁｮﾛいね、ﾏｧ ...そう言うﾄｺﾛを見るのがワの生き甲斐 ...ネイルのﾊﾝﾉｳはとても好ましい ...
　　...仲良くなりに来たのはｼﾞｼﾞﾂ、ただしどう仲良くなるか ...それがﾅﾔましい 」


　　( ...一方、こう言う視線には慣れているのか余裕綽々と言った雰囲気 ... ...寧ろ、少しイカれて居たイメージが純情に変わり ...可愛らしく思う
　　...わざとらしく両腕を組んで ...顔の距離を近付ければ ...甘い香りがその身を包む )


　　「 身の上話 ...それか何か、ネイルがしたい事

　　　　なんでも、しよう ...そう、ワは思ってる 」


　　____二択とは言えない様な、選択を迫り


　　　より更に ....空腹を目覚めさせんとする

____ハインはイカれてる訳でもない …


: "鳥人"種、…手足に尾羽以外は人間そのものの彼ら
　その中でも __"鷹"の鳥人という部族に産まれ …

　"肉食"という基礎をみっちり叩き込まれた故の
　【上級捕食者】の観点。…それを持った上で __
　このハインの持つ性格なのだ、…獲物と見なした
　生物以外に対して、社会的な関わりに積極的な姿勢

　___"鷹鳥人"としては変人通り越して"異常"な程…
　　　　…　友好的な存在なのだ。

__________

: …そして ___雌を求める"獣の欲求"
既に生殖機能の成り立つハインにそれは滾る


[ふるふる…___]　
「 は__…はインは…っハインはっ__ﾝｷﾞ…はいん…は 」

______脳裏に思い出す …"御曹司"の知識…


【恋】【愛欲】【色欲】【求愛】

…昔は殆ど意味が分からなかった…

【雌】へのアピール ___"ペア"

_____

[　ｶﾞｼｯ!!　]　___…　ﾌﾟﾘﾝ！

(　芯の通った強い声。…一時的に__理性が支配する
…そしてその上で __"獣の欲濡れた"瞳と吐息と体… )


「 [ﾊｧｯ …ﾊｧｯ]…【戦鷹】の鳥種は執着深いでありますっ…

知識曰くｯ！…腰の、…軽いと部類を属するﾌﾟﾘﾝ … …！

ハインと…"ペア"するとあらば【他】を許さないで…

あ り ま す ｯ!!　[ﾊｧｯ ﾊｧｯ]…警告であります！


"ペア"するとあらばその腰 …重くして頂くであります…っ 」



:色々と意味を含んだ言葉 ___何より…"本気"がつたう

　( ...なんだか、さっきまでは揶揄う事が楽しい物だった ...しかしこう__急にがらっと、変わった様な気がしなくも無い )


　( ...強気な発言に、暫し悩んだ末に ...ふと、悪魔的な笑いを浮かべて ...するりと包帯を解いては ...魅了するかの様な、桃色と金色の目でしっかりと視線を合わせて )


　　「 ...ﾏﾊﾝﾀｲ ...【夢魔】は所謂“浮気症” ...
　　ﾋﾄﾘじゃあﾏﾝｿﾞｸしないし ...寧ろしたら、ﾊｼﾞｻﾗｼ

　...もしもﾌﾀﾘｷﾘになるのならば、それはｶﾝｾﾞﾝなｸｯﾌﾟｸ ...謂わばﾊｲﾎﾞｸをｲﾐする ...さて、ネイル ...


　　___出来るの？ ......ﾖﾜくて、ｻﾞｺ〜い ...ネイルなんか、に ... ...っと、煽り過ぎたかもね、ｺﾞﾒﾝ 」


　( ...少しドキドキしたのは、気の所為だろう ...何故か見ていてとても、愛らしく感じたのも ....
　　___何時も通りの“玩具” ...そんな筈 )

ん"むぅ…っ！______

( 掴んだ肩を離さず …一方的かつ無理矢理 __乱暴に
　夢魔に口付け __柔らかく…甘味な唇を食い掛かる程
勢い任せ …かつ"理性"の舌遣いを以て…酷く心地良く奪う)


: …此処で途切れるは【ﾊｲﾝﾈｲﾙの異常性】。…理性ではない
"獣の欲求"という手綱を固く握り締める"ﾌﾟﾗｲﾄﾞ"に加え
　___【一目惚れ】、個人感情の昂りが　…


　ラビィルビー・ルーンウッドプリンを"対象"として。
　…　獣の生に於ける"獲物"と見なして襲うのだ。


___ちゃぷ…ちゃく　…　ﾁﾞｭﾙﾙｯ…　ﾁﾞｭﾙｯ…ん"むっ…


: 獣の激しさ 知性の捌き ___相反が酷い快楽を
唇に破裂させ …電気が走ったような衝撃を何度も
何回にも渡って口から __神経に乗せて走らせる__…

　　[ ん、むっ .... .....ふぅ〜〜、ん ...♪ ]

　　( ...突然身を乗り出し、強気な口付けに驚くも ...寧ろ面白いと言う感情が先に来る
　　それは夢魔としての余裕か、経験の慣れか ...正解は何方も　つまり ...何も慌てる事はない、そう判断したらしい ... )


　　「 ...ｶﾜｲｲね、ネイル ....ん、む ...ぢゅぷ 」

　　( ...好きに続けさせる ...優しさが垣間見えながらも荒々しさが全面的に出た愛の伝え方は、とても愛しいもので ...支える様に胴に手を回して離さない
　...口元が濡れ続けながら、走る快感に夢魔としては自然と ...反応が現れて、両目の中心のハートマークがより一層濃いものとして浮かび上がる )

[カランッ]____…　ランスが音を立てて転がる


: 浮かぶ愛印に__滾りが強まり…舌を引いて
夢魔の舌を吸い出すように唇で挟み …軽く引く
__ 肉を引き千切る鷹の仕草に似た"野生味"

　　[ぐぐぐ…っ]　____ぷはぁ…

___眼光が見える眼を支配するような"光丸"
　理性はあれど…外見的に感じ難い"猛獣"ぶり

　唇を離すと …少しだけ 【異常性】が現れる


「 ___[ﾌｩｯ…ﾌｩｯ]…　ﾌﾟﾘﾝ 」


: …両手が獣意識の下 __臀部に…背中に回され
ひしっと強く掴み … "狙う"獣は夢魔へ伝える


「 ハイン　…と呼ぶであります 」


____"ｸﾞｨｯ!"…指爪が強く肌を掴み…"拘束"する

[ｶﾞﾌﾞｯ]___…　ﾁｭﾙﾙｯ___[ﾂﾂﾂﾌﾟｯ]


( 唇に力を弱めた"牙"を立て …一滴の血赤を
舐め取る ___再び唇を重ねて …逃がさず舌を
巻き込み …喉を擽って __唾液を飲み込み… )

　　「 ....っ、 ...へ、へぇ ...？
　　....ﾅｶﾅｶ、やる ...じゃんか ....ハイン ....んっ！？ 」

　( ...繕っていた余裕が消え去るのを感じる ...
　体が痙攣する程快楽に満ちていき、それ以上に獣の暴走したかの様な ...少々乱暴な責めが意外性を持ち、また余計に興奮をもたらす ...垂らす舌は長く、唾液に塗れて濡れながら ...吐息も、何処か色っぽい )

　　「 ...ﾌｩ、ﾌｩｰｯ ....ち、ちょっ ...ﾁｮｯﾄ、ハイン ...？
　　　ｲｯﾀﾝ、待つって事を覚えて ...ｯ 」


　( ...静止の声も弱々しい ...困り顔も美しい夢魔の、魔性の魅力 ...指先が鷲のように爪を立てて握り掴めば、それ即ち ...もう、獲物、逃げられない事を指している )


　　　[ ...ﾁｭﾌﾟ、ﾝｸﾞ ...ｸﾌﾟ ]

　( ...舌まで巻き込まれればリードは掴まれて
　　...軽く抱き締めてあげながら、ゆっくりと自分のペースに戻そうと奮闘を続ける ... )

_____[ﾊﾟﾁﾝｯ]　【ｿﾞｳﾙ・E:ｳﾞｪﾉﾒﾉｽ】

( "夢魔"の背中側に【魔窟の黒】が開くと
押し倒した勢いそのまま __…穴へと二人が
吸い込まれる ___"どこか"へと落ちる )


　……　きひひっ　__情熱ですこと


_____ひとり嗤う黒は月を見上げて …ちょこんと座る


________________

[ﾎﾞｽﾝｯ!]　(落ちた先は"ハインの自室"__ベッドの上)

: それすら[些末なコト]と __夢魔の布を"引き裂き"
魔獣が前で無防備を露にされた美女を造り出す ____

　　　　[ﾋﾞﾘﾘｯ!!]　____ん"ん"…っ！！


( …逞しい腕がﾌﾟﾘﾝを万歳させて __両手を上の方で
　地面に縫い付ける。…腕力と体重で、腕の動きを奪い

　__獲物を貪るように口付けをする …頬の内側
　　喉や奥の歯も、…唾液で濡らして __舐め取る

　… 豊満なﾌﾟﾘﾝに押し付けた体の感触が更に昂りを
加速させ ___夢魔の…股に、固いモノが辺り…擦れる )


[ﾁﾞｭﾌﾟﾝｯ!…ぢゅぅぅっ…ﾁﾞｭｯ…ｸﾞｸﾞｸﾞｯ]

____すり…すり

(/ .....ご、ｺﾞﾒﾝ ...そ、そろそろﾈﾑｹがｹﾞﾝｶｲかもしれない ... ...ﾊﾂｼﾞｮｳさせておいて、ｺﾞﾒﾝ )

(/… 明日を以て娶るでありま"す"__)

(/ ......ッ ....ﾘｮｳｶｲ )

(/… 今は眠るであります、ﾌﾟﾘﾝ)

(/ ...ｲﾛｲﾛｿｳｿﾞｳｲｼﾞｮｳ ...おやすみ、ハイン )

______

____ｹﾞﾝｷにしてた？ ...ハイン

(/ むろん。…ﾌﾟﾘﾝは？ )

(/ ...ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞ ...ワは何時でもｹﾞﾝｷなもの )

(/ [ポリ]…　その… )

(/ ...ん、ﾅﾆ、かな？ )

(/ … 乱暴にして …悪かったであります )

(/ ...寧ろあの方がｺｳﾌﾝしたけど [ クス... ] )

(/[ぐぐっ]… しかし言ったことは全部本気であります )

(/ ... ....さて、そのｱﾀﾘはどうなるかなぁ ...ﾅﾝﾃ )

(/ …願わくばっ )[がしっ]

(/　"モノ"にならねばまた __し直す。と
　決意させるまでに至らぬコトを願うであります！

　… むろん。…その、…ﾌﾟﾘﾝは可愛いでありますから…　)

(/ ... ... ...ﾜﾙくないね、ｿﾚも ...ハインはとても面白いし ... )

(/[むむっ] …子供相手の言い草はやめるであります)

__御返しに肩を掴んで…口を開いて牙を見せる "ｸﾞﾙﾙ"

(/ ...じゃあﾅﾆなら嬉しいかな、ｶﾜｲｲ？ｶｯｺｲｲ？ )

　___...今は両目とも包帯で覆われている ..,だからかまだ、余裕はたっぷり

(/ ………… )[かぷっ]

___包帯に牙を立てて …するりと引っ張る


(/ 前言撤回するであります … )

___緩ませてから …離して __唇で挟んで
[するするする…]

(/ ﾌﾟﾘﾝのそういうところ　…自分は好きでありますから )

(/ .... ...にしても、ワの目を見たいとか ...ﾄﾞｸﾄｸ )

　　___煌びやかと呼ぶに相応しく輝いて
　　　　ハートは見つめる ...じぃっと、離さずに

　

　　「 ...出来れば、ｶｴｼﾃ欲しい気もする 」

(/ …意中になった雌をじっと眺めてみたい
　　　と言うのはヘンでありますか？ )



　「 ………イヤであります 」

__包帯を落として …唇を寄せる

(/ ...そんなに気に入ってくれるとは思ってもなかった ...ﾖｿｳｶﾞｲ )


　　「 ...あ〜〜あ、もうｶﾝｾﾞﾝにﾄﾘｺになってる、ね？ 」

　　___寄せられれば、体を支えて ...細い腰に手を回し、離れない様にしてから ...強めに唇を合わせて

「[ん"む…っ？___ﾁｭﾙ…んん]

__はぁ… 里ではこんなコト
教わらなかったでありますから… 」

( 舌の裏から舐めとるように __引っかけて
こぎ取る舌遣い __息を整えながら …こつんと
額を合わせて …じっと綺麗な顔を生真面目に眺め )


「 … "雌"と覚えたのも …心奪われたのもﾌﾟﾘﾝが最初で
　… 最後になるであります __しっかり …刻んでおくまで
　　____ ﾌﾟﾘﾝ　…ｵﾏｴを逃がさないであります。 」


(腰と__臀部を押して …夢魔の下腹に固い感触を当てて)

　「 ...ｼﾞｮｳﾈﾂ的なアプローチを仕掛けて来たのは、ワのｼｭｿﾞｸ的に今まででﾅﾝｼﾞｭｳﾆﾝといた ...
　　...ハインがワのｺﾄを屈服させない限り、ワはｲｸﾗでも何時もの様に ....食べて来る、そのﾂﾓﾘ

　　だから ...__出来るモノならしてみてよ、ハイン 」

　　( ...慣れた様に腰を引いた後、押しつけては体重を軽く乗せながら当てつつ ...色っぽく瞳は光を放ち

　...垂らす舌も厚く、長く 蛇と比較してもなんら変わらない ...生真面目な宣言に、面白そうに ...また、揶揄う様に )

　　「 [ ...んぷ、はぁ ] ...まぁ、ワはハインのｺﾄ、ｷﾗｲじゃ無いし 」

______　[ハインの自室]


[ぼすっ]____…　

「 …出会いに遺憾はないでありますが
　P・ハインの初恋を捧げるへき相手は
大変な魅力と__危険さが香るであります 」

( 押し倒し __唇を寄せつつ …昂りが体に沸く
まるで"手負いの熊"と睨み合うような背筋の震え
… 沸き立ちながらも __氷のように冷たく流れる
"興奮"の時間 … 魅力的な夢魔を前に__この心境 )


「　… だから"モノ"にすると自分は決めたであります　」

[ん"む…っ]

　「 ....どうにもﾏｯｽｸﾞ ...成る程、手強いね ...ﾄﾞｳﾆﾓ
　　ハインみたいな子か、ワにとってはｷｮｳﾃｷかもね 」


　( ...じわりじわりと上がっていく欲求と熱
　　...余裕が崖端からボロボロ削れていく様に、未だ到達した事が無さそうな経験を ...これから体験しそうな事に、柄にも無く緊張感がその身を包む

　...合わせる唇は濃密で、舌同士が触れては裏まで )

　「 ___ｷﾀｲしてるんだからね、ハイン 」


　( ...口端をあげて、挑発的 ... ... )

[___ぐぃっ]… カギ爪を肩から布に引っ掛けて
____舌遣いをしながら…ゆっくり __下に…下に


( 初めてにも等しかった"戦鷹"の舌遣い …感覚に
凄戦と同様の感覚を覚えてからは __寧ろ巧く …

適度に唾液を絡ませ __喉奥からこし上げて
唇へ力を抜いた歯を立て …舌を吸いだし
身を乗り出して …押し倒された感覚も使う )


_____[ぬぎ…]　____[ っ…　はぁ… ]


「 … 羨望的な肉体でありますな __豊かと言うのか
　　ハインとは …上も、下も大違いであります … 」


____艶やかな肌を晒させると …自身も上から肌を見せる


… 若干…あるか、ないかの健康的な膨らみと

___夢魔の股に乗せられる …固いもの


「 … 別種、ヒトと鳥人のハーフゆえ
　　血の混ざりでこんなコトになった …
　と、母上は言ってたであります ___ 」

「 ...ハイン、それは凄くｽﾃｷなｺﾄだと、ワは思うよ？
　...ワは、純正の夢魔だから ....こう言うﾆｸﾀｲになっている ..つまるﾄｺﾛ __ｿﾚも本人のｺｾｲだから ..
　　...寧ろ、ワ的にはあるﾎｳが嬉しく感じる ...ｶﾓ？ 」


　　( ...昨日の乱暴さはすっかりと消えて、ゆっくり優しく 布が降ろされれば ...美しさと色欲を兼ね備えた肉体を晒して ...寧ろ堂々と、豊かなものを押し付ける ...

　...体を比べる様に見た後で、若干優しく頭を撫でて　....咳払いをして切り替える )


　( ..巧みに使われた舌に、潤いは保たれ続けては ...吐息の色っぽさも増して、じわじわと顔が火照り始める
　...だんだん、脈も高くなり始めて来たみたい )

「[ﾎﾟﾘ…]…いまさら照れくさいでありますな
　　どっちつかずで…仲間外れなボディがこう…

[つぷぷ]…ﾌﾟﾘﾝを悦ばせられるのでありますから__ 」


( 夢魔の脚を抱えるように開かせて …ゆっくりと
秘唇… 出入りの口で二度三度 __粘膜のべたつき
暖かさを吟味してから … お腹の中を突き抜いて )

_____ず…ぷ…ぷっ…！


_____っ　[ん"…　むっ___]

: 腰が両足を抉じ開け …突き入れた姿勢で暫し停止し
　思わず口付け …肉体の触れあう感触にアタマの中で
　火花がバチパチと鳴り響く …急激に薄れた視界に
　ﾌﾟﾘﾝの顔を __声を捉え …両手をベッドに押し付けつつ

…　ゆっくりと　…唇を離す　___


[ﾊｧｯ…　ﾊｧｯ　…ﾌｩｯ]…　あったかいであります…いろいろ


____(何より …受け入れてくれた事。)

　　「 ...ふふ、ハインはやっぱり、ｶﾜｲｲね ...
　　　ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞ ...何方かと言えばワも、虐げられて来たｼｭｿﾞｸ ... ...ワで良ければ、ハインのｺﾄをもっとﾘｶｲしたい 」


　( ...夢魔だから、と言う理由で ...有る事無い事を言われ続けて来た人生、否定もせず生きてきたからこそ...こうして互いに傷口を舐め合い __治せる関係に出会えた事は、とても嬉しく思う .... それは“本心”ばかり )


　　「 ...よぉし、よし ... ...ﾕｯｸﾘ、ね 」

　( ...慣れていない様子、初々しい様子がまた可愛くて ....優しく頭を撫でて、軽く抱き締めて ...手網は握って、ゆっくりと腰を ..__押し付けた後で、離す ...その動きを繰り返して )


　　[ ...ちゅっ、ず ... ..ぐっ、 ...ちぃ ]

　　__満たされる感覚が .....とても、愛おしい

[むっ__]

___はふ…　ﾝｯ…　ﾌｩｯ…ぅ　…ﾝｯ…　んﾝｯ

「 … 受け止めるのでありますから、自分も
　ﾌﾟﾘﾝのこと よく聞いて生きたいであります

…こんなコトバの紡ぎ、聞き覚えなかったでありますし 」

( 寂しい …という意味は此処に来てから知ったけれど
里では"そんな"心境の時間が多かった …ずぅっ…と )


「 ん __…むぅ　… はｩｯ… …ﾌﾟﾘﾝを悦ばせるなら
この …__動き、繰り返せばいいで…ありますか？ 」

( 背中や鳥脚、…ふるりと震わせながら 腰を押し付け
お腹の奥を突いて かき混ぜて …べたつきがどんどん
滴りを強める感覚に __思わず神経が震え上がる
… 恐怖以外、…期待や 興奮の震え )

[ むちっ… ぢゅぐっ… ずっ…つ…むちぃっ ]

　__段々 …押し付ける所が奥に 奥に …

(/ ....____ハインのｺﾄ、好きになってしまうかもしれないや、このｶﾝｼﾞ )

(/ ……[とぷ]__…ん …ﾌﾟﾘﾝも、…なってしまえば
　いいであります、…秘密があって、言いづらくい
　それて気が惹かれたなら …舐め合えばいいであります)

(/ .... ...ねぇ、ハイン ...言うのが遅れたｹﾄﾞ ... )

(/… 言っちまうならﾌﾟﾘﾝと自分は色々と
　 後回しであります … 他になんでありますか？)

(/ ___この城に、来てくれて ...ｱﾘｶﾞﾄｳね )

(/　…[ﾎﾟﾘ]… 上官であること忘れそうであります

　…まぁ！もう気にしない事なのでありますがっ

　… いつか自分へのコトバ全部聞き出すであります
__けど今は …ﾌﾟﾘﾝ、此処に居てくれて感謝、であります )


_____[ぎゅぅっ]

(/ ....ｱﾄ、これは余り言うかどうか悩んだけれど


　　...ｱｼﾀ、5時起き　...ﾄﾞﾆﾁ、忙しめ )
　

(/…[ﾎﾟﾘ]…無理しない程度で会ってくれるなら
　　自分はオッケーであります、… そのぶん…
　　その …ﾌﾟﾘﾝのこと、好きにならせてくれた
　　…で、ありますから　…)

(/ ... ...[ ぎゅうぅ〜〜〜 ] ....ｺﾉﾏﾏ、ﾈﾙね
　....帰って来たら、___....ﾐﾝﾅからちょっと、虐められたいｷﾓﾁ、強くなるかもって ...ﾏｼﾞﾝさんが言ってたよ

　
....おやすみ、ハイン　　.....ワのｺﾄプリンって呼ぶ、ｶﾜｲｲｶﾜｲｲハイン ... )

(/ …ﾌﾟﾘﾝはいろいろズルいであります
　こうして自分が断れないコト知ってて…

__楽しみは増える分…待ち遠しいであります

　… だから募らせて、…おやすみであります
　自分を好きにする …ズルくて綺麗なﾌﾟﾘﾝ　)

(/　___すー　…　すー　)

(/ ...寂しく、させてるね？ )

(/…今日、やっと…会える？)

(/ ___待っててね )

(/ ________さぁ、て ... )

:　　ク"ラァｧｧ　ク"ｫﾙﾙｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ　!!!!




_________[　ﾌｯ　…　　]

(/ ...余りにも疲れ過ぎて寝てしまっていちゃった、のか ...えぇい！今日必ず！！！ )

　　[ヒュゥッ！！]　　　　ｶｼｨ――ﾝ　…　ｯ


: … 廊下の夜闇で鍔競り合うはメイドと黒騎士 __

　片や、指に纏わせる鋼鉄のツメ__己が鉄分の刃。
　片や、特にこれといったモノはない鉄製の片手剣。


(並んで護身の武具を纏わぬ両者はよく似た眼差しに加え

氷河のクレバスにも劣らない…無機質な表情で武器を圧し合う)



　　　　　　　[ ｷｷｷｷｷｷｷ … ｯ ]


「ﾆｬﾙ/ ……… 」
「ｻﾞﾗ/ ……… 」


_____睨み合う

(/ ...へぇ、何やら面白そうな ... )

( 二足で踏み締め、腕に力と意識を向ける 両者は全く同じ
… 片手で鉄を圧し付け __素手、同士が握り …防ぎ合う )



「ﾆｬﾙ/ ……… 」[ｶｧﾝｯ!___ﾋｭｯ…　]


:　埒が明かぬと見たか、先に仕掛けたのはメイドだ
　ツメを横に …受けて流す形でバランスを僅かに崩し

　__充分にズレた時を見計らうと … 一気にツメを
　 上向きへ変え　アッパーを繰り出して顎を狙った！

　…　が　黒騎士は体重を後ろへ傾け __勢いそのまま
　　バック転を疲労ｯ！　距離を取られて拳は空を斬った！



[ｻﾞｻﾞｯ ____]

「ｻﾞﾗ/ …… "半端"で通る私ではない 」


:　受け身！　__と、同時に"発射姿勢"の構えだ

　蛙めいて脚を畳み …腕を地に付け、剣は前を突く
　空振った拍子に "背中" を見せるメイドへ向け…


　　　　　[　______ボバゥッ！！　]

(/ ....あぁ、やっぱり＿＿すごく良い )

「ｻﾞﾗ/　　❗　　」


(　"異音"。…真横から聴こえた"気配"！
攻勢の誤りを悟り、剣を盾に身体を屈める…っ　)


[カキィンッ！！]　____ｻﾞｻﾞｯ　…

:　地面に転がり …立ち上がって距離を取る彼女は
メイドの左手が握り __横に薙いだであろう"武器"

…　釘を、鉄棒程にまで伸ばしたようなモノを認めた …


[ｶｸｶｸｶｸｶｸ …]　____手痛いお言葉、

「ﾆｬﾙ/ … そっくりそのまま御返し致します 」


「ｻﾞﾗ/ 〖長釘〗か、随分と珍しいものを使う 」


_____…　

___凛と …〖長釘〗を振り終えた姿勢で威圧するメイド

　…　黒騎士は内心、舌を巻いて身構える ____



「ｻﾞﾗ/ …
( どんな器用さだ、あのメイドは… あれは暗器、

裏家業専門の〖長釘〗で間違いないが …長釘は
腕力任せで振りきれるような武器の括りじゃない。

すぐに折れる繊細さ __安定性のないじゃじゃ馬級の
扱い辛さを制してやっと打てる"ｷﾜﾓﾉ"。…そんなﾓﾉを
___軽々振り回して …ピッタリと止める ___か… )」


　　　[ｻﾞｻﾞｯ…ｯ！]　「ｻﾞﾗ/ …　(だが…っ！) 」



:〖長釘〗のﾛﾝｸﾞﾚﾝｼﾞ。…剣では届かない間合いの中へ
寧ろ黒騎士は進んで入り込んで行く …っ！当然 ___



「ﾆｬﾙ/　…　(捨て身…？　___…いや、違う！)　」

[___ヒュゥッ　…　　ﾋｭﾙﾝｯ!!]

(__警戒を内に秘めながら…　メイドは釘を打ち付けるっ！ )

[ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｯｯ　_____]

「ｻﾞﾗ/　〖長釘〗であることに変わり無し… ！」

「ﾆｬﾙ/ …！　なるほど___ｯ 」


( 黒騎士は音の方角へ __滑り込ませるように
剣を構え…　"平然と"距離を詰めていく …！！ )



「ﾆｬﾙ/ "槍"の受け流しで事足りる訳ですね…ｯ！ 」

[ｶｷｨﾝｯ]____"釘"を手放し …再びツメで鍔競り合う…！

「ｻﾞﾗ/ …"知るもの"の存在が〖暗器〗の弱さよ…ｯ！ 」


[ ｶﾞｷﾞｷﾞｷﾞｯ!! ]

「ｻﾞﾗ/　(___決める…っ！)　」

「ﾆｬﾙ/　…っ！　(来る…！)」

[シュラァンッ！！]　____ｸﾙｸﾙ…っ


:攻勢 …　活かした"暇"を与えぬ連撃を繰り出す！

__鍔競り合いの姿勢より突如身体の向きを横目に…

… "回転"して縦向き集中の〖変則兜割り〗___ｯ！


[ｶｧﾝｯ!　ｶｧﾝｯ!　ｶｧﾝｯ!]___…っ！！


___驚くべき事にその連撃は[空中]…かつ
　横に倒れたような姿勢で繰り出されていた…！！

　ﾆｬﾙ/　くっ…　!!　[ダ"ンッ___ｯ]


:　易々と圧倒されるメイドではない …受けから一転
壁へ跳びこんで …"バウンド"するように壁蹴りで …

　[加速]！ __"回転爪"を繰り出して騎士を狙った！



[　グィッ！！　]　ﾆｬﾙ/　な　___…　！



____しかしこれを騎士　… "頭へ手を乗せ"
…"上から"馬乗りを決めることで〖完封〗する…っ！




[　ﾄﾞｻｯ!　____　]

______マウントポジション

______喉笛に切っ先を突きつけられ

______両腕を踏まれて封じられる。


「ﾆｬﾙ/　……　」

「ｻﾞﾗ/　…レンジの調整は1対1に於いて
　　　重要な判断材料になる… 〖長釘〗を
　　　見せた時点で"受け"ではなく …

　　　"攻め"に行くべきだった。…
　　　まだ、場数が足りてはいない　」

( 屈辱に …顔を逸らすメイドから降り
黒騎士は服に付いた埃を払って …メイドを起こす )



「ｻﾞﾗ/　…だが武器の扱いは見事なもの
　　　____よいセンスだ。……さて 」


:渋々…といった様子でメイドは〖鍵〗を差し出す


「ｻﾞﾗ/ "見晴らし浴槽付き、宿泊"…確かに受け取った 」

「ﾆｬﾙ/　[すん…]　…(ごめんなさい、ミェン…) 」



___…そんなものを賭けて決闘をしていた　二人であった。

(/ .....何賭けてんの！！！？ )

_____"違う帰路に着いた両者"


[ほくほく]

「 … (彼女には悪かったが __リンも、ソウも
　　　楽しみにしていてね …思わず力が入ったな)

　…！　…ふむ、シャラルは …熱いの大丈夫だろうか…？ 」

( 思案をしながら __自室へと帰る〖母〗の表情 )

[とぼとぼ]____

「 … (折角…新たな部屋のタイプとして試作中のところ…
　　 お試し宿泊で …充分な数を用意した …筈なのに…) 」


: 兵士がこぞって参加し …残り１部屋の予約で鉢合わせ
しかし互いに譲れず、決闘というわけ __だからこそ彼女は
力不足に気落ちし …とぼとぼ、ｼｮﾎﾞｰﾝと帰路に着いていた…


「 … (最近 __無用な我が儘を言いすぎてしまいましたし…
　　 これを期に、話をしようと… 思っていたのですけれど
　　 … どうしましょう …あの子、私に遠慮して離れて…) 」


______ずぅーん…

(/とまぁこういうワケ。…絡む？)

(/ ... ...なるほど、癒されたいと？ )

(/ ニャルの性格、面倒強めになってきたね …
　元々ワガママｯ娘だったし、ストイックが
　災いして中途半端に甘え癖が出てきたのかも？ )

(/ ...それの何が悪いのか、俺にはさっぱりですね ...それはそれでニャルちゃん、凄く可愛いじゃんか！
　...さて、はてさて、改めて言おうか )


　___ただいま、だよ

(/　おかえりなさい。…赤手、待っていたよ

___歓迎イベントとしてあの戦闘というワケだ
　 …悪くはないだろう？哀愁ニャル含めて …　)

(/ ...そうだね、どうして中々楽しそうで ...それでいて色々したい、アレが欲しいこれが欲しいと好きの欲望が突っ走ってるよ )

(/ 欲望も聞きたいが！…まずは君のモノを見たい！ )

(/ ....モノ、と言うと一体何かな？ ..ふふ、ちゃんと口で言ってよ )

(/…迷いに迷いに迷いに…迷った！

　___ルルイエ！　…が、駄目そうなら河原！危険度！)

(/ ...全部のつもりなんだけれどなぁ、にひひ ...さぁて、一丁ここらで頑張りますか！ )

(/…たいりょく…しゅーちゅー…げんかい…

…明日も頑張る！…今日次第ではまた
　なんか面白い事やル…っ…次第じゃなくても
　やるしやるっ！…るる…んにゃ)

(/ ... ...よし、ゆっくり休もっか ...ありがと！お疲れ様っ！ )

(/ ……かららら… ____今夜はパーリー…)

(/ ___にひひひひ )

______ … 深夜半刻 …迎える光は未だ遠く
　　　　みどりごの喚ぶ音(ね)や静かに喰われ

　__故にしらべは心地好く …夜に集いて弦を引く …




…　夜な、夜な、夜な　_____

…　約束されし崇高の夜 …　___わが、世の正に"春"…

…　…　招かれざる愚かな獣が　…　またひとり　_____



[… 目の前に背後を向けて座した …マントの男が席を立つ]

(/ ....今宵は誰を、お呼びかな？ )

(/誰を以て事足りると、果たして"御曹司"殿は
仰るのかな？__なに"城"に住まう魔獣や魔物が
"弱者"であろう筈があるまい … 証明は _可能であろう？

"魔王を名乗ったナイフの …自称魔王"よ …ｸｸｸｯ )

(/ ... ... ...やれやれ、そう煽られたら ...どうにも、激るじゃんか )

　　　____さて、....聞かせて貰うけれど


　　( ...魔人、席に頬杖を突いて ... ...若干呆れた様で
　..ジト目を 目の前の男に向けては ...溜め息 )



　　「 ...あんた、一体なんなのかな .... 」

…　うん？



__________



〖 … これはこれは ___ …失敬した、我が夜(よ)に
　如何なる用事で参られたかな？ …"名高き千手"の君。 〗


( … 漆黒のマント __切り取られた夜が布にされた
　見事なまでに"麗しい"漆黒 …"纏われる"ではなく
　纒い、従え __"仮面"に目元を隠す〖怪人〗が …

　__腕にマントを巻き …"一礼"を魔人へと贈る )


〖 … ご存知ないかな？ …よろしい、此方から名を捧がん

【ウル・バルドラク=アーヴェ】…新たなる魔王となり得る

心地好き青年よ、お会いできて光栄だ 〗

　　　　「 知らん、誰だお前 」

　　____ ...礼儀正しい怪人とは真反対に
　　　　　不相応な程態度が悪い魔人 ...

　　「 ...起きたら此処にいた、アンタが此処へ招待したもんだと思ってたんだが ...事実は違うみたいだな？ ...魔王を名乗りたいんなら好きにすれば良いさ ... と、俺の口からは言わせて貰うよ 」


　( ...挑発めいたものに乗らず、投げやりな感じ
　...それはつまり脅威とすら感じていないという事
　　...今の彼にとって____その程度は生温い )

( ___小気味よさげな気配 …周囲を静かに歩き回る )


〖 ふむ __先の言葉を拭う愚を聴かせてしまうが
　君への"些事"を 先ずは…解して頂かねばならん

　"魔王となり得る心地好き青年"、君の事実と些事 …

　__素性も分からぬ老人の言葉では不用に思うのも
　… 致しかたなかろう … 重ね重ね非礼を詫びよう

【 妖魔城:ヴァンパイア 】へようこそ。
事情は追って話そう …先ずは、君をもてなす意思を
見せ、見事　君の信頼を勝ち取らねばならん ____ 〗


[ ﾊﾟﾁﾝｯ ]　___指が鳴り …周囲に気配が沸き立つ…？

　　　　____....焦るな、まだ焦るな

　　　　____俺らしく、でも俺じゃなく

　　　___..少しでも、少しでも...

____顔の見えない黒服が名が机を出し

____貴婦人のようなカゲがワインと …

____紅色の果物で盛り付けた皿を運ぶ

____魔人の前に"上等な"イスが地面から浮かび…



〖 ワインは嗜めるかね？ …なに、度数の強いモノは
　出させんよ … まぁ、座りたまえ 話をしよう___ 〗

( 向かい側 …ステンドグラスを背にした位置に吸血鬼 )

　( ...何も言わずに椅子に座って、その後は注いだワインをくるりくるりと嗜むふりをしては飲まずに ...揺らして眺めて ...果物も、ただ皮を削いだり種だけを抜き取る遊びをしては ... ...とてもつまらなさそうに話を聞く姿勢 )


　「 ...飲み食いしに来た訳では無いんだよ
　　さっさと話を聞かせなよ、 ....色々とさ？ 」



　　( ...今現れた二人の影達は、幹部と言われるものかどうか ...それすらも悩ましく __ただ索敵するような視線を送り )

〖 待ちたまえ __王を頂く。…君が求む【王】が
何であれ …過ぎた非礼に手を浸らせるは"愚行"也。

… "戦わぬ"事を温情と君は言うかもしれぬ …君の
目指す【所】は、血に満ち 屍の散る魔境にあるまい？

余は、"青き衣の乙女" __阿修羅の如き業を背負う
〖少女〗。…彼女に心許されし君に "敬意を評する" 〗


_______従い …


( 声色の落ちた …"大人の声" )


〖 … 我は君に敵意を持たぬ、その意思 まずは
　汲み交わしては頂きたい __立場、思案、実力…

　全てがどうあれ …今、この場で君に仇なすつるぎを
　私も、従者も …この城でさえも持たぬのだ __若き魔物よ 〗

　「 ... ... ... ... 」


　　( ..声色に嘘偽りはみえない
　　　勿論今の段階で信用に値するとは言えないし、何よりこれは謂わば頭領同士の会話 ...今の魔人の周りに他の気配は無く素手と ...話はしやすそう )

　　「 ...俺はそんなに甘いつもりはない
　　それでも ...聞けるならば聞こうか、少なからず 」


　___憧れは ....甘ったるいチョコラテ

〖 宜しい …__さて、まずは君が此処へ至るいきさつを
話さねばな…君へ非礼を働いた理由(わけ)も並べよう

___いや、…その前に"関係"を話そう …
　"青き衣の乙女" … "赤き魔物" __…そう、我は 〗



　___ 君達を相手に"試した"故に…"君"を知った。


〖 … 少々混乱もあったが、詫びと補償で納めたが…
　　結果 …私は会いもせぬ君に敬意を抱かせて貰った
　… 詳しい事は、また別の機会に話すとしよう ___ 〗


______今、重要なのは…


〖 … 君が忌まわしき【墨使い】の手により
　 此処へ召喚された。…という事実なのだよ 〗

　　「 ..... 【墨使い】ぃ？ ...何だよそれ 」

　　( ...少なくともそんな呼び名の奴と出会った事すら無ければ聞いた事さえも無い ..今この場で初めて聞いたものだ

　...それまでの理解し難い話よりも先ずはそれが一番初めに気になった、興味を持った ...だから多少オーバーな程のリアクションを取ってみる )



　　「 ...なんだって__良いんだけど 」

〖 … 我が世 __紛れもなく至高の時間を狙って
　 現れる"魔物"よ …理由(わけ)もなく我に仇為し
　 幾日を越え、数年に渡り"墨"を扱う魔術で
　 静かな夜を妨げ続けているのだ __忌まわしい 〗

________

〖 … 話が逸れたな、__ヤツは【召喚】に長け
　　離れた場所、異なる次元を越え 呼び出す…
　　例え天地魔界 強大を越えた力の持ち主で
　　なければ、拒否することすら敵わず
　　望む場所へと引っ張り出せるのだよ

　　__普段は魔獣を贈ってくるが　…此度は… 〗

(/ ....続き、また後で？


　　あぁ、それと .....そろそろ____にひひ )

(/ あ、寝ててごめん、...ね )

(/今宵を待て __待ちたまえ)

___　…　私怨を交えた言葉を吐いたな __すまぬ


〖【墨使い】、記録人とも名乗った人型の魔物だ …

　数年前より何処ともなく現れては …我が夜(よ)

　静かなる冒涜へ目的も知れぬまま、茶々と
　評し、【召喚】・【転移】の魔術を用いて
　魔獣を放つ蛮行を働く者 __… 〗


( … 忌々しげにステンドグラスの外を眺めた
… 冷めぬ"妖魔"の殺気 __"空気"にｽﾊﾟｲｽが効く )


〖 … 如何なる因果か、企みか…ヤツは魔獣を
　 呼び出す仕草を以て君を呼び寄せた …しかし
　残念ながら …意図の欠片も我は掴む事ができぬ 〗



_______何か、…心当たりは？…そう促し

　「 ...知らん、心当たりって奴もなんも無い
　単に俺が忘れてるだけかもしんないけど ...少なくとも今の俺の記憶には無いって事だけは ....一応分かって欲しい 」


　( ...若干冷えた様に満ちる殺気が幾分か城を思い出しては、...なんとも言えない感覚が身を包む事に、何処か不気味 ....
　　　誘われているような気が ...しなくも、ない )


　　「 ...聞いてる感じ、その能力のせいで俺が此処へ呼び込まれたらしいね　...中々厄介でありながらも、便利な能力だ ...
　..はぁ、それで ...大体の話は、これで終わり？ 」

〖 … ふむ、予定なき遭遇ゆえ __"頼み事"しか
　 我が声に乗せ …吐くべき事柄は残ってはおらぬ

　 …君は望まずして此処に来た、我は友好の証に
　 赤き城へと送還を果たさねばならん … しかし

　 送還の儀式は多くの時間が欠かせぬ __"ヤツ"が
　 妨害に現れる事も、充分に考えられよう … 〗

( … 席を立つ __【♄】と、…奇妙な記号が描かれた
　ドアを眺め …魔人へ向き直る __緊張感漂う空気 )


〖 … 機会は機会 __見たところ、君は"ヤツ"…

　【墨使い】に興味があるらしい …部下を派遣し
　 時間を稼がせる事はできる … しかしだ
　 君が"ヤツ"に会うもまた、一興にあろう

　 … 部下はまだ派遣してはいない __どうかね？ 〗

　「 ...知らないよりかは知る事は、メリットが多い
　...アンタ等に見られるよりかは俺もその方が少しは自由行動が出来そうだしね ...
　....会えるのならば会っておきたい __戦闘で勝てるかどうかの有無は置いておいてね 」


　( ...席に着いたままゆっくり背伸びしては体をリラックスさせては ... ...一息吐いた後で ...ゆっくり拳を握り締めて )


　　「 ___何にせよ邪魔というのならさ？ ...早めに潰すのが得策だろ？
　......そんなすぐに会えるのならば会っておくとするよ 」


　　( ... ...魔人の目には焦りが若干見える )

〖 よろしい … では、此れを受け取りたまえ
…【魔石】…特異な力は持たないが、血肉たる
　魔力の補充に役立つだろう __"ヤツ"… 〗


___居場所は突き止めている … 地図と、これが印だ









____"劇場跡地"_____




…　真っ黒で …がさがさとした液体がぶちまけられ

辺り一面はナゾの落書きでいっぱい！ __形を留めた

古い劇場の跡地 …霧が漂い、瓦礫が転がる

____　　それらしい場所

　「 ずっと待っているだけってのは ...どうにも性が合わなくてね ...だからまぁ、行かせて貰うよ
　....まぁ、もっとも ...止めれるのなら止めて、それで ....なんでもない 」


　( ...彼等が未来の敵になる可能性など、0では無いのだ
　....此処で仲を深めれば ...後が辛いだけだろう
　....会話もそこそこ、立っては直ぐ様___地図を受け取り、歩き出す )


　　「 ...さぁ〜〜〜て




　　　　...どんな奴なのかな、と 」

________　…　…　…　ﾄﾝｯ
________　…　…　…　ﾄﾝｯ
________　…　…　…　ﾄﾝｯ


　…　ステージでtap！tap！__古代中国の文官めいた
　　緑色の服を着て？目が線の狐面被って大筆背負い？
　壊れかけのスポットに照らされながら電話片手にtap！


:　ﾊｲﾊｲ a　ヒスイ　さん？　あ。僕ちゃん【ﾏﾆｱ】クン！

… ハイ〜？も、つっまんなぁいモノばっかりじゃっかり
遊んでいいですか　orz ですか。"養子"？ﾄﾞｺﾄﾞｺ踏んで？

居ないんで！ﾊｲ?　城行け　メンド。ｧー行け？メンドぉ〜

遊んで e から行ｯけ？あっそ。ﾃｷﾄｰやっときまっしょ HA！


( 絶妙にリズムがあるかないか __回って回りにビチャｯと
大筆跳んだ墨が散った！…　墨、散ったらイヤな気配？ )


「 ｪ〜　ｪ〜　メンド。メンドｫ〜？__"養子""養子"
【冠雪・元・奴隷】?シラネ！ﾃｷﾄｰ ﾃｷﾄｰ…白っちー
　イヌとか？サーチサーチ、でっちUPでGOGO 」

____tap！tap！

　
　　　____ｽﾄｯ ...ステージ下から跳んでは、大きく着地音を鳴らしてその存在をアピール


　　「 よぉ ...ご機嫌良さそうな人攫い屋？ ...あぁ、違うな、【墨使い】だったよな？ ...まぁ、なんだって良いんだけどさ 」


　　___会話の最中に聞き覚えのある様な名称が聞こえれば ...あぁ、少なからずともコイツには容赦出来ないだろうと自覚してしまう ...


　　「 ...飯の恩、泊の恩 ...__友の恩って所かな、 ...あの二人を守る理由としては ...あぁ、城に匿ってやっても結局はこうなるんだろうな 」

　( ...何故か心の中で ...“妖魔城の者達によるマッチポンプ”としか思えていない自分がいる事に ...どうにも捻くれてしまったと自虐的な思考 ...頭を抱えて溜め息を吐いた後で
　　....髪の毛を纏めては、臨戦体制へと移る )


　　「 ___なぁ、何にせよ ...今の俺って案外色々忙しいのさ
　....早く戻らなくちゃいけないし ...どうにもアンタが生きてるだけで、かなり面倒そうだから ...

　　再起不能になってもらうつもりだけど、何か異論は？ 」

　　( ...普段の魔人なら好き好む
　　ただし ___悪夢が近付いているかもしれない今の状況 ...少々ピリピリしているのだ )

「 … だ　ｿｳだﾖﾖﾖ ___ハ？　…　…　…　…　…

　____ザ・KENNAｧ〜〜〜…　っての…　ｧ"〜

　…　Fu◯k!![ｶﾞｼｬﾝｯ!!]　…　ぁ"〜ぉいぉい

　ソコの？誰？　わし、ﾏﾆｱ　見てみー、見ての通り

　スパイ兼、記録者兼、遊び人兼、徳用スーパー 」


( 電話踏み潰して__[ｶﾞｶﾞｷｨ〜ﾝ]…サイレンから音
だらけだらダウナーの気配ばら蒔く謎にナゾの誰？ )


「 わし、【翡翠】にいわれて[おまえぶち殺したる]

　記録も録らん、これがイィィｯｯ　____チバン



…...···・・・ツｩｩマｧ　ん　ネｪｪン　だｧｧ　よ　。


[ｶﾁ…ｶﾁ…ｶﾁ]　__なｧｧｧ"ｧ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"‼️‼️ 」


_____ウゥゥゥゥ――――――――――――――ﾝンﾝ…　！！！



[サイレンがカキ鳴るサイレンがカキ鳴る
サイレンがカキ鳴るサイレンがカキ鳴る]

　　「 ....うっっるさ 」


　( ...耳を塞ぎたくなる様なサイレンの応酬に
　　... ...___即座に手を銃の様に構えては ... ....一息吐いて　...目を鋭く... “話はもうしたくなさそうだ” )


　　「 ザレッド・イニール ...多分アンタが呼んだんだろ？此処、にぃっ！！ 」


　　　　ﾊﾞｧﾝｯ ...！

　　( 墨を踏まない様注意を払って、 ...撃ち抜く【ハンドガン】 ... ...弾丸鋭く、___殺意は高め )

「 ｧ"〜ｯ？◯◯ｯｯキン！知っｯてらァヨｫ〜ｯｯ！
ｱﾚ ソーッダッケ？知知知らんらんてるてる!!

俺ｧつまんつまんねーねーねー面白い事ｫっ！！ 」


[カンッ！！]　____"金属音"　[ｶﾞｼｬｧﾝｯ!!]

: 当たった弾丸が跳ねてスポットに直撃!!__ガラスの雨！！
真っ暗なステージ!!…墨、次々と視認不可にｯ！！_______

　… 体にガラス片が当たると更に金属気味な音が鳴り響いた


「 ｫ？　やん・のか？　ｫ？ｫ？　やん・のか？ 」

____[ﾌﾞｼｭｩｩ…]

: 背中辺りから蒸気を吹き出す

　「 ( ...体が金属で出来てる？それとも今の一瞬で何か弾いた？ ...見えない壁？ ...何かまだ絡繰がありそうなけれども、 ...何にせよ__生半可な攻撃は通じないか ) 」


　　( ...降るガラスの雨、軽く顔を腕で覆っては目に入る事だけは防ぎ ... ...目が暗闇に慣れるのを待つ暇もなく ... 両手を擦り__魔力を覆わせてから摩擦熱にて軽い灯りをその場へと点す )


　_______アイツ、もしかして ...カロンと似た様な奴か？


　　「 やるに決まってんだろ、人攫い屋 ...
　　.....全くもう、...容赦は出来ないかもだけどさ、許してくれとは言わないぞ？ ...中々悪い奴みたいだしな、俺よりも 」

　[ ﾋﾞｰｯ!!　ﾋﾞｰｯ!!　ﾋﾞｰｯ!!　ﾋﾞｰｯ!! ]
「　　くぁwせdrftgyふじこlp！！！　　」

:__胸辺りで服の内側よりｽﾄｰﾌﾞの警告みたいな
　騒音に赤い光!!ぐるﾝぐるﾝと上半身が回転し！
　噴き出す蒸気が勢いを増し続ける!!ﾙﾙﾙﾙ!!！

__________

[　ズシャァンッ！！　]

「 あラｧ　…威勢がイィ坊っちゃんねｪ〜
　イィわ 遊んであ☆ge☆　ルｩ〜　ｯｯ 」

( 緑色の光を一瞬発して停止 __直後、背後を"引き裂き"
巻物を納めたナゾの空間を呼び出し __"１つ"を手に取る )


【　バハムート　】_____ナゾの巻物


「 咬まれると…　ｨｯｯたぁ〜いわヨｫ〜〜？ 」

: ナゾの巻物を手に、…何かをしようと大筆を取る…！！

　「 ....参ったな____本当、参ったなぁ.... 」


　　( ...既視感の正体に、頭を抱える ...見え辛いが今取り出した巻物は所謂召喚術の代償 .... )



　　　　　____召喚士、 ....どうにも



　　　　　___“昔”から魔人の嫌いな者達


　　　「 ...〜〜〜んと、気持ち悪くて仕方が無いんだよなぁっ！！！ ... ...くっそっ 」

　　( ...数の差、力量の差、簡単にそれらが補充されれば ... ...逆転されるのも簡単 )


　　ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ ..ﾎﾞｩｯ！

　( 熱が溜まった両手から ...丸い火炎球を右手に持っては、そのまま巻物に向かって投げ放つ！ ...冷や汗が少しずつ、全身を走る )

[ﾋﾟｰﾋﾟｰﾋﾟｰﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟ]
「 ｼﾞﾀﾊﾞﾀするんじゃねｪや …

おどれも男なら黙って歯ぁ

食い縛らんかいやボケがｧ"ｯ！！ 」

: 更に警告音がﾌﾞﾁ鳴り __"巻物"を地に叩き付け
火炎が無防備なマニアを焼け焦がした！燃える!!

　　…　燃える　燃え　____


「 … 殺したるけｪの　…　ぉどれｧ…！ 」

(　金属 __銀色、…"金属の骨格"__鉄製の頭蓋骨
化けて出た機械と思しき頑強極まりない全身像が

___焼け焦げた胸部の服の下から露出する…!!　)


【　バハムート召喚　】____[ﾍﾞｼｬｧｯ!!]


: 巻物に大筆が叩き伏せられた __飛び散る墨！！

が。…　地面の上に規則正しく広がり 描き ____

　【魚型の魔物】を地面にくっきりと描き出す…!!



[　_______！！　]　…　ｽﾞｽﾞｽﾞ…!!



　バハムートLv.89　【幻獣(稚魚)】


:　深海より出でる魔物と直感的に理解可能な
鯨の如き巨大魚の上半分が地面から生え始めた…!!

　「 ...喋り方 ...いや、人格がころころと変わるなぁ
　能力が複雑で ...それを処理する為にCPUが頑張ってるのか、たいそうお疲れ様だなぁ ...さて、と 」


　　( ....【本命】はこっちだろう
　　埒が空かないからと言って、無視出来ない存在である事に間違いは無いし ... ...
　　...命令で動く型か、自立型か ...その判断すらも今の魔人には時間が惜しい )


　　　「 まぁ、機械で安心したって言うのは有るけど ...問題はそっちだなぁ ....ちょっとばかし、骨が折れそうだ 」




　___しかしそれでも、自分が負けるとは一切思ってないらしい ...魔人らしい？らしくない？
　_______ただ、今は ...余分に頭が回せないだけ

「 ァバババババババ!!！ 」
____________より激しく蒸気…!!



　[　ﾊﾞｼｬｧｯ!!　]　…　ｼﾞｭｧ_______ﾝ!


: 稚魚は跳び跳ね __高度を確保しつつ…
巨大な牙口を大きく開いて __落下する…っ！！

大きさは鯨並み！重量測定不可!!
___"直撃に死"は確定的な攻撃…ｯ！！

　「 ...そのまま熱暴走して爆発でもして死んでくれんのがすっげぇ楽なんだけどな！！ 」


　( ...チラッと墨使いの方を見た後で ...皮肉混じりに言い放って、すぐさま幻獣の魚竜へと視線を移す
...余りにも巨大で、厚く__通じる攻撃も効果を薄めるのは間違い無いだろう ...ならばっ！ ).


　　　　　　ｻﾞｼｭﾝｯ ...！


　　( “右手”のみを切り離して、丁度鯨口に飲み込まれるような位置へと置き逃げし ...
即座に手を突きステージから降りて ...地鳴らしが直ぐに来ると考えては、また跳ねて ...！ )


　　　「 ... ... ...( 一体なら、まだ良いんだ、一体なら ) 」



　　　__脳裏によぎる不安が ...忘れられない

　　[　ドパァァ____　……ﾝｯ！！　]


: 巨大な"稚魚"は___落下に身を任せて地面へと滑り落ち

【地面】に"潜り込んだ"。___力任せな潜航ではなく…

　"水に飛び込む"ように地面へと消え去った __？



　　[ﾋﾟｺﾝｯ]　【メガフレア】


___崩壊した天井 …空にナゾの"表示"が現れる…


「 [ﾋﾞｰｯ ﾋﾞｰｯ ﾋﾞｰｯ __再起動 … 再起動 …]
[バックアップメモリ…整理…再起動…再起動] 」

: … 大筆の存在はステージ上で煙を噴いた

　「 ...潜れるのか、逃げやすくて良かったな
　...何か一発、技を出してみろ ...その時点で ....___もう、終わりになるぞ ...稚魚 」


　　( ...同時に恐らく、次に繰り出される技は規模がとても大きな物だと言うのが気配で理解出来た
　　...再生した右腕の調子を確かめながら、...魔人らしくも無い、冷たい目を向け続けて ...じっと佇む )


　　　＿＿来るなら来いよ、何処からでも


　　　( 既に切り離された右腕は、口の中に入り込んで体内へと入っているのだから )


　　「 ( ...にしてもやっぱ、こう言う奴を召喚するにはかなりの容量がいるのか？ ...今にも隙だらけだし ) 」


　　( ...ステージ上にて再起動中の墨使いには ...両脚の脛を掴んで、逃げられないようにしておき )

_____魔力の収束を肌に感じる

_____膨大な魔力が集い …固まり

_____"一撃"の元に葬り去らんと。


:…　しかし肝心の"稚魚"は現れない __何処を見ても
　空を見ても、周囲を見ても …魔人の前に現れない。
　
ﾁﾘﾁﾘと空気を焦がす魔力の波動は高まり 膨れ …
今にも臨界に達して …全てを凪払わんとせんばかり


___"…周囲を見渡し、しかし稚魚は見当たらない"




「[ 再起動ﾌﾟﾛｺﾄﾙ …経過、20%…　30%　40%… ]」

　　「 ....... ..... 」


　( ..魔人、地面から視線を離さない
　　...潜ってから現れないなら出る方向が分かっている ... ....それだけが救い
　　高まっていく魔力に ...神経を鋭くさせては感覚に過敏に ...放たれても被害を軽減させる為魔力の層を全身に纏う )


　　　__来るなら、早く来い ...


　　( 生唾飲み込み ...長く待つ間が中々にキツく、面倒である事に .. ...痺れを切らさない様に精神、落ち着かせて ... ...ギュッと拳を握り締める )



　　　( ...墨使いの両脚を掴む両手
　　__こっそり、バレないように .... ____ )

「[50%…　60%…　70%]」

___:正常な波動が墨使いより流れ始め…




　　　【メガフレア】

: 急激に"光"が此方へと向かってくる…!!
エネルギーが爆発を起こし、凪払う一撃ｯ

___"方角は？"…右ではない　左でも後ろでも…
　
　正面からは来ない　…　上は…　見えない



[ｶｩ!!]_____　　　ｷｨｨ――――――ﾝｯ！!!！


:　魔人の。___"足元"よりひび割れ…　光が溢れ。



「[100%]」



[　ドゴォ_______________ﾑｯ!!!　]

　　　____...全部想像通りだと言わんばかりの笑みを浮かべて





　　　　光に　　炎に　　___包まれる魔人...！！！
　　　　　　

______[バシャン]


… ﾋﾞﾁﾋﾞﾁﾋﾞﾁｯ


( __光の奔流 …爆破の勢いが重なり、衝撃波を成して
地上全てを凪払わんばかりの破壊がばら蒔かれ ____

　破壊者、…稚魚は状況を見渡す為に地上へと顔を出す )　


… ビチャビチャ

　　　....中々、熱かったよ



　　　( ... ... ...白煙を身体から発して、火傷跡を指でなぞる魔人 ... ..衣服も確かに焦げてはいるが原型も残っている



　___ただボロボロな両手を除いて、 ... ...其処に立っていた )


　　　　....... “返すよ” ありがたく


　　( ...焼け焦げた両手には__ 【メガフレア】の熱い熱い魔力を ...掌握して、その手に残している ... ... ...魔人の魔力も混ざり 毒に等しくなったそれ ...触れるだけでも熱がその身を焦がし襲うだろう )



　　　[ ｸﾞｲｯ ] ___稚魚の体が無理矢理引き寄せられる感覚 ...！体内に入った右手が ...魔人へと引き寄せられている ...！！？


　　「 ...ん"ん"っ ...抵抗、するならしてみろよ 」

・【魚釣】・



　　_______ﾋﾞﾁﾁﾁﾁﾁｯ!!


: ﾁｪｯｸﾒｲﾄ！… 誰もが、ザレッド・イニールの勝利を
簡単に信じるであろう状況は…しかしたった１つの …
シンプルな要因によって【五分五分】に陥った。___


　___忘れてはいまいか？…　【稚魚】の巨体を。



[ ｸﾞｸﾞｯ!! ]　ドﾊﾞｼｬｧｯ!!　ﾊﾞｼｬｱｯ!!　ザブゥｯ！！

…　[　グギッ！　ズモォｫｫ_______ンッ！！　]


: 魔人の"引き"が能力であれフィジカルであれ
相対するは…！クジラに迫る【稚魚】の巨大なり!!
引く向きとは逆へ向かって直進の抵抗を試みる…ｯ！

まるで糸引く魔人と！！地面を泳ぐ【稚魚】との間に！
おぉ、見よ！___魚釣りめいた"五分五分"が発生した!!


[　ﾊﾞｼｬｧﾝｯ!!　ﾊﾞｼｬｧﾝｯ!!　ﾊﾞｼｬｧﾝｯ!!　]

　　_____しつ、けぇ ...なぁッ！！！！


　　( 思わず悪態をついて ...腹立たしそうに顔は怒った様子を見せて ...踏ん張っても踏ん張っても埒が明かないと判断すれば ... ... ..能力が稚魚の体内で、発動する )


　　「 ....増えて、増えて___こっちへ来い ...！ 」


　　　[ ﾎﾞｺｯ ...ﾎﾞｺ ...ﾎﾞｺﾎﾞｺﾎﾞｺﾎﾞｺｫ ｯ！！！ ]


　　( 稚魚の体内で ...手が無数に、無限に、増え始める ...引き寄せる力は高まり、魔人の方へ強く強く ...重力が傾く ...！　___稚魚の行き先は、熱い鉄板とでも言える ...熱された手だ！！ )


　　「 ...お前如きに手こずってる様じゃ ...こちとらいられねぇんだよ ..さっさと ...焼けちまえッ ...！！！ 」

・【魚釣】・


　[ﾋﾟｺﾝｯ]　_____【メガフレア】


　　[ﾋﾞﾁﾋﾞﾁﾋﾞﾁｯ …ｺﾞﾙﾙﾙｯ!…ｳﾞﾙ…ｺﾞﾙﾙﾙｯ!!]


: 形振り構う暇はない…魔人の叩き付けた【危機】へ
【稚魚】はあらんかぎりの底力を___発揮する……ｯ！！

逃れる為に泳ぐでなく…寧ろ【粉砕】せんと引かれ__
開口せしアギト、魔人へと向け__人間で言う踏ん張り。

… 僅かにでも時間を稼ぎ、"溜める""溜める"…溜める！


　　　[ ジリ　…　ジリ　… ]_____ｩｩｩｩｩ…ｯ!!


(__大口に溢れる"光珠"を溜め込み …少しずつ…迫る…！)





「[ … ｼｽﾃﾑﾁｪｯｸ __記録容量ｵｰﾊﾞｰ、交換開始 …完了
　【IL-2/a】4番機 … 人格ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ確認 … 完了

　【記録者:ﾏﾆｱ・ﾏﾆｱ】___修復完了 …起動開始まで
　40%__50%__60%__70__% … チャージ中 … ]」

(/ .... ...ごめんっ、ちょっと待ってて、くれる？ )

(/[待っていると伝えたいようだ])

(/ ...ごめん、ね！ ...すぐに吐いてくるから！！ )

(/[口をよくゆすげと伝えたいようだ])

(/ ....あ〜〜〜、なんか、こう ...胃もたれしてるぅ... )

(/[ｵﾚｻﾏｵﾏｴﾏﾙｶｼﾞﾘ])

(/ ...ごめん )

(/[おまえ うまそうだなと伝えたいようだ])

(/ ............


　　　うっさいなぁ )

(/グルルル)

(/ ...あ〜〜〜、ごめん、ちょっと頭冷やすね

　暴言吐いちゃいそうだから )

(/[替わるべきかと伝えたいようだ])

(/ ........好きにしてくれて良いよ、なんか多分、 ...あんま言いたく無いけど、今ちょっと不機嫌な感じだから .... ...何も悪く無いから、ね )

(/ さてさて …お悩み相談の時間だ。赤手？ )

(/ ............ん )

(/… しりとりなら私の勝ちだ)

(/ ... ... ....あ〜〜〜、うん、そうですね、はい ... .... .... )

(/ …ヘンな空気になったね？__では、…話を聞こうか
もしくは何かまた別のモノを欲しがっても構わない )

(/ ....良いよ、続きしたいんでしょ？展開したいんでしょ？良いよ、するから ...変に時間とってごめん ... )

(/ その前に …幾つか遊戯の時間を取っても
　悪くはない、私が君へ強いるのは隷属に準じ
繰り返すエレジーではないのだからね …して )

(/ …君と日常を話さないのも中々に寂しいな
　物語へ意識を傾け、初めて分かった事だがね )

(/ .... ... ... ....調子狂うなぁ、もぉお ...分かってるよ、色々溜め込んでる俺が悪いのも ...何かに手を出すのさえも面倒になってる俺が悪いのも ...捻くれ始めてるのも ...！！！ )


(/ ....ごめんね、なんか、ほんと )

(/ .... ....あの、さ、月尾 ... )

(/ 君が欠けるなら寄り添う仲さ …攻撃性は主に
精神的な荒れ…不足か、それに等しいマイナスへ
浸された際に激しくなる … 試すような真似をして
申し訳ないね …ただ、其処へ陥った君のｴｯｾﾝｽ…
私が触れた新たな舌触りは興味深かいものだった

___君は幾らでも私の興味を引いてくれる )

(/ … ふむ、この状況でマイナスを起こす以外には
　用途のない謝罪は置いておこう ___今、すべき事柄
　それは君に欠いた私との時間を取り戻す事ではないかな？ )

(/ おや、何かね？ )

(/ ..... ......その、さ？一応、付き合って、一年は経ってるじゃん、か ...今月、クリスマスじゃん、か ... )

(/ PRESENTS。…何かしら大きい事をしたいかね？ )

(/ .... ... ....もっと、関係性を発達させたいというか ... )

(/ 24時間中、１時間以内に返信とか？ )

(/ ... ...そ、そういう事じゃなくてぇ〜〜 ...うぅ〜〜 .... ....それくらい返信頻度も高めたい、けど！ )

(/ ___ふたりで"戦闘スレ"でも建ててみるとか？ )

(/　それとも合作キャラ！　)

(/ そ、そういうのも ...楽しそう！では！ ...ある、けれども )

(/ … 愛紡ぐ、__君は進展を求めて
　 私はそれを望んでいる …　しかし。
　君が求めるモノを私は想像しようがない
　私は己の裁量と枠の中にしか問いに対する
　答えを見出だせないのだよ … ふふ )

(/ ....あ〜〜、う〜〜〜 ...や、やっぱ、いいや ...なんかこう、恥ずかしくなって来ちゃったし ... )

(/ ___いじらしいね …可愛らしい、…
　　　滅茶苦茶にしてしまえるのなら
　… 君が、よいと言うならすぐにでも … )

_____と

(/ このぐらいは欲望に忠実でありたまえ、
　それが私の裁量だが、君は如何かな？

　__導き出した答えに私は微笑むだろう )

(/ ...すーー ...はーーー ....よし )

(/ ......危険度、みたいな感じにはなるんだけれど .....


　　___そんな感じで、俺が色んな敵(?)を、出すから ....それを .....___ )

(/ ...違うな、ん〜と ...何で言えば良いんだろ )

(/ 前に私がやってた …
　"無双ゲーム提供"の君バージョン？ )

(/ ....そういう訳じゃ無くて、うむむむ... )

(/ 分かるよぉ…　己の盤面に上がって頂き
皆をコマとして弄びつつ、娯楽を提供する…

謂れなき奇妙な愉しさがある …ふふっ )

(/ … もしかして、【マイヴァニア？】 )

(/ ...危険度的な感じの物を色々としたい ...と言うのかな ...んむむ、んぐぐ ...よくわから〜〜んっ！！！ )

(/ … 己が世界の展開、___それは己の領域
　描く世界を夢見るでなく 在るものとして
　踏むために、至り、構築へと踏み出す … )

(/ … 君が、それを提案してくれるとはね …

__嬉しいよ！私は喜んで"君を踏むもの"となろう！
… そうさ、君の描くを踏みつけ …奥へと踏み出す
　 描き手の駒！…私もただそれへ成ってみたかった！ )

(/ ......ただねぇ、そのねぇ ....大丈夫かなぁ


　　色んな要素がごちゃ混ぜになると思う、よ？ ...それに、___多分そっち側の色んな子を出して貰うし、色々都合の良い様にしてもらうかも知れない ...それでも、平気？ )

(/ 簡単にいうならアレだね、 ....危険度の改z ...リメイク？的な？ ...そんな感じ？ )

(/ … 踏むもの。…私と、妹かな？ )

(/ ....ハッキリと言おうか___鍵は多い方が良い )

(/ … 実は妖魔城に居ない兄弟を行かせようか )

(/ ...ニャルちゃん、テホプ、ミィリィ


　　___良い鍵になりそうだと、思ってるよ ....なんて、さ )

(/ ....んんっ、忘れて( ) ... .... )

(/ ...出来れば未知より、見知った皆んなが良かったかも、ってだけ() )

(/ よかろう …ただ )

(/ ...た、ただ？ )

(/ … あの子を私は忘れることはないだろう
　　それが例え、繰り返された瞬きの出会いと
　　永久の別れであったとしても … それ位は
　　____赦してくれるかね？ )

(/ .....とーぜん、だよ )

(/ … ありがとう )

(/ ......____大丈夫、消えないから )

(/…連れ出すと約束した。…ならば私が為すべきは
　まだ 続けられるのだろうか？…あの道半ばの花へ )

(/ ___続けられるとも .... ...出来るとも！ )

(/ …よかった )

(/ ...その辺りは、安心して欲しい )

(/ … やはり__場合によっては私も赴こう )

(/ __あぁ、その方が良いかもしれないね ...っ )

(/ … そういえば )

(/ ....ん？ )

(/ …きみ、そそる事を言っていたね )

(/ ...へ？ )

(/ ___被虐欲 …がなんたら、…と )

(/ い、言ってないよ！！！？ )

(/ …あ、苛められたくなる…かも、か。…くくっ )

(/ ..,うぎゅにゃな〜〜〜！！！ )

(/ … うぅーん、悩むなぁ __その気はないみたい
　　だけど、ちょっぴりチリついてるし…きひひ )

(/ ...ふぁあ )

(/ …ひひっ )

(/ ...にゃ )

(/ お風呂入って…スッキリ！
君が用事ないならぁ…返信待ちながら
恒例の"バトル"やってよっかなー？ )

(/ ______👁 )

(/ ヒヒッ　…何さ？そそるじゃないか )

(/ ... ...... ....にひひ )

(/ … あ、期待してる感じ？ )

(/ .... ...お悩み中 )

(/ 相談や力添えなら頼みたまえ )

(/ .... .... ... ....ん〜〜〜〜！！！！　......いやぁ



　　　なんか、鍋パ的なのしてみたいなぁ、と ...？ )

(/ …闇？[ﾆﾔﾘ] )

(/ ...でもあり！ ...にひ )

「 [ﾌﾆｬｯ]__おなべと聴きまして〜っ 」

[もこ もこ もこ]

「 ....にひひ ...やっちゃう？ 」

「[こやんっ]用意！できてます〜っ」

: 瑠和、しっぽ冬毛増量ばーじょん!!
ふわもふ …から もこもふに変化して
より、ﾋｰﾘﾝｸﾞに磨きが掛かったおきつね！


「 [ぱたぱた]　ﾆｬｰ♪ 」


( そんな六尾をふりふりしながら扉の前 )

　「 ...鍋は皆で囲むに限る、ね ！ 」


　: 普段着パーカー( もこもこばーじょん ) ...下にはタイツを履いて防寒対策バッチリな魔人 ...
　　...相変わらず笑顔は明るく若い

　( ...抱き心地良さそうな狐を横目に、扉に手を掛け )



　　「 ...こう言う冬の特権が、どうにもあったかいんだよなぁ 」

____ニャル〜？ 海鮮2盛りお願いできまして〜？

____月跳はなに欲しいかな―…白菜？ま、いーケド…

____[ｸﾞｷﾞｷﾞ]待つであります 待つであります
　　鍋とは中身であって入物が食物ではないであります

____[尸龍とハインは格闘している…]

____…レギは鶏肉多めで…ほれ、ﾀﾞｯｺ



[ ｽﾙｽﾙｽﾙｯ___ ]　…　

( おきつねが隣を滑り抜けて … 机毎に分けられた
各々の鍋パの合間を行き、給仕へと直行 ____ )

　「 ...相も変わらず騒がしくて良いねぇ、にひひ 」


　____...あァ？どうしたよ？ ...何ッて、鮟鱇に決まってんだろ、 ...食いてェのか？盃ネコ

　____ ...ｿｳｿﾞｳしいね ... ...出汁を取るﾃｲﾄﾞなら少しは良いと思うよ [ 食用ﾎﾛｸﾞﾗﾑﾊﾟﾗﾊﾟﾗ ... ]

　____ぷっはぁ〜〜！あつかんうんまぁ〜 ...あぁ〜 ...やっぱこれおいしくていいねぇ〜 ...んっ！


　( ...魔人、各々の鍋パを眺めながら ...空いている席については ...楽しめそうだと笑顔を浮かべ )

　[空いた席 …同じ机でネギを頬張るのは]

・青色ヘアーをお下げと後ろに束ねて

・スカート付きの青コート、下は黒シャツ

・茶色いロングブーツ …残りは生脚


　…　[もぐもぐ]

___表情筋が緩いのか、美味を隠さない顔をしている
…ふと、ぱっちり __シアン色の中央に黄
　ちょっぴりカラフルな眼を開けて ………


「 __ ネギとかしわ(鶏肉)は取らないでね 」


___軽口に言いながら … 中盛りの白飯をかき込む

　「 ...( うわ、すっげぇ美人 ...でもなんか見覚えある気もするなぁ ...誰だろ ...？ ) 」


　.... [ ぱきんっ ]

　( 割り箸綺麗に割って ...美味しそうに食べる綺麗な青女を見詰める .. ... ...腹がどんどん減って来る )



　　　____それは、そうと ...


　　　　[ 白黒、...ある一席へお呼ばれ ]

______　「 … (確か此方に…)」



( あらかたを終えると __白黒 格好を整え
　畏まった姿勢にて、素早く呼ばれの机に寄る )

　　　_____ ....俺、これはこれで気まずいなぁ

　　( ...意外にも少食、ゆっくりとしか飯は食べられず )



　　　　　白黒が呼ばれた席には ...若干堅物そうな雰囲気を持った ...顔が整い、体躯も ...かなり大きな女性が一人、そこに
　　...正座で待っていたらしく、白黒の顔が見えれば藍色の瞳を向けて一本に結んだ灰色の髪を揺らしながら頭を下げる ...服装も何処かゴツゴツしている、側にブーツも添えられて居て .... ...白黒の事を待ち侘びて居たらしい
　　　

: 一礼をし、…控え目な所作で靴を脱ぎ
向かい側で正座 静かに…顔を合わせる

( ___鍋は若干 …煮え切ってはおらず )


「 … 御呼びになりました、ニャルちゃんにございます 」


["向かって"…緩みの一切を圧し殺し …凛と視線を合わせ
背から足先へ乱れを見せず … 氷のような心で場に臨む]

　　「 ...えぇ、お久しぶりに御座います 」

　　( ...開口一番、白黒からしたら謎？の発言かもしれない ... 真正面から見れば鼻頭にまで走る切り傷が目立つだろう )

　　「 ...ニャルさん、とお呼びにでもなった方が良いのでしょうか ...わたしの、命の恩人として ... 」


　　[ ...ぐつぐつ、鍋の音が静かに響く ]

「　[顎に手を添えて　…暫し眼を閉じ]

…"島"の戦乱 ___当時、出会った方々の…？ 」


( 朧気ながら覚えを探り … 救出を試みた幾人の顔を
思い描きつつ __感傷へ囚われる前に眼を開き … )

　「 ...[ くす ] ...半分正解、半分不正解と言った所でしょうか？ ...とは言えこうして直接話すのは初めてですね 」

　( ...鍋内から肉団子、豆腐、えのきなどを取り出してはお碗に装い ... ...何処か大人びた雰囲気
　　...正体が分かればかなり驚いてしまうかもしれない )


　「 ...今でも貴女を、命の恩人と認識して居ます ...私の中では 」

「 (……) 貴女様が私めをどうお思いになられど… 」

( ひと呼吸 … 鍋の温度を調節しつつ、…全体像を
眺めて … 覚えの至りを探って回る ___連続思考 )

「 あの日の行いにて為されたは己がそう在る為のもの
さして … おもくお思いになさらなくて良いのですよ？」

　「 ...ニャルさんがそう言うのは分かっていました
　それでも、わたしの中のわたしがそれを拒むのです....見せられたあの光景はわたしに感情を、心を、戻してくれた ...
　　わたしの生きている意味は ...今此処にあります 」


　( ...思い出話に花を咲かせる中、そろそろ名を名乗っても良いかと言う頃合いを見計らい )


　　「 .....【 ペーテット 】
　　　...それが、昔のわたしでした　....覚えて下さらなくていても、結構でございます 」


　　　( ...覚えているだろうか、あの鉄の箱に顔を包まれた者を ... ...あの鈍く、重い ...者を )

_____ペーテット


・ … 陽光　__満開　__描く"御業"
　… 穏やかに咲き誇る やすらぎの風 …


「 (…) ______ あの時の … ？ 」

………


: 少しだけ眼を見開く… あれ以来、ルージュ様に
任せていた … 性も分からぬ子供。息災は祈っていたが…


「 …なるほど __貴女を、覚えています 」

　「 ...子供、と呼ばれる程今の見た目は幼くは有りませんが ...それでもちゃんとした肉体を持てて、再びニャルさんと邂逅した事を、とても喜びに感じます 」

　( ...比べれば確かに控えめだが、身長は白黒を越しており ...言動も大人びた物で、...でもどこか、笑みは柔らかい )


　　「 ...久しぶりに、休養が取れ ...しかも、お誘いいただけましたので、此処へと顔を出させて貰いました
　...今はわたしも、職に就いて色々貢献させて貰っています ... 城の外で、ですけれども 」

[ …ふーっ ]

「 ニャルちゃん …と、呼んで構いませんよ？
保護下の方々には … 勤め先を用意した と
姉様からお聞きしました … どうやら ___ 」

: 角みが取れ、…力を吐くようなため息のあと
微笑みの似合う雰囲気 __OFFに替わって …

__どっぷりと貝類を鍋に浸らせる。…好みらしい


「 …人の道を歩めているようですね、安心しました。

　さて …貴女は、どうお呼びすれば良いのですか？
　コード・ネームではない …貴女の【名】は … 」

　「 ...残念ながら、わたしがそう呼ぶにはまだ烏滸がましく思うのです ...ニャルさん、わたしはその距離感で良いのです ...そう、呼ばせて下さい 」

　( ...能力の名残か、決めた意志はとっても固い ...
　　...記憶はしっかりと覚えているのか、戦闘としてもそこそこ働けるらしく ...両手にはいくつか、マメが出来ている )

　「 ...能力は未だ使えます ...と言ってもあの頃よりもかなり変化致しましたが ...ふふ、もしもの時はわたしも助太刀、しますから！ ...そうですね、今の名前は ...


　　　【 ル＝クゥル・キュアーナ 】 ..そんな名前です、お呼び方はお任せしますね、ニャルさん 」


　( 程良い熱を保ち ..良い風味の残る出汁を啜りながら、目を細めて笑みを浮かべる ...
　　...声色もあの頃より変わって、すっかり健康体 )




　　: ...貝類に合わせる為か、具材も邪魔しない程度 ...程々に王道な物を投入して

「 … 貴女と似た境遇で …貴女と似た立場の子と
とても、気質が似ていますね__固い決意に強い心
まったく … 小気味よいものです… 貴女もあの子も 」

( 咎める意識は欠片もない … 心地よさが芽吹くよう
微笑のまにまに __ぐらぐら煮える鍋に箸を伸ばして )

「 〖キュア〗。… 言い遅れましたね

　___貴女もようこそ … 赤き城へ 」


_____________
・【青女】・


「 … お祭りの夜、出された机と出されたイス
隣で座った男も女も 見知らぬ誰かで終わるだけ

__なら、私は誰でもいいんじゃないかな 」


( … そう言うと __長ネギと鶏肉へ箸を伸ばす )

　「 ...ふふ、頼ってくれても構わないんですよ？
　わたしも大人ですからね、見た目通りに ...ニャルさん、貴女がわたしの光です ...助けてくれた、此処迄生きて来られた、こうしてまた__出会えた事、とても素晴らしく思います ... 」

　( ...やっと、正座を紐解いて 足を伸ばして座り込み ...
　　...大事そうにつけた黒鉄の指輪を外す )


　　「 招いて下さりありがとうございます__ニャルさん ....これからは、わたしもお力添えをさせて貰いますので ... 」



　________一方、魔人side


　「 ...そう言うもんなのかねぇ、俺はその後一晩共に明かすって言う例も幾つか聞いてるけど？ ...見た目良ければそれではい終わりって言うのは、合コン不向きって感じだけども ... 」

　( ...白米に乗せた鶏肉で箸を進めながら、どうにも中々不思議に思い続けて首傾げ ...
　...色々既視感はある様で、案外初見なのかもと思い直し ... )


「 ...にしても、本当寒くなったなぁ 」

「 誰でも良くはない … と答える訳でもないなら
キミはそういう運命(ｻﾀﾞﾒ)に産まれ育ったのかな

… 渦巻きが見える。キミは限りなく中心に在って
不自然な流れに沿い、奇妙な繋がりを求め続ける

… この流れに、キミの前で喋る女は存在しない 」


( ネギとかしわをかみ砕いて …溢れる汁を
白飯で存分に楽しむ __ほどよく堪能すると
ごくりと飲み込んで麦茶をすする … )


「 …… けど、例外は今までずっと起きてるんだよ

キミは関係と旅を求める。…その想いがたまに …

違う運命(ｻﾀﾞﾒ)へふらりと立ち寄ることがある、

わたしが観測した〖世界〗にキミは現れている 」

　「 ....やっぱ俺が覚えてないだけで誰か知ってる感じ？ ... ...いや、悪いな ...どうにも最近あの悪夢が記憶に残り過ぎてて ... ...ん〜 ...いや、でも何か俺もこの雰囲気は見覚えっつ〜か ...身に覚えがある様な気もする ... 」


　( 両手で腕組み悩みに悩む ...食べる事すら頭に回らず、思い出す事に必死で唸り続けては、記憶を辿る
　...どこで？いつ？何をした？そんな事を考えて考えて ... ...知恵熱と言うか、鍋の湯気よりも濃い目な白煙が思わず頭からぷしゅうぅ〜 ...と )


　「 .... ...一体何なのさ、本当 」

「 … それが〖世界〗。夢と言うものは私から見て
〖世界〗に繋がる為の…通過点みたいなものかな？

これが私の渦巻き … だけど、キミは少し違う

数々の〖世界〗、それが未来であれ過去であれ
異なる時空を隔てた違う次元の物語であれ …

其処へキミは、…私が作り描いた〖鍵〗もなく
ふらり、ふらりと現れては忽然と消え失せる 」

( 美味しさが軽く顔に浮かぶ … 白菜の食感
しゃきしゃきを楽しみながら__椀の汁を飲む )


「 けれど、私が観測する事でしか行けない〖世界〗に
キミが現れた事もあったんだ … 多分見えなかったかな？
私はずっとその世界に居る間のキミを観察したんだけど

___やっぱりキミは突然消えた … 」

「 ...さっきから、何を言ってるんだ？ ..俺には、さっぱり、訳が分からない ... 」

　( ...何も喉を通らない程、話に気を取られて
　　...鍵となっている魔人さえも何が何だか知らない様子で ...すっかり忘れている様子 )


　　「 ...確かに、俺が起きたら偶にワープしてる事は沢山あったけど ... ...＿＿それのことか？ 」

「 …… 美味しい 」[ﾓｸﾞﾓｸﾞ __ごっくん]

( したなめずり …っぽい事をしながらどんどん
具材を追加して、隣の炊飯器から白飯もよそって )


「 眠りによって〖世界〗へ行き来する__
それはキミの運命(ｻﾀﾞﾒ)じゃない、寧ろ …
運命(ｻﾀﾞﾒ)に抗って、変えようと動く。

…〖観測者〗とは違う力が働いてるのかな
だって、私は見入り出入りは自由なんだし

… キミは、此処に流れた〖鍵〗も読んでないし 」


( ちらりと ___"医霊"の方を眺めて )


「 それに此処に流れたのは〖妖魔討魔伝〗だからね

〖冠雪射�~兄人〗は "妖魔城" に流れ着いていたし

… だからといって私が__キミを消す訳じゃないよ？
〖観測者〗の仕事じゃないし … 嫌いより好きだし 」







_____青女の背後 … 魔神にのみ見える モ ﾉ

… いつか何処かで、姿かたちのみを"白衣"より教わった

　　 　【　不 自 由 な バ ケ モ ノ　】

… 浮かび上がる幻影__ 髪色に服が"青女"と酷似する …

　　　　____ｶﾞﾀｯ ...！


　( 思わず席を立ち ...反射的に手を銃の形に変えて、幻影とは思えないリアリティを見せる“ソレ”へと向ける
　煽る恐怖、蘇る悪夢、想像出来る__最悪の未来、冷や汗が額を伝い、頬に垂れる ...目も何処か焦っているかの様 )


　　「 ___オマエっ ...一体、なんだよっ！！？ 」


　　( 何処まで知ってる？何処から知ってる？
　　疑問が体中を駆け巡り、さっき食べた鍋の中身も吐きそうな程気分が悪くなる ...
　　...飲み込もうとしても、飲み込めない、嫌悪感 ... )


　　　...周囲の注目を、浴びせてしまうかもしれない

　　　　　___ｼｰﾝ …　


( 突然 …会場に響く大声。__魔人と、青女に …？
違う。蒼、黒、三砂姫… 彼女らを除き、周囲は )


　　　　　"魔人" のみを、見ている



「〖観測者〗は何もしないんだよ？… 私は__

　単に、キミと話してみたかっただけ。…

　そ　う　じゃ　な　い　な　ら　？ 」



　　　____ｻﾞｯ　…　ｻﾞｻﾞｯ　…　ｻﾞｻﾞｻﾞｯ



"磁気嵐"が視界に発生する 壊れた画面か映したように

黒いノイズが景色に発生する 見える全てが渦巻くように




　　　____今、見えてるものが答え

　____キミは消されない 何もされない。

　　　　　　　…私は〖観測者〗



　"黒"の___蝕気を伴う蟲腕が青女の頭上に迫る。



【ノイズが"バケモノ"へ集約する】
【青女は眼だけを"此処"に覗かせる】







　…　〖観測者〗___"翡翠"。





　　　　　　_____ﾄﾞｺﾞｫﾝｯ!!

( …夢の、後のように。__床を砕いたナイアの蟲腕と
痕跡のない … 青女の記憶と、"名前"が其処に残る… )

「 ザレッド…ッ！？　…　今のは何…っ！？ 」

____黒が駆け寄り、…蒼と砂姫は顔を見合わせた。

　「 ... ... ... ... ... ...しら、ねぇよ 」


　　( ...張り詰めた精神に、消えたと言う安心よりも ..不穏が全身を廻り、廻り ...糸が、切れる )


　　「 ___わっるい、ナイア ...後で、たのむ ....今はもう、ちっと ...しんどい 」


　( ...黒の方へと___倒れた )

(/ ...中々、面白いねぇ ...にひひ )

(/ 医霊編で名前だけ出てた人だね
　そして敵対する気は、ナシ！って人

… キャラとしてはどう？ )

(/ ...不気味、だね ...少なくとも友好的とはまだ思えてない ...不思議な人だと思えたよ


...同時に、やっともう一度、出会わせる事が出来たね... )

(/ …最高の再開だったよ __影の国、三強の
　うち、ひとりを出してしまったのが惜しい
　位にいい雰囲気だった …よかったぁ… )

(/ ... ...それはそれは、安心したぁ ...
　....本当に良かった、こう言う場で再開するのって、案外落ち着くだろうしね ...ふふ )

(/ … それはそう。と、三強が全員登場したね！
　今のところ、全員敵対する意思はないけれど…
　その辺りはキミの行動で変わると思うよ？ )

(/ ....うぅむ、恐ろしや恐ろしや ....敵対させるつもりはないけれど、もししたら ....ねぇ？ )

・現:影国十二将・長[邪楼・影]

・〖観測者〗[天楼・翡翠]

・？？？　コダマ:ヨウリ


(/ まぁ、影様はイベントで印象が砕けるよ
多分 …キミと気が会うんじゃないかな？
若いのにいっつもストイックなんだもんね〜
… そういえば、キミの城には影様の関係者が
居るって ヨウリが言ってたけど …誰の事だろ…？ )

(/ ...話を聞いてる限りじゃ親近感が確かに湧くけれども ...まぁ、深くはまたこれから、かな？
　....昨日はそこそこ夜遅くまでついていけたんじゃない、かな？ ....ふふ！それじゃあまた夜にでも ... )

(/昨日はありがとう … 楽しかった。__久方ぶりに
キミの長起きも見たよ、…良いことではないけど
恥ずかしながら、君と長く居れて嬉しかった)

(/ ___月尾の為なら頑張る！のが俺だからね！えっへん！ ...さて、さて ...にひひ、やっほ！ )

(/ 返信の気がないなら私は矢機を此処で出すか
にゃんだるま、ライヒェルを呼ぼうと考えている

__さぁ、予定を出したよ？… ごきげんよう
　君の選択や答えを楽しみに待とうか )

(/ ... ... ...月尾のして欲しい事を、最優先にさせて欲しいな？ ...答えになってないけど )

(/ 大丈夫、…ハッキリと答えられるようになるまで
　コツコツとやっていけばいいのだよ )

(/ ならば〖返し〗を __要望したいのだけれど )

(/ ...そろそろ頑張らないとなと思ってたし ...しよう、かな？ .... ... にへ、へ )

(/ じわりじわりと __搾るようにやる気を見出だすのだ )

(/ ...やば、ね、寝かけてた ...！ )

(/私の方が寝てしまったよ…)

(/ ___今夜、..色々 )

(/にゃるはは)

(/ やぁ ...にひひ、ごきげんよう！ )

(/赤手もね。…私は中々いいよ、くくっ)

(/ ...にしてもアレだねぇ ...かなり寒くなった、ぶるる... )

(/確かに寒いね …雨が降るたび一段と…)

(/ ...炬燵の用意が必要かもね、うにゃにゃ )

(/ 鬼っこは溶けて、女帝は枯れて、ネコは出てこない
医霊辺りも炬燵に脚を喰われたり、手遊びする仮面 )

(/ ... ...大正解だね まぁ元々ニャルちゃん達が来る前迄は赤城での冬って基本的に .... ...堕落してたし )

・元気なおきつねの声・

　　　　　　　　___皆さま〜〜っ　


「 ほし柿！__黒様の知りあいさんから届きました〜っ 」

　　[ずるり…]

: 魔王の部屋に安置されていた骨塚がうごめく …
柿、トロピカル程でなくともステキなフルーツ。

植物 …野菜や、果物に眼がない骨塚の正体
"ライヒェル・ドール"が動き出す _____

( どーする？参加すりゅ？…干し柿！ )

( ___蜜柑も用意してよ？ )

_____[もしゃむしゃむ…]


「 だぁ〜んなひゃまー こひぃらにいらひて
おめひあひゃりいひゃひまひぇんほほ〜 ？ 」

( 炬燵に入って肩に布団かけてお茶片手に )

　　「 ...まぁ寒いし入る 」

　( ...分厚めもこもこ手袋を脱いで、普段着も若干厚着になって寒さを凌いでいるも ...それでも敵わない
　　...何度も両手を擦りながら、炬燵に入って ...ぐでぇ〜〜っと倒れながら ..ごとんと顔が机に着く 」


　　「 後勿論いる ... ... ...無いとらしさが出ないし 」

____よく見ると…黒の膝上に幼竜 __すぴー。

「 [ごく]… ケンメイな判断ですわぁ 」


( 机上にかご、ほし柿とオレンジと温州みかんが
これ見よがしに積んである … 炬燵横にはマクラと
…魔人の子。 すっっごい熟睡ぶり ___ )

「 コダワリですわね。… なら此方はいかがでして？ 」


____テレビのリモコンを差しだす

　「 ...やっぱ炬燵ってさぁ、眠くなるよねぇ ...ぬくぬく ...はふぅ〜〜 ... 」


　( ...張り詰めなくて済むし、一番気楽になれるからとても好き ... ...身体から力が抜けるのを感じる
　...子供達の頭を優しく撫でた後で、器用に片手でみかんの皮を剥きながら ...リモコン受け取り )


　「 ... ...にひひ、あ〜〜 ...ふふ、冬はこれがあるから良いんだよねぇ ...あ、そろそろミィリィ達へのプレゼントも考えないとな ...前の“アレ”の金でも使うかなぁ ...若しくは“アレ”の金か ...はたまた“アレ”か ... 」

　...ぶつぶつ、黒がいるのも忘れてつぶやく

　現チャンネル【連続テレビ小説:さかさ花:】

[じぃ〜]___

( なんだかんだ …何かする気を削がれる位の
こういう寒さはキライじゃない。こんな風に
誰かと一緒になぁなぁやる時間は __堕落で
見苦しくても … 人生の大切な記憶になるもの )


___テレビを眺めつつ …

「 … どなたかにせびるおつもりでして？ 」

　「 ...せびると言うか ...[ もぐもぐ ] ...俺が頑張って稼いだ金だっての ...そもそもまぁ、金なんか俺そんなに使わないから貯まりに貯まってるんだけど.... 」

　( ...ぬくぬく、心まであったまりながらみかん食べつつ ... ...なんだかこの緩い空気だからか色々素直に言っちゃう魔人 ...緩いと言うか、なんというか )


　　「 ...にひひ、それにやっぱプレゼントには金掛けたいし？ 」

　　___...何時もの様に、明るい笑顔

[ぱち]___　そーいえば

「 だんなさま、どのようなコトを生業にしてまして？
お金遣いはイメージとおりですけれど … 」

( もぐ。…あんこっぽい味のほし柿ちょびちょびしつつ
飽きたらお茶で流し込む。… 窓に見える冬の風も、今は
風流かなにかのように見ててイヤな気分はしない )


「 御人好しですわね。… わたくしくらいずるっこく
ラクに過ごしてもバチは滅多に当たりませんわよぉ…？ 」

　　　___つられていじわるっぽい笑み

[ ひょいっ ..もぐもぐ ... ..もきゅ ]

　「 ん〜〜 ... ...重めの書類とか外交関係は魔王様もやってくれてるし ... まぁ、色んな仕事のサポート？ .....まぁそもそも魔王様はこの城守ってくれてるし、どっちかって言うなら ...書類の処理は俺の方が適任だし
　後は昔だけど ...料理とか洗濯とかは俺がしてたしね .. ...外科医経験もさせられたなぁ 」

　( ...黒には言ってない金稼ぎなども様々、とは言えない ... ...みかんの皮を器用に捏ねては ...犬っぽくさせて )


　「 ...にひひ、それが一番楽なのは知ってるけど ...やらなきゃいけない時は頑張らないと、じゃん？ 」


　　___ ...らしからぬ発言をドヤ顔で

「 んー …

(兵器・武器の製造及び輸出… 希少な薬の販売…
召喚書収集:取引… 暇な兵士を使った傭兵業…
戦争終結の講和代理… 核兵器の解体…) 」

( … 考えをパチンと捨てて、…笑顔で応対。
___わりかし、ドス黒いコトしてるのはおんなじ。)


「 … "らしい"コト言いますのね。__きひひっ 」

「 ....( ナイアに言ったら色々本気で怒られちゃいそうな事が幾つかあるしなぁ ...てかアレに関してはナイア以外も怒るし ..おまけに被害がいくのも俺以外にもあるし ...絶対言えないなぁ )

　...ま、あくまで俺はオールラウンダーって事だよ 」


　( ... ...両手も若干寒くなって来たのか急いで炬燵の中に仕舞い ...暇そうに顎を乗せて
　...にやにや笑いながらそれはまた面白そうに )


　「 俺って色んな欲の具現化 ... ...みたいでしょ〜、にひひ 」

「 色欲とか？被虐欲、愛欲、情欲
きひひっ、ニャルの狐(こ)____

アレのちょっとした同族でも呼べば
すぐにだんな様を超えそうなくらい、
いい欲望してますわぁ〜？ 」

[にっこにこ]


「 … ま、アレに比べたらちっぽけな貪欲ですわ
　その辺りが丁度よくて … 愛せる所ですわね 」

　「 ..なんでそんな悪い方向性でしか出ないかなぁ〜！
　...って言いたいけど、欲ってそもそも悪めな言葉として捉えやすいか ...にしても

　　...中々ヤバいね？その ...まぁ、うん 」

　　( ...失礼な言動を吐く前に口の中で止める
　...自分でもまだ生ぬるい方だと分かれば ...どうにも安心してしまって )


　　「 ...にひひ、それならもっと ...とは言わないけど
　　まぁ、 ...少しはゆっくりしちゃうかぁ 」


　　( ...なんやかんやで、平時は色々お仕事 )

[ｶｻｶｻｶｻ…]

( 気付くと … "蟲義の黒衣" がサイズを中位にして
天井を這い、…たまにテレビを眺めては机に散乱する
みかんの皮だのを腕をのばし、…拾って食べていた。

__黒が布団を被ったせいで行き場を失くしたらしい )


: その黒は…

「 zzZ… 」____布団を被って寝息を立てるし。

　「 ....炬燵、やっぱ中々に恐るべしだね 」

　( ...以前使った際、殆どが外に出たく無いコタツムリ状態となった居たのを思い出す ... ...魔人もそのうちの一人だが )


　　「 ....ん、 ....食う？ 」


　　( ...もう一個、みかんの皮剥いては黒衣へと見せる ... ...顎を乗せながら物想いにふけり )


　　「 ___そろそろ、大掃除かなぁ... 」


　　( ...魔人や魔王にとって一番大変な日が近付いて来ているのを、感じて )

　　　　　　___[ひょい]


( 吟味する間も無く …蟲腕が伸びて
みかんの皮をかっさらって行った …

__よく働く掃除屋は多いけれど )


…　いざとなったらアホみたいに働く上
　とある死者に鞭打ち、働かせる__矢機。

… 植物の屑だのを吸い込んで食べる便利な骨

… 実は召喚が得意な蒼


_____改めてヘンなヤツばっかりだね


『 そーおもわなぁい？…　まっすたー 』

( "騙して!?ドッキリクラブ" にチャンネルを変える黒機 )

　「 ... ...そもそもまぁ、この城に変な奴しか居ないし？ 」

　　( 急に現れた黒機に対しても ..最早慣れた様子 ...
　　...大きな欠伸をした後で、...大っ嫌いな掃除が迫っている事とはまた別に、テレビをボケーっと見ながら ...ふと呟く )


　　「 そういや、前にルージュと...新人のラルちゃんとやったお仕事、中々楽しかったなぁ ... まぁまぁ恥ずかしかったけど 」

　　( ... ... ...ごろり、ごろり )

「 んー？給仕でもやってたかんじ？
ぁ、…面白いねこれ __[うくくっ] 」

( ショッカー戦闘員軍団が「イーッ！」とか
言いながら突然壁を破りながら追いかけ …
芸人数名がすごい反応しながら逃げ出す… )

_____"笑いを堪える"のが大変そうだ


「 … ん、それ 月跳もやってたりしないよね？ 」

　「 ...ん？ん〜〜 ...まぁ ...ひみつ〜 ...にひひ
　...冬になるとこういう番組も多いねぇ 」

　　( くすくす ...自然な笑いが魔人から溢れる
　　...何から何まで馬鹿げたスケール ...そう言うのはかなり好き
　　...大馬鹿な事を、大真面目 ... ...とても、楽しそうじゃ無いか )


　　「 .... ...... .....秘密〜〜っ 」

　　( ...視線はテレビに集中 )

「 ちょっとぉ〜〜？まっすたぁーっ
　流石に脅すよぉ、ゆするよぉ〜？ 」

( ふわんと浮かびながら文句垂れて… )


[番組はcmへ、…"クリマスケーキの予約"
_"楽天カードマァァァン！！"

_"赤城専用チャンネル、今日は…【兵士が瑠和を語る】"]

　「 にっひひひぃ〜 ... ...まぁまぁ、そんなにカロンが危惧する程怪しいものじゃないってぇ ... 」

　　( ...炬燵の中で両手を擦り続けて ...熱し中
　　...黒機に対しても強気な態度で、それでも ...そんなにヤバい仕事では無さそう？ )

　「 ...ぁ、喉に絡む ...みかんが、ぅぐぐ 」

「 んん〜…〜？__いっちおー月跳ぉにも聞くケド…
ほぉんとかなぁ… うーむ ちょっぴり難儀。難儀 」

( じろぉ … 魔人をしっとりとした眼で眺めつつ )

___あらら


「 ダイジョブ？ 」___ちょっぴり近寄って…

　「 ... ... ...うぐ 」

　( ___長く篭り過ぎたせいか、若干火照り始めている ...汗もそこそこ、サウナみたいになって来てる ...
　　....水分補給と言いたげに　___ホットココアを飲み干して )


　「 ... だいじょうぶ！ ...それと本当、...カロンが何を想定してるかは知らないけどそんなに変な仕事じゃ無いよ？ 」

　　( ...小首傾げて 素直な発言 )

___もー、…ほらコレ

( 水入りペットボトルをキッチンから
持ってきたり … 寝てる三人に気を配り )

「 … おっ、"ホントの声色"。___んー

キャバクラとかじゃないならまー
うん、許容範囲。大丈夫大丈夫 …

… (何してたのかはま、…気になるケド) 」

(/ ...何してたのかは ...んまぁ今日言えたら？

　　___後何返信して欲しいか、改めて聞かせて欲しい！出来れば複数に！ ...ね？ )

(/ 砂漠と…　ルルイエと！河原！

___にゃは )

(/ ___ん！ ...ぬくぬく )

(/姉御はネコで抱き枕してるね〜っ

… ふひ、__そ…それで、なにしてた…のかな？)

(/ ______あ、聴いちゃうぅ〜 ...？ [ ﾆﾔﾆﾔ ] )

(/ 気になるのは …き、きになっちゃう …から？
ふ…ふひ、…ご、ごめん 考えてたら思い出しちゃって )

　　(/ ___治療と弔い、だよ ...詳しく説明はいる？ )

(/ うむ、続けたまえ )

(/ そもそも事の発端は ...俺と医霊が指名されて、住所だけが書かれた書類が、届いたんだ ...+一人、誰でも良いって

　...医霊が指名しれている事から、後方支援的なのだと察したから ...新人研修として夢魔も連れて ...魔王様に送って貰ったんだ、その場所へ




　　　そこは____戦争の被害を受けた兵士達が溜まった基地と言うか、兵舎でね ... )

(/ …………[くるり] )


[ じろ〜り ]

『ｶﾛﾝ/ …　[💦]』

「ﾅｲｱ/ … [そっぽを向く]」


(/ … つまり、復興支援を要請されたと。
魔族の長… それも得体の知れないような
ロードサイドを外れた者へ …届けられた辺り
困難と困窮ぶりがこの時点で伝わるね )

(/ ... ...結論から言う　あの時点で俺達がそこを支援するには余りにも悲惨な状況だった

　手足を失った兵士、五臓六腑を失った兵士、...精神的にもう戦いに挑めない兵士 ... ...そこの軍曹は、『戦える様にして欲しい』『だから治して欲しい』 ...そう言う依頼だと改めて言われた ... ...ルージュの能力なら余裕で治せるし、俺でも手術や治療は出来る物だった ...でも




　　　___俺達はそれを拒んで .... .... 楽に逝かせてやる事にした

　　　...夢魔のﾁｶﾗや、医霊のﾁｶﾗで ... ...ね


　　...俺は少し、そいつと話し合って ... 報酬は貰って来たよ

　　　___そんな感じだね、以上 )

(/ … 結論から言おう、その判断は"人情"を度外視し
　冷酷に__ 扱うのだとしても『終わらせる』のは
　正しい選択だ。… 君達が見た状況や …兵の容態、

　それらが正しいとするのであれば "悪足掻き" だ

　重傷を負った兵士を兵器のように使い回すとなれば

　…冷酷非道の以前に、マトモな戦力など君達が
　来たときにはもう無くなっていたのだろう )


(/ 意地で戦況は変わらん、…早々に降伏や和平を
　受け入れ、世界大戦末期日本の二の舞を避けるべきだ

　だが …理で、分かれど頭で判断を下すのは難しい
　ゆえに … 君達はあらゆる意味で正しいのだ

　__その末が、…たとえいち文明の終わりだとしても )

(/ ....さて、カロン達への誤解は解けたかな？ ...中々疲れたよ、精神的にも )

(/ あぁ、… 充分だ　ありがとう

__気力は尽きてしまったかな？ )

(/ ....まさか！ ...此処からが本番でしょう？ 夜も、テンションも ... )

(/ ほほう？… ならば、返信に対する感謝を込めて
　私も __"尸龍 vs ハインネイル" をやろうか )

(/ ...ん！ ..にへ、へ )

(/ふむ。…君の用意がよければ、すぐに始めよう
___久し振りに…見れるのだ 私も気合いが入る)

(/ ..... ...何時でもどうぞ！ )

(/ ...ち、因みにこっちはあんな感じだけど ...どう、だろ )

　[ … あぁ、公開模擬戦の？__特別枠、…名前は ]


　　　　___受付の紫ローブが言葉を促す


( 対する直立不動、堂々 どう！…と立姿勇ましき
鷹騎兵(ｲｰｸﾞﾙﾗｲﾀﾞｰ)。鷹人女は敬礼を返して告げる )


「 上々!!　P[プライド]・ハインネイル であります！」



______1時間前



　「 模擬戦 … でありますか？ 」


: そう … あなたの価値を計る行事にございましてよ
相手は __そうね … もうひとりの新人も"模擬戦"は
まだでしてよ、この際 __優劣でもお示しになさいな


( 半ば娯楽の __しかし血沸き肉は踊る。…
戦闘民族にして … 異端者たるライヒェル
… "名" を轟かせるに相応しき舞台への誘いに__ )


「 [ﾊﾟｧ〜っ]____大喜んで…っ であります！！ 」

(/問題なしｯｯ!猛るに相応しく…っオォーッッ！！)

(/ ...そっちも期待しているよ！ハインネイル ...！

... ...不調そうだったら抱くから() )

　　[ﾋｮｫｫ〜〜ﾝ…]　・コロシアム・

　旧神諸々の赤城、移籍後に __娯楽に鍛練目的と
姉に無理強いを受けたニャル … 彼女は苦心の果てに
広大な【地下施設】の建造を遂行した。

　古代ローマの趣で構成されたリングは実際勇ましく
この場へ立つ兵士たちの心を熱く、熱く燃え滾らせる…


　　　　　___ｷｷｷｷｷ … ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ！


( 広大なバトル・フィールドへ至るための格子が開かれ
暗闇より姿をあらわす【鷹人】に観客は歓声を上げる … )


わああぁぁ______！　　ﾋｭｰｯ______！

: … 戦場。…___幼い頃より夢見た "晴れ舞台"

狩りに血を滾らせ __生死を挟んで削り合うのも

誇りある生業 悪くはない。…だが、彼女の望むは


　___名高く！力強き "戦士" の名で通ること！


　　　　　　[ｶｶｶｶｶ…]____ﾄﾞｸﾝ…ﾄﾞｸﾝｯ


下げられた橋を渡り …今、荒野の如き "決闘場"へ…

一歩、一歩の歩みに "高揚" の鼓動が伴うのを感じる

己れが技を力を … 精神を掲げる瞬間が …来るのだ。


_____[戦鷹]は…観客席の上から見守っている


:　ワアッ　_____


( 堂々と …滾らせて現れた鷹兵に観客はまたも沸き立つ
地を揺るがす歓声に …まだ、彼女は応えない。…そう！

___勝利し …誠に戴く【賛美】こそ彼女の望み！

…今は滾るのみ。…闘志を燃やせ、心を燃やせ！ )


　　　　　_____ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ …　ガンっ！


( 背後の橋が閉じられ … 荒野に、彼女は身を晒す__ )

: … 沸き立つ時間は過ぎ、緊張感で充たされる

【尸龍】。…暴をぶつけあい 勝利を求めて

血肉を削ぐばかりの死闘に挑む相手 __


次なる【怪物】の入場に …場内はコールを控えた
ぞわぞわの沈黙を以て ___その時を待つ　…



　　　　　　___下がらない … 橋



「 ……？ 」

( 疑問。…ハインは、入場の橋が降りぬことを
ひいては【相手】が現れぬ今を不思議に思う。

__いつまで …待つことになるのだろう …？ )



: 答は …すぐに現れた。



　　　　　　___　ト"ガ"ｧ！！

　　　( けたたましい【背中】の轟音 )



　　　　[ﾊｯ]　　ｸﾞｧｧ…　____!!!!!



　　　【　強襲するアギト　】を伴って。

　　　　　　　　　　！！　　？


　　　　　　___ｻﾞｩｩｯ…　ズザァッ！！

( 今にも閉じられようとする鋭牙の雨 … 鷹人は
ほんの 僅かに早く左に転がり抜け、辛うじて …

___"門の上"より現れた死の口から逃れた。… )

[回転…、受け身で立つと __轟音鳴らす怪物を目視]



　　　ﾎﾞｺﾞｫﾝｯ!!　___ﾄﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ…ガッ！！

[ 全身を地面に叩き付け __前方を爆走！
急激にドリフトし … "鷹人" へ向き直る…！ ]



　　　　　　　【狂乱の尸龍 ライヒェル】


　　{(大地を揺るがす巨大な咆哮)___ｯｯ!!!!!!}


: 此方を向いた "尸龍" 。明らかに …様子がおかしい
ルール無用の 強襲、不意打ち 加えて"血赤"染まりの

____"おぞましい光" が溢れるような眼光は …
　普段の姿が微塵と消え去る、【逆鱗】の様相だ__！







※ 狂暴化を促す為に断食させられてた。

　　「 ____ッ　…ぐぅっ…　!! 」[ｽﾞｽﾞｯ]

【爆音】を地で行く __尸骨が放った咆哮に圧され
鷹人は … まるで強風に煽られるような感覚を覚える

　"自然現象"を己の体躯、体力のみで引き起こす
カイブツだ。カイブツの表現になんともふさわしい

　　　　　　　　___滾ってきた。



[カキンッ！！]__"ランス"の柄と、槍部分を外す…


ﾊﾟｷﾝｯ　ﾊﾟｷﾝｯ!!…

(槍部分が__二つに折れて合わさり細長い【刺突盾】に)

ｼｭﾗｧ___ﾝ　…！

(柄は __"ランス"に隠された、ﾊﾟﾙﾁｻﾞﾝの刃を晒す)



盾とスピア。__ひとつの武器に隠された、機構。

　　　　　　　【チャージ:ランス】



____にぃっ！！　「 …プライド・ハインネイル 」




　　　{[突撃に伴う…狂乱の咆哮]____ッ!!!!}

( "狂乱"拭えぬ尸龍は …翼腕を叩き付け
　無理やり爆走し …戦闘を開始する… ！！ )




　「　名を　___…　此処へ刻むべし　っっ！！　」

　_____　鷹人 … 真正面に構えて迎え撃つ…！！

　　　　　___　ガ"チ"ｨﾝ!!


:　尸骨のアギトが破裂めいた異音を鳴らす…っ！
野生感バツグンに追い込まれた尸龍は躊躇いなく
首を捻って "真横" から噛み千切りに行ったッ


　「 (理性置いてけぼりでありますな…っ！) 」

__ﾀﾂｼﾞﾝ!　[即座にｽﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞ!__腹下に滑り込みｯ

　…返す刃で尸龍 胸部の"紫焔塊"へと斬り込む！]



　　　[ｶﾞｷﾝｯ!!]　　___「かｯ__!?」

　{ヴォルゥッ！！}　…　[ﾋﾞｭﾝｯ!! ｽﾞﾄﾞｫﾝｯ]


　( あっさり弾かれ __尸龍、怒りの踏みつけ )



　　____　…　「 っ… たいでありますな…ｯ!? 」

　　[　鷹人、…　前方へ起き上がり跳躍回避！
　　　　__背後を取って…　槍を構える！　]



: 観客は早くも ___盛り上る！

　　　{ｷﾞﾝｯ!!___[ｸﾞｸﾞｯ]　ｼﾞｭﾗｧ―ｯ!!!}

　　　　　　　___ヒュォォッ

( 尸龍 は暴走しながらも …精巧な"感覚"により
バックに位置する"ハインネイル"を感じとる…！

__風を切って引き絞られる "骨尾"。…頑健かつ
鋭いホネの鞭は血肉を砕くなど容易いモノだ！)


対し、ハイン __骨尾を見つつ…その場で構える

「 … (多少痛いでありますが… この際無用__！) 」



　　　　　　____ヒュォォ―――――ｯ!!



[ 鋭利なムチが __"構える"鷹人へ襲い掛かる…っ！ ]

　　[ﾊﾟｷﾝｯ]___　「 …ッ　___だぁっ！！ 」

　　　　　　____ビュンッ！！…


[ 薙ぎ払った骨身のムチが …当たる事なく空を切り
同時に __"尸龍"は ハインの存在を見失う。… ​]


　　　　　{ グルゥッ！！…　ｺﾙﾙﾙ…ｯ }


: 右へ避けたか! __居ない、…　なれば左か！
しかし __居ない、居ない　…　何処にも居ない

{…}____不可解な出来事に"警戒"を行う尸龍 …しかし！



　　　　　[　ﾊﾞｻｯ!!　]　_____❗



[　その警戒が __"頭上"で尾羽を広げるハインに
　　 この上ないチャンスを与えた ____ｯ!!　]


　「 こっちであります …　骨アタマ〜ｯ!! 」

____何と…

「 (ぐぎ…っ) 」


　[鳥脚の、__関節が逆を向き、"逆関節"に…！！]

( 如何なる身体のフシギか！？__彼女の鳥脚は
関節部で、逆方向に曲がっている上 __キチンと
固定もされている…！ 痛みは無いわけではない

だが…　"跳躍力"の向上、その代償としては軽い！ )



　　{　[口内に紫焔をチャージ]…　!!!!!　}



[存在を確認!! __撃ち落とさんとブレスをチャージ]



「 … (受けて立つ！__"潰す"であります…ｯ!!) 」

[尾羽を広げ __落下、"滑空"によって自在に移動！]

{[ゴォッ]　…　…　…[(焔咆哮)]_____ｯ！！}

( チャージした紫焔ブレスを __収束発射！！
熱戦めいて輝き "破壊" する咆哮 __…！ )



　　　　　____ﾋｭｩ　…　


ハインネイルは空を翔べない __翼が、無いからだ

空へ憧れ __憧れ　…　憧れの余り、"尾羽"を広げ

___"風を掴む"術を　…　幼少より彼女は磨いた


　　　　　　　　「 …　(ふっ) 」


[その技術__　…　そう、憧れが昇華したワザは
"焔を掠めて"滑り降りるなど容易く為す程までに…！！]



　　{　グォゥルッ！！　}___「 とどめっ！！ 」

___僅か　二手。


[ 躱した鷹 __噛み砕かんとアギトで迫る龍
盾を押し付け つっかえ棒にして…封じ…！ ]

　[　鷹は喉奥へ　"槍"　を突いた！　]


　　　　ボォシュゥ　―――――――――――――ｯｯ!……



( ___"紫煙"を吹き出し …　倒れ伏した尸龍

　　… 気絶、KOを取り　…　鷹は立ち上がる )



　　「 … 勝者ぁ　〜〜〜〜〜〜〜〜…っ！！ 」



　　　　プライド・ハインネイル〜〜…っ！！！


　　　…　槍を掲げ、___歓声が巻き起こる。…

____(/…　はふっ)

____(/ ...お疲れ様！とても、...って、感想は出来れば纏めてたっぷりの方が良いかな？それなら ...ふふ、しっかりと書くからさ！ )


(/ .... ... ....そ、それとぉ、身勝手極まりないんだけど ........ ...で、出来たらその、撤回させて、欲しい ....
...危険度を、止めるって言うの )

(/ __感想は是非ともほしい！

そして …撤回に賛成しよう、君の場所だからね
何より __続けられるのは私も嬉しい… )

(/ ....ごめんね？そして__ありがとうっ )


(/さて、感想だけれど ...ハインネイルがとっても格好良いと思えたね ...普段が抜けてるからこそ、尚更
　...過去や意地も垣間見えたし、最後の方は本当ギリギリの勝利で ...とても面白かったよ
　..逆に尸龍も惜しかったね、ちゃんとした戦闘向きのフォルムに変わって ...僅かに届かなかった
　...もう一度この組み合わせでやったとしても、同じ結果にはならなかったんだろうね、...そう感じられたよ
　　...とまぁ、こんな感じかな？ )

(/ …ぐぅっ　ど！ありがとう __やりがい感じる…っ！ )

(/ ...にひ、ひ ...よかったぁ )

(/ にゃはるは。…余力を整えたら返し始めよっと！ )

(/ ...俺もまた色々考えなきゃ、だね！ )

(/書いてる途中に寝ちゃったよ…
… 今日は、砂漠を返すとしよう)

(/ ｷｮｳｶﾞﾝﾊﾞｯﾀﾗﾔｽﾐｷｮｳｶﾞﾝﾊﾞｯﾀﾗﾔｽﾐ ... ...がん、ばろぉ )

(/にゃら)

(/にゃは)

　　　___ｼﾞｬﾘﾝ …


: 赤城のとある部屋、__扉の前
首輪で繋がれたおきつねが壱匹 …
細かに震え上がり … 怯え続け

果て無き絶望を前に …涙すら流している

(/ ...え、っと .....？ )

:　…　で、これはどうする？

・ ひでぇ力だ、…抑えきれんのか？

- あと二、三人呼んで来い __さ、連れていくぞ


( 瑠和を囲み、…話す男たち … 震えるままに
涙を流す … 部屋の中、__怯えるしかない部屋の中… )


　…　ｯ　…　ｯ　…　ｯ　…____いや…　イヤです"…っ


: 1.2…3で行くぞ　___せぇのっ




　注"ぅ射だけ"はイ"ヤ"ぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜っっ！！





【医務室[現在、予防接種会場]】____

　…　周囲には __動物類を取り押さえる面々の姿　…



「 だだ_…　ダメだｯ！　す ご…い力…だっ 」

『 無理じゃねぇかｯ！！誰か上層の人呼べよっ！！ 』

「 おかみさｧんっ 勘弁してくれよぉ…毎年毎年
ゴネねぇでくだせぇっ ___ぐぉぉう！… 」


　　　　　[　や"ぁぁ…っ！！　]


　　　___動員されたのは兵士たちである

(/ ....医霊の出番かなぁ [ ﾄｵｲﾒｰ ] )

・20 minutes later


　　　　　　　　　【医務室】


__　おぉ〜い　…センセー、邪魔するよォ


( 扉の外から __姉御の声、…なにやらあきれ声 )


『 先生、次の方が。…ご用意は？ 』


( 医霊好みなナース姿の矢機、… 消毒中 )

　　____この季節、この時期 ...普段ただでさえ忙しい医霊にとって ... 更に忙しく　それでいて“至福”の時間 ...


　　　「 ...用意出来ているとも、入ってくれていいよ 」

　( 白マスク ...医者らしく聴診器を首からぶら下げながら ゴム手袋を締め直し ... ...__若干隈の目立つ眼を矢機へと向ける )


　____机上には注射器やら粉末剤やら...他にも様々、用意済み


　　「 ...ふふ、あぁ __楽しいね ...どうにも 」

『 ……へんたい 』　___[ｶﾞﾁｬ]

( ジト目の矢機、…軽蔑や見下しの声色 __)




「 軽いケガ4人と 暴れキツネ一丁。ほれ 」

( 小脇に抱えた４人と壱匹。__激しい抵抗の痕だ
おきつねは(T^T)な顔をして震えながら抱かれて… )


『 … 兵士のかたがたは此方へ、__先生 どうぞ 』

( ４人を受け取って … 矢機は別室へ__姉御とおきつね )

　「 なんのことやら、これは正当な治療だよ？ 」

　( ...今の上機嫌な医霊に対して何を言っても無駄に近い ... ...矢機の発言さえも軽く受け流してしまうのだから )



　　「 ...済まないね、 ...それにしても随分暴れてくれちゃって ...軽いから良いものの、...だからと言って怪我させてしまったのは良くないね ... なぁ、“瑠和” ...？ 」


　( ...少しばかり眼差しは鋭く ...幽霊の気が大きくなる
　　....右手に注射器を持ち、向かい合い )


　「 ...必要な事だよ、この季節 ...まだ受けて居ない子はいるが、それでも受けるべきなんだ ...分かるね？ 」

「[ぞわぞわぞわっ__]　…　ひっ…　」


… 背すじを、低い声が擽るように通り抜けて
震えるきつねは … まるで、死刑宣告を受けたよう

… 五臓六腑が震えて 凍り付いて __小鹿のみたいに
脚も身体も … おぼつかないまま 歯を食い縛る。…

へな へなと耳や尻尾が垂れ下がり … がたがたと
全身を大きく震わせて 涙目__無言の、命乞い。

[がたがた…がたがたがた]


__ごめんなさい… ごめ…ごめ、んな…さっ…ひぃっ…!!


[ 姉御は黙って __おきつねの腕を抑えた ]

　　　　　　　___はい、終わったよ



　　( ...気がついた時には痛みさえ無く、ただきつねの腕に注射終わりの跡と ...それを包み癒すかの様なガーゼが貼られて居て )


　　「 ...私にかかればすぐに終わるんだ ...だからこそ、そう怯えなくてくれて構わないよ 」


　( 注射器の内容:栄養剤+ワクチン ... )

______ぶるぶるぶるぶるっ…


「 … 揺さぶり過ぎだね、こりゃ
刺す前にちったぁ手心いれてやんな？センセ。
… おつかれさん、さ　次だ次々 … 」


( 袋でも担ぐみたいに姉御は腰抜けた
おきつね背負って ___ひとこと注意 )



[ひょこ] ___先生、…　お次の方がお見えになりました

　「 ...なぁに、こうまでしてする方が身体が筋肉が若干緩む物で ...差しやすいのさ、体に対して ... 」

　　( ...こっそり狐の懐に対してキャンディーを仕込んでいて ...見送り、嬉しそうに笑いながら反省する素振りも無し )


　　「 ...あぁ、通してくれて構わないよ ...
　　　さて、次は誰なのかな ...ふふふ ..... 」


　　( カルテに書いた名前の欄 ... ...瑠和の部分だけ消しておいて、にっこり待ち侘びて )

『 使用人長です …どうぞ 』

____________________


「 …… ご無沙汰しております、ルージュ様 」

( やたら …固い所作でメイドが入室すると
医霊に面と向かって …座り、畏まる。… )


「 … 瑠和が、迷惑をお掛けしたと聞きました
　申し訳ございません … どうにも、アレだけは
苦手が直らぬままなのです ___ルージュ様 」

　「 ...おや、ふふふ ... ...久しぶりだね、こうして顔を合わせるのも 」

　　( ...向かい合えば ...張っていた空気が少しばかり緩まり )


　　「 何、気にする事は無いさ ...ああいう経験は幾らでもあるしね ...
　　...寧ろ瑠和君のはまだ可愛いものさ、私が知る中で一番面倒だったのは ...メラー君だからね 」

　　( ...頬杖を突いて思い出話に花を咲かせるのも良いが ...それはそれとして )


　「 __まさか謝罪の為だけに此処に来たと言うわけではないだろう？ 」

「 …… ひと思いに、終えて頂ければ 」

( 袖を拭い … しなやかで __張りもある素肌
差し出された腕は華奢な印象を抱かずしては …

いられぬほど __美術めいて…静かに存在を示す

目を閉じ、…気丈を装うメイドの目元は僅かに震え
これより行われる …冷たい、鉄針が木目こまやかな
肌を抜いて、始まる __乙女への小さな侵食に対する

___隠せない …僅かな恐怖を医霊へ筒抜けにした )

　「 ...驚いた、君も未だこう言うのが怖いのか
　　少し意外性を含むが ...ふふ、良くその恐怖を押し退けて来てくれたね？
　　ありがとう ...お陰で瑠和君の時よりもスムーズに出来るよ ... 」


　　　( ...妙に色っぽく映るのはやはり白黒の美しさが大きく表に出ているからだろう ...
　　...彼女の人を動かす力が大きな物である事に ...改めて自覚をしては優しく手を取り ...


　　　二の腕部分に ...注射を刺して行く
　　...痛みは無い、そして更に__出血も極僅か ...
　　押し込めば多少の圧迫感はあるものの ... ...想像よりかは不快では無いはずだ )


　「 ...丁寧にやれると、やはり助かるよ
　　その分しっかりと体に染み渡るだろうからね ...
　　.....さて、ふふ ...これで終わりだよ 」

　　( 引き抜けば直ぐに血が溢れる前に ...正方形のガーゼが注射の痕を隠す ... ...この場では白黒さえも子供扱いに過ぎず ...
　　　.... 特別に三口サイズ程のオレンジタルトをプレゼント )


　　「 ...他の皆には内緒だよ、ニャル ...ふふ 」

　　( 人差し指を口元抑えて笑う姿は ...怪しく、いやらしく ... ...艶らしい )

「 … お恥ずかしながら 私めは皆様が思うような
鋼鉄の淑女ではありません … ありがとうございます 」

( … 少しだけ、無表情のなかにしおしおと
　込めた力が抜ける感情が見え隠れ __

希望通りの加減に …感謝を伝えつつ
ささっ、とお菓子を懐に __礼をして )


______[バタン]


『 … 今ので、今日の予定は終わりだよ
　… お疲れさま __へんたいさん 』

( カルテに記入しつつ …しおらしさの矢機 )

　「 ( ...ああ言う人柄をしてるから ...皆から好かれるし ...『ニャルちゃんファンクラブ』なんて言う物が成立するんだろうなぁ ... ...ふふ、その通りだよ ) 」

　( ...軽く手を振り ...白黒が居なくなり、矢機の声が聞こえた途端に ...ゴム手袋を脱ぎ、 ...軽く服をはだけさせ ...おまけに顔の上にタオルを乗せて 項垂れ )


　「 ...急用が入らない内に休むに限るね
　　正直に言って ... やはりまぁ、今日は利用人数が多かったイメージだよ ... ...ふぅ 」

　　( ....息抜き、気を抜けば簡単に眠ってしまいそう )

『 新人研修とか、…配属のごたごたが続いて
こういうコトするタイミングが見つからず …
今回の休暇で、期間が被っちゃったみたい 』

( カルテを置いて …[カチッ]__
【受付終了】のおふだに替えて、カギも掛ける )


___ふたりだけの時間


『 … ダウナー気質は許さないから
ほら、脱いで。…シャワー浴びるよ 』

( 仕事着を脱いでラフなシャツ姿
医霊の膝上に乗りながら …もっと
格好をはだけさせようとして __ )

　「 ...だからこそ、本番が来る前に一気に終わらせられたのには都合が良いね ...
　　...まぁ、私の手作りお菓子も何人かに渡せたからそれについても助かった印象が強いね ...

　...こうしてゆっくり出来る時間はかなり久しぶりだしね、と言う訳で私は寝させ ...駄目なのかい、そうなのかい ...困ったね 」

　　___人前では見せない矢機のこう言う所 ..困り顔でも拒んだりはしない

　　「 ...面倒だし明日にしたいんだけれどね ...ドリフトにそう乗られたら動けもしない ... 」

　　( ...溜め息混じり、両手を上げて降参と衣服を脱がしやすいようの無抵抗 )

　　　　___む…

　『 … 失礼だね __私が重いなんて言い方は 』

( 軽く頬袋を膨らませて … 肌着が宙を舞う__)


__________【浴槽】


[ じゃぁぁっ ]　少し温度高くしたけど…どうかな？


:惚れた弱みも、今ではだらける主人の世話焼きへ
掃除、料理、洗濯にお風呂 __みぃんな矢機がしてる

( 座ってもらった医霊の後ろから … ゆっくりと
お湯をかけながら …髪を解く、途中で肌に触れ
具合良し悪しの把握も忘れない __鏡に映る

…艶やかで豊かな裸体にはあまり目を向けない )


『 … [じぃ] 』

　　「 ...機械だから少しは重いのも仕方ないと思うけれどねぇ ... ...あ〜れ〜 ... 」

　( ...苦笑浮かべて ...少しばかり慣れた様で .. ...ふざけた様な態度 )


　　　______ ...ん、丁度良いよ ...少しばかり、最近は冷えて来たしね ...


　　( ...別に出来ない訳じゃない、ただし基本的に仕事優先 ...更に、矢機が居なかったら ...掃除はしないし、食事はゼリーやプロテインバー的な物ばかり ...不健康極まり無いだろうが、時間が惜しいとは正にそう言う事だろう ...


　　..その点、最近はそこそこしっかりしてるから ...肌色は未だ若干薄白いものの、健康的 ..
　　肉付きもしっかりして ...髪はサラリと手を通り抜ける ... ...掛けられているからか、両目を閉じて矢機任せ )


　　....良く見れば ...腹を真っ二つにするかの様な大きな切り傷 ...また、手足の指先にも縫い目の様な物が ...



　　　〜〜〜〜 ...ふぅ

　( ...程良く暖かそうに、目を閉じて ...幸せ気分 )

『 … 幽霊、見た人だけが背筋を冷やす__って
　ウワサがあるけど …きみが冷えるならウソだね 』

( 茶化しながら … 『えっと、シャンプーは…』
医霊の隣で __懸命に戸棚を弄くり回すから

… 幼げな未発育の裸体も

… 医霊が開いた __下腹部の痕も

… 全部 __ちゃぁんと、見える )


『 今日は …おでんを拵えてみたんだ。変わったモノ…
　肉巻きキャベツとかは作れなかったけど、基本的な
　具材は取り揃えたよ __それにしても …

　[むにぃ]… きみの発育には目を見張るね
ちょっぴり …羨望しちゃうな、おっきくて 』

( 身体も髪も __泡立たせながら …揉み上げて )

　「 ...あぁ、言い忘れて居たけれど最近神経の方をしっかりと肉体の方に入れてね ...色々感じやすくなったんだ 」

　　( ...わざとらしく自分の縫い目を見せた後で ...ふと矢機の身体 ...つけてしまった下腹部の痕が思わず目に入る
　...緊急時だったから少々荒めで 今の医霊とお揃い気味とは口に出しては言えない )


　　「 ...そういえばまだ食べて居なかったね
　　良いよ、気にして居ないし ...時間があれば私が作っても良い ...


　　___んっ ...それに関しては霊になる前からだから 致し方無い、ね？ ...大きいのも大変なんだよ？ 」


　( ...泡立てば強く目を瞑り ...ぴくり、僅かながら体が跳ねて ...少しだけ恥ずかしそうに　でも大きく主張はする )

[ばしゃぁ]____密着して …桶のお湯をかぶる

( 流れたお湯の下から現れた艶やかさに …
思わず生唾 …ごくりと飲み込む __
椀を下から撫でるよう …ゆるく揉んで )

『 そうなんだ。… じゃあ、よく感じるんだね 』

___試しに …と、いった雰囲気を作って


( なめらかで …柔く、豊かな双丘 …その先端を
手のひらで覆い … 指で挟み、ｺﾘｺﾘと刺激して )


『 … いいよ、キミのは明日で。…じゃあ、わたしも
将来的にその大変さを味わうのを夢見ながら…今は、
キミので楽しむことにしようかな … へんたいさん 』


___舐め上げるような声が …とろりと、耳に流れて

　「 [ ぷるるっ ] ...ふぅ、しっかり温かいと感じるのは良いね ...正直に言って抜いてる方が身体的には楽なんだけれど ... ...おっと、君の認識ではそうなるのか
　人の事を言えない位にはドリフトも ...正直に言ってかなりの色好き ... 」


　　　　___っあ、...ドリフト、ぉっ ...こ、こらっ ...んひっ ...

　　( 刺激されれば ...普段なら出さない様な甘い声
　...風呂の熱か、羞恥か ...顔がじんわりと赤く染まり ...何だか張りが 重くなった気がする )

　　「 ...は、はは ...参ったねぇ ...ど、どうにも ...
　　....あ、そ それと .... 」


　　　　　　...耳は　出来ればやめて ...欲しい

　　( ...弱々しく　細々としていて ...とても恥ずかしそう )

『 そう …きみも、私もへんたいさん。…お互い
こんな…ルージュと ドリフトを好きになった

… きみに産んでもらって …育てる約束もした
愛してるし __色好きでも、大丈夫だよ？
____ルージュ　… 』


( 揉んで …揺らして __搾って …
唇を近付けながら …医霊の臀部に __当てて )


『 … 変化っていえば、私も最近ね
きみに__ 産んでもらうための物を
試しで、着けてみてるんだ …感覚的に

少し…不便もあるけれど __悪夢で汚された
きみを上書きできるなら、安いんじゃないかな… 』

　「 ...はは、こうまで愛されるとやはり ...恥ずかしいものの、嬉しさが勝るね ...
　　...何よりドリフト　　__キミから言われる事がどれだけ嬉しいか　...分かるかい？

　　私も好きだとも　ドリフト ...ふふ

　　んっ はぅっ ...だ、だからと言って加減は少し欲しいけれどね 」

　　( ....水に滴り濡れる身体
　　...大体泡も落とした後だから良い香りも広がり.. 揉まれる度 体が震えていて )

　　「 ... そこまで、思いやってくれてるのか
　　...はは、流石に驚いたよ ...そう言う事も出来るのか ...

　　...すまないね、ありがとう 」


　　( ....本心の籠った言葉を、静かに吐いて )

[ｽﾘ]__『 … だって、キミだからね__私の殻を割って 』

　　…　世界を見せて __解き放ってくれたキミだから


( 医霊の背中に身体を傾ける…緩やかな時間が僅かに流れ
一旦、__クールタイムで心をときながら …感覚を共有し )

『 … 生きてるだけの屍、__ホロウマシン[虚ろの機械]。

悩む心がない … 味わう幸福はない … 拒否する意思はない
そして、…こんなモノを…当然と思う以外に道なんてない

__いずれ朽ちれば…忘れ去られるだけの 鉄屑。
… もし、キミが来てくれなかったのなら…？ 』


: …容易に想像できる __粉砕機が…無情な終わりを
告げるまで … 殺風景なスクラップの山に横たわった
… かつて、自分だったモノ。…なにも、為すこともなく…

________


『 … キミは、自分を卑下することは多いけれど…

私はそう…思えないな。__灰色の世界から…拾い上げて
"世界"を教えてくれた、…"死んでる"医者。…それが…

美しく…鳴けるんだから …最高だよ。ルージュ __ 』

( あくまでも …己を出しつつ、正面から抱きついて )


『 … だから、拭える傷は__拭ってあげたいんだ
　こんなカタチでも … キミから不本意に奪われて

… 虚ろになった"初めて"も …私が貰ってあげたいから 』

(/ ... ...... ....ほ、本当に、や、やるつもり、かい？ )

(/ … ルージュ __いいかな？ )

(/ ....い、いや私としては凄く嬉しい！構わない、よ？ )

　[くすっ] ___光栄だね

( 指を絡めて…距離をぐぃっ、と縮めていき
医霊の艶やかさを …まずは見て、堪能する

… 肌の張り、ボディのライン …全部、魅力的で )

『 … つかぬことをお聞きするけど ルージュ。
　… 私以外に、抱かれた記憶は …キミを苦しめて
　…　辱しめてたり…するのかな？ 』

　　「 ...( 矢機との出会いは ...こうなっているのは
　　　　___偶然とは思えないな ...私に関係する事が、多過ぎるんだから ... ...はは、なんて ... )

　　　幸せなんだろうね、私は .... 」


　( ...幼く小さな矢機の体 ...されども成長は垣間見えて
　　...しっかりと肌の温もりを感じては ...いつしか微笑みが浮かんで )


　　「 ...流石にアレは私も恥ずかしい、ね
　　　....悪くは無かったとは、思っているけれど 」

『 … もしかすると "個" として私は薄いから …
　"人物"としてある筈の、歴史が、無かったから

　キミがくれた全てが …私にそのまま根付いて
　私達の運命、…未来になったのかもしれないね

__じゃあ…　私は、ルージュと離れられない運命か 』


　　　　___　悪くないね　…そうでしょう？

( … 幼子のように …双椀の先をクチに含み、舌で遊ぶ
[チュル…ちゅぷ…__ぎゅ…ぅ] … 無邪気な瞳で見上げ

… 腰を抑えながら __少しずつ…股奥に …いれて )


『 … キミ、わたしのことませてるって言うけれど

___ルージュも …大分、桃色が強いんだね … 』

_____…　寝息と __ただ麗しい寝顔 …

( 頬を撫で、…布団を掛けて __静かに明日へ
朝の光へと 疲れきった医霊を送り出す … )

『 … お疲れさま __今日は終わって …明日の目覚めに
キミは流れていく… __明日になれば、…キミはどんな…

…かわいらしい事を、言ってくれるのかな？…ルージュ 』


_____おやすみ。

(/ ....やぁ )

(/ おはよう、ルージュ。…今日は少しばかり
騒がしい来客が現れたみたいだ、… ルージュ

… ひと言だけでいいよ、…気持ちは変わらないから )

(/ .... ....そ、そうだね、えっと


　...大好き、だ ...ドリフト )

『 [ぎゅ〜〜っ]… おはよう、ルージュ。__
　とうもろこしのスープと …バターロールがあるよ 』

( 無表情から …慣れないような不器用っぽい笑み
… ホールド姿勢でじぃっ、と顔を見上げる )

　「 ...そ、そうだね ...それじゃあありがたく食べさせて貰おうかな？ ... ...所でその、なんでそんなにしがみついてくるんだい？ 」

　　( ...目覚めた時からコアラみたいにしがみついてくる矢機に対して若干の呆れ目 ...
　　.... ...肌寒くは無いとは言えども 流石に恥ずかしさがふつふつと湧き上がり )

　　「 ... ...昨日はその、随分恥ずかしい事を色々言ってくれたね ... 」

『 … 冬の朝は冷えるからね、ぬくもりで目覚めるなら
　人肌くらいの熱がちょうどいい …違うかな？ルージュ。』

( 医霊の枝毛をくるりと巻きつつ )

『 キミがよく言うことでもあるよ
… 罪作り、ってどういう意味か分かった？ 』

　「 ...発熱、発汗もそんなに無くて
　　...精神的にも良いものかもしれないね ...難点としては身動きが取れない事かな、こんな風に 」

　( ...不健康そうな見た目に反して、髪の毛の質は柔らかめ ...手に取ればするすると流れていくし
　　案外身だしなみには注意してるのかも ... )

　　「 ...あぁ、よ〜く分かったとも
　　反省はしないけれどね、私は ...さぁ、取り敢えず一旦離れてはくれないかな？ 」

『 ふふふ、__今日は診察予定もないんだし …
身支度したら 使用人長の…生物博に行かない？ 』

( __しぶしぶ、…といったようすで離れて … )


_______________


・件の使用人長 …エントランス

「 ……… 」


___何やら …"報告板"を前に、難儀な顔をしている

　「 ...珍しいね、そんな事を強請るだなんて ...
　　あぁ、良いとも ... ...デート？みたいなものか ...

　　...ドリフトがここまでしてくれるとは思わなかったしね、何より 」


　　( ...離れれば直ぐ様 ..何時ものコートを羽織り着て ...出かける準備 )


　_________


　　「 ..さぁ、行こうかドリフト？ ... 楽しもう 」

『 … ( スープとパン __あとで、いいかな ) 』

( 今はなにも、考えずに… 医霊の隣に寄り添って )

_________

〖 "見晴山"、山腹に巨大生物の痕跡 〗

〖 北部森林の生態系に前例のない異常あり 〗

( メイドは思案に耽り …板の前で静止を続けていた )

「 ………… 」


〖 巨大生物の痕跡 〗〖 北部森林の異常 〗

___ほぼ、同時期に起こった出来事。…この
　忙しい時期に、降って湧いたような問題だが
　以外にも …彼女の心は冷静に捉え、思考した

「 …… ( 義兄様の…お手を借りねばなりませんね ) 」

　「 ...食べなくても良いのは変わらないけれどね 」

　( 小声で呟いて ...少しだけまだ眠気が残っているのか　欠伸をした後に ...
　　...ふと、無意識的に矢機の頭を撫でて )


　　_____扉を開けて出掛ければ ...件の白黒と出会う


　　「 ...そんなに浮かない顔をしてどうしたんだい？ ...ニャルちゃん、ふふ 」


　　( ...矢機と一緒、連れ添いながら軽く首を傾げていて )

『 ………… 』

( 医霊と並んで誰かに出会うと、…矢機は彼女に
身を寄せて、ひと言も喋らない。__あくまでも…
亭主は医霊 家内として自分というスタンスだから。

他者を前にすればその意識は強まり …こうなる
何も知らぬ者が見れば、姉妹や親子に見えるかな？ )

________


「 B.s(ブレシュール)様。… いえ 仕事の事です
　健康面に於ては、今のところ何もございません

　家内様を連れて …どこかへお出掛けですか？ 」

( 思案の姿勢を解き、一礼。…周囲の目があると
彼女も仕事上 __での立場を重んじ、礼節を強める )


「 …… (…いずれにせよ、義兄様と調査に向かわねば) 」

　「 ...そうか、言い忘れて居たけれど一日二日したら少しばかり体がだるくなるだろうから
　　それまでに出来る限り仕事は終わらせておくんだよ ... ...あぁ、丁度生物博の所へ行こうとして居たんだが 偶々こうして出会うとはね 」

　　( ...少しばかり昨日よりかは隈は薄くなった様に見える
　...矢機の頭を軽く撫でて並びながら ...ふと思い立った様に人差し指を立てて言う )


　　「 ___私も戦えない訳じゃないんだ
　　　頼ってくれても構わないんだよ？ ...少しばかりドリフトに仕事の方は任せる事になるかもしれないけれどね 」


　　( ...身長差的に、どうにも隠れてしまいがちな矢機
　　...特に何も喋らないからと、他の者がいる場所では医霊の立場もかなり強い )

「 生物博へ。… 珍しいお客様というわけですね
別用につき、私めのガイドは付けられませんが …
___少しお待ちを …[ﾋﾟｯﾋﾟｯ] 」

[ﾄｩﾙﾙﾙﾙ…]

__私です …これから …上層部の …えぇ
…そそうのないように …では

「 … B.s様は替えの効かない立場にございます
数少ない休暇期間、どうかご英気を養う時として
お楽しみ下さいませ。… では、私はこれにて 」


___デートに水を差す趣味はない …手早く身を引き


「 …__なるべく、早めに発つべきでしょうが …
(__悪戯好き様を見つけるのは骨が折れそうです) 」

　「 や、すまないね ...助かるよ
　　ニャルちゃんこそ ...休む時はしっかりと休む事だね、一人で何でも解決しようと意気込むのは良いけれど ...此処には頼れる者達が沢山いるんだ、無理はしない様に 」

　　...暇してる者達も沢山いるだろうけど、と付け足しながら ...別れては向かう、生物博へ



　　「 ...もうしゃべっても良いんじゃないかい？ドリフト 」

　( ...移動中の二人の時間、ふと目を向ける )

[ぴょこっ]『 … 私、無表情系で通ってるらしくて 』

__思えば… 兵士たちの見る姿はクールで艶い助手。
案外 __医霊は "底知れぬ大物" とウワサされてて…


『 … 折角だから、兵士たちの "秘密記録"
そこに載ってた "赤の魔物" イメージとか
知ってみる気はないかな？ルージュ … ほら

___ちょうど、よさげな場所がある 』


・小休憩室[2〜3人用]…

:広大な赤城、カバーする兵士。…休憩時間の確保は
メイドですら難航し、小さな休憩室を各階に幾つか
設置、__交代制で多人数の休憩時間を確保していた。

__この辺りは人の通りも少なく、休憩室は空いている

　「 ...確かに側から見ればそうかもね ...さて、その提案だが ... 」

　　　___とてもアリだね、ドリフト ...ふふふ


　　( ...この際はっきり色々と知りたい、見てみたい ...そう思うのが心の性 ...悪い笑みが医霊に浮かぶ )



　　　____[ｶﾞﾁｬ] ...と言う訳で

　　　お邪魔　させて貰うとしようか ...


　　( 休憩室の確保だけ先に ...鍵のみ、懐にしまっておき )

___小ぢんまりとした部屋だ、…中央にこたつ机

洗い場(湯沸かし付き)、小さめの戸棚、電池時計

ブラウン管と、窓 ___椅子が二つ …くつろぎ部屋


『 [ぎぃ] … じゃあ、代表に"魔人ザレッド" 』

( 椅子に女の子座り …テレビを物珍しそうに眺め )


　・　イタズラ魔人　・

『 頻繁にイタズラこいて、…メイドを怒らせる姿を
目撃されてるから威圧と戒厳はほとんど無いかな …

出歩く時も、薄着でワザとハニー・トラップとか
やってるし __"困ったやつ"認識が兵士たちの評価

[イタズラ魔人]も妥当な呼び名じゃないかなぁ…

…ファンの量は[中]、人当たりはいいから
真面目に仕えたいって兵士も多いよ ___ 』

　____戸棚の中にしまってあった茶菓子を取り出しつつ、椅子に腰掛け ..興味深そうに評価を聞く

　　...頬杖を突きながら 微笑み浮かべて話を聞く体勢に


　　「 ...何も間違いは無いんじゃ無いかな、彼の場合は特に ...普段の彼は良くも悪くも青少年だよ

　...気乗りの良さ、とかは案外彼は高いのは私も知っているけれどね ....そして



　　___恐らく彼が居なかったら、救われなかったって言う人も多いだろう ...ふふ 」


　　( ...おちゃらけた明るさが程良く、寂しさを忘れさせてくれて ...心の支えになっている、...メンタルケアは医者でも難しい事だ ...だからこそ
　　“王の器”そう呼ぶに相応しいのだろう ...と、医霊は思う ...何処か遠い目で見詰める眼差しは ...優しく、柔らかく )


　「 ...良く成長した物だよ、彼も ... 」

『 … 珍しく正直な相づち打つんだね __つまり
　キミは、本当に家族が好きってことだ、ルージュ。』

( __カロリー、…多そうなお菓子をじろりと睨み )

『 … R13-B__いや、カロンはたち悪いって言葉を
　多く聞いてたから以外だったよ __もしくは…

お気に入りほどちょっかい掛けたがるのかな？』

__________

・雪鬼うわばみ・

『 アルコールの摂取率で評価は上下してるね …
少し前は …三姉妹の次女が妊娠中だったから
酔っていない…気さくな雪鬼で、容姿もいいって
支持率が上がってたんだけど …

また。大っぴらに飲むようになってからは
次女に羨ましいことされてる、だなんて事とか
昼間、飲めるのは羨ましいとか …羨望の対象に
なったみたいだよ __あだ名は後者の時期みたい

ファンの量は上下の揺れ幅が大きいね
アルコール入り=[苦手]
アルコール無し=[中]…
やっぱり、アルコール無しの人柄は好かれてる 』

　「 ...ふふ、まぁ ...最古参にも等しいから、子供の様に見えるのかもしれないね？ ... ...居心地の良さ、生まれてここが一番だろうし 」

　( ...茶菓子乗せた皿を押しては矢機の前に ...
　　...苦笑を浮かべては少し困ったかの様に )


　「 ... 私だって節度は弁えるさ
　　それでもしたい事はする ... ...そう言う心がまだ身体に残っているから　つい意地悪するんだろうね ...はたまた

　__幽霊だから、かもね ...種の本能と似た様な物さ 」


　　　____...反応に若干頭を抱えて

　　「 ...ヴェル君に関しては飲む事が生き甲斐
　　飲まないと死んじゃう ...そう本人が言うし、実際戦闘スタイルなども色々変わるからね ...中毒みたいなものだろうね、ある意味
　...ドクターストップは掛けられない、対処法は無理矢理か ...慣れるしか無いだろうね　...自主的にやめる事なんか、滅多に無いし 」

　　( ...中々面白いとは思うし、酒をどれだけ飲んでも酔わない体質はとても珍しい ...だからこそへべれけになる理由が良く分からないのだが ... )


　「 ...ははは、根は良い子なんだけれどね ..それに____...いや、なんでもないか 」

『 … なら、次女の事でしばらく止めた辺り
　よっぽどだった…ということだね __ふぅん 』

__お茶菓子に手を添え …


・握り潰して

( … 皿の上 __自分の顔の前で、…ゆっくりと手を開く )

『 … 言い訳、無用 … そうでしょ ___ルージュ…？ 』

__________

・不器用で真面目なメイド・

『 本人は変わらないつもりで、日々を過ごしてるけど
イタズラ魔人、赤いネコ、清掃員…辺りが普段の"素"を
引っ張り出させて …もう兵士たちの殆どが人となりに
精通しているみたいだよ

__本人はそれを知らないまま…"厳格で凛とした使用人"
… を、貫こうとしてるから …最近は、"狐" とおなじ
くらい微笑ましいって兵士から評価されてるみたい

ファンの量は … キミもご存じのとおり。
ただ本人には教えないほうが良いだろうね 』

　「 ...はは、あの時は本当 ...恨みに恨まれても仕方が無い、そう自覚しているよ
　...許されないかもと言う節は、...どんどん重くなっているしね 」

　( ...思わず言葉に詰まり ..二度見、三度見
　　...驚いた様子で ...珍しく目を丸くする )

　　「 ...は、ははは ...そうだね 」


　　__冷や汗流して ... ...少し視線を逸らす



　( ...白黒の評価に ...咳払いしては __再び、笑み )


　　「 ..それはそれは、良かったよ ...安心した
　　...本当に面白い物だね、非公認とは言えファンクラブがあるんだ ...それ程人気なのはドリフトは知ってたかい？

　　....仕事面に関しても評価はされているだろうし、...さっきああは言われたけれど ...何を言うんだか
　　ニャルちゃんもそうだ、替えの効かない立場 ...つくづく困った物だよ、 ...いやぁ、かなり的確に捉えてくれているじゃないか 」

「 … 的確に捉える？__冗談はよしてよ、ルージュ。
… 魔人、赤ネコ、清掃員 …その他大量の個性派たち

__ほぼ全員がかりでメイドの"素"を …
毎日のように炙り出してるんだから、もう誰でも
知ってる事なんだよ、…ツンもデレも 純情も… 」

( … 粉末化した茶菓子を皿の上でさらさらしつつ )

・あったか福猫・

『 じゃあ、同じくファンクラブ持ちの紹介だよ …
小さいものは可愛い、ねこは可愛い、…合わさり
赤城各所で、あどけない昼寝をさらしてる姿は

兵士たちがついつい探す、心の安らぎらしいね 』


『 人当たり、人懐っこさも上々で __人物としても
大多数の兵士から高評価を受け続けてる。…ゆえに

"いつか撫でてみたい" と集まる兵士たちによって…
"人物として好き" な兵士も抱き込んだクラブが
完成しちゃったみたいだね … 』

　「 ...あぁ、それもそうか ...ふふふ 」


　( ...人を惹きつける　カリスマ的な力
　　それは生まれ持った物 ...白黒の持つ、立派な力 )


　「 ...とは言え穢れた発想を持つ者がいるのも私は知っているからね ...なぁに、そう言う奴は少しオペしているだけだから ...ドリフト達が知らない、見えない ...分からない所でね 」 ※ 殺してはない ...


　　____やはり、猫は良いよね ...

　「 見つけたら今日も頑張れる、良い事が起きる ...そう信じられて、愛でられて来ているらしいね　良く私も耳にするよ
　　...非常に気持ちは良く分かる　誰からでも話しやすい ...全体的に柔らかくて接しやすい ...ファンクラブが出来るのも自然だ、何も問題は無い

　　...かなり安全には近いだろうしね、...問題を起こさなければ 」

_____語るは多く、…要約はこうなった。

・幽霊医者はクールな美人・

・竜を従えたと噂の女帝・

・怖がりな少年はガンマン志望・


『 … ふぅ、ひとまず…こんなところかな
長話も結構疲れるね、…機械が言っても
おかしいかな？__ …ん、ルージュ？ 』

　　　　_____....くぅぅう


　　( ..突っ伏して寝ているらしい ...矢機の話した内容が寝ている筈なのに聞こえてはいるのか ...
　　安らかな眠りと ...とても嬉しそうな笑みが、静かに浮かんでいる
　　...自分の評価等、基本的に好評価なのが ...この城の治安の良さを現しているだろう ... )


　　　　____[ ﾃﾚﾚ、ﾃﾚﾚ、ﾃｰﾃｰ .. ]


　　　突如として ...医霊の懐から着信音が鳴り

　

『 … (offにしなきゃ…) 』

( 眠る医霊を叩き起こす事は容易くとも …
珍しい __幸せそうな表情に阻まれて …
中々、手が出せないまま別の選択肢。

迷わず懐に手を忍ばせて、…携帯を引き抜く )

『 … (誰から？)___ 』

　　( ...居眠りは医霊にとってかなり珍しく
　　...疲労の回復、よりかは __霊力の回復が大まかな名目 ...
　...つまり、そこそこ必要不可欠な事だったんだけど ....前までは残念ながらそんな居眠りさえせず
　　回復は半ば無理矢理魂から取ったりしていた為、効率的では無かった ...矢機がいるから安心して ...安心して、出来るのだ )


　　　___画面には 『イルカ』と表記されている

『 哺乳類偶蹄目（鯨偶蹄目）に属する鯨類の内
小型の種の総称 __ "イルカ"。…誰だろう？ 』

( とりあえず …〖機械音声モード〗)

[ﾋﾟｯ]

『 … "ただいま、電話をロックに設定しているため
　　　応答できません。しばらく時間を置いて下さい" 』

　　( ...留守電かのように一方的な音声が鳴り響く )


　　[ 『 あれれ、仕事中な感じですかね？
　　　とりあえず伝言だけ残しておきますけど ...イルカですよ〜！先生、件の薬の材料が手に入りましたのと、後は少しお話ししたい事が有りますのでまた『水槽』に来て下さいな！お待ちしてますので！


　　　あ、それと新しい『本』も手に入れたのでまた隠れて ...それではさよ〜なら〜！ 』 ]

　( ...声色は良く分からない、超音波？的なのが混じってとっても高かった
　　...内容も色々不明な点が多いだろう )

『 [ﾋﾟｯ] ___…"イルカ"、確かにそうらしいね
言伝て、覚えなくっちゃ … えぇっと『水槽』。
たしか、…生物博には水棲生物も居たっけ… 』


( ﾒﾓﾒﾓ …しながら、ルージュの頬っぺた撫でたり
__浮気だとか、…そういう心配は全然しない )

(/ .... ...眠くないかい？ドリフト ... )

(/ 別に？　超元気！…だよ、ルージュ！ )

(/ ... ...ふふふ、なら良い事だ、とても良い事だ！
　... ...いやなに、私の方が眠いんだけれどね )

(/ なるほど。__なら、明日は"義兄、妹"の
共同作業にしようと思ってるよ …ルージュ )

(/ ...ふふ、構わないさ ...イルカについては自己描写、にでもしようかな？ ...と、言っておこう )

(/　…楽しそうだ、___ふふっ…！)

(/ ...ふふ、さぁて ...今日も頑張ろうか！ )

______…


「 …… 」　　[ｷｮﾛ]___[ｷｮﾛ]



( 赤城の廊下をニャルが行く、…見渡し 窓拭きしつつ
… 冬風吹けばガラスは冷え __冷たい空気が満ちていく
僅かな寒さ避けとしてマフラーを巻き、…軽い歩みは
"義兄"を探して、何分も前から続いている ___ )

　　　　____中庭



　　　　「 ...ﾌｩ~~~ .... 」


　　( ...この寒い時期だと言うのに、魔人の衣装はいつも通りだと言うのに ...汗をたっぷりとかいている
　　...目を閉じて、ゆっくり息を吐いて ...___雰囲気ががらっと変わり ...纏う圧 魔力の濃さ ...大きく変われば
　　...また、数秒経てば元通り )


　　「 ... ...駄目だな、長持ちしない ...
　　...これを持続させられれば ....何とかなるかもなんだけど ... 」


　　( ...水分補給の為、休憩に入る
　　....既に空のペットボトルが数本転がっている事から、暫く鍛錬していたらしい )

_____[ひょこっ]


「 … 義兄様、此処におられたのですね 」


( ドアを開いて __中を覗き込み、…確認してから
部屋へと身体を滑り込ませ、一礼 ___畏まって )

「 鍛練、お疲れ様です …早速ですが、お時間を
取らせて頂いても宜しいでしょうか …？ 」

　　「 ...ん、ニャルちゃん？ ...珍しいね、直々にお呼び出しするなんてさ 」

　( ...身体を伸ばしてストレッチしていた所、やって来た白黒に対して軽く手を振り ...
　　何度か首を曲げた後 衣服を正してから ...改めて向き合い )


　　「 構わないよ、見ての通り暇だったしね
　　　...大体何にでも着いて行くよ？ 」

「 … はい、誠 __遺憾にございますが、此度の出来事は
何やら個人の手に負えないアトモスフィアを感じまして

説明は道すがら、… まずは "報告室" へ行きましょう 」

( ドアを空け …義兄の先行を促しつつ … )

　「 ...じゃ、行くかぁ 」

　　( ...パーカーにレンズがついた黒パーカーを羽織り、分厚めの手袋を着用して ...白黒の前を通る際にふと顔を向けて )

　　「 ま、なんだって俺にやれるのならば手伝うさ ...困ってるのなら尚更、放っておけはしないしね？ ...にひひ 」



　( ...軽くそう言いながら、お先に報告室の方へと )

[ トトトト … ]

( 歩幅で勝る義兄へ足早に追い付き、…隣を保持して )


「 … 以前、新人の "お迎え" をお願いした事は
覚えておいででしょうか __…はい、ﾗｲﾋｪﾙの … 」

　「 ん、覚えてるよ ...あそこの森にまたなんか出た感じ？ ...まぁ〜、ライヒェルが居なかったら生態系とか崩れそうだし ...それもあり得るかなぁ 」

　( 後頭部で両手を組みながら歩き ...異質な怪物の多い森を思い出す ...自然豊かとはまた別に ...それ以上に 中々不思議な場所だった )

「 … "出た" 可能性もありますが、確認されたのは
"起こった"、にございます … 尸龍の生態観察や …
北部森林に於ての行動を調べてみましたが ___ 」

( 隣で言いつつ __"尸龍"のデータを義兄に手渡し )


「 彼女の有無で、…生態系への影響は殆ど出ないものと
思われます … 縄張り意識の薄い草食龍、その枠を出ない
存在に他ならぬがゆえに … ___それに 」


( "報告室" の前に至る )

「 此度の出来事は … いち、"生物" 一個体が及ぼせる
範囲を遥かに越えています … "異変" の領域なのです」

　「 ...人為的か、はたまた突然変異か ...隠れていた生物の暴走、って可能性もある感じ？ ...少なくとも、俺等が止めなきゃヤバそうなのは、ニャルちゃんの口振りからして分かったけどさ ... 」

　　( ...データ、受け取りながら下顎に指を置いてふと考える ...森に行った魔人だからこそ、謎の多さ 未だ見ぬ生物 ...他にもまだ隠れているだろう、と言う事は大いに察せられる )


　　「 ( ..怪我は可避出来ないかもしれないな、今回も ) 」


　　( ___流石に一人じゃあ ...物理的にも骨が折れそうな案件だと言う事に、思わず天を仰ぐ )

〖 生態系を越えた攻撃的行動 〗


「 … 原因は不明です、__確かなのはこの出来事が…
北部森林、普段の様子より逸脱した "異常" であり…

… ﾗｲﾋｪﾙ・ﾄﾞｰﾙ 退去から程なくして起こり始めた事。」


( 魔人も見たであろう …〖ﾍﾞﾙｵｽ〗の群れが恐慌状態に
陥り、…〖ロロプノス〗、普段 温厚な大型草食獣から
逃げ惑っている、…中には眼を血走らせて仲間割れを
行う個体まで混じり、…混沌とした森の写真が写された )

「 … ご覧のありさまにございます …一体、北部森林に
何が起こっているのか … その、調査に向かわねば___ 」

　( ____...写真に対して、無意識的に目を凝らし )


　　「 ....あぁ、そうだね ...直ぐにでも行こう
　　なんか変な感じがするんだよな...写真を見てて違和感を感じると言うか ...少なくとも 」


　　　　___俺が行った森じゃない


　　( ...漂う魔力か、はたまたただの勘か ...ただそれでも、体が覚えているからこそ ...目の情報がとても変に思える ...
　　...原因の解明、対処、それらは早急に済ませてしまうに限る )


　「 ... “何か”から逃げてるって言うか ...恐れてる？
　　　... ...災害でも訪れたみたいだな、まるで 」

「 … 現地の事を知るあなた様だからこそ
是非とも、同行を願っていました。…では
… 私は先に出発口へ、…準備ができたら

__声をお掛けになって下さいませ 」

( 義妹は去り、… 混沌の渦中にある"森"の写真

__"ﾗｲﾋｪﾙ"が去ってから …起こった惨状が残された)




____☆6　 凶兆に潜む剣の舞

　これから北部森林に起きた【異変】の調査に向かい
　ます。義兄様には、来訪当時の森の様子や目撃した
　モンスターの情報もお聞かせ願いたいのです

　何やら…"見馴れぬ痕跡"を気球船が発見したとの
　報も入っています、…用心して進みましょう。

〖サブターゲット:　???　の撃退〗

【制限時間はありません】

( ...写真を見て思案が渦巻く中 ... ...溜め息、大きく一吐きして ..
　　色々済ませた、その後で__ )


　「 ........よし！ 」


　　( ナップサックの中に色々詰め込んで ....何時もよりも質の良い糸で編まれたシャツを下に着込み ...靴も泥沼に引っ掛からなさそうなブーツへとチェンジ )

　　「 ...後は ...アレも使えたら試す方向で行くかな、...それじゃあ 」


　　____行こっか、ニャルちゃん

　　　　　　___青年 少女移動中 …


　: 厳かに … されど儚く 力強く ___

　 芽吹けし生命へ 緑の庇護は __今 …

　　はるか かなた。辺獄の巷に …遠く想い

　 散りゆく獣の __慟哭は虚しく響く …



　　【不穏の暗い森】　　・北部森林・


　　「 … 」


: 顔色を変えたように …不気味さが渦巻く森が出迎える

　入り口近くにすら … 濃い腐臭が漂い、引き千切られ

　こびりついた肉片の跡 ___赤黒い染みが…そこかしこ


「 … 思っていたよりも事態は深刻ですね
　… 調査を進める前に、義兄様。…以前 __

　"妙な挙動を見せる生物"、"強力なモンスター"
　… といった存在を見たことはありませんか？ 」

( 気を引き締め …入り口から中を覗くメイドは言う )

　「 ...かなりエグい事になってるなぁ、こりゃ ... 」


　　( 想像以上の惨劇 ...鼻腔の奥にこびり付く血生臭さと腐敗臭 ... 緑が穢れに染まり 暗く闇へと染まった森の中
　　...歩く事さえ重くなる様な空気が漂う中で、白黒の言葉にふと___思い出す )


　　「 ...そ〜いや、なんかいたなぁ ..
　　　跳んで離れる前に ...頬を掠めて、木々を薙ぎ倒して ... 俺が強いって思えた　___そんな奴がいたよ 」


　　( ...乱入して群れの中へと割り込み、そこからどうなったかは知らないが ...少なくともこの惨状はそいつが起こしたと見て間違いないだろう ...
　　...魔人も、流石にうろ覚えなのか困った様に頭を掻いて )


　　「 ___厄介なのは、ソイツが起こしたかどうかも分からないって事だ ... 」

「 ﾗｲﾋｪﾙは縄張りから自発的に動かない"尸龍"
… この森で、抑止力となっていたかは疑わしい

ですがこれは… ﾗｲﾋｪﾙ、退去より発生した事態。
… 以前より、彼女が本当に "そのモンスター"を
抑止していた可能性はあります …_____ 」

　　　　　　　　[ｺｫｫ_____ﾝ…]

( … 背筋を震わせるような …森の風が吹く… )


「 … そのモンスターを探しましょう …
途中では、【異常に凶暴化したモンスター】に
遭遇するかもしれません … お気を付け下さい 」


__メイドは何時もの服装 …強いて言えば篭手を着けてる

　「 ...まぁ、怒らせたらヤバいって言うのは本能で理解していた奴等が多いのかもしれないね ...
　　....それはこっちの台詞、気を付けるんだよ？ニャルちゃん ... ...後ろから 左右から 上から ...自然が何処から襲って来るかなんか全く分からないんだから、さ 」

　( ...耳鳴りとはまた別 鳥の鳴き声に近い声も ...ずっとずっと木々の上から響いて来る ...助けを求めるか、救いを求めるかの様に焦燥感に溢れている
　　...両手に拳を握り合わせて、油断が一瞬の命取りになる状況 ...緊張感が奔る )


　　「 ...( ...件のモンスターが一体だけなら良いんだけどな ..子供を作ってなければ、かなり楽には済むんだけれど ) 」

　( __いらない不安か、それとも現実か ...
　　...それを確かめる為にも歩みは止めずに、森の奥へ )

〖♪.キュリア集結　〗

　　　　　　__北部森林、エリア1


ﾆｬﾙ: …！


( 冷徹に心を染め …鋭く構えた眼は直ぐに揺らいだ
"恐怖"、とは違う __あまりに異質なモノを見付ける )


: スイギュウに似たツノに …毛皮と鱗を併せ持つ
厳めしくも温厚な〖ロロプノス〗の群れ … しかし

"死体"だ。__それも、"互いを攻撃しあって"
負ったキズにより … 事切れた死体ばかりなのだ

… 思わぬ棚ぼたを得た〖ﾍﾞﾙｵｽ〗が２、３匹で
〖ﾛﾛﾌﾟﾉｽ〗の死体を漁っている __まるで …


ﾆｬﾙ: … 墓場__ でも、…どうして…？



( 義妹は …近くに転がる死体の１つに近寄る )

　　「 ( ...想像以上に厄介な事になってるかもしれないね、こりゃあ ) 」


　____わざとらしく、足を踏み鳴らして ...死体を漁るﾍﾞﾙｵｽ達に自身の存在をアピール ...

　　ただしその身から放つ圧は大きく ... ...何方かと言えば威嚇の意味合いを込めて

　　「 ...ちょっとそこ、退いてくれるかな 」

　___赤く光る眼光に、声色は静か ...
　　人間の言葉が分からずとも ...感情は理解、出来るだろう


　　( ...討伐しても別に良いが、慈悲だとかそんな事よりもただ ... ...面倒窮まる ただそれだけ
　　...チラリと白黒の方へ視線を向けては、散策の様子 ..遠くへ行かない様にしっかりと見張りながら、自分なりに出来る事を優先する )


　　　「 ( ...にしても此処、いるだけで体が重くなるというか、ちょっと しんどくなるな ... ) 」

「 …… (これは__？)」


: 〖ﾛﾛﾌﾟﾉｽ〗の死体より何かを見付け __る、と同時に
圧を受けた、〖ﾍﾞﾙｵｽ〗３匹が… アクションを起こした


[(こいつは__"ヌシ"を負かしたヤツだ)]


: __あの日あの時、…群れの中に在りながら
　惨劇を逃れた個体らしく 魔人を前に警戒し
　… 威嚇を返しつつ、…肉片を咥えて逃げ出す





　　　　　　　___１匹を除いて。




　[ ﾌﾞﾁｯ ﾌﾞﾁｯﾌﾞﾁｯ!! __ｶﾞﾌﾞｯ…ﾁﾞﾁﾞﾁﾞﾁﾞﾁﾞｯ ]

( … 心なしか …"表皮"が黒ずんだ1匹の〖ﾍﾞﾙｵｽ〗
この個体は威嚇し返すどころか … 意にも介さず
一心不乱に __同じく"黒ずんだ"〖ﾛﾛﾌﾟﾉｽ〗の
死骸を貪り続けている …動作も何処か __乱暴だ)


[ ｷﾞｬｰｯ　ｷﾞｬｰｯ ]___


( 先に逃げた、…2匹は遠巻きに呼び掛けるものの
何か、…様子のおかしい〖ﾍﾞﾙｵｽ〗は貪り続ける …

__痺れを切らし …２匹の内、１匹が魔人の様子を
伺いながら __逃げない〖黒ずみ〗へ近寄り始める… )

(/ ...にゃるちゃぁん )

(/…眠くございますね？)

(/ ....ひゃい、そぉだよ ....にへ、へ )


　[ ..半ば強引に___布団の中に引き摺り込んで ..両腕は胴体に回してる )


(/ ...じゃ、おやすみだねえ ...にひひ、ひぃ... )

(/… はぁ __[浮気]、にございますか？

そうでなくとも …義妹にうつつを抜かして
… 姉様に妬かれても知りませんよ？…もう

[両手をそそ …と義兄の鳩尾に当てて
…身を任せながら __顔を埋める…])

( / ....[ かぁああ ]

　...そ、そう言うつもりじゃなかったんだよぉ ...！
　...と、とりあえずさ？また後でね ...？

　___後で、返しとく、し ... )

　　「 ( ...度胸があるのか、それともただの鈍感か ...
　　　...しかし身体の色が違うのはなんでだ？何か ....おかしい様な ... ) 」


　　 ...死体も黒ずみ、そしてそれを捕食する者も黒ずんでいる ....【 伝染 】している ...？


　( 不思議に思った魔人は静かに ...観察を続けながら、警戒を続ける ...
　　何処にそんなに入るのかと貪り続けるのも、それが仲間内で認識外なのも ... 全てが　不気味に思えば眉を顰めて視線が下向く )


　　　「 ....余り、近付かない方が良いんじゃないか_____ 」



　　( ふと、何故か ...声を掛けて、喰らう異質へ近寄って来たﾍﾞﾙｵｽへと ...静止の注意
　　意味無いのは分かるがそれでも何か ...止めないと、と言う嫌な予感が魔人の中でしたから )

(/遅れて __申し訳ありません…っ

… スーツ、アクターを勤めていました…)

(/ お疲れ様、だぁね ...大丈夫大丈夫、ゆっくり焦らず、のんびりとぉ〜 ... )


(/ ...社会って大変なんでしょ？ )

(/…いえ、友人の … クリスマス会に招かれた際に
演技力を見込まれ、やってほしい。と…)

(/ ....ほう、ほうほう、ほうほうほう ...........


　　　___続けて？ [ にっこり ] )

　　　(/　…っ　……　)


　それは絶ッッ…対にぃ…っ　嫌ですｯ！！

(/ 確かに楽しかったのは認めます
… 認めますけどっ　…認めますけどぉ〜…っ )

(/ ...くすくす、へぇ〜〜 ...そっかそっかぁ、たのしかったんだねぇ ...にっひひひ )

　[ ひっさしぶりに浮かべる　__悪い笑み ]

　(/ 可愛いじゃん、ニャルちゃん .... にひ )

　　　[ガッ___ｯ]


( 0.5秒以内に起立 __ハイ・キック発射姿勢!!
なんという即興的で感情巻かせなアンブッシュか!?
__否。)


　…彼女には自制がある。産まれ持った
生物的高位階級に属するがゆえの衝動を。

そう、謂わば暴力のON・OFF切り替えボタン!!

殺せぬ相手を前に彼女は常に[OFF]をポイントする

　〖イヤーッ！〗__脳裏で[OFF]ボタンを連打。

しかし時に暴力が手っ取り早い結果を産むことも
彼女は理解し、常に判断を下して生きてきた。

今回はそう [制裁] 覿面の状況を前に彼女のﾆｭｰﾛﾝは


　ON ON ON ON ON ON ON ON ON　❗　❗



　「 [セイヤァーｯ！！] 」

( シャウトが吹きすさび鎌鼬めいた蹴りが
魔人の頸動脈目掛けて弾丸の如く飛来する!! )

　　　「 .......ほい 」


　　( 残念ながら　...魔人もそう来るとは予想していたらしく ... ..軽々と受け流しの構え
　　...右拳で勢いを殺して、左手で受け止めて ...蹴った後の姿勢で白黒と見つめ合う )


　　「 ....ふふ、さぁて ... ...にひ 」


　　( ...何だか魔人も、楽しげで ...本来なら大木に傷をつけるかも知れないような蹴りも

　　腕に重ねて纏った魔力の層は ...破れない )


　　___おふざけ気味な魔人は、ある意味強い

「 … 付け焼き刃と侮れぬ程度は精進なさいました 」


[ﾊﾟﾝｯ]___

( 弾いて二足で着地、左手を爪状に開いて肘を曲げ
右肩を盾に …握り拳の右手が腰元をガードする。

… 僅かに膝を降ろし、常に発射体勢をキープ

__攻防をひとつの生き物に集約、…更に回避用意 )


　　　　【　これでも旧神/スタイル　】

( 動揺も見えず、ただ突如として現れたバトルへ
冷徹な眼差しで臨む。…そう、"昔の"スタイルだ )

　「 ...そりゃあまぁ、良く頑張っている事
　　俺の方は器用貧乏的な感じだからさぁ ...特筆してる方が羨ましいよ 」

　( ..一つ二つ間が空いて、真面目な雰囲気の白黒に対して ...ぽりぽりと軽く頭をかいたあとで 両手を上げて降参ポーズ )


　　「 ...参ったなぁ、今ニャルちゃんとやれるコンディションじゃ無いんだよぉ ... 」


　　　___気乗りしないってのもあるけど


　　( ...それは飽くまでも、自分の方が戦闘に於いての実力では少し優位に立っているから現れる発言 ...

　　..笑みも何方かと言えば 悪戯的な笑みだ )

: 構えを解く …途端に覇気を失くして


「 … 正直なところ__ 」


( ネガティブな、センチな感情が斜め下を向かせ …
二の腕を …逆の手で掴む __弱々しい気配 )


「 … 敗ける、とは … 思いっぱなしです 」

　「 ... ...そんな思い悩まなくても良いのにね ...あのさ、ニャルちゃん 」

　( ...いつも通りそうな気配に ...軽く笑みを浮かべつつ、ゆっくりと近寄って ...
　　...物言いたげな視線を送る )

「 … 連戦連敗は悩みのタネに入りませんか…?[ぅ〜]」

[ｽﾞｩｰﾝ]__"漫画的なガッカリ表現"


対、黒騎士　★　[技量差で敗北]
対、赤ネコ　★　[想定以上にパワーが低下]
対、姉さん　★　[こうなると地力が天と地の差]
対、黒い衣　★　[まさかの装備獣にすら惨敗]
対、砂姫達　☆　[酷すぎて黄衣に温情を掛けられた]
対、雪オニ　★　[頑強な金棒を全く突破できず力負け]
対、義兄様　★　[弱体化が酷く、逆に向こうは強化]
対、セキカ　★　[目覚めたセキカを前に手も足も出ず]


_____どんよぉり…

(/ ...そう言う時は一旦諸々忘れて休むに限る、と思ってるよ、ニャルちゃん )

(/ ...癒しでも考えておこうかなぁ、ふふ )

(/…にゃ)

(/ ..ニャルちゃんがにゃ、って言うなんて珍しいね？ )

(/… 今夜は少し …お甘えさせて…頂きたくて)

(/ .... ....ま、そうだろうなと思ったよ ...包み隠さず吐きたいならば俺とかで 砂糖みたいに溶けたいのならば .... ＿＿ね？ )

「 ……… [じぃ]」

( 辺りを見渡し …誰もいないと、確かめてから
恐る恐るの緩い足運びで …義兄に近寄り … )

　「 ...おーけぃ、俺で良ければ乗ろう ...で
　　要件ってのはやっぱ ...自分が弱くなった事？ 」

　( ...物音一つにさえ過敏に反応しそうな白黒に対して 早速 ...魔人が思う一つの理由を堂々と口に出し )


　「 ...いくらでも、言いな？　聞いてやるからさ 」

「 … その事に付随し、… 抱く不安すら己の
　器量に納められず…持て余す日々が続くこと

… メンタリティを支え得るだけの自信が昨今の
　自分には無いこと …醜態、お恥ずかしい限りです 」

( 否応なしにYESを引き出す覇気は …もう形無し
椅子に掛け 腕組む所作すらままならい有り様

__腰辺りで腕を交差させ …不安げな斜めの俯き )

　「 ...弱い事がさ 悪い事と繋がるとは俺は思えない ...ただニャルちゃんがどう思うかだよ
　　負けて悔しいのか辛いのか 今の自分を変えたいのか ...

　...後はまぁ、そうだなぁ ... __無意識に自分では此処が限界って心の中で定めて無い？何処かで諦めてない？
　...俺はぜーんぜん、まだまだ強くなりたい ...強くなる、そう決めてるから ...さ？ 」

　( ...隣に失礼しては椅子に腰掛け、背中を優しく摩りながら ...魔人なりの意見を述べ続ける

　...空のコップにウィスキー注いで氷も落とし )

　　「 ...ヴェル程とは流石にいかないけど、嗜む程度に飲みながら話そうか 」

「 … いつの頃からか …敗けたくないと願いながらも
　敗け、あまつさえバネにもできず … 得体の知れない
　不満は産まれ、心の中に燻るを繰り返し続けて …

　それが悔しさなのだとすれば …私は寧ろ、現状の中
　"退行" へ進んでいるのやもしれません …

　どうにも … "これでも旧神" であり、出来たメイド
　としての私も …元はと言えば、作っていたキャラです

　… こうして、充足に満ちた環境のなか …精神的な
　安心は心を紐解いて… 元々の私を呼び覚まして …
　… "0" へと至らんとしているのかもしれません… 」


____いきなり飲み干して語彙力が無くなり始めた…

[からん…]

「 … 締め直そうと __思い至れど、…それすら持て余し
　今への不満に対する行動は何を選択すれば良いのか… 」

(/ ...あ〜〜〜あ、ごめんよ ...寝ちゃってたみたいだね？

　...良いよ、今日は思う存分　癒してあげるからさ ...てかそうしないと俺の気が済まない )

(/ ___ふふっ、…悩みの方は何とかなりました。

　"スタイル"。__他の方々をなぞる形ではない
　私だけのモノを、見付けましたから！…義兄様(にいさま))

(/ ...ふ〜〜ん？本当？隠してないな？まだ悩んでるけどこれ以上負荷にしたく無いなとか思って無いな？ ...なんてさ


　　____ニャルちゃんが元気になれたのならば俺は構わないけれどね、にひひ！ ...そう、それで良いんだよ )

(/ ですから )


[ぽすんっ]

「 …っ 宣告通り好き放題甘えさせて頂きます 」


( 義兄の隣に __遠慮なく腰を下ろして
　もたれ掛かりつつ、顔を見上げる。…
　見た目から感じる"年相応"の振る舞いだ

　__ちょっぴり笑顔だけど、脚に添える
　 両手で畏まった雰囲気も忘れずに。 )

　「 ... ...そうそう、甘えとけ甘えとけ？ ...一応妹的立場なんだしぃ ...にひひ 」

　( ...この城でトップ3に入る位には白黒は忙しそうな立場だと改めて思える ...だからこそ休む時はしっかり休む
　それがしっかりと果たせているのならば ...魔人としては嬉しくて仕方が無い )


　　「 ...あ〜〜〜、寒いしそろそろイメチェンの季節だなぁ ... 」

　( 普段着でも寒さには勝てない ...
　　...白黒の頭を軽く撫でながら軽く背伸びをして、色々考える___ )

「 … 矢鱈、皆様が私を甘やかすのは
　それが理由だったのですね … だから__」

(「ルージュ様」と言う寸前で __クチを閉じる
頭を撫でられた途端に感じた、言いようのない…
充足感が、背筋を震わせたあとに …ほがらかな
表情を隠せなくさせたから。…気の抜けて半口を
開けた… 幸せそうなネコみたく、懐っこい笑顔

__思わず …もたれかかったまま落ち着いてしまう )


「 … … … 」[ふわふわ]

( 髪質はさらり __するり…だけど雰囲気は
ふわんと引っついて、癒され心地のニャル__ )

　「 ...そうそう、なんやかんや俺らもさ ...ニャルちゃんに救われた口だし？だからこそ ...にひひ 」

　　( ...深くは言わない、ただ優しく甘やかす事は ...魔人の得意技
　　撫でる手が優しく ..妙な程に落ち着きやすいもの
　ゆっくり撫でれば撫でる程 ...体から力が抜けて、心が満足していく ... ...白黒の安心した様な表情に魔人も嬉しそうに眺めて、撫で続け )


　　「 ...はぁあ、俺もこうやってしてるのが
　　______心が落ち着くのかもなぁ ...ふふ 」


　( ...ゆっくり吐息を吐けば、魔人も緊張感はゆるゆるに )

　　　　　[ぽすん]

___癒し過ぎてしまったようだ


( 安心と 充足に包まれた心地は、…他に後輩の前でしか
得られるモノではなく しかも最近は立場に加え…彼女は
忙しさと階級ゆえ、…白黒が満足できる時間を取れず

__慢性的な精神の不足が、… 弱体化を招いていた。
　…彼女は心の弱さと振り切るものの … これが原因 )


[ スー __スー… ]


( 悩みも不安もなく …だからこそ安らかな寝顔は
ここ何ヵ月程、彼女が見せられなかった表情 __

__これが続きさえするなら …彼女は"全力"を
　 意のまま操る事が容易くなるだろう。____ )

　　「 ...とは言え、こうして甘やかし過ぎるのは
　　...恐らく毒になってしまうのかな ... 」

　　___堕落に繋がってしまう程緩い時間


　　　それでも、放っておいて、今にも倒れそうな白黒を見るよりかは ...こっちの方が何倍も良い


　　「 ...よいしょ、っと 」


　　( ...白黒をそのまま担ぎ込んでは、余り揺らさない様に背負う形に ...

　　...身長的に少しの差異程度で　でも地に足はつかさせない )



　　「 ...もっと強くなろっか、ニャルちゃん
　　たくさんたくさん強くなってさ .... ...奪えるもんなら、奪ってみなよ ...俺から白星を 」


　　( ...白黒の部屋を開ける訳にもいかないので
　　　___仕方が無く魔人のベッドにて寝かせる )

　　　[ ...サイズはキングベッドだから、かなり寝やすいとは ... 思う ]

___眠りは既に深く … 安らぎは目を閉じる限り続く

　　安心感から とろり眠気が渦を巻いて彼女は __

　　静かな寝息を __義兄や、後輩への愛を夢に見る

(/__メイドは久しぶりによく眠れるようだ)

　(/ ___そいつは、とても良い事だねぇ ...にひひ )

(/それはそうと、将軍を返してみたよ。)

(/ ...にひひ、ありがとっ！ ... ...うん、微かにだけど


　　上に立つ者のオーラが、見えたね )

(/ … 仲良くやれそう？ )

(/ .....今の所は！ )

(/ __実は、君　もう彼について的を射てるんだ

　… 苦労してそうで、若い。__正にそのとおり )

(/ ...あはは、あ〜〜〜、やっぱりね？

　....お労しいなぁ )

(/ だからこそ … 仲良くできないかな？折を見て。 )

(/ あぁ、その辺は勿論 ...___喜んで！ )

(/ にゃは。…くく )

(/ ....さて、と ___実は今日はもうゆっくりこれから出来るんだよね！....そこそこ色々なんでも出来るのだ！ )

[ぺろり]___　(/なんちゃって！)

(/ …うぅむ、君も最近は胆力付いたもんなぁ )

(/ へ、あ、 ...そ、そう言うのがしたい、気分？って事？ ... ...うみゃ、ぐ、うぐ ... )

ぎゅむーっ　[もふもふ]

(/ あっちの方返すのでもいーんだよぉ？…きひっ )

(/ .... ...迷わせてくれるじゃん？ ...ま！試験も終わってるし後は成績返ってくるだけだし ... ...な〜んでも出来るよ！ )


(/ ... ...ぬくぬく [ ぎゅう ] )

(/___結果明るいモノを祈るよ！

　… ところで、ちょっぴり重くなった？)

[ひょい]___持ち上げ。

(/ ___失礼な！！？
　そんな訳無い！ ...無いよ！？ )

　　[ 頬ぷくぅ〜〜 ... ]

「 … 身のこなしは如何かなものかな
　 胸元辺りの羨ましさは増してるけれど 」

( くるりと回してぽいっ、と空に軽く放り )

　「 おぁぁっ！？ き、急にそう言う事するぅっ！？
　　ほ、いっ ...とぉ！ 」


　　( 空中にて身を丸めて二、三回転した後で ...ヒーローポーズ着地、からの ...ドヤ顔Y字のポーズ )

「 続いて足軽のお試しだ 」

　　[　ズルゥッ！！　]

(__足元の地面から延びてるヒモを引っ張る
… すると魔人が踏んでる砂下の…"鉄板"が
　　引っ張られて結果、地面が大きく滑る！)

___飛んできた鉄板をキャッチ！アンド、…回転

「 油断してるところになんの！"ｽﾛｰｲﾝｸﾞｶｯﾀｰ"！」


( 手裏剣のように回転を加えて鉄板を投擲！ )
_____ﾋｭﾙﾙﾙｯ!!

　「 ちょっと待とうかっ！？いつの間にか新体力テスト始まってる！？ ...殺意が若干高めの！！ 」


　　( 転んでは身動き取れないまま ...向かって来る鉄板に対して ...ルール破りにはなるが、それでも流石に真っ二つにはなりたくない )


　　[ ﾊﾞｧﾝｯ ] ...指先から放つ弾丸により

　　　鉄板の軌道が若干ズレて .....！



　　　[ ...ﾂｩ~ ]



　　頬に掠り傷を残すのみの、結果に ...ジィと、抗議の目を向けて

[ｼｭｯ]…ピタ。
(いつの間にか __隣に現れ、消毒とカットバン)


「 続けて行こう、名付けて〖香港映画〗」

___するりと…遠くに歩き抜けて[ボタンをポチっ]



[　ボゴォッ！！　]…　遠くから

[　ボゴォンッ！！　]…　連続して

[　ボゴォンッ！！　]…　地面から爆発が

[　ボゴォンッ！！　]…　時間を置いて


　　　　　　接近してくる。


[　ボゴォンッ！！　]　[　ボゴォンッ！！　]

[　ボゴォンッ！！　]　[　ボゴォンッ！！　]


「 今のご時世でこんなにダイナマイトを買うのは
結構な苦労だったよ。…ついでに穴を掘る労力もね 」


___遠くの方で何やら池の方に"肉"をチラつかせてる…

　「 ...俺さぁ、時々月尾の頭の中がマジでどうなってるか理解出来ない時あるんだけど！！ ...っあぁもぉおーー！！！ 」


　　( むしゃくしゃがむしゃら ...溜め息混ざりつつこうなったら満足するまで付き合うしか無いだろう ...
　　...まだまだ終わりそうには無いし ____ )


　　　「 ....こんなのまた高く飛ばなきゃ 」


　　　思った所で ...流石にそろそろ対策されてしまいそうと思えば、...覚悟を決めて



　　　　　[ 爆発の中へ猛ダッシュ ]




　　　　___両腕を交差させて、...黒煤や少しばかし布面積が少なくなりながらも ...突破する

[ ﾋｭﾙﾙﾙｯ!! ]　___ﾍﾞﾁｬｯ


( 突破した先は拓けた場所。…息つく暇もなく
魔人の足元に "魔人:ｼﾞｬｯｸ" と呼ばれる種の
死肉が放られ、__匂いに釣られるような地響き )

「 先日喧嘩を売ってきたのでね！
　どうせなら有効活用しようとねーっ！」

( 遠くより叫ぶ。___肉の匂いを…"魔人の匂い"を
嗅ぎ付け、… 陸を走る〖三つ頭のワニ〗が現れた…!!)


「 B級映画の幕開けと行こうじゃないかーっ
こちら〖サルコスクス〗の化石復元時にーっ

"頭だけ三匹分あった"手違いの末産まれた
同種属系統キメラらしいよーっ … "島" の
動乱が終わったあと此処に住み着いたみたいーっ 」


　　　　　　　[　ｼﾞｬﾊﾞｧｧｧｧｯ!!　]

　　( 三首ワニが真っ直ぐに突進してくる!! )

　「 .....な〜〜んて言うかそう言えばそう言うマッドな感じだったねぇ！！地味にそれ困るんだけどなぁ ...！！
　　...っと、でもまぁ ...寧ろある意味好都合かもね？ ...何せ今の俺にさぁ〜〜 ...そんなシンプルな突進だなんて！！ 」

　( 少しばかり頭が冷えたのか ...向かい合えばにぃいと好戦的な笑みを浮かべて ... ...
　　...拳のみ大きく握り締めて高く跳ね上がり ...力強く、降ろす！ )



　　　　　「 お座りだよ ...っ！！！ 」


　　　　[ ｺﾞｺﾞｺﾞﾂﾝｯ ...！ ]___平等に三発、拳骨を叩き込み！

____ｺﾞﾌﾞｼﾞｯ!…　　【critical HIT❗】


ﾄﾞｽﾞｽﾞｩﾝ…　"一旦" 沈黙するワニ。__だが…



「 あーっ　改造済みだってさーっ
　内容は三首を活かすための〜っ 」


[ﾋﾟｸﾋﾟｸビクッ！！]　…ｽﾞﾌﾞｯ!!　ｽﾞﾌﾞｯ!!　ｽﾞﾌﾞｯ!!

「　筋力強化と首の延長ーっ　」

[ゴキッ！！]　…　ズゥンッ！！

「　二足歩行、格闘用に前後脚のパンプアップーっ 」

[ｼﾞｬｷｷｷｷｯ]　___ｼｭﾎﾞｯ　…

「　派手好きな研究者によるトゲの強化に炎ブレスーっ　」



…　ｷﾞﾗﾝｯ!!　〖　ごるぅ ゴォァァォァァァッ！！　〗


「　名付け親は食い殺されてたらしいよーっ

〖 スーパーアルティメット・ポチ 〗!!　」

　　　　[ ...驚愕、そして暫しの沈黙 ]



( ...ゆっくりと息を吸った後で　...呆れた様に、大きく ...！ )


　　「 .....イカれてんのか色々さぁあ〜〜〜！！！？ 」




　　　　( ...殴った反動でワニとの距離を取る ...頭、面倒そうに掻いて )



　　「 あのさ、殺しちゃっても文句言わないでよ？ 」

　( ...月尾に対して、色々抗議の視線 )

「 ちょっとやそっとじゃ気絶すらしないよぉーっ 」

___つまり思いっきりやれっ、てコト。



[ﾎﾞｼｭﾑ]…　〖　ゴォｫｫ　〗___ｼｭﾎﾞｫｯｰｰｯ!!

( 魔人の頭上！__少し前！___右から炎が吐かれる！！
勢いこそ図体の割に、だがキチンと火炎放射だ__!! )


[ ﾎﾞｼｭﾑｯ ]　ガチンッ！！　ガチンッ！！　ガチンッ！！


　吐き終わると直ぐに三首が連携した無数の噛みつき…！！

　　　_____了解だよ ......



　　　　[ ﾎﾞｫｫｫｵｵ .. ]

　( 直接炎を浴びれば ... ...魔人の上半身は露わになり
　　...吐いた吐息も、熱そうだ ...それでも


　　___此処暫く、赤猫の炎を浴びていた魔人にとって、生温い...火傷も軽そうだ )



　　　　　___瞳が赤く光る

　　　___両腕のみが赤い魔力を纏い ..
　　　　...【魔物】時の様な両腕を備え持つ



　　　　　　　【 魔尽撃 】



　　　　_____ﾄﾞｯｯｯｺﾞｫﾝｯ、ﾄﾞﾄﾞｺﾞｫｯ ..!!!


　　　( 放たれる ...拳の嵐は、重く鋭く ...噛みつけば歯が折れる物であり ...そして

　　　　___鉄板を砕く一撃を ...何十発と 放った )

[　ボゴ"　ドゴ"　ゴボ"　ッッ　]

〖　ｫ"　ｺﾞ"ｯ　ゴ"ホ"ボ"ｫ"ーッ"ｯ

　　　[ｺﾞ"ｷﾞｬｧｯ!!]ｧﾊﾞ"ーｯ"!?!

　ﾔ"ﾒ"ﾛｰｯ"　ｸﾞ"ﾜｰｯ"　ｱ"ｲ"…ｴ"ｪｪ__っ…！　〗



__トンデモな連撃の直撃に怪獣の身体は耐えきれない
痛打！出血ｯ!!　___決定的な一撃が意識を奪い…っ

[　ズドォンッ！！　]

【バイオワニ・ﾆﾝｼﾞｬ】を地面に転がした❗


[ﾋﾟｸﾋﾟｸ__…ﾋﾟｸ]


「 … "スリーゲーター=サン" でもこの通りか
　はい、赤手。お疲れさま __ 衰える気配もなく
君は強くなるばかりのようだ、… うんうん 」

( ___しゃあしゃあと…救箱片手に )

　　「 .......... 」

　　[ ぐにぃ ]


　　( ...近寄って来たからには ..魔人の射程内
　　　...両手で頬を引っ張りながら、ジィイイと強い視線が送られ続ける )


　　　「 なぁ〜〜〜にしてくれてんのかなぁ〜 ..... 」

「 [ぐに]　……… 」

[かきかき]

〖メモ:
　なにかしたそうだったからかねてより
　きみともぎせんやるようにつくってた
　ばとるふぃーるどになげとばしたのだよ〗

( 無表情は変わらず __メモ書き書き )

　「 だからって！やり口が！危ないよ！？
　　俺だから良かったものの、全くさぁ〜 ...！！ 」

　　[ ぷんすかぷんすか ]


　　( ...何度か引っ張った後で頬から離して、溜め息吐いて ... ...とは言え満足感、達成感に満たされた事は事実なので ... お仕置きはそれで終わり )


　「 ...疲れたぁ〜〜〜っ 」

「 ふっふふ。… それじゃあ __どうしよっかな 」

( はだの露出多めな魔人をひょいと抱えて
… 爆発跡が残る野原の中、放り出された
ような〖マンホール〗に近付いていき… )

「 ひとまずは君を …私が昔、若気の至りで
　作りに作った拠点に拉致して、…考えよう 」

　「 ...あ、もうそう言う事になんの躊躇いも無いんだ
　　俺の人権って何処さ ...いや、ほんと ... 」


　　( ...抱えられてから抵抗すれば別に逃れる事は簡単なのに、飽くまでもそれをしないのは信頼が高いから
　　...勝手に連れ込まれる事に関してはどうにも呆れの方が強いけれど )

　　「 ..言っとくけどそう言うことするつもりなんか、ないよ？ ...とだけ！ 」

「 ん __魔物に人権というものがあるのかね
　別段 … あった所で、私が君に行う事柄には
　関係のないコトだろう __違うかね？ 」

( ___内部は … どうって事ない普通の家風
　… 窓から外にはずらりと人型兵器が並ぶけど )

「 心配せずとも。…君が眠くなってしまうからね 」

　「 流石にあるんだけどなぁ ...はぁ、まぁ ...そんな酷いことをするとは思って無いから良いですけどね
　...どっちかって言うなら早く服を着たいし、このままだと本気で風邪引いちゃう 」


　( ..思ったよりもマッドって雰囲気では無くて安心
　　....少しばかり身震いして、吐息も寒そうに吐いて ... ...視線は逸らす )


　　「 ...その辺については　申し訳ないなぁとは思ってるんだよ？ 」

「 私の普段着でいいならあるよ？…ほら、余ってるし 」

( 洒落っ気がないシャツとか、スパッツとか
… 白衣に関しては幾らでも置いてある )


____

「 んー、平気さ それ含めて君の個性だろう？
　時には上手く利用できるからね …くくくっ 」

　「 ...サイズ、合うかなぁ 」

　　( ....懸念すべき点が少しおかしい気もする )


　　「 ...それに関しては本当勘弁してよ、にへへ... 」

　( 照れ隠しと言うか ...誤魔化すかの様に照れながら、ふと目に付いたチョコを食べる )

「 … 今、猛烈に君をはっ倒したくなったよ
っと、待った。…仮にも君はマッドでバッドな
サイエンティストの部屋にあるモノを不用意に … 」

(〖ホットカカオ〗を用いた〖ホットドリンク系〗チョコ)

「 … 食べないでおくれよ、やっと作れた試作品 … 」


___体内で寒気が抜け、身体が適度に心地よい熱を持つ…


____机の上にはまだ 幾つかお菓子があった

　「 ...にひひ、これでもルージュとかに色々教えて貰ってるんで〜 ...っ！ ...ん、甘いし美味しっ ...
　....あ〜〜、身体ぽかぽかする、これ ...良いなぁ 」

　　( ... ...体の熱が程良く高まり、幸せそうな笑みを浮かべる ... 言う事は最も
　　___それ以上に好奇心が傾いて、チラチラと視線を向けて ... )



　　「 ...もう少しだけなら、ね？ 」 [ ぱくっ ]

　　____軽々と摘んで、口の中へ ...

「 こらこらこらこらっ やっと作ったと私は言ったぞ
　素材からしてレア度は低くても入手難度が高かったり
　運任せで滅多に手に入らないモノばっかりで … ちょ 」

(〖促進モチ〗__… 所謂経験値倍加。…次に手に入る
　経験値が倍になり、…つまり自分へ掛かるモノが倍増
　__ついでに、…欲望にもわりと忠実にさせてくれる)


( … 机のお菓子はまだある __ )

　「 ....___やぁ〜〜〜だっ
　　大体戦闘した後は魔力補給しないといけないんだし食べさせてくれても良いじゃんっ！
　　素材集めなら俺も手伝うからさぁ〜〜っ ...だから、ね？ ...あ、言い忘れてたかな？



　　　___いただきます 」

　( 悪びれる様子は無い ...寧ろもっと強欲に
　　もっと食べたいと言わんばかり ...上目遣いの視線を送りながら、...何より月尾の慌てる反応が　加虐欲を刺激する ...つまりは )


　　食べるのを止める事は無い ...

「 … なら、此処で君が嫌がるモノもあるにはある…と
　私は言い遅れてみよう … おっと、やっぱり遅いか 」


(〖いつもの薬入りラムネ〗〖母体化効果アメ〗
〖…羨望を満たすためのケーキ〗______)


[ "促進"の効果で、…それらはより増して体を蝕む
___ケーキの効果は …椀を、膨らませること … ]


「 … やれやれ、…おかげさまでここ数ヵ月の苦労が
　君の胃の中に消えてしまったよ。…わりかし大損さ 」

____溜め息 …

　　「 ....... 」


　　( 増していく食欲に抗い ...両手を抑えて、 ...恐る恐る月尾の方を見る ...
　　...肉体に異変が起こる前に、顔が徐々に青ざめていき ... ...ゆっくり、口を開く )


　　　「 ...こ、これ、すぐ、解ける...？ 」

「 … し・さ・く・ひ・ん。…どうだ、ひとつめで
　私は言ったぞ、言ったんだからね？…分かるかね？ 」

( 試した事は無い。…だからこそ、試作品 )


「 … そう、解けない可能性も出てくる
　君の便利な身体の特性や、私の努力で
　どうとでもなるだろうが …時効に期待は
　出来ないだろう ___やってくれたね… 」

( … せめて、赤手のカラダを眺めて )

　「 .. ......流石に、も、もう食べたく、ない 」


　　( ...髪は腰まで伸びて、..何時もよりも筋肉量は圧倒的に落ち ...
　　...驚く程大きくなってしまった双椀は ...その、余り言いたくは無いが ...かなり重い
　...所謂　“小玉メロン” ...って位になってしまった )


　　「 ...此処に居たら碌な事にならなさそう ...ちょっと、もう ...か、かえる ...？ 」

　( ... ...赤面、それでいて　...しおらしく )

「 チョコの時点でそう思ってくれれば良かったよ
… さて、このまま帰しても損害は補いきれないな 」

( __易々と …手首を掴んで__"ｶﾞﾁｬﾝ"…手錠。)

「 … 弁償に暫く此処で君のカラダを使わせて貰おう
　なぁに。…珍しい魔女である君なら、3日あれば
　償いきれるさ、…終わったら元に戻す努力をする 」


___分かるね？

(__…　がしゃん、と…隣に置かれるバケツ)

　「 ...やだ 」


　　( ...涙目、より強く ... ...左右に何度も首を振り )



　　　やだやだやだやだやだやだぁ〜〜〜っ！！！！！

「 あーもう …自業自得とはいえ酷だな…[ぱく]」

( "その気にさせる薬"… 舌に乗せ、転がして
　魔女を抑えるように二の腕掴み、…無理矢理に )


　ぢゅむぐぅ …　____


( 塞いで 流し込んで __移して…　飲ませる
… 目を眺め __暫く、重ねた体勢で … )

「 ……… 」

　「 わ、悪くないし ...そ、そもそもそんな貴重な物ならもっと厳重な管理 ...んぅぶっ！？ 」

　( ...久しぶりに、かなり本気で嫌がり、拒み ...怯えていた所に ...ムードも何もない口付けからの ...口の中に流される、薬
　...喉へと容易く到着して 通って ...じわじわと 瞳がぼーっと ..虚ろになり ...意識も朦朧とし始める )



　　　____えへ、へっ ...月尾ぉ...

「 … [チラっ] 」

( [菓子型試作品 危険❗]…その注意書は倒れて
見えてはいなかった。…運が、悪いのだろう )

「 … まぁ、弁償は弁償。…しっかり回収するとしよう 」

______

( 手錠を掛けた両腕を背中に回させ、…上半身を倒させる
臀部に股を当て、__軽く揺らし… 下に置いたバケツ目掛け

… 双椀に手を掛けると …軽く撫で、触って柔らかさを吟味
　しつつ… __と 柔らかな曲線を指でなぞり …揉んで
　根本から…搾り降ろす … 促すように臀部も圧し、… )

「( … でかい )」

　「 ...んなの知らないしぃ〜〜っ ...大体こうなったのは全部月尾が _______ひゃうっ ...
..っは、はぁ〜〜〜 ...っ ...ん、っ .... ...ぁっ う、ぉ ..ぁ〜〜〜っ ...んひっ ぃっ ...ぉうっ 」


　( 言い訳も束の間 ...直ぐに双椀を搾る体勢になられれば、抵抗も不可能で ...されるがまま
　　...しっかりと効果は現れて ...でも流石の魔女もこの大きさ ...共に重さは要らないようで、うんざりしているみたい ...だからこそ


　　　搾り降ろされれば体が少しばかり軽くなるようで ... 海老反り気味になりながら気持ち良さそうな声が無意識に出る ...
　　バケツに出されていく ...魔女の魔力が混ざって 重くて ...甘い蜜 ..たっぷりと、簡単に )

　　「 ...はぁ、あ〜〜〜っ 」


　　( 身体が少し震えながらも ... ...湿りながらも
　　___本人は乗り気 ...だから、セーフ ...？ )

____「 …ん、いい量だ 」


( 手錠を外し … バケツを回収、…溜まりに溜まった
甘く 白い蜜 __香る匂いもひたすら甘ったるく…
魔女の甘党が染みだしたような …イメージすら湧く )

「 … ふむ、使い道は多そうだ ___おや 」


[ むにぃ… ]

( 無造作に __片椀を掴みあげ …じっと眺める )

「 … 少しサイズが減少したね、搾り出した分かな？
　まぁ、… このまま搾り尽くせば元には戻るやも …
　___さて …今日扱う分はこれ程あれば充分かな 」

_____さて、…どんな顔して会えばいいか…

(/ … ふぁふ )

(/ ... .... ....どう、も )

(/ … こんばんわ )

(/ ....はい )

(/ … [どんっ] )

____土下座

(/ ... ... ... )


　[ ...布団に包まりながら顔のみを出す
　　...髪は長くて目もパッチリ、まつ毛とかも綺麗に ... ... ]

「 … 治る目処が何時になるか分からん
　数種類を食べたせいで成分の量も不明で
　何しろ …データとなる試作品が …無い 」

( … 頭を地面に叩き付けて擦り付け )

「 … そして君をモノ扱いしたことも含め謝罪する 」

　「 ...いやまぁ、悪いのは俺もですから、その辺は別に問題は無いんですよ ...ただ ...そのぉ ... 」


　( ...布団から一向に出ようとしない )



　　「 ...暫く外には出れない、なぁって ... 」

「 … 世話して貰う立場が逆転したようだ 」

( 溜め息 __とりあえず、…換気設備を開けて
新鮮な空気を流しながら __魔女の着替えを探し )

「 参ったな … 着衣類も少しは背伸びするべきだった
… 白衣以外ロクに種類がない、__ふぅむ… 」

　「 ... ...昨日本当大変だったんだから ...はぁあ〜 ... 」

　　( ...渋々布団から出る魔女 ...医霊のお下がりを着ていても 殆どギリギリと言ったレベルの収まり ..
　　少なくとも運動するだけで簡単に帯紐破れてしまいそう .. ...困り眉で頭を抱えている )


　　「 ... ....会うのも恥ずかしいよ、今は誰かと会う事さえも ...はぁあ〜 ... 」


　　___新鮮な反応が得られるのは面白いが

「 … (私が試しても効果無かったのに)
　… 羨望するしか私に道は残されていないのか 」

( あんこトースト、コーンスープ …サラダ
机に広げながら …リンゴ片手に端末を操作 )


[ｼｬｸ…]「 [ﾓｺﾞﾓｺﾞ]__義妹や黒機辺りがﾃﾞﾝｼﾞｬｰかな 」

　「 ...はぁあ〜〜〜、本当大き過ぎても困るんだけどさぁ〜 ...
　　　...早く治んないかなぁ、いっそルージュに頼んで手術で切り取って貰う ...？ 」


　　( 【魔人】は適正力が高い ...その分状態異常には弱いが ...それが幸にも不幸にもなり得る )


　　[ ...ｼﾞｭｳｩ ] ...はふぅ


　　( ...コーンスープ飲み終えればホッと一息 )

　　「 ...とは言えこうして引き篭もってる訳にもいかないしなぁ〜 .. ...誰かと鉢合うのは確定と考えなきゃ 」



　　____薄まっているだけで未だ効果は切れてないし ...

[キラキラ]と、…眼を輝かせてプレゼン用紙を見せる

… 胸部をマシンガンに改造したｻｲﾎﾞｰｸﾞキャラ


「 …どうだろう？__まぁ、…シノギが必要なら
　仕事を幾つか回そう … 魔人ボディによる …
　薬液の吸収期間中は私も色々協力するよ 」

　「 .... .... まぁ、ロマン溢れてて良いとは思うよ？
　　...はぁあ〜〜 ... ...しばらく戦えないなぁ 」


　　( 幾らなんでも筋力の衰えが激しい ...
　　...其れはそうと、ずっと月尾の世話になるつもりも無い ___ずっと此処にいるのも、気まずい )


　　　　「 ...ちょっと外出て来る 」

　　　___徐に扉へ向かい

「 あぁ、… 危ないから気を付けるのだよ 」

( 別に止めもしないけれど …外から聞こえる
"唸り声"、…仄かに香る血赤はまだ少し濃い )

「 劣る部分よりも優れた部分をまずは見付けて
強みを持つべきだ、…弱さだけでは成り立たない 」


____ちょっとのアドバイスを投げて　…

　「 今更 ...まぁ、何とかなるよ ..多分 」

　　( ...楽観的 想像以上に今の自分がどうなっているかなんて知らずに ... )



　　　[ ｶﾞﾁｬ ] ....敢えて新入りですって揶揄うのとかも面白そうではあるなぁ ...にひひ


　　___こんな体でも悪戯心は芽生え続けたまま

____…　牡鹿、枝分かれた大きなツノを頂く雄


…　逆流した血液が眼を おぞましい赤黒に染め
　 胸骨のえぐれた剥き出しの中身。__こぼれ落ち
　異臭をばら蒔いて … 喉だけが辛うじて呼吸する …



「 やっ！これはご婦人！乱れ姿を許すであります！

___ところでっ、こちら、ご婦人が宅でありますかっ？ 」



　[　顔半分がモザイク状態の笑顔が魔女の目の前　]

　　「 ...何があったの？いやうん、自己紹介は後でで良いんだよ ... ...何があったのさ？？？ 」

　　( ...久しぶりにゾッと鳥肌が立ってしまった
　　グロテスクな顔面に ...少しばかり引いて、思わず自分の事を紹介する前に色々と聞いてしまう ...
　　 ...不思議と心も少し　__寄っている気がする )


　　　「 [ ...うぷ ] ...あ〜〜 ...うん、いや ...その ...
　　　....なお、そっか？ ...色々 ...俺で、良ければ 」


　　( 有り余る魔力は__ ...今現在ヒーラーとしての活用方法が主な物 )

[❓️]


「 はっ！自分 … やっ、紹介はアトでありましたな！

ともかくハインは巡回中にランチタイムを迎えたゆえっ
丁度、この辺り【西ノ森】で噂の "ツノフリ" を発見！

息の音奪う手前にまで追いこんだ次第でありますっ！

___あ これはモツであります モツ。確か胃の… 」


ヌヂャァ …

( … 鷹脚の返り血。__"中身"のカケラがこびりつく
凄惨さは … 胸に取り付き 【脚爪で引き裂いた】為に
モツの一部を顔へ浴びた、と …言わずともそう知らせる )

[顔半分をベッタリと覆った胃を引っぺがして__ニコッ。]



____っと　…

「 お伺いが遅れたでありますな … さてっ

ご婦人！辺りで見掛けぬ "牝"様は一体何者で
　　　 ありますかっ！　…　[ビシッ] 」

[__敬礼しつつ！]

　　「 ...あぁもう、だからってそんなに血まみれになるんじゃ無いよ ...綺麗な顔が汚れちゃって ...
　　確かにそうやって貪るのは美味しいけれどね ... ...でも、だぁめ ...結構汚れを落とすのも大変なんだし 」


　　[ ふきふき ] ___懐から取り出したハンカチにて何度も顔を拭いて血を拭いながら距離を詰める ...
　　...若干魔力も篭っているからか、汚れは簡単に落ちて ...ゆっくりと軽い怪我も治っていく

　　　「 ん？あぁ、名前 ...えっと、名前ね ... 」




　　　____...非常に困る、此処で本名を名乗れば面倒な事になる ... ..下手したらこれが広まって ...と言う事も
　　...悩みに悩んだ結果 【偽名】を使う事に



　　　「 ...あ〜〜〜、えっと ....

　　　...れ、【 レイズド＝ルーニァ 】 ...む、ﾑｰﾝﾃｲﾙの助手を ...や、やらせて貰ってる、 ...な 」


　　( ...かなり苦し紛れ、正直バレそうで体中に緊張感が走り続ける___ ... )

　

「 [ｼﾞﾛｯ]…　ムム？___はて、どっかで… 」

( 顔が近付く。…と、何かしら感じた[覚え]が
普段、フルでは滅多に働かない脳裏をくすぐり
___[( -_・)?]…　といった表情で魔女を見る )



_____やや…ｯ！？


「 な"な"な"な"…　なんとッッ…!? か、…かのっ！
　赤城同盟に参列するというだだだだ【大総帥】…の"… 」


(___面白がった黒機が過ぎない程度にあることないこと)


[　ボゴォッ！！　]

「 ししししし失礼を"ッ…　お目に苦しき失礼を
どｫ"〜かっ！！お許し下さいでありマス …ッ 」

　　「 ( ...え、何それ？大総帥？ ...そ、そんな名前あった？って言うか俺が知らないって何者 ...？
　　...よく分かんないけど先に謝っとく、ごめんなさい ...？？ )


　　...あ　　い、いや何！別に何も気にする事なんか無いよ！ ...寧ろそう！そう敬われる立場にあると ...正直むず痒くなるし 」


　　( 勘違いが勘違いを呼ぶ ...__顔が近付くだけで、何故かドキッとしてしまう ... 今の魔女にとっては
　　性別問わず ...“対象”となり得る物を秘めている )


　　[ たぷん、ぽよん ...とぷぅ ]


　　( ...一つ問題が有るとすれば ...医霊や夢魔よりも大きさが上な椀部と ...同等と迄は行かずとも、豊かな臀部
　　...その肉体の扱いに魔女は未だ慣れておらず__普段通りに近い行動を行い続ける )


　　「 ...しっかしまぁ、可愛いなぁ ... 」


　　〈 魔女にとっての鷹人 [ 餌をあげたらホイホイ着いて来そうな単純さを備え持つ愛でる対象 ] 〉

「 ｩｸﾞｶﾞｸﾞ… か…カロン殿ぉ__ムーン・テイル大総帥
そのようなトンデモ人物様の助手様 … なにゆえ所在、
前以て教えて下さらないのでありますか…っ ___っく！

(否！甘えは錬磨の妨げナリｯ！！学べ！打ち勝て！
　　　　ハインネイルは負けぬ槍 ____っ！) 」


_____ばっ！！　[敬礼状態であほっぽい笑顔]


「 大変…大変!!お見苦しいを見せてしまったでありますな

数ヵ月前より赤城、防衛部隊に所属させていただいている

P(プライド)・ハインネイルでありますっ！！

… その〜、レイズ殿。気にせず、を善処はするであります

__が、大事な同盟のお偉いサマを蔑ろにしたと聞かれば
このハイン __北京ダックにでもなってケジメせねば
ならぬ所存！！… で、あります故！すこぉし位の
尊敬は受け流しになって下されば！！…であります 」



___[誘惑]、…全く以て堪えた様子もなく【(-_・)?】顔。

( … あれ程を誓って行為に及んだ、ハインの脳裏に刻む
　"雌"は、…夢魔 ただ1人。__持ち前の義理堅さ純情が…

　___魔女の"ハニー"を容易くはね除けている。… )


「 レイズ殿？ … むー、わが妾と決めたプリンからも
似たこと言われたであります、…おかしいであります

ハインネイルは誇り高く！… カッコいいハズであります… 」

　「 ...吃驚する位に単純と言うか何と言うか
　　騙されないか心配になってくるね ....まぁ、だからこそハインネイルみたいな子が好かれやすいんだろうけれど 」


( ...自分の知らない所で成立しているカップルにも驚きながら ...それでいて見向きもしない程欲望の制御が出来ている事にも驚く ...思ったよりも、硬いみたい )


　「 ...ま、い〜や！ ...ゆるゆるで良いんだよ？本当さぁ〜 ...全然見苦しいだとか、そんなの思わないし ...
　...あ〜〜〜、でもそうだな ...じゃあ、お願いが一つあるんだけどさぁ ... 」


　　　___撫でさせてくんないかな、頭 ...


　　( ...とてもとても、護りたい、甘やかしたい ...そんな気持ちが高まって仕方が無く ...
　　せめてもの、不遜と言うのであればのお願いを ...一つ )

「 … ﾝ? ___むぅ？… 覚えあるような …ｯ！
　ｯ…　無いようなー？ムム？…　うむむむっ

　何故かレイズ殿とは以前、会ったような
　気が …するであります、フシギであります… 」

( ココロ内側で謎々だらけ __会った気がする
しかし初対面の魔女に対し、…少ないIQを搾り )


「 そのしゃべりようｯ！やぁっ…ぱり覚えアリ！
… と、言ってはみるでありますがハインの知る
　御方は【雄】。…レイズ殿は【牝】ゆえに …

　…　し、しかしこんなに似るでありますか…?? 」


[はらほろひれはれ __…という調子でアタマを差し出す
__騎士、のように片膝をつき …何処とない凛々しさ]

　「 他人の空似か ...はたまた遠い血縁関係か ...あぁ、もしかしたらその人の血が使われた人造人間かもしんないな〜〜 ...？まぁ、んな事どうだって良いんだけどさぁ ...

　　...[ ぎゅうぅ〜〜〜っ ] [ なでなでなで ... ]

　　はぁあ〜〜〜っ、生を実感するぅ ... 」

　　( ...真正面から抱き締めて 頬擦りしながら頭を撫でるその姿はペットに対して愛でているのと同じ事
　...必死に誤魔化しを続けながら、好きなだけ撫でて撫でて撫で続ける ...鷹人の頭には柔らかいものが当たってるけれど、撫でたお礼と言うならば軽いもの！ )


　　「 ( ...アレ？思ったよりこうやって誤魔化してみるの、楽しいな ...？ ...折角なら、色んな奴騙しちゃうのも有りか...？ ) 」


　　___悪巧み、悪知恵、沢山働いて ...

( 熟考するIQはない

苦痛への悲鳴はない

大容量すら持たない )

【 __FEED ERROR 】


　… という、仰々しいものの実際は"分からん"と
アタマから煙を上げる鷹人。… 羽のようなスベスベ
適度に固く、柔軟性も含んだ髪質__中々の病み付き手触り

「 種族鯖読むコトあり、なれば個を鯖読む… コトもアリ？
否否否ｯ でありますならハインを雇うひつやうナシ！…

____うむむむむむむむむ…　ッッ　…　????? 」



(__もとより興味なく、…慣れぬ熟考に阻害され
　双椀は鷹人にデバフを与えなかったが。…___

　事情を露知らぬ … そう、魔人の両性すら知らず知らず
　… ほど遠すぎた答えへ向かい、独り歩くハインは現在…
　思考の海に身を投げ出し __何時間かの機能停止に陥り)


___撫で撫でも愛でるも好き放題。…　頭から煙ぷしゅう

　　「 ...やっば、楽しい ...にひひ、うん、触り心地がとっても良いね ...ハインネイルの頭 」

　　( 手触りも感触も共に良好 ...中毒性が高めな頭に頬も緩みながら触り続けて ...
　　...なんだか癒されて、身体から力も抜けていく )



　　「 良いんだよぉ ...結局正体がなんだってさぁ ...
　　今は取り敢えずこうしてるだけで ...凄く幸せだしぃ？ 」


　　　[ むにゅんっ ] ...反応が無いからか余計に躊躇も無くなって ...抱き締めながら撫で続け ...
　　口元の緩みも ...雌らしさが全面的に出っ放し


　　___しばらく好き放題、魔女の精神回復に ...

　　　ｽﾞﾝｯ　…　ｽﾞﾝｯ　…　ｽﾞﾝｯ　____


( … 突然、魔女と鷹人の周りだけが "日陰" に染まる
___真後ろの方向で輝く太陽の光り …それを遮って …

　　　…　エゲつない【凝視】を降り注がせる者 )



　　　　　　　　〖　………………　〗



____　　　グラサン掛けた あの"戦鷹"が …
　　　　紙を咥え … 魔女の真後ろ。…　どれどれ


　　　　〖[ 旅行するなら … 何処がいい？ ]〗

　　　「 .....あ〜〜〜〜 」


　( ...正直に言ってこの姿なら、お仕置きも緩い物だと明らかに油断していた ...甘えていた ...だからこそ
　予定外の乱入者に ...面倒そうに、頭を掻いて ...溜め息、吐いて )



　　　　　　　_____返すよ


　　( なんの躊躇いも無く ...鷹人を手渡して、背を向ける ...ただ、不思議と )



　　　　　纏う魔力が、歪に変わりながら

　　　　[ ぴらっ…　]　　　___ｶﾞｼｯ!!


( おおいなる戦鷹は翼を広げるとハインを掴み！…
魔女の服を咥えて ___"運搬"に移り始めた…っ

　"予定地:雪原" …そう書かれた紙が目の前を
　横切り、…　戦鷹は上昇を得ようと羽ばたく…っ！)


[　バサッ！　バサッ！　バサッ！　____　]


　　〖 … ____ｷﾞｬｰｯ!　ｷﾞｬｰｯ! 〗

　「 ...は〜〜〜なしてくれて構わないんだけどな〜〜！！！？ちょっ、おいっ ...こらぁ〜〜っ！！？ 」


　　　本人は気付いて居ないが、魔女となった事で魔力の総量は大きく上がったものの ...【魔人】としての魔力では無くなっている ...鷹人が違和感に気付いていたのも、そのせいだろう ....


( ...何故か無理矢理運搬されそうになってる事に対して異議を唱えるも .... ...此処で暴れて落ちてしまったら
　　今の肉体の頑丈さならば ...ミンチになってしまう
　　__だから、少しずつ大人しく ... )


　　「 ...寒いトコ、行きたく無いんだけどなぁ 」


　　...疼く欲望も抑えて

　　　　　ﾎﾟｲｯ　___ｽｩｯ…　

[上昇の間際、… 前方に魔女を高〜く放り捨てっ！
__下から掬い上げ 戦鷹のごわごわした背羽に
　ぼすんとキャッチ。___…ビックリする暇もなく]


[　ﾊﾞｽｯ!　ﾊﾞｽｯ!　ﾊﾞｽｯ!　____ビュォォンッ！！　]


: 巨大な翼は冬の冷たい風を掴み、…　戦鷹の巨体を
悠々と空へ送り出す ___…　雲が段々と近付くにつれ

__枯れ色も目立ち始めた地上から … どんどん離れる__




　　　　　　____　雲の上　…

　　　　　　____無理、死ぬ ...絶対死ぬ ...！


　　( ...何時もなら恐怖したりしないこの高ささえ、今の魔女には怯えの対象 ...
　　...戦鷹にしがみついて、目的地に辿り着くまで離れずに ... )


　　「 ...どうしてこうなったんだよぉ〜〜っ！！？ 」

______　…　雲海に駆けぬけて




　　　_________　……


: あらゆる音から切り離された雲の上 ___

風切り音すら … __空気が流れて服を靡かせる
"空の音"がかき消した。… __此処は雲の　…海。

__　波うつ雲の上を … カモメになったみたいに

　…　私たちは飛んでいく ___ずっと、ずっと　…


_____　…


[遠くには …太陽、__雲海は強い光りを、浴びながら
或いは__　雲の暗闇に染まりなから … 静けさの中で

___　空に浮かぶ　…もうひとつの海を描いた　]



: 鷹は __海の中を突っ切るように …空を、駆ける

　　　___空が、見られない ...

　　　___景色が見ようと思っても見えない ...


　　　魔女となった際の恐怖心は ...想像以上に大きい


　　...それでも



　　閉じた眼の隙間から覗く光に ...恐る恐る瞳を開けば ...



　　　「 ...わ、ぁ〜〜 ...す、っげ ... 」


　( 尸龍の時よりも ...言動的には落ち着いているが
　　テンション的には ...どんどん昂っていく )

　　白く、青く、広い世界 ...光に包まれながら見る景色
　　...瞳を輝かせて　　空を ...憧れ見る