主の夢の世界を創るためのスレ
〜ルール〜
・自分のキャラの設定をつくり、書き込むときはそのキャラの名を使うこと
・入るときにはキャラの設定と何歳か、性別、を書き込むこと
・書き込みはそのキャラになりきってすること
・基本的に誰でも歓迎すること
・どんなキャラでも基本的に歓迎すること
・1人1役のみにすること
・途中でのキャラ変更はしないこと
>>2
キャラ設定
名前 朱雀 翼
性別 男
年齢 ???
性格 今後のストーリー展開により、発覚
自己紹介
中1
女
>>3 劇開幕
今日も窓の外を眺めるだけ。
先生の声をBGMにうたた寝中。
そんないつもの日常が崩れるなんて、このときは思いもしなかった。
キーンコーンカーンコーン……
これで今日の授業は終わり。
皆が一斉に動き出す。
友達と話す者、部活に行く者、急いで帰ってしまう者…
誰もが思い思いに過ごしていた。
そんな中で俺は、ただ1人、座ったまま…
教室が静まりかえったのは、空が赤くなり始めた頃。
俺はようやく立ち上がる。
ペチャンコのカバンを持ち、廊下に出る。
まるでこの校舎内には誰も居ないかのように静かだった。
いつもは普通に歩くのに、こんなに静かだと自然と忍び足になってしまう。
それでも、コツ、コツ、と足音が響き渡る。
昇降口までが、いつもより長く感じられた。
誰か来てくんねぇと進まねぇよ(涙)
8:主 一時中断:2018/07/25(水) 13:55 ホントに。勝手に新キャラ作れねえし。
誰か来て!
学園戦争に参加したらどうかしら。
10:阿久路 美智:2018/07/25(水) 13:58(参加OKかしら)
11:主 一時中断:2018/07/25(水) 13:59学園戦争、って、あの、物語作るやつですよね?
12:主 一時中断:2018/07/25(水) 13:59もち、OK
13:阿久路 美智:2018/07/25(水) 14:01 名前 阿久路 美智 (あくろ みち)
性別 女
年齢 10以上
性格 ....?
了解
15:阿久路 美智:2018/07/25(水) 14:06 ビルの上から学校を見下ろす
可憐な容姿に似合わない鋭い目
...あそこにいる、殺るように言われた奴が
>>15 どっち目線?
17:阿久路 美智:2018/07/25(水) 14:08 ゆっくりと立ち上がり、側に置いてある刺剣を手に持つ...
どうせ今度もすぐ終わる...
(阿久路目線)
19:朱雀 翼:2018/07/25(水) 14:11 足早に校門へと向かう。
今日は一段と冷えている。
コートを羽織直し、ひたすら歩く。
帰る朱雀の反対側から、薄い色のコートを羽織った女性が歩いて来る
何ら変哲も無く、見つめる要素もない格好
前からコートを羽織った人がやって来る。
こんな時間に、人とスレ違うなんて珍しいな、と思ったが、特に気にも留めず、ひたすら歩く。
...
挨拶すらせずに、女性は隣を通り過ぎて行った
ポケットでスマホが鳴り出す。
でも、出ようとも思わない。
どうせ、親からだ。
親以外にかけてくる人なんていない。
いつも通り無視する。
そのうち女性は、何も気に留めずに、朱雀が出て来た学校に入って行く
そして女性の服の袖から、何か鋭利な物がチラリと見えた
今日もいつも通りの場所に向かう。
そんなに遠くは無い。
何か冷たいものが頭におちて、空を見上げる。
それは、雪だった。
初雪だ。
でも、そんなことは気に留めない。
ただ、いつもの場所に急ぐ。
...ほら、すぐ終わった...
女性の足元で、教師が倒れていた
胸に小さく穴が空いている教師は生気を帯びていなかった
いつもの場所にたどり着く。
今日はあんなに急いだのにいつもより遠く感じられた。
コンコン。
重そうな木の扉をノックする。
ギギィ……
いつもの場所、いつもの時間、いつもの音…
それが、なぜか、新鮮に感じられた。
...次は...
屋上に出て来た女性は、次の狙いを定めていた
頬に落ちてくる雪など、女性の気にするところでは無かった
ドアがゆっくりと開く。
中からまるで1度も外に出たことが無いんじゃないか、というくらい肌の白い少女が顔を出す。
俺の顔を見た瞬間、弾けんばかりの笑顔になる。
俺もその笑顔につられる。
少女の奥からいい香りが漂ってくる。
どうやら今日は、カレーらしい。
次の居る場所を見つけて、女性は歩いていた
歩く姿に違和感など無く、誰もが無視する程の
「普通」の女性になりきっていた
少女はこちらを見てただ、微笑む。
俺はいつもと同じ質問をした。
「今日は、どこに行く?」
小さい声で少女は答える。
「………本…屋…。」
少女の答えもいつも通り。
それでも俺は笑顔で答える。
「本屋?いいね!行こうか。」
いつもと全く同じやりとり。
...
何食わぬ顔で、朱雀達の隣を通り過ぎる
目指す場所は分かっている、どうせ今度もすぐ終わる
俺たちは、いつもの場所に急ぐ。
お互い一言も喋らない。
それが落ち着くから。
少女は今日は雪が降っているからか、珍しそうにキョロキョロしている。
....
目的の場所に行く途中で、女性は朱雀と同じ道を進んでいた
後ろに居る2人を気に止める必要はなかったが
最初に終わらせた場所の近くに居た朱雀を
女性は訝しんでいた
少女は不思議そうにまだキョロキョロしている。
少女はこちらを見上げる。
まるで、この白いものはなに?とでも言いたげに。
俺は、どうしようか迷う。
答えるべきか。
いつも通りだんまりを決め込むか。
そのうち、目的の場所と目的が見えて来る...
今は諦めるべきか?後ろを無視して殺るか?
女性の中で色々な選択肢が舞う
それでも女性の表情に変化は無い
俺はだんまりを決め込む。
いつも通り。
そう、いつも通り…
いや、殺るか
そう決めた女性は目的に近づいて行った
それでも周囲から浮いた様には見えない足取りが
女性の冷静さを表していた
見られても構わない
後悔は失敗してからすれば良い
やっぱり、いつも通りが一番。
少女はようやく落ち着き、まっすぐ前を見据えて歩く。
いつも通り。
俺もまっすぐ前を見据えて歩く。
いつも通り。
「い い 天気 で す ね」
目の前の老紳士に軽い挨拶をする
老紳士の次の一言は
「ええ、そうですね」
何気ない返事であり
トスッ
この世の別れの言葉となった
....ほら、すぐ終わった
老紳士を即死させた刺剣を
女性はゆっくりと引き抜いた
全く血が流れていない老紳士に空いた穴が
女性の技量を表していた
トスッ…
目の前で誰かが倒れる音がする。
うっすらと積もった雪の上には老紳士が1人、倒れていた…。
周りを見渡す。
誰も居ない。
少女は老紳士を凝視している。
俺は急いで少女の手をひき、回れ右をする。
来た道を急ぐ。
少女が不安そうにこちらを見上げている。
でも、今大切なのは、少女を早くこの場から連れ去ること。
急ぐ、急ぐ。
いつもの道を…
...
さっきの2人が逃げたのが手に取るように分かる
今のを見られたのだと女性は確信し
...
全く焦らずに2人を追い始めた
余計に多くを刺すのは慣れており
迷いの無い足は現実離れした速度だった
ひたすら急ぐ。
なぜ、自分が今、こんなに急いでいるのか、分からない。
少女は、驚きを隠せないでいる。
でも、周りを気にせずひたすら歩く。
...
しかし、刺剣は切れ味が落ちている
服を貫けなければ悲鳴をあげられる可能性がある
どうすれば良いか?
...
答えは女性の中にすぐに出て来た
それを決行する為、女性は近くの家の屋根に飛び乗った
...
2人が逃げて来るであろう場所に女性は先回りしていた
女性の隣にあるのは建設途中の大きな建物
確かに近づいて来る2人の気配を感じて
女性は近くにあった鉄骨を拾った
もうすぐ少女の家に着く。
この角を曲がれば…
急ぐ、急ぐ。
もうすぐだと分かっているけれど、急いでしまう。
もう俺はほとんど走っていた。
とたん、少女がこける。
手をひいていたから走らせてしまったのだ。
一瞬パニックに陥る。
こういうときは、どうすればいいんだっけ…
取り敢えず深呼吸をする。
深く息を吸う。
深く、深く…
ガァンッ!
空から岩でも落ちて来たかと思える様な音が街に響く
音が聞こえた方角には...
ギィッ
建設途中のビルが
ギイィィィィィィィィ!!
轟音を立てて倒れ始めていた
ギイィィィィィ…
耳をつんざくような音が響く。
あまりの大きさに俺は耳を塞ぐ。
少女も耳を塞ぐ。
状況が把握できない。
余計にパニックになる。
深呼吸をする余裕すらない。
ほぼ過呼吸状態だ。
ヤバい、ヤバい。
俺の本能がそう叫んでいた。
ーーーーー!!!!!
声に表せない音を立てて、確かに建物はあの2人の所に倒れた
女性は折れ曲がった鉄骨を捨て、その場から立ち去った
どれだけ死んでいるか分からない
確認も出来ないだろうし、何より警察達がさせないだろう
そんなことを考えながら、女性は雪の降る街に消えて行った
目の前で建設中のビルが崩れていく。
一瞬の出来事のはずなのに、俺にはコマ送りに見える。
もう、どうすることも出来ない。
動こうと思っても足が動かない。
それでも無理に、俺は少女の上に覆い被さった。
意味はないかも知れねぇけど。
俺に出来るのはそれくらいだった。
周りの人のなかには一生懸命逃げている人もいる。
俺のように動かない人もいる。
「××××ーーーーー!!!!」
少女が聞いたことも無いような大声で何かを叫ぶ。
そこで俺の意識は途絶えた。
……………………
...?
女性はビルが倒れた場所に視線を向けた
よく分からない何かが起こっている感じがする
...
気にする必要は無い
こんな事をしているのだから嫌な予感などして当たり前だ
万一警察に嗅ぎつけられたとしても、殺ればいい
女性は嫌な予感を無視する事にした
...
よく雪の降る街だ...
そんなことを考えながら女性は道路脇を歩いていた
今日は珍しく目的がいない日
...
しかし女性にとっては何も無い日でしかない
女性は暇の潰し方を知らないのだった
それでいて長い暇があるのだから中々酷だった
………
んぅぅ…
ん、ここは?
しばらく考えていて、思い出す。
そうだ、俺は倒れてきた鉄柱に押し潰されて…
手を動かしてみる。
動く。
足も動く。
ってことは、俺、死んだ?
周りを見回してみる。
ふと隣にピンク色の布を発見する。
それは、少女が着ていたワンピース。
はっ、少女は?
急いで少女を抱き起こす。
スー、スーと可愛い寝息をたてていた。
ってことは、少女も?
急いで状況を確認する。
周りには倒れたビルの鉄柱が粉々に打ち砕けて散らばっている。
血を流し、倒れ、微動だにしない、町の人々。
遠くからきこえるサイレン音。
俺はホントに死んだのか?
リアルすぎる光景に目を見張る。
そういえば、俺も粉々の鉄柱のなかに埋もれているはずなのに、何故動ける?
手を伸ばしてみる。
ゴンッ…
鈍い音がして、何かに触れた。
ガラス?
他の部分にも急いで手を伸ばす。
どこに伸ばしてもそのガラスの様なものに触れる。
ほんのりあたたかい。
俺たちは、ガラスのようなバリアに囲まれていた。
......
女性は振り続ける雪を鬱陶しく思いながら、今日の分の目標を仕留めていた
覆い隠してくれる雪は何時もなら女性は快く思うもののはずだった
しかし、この街の雪は違う
自分が求める全てを覆い隠す深い雪では無く、人に幸せを運ぶ小さな粉雪
目標を仕留める事に重きを置いている女性にとって
この様な雪は鬱陶しいだけだった
それに、あの2人を終わらせた時からあの妙な予感が続いている
今まで終わらせた者の事を女性は覚えなかった
この妙な感じが続く所為であの2人の顔はくっきりと思い出せてしまう
腹立たしい
さっさと忘れようと思ってもこの妙な感じだけは取り払えない
確かに女性は死体を確認していない
だが、あれは即死で間違いないだろう
そんな考えを続ける事で、やっと一時期この感じを忘れることが出来るという有様だった
う、うぅん…
眠っていた少女が目を覚ました。
「大丈…夫…?」
少女が独り言のように俺に問う。
「あぁ」
俺が答えると、少女は安心したように笑顔になる。
「効いたんだ…」
少女はそう、呟いた。
「効いた、って…」
俺はつい、気になって少女に尋ねる。
「い、いや。何も…」
少女はごまかすように小さな声で答えた。
「これから、どうしようか…」
俺が独り言のつもりで呟くと少女が声を発した。
「目を瞑って、耳をふさいで…」
俺がえっ、と思う暇もなく視界が真っ暗になる。
水に潜ったように何も聞こえない。
再び意識が途絶えた。
ある時、女性は妙な予感を忘れるべく
半日眠る事にした、深い眠りならば忌わしい事も忘れるかも知れない
淡い期待を抱き、女性は自らが心地よく眠れる場所、自室で深い眠りへと落ちた