異界防衛団 マルドロ隊

「...一応置き手紙をして来たが、あいつら本当に来るなよ...？」

「さて、今回発生した事件だが...」

...なーにをしているんですかね？

「皆、この手配書を見て欲しい」

「...本当に来てくれるなよ...」

「これって...あのピエロとか言う小娘？」

魔王ですから｡

「何でまた...」

>>6
違います違います､カレン様の妹です

「理由は知らんが、とにかく酷い事件だ、早めに解決するぞ」

手伝いましょうか？

「誰と勘違いしている、この手配書に描かれている奴のことだ」

>>12
手配書？

「いや、いい、あんたらが干渉すると話が拗れて面倒になる、下手すると俺たちが犯罪者だ」

ナルホド…

「冒涜者と人喰いは情報の収集をしてくれ、ミルドレットはガイシャの周りを洗ってくれ」

じゃあ私達は？

「俺は単独行動をしよう、隠密は俺が一番得意だ」

「放って置いてくれ」

「それでは、解散」

マルドロ達が消えた

>>6
(ぴーくん男だよ、乱入失礼、じゃね)

「...何やってんだあいつ」

「何も分からなかった...」

「私はある程度の情報は掴めました」

「あのチビの世界で探りを入れて来たよ、収穫はあったね」

「どうやらあのチビ、高位のソウルを持っているのを知られて王国の連中に目を付けられたらしい」

「そして、賞金首か...」

「厄介だな、アロル王国の連中は私の一族に顔が利くぞ」

「夜夜叉族ですか...一人一人がマルドロさんレベルなんですか？」

「いや、うちの一族は皆が皆、確殺の為の多様な技を持っている」

「誰がどれほど強いのかは全く分からん」

「厄介だねぇ...しばらくは私がチビを見張っておくよ」

「ああ、頼む...俺は単独行動を続けよう、他の二人はミルドレットをサポートしてくれ」

「「分かりました」」

「よし、解散」

「やっと奴らが高位のソウルを狙う理由を突き止めたぞ」

「奴ら、いつの間にかとある実験島の地下深くで何かを召喚しようとしているらしい」

「多くの材料が協力する王国のおかげで揃ったようだが、高位のソウルは中々無いらしい」

「それであのチビかい？」

「その通りだ...そして奴らには巨大なスポンサーが居たのも突き止めた」

「スポンサー？奴らに協力するような奴なんて...」

「「法王サリヴァーン」と「木片のガンザール」だ、奴らはまだ生きていたんだ」

「なんてこったい...奴らが絡むんじゃ面倒すぎるよ」

「3人はピエロの防衛を頼む、俺はあのチビが感づかない内にどうにかして来よう」

「マルドロさん一人で...？」

「私は暗殺者だ、気づかれぬ内に目的を果たすのが生業、心配するな」

「それでは解散」

「...全く...」

会議は終わりました？(出来立てのチーズケーキを渡す)

「あ...？どうも...」（チーズケーキを食べる）

ありがとーございます､せっかく美味しく作れたのでお裾分けしようかと...

「貴女は...マルドロさんの知り合いですか？」（恐縮しながら）

知り合いというかなんというか...知り合いの知り合いと言いますか...

「それにしても...今の話を聞いておられました？」

ピエロさんが狙われているんですか？

「...マルドロさんは嘘をついています」

「マルドロさんの友人が狙われてるのは確かですけど...実ははっきり誰かとは分からないんです」

...言いたがらないのは何故でしょうね？

「マルドロさんは自己犠牲の精神を持っています」

「奴らの計画を知った後...マルドロさんはその計画に恐ろしいもの...かな？そんな物を見たんでしょう」

「そして身近な人にヘイトが向いてるように私達を騙して一人で解決しようとしているみたいです」

(私が能力を使えば済みそうな話ですけどねぇ)

「奴らの計画に、実は恐ろしい程までに複雑なソウルと幽霊のような...」

「奇妙な術式が有ったんです、そこを中心とした奇妙な空間を作り出す」

「干渉は不可能で、一個の世界として独立しています」

「試しにそこで調査をしたんですが...（秘密で）」

「変な戦い方を余儀なくされるみたいです」

「あの状況は滅茶苦茶です、マルドロさんにもどうにもできません」

「あの...ここまで話しておいて何ですが...」

「頼まれてくれませんか？」

当たり前ですよー､姉様の知り合いでしょう？

「マルドロさんが戦闘を始めたら...手助けしてあげてくれませんか？」

「あの人は自らの死を厭わないでしょう」

「あの人の力が及ばない存在が必ずいるんです、あの場所には」

「お願いします、友人様」

了解しました

「...あの場所は「madness island」です」

「お願いします...」

分かりました〜