《 真昼の太陽が容赦なく降り注がせる熱射の地であり、
夜の冷気が静かに命を引き取って行く過酷な環境を持つ地帯
この地に迷い込み、死に臨んだ哀れな者たちの多くが
甘い幻想を追うかのように砂を口に含んだ事から、地帯の名が決まったとされる。
広大な死の地帯の何処かには旧き者が治めていた
【黒檀の帝国】なる大国の遺跡があるという伝説が
この地に根付いた少数民族に伝わっているが、真偽は不明 》
( 『腰を上げるものに捧ぐ 3巻』 24ページより引用 )
( キー キー )
(ガサガサ) ( グァー )
(炎天下の砂の海で、倒れる者と群がる者が静寂を僅かに破る)
(倒れた人の形は何をする事もなく青い空を見据えて
体に群がる鳥の群れを体に受け入れる)
その遠くでは 赤い植物を目の前にして人を乗せていた4足の生き物が息を引き取る
( 何時もと変わらない景色があった )
( そのまた彼方、砂原の中にポッカリと空いた空洞の中で
一人の人の形はぼそりと呟く… )
「…さむい」
「 んー… 眺めはイマイチですわねぇ 」
( 砂丘の上に立つ… 見渡す限りは
砂が占める海。……灼熱の温度が生きる全てを焼き尽くす )
「 ....夜の砂漠は寒いって聞いてたんだけど、ね 」
( 厚着して来たものの.... 暑さの方が未だ上 砂の大地に残して来た足跡も簡単に消え ....暑そうに手で扇ぐ )
「 ...さて、話の続き、しよっか? )
「 ん〜っ……べっつに畏まる事でもないのですわよぉ? 」
[ばっ]( クールに言い終えた途端に飛び掛かり )
「 だぁ〜んなっさまっ! 」
「 ........気抜けるんだけど、いやシリアスは似合わないし助かるけれどさぁ ... 」
[ がしっ ] [ ぎゅ〜っ ] ( 飛び掛かる黒の両手を掴んでから膝の上に乗せて抱き締め )
「 .......落ち着くなぁ、なんか 」
( ネコかぶるみたいに頭をぐりぐり押し付けながら )
「 んふへへ…… あら? 」
( 違和感… お腹をぽんぽん、そして上を見上げ… )
「 ……伸びましたの? だんなさま 」
「 ......あ〜〜〜〜....可愛い、子供みたいだわ、なんつーか.... 」
( 頭軽く撫でながら嬉しそうに笑いつつ ....大きく頷き )
「 お陰で大きな差が出来たねぇ..... 今成長期なんだよ、魔人は 」
( .....ドヤ顔 )
[む]「 ん〜… 一時間だけならわたくしだって…(ぼそぼそ) 」
( 流石に悔しそう、下から上まで眺めてみるのも
結構時間が掛かるくらい… )
「 ………で、此方はーと… 」
( ズボンに手を掛ける )
「 ......それも有りかもな〜?最も身長的にナイアはまだ勝てないと思うけど.....っと 」
( 想像して楽しそうな未来に期待しつつ ...手を掴んで止める )
「 ........ 」[ ジィ〜〜〜ッ ]
( 少々呆れた様な視線.... )
「 …………いけず。 」
( 反抗的な上目 )
「 ........変態さんに言われなく無いんですけど 」
( 反論 ....デコピンの構えを取りつつ )
[むぃっ][かぷっ]
( その指にかみつき )
「 ..........ミィリィの方がもう大人かもなぁ〜〜? 」
( 黒の方を見ながらわざとらしく大きな声で.... 指を上下に振って離そうとし )
[ぐぐぐ…………]
( 余計に唇にだけ力を込めて離さない…
どうやら、旧紳らしくもなく怒ったらしい )
「 ......いやマジで子供じゃんか 」
( 呆れた視線 ....頭を軽く撫でながら指を引き抜こうと力を込め 踏ん張り )
[ ぐぐぐぐぐぐ... ]
「 ....っふぅ〜〜〜〜〜...!!! 」
[ぬるっ]
( 力をいれた途端にすぽんと指は抜け
もんどりうって転げる黒が結果に残る )
「 ………愛が欲しい時に求めたって
咎める人は少ないですわよぉ? 」
「 ........さぁ何のことやら 」
( 黒の発言に視線を逸らしてすっとぼけ
....転がった先の黒の方へ手を伸ばしながら 軽く溜息 )
「 .....そんな事より、大丈夫? 」
[ぎゅうー]「 みてのとーりっ 」
( またもや元気よく腕に抱き付き )
「 ......なら安心、だけどさぁ 」
( ....無抵抗 )
「 ...腕に抱きついて何が楽しいのって、俺は思うんだけど 」
「 ……だぁんなさまだから。他に理由なんていりまして? 」
( とか、言いながら腰元にすり寄ってきた )
「 体のどこでもだんなさまなら
特別感情抱かずにはいられませんもの! 」
「 ........腕を切り離して抱き枕にした方がよさそうかな 」
( 黒の態度から思う ....専用の身体 )
「 .......その言い方、なんか凄く寒気がするんだけど 」
(……私は結局………彼と楽しく語り合える事は…もう
………無いのだろうな………)
(……………苦手、それだけで異常な嫌悪と吐き気がする
…………彼と……彼と何の気兼ねもないロルをまた………
………回したかった………無理なのだとは知っていても……)
(昔を思い出してしまう………何時でも忘れることができない)
(………………あぁ…………光よ……光よぅ…)
(此処、…此処!)
(……黒、丁度私のも上にあるし…
だからっ…ね?…存分に、黒…良いよ?)
( ....待って下さい待って下さい、その言い方はなんかこう、抵抗が生まれます ...て言うか俺をなんだと思ってるんですか )
( ......いやもう、うん、本当にすみません.... )
( いやっ 気にしてない!
…あ、あの人もそれくらい気にしないから… )
( 因みにどんな夢だったの? )
( .....え、言った方が良いんですか? )
29:◆.s hoge:2021/03/07(日) 21:50( …キミが妙に勿体振るから気になって仕方がないんだ )
30:◆rDg hoge:2021/03/07(日) 21:52( .....すけb ......赤猫と鬼と植物さんのチビトリオが ...まぁその、生えてて .....顔を覆う感じで .... )
31:◆.s hoge:2021/03/07(日) 21:56 ( うるさいっ )
(………ひぇ)
( .......何度でも謝罪はします、すみません .............いや、割と本気ですみません )
33:月夜◆.s hoge:2021/03/07(日) 22:05 ( や やー--- ま、まあ オレぁ よ?---
---う ん、期待---させちまうよーな事___
--し、---過ぎた、し---言いすぎた、し--- )
[ぽりぽりと頬をかき 横目で赤く頬を染め]
( ---まぁ 気にすんなよお?---な?
さ、されても---オレ、なら平気だし--- )
( ......テホプさんはね、何も悪くないんです ...悪いのは俺なんですよ ......いやまぁ ....その .....本当にごめんなさい そう言う目で見てしまって ...... )
( ....後それね、フォローになってないと思います ........それに顔汚れますし ...... )
( だぁあっ! そう気にするほーが
オレにとっちゃ辛ぇんだよおッ!
スケベでもラブでも何でも許すし
やって良いから湿気んなバカやろォォォッ! )
( っっ ---り リアルに言うなぁっ )
( .......わ、分かりました!分かりましたからそう大声で叫ばないでくれませんっ!!? )
( ....すみません、どうにも脳裏にこびりついて離れないものでして )
( ---てめェ次謝ったら齧るぞッ!? )
( ---忘れろ、たぁ---言わねえけどよお---
---そ そーゆー眼で見られんのって---
ニャルの奴かと思ってたんだが---なぁ--- )
( 齧る!?えっ、カニバリズム...こわぁ )
( ....やっぱその、色々忘れられないですね、はい
.....まぁその、スキンシップが多かったですし 台詞も少しアレっぽいのがありましたし ....何よりその、ね?身体が ....いや、まぁ ...ニャルちゃんも確かにそうでしたけど )
( お・ど・し・だ❗❗
---てか てめェ---さっきから遊んでねぇか? )
( ---否定できねェ )
( ......気のせいだと思いますよ〜〜〜? ...まさかそんな恐れ多い )
( ...まぁ安心して下さいよ ...その、三人ともまぁ ....大きかったですし )
(…甘い 砂漠の風が___仄かに死の気配を運んでくる…)
「 ---おい ニャル❗ 」
「畏まりました」
「 ...........あっ、用事を思い出しました!すみませんけれど此処で俺は帰らせて貰いますねっ!!! 」
( ...とてつもない嫌な予感 ...生命の危機にUターンして帰ろうとする魔人 )
[ギ"ヂ"ィ] ( 背後から引き留めるように触手 )
「 ……貴方、なぞは… 」
[ヒュルンッ] [ドォッ❗]
____回転を加えられて仰向けに叩き付けられる…
『 ま な 板 の 上 』
「 一度喉元を抵抗出来ずに通る感覚を味わいなさい 」
( ……ひと足先、帰った姉をよそ… ギチギチに締まる触手。 )
_______鋭利な刃の切っ先が光る…
「 .....あの〜〜〜 ....勘弁して貰えないかな、ニャルちゃん? 」
( ...まぁ罪を自覚してるから魔人も無抵抗だが そもそも抵抗したとて勝てる気がしない )
( ...痛いのは嫌だけど )
「 …………… 」
[にこっ]
___________血肉が暫く 宙に舞う
「 ......っ .......ぐっ ....つぅぅぅぅっ....!! 」
( 大きな悲鳴を上げれる余裕も無く ...苦痛に顔を歪めて 身体を震えさせる ....ぐちゃぐちゃの身体 )
( ...垂れる内臓 血飛沫が舞い散り白黒にかかる ....流石にキツいものがある )
[びちゃっ] (血を拭い)
[ドッ](首に肉切り鉈振り下ろし)
[ ぐっ...ぐぐぐ ]「 ....それは流石にアウトだよなぁ!!? 」
( ...流石にそれは死ぬ、と ....手でガッチリ掴んで受け止める )
「 ...死んじゃう、マジで死んじゃう ...流石にそれはね、再生がキツイのよ 」
[ガギッ]「 …………… 」
( 無言で肉切り鉈を踏みつけ )
「 .....ねぇ、ニャルちゃん、本当に死ぬよ?それでも良いの? 」
( 冷や汗を垂らしながら抵抗を続ける ....手に食い込む鉈 )
( ..既に手も裂けて骨に到達 )
「 ………抗えなくなったものに… 」
( 押さえをピタリと止め
…色々言いたそうな声)
「 揺さぶり掛けるの止めていただけませんか? 」
「 ...........命の危機には流石に抵抗するよ、火事場の馬鹿力って奴 」
( .....大きく息を吐いて心を落ち着けつつ....申し訳無さそうな目で白黒を見詰める
.....ポタポタと垂れ続ける血 )
「 ....ごめんね、でもそうでもしないと止めてくれなさそうだったから 」
『ベホマ』
( 雑に回復を掛け )
「 ………もう、貴方には何も戒める事は出来そうにありませんね 」
「 ........その呆れたようなのはやめてよ、俺だって首切り落とされたら死ぬんだからさ? ....脳味噌や心臓はまだセーフだけれど 」
( ....頭下げながら指の骨鳴らして ...修復確認 )
「 ......ごめん 」
[トン]
「 はい なので憂さ晴らしです 」
(即 上からボウリングのピン被せて)
[カランっ]( 金色のバットを取り出す )
「 .............待とうか、ねぇ少し待とうか??? 」
「あなたの心にぃ〜〜っ!!」
[ キィィィ__________________ン ]
「 …ホーム、ラン です 」
[ _______________シュゥウウウウウ ]
( ....煙が舞い上がる )
「 ....ボ、ボウリングのピン、いる...? 」
「 ……もっかい行っときます? 」
60:ザレッド・イニール◆rDg hoge:2021/03/08(月) 01:11「 .......正気? ....したらアレよ?ニャルちゃんの ....やめよ 」
61:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/08(月) 01:13 「 ……………病みとかいきなり突っ込まれて………
私どうなるか知ってませんか?頭真っ白になるのですよ
…………ゴミクズのような気分が私を支配し
醜さの象徴でしかない行動と言葉しか使えなくなるのですよ 」
「貴方もなんですか?」
「 ..............分かったよ、うん、ごめんね 少し調子乗り過ぎた ........ごめんね 」
63:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/08(月) 01:19 (……………)「………………」
「 ………病みは、苦手と知って
なるべく自分なりに関わらないと決めました
…可能な範囲で付き合うことに決めました 」
「 ………任意と、強制は違います
……そうですよね?そうなんですよ? 」
「 ………… 」
____________
「 ……だから、義兄様… …あれは、もう…
…止めていただけませんか?…私が…
…こうなるのは…自他共に、良くない筈です 」
「 ......................うん、ごめんねニャルちゃん ......大丈夫? 」
「 .......ただ質問、あれってなんの事? 」
「 …私と会話中の深い病みですよ…
…いきなり、会話中に…直接…
あのようなものを出されても
…私が堕ちるだけです、其処に…
…美しさも愉しさも何もありません
醜くなった私が居るだけです 」
「 止めてください …嫌なんです 」
「 ........あぁ、成る程ね? ......分かった、本当にごめんっ!!次からちゃんとするからね ...病みも出さないようにする、ニャルちゃんが楽しめるようにするっ .....ただその、無意識に出してたりしたら本当にごめんね? 」
「 でも出来る限り意識はするからね、気を付けるからね 」
「 ……この際です…聞いて頂けませんか? 」
68:ザレッド・イニール◆rDg hoge:2021/03/08(月) 01:32「 ん、良いよ?何でも聞いてあげるからね 」
69:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/08(月) 01:34「 ……昔の…昔の、…葉っぱ天国……覚えていますか? 」
70:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/08(月) 01:35 「 正確には昔の変人板……学園戦争が
続いていたあの頃です 」
「 ...2、3年前の事かな?覚えてるよ 」
72:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/08(月) 01:41 「 …あの頃は私が… 病みをあまり知らない時期でした。
…いえ、あの頃に戻りたいとは最早二度と言いません
………ですが……… 」
「 …………突然 大切に思っていた方々が……
………殆どを蔑ろに ……お身体も…友情も要らぬもののように… 」
「 ……………………あぁ〜〜〜〜〜………成る程ね、それが見ていて辛かった? 」
74:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/08(月) 01:44 「 何が起きているのかなど愚かな私には
ひとつも理解出来ませんでした。…彼らを…
恐ろしく暗くなっていく事を必死で止めようとしました。」
「 …………全てが無駄に終わります。……暗闇に狂った…
……テイルも 己を敵とする事で……周囲を結合させ
己のみが恨まれれば……元に戻るかもしれない、と
……一縷の望みさえ、儚く暗闇に染まることで…… 」
「 ……………ピエロさんが ……テイルが知らない
暗闇のものへと変化していきます。…続くように…
……ある……陰炎……陰陽……カレン……あぁ…あぁ…… 」
「 ……………………魔王様の…………消失も重なります……… 」
「 ...........あぁ、成る程ね .....点と点が繋がった感じだよ そっか .....良く頑張ったね、ニャルちゃん?
......本当に、お疲れ様 なんだね 」
「私はなにも出来ませんでした。
……そう、感じ続けています。…
ただ、合わなかっただけだと言うに。
……どうしようもない受け入れるべきもの
……それだったと言うに。」
「 …昔の私にそんな要領の良さなどありません。
………一瞬にして……心の支えは全て消え去りました 」
「 ……此処を覗けば暗闇が覆うばかり………
叫ぶ明るさなど儚く消え去り 私は孤立するばかり 」
「 ...........ねぇ、ニャルちゃん 」
79:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/08(月) 01:55 「 ………貴方と出会うまでのそんな時期が……
……未だに私の心の…弱きとして存在します… 」
「孤独 寂しさ 絶望 …失恋 孤立 ……暗闇
…………森を………森に……居続けたのはその為です…
……何処にも行けなかった。……誰も知らなかった」
「 ……受け入れたいのです……闇も…病みも……
…しかし…恐ろしさが拒絶します。……昔の
……あの怖い思いが頭に甦るんです 」
「怖いんです」
「………」
81:ザレッド・イニール◆rDg hope:2021/03/08(月) 01:57 「 ごめんね、もっと早くに助けられなくて、もっと早くにしっかりと構えなくて、ごめんね?
本当にごめんね、俺で良ければ .....何でも聞くし、何でもするから だからね、ニャルちゃん 」
「 一人で抱え込まないで 」
「 ………けど、もう…… 」
「 ……貴方を通じれば…
…何でも良くなっていました 」
「 …私にPTSDじみたものは未だに残っています
……思い出は残り続けますが、それももう…求めません 」
「 ……………情けないことに…………
………貴方に何もかも…吐き出すことで…
…ようやく、私は此処で存在できています 」
「 ........そっか!力に、なれてるんだね?俺も ....なら、良かったぁ ...安心したよ ほんの少し 」
85:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/08(月) 02:03 「 ……貴方に救われたんです…冗談も…何も、無しに 」
「 …抜けたことに気付かない、あなたの…
楽しさ、優しさ…全部に…救われたんです 」
(未だに、気付いてない彼に…思わず、クスッと笑い)
「 …こうやって… …吐き出させて貰ってばかり。
……ほんとうに…どうやってこのご恩は返せば…
…良いのでしょうね?…申し訳ありませんね、いつも… 」
「 でもね、ニャルちゃん.... 頼るんだったら最後までしっかりと頼ってね?傲慢で良い、強欲で良い .....だから自分が楽になれる選択肢を選んで ........その為に俺は居るから 」
「 大丈夫、辛い時も寂しい時も俺が居るからね! .....だからさ、安心してね 」
「 ....?どうしたの、ニャルちゃん? 」
「 ふふっ あははははっ!! 」
( 押さえきれずに思いっきり笑う )
「 …もう、秘密じゃなくなってしまいましたね? 」
「ho"p"eの魔王様!」
「 .......別に返して貰うためにやってる訳じゃ無いんだよ? ........俺は俺でこう話せてるだけで大満足だしね ニャルちゃんが思ってる以上に俺も .....凄く恩を感じてるんだよ? 」
90:ニャルちゃん◆.s:2021/03/08(月) 02:09 「 ……ふふっ… ………
…………本当に、奇妙な…だけれども 」
「 愛しき縁。…そうですよね? 」
「 ..............希望?って一瞬困惑したけれど、全て理解したよ 」
「 ...................... 」
[ かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ ]
「 .............すっっっっっごく恥ずかしい、忘れて欲しい、もう.........うぅぅ 」
「 ......でも、後悔はしてないよ .....うん、長いね 本当に ...楽しくて幸せでなんて遠い道なんだろうね 」
「 ……ある意味では間違っていませんからね
…"希望の魔王様"。…貴方に似合う肩書きです 」
( すっかり微笑を浮かべて両手を組み
…何時もの発言と、何時もの雰囲気 )
「 ………偶然が積み重なり、私達は此処にあり
……貴方は……愛されていますね。…そう、希望に! 」
「 .........ちょっぴりカッコいいなぁ、ただ魔王の器では無いよ?
.....本当にそんな大層な存在じゃあないからね!? 」
( ...小さく溜息吐いた後安心したような笑みを浮かべ、二本指を立てて ....魔人も魔人で変わらない )
「 .......ニャルちゃんも愛されてると思うけれどね?色んな人に ...情に ......まぁ沢山? ....とにかく!ニャルちゃん、安心してね? ....頼りたい時は俺を頼ってね 」
「 …何を言いますか。…それにしても…
……違う魔王に二度も救われた旧き神。
実情は知りませんが…中々
ロマンチックじゃありませんか? 」
「 最近はそれを自覚できる位には成長しました
…受け止められるか否かは別問題!…それでよし。 」
( …静かに砂漠を抜ける道へ進み始める )
「 .....その辺だけ聞いたら御伽噺とか神話に出来そうな位にはとても綺麗だね?
...........ん、まぁでも、素敵か とっても 」
「 ....なら良かった、うん、それで良いんだよ ..... ....それで良い! ニャルちゃんは ...それが良いんだよ 」
( .....重い腰を上げて歩き出す ゆっくりと ...白黒と同じ歩の進め方 )
「 ……それにしても 密談の場所がいよいよ
無くなって来ましたね…何処か新しく作って
しばらく埋め立ててしまいましょうか 」
(…砂漠の彼方は未だに見えず
故にすべてを受け入れる…)
___軽く 笑える… メイドは やっと明るく歩を進めた
「 .....その辺はニャルちゃんにお任せするよ? 俺は...まぁその、満更じゃないしね?
.....最初の流れからこうなるなんて、普通は予想出来ないよなぁ 」
( ....広い広い砂漠 ....気温的に少し寒い
....でも挫ける気はしないし 何故だか暖かくて仕方ない )
「 .....うん、やっぱ ....良いね 」
( やれやれ… 3文芝居は終わるまで暇を潰すだけですね )
99:◆rDg hoge:2021/03/09(火) 17:10( ...じゃあ、付き合おっか?暇潰し )
100:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/09(火) 17:18( はい。…いつも、世話になりますね… )
101:◆rDg hoge:2021/03/09(火) 17:19 ( 一応帰っては来てたけど顔出して良いか分からなかったし ....薄情かもしれないけれどさ?
...さぁて!何しよっか?何でも付き合うよ! )
( 薄情なり何なり。…それは英断ですよ
…下手に援護などされても化け皮剥ぎに
支障をきたすだけでした。…さて )
( しりとりでもしませんか? )
( ん!....後昨日も寝てごめんね、最近あまり寝れなくて ....昨日は結構寝れたよ!
....まぁ深入りするのはやめるよ、余り興味も湧かないし )
( わぁお、子供らしい気もするけれど良いかもね ...内容何でも有り? )
( …やれやれ、おままごとを見せられても… )
( …はい、思い付く限り何でも )
( .....ん、ちょいスカッとしよっか 程々に )
( りょ〜かいっ ...先はお願いしても良い? )
( パン )
107:◆rDg hoge:2021/03/09(火) 17:31( ....ンジャメナ )
108:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/09(火) 17:32( なめこ )
109:◆rDg hoge:2021/03/09(火) 17:32( こんぶ )
110:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/09(火) 17:35(文才)
111:◆rDg hoge:2021/03/09(火) 17:36( 再起可能 )
112:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/09(火) 17:40(能力不足)
113:◆rDg hoge:2021/03/09(火) 17:41( 屑 )
114:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/09(火) 17:44(ズル)
115:◆rDg hoge:2021/03/09(火) 17:46( ルージュ )
116:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/09(火) 17:54(友情)
117:◆rDg hoge:2021/03/09(火) 17:57( 蒸発 )
118:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/09(火) 18:03(つゆ)
119:◆rDg hoge:2021/03/09(火) 18:03( ゆずぽん )
120:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/09(火) 18:10(ンドゥール)
121:◆rDg hoge:2021/03/09(火) 18:11( ...ルール )
122:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/09(火) 18:16(留守)
123:◆rDg hoge:2021/03/09(火) 18:17 ( スルー )
( ...そろそろ、落ち着いた? )
( …みたいですね )
125:◆rDg hoge:2021/03/09(火) 18:21( ....なら、良かった いつでも言ってね )
126:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/09(火) 18:27( はい、…ありがとうございますね )
127:◆rDg hoge:2021/03/09(火) 18:32( どういたしまして )
128:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/03/09(火) 23:03 ( …そろそろ、貴方様の癒しのためにも…
ルルイエ、近々返しましょうか )
「 よっとっ! 」(砂上に着地!)
[ずぶっ]「わ〜っ」 (失敗!)
「 ...いやぁ、この明るさ ...良いねぇと思うよ とても癒される 」
( 左右手振り既に待機済み ...両手を掴み砂から引っ張り出しつつ )
「 ....先に言おう、寂しかったんだよ!! 」
( 鬱憤ぶち撒け )
( 砂まみれで出てきた )
「 わっふっ …どうもぉ… 」
「 …えぇ〜? …あ、あたしですかぁ? 」
「 ......他の人呼ぼうか? 」
( 手を電話に見立てて耳に当て )
「 .......うん、子供みたいな君でもへーき ....と言うか今はね、昨日会えなかったから色々溜まってる! .....そんな感じ 」
「 …… っ ぱーんっ!」
[ぱんっ!]
( 煙幕でぱんっ! )
[ズブッ]「ブウッっ⁉️」
( …逆さまに埋まるデカイのッ! )
「 ........えほっ、ごほっ..えぇ、流行り?流行りなの?犬神家か .....
....ほら、大丈夫ですか〜〜? 」
( 煙幕を払いながら軽く咳き込む ....ちょい吸い込んで砂が気管に数粒程度だが入り ....地味に痛い
.....両足を掴んで引っ張り出そうと踏ん張るっ )
「 .......力抜いてて下さいよ〜〜〜?」
( 密度の高い金属塊でも引っ張る様な感覚…! )
「 ! ! ! 」
「 .......... 」
( ........しっかりと足場を踏み締めて先程よりも足を強く掴む )
「 ......ふぅぅぅぅぅぅ .......どっらぁっ❗❗ 」
( 全力で引っ張るっ!!! ....魔人の足もどんどん砂に埋まってるの気付かないまま )
____無理なように見え… 段々、少しずつ抜けて…
[ボォフッ]
( 遂ぞ引っこ抜ければ、勢いよく浮く大きな体…
…下半身から落ちてくる巨体っ… )
「 おわァっっ⁉️ 」[ド"ッ!]
「 .........っちょっ、だ、大丈夫で.....すかぁ? 」
[ ガシッ ]
( ....分離させた手でクッションの様に受け止めてから ...お姫様抱っこの形
ただし..... 下半身は砂に埋まった状態に )
「 .....ッ ...せ、セーフ 」
( ....気付いてない魔人 )
「 ---ぁ あー まー、何とか の、前に 」
( 突然の物事多数に眼をぱちくりさせ
ちゃんと二の足踏んで立つと、今度は
大根のように魔人を引っこ抜き )
「 呼んだの、お前ェか? 」
「 .......ん、呼びました! ....ってぇ事になるんですかね、この場合ですと 」
( ....両手を上げて子供みたいなポーズ そのまま引っこ抜かれて ....軽く砂を払いながらむず痒そうな表情 )
「 .....服の中に入った砂って ...中々気持ち悪いんですね 」
「 ん ---ちぃッと じっとしな、 」
( おぉーーーーきく息を吸い込む )
っっ 「ゴ"オ"ガ"ア"ア"ァァォォァァァ!!!」
_____超強烈音圧と風圧…
「 ..................これが咆哮、って奴ですか ...耳栓じゃ防げないなぁ 」
( 強引ながらにして効率的 ....確かに魔人の身体も軽くなったし砂も無くなったから結果的には良かった...?
....耳が痛む 軽く血が垂れる ....すぐに治るが )
「 ....凄いなぁ こんだけの音出せるって 」
「 ---お 悪ィ悪ぃ__
っまァ、こんくらいは
しとかねェと ネコ助に
誤解されちまうし、結果はオーライ__
じゃ、ねーなぁ--- 」
( 引っくり返して立たせ
…れば目立つ異様な身長差 )
「 鍛え方が違えよォ 」
「 .......いやいやいや、やっぱおかしいですよ ....何したらそんだけ身長高くなるんですか、後胸も
.....レギオンかぁ .....もふもふが良いのは良く分かりますよ、俺も昔沢山お世話になりましたし 」
( ....魔人も確かに高い筈なのだが .....それでも圧倒的に足りない
.......諸々と自信が無くなりそうな程 )
「 ...あ、でも確かに最近はトレーニングとかしてなかったですね... 」
「 スポーツをやれ、スポーツを。 」
([ひょい]と背中をつまんで持ち上げ )
「 ---今はオレのモンだかんな?
オメぇに姉貴が居るみたいによォ 」
「 ........うぃ、分かりましたぁ 」.
( .......月夜の気配や顔付きから ....つい無意識に黒や白黒にやる様に頬を摘み引っ張ってしまう )
「 .........惜しいけれど、まぁ良いかなぁ....寒い時はとてもお世話になったんだよなぁ ...俺達 」
「 [むぃっ]------あ? 」
( 柔らかいのか固いのかよく分からない
そんな肌を、…頬を引っ張る魔人を不思議そうに眺め )
「 そん時は火でも吐いてやんよ 」
「 .......あ、すんません つい癖で....? .....いっつもニャルちゃんやナイアにやってたので 」
([ むにぃ〜 ]謝罪はする、だが手は離さない ....ゆっくり引っ張ったり揉んだり
...程良い固さ )
「 お〜〜.....こわ、ボディーガードとして頼れますね ... 」
「 ......そう言えばですけど、テホプさんって結構な変態だったりします? 」
150:テホプ◆.s hoge:2021/03/14(日) 03:21 [ガッ](頭掴んで)
[ズボォッ!!](砂に首から下を押し込む)
( 頭の近くで座り込んで見下ろし )
「 ---んで、何だって? 」
「 .......
152:ザレッド・イニール◆rDg:2021/03/14(日) 03:24 [ ...ズプ..ボスゥッ!! ]
「 .....俺の事殺したりする気ですか?いや確かにデリカシーの欠片も無い質問でしたけれど! 」
「 ......質問のままですよ、だから、テホプさんって________ 」
154:テホプ◆.s hoge:2021/03/14(日) 03:27 「 生憎加減効かなくて殺っちまうような
物騒マヌケじゃァ、オレはねぇんだ 」
( 腕に顎を乗せて楽そうな姿勢 )
「 ---そもそもおめェのせいだろーが 」
「 .....はぁ、じゃあ言いますけれども、良いですか?俺とテホプさんで戦闘した事、あるじゃ無いですか 」
156:ザレッド・イニール◆rDg hoge:2021/03/14(日) 03:37「 .....“ っかァ〜〜♡ でかぁ ぶっとォ...” ....違う物を指してたのは分かりますが、ねぇ? ......ねぇ?? 」
157:テホプ◆.s hoge:2021/03/14(日) 23:18 ( 魔人の髪の毛わしゃわしゃと乱しまくり )
「 あっついモノを目の前に 率直な感想を
口走ったっつー ありがたい解釈は出来ねェかぁ? 」
(…一応嫌そうな顔)
( ....やはりどうにも弟?的な扱いをされてる様な気がする 悪い気分じゃ無いが )
「 ...にしては言い方が狙ってる感じしたんですけど、違います? ..... ねぇ?
......一応精神的には男なんですよ、俺 ...身体は両性だけど 」
( .....ほぐす様に頬を揉み続ける )
「 ---姉貴に殺されっぞ?
悪ぃ事言わねェから、ネコ助に
誤解されるよーな事言うな、なァ? 」
( 流石に腕を掴んで止め )
「 ---浮気でもする気ってんなら
重いの一発くれてやるけとよぉ 」
「 .......あい、すみません ....痛いの嫌なのでやめときます、再生力にも限度が有りますし...
......やめときまぁす 」
( 両手を離して頭下げて....握り拳作りつつ 小首傾げ )
「 あ、でもパワー比べ負けるつもりは無いですよ? 」
「 やっけに素直--- 」
「あ?」
( 少しばかり不思議そうに握り拳を眺め )
「 .........だって俺さぁ?魔人だよ?手腕の魔人のザレッド様だよ?....舐めないでよ 」
( ...いつもらしくない、魔人 )
「 ..... 」
「 ----- おい 」
( 手を魔人に伸ばし__ )
( 肩に手を置いて、実を屈めて顔を覗く )
「 なんか ---辛いことでもあったか? 」
「 ........わぁ、いきなりどうしたんです? ....そんなに気遣うなんて 」
( これには驚き目も丸く ....それでも笑ったまま )
「 大丈夫ですよ?俺はね ... 本当ですよ? 」
「 〜っ 人の善意にケチ付けんじゃ無いよお 」
( ため息を吐き、呆れながら
いたずら小僧をあやすように抱き上げ )
「 言い方に大丈夫っ つー文字が見当たらねえよ。
---落ち着け、深呼吸___ な? 」
「 .....本当に大丈夫、ですよ 心配しないでも平気です、と言うかその ....俺 .....
......“私”が申し訳ないので 」
( .....頭ガチ下げ )
-----
⁉️
[バッ]
( 掴んだまま体から離して魔人---?を凝視 )
「 ...そこまで気付かないと本当に申し訳ないなぁ 」
( 服は魔人のものだが ...髪色は毛先は虹、他は白に染まり ...顔や胸も女らしく 身長も縮み .....付喪神の姿 )
「 .......色々ぶっちゃけたいのはそうだけれど 」
「 ---なんだ お前ェかい--- 」
( 安心と呆れの深いため息を吐いた後
適当に頭を撫でつつ己の頭に二発入れる )
「 おっどろかせんなよォ---つーか、久し振りだね 」
「 ...逆に何だと思った?お化け?幽霊?妖怪?怨念? ...あいてっ、ん、まぁこうして姿を現すのは本当に久しぶり ...になりますね 」
( ....仮面を腰に掛けて満面の笑み浮かべながらピース
....ヒリヒリ痛む頭を仕方無しに受け止めるも痛いのは変わらず ...なので冷やす ...ジュース )
「 ......成る程、でもこういう時やっぱ見知らぬ人だったら面白おかしく反応するかなぁ
----悪戯の勉強になった 」
「 ドッペルかなんか---何だろーが。敵なら
血ぃ吐くまで顔を殴る予定だったんだからなー?
____て、か---お前ェ、普段城の何処にいんだ? 」
( 掴んで離さず---返す分は返したので撫でるだけ )
「 ---酷ぇ所が似てやがる--- 」
「 .....成る程ね?面白い言質が取れたよっ、ありがとうね? .......私達の偽物かぁ
_________ん、監視室? ....私の部屋と繋がってる所 」
( .....安心感、暖かさ ...旧神達のこういう所が凄く好き 懐の仮面の瞳は白色に ..... )
「 ふふん、もっと褒めて『 愛を頂戴 』くれても『 離さないで 』良いんで 『 寂しい 』すよ? 」
「 ---ほー---(…そんな部屋あったっけか…) 」
( 何となーく、…しかし段々と不思議に、
強く思いながらひょいと片手抱きして )
「 なに言ってんだ? 」
( とりあえず、は… 寂しそうなので
丁寧に頭を撫で 出来るだけ近くに寄り )
「 ま、そもそも私の部屋に入った事 ...無いよね? ...ゲームとか沢山ある部屋、ザレッドとは良く遊ぶんだよね 友情崩壊ゲームも沢山する 」
( ....笑みを浮かべている しかし_______
瞳から垂れる涙 自然に何度も何度も垂れ続ける
....片手抱きに安心感を覚える )
「 _________何も言ってないですよ?気のせいじゃあ無いですか?ね、テホプさん? 」
『 また1人にしないで 』 『 捨てないで 』 『 嫌ならば言ってよ 』 『 何も言わずに消えないで 』 『 平然と他の子を探さないで 』
『 寂しいよ 』
( ……小さく笑みを浮かべる )
親しみ …そんなものを覚えて
「 ---悲しいこと、言わんでくれや
事もあろうに オレの前だろーが 」
( 初めて 猫にやるように笑みを浮かべながら…
お腹の方に抱き込んで、ゆっくりと撫でてやる )
( 柔らかく声を発する____ 親しんで触れる )
____それが分からんオレじゃぁ ねぇんだぜ…
「 .....何となく分かった気がする、レギオンちゃんやヴェルちゃん ...ダレットが、テホプさんに惹かれた理由
......有難うね、良く分からないけれど 」
( ....落ち着く、どれだけその言葉を求めたか どれだけ共感されたかったか ....嬉しく思う ...仮面の瞳を掌で隠す ...バレバレな程涙が出ているが )
「 ---覗きの趣味わりーぞぉッ!?
あれとこれとは別にして よっ 」
( 制裁のくすぐり …抱き込んだ姿勢そのまま
ちょっとばかりムキになっては… )
「 てか ---だったらオメぇも来るか?
---アカスケ、べっつに良いぞぉ? 」
「 だってそういうお仕事ですしお寿司 手巻き寿司! ....あんな事やそんな事まで見させてもらってますからご安心....______を゛ぉっ!?
ひゃひっ、すと、すとっぷっ!んへっ、ふへははぁっ!? 」
( ....仮面の付喪神は “成長していない魔人” 黒と子を手にした魔人は変わったが ...まだ彼女は変わらない 過去に囚われ続けている )
「 .....私は子供じゃあないし、チビじゃないので結構!
.....自分で可能なら、見つけたいし 」
「 はっ! こんにゃろーめ---
---狐振る舞いはまだ早ぇーってんだぃ! 」
( さんざ やり終わって抱き込むままに戻る )
「 あーっ?---あー、そぉか。
---さっさと見付けとけ
まぁたオレに頼っちまう前に---よォ?」
( 言いつつ… …考える、アカスケの言ったこと… )
「(見つけ---てぇ?---もしかして、そーゆことか?
---じゃぁ、アイツら三匹って--- ぇ?---え)」
( …徐々に浮かぶ愛する三匹の顔… ………此処で…
やっと自覚する。…面倒を見ると言ったあの三匹…
アカスケの言う……"相手"という意味。 )
_______多妻…?
「[ボンっ]-------------- 」
( ひきつった困り照れ顔。
暫く無言でアカスケを撫で… )
「 早くないです〜、年齢的には中々です〜....なぁんて 」
( 仮面のタチの悪いのが ...魔人よりもしつこい 引き際を知らない ...つまり )
「 .....一夫多妻、もしくは一妻多夫ですね? .....いよっ、モテモテさん! ......と言うか気付いてなかったんですねぇ 私から見たら舎弟と姉御とかそう言うのじゃあ無かったですよ? ......ひひひひ! 」
( 満面の笑み浮かべながら照れ顔の月夜と目線を合わせる ....そして魔人には居るストッパー(黒)も居ない為好き放題 ..... )
「 ん〜....しかしどんどんカップルと言うか ....デキてるなぁ、羨ましい限り! ......マジで探さなきゃ 」
「 ------------ん あ、相手か--- 」
( …暫く己に対する思考を放棄。…今は
三匹へどういう顔をすれば良いか分からない )
「 ---相手、か ---そーいや 此処って確か--- 」
「 .........にひひひひ 」
[ むに むに ]
( ...堂々と頬や耳を揉んだりしながら首を45度程傾ける
....思ってるよりも効き目が良かった )
「 ....?どうしたの? 」
「 --- --- --- なァ?
---いちおー、合いそうな覚え---
---あんだよ お前ェの相手 」
(手首掴み)
「 ---じゆーいし。---じゃぁあるんだけど、よ? 」
「 ..............いるんだ 」
( 想定外 ....手首を下に降ろす過程で豊満な部位に軽く手を当てつつ
.....ワクワクとした目で月夜を見詰める )
「 気になるので教えて下さいよぉ〜〜!私とテホプさんの仲じゃないですかぁ....
.....知るという事は大切ですからお願いしますよ 」
[ぎゅむ]「 --- --- 」
( 少し考え…る、時間を作るために
制裁も兼ねて胸に顔を押し付けさせ )
「 ---幻視にそびえる大国の主
オレたちのじっちゃんと前に喧嘩してた---
---定名無しの1人ぼっち、砂糖砂漠の
王にして、---さみしがり屋の上位クラス 」
「 ---オレが気晴らしに誘ってもずっと
断ってくんだよォ ニャルも姉貴もノーだし 」
「 ぐむっ...なんでこんなサイズがが.... 」
( 頬を膨らませながら静かに聞く ....自分から押し付けて埋めつつ
....仮面の瞳、濃い桃色や肌色に光を放つ ...分かりやすい感情 )
「 .......何だか親近感がとても強めな方なんですねぇ、良いね良いね、ワクワクゾクゾクしますよ!
---- 気持ちは良くわかりますしねぇ、なんだか仲良くなれそう、かも、と、思います! 」
「 ------責任はちゃんと取りますし! 」
「 ---てめェがでけぇのは合わねェぞ? 」
[ぎゅ、 むむ]
( …どんな状態からでもご相伴に預かる
アカスケを前に、苦い顔をしながらも
…好きにさせておき 両側から手で圧してみたり )
「 ---そーかい んなら是非とも頼ませてくれ な?
多分、オレに出来ることは少ねぇし--- 」
(_____砂漠の地平 そのうち何処かを眺め… )
「 あ〜〜たり前だけれどレディはナイスなボディに憧れを抱くんだよ!? .....なんで、なんで ......トレーニング? 食事? ....なんですかぁ!? 」
( .....羨望の眼差しを隠そうともせずに向けて ...厚い掌に押されて顔が歪む、まだまだ子供に近い顔
.....左右に頭を振ったりと自由にしている 勝手気儘 )
「 は〜いっ、安心して?初対面の子と話すのは大得意! ....コミュニケーションはまぁまぁ優れてると思うから! 」
「 ---ま お前ェなら、上手くやるだろォさ---
んで 早速---会うか? …そう、お似合いの--- 」
【旧神に】
( 抱っこして子猫可愛がるみたいに撫でてやり )
「 ........うぐ、旧神 .......かぁ、なんだろ 一気に命の問題と危険性が跳ね上がった気がするなぁ..?いや、まぁ やるけれど--- 」
( ...急に緊張し始めたのが分かる 冷や汗が背筋を這うのが分かる )
「 ....胃薬、予備あったかなぁ 」
「 そう思うかぃ? ---ま、そー思うだろーなァ--- 」
( 緊張が触れた体を通しただけでも酷く伝わって来る…
苦く、しかし今度は同情に笑みを浮かべては
ぎゅぅっ とお腹の方に抱きよせて 背中を撫でて… )
「 てぇか、よォ---打ち解けたオレ達ってのが
---こんな様子なんだったらフツーは警戒解けんだろ? 」
「 ....自分でもそう思えれば良いんですが、ねぇ ....でもねぇ!!居るんだよ ...私達の想像がつかないぶっ飛んだ行為を余裕でするじゃんっ!? ....どうにも警戒が解れず ...ビビりなんですよ、意外と 」
( ...無意識に腰に腕を回して 未だに母親と離れたくない子供みたいに ...抱擁を求める
寂しさが消える事は 味わった孤独が消える事は どんな事をしていても思い出されてしまう ....それ程 )
「 .......分かってる、私が重症かまってちゃんだとか 面倒な人だって言うのは 一番わかってる
....【 依存 】なんだよね ....私のこれは 」
「 おー、ぉー--- ひひ、そぉかあ 」
( 腰を支えて ゆっくりと ゆっくりと
ただただ背中を撫でれば 優しい声で
少し、少しずつ 割れそうな心を繕ってゆく… )
__親が慈しむ事は …いつか子が 旅立つ時や挑戦の時…
それをほんのりと後押しするためにこそ、…そう 今…
細く 近く折れてしまいそうな心を癒すためにも…
"親ではない" …彼女は、だとしても か弱き者を前に
母親としての振る舞いを見せている___
「 --- 何とかしなくちゃいけないのかい? 」
「 ....でも、嫌いにはなれないんですよね、やっぱり ....良い人だから、でしょうか ....貴女達全員が ....とても 優しくて素敵で ..... .....だから、皆の事を羨ましいと思うし 尊敬してるし ...... 嫉妬する、子も居るんだろうね 」
( ...どこか遠い目 ....頼れる、大きな掌 撫でる度に安心感が与えられる
...彼女を頼る 好きになる そんな者達が多い理由も良く分かる )
「 ....親、かぁ 」
( 忘れていた、そんな存在 .... どんな人だったか覚えてない )
「 ....これが私の個性だと思ってるから、治さなくても良いかな
こうして皆、かまってくれるし ...ね? 」
「 へェ? ---んー、おめぇに気ぃ 使ってくれてんじゃ
ねぇのかィ?---何時見たってお前ぇ、寂しそうだって
酒飲ませりゃァ あいつ平気で垂れ流してんだしよォ? 」
( …過去の鬼との酒飲み対決に不正の疑惑… )
「 少なくっても 此処の主サマァな、フツーの
魅力にゃァちょっとばかし、飽きたらしーし
---そうでいいかもなァ、さて もぉ良いか? 」
「 ...えぇ、そんなにバレバレ?寂しそうだって、分かりやすいのかなぁ....
.....うぅん、それに関しては難しいなぁ ....証明するのは、うん .....まぁ良いや! 」
( とても昔に感じられるそんな事も 一旦置いておき
....抜け出そうとする 大きな腕から )
「 ....うん、もう大丈夫だから離して欲しいなぁ 残念ながらこの私にもふもふは搭載していないし ..変身すればあるかもしれないけれど
...とにかく飽きさせないように楽しませてあげよう! ...と、私は思ったから、頑張るね 」
( 少しもがけば 笑んで離す、…もう心配もない )
「 おう --- もう心配いらねェように
しっかりお相手サマ捕まえとけよぉ?」
___もうしっかり者面しやがって…
:心の中、悟られぬように月夜は笑う
( ....羨望の眼差し ただ ...なれるならばこういう人になりたかった )
「 .....テホプさんもぉ、式挙げる時は呼んでくださいよぉ? 司会とか色々しますし!見てた全部を証言として言いますからね!! 」
( .....仮面は簡単には変わらない )
( でもそれが ......何方に転ぶかは彼女次第 )
「 おうっ ちゃぁんと来いよぉっ?
…さて、んじゃぁ… 」
( 砂原の何処か遠い方角を、見据え )
「 お見合いのお時間だ 」
「 ........ん、え?結構遠くまで歩く感じですかこれもしかして? ...楽して飛んでも良さそうなら、飛びたいんですけれど〜〜〜.... 」
( 見据えた方向へ向かうのだと思い、仮面を片手にホバーボードの様に大きくしながら其れに乗り行こうと.... )
「 ....ん、“お見合い”? 」
( どこか覚える違和感 ....もしかすると、もう此処へ来る....? )
「 おぉ 乗り気で助かるね 」
( 貴女を振り向く巨体、…それに留まらず
のしのしと近付いてきては… )
「 此処ってよぉ お相手サンの力で
常に迷いやすくなってんだ、元々砂漠だしなぁ
…だってんで、行く方角を決めたら…なっ 」
[ひょい]
_____軽く 彼女は貴女を持ち上げる
「 .....待って、少し待ちましょう、ね?方角だけ教えてくれたら自分で飛ぶからさっ、ねぇ!?いや待って、風圧で諸々消し飛んじゃうよ!?ちょっとテホプさん!? 」
( ....今からされる事を察したのか、口数が増えて大声を出し続ける こういう時 ...覚悟というものは簡単には出来ない ただ心臓が破裂しそうな程に脈数が高まるだけ )
「 .....そう言う乗り気じゃないんですよぉ!?人に飛ばされるってぇ、んなのキツイに決まってるじゃん無理だよぉ!? 」
「 まぁまァ 遠慮すーんなって!どーせ道中の
ワニおとこだのデカミミズだので悲鳴上げるより
たーんとマシだろーから--- っっ_____ 」
っっよぉっ! [フォォ______________]
( あ。…と言うまに、我が身は空の中
並み行く魑魅魍魎__ 悉くを避け…
行き至らんぞ 旧の待てる地 )
「 いや遠慮じゃなくて!?ジェットコースターとか無理な人は無理なんだよね分かりますぅ!?ちょ、ま ま__________ 」
_____________ぎにゃぁああああああ゛っ!!!!!?
( 大空に響くは悲鳴。仮面で顔面が隠れているか
風圧は防げるもそれでも強烈 ....真っ直ぐ一直線に向かう ...噂の旧神が待つ地へと
失神し無いようななんとか意識を保ちながら....とある旧神に次会ったら悪戯する事を決意する )
________砂漠横断の空
( …凄まじきは正に魑魅魍魎の幕返る地上 )
優に3mは越すであろうワニの大男
砂丘より現れては全てを呑み込む 甲殻と棘のミミズ
鉄製の巨大アリの群れ…
____が ただ獲物の通過する空中をしょんぼりと眺める
( 手が届かない。 )
( .....まるでアトラクション 風を突っ切る感覚と言いとても気持ち良い筈だろう ...最も 苦手では無い場合に限るが )
で 付喪神の彼女はと言うと_____________
ひぃいいいぃい゛い゛い゛っ!!!!!?
無理無理無理無理無理無理ぃいいい゛!!!!
死ぬっ、死ぬこれ、やだぁああああ゛っ!!!!!!
( .....絶叫 )
( 速度が速度 ...下手したらそれだけで気絶とかしてしまいそうな程に強烈 手が届かないと分かって居ても ....怖いものは、怖い )
(_______30秒ほど 後___)
[ボォォーン]
___:忘却の廃遺跡:___
( 生きとし生ける生易しい気配は既に忘れ去られた
…荒涼に沈む過去の栄華を残した遺跡群_____ )
______勢いの切れてきた所で… この場所へ …
「 ...っと、ととっ とおぉぉおおおおおっ!!! 」
( 勢いの失速してきた所で 背景も落ち着き ....見せる景色は其れは其れは ...気分の落ち着く様な 何処か古ぼけた場所。
生きる気配を過去に置き去りにして 仄暗い世界が ....辺り一帯に広がっている )
( 減速して来た所で ..着陸態勢に入る付喪神 仮面をソリの様に広げては空中で ...その上に乗り 空気抵抗を減らして ....落ち着く様に )
「 ......あ〜 なんか ....実家?の様な気がするぅ 」
( 元は古い仮面 ....懐かしさを覚えて 先程までの道のりの恐怖は簡単に消えた
...感情の動きが 揺れが激しいのが付喪神 仮面としての ....彼女だ )
(_____行く道、示された進む場所など何処へも知れぬ)
…歓迎か、拒絶か… 如何な思惑故の沈黙か…
(___静けさの中で ただ砂塵の散る砂漠としての景色)
: … ……何者か … わらわが域に…何の …
____砂中 …その辺りより響く 超然とした小さな声
「 .......所謂自己紹介って奴だね?ただ ...人の名前を聞く時は先ず自分からって言うよね! ...ギブミーユーアーネーム! 」
( ...人の声。それが聞こえただけで安心する ....一番怖い存在だって知っている筈なのに。
仮面を装着しながら堂々と胸を張り ...ちょっぴり偉そうに )
「 まぁ何しに来たかって言ったら ...貴女を退屈から救いに来た! .....どうこれ、カッコ良くない? 」
( ...緩やかな笑み それで居て楽そうにその場でくるくる回る )
(_____砂が僅かに揺らめく)
: 衣の…… 砂殿… …… 翁… … デー…モン……とも…呼ばれる
わら…わ …… 砂城… …の…… ヌシ… …な…り…
( ……………響く声がはっきりと… しかし、途切れの間は
…… ……傷付いたように…… 響くようで… … …… )
_________だ…から
『:降りて……くれ…る…と………たす…かる……』
( ………砂にしか見えない…貴女の踏む、地面が蠢く )
……………………………あ
「 ....これはその 申し訳ないね、本当に ...大丈夫?痛くない? ....お、重かったと思うし御免よ! 」
( 仮面を座れる程に大きくしては ....【 浮遊 】 を使い その上に飛び座る 見下ろす形にならない様にしっかりと視線は合わせる ....難しいから手を差し伸べる )
「 私の名前は 「面皮赤仮 」えっと ....初印象は最悪だけれどよろしくね? 」
_____さらさらさら…
(__びみょー…に、足元周囲の砂が蠢き… )
『:… … …赤、皮…… …分かった……
… ……それ…で、さっき… …わら、わの…
…なに、を…たす、け……る…と…? 』
( …砂の…衣?… 布状、砂を被った何かの下で
…黒、や蒼くらいに… 幼めな目が覗いてくる )
「 .....おぉ〜 ....眼ぇきれ〜〜〜 .... 」
( 浮遊と言っても高度は低くたった10cm程度しか浮かない ....なので目線は丁度合う
......ドンピシャ感が強く湧き上がる )
「 ....ん!退屈!!んっとね ....まぁ暇とかそう言う事! .....私といれば中々楽しい日々が送れるよ!!
...なんかそう言うサービスみたいだけれど違うからね! 」
____ささささ…
『:__きひっ』(…砂の布が僅かに揺れる)
『:それは… わら、わもわかる… 此処 に…
電話、…な、んて…な…い…… と、す…ると 』
『:贄… でも、ない…… … …か、かの…じょ…? 』
( 先程から砂地に広げた布から下… 其処で覗く眼
貴女の声に感情を込める、そんな様子が見て取れる )
『:ち…違うか… きひっ 』
( ....砂衣の纏う独特な雰囲気に既に夢中 頬杖を突いて笑みを浮かべる本体 )
「 ...それはまぁ 不便そうな まぁ贄じゃ無いよ!私は簡単には死なないしね? .....物理的な意味で
ん、で ....彼女かぁ ......う〜〜んっっ 」
( ぐで〜っと仰向けになり今にも落ちそうな位上半身を仮面からはみ出させる .....少し記憶をフラッシュバック )
『 一生とまではいかないけれど ...長い関係でいきましょうね 』
『 運命の相手なんだよ、お前は。____が絶対に離れないから安心しろよ 』
『 大丈夫、____がついているから .....赤仮は彼女だからねぇ 』
『 安心してよ、絶対に “ 私様 ” は赤仮を見捨てない ズッ友だからね? 』
( .....結局は能力目当て なんて事は多かった。上辺だけは綺麗な言葉を吐き捨てられた。
...それでも精神が挫けなかったのは 彼女自身が強いからって言う事と憧れの人“達”がいたから )
「 ...其れも良いかもね!私は貴女に対して悪く思わないし! 」
『:わらわは… ちょっと、だけ… …わ、るく…思う…
… …初、… 対面… だけ、…ど… …ふ、…踏まれたし…きひっ』
(笑っているような声、揺れ… 衣の上に溜まった砂が落ちる )
『:ァ… で ……で、も… 赤…皮、… さみ、…しそう…で
…親近…感?… 沸い…てる、…かも… …ど う、かな… 』
( 言い終えれば …気まずそうに、砂衣が揺れる )
『:きひひっ… …ァ、ごめん… 笑い…方… キモくて… 』
「 う〜ぁ ...あちゃ〜っ 其れに関しては本当にごめんね? 重かったよね私ぃ ... ......ん〜っ じゃあその代わり可能な限りお願いは聞いてあげるよ? 貴女の悩みも解消のお手伝い ...してあげるっ! 」
( 明るい笑み ...其れこそ自分が何をしたら良いかと言うのが分かっている様で )
「 ....う〜ん、キモイかな?私は普通だと思うよ?結構そんな感じの笑い方するしね〜っ .....んひひひ ...あ、ほら!私もこんな感じの笑い方だし!と言うかこんな感じの笑い方ってとっても多いし気にする必要はないよ! 」
( 揺れる砂衣に近付いては ...両肩ぴしぃっ 掴んで静止させる )
「 ......まぁ私的には悪くないかなぁって思ってるだけだから気にしないで?本人の気持ちを一番尊重するから! 」
『:[びくっ] ふひッ… 』
________ざざざぁーー---
( …肩を持たれてびっくり。__砂から体をゆっくりと… )
____頭に被った背丈ほどの黄土布
( 布は前側、…前から見る部分以外を覆っており
じゃぁ、と前から姿を確認すると… )
『:い、…いきなり…さ、わる…の … や… やめてほしい…かな』
( 視線を逸らして恥ずかしがる… 顔は黒達同様幼げで
布帽子から垂れるくすんだ金色のポニーテール、…服装も…
砂漠の国があるとするなら、…お姫さまはこんな格好だろう )
(__自分の両手を握ってぎこちない半ばの赤頬で笑顔…
…何秒か掛けて… 赤仮の眼を、"見上げる"上目… )
『:ぅ、… ミー…って… ジメジメ…してるし… ふひ… 』
「 ........ 」
( 付喪神の行動な が その眼を見た瞬間 .....布を捲りその顔をマジマジと見てしまう ...其れ程の美貌
幼さは残るが其れがまた良いアクセントを醸し出しており、ただただ .....自身にとって とても好きな容姿端麗な姫が其処に居た )
( ...数秒の思考停止 )
「 ------------はっ!?あっ、ごめんねっ!?いや私としては本当時間も忘れちゃいそうだったから危なかったよ....
....ジメジメしてる? ......してるかなぁ 私はそんなに気にならなかったし 其れも一つの個性でしょ?だからそんなに怖気付くの ....ネガティブにならなくて良いんだよ!! ....と私は思うな うん、飽くまで私個人の意見 .....海に落とした一滴のインクみたいなちっぽけな物だから ....受け取り方は貴女次第だよ? 」
( ....急にめっちゃ早口 )
( ....両手を名残惜しそうに離しつつも其の目は輝いていて ....心底嬉しそうと言うか楽しそうで )
「 .......んひひひっ、うん ....なんだかとっても良い感じ! 」
『:ひっ…ひっ… …ふヒッ… …ふ、ふふ…… 』
( 独りでに布が動き、…小さく"カシャカシャ"と音を立てつつ
ひきつり笑顔、紅潮に…恥ずかしさに汗も流し始めた
…"砂衣"の、唯一姿の見える前側を覆ってしまう )
『:…ぁ…赤皮が… す、…好き… な 喋り方… …なの…は
分かっ、…た… ぁ、…あと… ふ …ふつう、に… 』
( …僅かな布の間から覗く眼 )
『 赤…皮… … も、…り リア充出来…そうな…
… カワ、…イイ… と… 思う… …ゃ、やっぱり…
この …喋り方、キモいかな…?…ち 違う…よね 』
( …… 性格面、…悪い奴ではない。
…ただ、テンポが物凄くぐだぐた )
( ...一度暴走したテンションは簡単には治らない )
「 んな訳ないんな訳ない!貴女は私を勘違いしてるよ! ...髪の毛なんか無駄にカラフルだしこの面も偽物だしっ、全部全部私は作ってるからっ、“本当の私”じゃないからっ そう見えるだけなんだよ! ...でも それが悪いとは思ってないけれどね? そっちの方が色々と便利だし友達とかは出来やすいのが分かったし!
....そ・れ・で!喋り方だけれどとっても可愛いと思うよ!キモくなんか無い!と言うかそんな事言う輩が居たら私が特製の 【 規制済み 】 するからね! ....兎に角私は貴女好みな訳! ....と言うかごめんね思想が纏まらない、今脊髄反射で喋ってる感じ! .....なんでだろ こんなの久しぶりだなぁ 」
( ....一番最近は其れこそニャルちゃん達旧神が赤城に住み始めた時 ...何処か惹かれる部分が有るからこそ 相手に夢中になる )
[ なでなで ]「 ....んっ 恥ずかしかった?無理させてごめんね? 」
( 衣の上から頭を撫でる ....心配する様な表情 仮面は腰に掛けて怖がらせない様に )
_______面皮赤仮とザレッド・イニールは似ている。
_______その理由は 赤仮が真似しているから。
もっと言えば_________憧れを抱いていたから
『:[ベヌゥ]ふひッ… 』
( 撫でられ …驚くのは、…恐らく両方
やたら…"砂衣"が強い粘着質で手から離れない。
…その上、衣の下にある… 感触が… )
____まるで甲殻でも触ってるような
[キシ]
( 硬直する"砂娘"の被る"砂衣"。…少々
…それが動いた気と… 何か聞こえた気… を、思わせる )
『:[プルプル]… …ふ、ふひっ… で、でも … …
赤皮… は… …承認… し、て…欲しそ…うな、感じが…する… 』
( 顔を… 出す、が 横に微妙な加減でずらして
直視はしない 恥ずかしい。… )
「 .....ネバネバな服って何とも独特な ...仕組みが少し気になるかも .....ん ちょっと待ってね 触れたら嫌なのにごめんよ?やけにその ....強いね この粘り気... ... ....(亀みたいな、何とも ....うぅん やっぱり旧神?って分からない事が多いなぁ.... ) 」
[ ギュム ][ グィイッ ]
( ....果たして 其れが本当に気の所為だったかどうか ....確かめる為に砂衣自体を軽く摘んで引っ張る
甲殻自体の感触も気になり謎が多い中 ...好奇心の塊の様な眼を輝かせながらスキンシップ ..... )
「 .....そうかなぁ?私はこれでも普通だし、結構そう言う欲求は無いよ? ......うぅん、うん、無いね、無い! ...だから安心してよ? ....うん 本当に大丈夫 」
( 顔が出されればそこまで ....と自身の価値を疑う ...砂の中に居たにしては肌も綺麗で見た目も良い
......堂々と直視する )
「 大体見てよ!私みたいな明るくて優しくてもう天才な『寂しい』私にそんな感情あると思う? 」
( ....トーンの変わった一声が混じる )
『:あ、…ちょ…っと …赤皮…ちゃ… ぁ、…… 』
___引っ張り 千切れず頭から足元を覆う"砂衣"の下…
[ キチ キチ キチ ]
("砂娘"の頭上… …赤皮を覗く6の複眼❗❗ )
[キシャァー!!!]『あっ あっ…』
( そのまま… "頭上の何か"が赤皮に向かって威嚇する!
慌てるも反応が追い付かない砂娘を他所に露にした…その姿 )
_____拡げた8つの脚 細長く砂娘の足元まで届き…
"黄蜘蛛糸"で編む布状の…"砂衣"を脚で拡げ
砂娘の"ベール"として自由自在の動きを見せる…
…黒の"蟲義の黒衣" …蒼の"知奪魔 ブレイン"
…"装備獣"に相当する… 頭に乗せた巨大蜘蛛❗❗
______"サブレアス"
『:ぁー ぁー、駄目…駄目… 駄目だから…いい子だから…』
[キシャァァ!!!]
( 平べったい背中甲殻を触られて怒り散らかす蜘蛛… )
「 .....成る程 蜘蛛ちゃんだった訳だ ....これは御免よ? うんうん 嫌だったよね ....ごめんよ? 」
( 正体が判明しては慌てて手を離す ....巨大蜘蛛 の文字通り ....身長を越える様なサイズ
....中々度胸があるなと感じる 普通の人ならばこう言うデカいのがいる ましてや頭に乗せると言うのは拒絶感が大きく湧くだろう )
( 秘められし何かを感じる )
「 ...凄いなぁ 思ってるよりも ....度胸があるんだね? 」
( 威嚇にビビる様子は無い まだ可愛らしいと感じる .....だから笑みは絶えない )
「 ...こう言うマスコット的なのってちょっぴり羨ましいかも 可愛く見える 」
『:"サブリナ"…サブリナ… 落ち着いて…悪気はないんだ… 』
("サブリナ"と呼ばれた巨大蜘蛛… 意外にも、謝罪を
受け入れ、主人の言葉もあり 怒りを沈めては
頭を引っ込め、脚を下げ… "砂衣のベール"に状態を戻す )
_____再び 前側が開いて… "砂姫"の顔と体は見える
『:__えへへ… サブリナ…かっこいい、から… 』
( やはり …視線を逸らして言葉だけ )
___あ でも…
『:あか…皮、ちゃん…も 凄いよ… … ほとんど…
驚かなかったし… …、…でも… 何で、
…寂しい…っ…て? 』
「 .....うんうん、カッコいい! ...正直ちょっぴり羨ましい 仲が良くて! 」
( ....楽しそうに話を続ける ....変わらず視線は砂姫の顔一直線
...もう触らない様にしてはいるが 其れでもなんだか化粧とかを教えたりしたい様な .....気もする )
「 .....せきか、って呼んでくれると助かるな?あかかわじゃなくて ....うん、よく間違えられるから仕方ないけれどね!!
....うん?寂しいなんか言ってないつもりなんだけれど ....言っちゃってた?なら、ん〜と、気使わせちゃってごめんね!! 」
( 無自覚 )
「 .....こんな楽しい時の中を寂しいなんて言う訳無いじゃん、ねぇっ? 」
( 本心 ....だが )
[ ムギュウ ]
( ...蜘蛛に嫌がられるのが分かっている筈なのに思い切り抱き着いてしまう )
『 ぁ ぁれ、… き 聞き間違いだったかな… ふひ… 』
( 段々、話しやすくなってくるのを感じ
溢れる笑みも、少しずつ数を増やし 蜘蛛は揺れる )
『 …そ そう そのとおり… …だ ね、せき…ちゃ… 』
[ピョン]___サブリナが察知し 直前で跳ね避ける
( 全身 …包むベールのないふつうの砂姫 )
[むぎゅぅ] 『 はうっ 』
「 うんうん、聞き間違い聞き間違いっ!!そんな変な事私が言うと思う? 」
『 私が悪いんだよね 』 『 また居なくなるんだろうな 』 『 可能なら、ずっと一緒に 』 『 羨ましいなぁ 』『 嫌だよ、居なくならないで 』『 気軽に接せる様な そんな人が 』
________欲しいなぁ [ ギュゥウウウッ ]
( ...包む蜘蛛が居ない素の砂姫を容赦無く 仮面は抱きしめる
....その間ずっと漏れる 聞くに堪えない苦しい言霊 ....止めなきゃ駄目だって言うのは理解している でも
...吐かなきゃ止まらない 此処でこういう事をしておかないと また傷が深くなる
...浅めの傷にする為に、退かせれば互いに嫌な思いをしなくてするから )
(____人形のように動かない目)
("負い" ___呑 む --- "暗ィ言葉" 呑ム 黄衣)
吐く息が悪なろに沈み込め心____
ヌ ム ぬむ ぬむ ヌム ヌム ヌム
キゅ u ニ 在 rI テ HU 化 く
___kA レ 破 す ベ手 呑 mi コ MU
ずっと ずっと ずっと
(:言葉:)を呑み続ける
______垂れ流れる
悔い 焦燥 悲しみ 不安
ナ - ニ - モ - カ - モ
__________________
(____仮面の落とす"負"、際限なく呑み込み)
___________あ、れ?
何故か羽毛みたいに軽くなった心に 違和感を覚える ...あんなに愚痴を、悔いを、嫌な記憶を吐き捨てれば更に心は重くなる筈なのに
「 .......もしかして 」
[ ジィッ ] 「 ...貴女がしてくれた、の? 」
( 抱き締める力が緩まり ....少々密着具合が離れて 軽く身動きが取れる様に
その綺麗で 瞬き一つしない目をじっと見詰める )
「 .... 」
( ........感情が 軽い )
『_________』
(____深く 沈み混む濁黒を __眼の底へ沈めるように)
____"黄衣"の旧 は …応えない … 眼を開き 眠るよう
[シャカシャカシャカシャカ]
____砂上を進み近寄る軽くも重くもない音
「 .....こう言う時はアレだね ....“一体何者なんだろう、この子” ...って言う方が正解かな?
......有り難うね? 」
( 返事が無いのを良い事に ....ぬいぐるみにやるみたいに感謝の抱擁 ....だいぶ強め )
( ちらり、音のなる方へと視線を傾ける 敵であったのなら ...守る義務がある 恩は忘れないうちに返すべし )
「 ........ 」
( .....もしかしたら、旧神の“装備獣” には法則性があるのかもしれないと仮面は微かに思い始める ...が、今は兎に角 )
「 ...ゆっくり休んでね 何かまだ分からないけれど、ありがとう 」
( 僅かな衝撃。…僅かな反応
…眼を開いたまま、の… )
『[むぎゅ]』 小さな声
(尚も近寄り …暗がりから現れる)[シャカシャカシャカシャカ…]
_____サブリナが戻ってきた。
( 触角(?)を擦り合わせ …様子の落ちた砂姫
…軽くなったセキカを見回し、暫し首をかしげ )
[シャカシャカ]___ [クルクルクル]
(__セキカを一瞥し、ゆっくりと二人を…
…纏めつつも窮屈は無いように"黄蜘蛛糸で包む")
___作業が進むにつれ …砂姫はセキカと密着する形
( ........困惑 )
「 .....えっとぉ〜、これ、暑くない? ...と言うか大丈夫?変な匂いしない? ......意外とこの糸頑丈って言うか便利だねぇ ...私に教えて欲しいぐらい、だよ 」
( ....其れでも変わらないのが仮面らしい 多少気にする点は有るものの其れでも余り変わらない
....不満と言う物は脂肪になって現れていた様で 文字通り体が軽くなった ...みたい )
[ ビヨンビヨン ]
( 糸を弾いて軽く試す .....確かにこれに包まれれば防御としてとても良い .........と、思えば此処で )
「 ....あれこれ大丈夫!? 」
( ...ちょっと嫌な想像 )
[クルクルクル][ シャカシャカ ]
( 蜘蛛に応える言葉はなく、せっせ せっせと作業は進む )
__________数十秒ののち
( 二人を包む スペース余りの蜘蛛糸玉
…以外と、内側はべとりとした感はないが
糸の質は、ちょっと固い。… )
変わらず、… 砂姫は眼を開けたまま
______ひょい と今度は蜘蛛糸玉を背負い…
( なるべく、揺らしを抑えながら )
[スササササ…]___器用に砂に掘潜り始めた_
( ....思っているよりも蜘蛛糸が頑丈で 少々空いた自由な空間 ....其れでも、その中に2人きりと言うのはどうにも ......話題が無い限り基本的に気まずい )
( .....おまけに蜘蛛糸玉の中まで振動は伝わって来ず 快適な移動方法
気を抜けば眠ってしまいそうなほど ....それ程までに、蜘蛛糸 .....もとい、蜘蛛の性能が優れているのが分かった )
「 ........ 」( 人差し指グルグルと眼を開いた砂姫へ 蜻蛉にするみたいに ....目回し攻撃 )
( ....それでも反応しないのなら “やる事”は決まっている )
[ クルクルクル... ] 「 .....もっしも〜しっ、起きてる〜? .....良いのかな〜?私ちょっと色々アレコレしちゃうよ? ......それでも大丈夫? 」
「 ......あぁ、性的な事はあんまり、しないよ? 」
[コロ…]__反応…なし わずかな揺れに体が揺れる
(瞳を染める濁黒は若干、薄れてきている)
______[シャカシャカシャカシャカ]
( … 大分 潜った筈だが …未だに潜行は続く…
しかし蜘蛛に疲れは見えず、…その速度は緩まない )
「 ................ う〜〜ん、何だろうなぁ ....この地底奥深くまでって感じ、中々ロマン溢れる様な .....ちょっと怖い様な 」
( 外が何処まで沈んでいるのか分からないが .....少しずつ酸素が薄くなってきた気がする )
「 ..........[ ぐにぃ ] 」
( ....仮面は 自身の頬を引っ張りながら舌を伸ばして白目 ....つまり変顔 )
( ....砂姫の変化に気付いていない )
______その僅かな時間を割く 軽い落下感……
( 蜘蛛糸玉が緩み 隙間は開く…空気と共に外の景色… )
[ボォォ―ン]
___:黒檀の地下街:___
砂丘の下に息づく淡い黒の街が拡がる…
( サブリナは上層より落下し、脚を広げて間にある
"砂衣"を用い 滑空する… 何処を目指すかはいざ知らず )
「 .....んっ....まぶし .....お? ...おぉっ!?ぉおおおおおおおっっ!!? 」
( 蜘蛛糸が解けて指す光に一瞬目を細めるも ...辺りに広がる光景 地下の繁華街 ......想像以上
何だか ....ちょっと古い雰囲気が逆に親しみやすくて 仮面にとっての ....実家の様な安心感 )
「 ...んねっ、ちょっ、ど、何処行くのぉーーーっ!? 」[ グイィィッ ]
( ....滑空するサブリナ 追う仮面 ....地味に片手はしっかりと砂姫の手を握っていて )
追い縋る仮面に視線はない …が 目指す場所はある
構うこともなく サブリナは奥地… "丸型の建物"へ。
___空間も奇怪であれば住まうものも奇怪
(黒い街を根城に闊歩する 蜥蜴の人間じみた何か
そもそも生き物に見えない黒い何か、形容しがたい何か)
( …馴染みの深い"形"を持つ 蜘蛛は親しみ易い )
___主の目覚めぬまま
[ボォォーン]
__:黒卵の小宮殿:__
( 着する …球形に近い建物の門 )
「 ....なんか、本当安心するなぁ 」
( 街に住む ..?人間に似た、しかし全く別の者達を見てはより ...自分は此処が故郷だったんじゃないかと記憶が捏造されてしまいそうな程 居心地が良い
....魔物でも安心して過ごせそうな様で )
「 .......ひっろいな〜っ、しかし 」
( 視界フル活用して全部の景色を収める ....暗くて黒くて 普通なら近寄り難いのに ...何だか今は心から、寂しさが紛らわされる )
〖:城下街以外含め全体面積約300ku、事実此所は広い:〗
(…見れば サブリナの脚節の間から伸びる黄蜘蛛糸は
砂姫、セキカの胴体に見えず しかし強靭に巻かれていた)
___黒檻のような 緻密な造りの門が開く…
( …サブリナは先々と進む )
「 ......此処なら .....いやいや、流石に其れは難しいかな 」
( 一瞬仮面の脳裏を過ぎるのは ....此処ならば魔物状態でも苦無く過ごせるのでは無いか、と言う疑問
.....まぁ、それはそれで楽だけれど、やはり馴染みある方が..... )
( 今はそんなことより )
「 ちょっ .....あの蜘蛛本当止まる素振りも見せないなぁっ....! .....鬼ごっこって感じぃ....だ、ね! 」
( 駆ける、走る、進む ......チラリと開いた門が視界に入り .....監獄?と言う考えが浮かぶも ...其れよりも先へ先へと進むサブリナちゃんを見失わない様に )
( ....その“糸”に気付く様子は無い )
〖:__奇形ある無しで取って食うの差もない
だが試すのは後にしろ お嬢様に謁見の途中だ:〗
( 僅かな気遣いか 歩む速度は緩まりを見せ
…ある程度は周囲を見渡す余裕が生じ始める )
…監獄を思わせる重い景色の先
___急をして射す光 …極楽が如き景色を__
__砂は象る 砂丘を探せど 見つかりはせぬ薔薇の姿を
__水は拡がる 希なる故に 壮麗なる砂漠のオアシスを
__緑は繋ぐ 確かと強く 生命の証したる草木と花を
_____僅かな光は彩る …砂漠の夜に現れる神秘を
___砂漠の"宮殿" __かの者が造りし"創造の美"…
( …浮き世の如し世界を渡す、"粗い石の橋"。
砂蜘蛛は丁寧に先を行き …無言のままに客人をもてなす )
「 .....ん? 」
( 思っているよりも色鮮やかで観光名所みたいな景色に目が行く中 ...確かに聞こえた声に首を傾げる
....今の声は 誰 だ? ....蜘蛛? ....もし蜘蛛が喋れるのならば、今までの馬鹿みたいなワーワーギャーギャー騒いでいたのも丸聞こえという事で ....其れはもう、恥ずかしい事に )
「 ....ま、いっか! 」
( 蜘蛛ならば他に言いふらすとかそんな事考えられないし ....ましてや其れが自分なのだ、何を今更恥じる必要がある )
( ...再び仮面は見る、観る、視る ) その不思議を、神秘を感じる .......籠から放たれた鳥の様に、地下に広がる此の大地を ....楽しんでいた )
(___見楽を広め ゆっくりと歩みを進めれば )
___遠方へ 見やる純白を纏い聳える __美麗なる宮殿…
( …砂蜘蛛は疑いもせずに進む …
どうやら、目指す場所は …夢見るような場所らしい )
〖:時に貴様 セキカと言ったな:〗
〖:邪な眼は消えたが お嬢様をどう思っている?:〗
.........しゃ
「 喋ったぁああああっ!!? ....いやそんな驚く必要も無いか 」
( ...驚愕したがすぐに平常に戻る 飛んで飛んで進んで進んで ....蜘蛛に着いていく
....次はどんな所なんだろうかと、自然に期待が高まる ......この場所に来て早数分、すっかり虜になっていた )
「 ....どう思うって ....可愛い! .....って思うのが一つ、優しいって思うのが一つ ......心が温かいなって思うのが一つ!...ベタ褒めだけれど私と本当に関わって良いのかなって思うよ、本当に ....暗いけれど綺麗だもん 大丈夫?私といて汚れない? 」
〖:わら… 我からすれば貴様の仮面がおかしく見えるが:〗
_オアシスの森_…純粋なる生命の源に恵まれた森を進む…
__果樹の類いも並ぶ深緑の空間 …漂う香りをも 美味とする
( …中々に 宮殿への道程は遠く、…飽きぬ旅は続く )
〖:なれば我が背甲を撫でよ:〗
〖:我が甲 お嬢様の僅かな心写し…貴様の疑問の答えとなる:〗
(___砂蜘蛛の背__"黄衣"を外し… 鈍色を放つ滑らかな… )
「 ん〜....この仮面はね、説明するとと〜〜〜っても長くなるんだよねぇ...それくらい思い入れは強い特別な物 ....私を鏡に写した様な代物だからね!! 」
( 身体が疲れる様子はない ...脳内にエンドルフィンが大量に排出された、『ランナーズ・ハイ』と呼ばれる状態に当たっていた )
とても、とても楽しくて面白くて、本当に ....来て良かったと思えている。だからこそ ....落ち着くって事は難しく....言い切る頃には既に黄蜘蛛の背後へ____
「 ん、こんな感じ? 」
( 気が付けば直ぐ隣にまで来ている仮面 .....ゆっくり優しく 背中を撫でる ..想像より固い そして不思議な.... )
「( .....骨?みたいな感じ )」
[ピクッ]
キシャァァァァ!!
( 失礼甚だしいといった様子で砂蜘蛛は振り向き
前足を振り上げ、セキカを威嚇する____ )
〖:ぷくく…ふふ…:〗
「 ....うぇ? ...あれ?え?な、撫でたよ?なんでぇ? ....えぇ?ちょっと待て、嘘ついたのかサブリナちゃん?んん?? 」
( 威嚇に困惑 謎の笑い声にもしやと思えば言いがかり ..... 何故かシャドーボクシングで威嚇返し )
( ....心が読めるって言うのを早くも忘れていた )
キシャァァァァ!!!
( 怒り千万、…オアシスの傍ら 低次元にも…
仮面と 蜘蛛が威嚇をし合う… 蜘蛛は、真面目に。)
〖:__ふはは、愉快愉快。…さて "サブレアス"…:〗
( _実名を呼ばれた砂蜘蛛、セキカの背後へ視線?を向け_ )
〖: わらわの余興に巻き込んで悪かったの、どうか
そこの、セキカとやらを恨まぬように計らえぬかえ? :〗
( …浮かぶ仮面の上で頬杖を付く 砂姫の口より響く声 )
__声色は同じく …しかし込める感情は超然と
__堂々の笑みを浮かべる強者の… しかし無音の風格
_______黒く染まったままの瞳
〖: おぉ、そなたにも詫びを入れねばのお
…ようこそ、わらわ達の領域へ _ま、余興よ
あまり恨んでくれんでおくれな?かかかっ :〗
「 .........ん、ん、んんんん??ちょっと待って下しぃね?理解が追いつかないんですよ、ちょっと、うん、ちょっと待ってね?? 」
( 声の聴こえた砂姫と黄蜘蛛に ...何度も見返す 瞬きをしたり ....頬を摘んだりと 今更ながら此れが夢じゃ無いかと思い始めていた )
「 ( ...整理しよう、ん〜と?先ずこのサブリナちゃん...じゃない、サブレアスちゃん?はただの蜘蛛 ..ただのでは無いかな、機動力の凄い蜘蛛なんだよね ....
で、気絶と言うか寝てたと思ってたあの子は実は起きてて今までのセリフも全部あの子が言ってた?と言うか性格変わってる気がするよ?あんな感じだったっけ?う〜ん、う〜〜ん??? )」
[ プシュ~~... ]( ...頭から湯気が出る程の困惑 )
「 .....取り敢えず!....目玉、いる? 」
( 瞼を開いてギョロ目 ....何故その選択になる )
〖: かかかっ いや、物貰いにわらわの判別は
混ぜられぬでなぁ __しかし、美しいものよのぉ :〗
[さしゅっ]
( くるりと砂姫?は身を踊らせて地面に降り立ち… )
〖: そら、ほれ ゆくぞ? 積もる話も外ではつまらん
聞きとう思う事は___ もてなされながらにせねば! :〗
( 砂蜘蛛を再び頭に乗せ、"黄衣"を纏いて
…誘い、歩く宮殿への道 セキカを導く先… )
〖: 少なくとも取って食いもせぬよ
__"彼方"は気に入っとる様でな! :〗
「 ...こ、混乱に混乱を重ねがけちゃうのやめて貰えると助かるんですけどぉ!?もぉ今ピヨピヨって頭の周りにひよこが飛んでる気が ....あぁカオスだよぉっ!! 」
( 最初の暗めだった所から打って変わって高貴な雰囲気を保つ ...“砂姫”の名に相応しい相手に二歩三歩程下がりながら後ろを歩き )
「 ..........こうなれば後で私にしか出来ない事を見せて沢山驚かせてやる! 」
( もてなす事 ....それに反応したのか鼻息を荒くしては両手を高く上げ ....降ろす時にはもう 明るい仮面の笑み )
( ...仮面の回収は忘れずに 元の顔サイズに戻しては腰にセット )
[ボォォ――ン]
__:マーヴル・パレス:__
___小さく 砂漠を隔て… 蜃気楼を思わせるように
___その城は立地する_…
白い __白い__白い__ 純白に静かな明るみを持つ白石__
___柱の1つ 壁の角に至るまでに満遍なく施された刻印
__ 何処へ__ …あるいは 過去へと来たように思わせる
___"大理石の城"___
(__重々しい門を開き 中へと足を踏み入れれば… )
〖: かかかっ、続けてようこそ我が城へ__
客室は彼方だ さぁあと少し歩くとしよう :〗
( 白樺、…香りのよい木製建築に包まれる…
…凝ったようなインテリアは無く、…妙なまで…
___"順家庭的"な雰囲気へと変貌する… )
〖: 所で客人よ、セキカと呼べばよいかな?
まぁ よい。__貴様の在住する城に見劣りはせぬかな :〗
「 ....中世の城って感じ....と言うかオッッシャレ〜...こう言うのはやっぱり憧れるよねっ、とても好きだよ!! 」
( 刻印をチラリと見る ....ビッシリと隙間無く入れられた其れがどうにも気掛かりでしか無い ... いや、無かったと言おう
そんな事は次の事実に吹っ飛ばされる )
「 ...え、え、えぇ....? .....洋と和が一転した? ....いや、此れは何方かと言うならば ....此方の方がらしいって言うか 」
( ....しかし何方かというならば木の匂いは落ち着く ....鬼や猫も同意見だろう その点に関しては )
「 私の所とはまた違うけれど ....うん、此処も素敵! ....まぁ私の所ってあの人が骨組みとか肉付けとか結構やってるしね、後はザレッドが工夫して ....だからまぁ、一概に同じとは言えないかな?見劣りは全然してないよ! 」
( ....安心感からか疲労がどっと襲って来た .....後少しを踏ん張る 足は震えるが力を込める )
〖: __疲れが過ぎるかな?客人よ
しかし休める場所はまだであるぞ :〗
( 廊下を暫く進んだ先___ )
__:B1 客室:__
( …そう タグが付随する部屋… )
___ソファ×2 …それらが挟む場所に長机
___観葉植物としてか 巨大なサボテンと花が角に…
___カーテンで隔たれた… 淡い電灯付きのベッド
〖: して!__此処が貴様との交流、進展の場となる
しかし御疲れだな、客人 セキカ__ さぁ、どちらを?:〗
( ソファに腰掛け …ソファ、若しくはベッドを促す )
「 ....良く良く考えたら 」
「( 色々吐いて、泣いて、叫んで、笑って、楽しんで ....遂にはこんな所まで 短い様で長い時間だったなぁ.......さて、問題は帰れるだろうか? とつくづく思う ....帰り道は覚えてないんだよねぇ ....景色とかを楽しむのに夢中で ..... )」
( ..色々な考えが脳内を巡る中で部屋に到着すれば思いっ切り身体を伸ばし ....迫られる二択に悩む素振りも見せず )
[ もふん ] ....脚いたぁい
( ベッドにダイブ ...したかと思えば )
「 よいしょ 」( ...ソファにゴロゴロ転がり上に乗れば急に止まる )
「 さてさて!宜しくするね? 」( ...そして元気に )
……………
( …砂蜘蛛は頭上から飛び降りる
棚に上り、置物のように動きを止める )
____砂姫 突然と眼を閉じれば___
( 薄れる___ "セキカの孕む闇"が気配。
消滅への容易さを感じさせぬそれを、…ほろろと
___砂のように崩れ去らせ… )
ぱち
『:ハゥっ… …ぁ、… お おはよ、…せ、セキカ…ちゃん 』
( …声色、動作共にたどたどしく…
そして ___セキカを魅せた 透き通る眼の… )
(はゥっ…間違えた…)
265:砂姫◆.s hoge:2021/05/13(木) 01:56(ご、ごめん)
266:面皮赤仮◆rDg hoge:2021/05/13(木) 02:05
...........ぎゅううぅ
( おどおどしくなった砂姫に急に抱き付く ....其の眼 ...暗い暗い闇みたいな眼も嫌いでは無いけれど やはり好きなのは 此の綺麗で宝石みたいな ...自然が溢れる目 )
「 ....おはよぉ、だね? ....んへへ、可愛い可愛い砂のプリンセスちゃんが戻って来てくれて私も嬉しいよ! ....ありがとうね 」
( 素直な感謝は薄れた闇を表して ....とめどなく溢れるは幸福感。
動かなくなった砂蜘蛛に関しても顔を向ければ一礼 ....そして最後に )
こつん ( 額と額を合わせる )
「 本当に有難うね 」
( ...その礼は頭に響かせる ....もう一つに向けた言葉 )
むぎゅッ
『:せ、セキカちゃ… …はゥぅッ__ 』
( 上げる声は悲鳴にも似たりよったり、
…抵抗は無いけれど、急に抱き付かれては
もっとおどおどとセキカを眺める位しかない。)
『:ヒッ…ふ…ふフっ… せ、…セキカちゃん… これ…
とつ、ぜんのリア充 …なの、かな…?…ふっ…ひ… 』
返す声は何処よりも… …前、以外には無くなり
__そろそろ自動的なにやけと驚きの表情に
やけどをしそうな赤の染まりが見えてくる…
「 ....相手の事を良く知りたいなら先ずは身体からって城の本に書いてあったから ....駄目だった?大丈夫そうならもっと触れ合うよ ....赤面とかとっても可愛いから私的にはもっと触れ合ってたいけど 」
( ....おどおどとした雰囲気に戻った砂姫を愛おしそうに上目遣い 満更でも無さそうな相手に少々安心しては ...返答が来る前に更に強く抱き締める )
「 ....後ね?寂しい時、触れ合ってると安心するから....
....リア充って呼ばれるの、良いかもぉ んひひ ....かっわいぃ〜〜.... 」
( ベタ褒めを続けながらにやけ気味 ....ちょっぴり悪戯もしちゃいたくなる様な )
[ひゅっ] 『:カっ… から、…だだ…っ ヒャアっ! 』
( 遂に真っ赤に染まる顔には硬直した尖りにやけ顔
高まる鼓動、体温。…ピタリと体は動かせず
ピタリと体は動かせずに、セキカのお人形となるばかり )
『:にゃ … にゃ …にゃ… にゃ はゥ… 』
( めの中もぐるりぐるり。 )
「 ......ん、可愛いぃ ...んへ、面白いよねぇ 貴女ぁ ....あ、名前で呼んでも平気かな? .....良ければだけどぉ 」
( ガチガチに緊張しているのが分かる程身体も固くて ....まだまだ柔らかくするのには時間が掛かりそう。
だったら、自分から詰める必要が有ると思えば ....仮面を軽く被り 眼を青く光らせる ....両手や身体の体温が下がり 冷んやりと冷たく気持ち良く ..... )
「 ふにゃ〜って蕩けて ...ゆっくりリラックス〜....ね? ........安心して、出来て貰えると ...嬉しいかな 」
( ぐるぐる回る方向に首も動かして .....ゆったりゆったり )
『:せ、…せ…せ、 セキカ ちゃん…
だ 大胆…すぎ …る なぁ… …ふひっ… 』
( 目の前。…もしくは体にいっぱいの柔らかさ。
落ち着けど落ち着けど …セキカの遠慮ない
…せ、…せくしぃなボディランゲージ… )
『:ぁ …ふひ… な、名前… そ そうだよ、ね…
お、…翁 …黄衣のデーモン。ふ、ふひっ… で、でも…
わ …わたしの… せ、セキカちゃんに教える名前、…は 』
『 "イリカノール=フィネーリア" I世… 』
( ...赤仮は魔人に ...と言うか “赤の魔物達”は基本的にある一点が似ている ....其れは“悪戯好き”と言う点
....しかし仮面は特に距離の詰め方が激しくて ...当然スキンシップも多め おまけにまぁ ...健康的な身体 )
「 大胆な所の何処が悪い ...かなぁ?と、私は思う訳なんですよ はい! ...其れにね、ほら ...女性同士だからセーフセーフ! .......まぁこう言うのはちょっぴり慣れてるし 」
( ...名前を開けば困った反応 )
「 ...なんて呼ぼっか? ...イリカちゃん?フィネーリア? ...翁? ...後は イフとか? ...うぅん迷う! 」
『:ふ… ふひっ… …じ、じゃぁ… わ、…わた…しが
キモい事、…か、考えすぎなんだな… ふふ、…ひひ… 』
( ちょっ、と… ちょっとはアタマも冷えてきた…し
…軽く上げるばかりの手で、セキカちゃんの背中を
軽く、… ひ 引かれない程度に撫でて…あげてみたり )
『:い… イリカ、…で 良いや…
ご、…ごめん、…よ 呼びづらくて…きひっ… 』
「 ....はは〜ん?もしかしてぇ ...いやらしぃ事想像しちゃった感じぃ?きゃ〜っ、イリカちゃんのすけべぇ〜っ ....なんて、んひひひ...んひひっ! 」
( ...背中撫でられれば楽しそうに ...心地良さそうに頭を左右に揺らし お礼にと更に体を寄せて .....楽しそうな笑みを瞳の中一杯に映させる。
.....赤みがかった虹 )
「 ...ふふ、分かったよぉ イリカちゃん! ....かっっわいぃなぁ本当 ...ん〜?呼び辛く無いよっ!
...私の友達に面倒な名前の子いるしねぇ ....んで!私の事は自由に良いよ!セキカとかで ...えへへ
イリカセキカ! ...ちょっと似てるかも 」
『:せ …セキカちゃん …で でも…
む、…無防備…すぎ、じゃ… ないかな…?
勿論… わ、わたしは… スケベなんて…しない…ふひっ…』
( そんなセキカに振り回されっぱなし
今も、ほら… 顔を真っ赤にして… )
『:い、イリ…セキ… …ふ、ふひっ…語呂…良い、な…ふふ、
… ぁ… …せ、セキカ、ちゃん… あ、あの… 』
『: こんな時間 …だし ぇ…えっと… その… 』
「 ....ん〜 そう?私の ....私達の昔の場所にはこんな感じでとってもスキンシップ激しい子は居たよ? ...まぁ別に私はイリカちゃん相手なら何されても良いかなぁ ....なんか変な性癖持ってそうだけど
....最近になって 心を許せるって言う人が なんやかんやで増えては来ているしね? .....でも なんか ...守りたくなるんだよね イリカちゃんは 」
( ...脈絡は無く急に褒める ....頭を軽く撫でて 緩んだ笑みは ....裏も無い。
...素性を少々隠してはいるが それでも 闇は ...影は少ない )
「 ね、語呂良いよね〜っ!可愛いし! ...んへへぇ ...ん?ど〜したの?眠い?眠いなら無理はせずに〜...っ! 」
「 ...ゲームなら付き合うし ...イリカちゃんに合わせるから遠慮なく、ね? 」
!?
『: ………………………………………………
ちょ …ちょ、セキカ ちゃ…ん…
は、はつ はつ…初 …た、対面で
そ、…それは … き、気が早いぞ… ふ、…ぅ…ひ… 』
(___身長は見上げてるのに
ずっと受け止めて攻められるばっかし )
( 上から振ってくる頭の撫でりは
赤く 真っ赤に染まった顔を出すには充分! )
[人差し指と人差し指を突いて合わせ 横目の恥じらい]
『:い …いや … 不満、…は ないけど… セキカ、ちゃん…
可愛い、し…さ … っ い、いや…っ そうじゃなくて… 』
『:もう、… ほら、遅いし… 泊まって…行かない ? 』
「 ....ん〜、そうかなぁ?正直に言える事は色々言った方が良いかなぁって思ったんだけれどね!
....それに珍しく私にしては嘘一個も無いんだよ?イリカちゃんだからこそ! ....あ、ごめん早速嘘ついた 最近は比較的に嘘少ないや、めんごね〜っ!
......んひひ、楽しいね? 」
( .....カメラがあれば遠慮無く写真を撮っていただろうなと確信 ....其れほどまでに気持ちは傾いていて
....赤い顔に親近感 ....頬を軽く揉みつつ緩んだ空気に流される
....恥じらう姿は乙女そのもので ....少々母性を刺激もされる )
「 ...んへへ、ありがと! ....ん、お泊まり? 」
( ....思考停止後 ガバッと身を乗り出して目を見詰める )
「 ....本当に!?本当に良いの!?泊まって良いの!!? 」
『:ヴ、 …う … ふ、ひひ…
リア充、簡単に出来そうだ、ね…セキカちゃん、は 』
( 流され、今に固笑いに横目の …反応 )
"突然の動きに"
ひゃぁーッ!?[どすんっ]
___________
『:う …うれ、しい のは… 良かった、…けど…ふ、ひ
せ、セキカちゃん… セキカちゃん、こそ 良いの? 』
「 ..恋人的な人が出来た数だけでいったら10は越えるよ? ....別れた数もその分多いけれど!
....まぁでも楽しいけれどね!複数の目で複数の漫画とか!! 」
( 気まぐれ ....砂姫の頬を軽く揉みながら倒れ____る前に くるりと空中一回転 ...砂姫抱っこ )
「 ....私の方はそもそも今城なんかには戻れないだろうしね? ......だから 泊まれるのなら泊まりたいの
.......島にはもう 居たくないし 」
『:ひゃッ… な、何だかその … も …モテる…ん
だね、…セキカ、ちゃん …ふ、ふひ…(ァ、…でも…)』
(___少し 笑顔の曇り)
『(__わたしも別れる内に入っちゃうのかなぁ…)』
______あれ?
『:ぇ、えっ…と … …せ、セキカちゃん … えっと…
わっ わたしは幾らでも居て貰っていいから…なっ? 』
「 ....その感情が素直に向けられた物だったら良かったんだけれど ......現実ってそんなに甘くないんだよね、残念ながら .....だからモテるってステータスにはならないよ? 」
.......後ね
( 仮面を机の上に置き面で向かう )
....私からは誰とも別れたく無い、って思ってるから。
「( ...そもそも別れてる原因って相手に激怒したザレッドやルージュ、果てはクリムゾン様が勝手に .... )」
( 苦労は知らず ....砂姫の優しい言葉に心を許せば )
「 ...ねぇイリカちゃん .....私の本当の顔、見たい?見ても、ドン引きしない?それだけ教えて ...欲しいな 」
『:ぁ、う… ご、ごめん … 何も、…し 知らないで… 』
(_____)
(____慌てて繕う言葉に激しい後悔)
『:…だ、大丈夫… だぞ、わ わたしも…
た、大概だし … そ …それで… セキカちゃんが
…すこしくらい …楽になるなら… 』
( …眼を逸らす …己の言葉そのものが卑しく思えて )
「 ....へーきへーきっ!まぁまぁでも?私に魅力があるのは本当の事だし! ...それにほら、イリカちゃんもとっても可愛いからモテると思うよ? それこそ私ならチョコ沢山あげるし! 」
( 再び暗くなりそうな前に ...仮面は明るく振る舞う その動きは慣れているからか ...本当に大丈夫だって、気にして無いって言うので染まりそう )
「 ...実はね?これ未だクリムゾン様にしか見せた事が無いんだよね ...ザレッドにも、ニャルちゃんにも、見せれてない
...クリムゾン様は上司って感じだしアレだから .....ノーカウントとして ....初公開になるのかな 」
[ ペリペリ ...ペリリ ]
( 顔の皮がゆっくりと剥がれて ...骨格が少々分かる
“赤い面” ....ぐろてすく )
「 .....魔物の名残って所かな まぁ元の姿はもっと醜いけれど 」
________ぽかん
『:……… 』
(眺める赤い顔)
「 ...ぐろいよねぇ 気持ち悪いよねぇ ....私もまぁ、本当に久しぶりに晒したから 違和感はあるけれど 」
( ....当たり前だが血も軽く垂れるし 瞳もギョロリと分かりやすい )
「 ....コンプレックスって奴?完璧な人なんて当たり前だけれど居ないから、ね! 」
『: や、… わたしもそのくらい…』
( ?を浮かべた表情、己の顔 側面に手を当て"皮膚を掴み" )
「 ......へ? 」
( 今度は此方が呆気を取られた ......正に鳩が豆鉄砲を喰らった様な )
「 .....え、本当に? 」
『: えっ、と… それ "誰にでもあるし"』
[ツー]
(皮膚に無理やり"刺した"指
赤い液体。…そのまま"無理やり"横に…)
____そう そんな顔"皮膚の下になら誰にでもある"
(… "無理やり"皮膚をひっぺがそうとして。)
「 ....!!わ、分かった!!分かったからちょっと待とうかイリカちゃん!?」
( やろうとしている事が分かれば 直ぐ様その両腕が掴まれ止められる ....左右に首振り )
「 ...気持ちはとっても!伝わるし! ...イリカちゃんがとても優しいのは分かったから! ....だから、やめよ、ね? 」
『 じゃあ 』
(赤い顔に___無遠慮な手が触る)
『 そんなに悲しんじゃいや
…笑ってよ ___わたしが欲しいなら 』
("___海の底のように澄んだ眼と")
("今しがた吸い込んだ暗闇の眼")
____虹彩異色症(オッドアイ)
( その時 ....何かが変わった )
( 仮面が次に浮かべた表情は 呆気でも 悲哀でも無く ...歓喜 “満面の笑み” )
「 .....うん “ありがとう”イリカちゃん 」
( 何方の瞳も綺麗で美しくて吸い込まれそうで ....とても悪い瞳じゃない それもまた 仮面の何かを変えた )
[ ....ペタリ ] ( 剥がした皮を再利用 簡単に貼り付く ....... 切れ目の違和感は全く無い )
[ぱり] 『:…ふひっ …、あ …あれ…? 』
( …両目に理性とおどおどしさの光が灯る
___溶ける"赤顔の闇"にさようならをするように )
『:ぇ… え、と… せ、セキカちゃん? 』
( 再びおどおどしい感じに戻った砂姫に一瞬困惑するも 顎下手を当て考えれば単純な解答 )
「 ...はは〜〜ん?...成る程、ね 」
( ....恐らく砂姫は )
「 .....二重じゃなくて ....【多重人格】...なのかな? 」
( だからと言って寄せる好意は変わらないし寧ろどんどん好きになるのだが )
[ぱち](両方 暗い眼)
『:かかかっ …ま 本物の本物は"イリカちゃん"ゆえな?』
[ぱち](片目 暗い眼と澄んだ眼)
『 わたしたちは… そうだね あの子の…必要と言うより
"願望と憧れ"で存在しているの …そう 例えば
今までのセキカみたいに。…もう セキカは違うけどね 』
[ぱち](両方 澄んだ眼)
『:ふ、ふひ… な、なんだか…分かんないけど…
セキカ、ちゃんが…明るそうだし、いいや… 』
( … おそる、おそる手を繋ごうと… )
『:ね、ねぇ…セキカ ちゃん…
お泊まり… す、するなら…え、えへ…
こ、此処… 紹介、しよ…う、かな?…ふ、ひ… 』
「 ..........全員好きだなぁ 」
( ボソボソ 見た目が同じとかそんな理由じゃなくて ......ただ何か繋がるものが ....好みに合う )
「 ....んひひ、イリカちゃんの家探検わぁい!! 」
( がっちり手掴んで離さず ...ちょっぴり激しく上下にブンブン )
「 うんっ、イリカちゃんの紹介 ...楽しみ〜っ!お泊まり会ってしてみたかったし!! 」
『:ふヒッ… 』
( "すす、好きっ…て…" 盛大に体は震えて
続く握り手にはもう赤い顔。… "全てから隠れた"
2つの顔は そんな様子に笑っている __気がした )
『:じ じゃぁ… まず食堂 … 行こっか…
ず、随分… セキカちゃん 歩かせ…ちゃったし 』
「 ....んひひひ! 」
( 純度100%の清々しい程綺麗な本音 ...そして好意。
其れを悪用しようと言う気何か微塵も無く ただ砂姫が ....此処まで付き合い相性もとても良く ...思いやる気持ちも 感情も 瞳も ...綺麗な彼女だからこそ 好きになれる )
( ....何故だろう 心の底までしっかりと感じれるのは )
「 ....ん、確かにちょっとお腹は空いたかも ...私が作っても良いけれどね?でも食堂あるなら行ってみたい!メニューとか気になるしぃ .... 」
_____目的地へと行く道
[…………]
( …サブリナも被らない、そんな状態は経験が少ない
静けさに… ちょっと、違和感と言うか慣れなさと言うか…
ヘンな感じがして、…話し掛ける )
『:と、…ところで、さ… セキカちゃんは…
な なんで、… 此処に き、来たのかな…? 』
(…言い終わり、頬を掻いて横目…
…下に視線を傾ければ、繋いで離れない 手…)
『:い 今さら…だけど ね…き、ひひ… 』
「 .....ん〜〜、成り行き? 」
( 経緯を思い出せば中々波乱 .....と言うか今になって疲労が体を襲い始めた )
「 ....んとねぇ .....なんて言えば良いのかなぁ ...私がね?あの人にそっくりになってたんだけれど ...まぁその、テホプさんの優しさに心打たれて 諸々正直になってたら ..イリカちゃんを紹介された!って感じ! ...投げられたけど 」
( 繋がれた手はもう...離そうとしない 苦笑を浮かべてちょっと恥ずかしそうに何度か視線を逸らし )
「 ....でもね、今はぜんっぜん後悔はしてないしぃ ..寧ろ凄く嬉しいんだ!イリカちゃんと会えた事が ....この世奇跡みたいなもの、だから 」
( キザかもしれないセリフも 恥ずかしがる事無く言い放つ ....其れ程気分は浮かれて )
『:な、…なりゆき… …ふ、フヒッ… 』
( そこまで、ちゃぁんと短いそこまでなら
…簡素なそれだけなら理解はできる )
______続く内容には首をかしげるしかない
『:…へ、へぇ …す、スゴいな… …セキカちゃん、は… 』
『(なにが、…なんだろ、わ。わかんないや…)』
______
(… …続いてのろまんちっくな話には …隠して
頬を染めるだけ、そう それだけ…)
__________
1F 宮殿の食堂
_____と 札が吊るしてある割には…
・不自由しない大きさの椅子と机が広い部屋に幾つか
・装飾に大きな拘りは見えず …名の知らぬ絵が掛かるだけ
・安心の読める文字でのメニュー
・…働いてる者以外は普通な"レジ"と"丸見えなキッチン"
______庶民の親しみ 定食屋…
「 ...まぁイリカちゃんはまだ知らなくて大丈夫!其の辺は私もなんでああなったのかとか良く分かって無いし .....
....ん!気にしなくて平気だからね! 」
( 手を繋ぎながらウキウキ気分 ....すっかり暗黒は抜けて 恥ずかしがる様子も少なく ...歩き続けて食堂へ )
「 ( .....落ち着いたら 迎え入れられる様になったら ....城に招待したいなぁ ) 」
_____________________
「 ......あ 」
( 朧げだった記憶を刺激する ....昔を思い出す この雰囲気 )
「 ......なんか、良いなぁ .....がくせ〜、みたい 」
『:…え、えへ… 』
_____________
[~&%'4$₩4+;₩·](*らっしゃい)
( キッチンの方から響く声… )
『: …ふ、ふひ… ど どうかな…?雰囲、気…
ぁ 、あそこ、空いてる… …セキカ、ちゃん? 』
( …ちょっと、物思い気な様子に顔を見上げて )
『:(ぐ、具合… 悪、い…の、かな) 』
__________________
「 雰囲気!とっても好き! ....何処となく昔を思い出すし何より居て心地が良いし ......あ、でも問題点が一つ r
[ ...ぐぅ ] .....お腹の空かせ具合がやばい!
( ....思えば此処まで飲まず食わずで ....限界 )
( 砂姫の瞳をじっと見詰めながら .....座れば隣の席に寄せて )
「 ....奢っても良いよ! ...なんて、んひひ 」
_____席に座れば 僅かな果樹の甘い香り
『:っ… じ、じゃァ… は、はい めにゅー…
え、っと… わ、わからなかったら…き、聞いて…ね フヒ… 』
( 若干、セキカの小さな危機に慌て気味で
明るめな薄い黄色のメニューを差し出す… )
・クスリサンドスキンクの唐揚げ
・チャグロサソリの毒抜き素揚げ
・ヨコバイガラガラヘビの滋養焼き
・輸入ノパルサボテンのサラダ
・サンドワームスナック
・王庭果樹盛り合わせ
・高純度酸化水素
・王庭果樹ジュース
日替わりシェフメニュー
・遠方来訪 『和食』
『本場日本の冷麺。夏の耐熱仕立てスイカを添えて』
『:た、食べられ…そう…? 』
[ ....ぐうぅ ] ( メニュー名 見れば見るほど 腹が減る )
「 ...どれもこれも食べたいけれど流石に大食いでは無いんだよねぇ 私 ....スイーツは別腹だけど!
.....イリカちゃんはど〜するのか聞いても良いかな? 」
( 甘い香り ....甘い視線を砂姫に送りながら 喉を鳴らす ....全部気になる )
『:…ゆっくり決めな…ょ、… …ふ、ふヒッ💦 』
( …カッコつけ失敗 )
______
『:はう、わ、わたし は… …そう、だな…ふひ… 』
[パチン]___指鳴らし
『 はあ〜い 只今参ります〜 』
___来る エプロン"瑠和"。
『:ひ、日替わりと果樹盛り合わせ… 水、も お願い… 』
『 畏まりましたー! …、 あれっ!
…赤革さんじゃないですかぁ!お珍しい! 』
「 .....かっわいぃんだからもぉ〜〜 ....ほら 」
( 額をハンカチで拭きながら優しく撫でる ....ハンカチは年相応?なピンクと水色のチェック柄 )
________________
ぽん ぽん ぽん
___________は、は、はぁあああああっ!!?
( 大絶叫 .....何故 此処に? ...見知った顔 何回も何回も城で見かけた顔 ...何故此処に )
「 え、あ わ、私も同じ おっ、同じ奴で おねがいっ ......す、するね? 」
( 慌てながらも ...砂姫と同じ物を注文 ...それが多分最善だと思ったから )
『ひゃっ! …も、もぉ〜 赤革さぁん!?
急に何ですかぁ オバケでも見たみたいにぃ… 』
____素早く メモにペンを走らせ…
『 日替わり、フル盛り、水。と
注文承りました〜!少々お待ち下さーい 』
____________厨房の音が心地好く流れる…
『: 』
(大きく仰け反り 白目)
「 .....なんで なんでぇ?なんでこんなに超見知った顔が ....... 」
( ....肘をつき頭を抱える 先程まで浮かれてた気分も一気に現実へと叩き落とされて ...今更羞恥に心が傾く )
「 ...あ、ご、ごめんねイリカちゃっ 急に大声出してびっくりしたよね!? ....ぐぅう 何してんだ私ぃ!! 」
[ ぐぅu [バゴンッ!!]]
( ..空腹の音を上書きする 仮面を地面に叩きつける音 ...割れておらず 元の形を保った儘 )
『:かかかっ 単に呻かぬおなごかと思えば
なんじゃ、貴様なかなかういのじゃなぁ? 』
( その様子___ けらりと、双眼の深黒は
持参した瓢箪の中身で喉を潤し セキカの
外見らしい慌てた様子を肴として… )
『:どれ 顔見知りとは知らなんだ
いや、な?"イリカちゃん"の知人に
『ばいと』を求めるのかいてのぉ
別に人手がいらんわけでもないゆえなぁ かかかっ 』
_________
「 .....親フラ、とはまた違いますけれどぉ ....こう言う完璧オフな所 素を出してる所を見られるのって、すっごく恥ずかしいんだよぉ? ....特にイチャイチャしてる時を見られるのは本当に! 」
( .....頭を抱えて軽い頭突きを机に繰り返し打ちつけ
見ればそこそこ本体も赤面しており 仮面の瞳も紫色に光を放つ ...諸々文句も言いたいが此処は一つ頬を膨らませる程度で不満を示す )
「 ....時給高いの?此処 ......と言うか何してんだあの子本当もう .....和や古の雰囲気とか親近感湧くから好感度高かったのに ...アレでちょっぴり下がったぞ全く ...!! 」
「 ......と言うかイリカちゃんってやっぱ _______ ....アレなんだねぇ 」
( じぃ〜っと視線を向け続ける ...観察する様な舐め回す様な.... )
『:なぁに 四の五申さず肩の力を抜かんか
急かすと"イリカちゃん"が気を失うでな?かかっ 』
( けらけら、軽笑いに一蹴する
__吸うでもないのにキセルを手に… )
[ふ―] ___キセルの口から浮かび上がるしゃぼん玉…
『:ぷふー… おぅとも、労働には相応の対価が成される
あやつの働きなら月、日本円にして18万は固いのぉ! 』
______
( ___暗な深みの眼が横目に貴女を眺める )
『:おぉ わらわの顔になんぞ付いておるかな? 』
____付随する幼げな妖の笑み
「 ....うぐぐ、ドS人格 ....わらイリカちゃんはサドなんだな ..よし覚えた ....うんそうだ イリカちゃんに迷惑を掛けるのは駄目だ ...落ち着け私落ち着け 」
( ちょっぴり悔しさが残り頬を膨らませた後に思いっきり頬を叩いては気分を切り替え ....
....キセルを吸う姿には二度見三度見と 思わず何度も見返したが )
「 ....高い ..と言うかそっか、ニャルちゃんの分身体だもんねぇ そりゃ優秀かぁ ....
......そう考えるとうちの城って結構 ..良かったんだなぁ 」
( ...少し寂しそうに 城のある方を見つめて )
_________あ、しゃぼん玉の液、ついてるよ?
( にんまりと浮かべるは満面の笑み )
『:こやつめ… 嘘偽りなしにわらわ含め、"イリカちゃん"
そのものを欲しがらねば気が済まんようじゃなァ? 』
( 胸元より手拭きを取り、頬の滑りを拭いては落とす )
『 御呼びになりました〜? あ
炙りサーモンチーズフライと
冷麺のセットをお持ちしましたーっ 』
_______________
( _____豪華に並ぶ …砂漠の香りを知らぬ料理 )
『 ごゆっくり〜! 』
『:…おのれが暮らす宛てなど既に見付かっておろう?
寝所の味を覚える前に、さ 遠慮なく召し上がるがよい 』
( にやにやとセキカを眺め____何故の意味かは知らないが
…ワイングラスに注がれたフルーツシェイクを手に取る )
「 .....だって 本当に好きになれたんだもん ....私はねぇ、欲しい物は必ず手に入れたいんだよねっ! .....どんな事を しても ..ね? 」
( 舌先を口から溢して 悪い笑みを浮かべる ...其れこそ仮面の悪い所にして 魅力的な所
くるり 指先に仮面乗せて回した後 ...マジックの様に消える )
「 ......先ずは腹ごしらえだねぇ 」
__________思えば ...久しぶりのまともな食事
( ...何せ赤島ではレーション五割で残り果実と魚類 ..調理方法も乏しく 味は薄いものばかり )
_______だから
[ ..たらぁ〜〜〜っ ] ( ..涎が垂れちゃうのも仕方ない )( .....見た目相応の若い反応 )
「 ....うん ...そうだねぇ ....ありがとね、モヤモヤとか沢山晴れたから! 私の恩人にもなっちゃったねぇ ...イリカちゃん達は 」
[ パクッ ]
( ........がっつく 訳で無く 礼儀作法はしっかりと ゆっくり食べて 噛み締めて ...味わう )
[ぺろり]____ふむ 美味。
( …………視覚化する事を脳が拒む
とにかく一瞬にして砂姫は食事を平らげた )
_______圧縮空間______早業に見せ掛けたインチキ
( …セキカの食べる様子を…キセルのシャボン玉を
吹かせて眺め、…グラスのジュースだけはゆっくりと嗜む )
『:食らい終えれば本腰で口説く腹積もりな?
かかっ、じゃが今のを見ればその気も失せよう 』
( からかう口調は滑らかで )
「 ..ん、うぇ?私何かしてた? 」
( 無意識な生理現象 .....涎を垂らしたりしていた事なんか気付いていない
....もぐもぐ しっかり噛みながら見詰める 首を傾げて ...何で?と言う表情 )
「 .....ちゃんと味わおうよ勿体ないっ! ....いやにしたって見た目の割には速過ぎるよ ....え 胃袋ブラックホール? 」
( .....からかい返し ....ジュースで流し込み 至福の表情 ...ころころ変わるセキカの面 )
「 私やる時はちゃんとやる人だよっ!!! ...大丈夫! 」
( ..説得力は薄め )
『:かかかっ まあ、今はわらわなど空気も同義。
どれ、後で揉んでやるゆえ 今は気のゆくまま
食らいモノを楽しむがよい 』
( 様子、ひとつひとつに対応することはなく
…気まま けれども、高貴な様子が崩れない )
『:と、言うにも… "イリカちゃん"なら
とうに… おっと、ネタバレ禁止じゃな、ふひっ 』
「 ...空気にしては存在感高い気がするけれど ....後ね、大丈夫 私結構そう言うの聞いたら ...ご褒美があるって知ったら ......
頑張るスピード 加速するからっ! ...と言うか揉むって何っ!?すっっごい気になるっ ... やぁんすけべぇ的な感じぃ...? 」
( 仮面を机に置いた直後 残像が残る速さで食べ進め .....最終的に超満足気な顔
......仮面の瞳がピカピカと幸せそうな色を放つ スポットライト以上に 輝く )
( ..視線はイリカちゃんへ )
「 んんっ、気になるっ...お・し・え・て・よぉ〜〜っ!! 私に対してそう勿体ぶるのは毒過ぎるからぁ〜!!! 」
[くるり]… (片暗眼、…オッドアイ)
『:変わった事じゃ、ない…かな
セキカの… …焦れったさを引き出すの
…焦らすだけの、高貴と… わたしの 襲い止め、で 』
( 粗雑にごきゅ…ごきゅ、とグラスを飲み干して
…貴女を見つめる双眼 ___興味と深き水に覗くくらやみ )
『:…"イリカ"は、… わたしたち、二つを生んだ
羨みと… 陰テンションの、"ほんもの"のこと。 』
『:一応はわたしたち二つも…"イリカ"のひとつ
けれど"イリカ"と呼ばれるべき、お姫さまとして…
か弱い、一番優しい"イリカ"は やっぱり
セキカが一番最初に会った、あの"イリカ"なんだ 』
『:…わたしは『序曲者』。…くらやみの2つ目は…
『黄衣の王』。… そして、セキカの事が…
大好き、そして…"異性として好き"なプリンセス… 』
『:それが …"イリカ"。…セキカのことを
大好き、以上に"好き"って言いたい"イリカ"。 』
( …無表情の双異眼、淡々としてるような )
「 ........ 」
( また変わった雰囲気に ...ちょっとだけ真面目な雰囲気 ....ごくり 同じくグラスを飲み干して ...静かに聞く )
「 ...あれ、もしかして煽られてたの?私?全然気にしてなかったけど ...気にしてなかったけど!!!
....我慢強くないなぁ私 .... 」
( .....話を聞いて思った事 一つだけ言える事は )
「 でも、貴女達も変わらないと思うよ? ...本質はね!と言うか人格は違うくても肉体は同じ! ....必ずどっか繋がってる部分があるよ! ...と思う 」
「 ....だって私はね?イリカちゃんはそりゃ大大大好きだけども! ...序曲ちゃんも ....黄衣ちゃんも .....大好きだよ?
.....優しくしてくれたし からかいだとしても ....暖かさを感じたから!! 」
「 ...と言うか先に告白されるとは思ってなかったなぁ .... 初めて取られちゃった 」
( ...仮面も被らず 何も隠さず 裏も偽も無い ...真の思い )
( __意外と純情のセキカ。だから …ふふ、と
無表を崩す序曲をかたどる小さな"旧" )
『:…けれど、わたしは __"序曲"。…
わたしと "黄衣の王"は… "イリカ"を
眠らせて、その時に現れる二つの存在。』
____
『:__イリカはわたしたちを知らない、けど
わたしたちはイリカの心まで、分かる… 』
( …周りの視線を気にもせず、セキカの頭を
両手で圧するように持つと じっと眼を見つめる… )
『:だから。…イリカはセキカの 想いをバラされた事…
少しだって知りはしない、…だから、セキカも
…"イリカ"の時に、言ってみたらどう かな?… 』
_____
『:…でも、"黄衣"は… セキカの事… 』
『:おおっと 黙らぬか、…ま そーゆーことじゃ
上手く為せ?…かかっ ___』
[ぱち]
『:はうっ … …あれっ…せ、セキカちゃん…
…ふ、ふひひ…わ、わたし疲れてるのかな… 』
( …寝ぼけ眼をこする"砂姫"は横目で恥じ気に )
「 .....本当の “想い” ....かぁ ...ふふ、そっかぁ 」
( ...いつも感じた感情よりも甘くて重くて ..とても幸せな気持ち ...これが、序曲や黄衣の言う ..イリカの想いなんだろう ...同じ感情を抱く )
「 ....ふふ、そっか ...ありがとうね ..序曲ちゃんに黄衣ちゃん .......はっきり分かったよ
.......また後で沢山話そぉね ..... ..んひひ 」
( 静かに話した後左右に手を振り ...戻って来た砂姫に顔を近付ける )
「 ...おはよ、イリカちゃん!.....疲れてるかもしんないね .....無理はダメだよ? ...んひひ 」
「 もうイリカちゃんだけの身体じゃないし ...悲しむ子がいるんだから! 」
( ....満面の笑み 軽く手でハートを作り ...赤い眼が覗く )
「 ...もうちょっと素直に言おうか? ....大好きだって! 」
(_____一連の言動後)
・・・・・
『[しゅぅぅぅ] …… ❓️ ❓️ ❓️ ❓️ ❓️ 』
( ___ビックリするぐらいに顔を羞恥が染め上げる )
『:は … はひ はひ… しゃ …しゃぶりにゃ… 』
____[カシャカシャカシャ] [ピトッ]
( 回らない呂律が使い魔を呼び …砂衣を纏い
____セキカの手を引き …食堂から 出ようと… )
『:しえ…しぇ …セェキか…ちゃぁん__
あ …あん まり… ふ、ふふひひ……
か …__か、から …かわ …ない で …ふ、ふふ 』
( …サブリナは熱がる素振り __砂衣の下から上がる煙 )
( ...仮面は更に追い詰めて )
_____________________冗談じゃ無いよ?
( ....赤眼の輝きは更に煌めき 手を強く握る ....とても積極的に )
「 ....私はね?ほんっっっとうに大好き ....イリカちゃんの事が大好きなの .....んひひっ! 」
( ...煙が出ているならば ...ちょっぴり無理矢理額に手を当てる ....熱さに笑みが溢れる )
[ ...ギュウ ] ( .....正直此処までやって後には引けない ...とても緊張はするけれど まだまだ _____ )
__はっ…はぁっ…はぁっ…はぁっ…はぁっ……はぁっ…
『:せ、セキ…ちゃんっ__わ わかった…
ひゅっ、しゅき…好きッ…な、の …わかった、_からっ 』
( 物凄く荒い呼吸、上がり続ける煙(熱がる砂蜘蛛)。
____胸元を緩め … 繋いだ手を引っ剥がす …物凄い力 )
_______ぴとっ
( 露になった胸にセキカの__ 手のひら 当てて )
[ばくんっ ばくんっ ばくんっ ばくんっ ばくんっ]
『:…ほ、ほら…こ、これ以上…ふひっ … し、死んじゃう…!』
____セキカを見上げる紅潮に乱れた 涙目 __ギザギザ笑顔
( ..喜びが隠しきれていない砂姫に対して とても嬉しく思いつつ ...此処まで緊張されれば流石に心配になるレベル ....涙目や笑顔がとても可愛いと感じたけれど )
「 ...うん、分かった ...イリカちゃんがとぉっても私の事大好きなのはハッキリと分かった ...分かったから 」
[ コツン ] ....一旦落ち着こう、ね?
( ...冷たい額が押しつけられて ...じっと赤眼が ....涙目となった宝石に近い眼を見詰める .......笑みを浮かべ )
「 ほら、ゆっくり ...吸って 吐いて ...吸って 吐いて ...吸って 吐いて ....繰り返して? 」
( .....この状況で胸に触れてラッキーだとか 思ったりはせず ...流石に此処までの熱を持てば ...ちょっぴり不安 )
なので ...アレを使う
【 コピー・氷操 】 ( ...仮面の瞳は水色に光り ....掌から冷気が発せられる “鬼の能力”を使用する )
「 .....ゆっくりで良いから ..休んで? 」
( ___急な冷凍 … いよいよ以て光の無くなる目!熱!)
〖__て_手遅れ じャ …阿呆… __!〗
『:ぎゃー ぁ、ぁ、ぁ、あー 』
( …心の中に響く悲鳴 ) 『:はにゃぁ …ぁ … 』
[こてっ]( ___セキカにもたれ掛かるように倒れ…!)
『:ー🐥ー🐥ー🐥ー🐥ー🐥ー』 (……気絶。)
( …サブリナは飛び降り、…何故だか
ジト目のような気がする視線…を セキカに向け)
( ____妙にコミカルな気絶顔の砂姫。…ピクリとも動かず )
「 ...あッ❗️❓( ....や、やっちゃったぁ〜〜〜っ❗️❓ ) 」
( ...気絶してしまった砂姫を受け止めながら ..此処からどう建て直すかを考える
....氷を当て続けても余り意味は無いかもしれない ....だけど、このままじゃ )
「 ..うぐ、そんな眼で見ないでサブリナちゃん ...ねぇどうしたら良いかな!?何かお詫びはするのは当然としてどんなお詫びが ..と言うかどうやったらイリカちゃん起きるかな ..!? 」
[ がくがく ]( ...ぺち、ぺち ..弱く 本当に弱く頬を叩いたり両肩を掴んで揺さぶったり ...兎に角起きて欲しいと願うばかり )
「 ..黄衣ちゃんもっ、序曲ちゃんも返事してっ!! ..ちょっとだけ意地悪し過ぎたのは反省するからっ!でも本心だからね!そこ忘れないで!嘘はついてないよ!! 」
( ...........反応が無いのは分かっているけど ..それでも 希望を___ )
( __砂蜘蛛は眺める。そもそも口など利けない
砂姫はコミカルに気絶する。…普通に大丈夫そうではある )
____けれど …その状況はセキカを追い詰めるばかり
[ ぎゅぅ ] ____落ち着いて
(__だからこそ …そんな時、救いの手は伸びる)
『 …大丈夫です 赤革さん! 』
(抱き締めてくる背後を見れば __人懐っこい笑顔が見える)
『 これは一時的な気絶状態です!
…機械とかのそれじゃぁないので
命に別状はありません!…とりあえず 』
( 先じて砂蜘蛛は先を行き、狐子は
セキカに砂姫を抱き直させ…… )
『 お部屋で横になっていただきましょう!
…大丈夫、赤革さんも一緒に来てください! 』
「 ..はぇあっ!? ....あれ....き、狐のニャル!? ....ちゃん ...
...いやこれを見て何でそう思うのさ ..!!とっても ....とても私不安で、や、やり過ぎたかと思ってぇ ...!! 」
( ...よく見れば 半泣き ....狐機の説明に安心したのか ..体から力が少し抜け ...た途端に砂姫を抱かせられれば 力を入れ直す )
「 ...うん ついてくね ....し、心臓に悪かったぁ ..... ....うぅ、本気の告白も まだ受け止めて貰うには時間が掛かるのかなぁ 」
( ...砂姫の軽さに驚きながら 後ろを歩きついていく ...自分が悪い、とばかり思う ..こんな事になったのも 全部 )
「 ...あ、サブリナちゃんも ..来る? 」
( 砂蜘蛛に対しても ....口が利かないから返答は期待しないが 仲間外れにはしない様に聞いておく )
[… シャカシャカシャカ]( … 砂蜘蛛はセキカの先を行く… )
________三名移動中
さっ こちらにございます!
( 木造、和の行き先は長く、されど味に続き___
ひとつ廊下に突き当たり …多少 大きな扉を開く)
( … すぐに見えるのは窓 __透き通った壁の向かい側に
常夜の砂漠が満月を掲げ 静に佇む静寂の景色__ )
( しかしそれ以外に目新しく感じるモノは無い
1人、2人で住むに苦労は見えぬ程度の広さに加え
冷蔵庫、空調、テレビ、本棚、タンス、明かり… )
____狐は部屋の隅に位置するベッドを整える
『 赤革さまっ!こちらです〜 』
(__砂蜘蛛は棚に飛び乗っては不動を貫く)
「 ....ありがとう、ね ....狐のニャルちゃん 」
( 歩く度に少しずつ疑問が増えていく )
「 .....一人で住むには広過ぎる ...家具も沢山有る..かぁ ...
.....元々、他にも誰か住んでいたのかなぁ ..... 」
( ベッドに軽く腰掛けて ...件の砂姫を寝かせながら 少し悩む
....ちょっとだけ怪しい物を見る目で狐機に対してジト目 )
.....バイト、にしては良く覚えてるね?
( 砂蜘蛛をペット感覚 ...懐からソーセージを取り出して目の前で猫じゃらしみたいに振りながら少しだけ暇と寂しそうに )
( ...何処か寒い気もする 温もりが 癒しが欲しくなる ...まだまだ、心は不安定に近いみたいだ )
『ぎく』 ____態々口に出す
( ………… )
________
[シャカシャカ]
( …場の空気をよそに 反応する砂蜘蛛
揺れる肉が興味をひき、試しに前脚で
つついたり、横から叩いてみる )
_____
『 … とり、あえず。ココアとか飲みますー?
わたしってそんなのも得意なんですよぉ 』
( いそいそと備え付けの水洗い場に向かい )
________
…………… [くかぁ… …ふー]
(___せめて 安らかな寝顔の砂姫)
[ むむむ ... ] 「 ...怪しいなぁ 」
( ...疑いの眼差しを狐機に向けながら砂蜘蛛とソーセージで戯れる ...
...前後左右上下に揺らして 弄びつつ ...少しずつ捩じ切れやすくなっていき )
「 ...まぁでも飲む!美味しい奴ね! ... ....後 ...イリカちゃん用にも ...お願いするね? ...あったかくて心が落ち着く奴 」
( ...愛おしく 優しく ...もう片手で砂姫の頭を撫でる
....少し罪悪感に呑まれながら )
___はぁい
( …返事からほどなく __暖かな香りが濃厚に漂ってくる
害する感情を微塵も含まない程に甘く、豊潤に心へと
流れて満ちて …、それは微笑む狐子を 仄か、脳裏に映す…)
_______
[ヒョイ][ヒョイヒョイ]
_____すっかり意識を奪われる砂蜘蛛
( 多少、切れやすくなろうとも興味深げに
突く蜘蛛の前脚はわりと丁寧なものであり
揺らす 押すを繰り返し …段々とそれが
食物、"変わった肉"という事に気付き始める… )
_____変わった匂い … 柔らかい 肉。
_____(
撫でれば …撫でる、度に。
… 怪しさは、考えれば増すばかり )
(…何時か、月夜は言った ___それは会うことを拒む、と)
(そして 地下に宮殿と漆黒の街が
__ただ広い砂漠よりも有意義に見える街。
…其処におらず、何故か飛んできたセキカの真下に居た、…)
(……挙げ句に …"狐子"が、居た。
……"黄衣"と、"序曲"はセキカを深く知っていた)
___心行くままの寝顔には …悪意など感じようもない が…
( 少し ...不安の心が増加する 考えるだけ考えても ...結果はハッキリしないのは分かってる ) ...それでも
「 ...不可解な点 ..偶然 ....多過ぎ、ないかなぁ ... 」
( ...揺らすのはやめて ....手放されて砂蜘蛛の前足に突如ぼとっと落ちる ... ...その遊びに意識をかまけている場合じゃ無 ... )
[ ....ばちんっ!! ]
( 突然強めに両手を頬で叩き ...目を覚ます )
「 ...疑っちゃ駄目なんだよね こう言う時 .... 疑心暗鬼になったら、何が正しいとかそんなの分からなくなっちゃう ....
.....イリカちゃんは ....何も悪くない ....そう、イリカちゃんは何も悪くないんだ 」
「 私は、信じる ...愛したこの子を 」
( 誰かの陰謀、ならば ...それを止める .... )
(____…一部、始終をこっそり眺める狐が一匹
似合わぬ表情 "暗"を出す …どうにも、両親の呵責。)
____…やっぱり
『 (…お伝え、しないと…) 』
___________でも。…まずは!
『 セ・キ・カ さーんっ
あまぁいココアが入りましたよーっ 』
___[ピョンッ]『わっ!?』
_____落ちてきた肉に飛び付く先。___狐
[どんがらがっしゃンッ!] ひゃアァーーーッ!
お盆からぶちまけられた二杯の甘い液体
…机の上で肉を貪る蜘蛛、わき腹を打って
四つん這いになるほど痛がる狐。…__
( 棚にぶつかれば上にある複数の紙束が散り… )
_____…床に落ちる紙のひとつに "ニャルちゃん"、と
( …書かれた緑の手紙あり )
_____________
「 ん ...にひ、ありがと狐のニャル ...ちゃぁっ!!? 」
( 二杯のココアだけはしっかりキャッチ ...倒れ込んだ狐機に対して心配の眼差し ...しかし )
_______落ちる手紙を ...仮面は見逃さない
[ ....ごく、ごく ]( ..一杯、糖分が充満した甘い甘いココアを飲み ...空と満のカップを机上に置く
...砂姫の頭を ...優しく撫でて ...これが最後にならない事を祈り )
「 ....あ〜〜、えっと ...大丈夫? 」( ....“仮面”を被り ...狐機に近付く ...静かに ...橙色の眼光を放つ )
「 ...大丈夫そうだったら顔あげて ...私と、視線合わせて? 」
『あう〜… 酷いですよぉサブリナさぁ…ん?
…〜っ はい 何か瑠和…に ?』
(__元気よくセキカの眼を眺め……?)
「 ...正直に答えて 」
( ...脅迫まがい ...隠さず恐れを放ちながら ... ...静かに聞く )
「 ...これ、何なのかな ...? ...イリカちゃんに、何かした? 」
( ...手紙を目の前で左右に振りながら ...開封 )
『 ……………いけません 』
( …真顔 ___しかし 素早く
開かれかけた手紙に手を添え …止める)
_____末端のみが、見える手紙には…
〖お願いします〗__そう 書かれていた
『 …今、それを開いては…
セキカさんは心を痛めてしまいます 』
(___制止の表情には鬼を宿したように
研がれたナイフのような… 真剣さを帯びて)
『 ……しかしながら… 本体は、… ニャルちゃん。は
危険を犯した訳でも …不快な思いをさせる事をした訳でも
ありません … それだけは…今、誓えます 』
___________
_____________そっか。
なら、安心した!
( ...仮面を脱いで見せるは笑顔 ...汚れ一つも見えない綺麗な笑顔 )
「 私はね ..心配だった ...ニャルちゃんがまた何か変な事に片足突っ込んで無いかな〜って ... ...人を全然頼ろうとしないんだもん ...
...後はイリカちゃんに何か危ない事をしていないかなって ...それだけ心配だったの 」
( ...手紙を渡す )
「 じゃあ ....その時が来たら教えてね?全部! 」
『 [ずっきん] (ヴっ…!) 』
( 嘘も偽りもない真っ白な感情。… 先程の事で
辛い心もあるだろうに、見せる笑顔に心が貫かれる。)
_______化かす狐ではないのでこれは効いた
『 っっ 〜〜〜〜〜 え〜いっ! 』
( ばりっ ばりばりっ、派手な音を立てて
手紙を噛みちぎってバラバラにするっ! )
っ わたくしの検討違いにございましたっ
い・ま・す・ぐ! こんな秘密は明かすべきですっ!
( ふんすっ 、少々荒ぶり気味で頑張るぞいのポーズの狐
… まっすぐにセキカを見据えたあと、砂蜘蛛に向かい… )
『 そうですよねっ! ___サブレアスさんッ! 』
〖: インジャナイノカ? 〗
( … 魚肉を貪る蜘蛛が返す )
「 う、っっわぁ!? ...え、いきなりどうしたの?大丈夫? ....一旦落ち着いた方が 」
( 突如乱雑に ...派手な音と声に驚き ...少し申し訳なさそうに意見を出す ...
...しかしその後の事を聞けば )
「 ......えっっ ....と、じゃあ ..御願いしても良さそう? ....実を言うと気になっては居たから ...砂蜘蛛ちゃんもそう思 .....お? 」
( .....確実に聞こえた。喋った ....喋った? ....既視感的な ... )
「 ....また黄衣ちゃんが悪戯してるのかなぁ... はっ
...もしかして起きてる? 」
( ....寝ている砂姫に近寄り頬を突く )
『 … はれ? ご存知なかったんですか 』
_____サブレアスさん 喋れるんですよ?
〖:ダレガイツシャベレナイッタヨ〗[ムシャムシャ]
( 機会が喋ってるみたいな奇っ怪な声
…貪る魚肉、気に入ったのかモグモグ )
〖:イーカラハヨシャベレ〗
『 あ、そうでしたっ こほんっ! 』
( ピシッと立ち止まり、ドンと胸を叩いて
[ケホっ]むせて しっかりセキカを見据える )
『 セキカさんっ! … 本体、ニャルは砂姫様と
文通を行っており 互いの頼み事を引き受ける位の
間柄なのですっ!… が、何やら砂姫様の手紙の内容と
砂姫様、本人とが噛み合ってないような様子ですが… 』
(__大体、外と関わるのは黄衣と気付いてない狐)
______
...........むぅううう〜〜〜〜〜っ!!!
( 頬をふぐの様に膨らませて 不満を露わに ....どうにも手のひらで踊らされてる感 )
「 喋れるんなら喋ってよこのこのぉ〜〜〜っ ..!! 」
( 魚肉ソーセージで砂蜘蛛の頭を叩く ...少し悔しそう )
「 ...ニャルちゃんとイリカちゃんが? .....いや、違う ... ...イリカちゃん人見知りだもん ...
....序曲ちゃんか黄衣ちゃん ...の何方かが、多分その文通相手 ... ......なのかなぁ ... 」
( ...砂姫を見て ...脳内にイメージを浮かばせながら考える ... 恐らくきっと ..繋がりはもっと ..深い )
『 …うぅん!? ま、まぁ! そして此度!
……本体、ニャルは砂姫様へ頼み事をしたのです 』
( ひと呼吸 置いて… )
『 セキカさまを救ってあげて欲しい
私には、出来ないから。と____ 』
_______
〖:コノキツネハミハリダナ〗___(受け止めた魚肉を齧る)
『 わ、私の知る事はこれだけです。
お招きになるまでの経緯も知りません… がッ! 』
『 ちょっと私!瑠和は卑怯に思いますぅっ!
こんなにセキカ様に純情と心読みをしておいて
砂姫様は隠し事っ … 私、瑠和はっ! 』
( ビッ![砂姫を指差し] )
『 ここまでセキカ様に親密を築く以上!
心の中!覗くことも対等になるべきに思います! 』
「 .........はは ....馬鹿じゃん、ニャルちゃん 」
( ....誤魔化しの一言。目頭が熱くなるのを感じる ...身体が震えるも 我慢する ... ....とっても辛くて幸せ )
________私はもう既に、愛されてたんだね ....
__________
「 .....うぅん、それはまだ ...イリカちゃんからの許しが出たらだよ ... ...人だもん、一つや二つの隠し事は有るに決まってる ...... ...私はそう思う 」
( ...仮面を脱ぐ )
「 ...それにもう、覗く必要も無い位に ...私は好きだから 」
『 !、 ……!! 』
___(わ、…私はなんと愚かだったんでしょう…
こ …このような…)
____『(純愛の教科書目の前にしてっ…!)』
( __取り繕う言葉もいらない …立派で 綺麗な愛
狐は絶句し その場に固まり… )
〖:いやはや…負けじゃ わらわの。__こんな愛を見ては
おのれを疑う事など万に1つも出来はせんわ〗
( ___砂蜘蛛のみが口を開く )
_______その場 __時が固まるように
___狐は動かず 空気も異様な感触を含める
〖: …セキカよ、前話をした後に我らが内に参れ
…探り暴き、ではなく… おのれと腹を割って
話してみたくなった。…詫びも兼ねてな〗
( .....仮面は沢山人を恋して信用をした ..その言い方だけだと阿婆擦れにも聞こえるかもしれないが ....実際はロマンチスト ... ....幸せな愛を 感情を知りたいだけ
....そしてその人の事を守ったりも ...したいだけ )
「 凄く褒めてくれるけど...でも、私悪人だよ? ...固い鎖が巻きついてるって言うか ... 」
( ...じぃと砂蜘蛛から砂姫へ視線を移し ... ...静かに頷く )
「 ......うん、じゃあ沢山話そうか ....ふふ、楽しいね ..? 」
〖: …此処では簡単な話しかせぬ
今の間で知っておきたい事を問うのだ 〗
( …砂蜘蛛は動かない )
「 ...ん〜〜〜〜〜 ...じゃあ 」
( 悩んだ末の質問は ... )
「 イリカちゃん達の好きな物って、何かな? 」
〖: …かかかっ 今は、…否 最早お主以外おらぬわ!〗
〖:____では 参れ …包み隠さず話そう __セキカよ〗
( …眠る砂姫が、左手を上げ
求めるように 開く… )
「 ....もぉ、照れるよぉ〜〜〜 ...ふふふ、とっても嬉しいけれどもね .. 」
( ....ゆっくりと歩いて近寄る ..前に。
放心状態の狐機の頭を撫でながら一言 )
「 ...じゃあ、行ってくるね? ...ニャ瑠和ちゃん! 待っててねっ! 」
( ...砂姫の元へと駆け寄り____ )
(手に触れればセキカを __間接に引き込む夢幻の…)
旧 __ 旧、旧。___…思うる深き海の底へ __
:キィィィ…ン__ ["深みに沈みし遺却"]
( 足元より …肌に触れる悉くより広がりし
青くも黒く__深きことのみを覚える水底の… )
___しかし吸うべき空気はある …
…たが 物質の世界とは違う世界
_______________見渡せば 直ぐに向かい来るものが2つ
( …優雅にはためく黄の長大な布冠が _吟味する蛇のように )
( 異質に揺れる黒青の永き透布が _或いは流れのように )
セキカ __水底に映る波紋の中心に佇む者を
___遠巻きに … 囲むように …回り、語り掛ける
『: 傲慢な黒 … 愚者の妹 賢目の蒼、…
数ある者共の中でも わらわが招いた
魔物の女はお主が初めてじゃ』
『:よく 来たね …深き所はセキカを歓迎するよ:』
_______とても不思議な 深い 旧の空間
( 足が触れた感覚は薄く ...辺りに広がって見えるのは ...一面の深い ...暗い底
気を抜けば呑み込まれてしまいそうな程 雄大な場所 ...場違いと思える ...程に ... ...でも ____綺麗だと 仮面は思う )
( ...近寄って来た二つ ...いや、二人に既視感を覚えては ...得意げな顔 ... )
「 ....はは〜ん、成る程ね ...貴女達がイリカちゃんの中の ...黄衣ちゃんと、序曲ちゃんか .....な? ...オシャレな服ぅ... 」
( ...ゴスロリチックな衣装は ...この場には不格好とも思える ... ... それ程迄に感じる ...美しさと優雅さを )
「 ...改めて自己紹介はしておこうか .....
【 面皮赤仮 】だよ ....【 視覚の魔物 】で仮面の“付喪神” ...的な感じ ...年齢とかはなーいしょ! 」
『: …さて セキカ… 先に狐が話した通り
わらわ…、イリカちゃん ではなくこの 黄衣は
あのメイドより手紙を受けとり お主を招く事にした 』
(__黄色い衣は人の形を取る …イリカ、砂姫に瓜二つ )
『:けれど 黄衣は面倒な性格をしてた。セキカ、が
ホントに、偶然… 来る、ようなシチュエーションを
作る、為に… メイドの姉を利用して …イリカを
部分的に使う事で、セキカが何も分からず来るようにした:』
(__青い衣は人の形を作る。…また、イリカ、砂姫に瓜二つ)
『: …否定はせん、だが効果はあったではないか』
『:結果論は愚か者が多用する追及の苦い答え__:』
「 .....ふむ、ふむふむふむ...? ...要するに私は、嵌められた ...感じ?それこそ色んな ...計算された偶然って言うのを利用して .... ...別に恨んで無いけどね!
こうして皆んなに会えたんだし ...何より私的にはそんな事全く気付かなかったし 」
( ...思わず2人とも ...抱き締めたくなるも ...理性を抑えて我慢する ...姿はどう見ても瓜二つ ... ...好みの子に .... ...姿が変わって ... ...抑えるのもキツい )
「 それに結局の所 ...私を助けようと ...いや、助けてくれたん ....でしょ? ....なら、そういう事で ...ね? 」
黄衣ちゃんも序曲ちゃんも .....良い子だってのは分かってるから! ...勿論イリカちゃんも!
『: ホントに、あんまり、意味 はなかった
…セキカはこう 黄衣、無駄なコトをしたね :』
『: … 貴様… …まぁ、辛気臭いのを一手に話すのも
良い手ではあるまい 一旦この話しは終いじゃ! 』
(ぱんと黄衣は手を叩く
…軽い音が響くのみで 何も起こらないが)
『: それにセキカ貴様、… 応えに勝ち得た
褒美を期待しとらん訳ではなかろう? 』
______黄衣の小綺麗な腕がセキカの背後から…
( 羽交い締めにするように。… けれども柔らかく
自由のみを奪っては__ 脳裏へと 神経へと。
…よく響く、耳元で囁く )
『: どれ、頬に接吻でもしてやろうか?
その煩悩ごと背中を撫でてやろうか? 』
( …腕を上げられ、無防備なセキカのお腹に…
ぴとり、と軽く体を寄せ 手のひらをお腹に着けて
___序曲は顔を見上げる あの深き蒼の眼で )
『: 先に言っちゃうよ?セキカ…
ここは現実、物質空間とは違う場所…
逃げれないし …イリカとの初めてにも
支障はないよ? … ぺろ、…ん :』
( ___臍近くに 舌を這わせ… )
「 ....褒美、褒美 ...ん〜〜〜〜 ....ひゃうっ ....うぅううう...? 」
( ...神経の奥の奥 ...本当に自分が求めている物を差し出して ...許されるのかどうかと言う悩みと葛藤 ... ...しかし ...黄衣の魅力的な囁き ...そして抵抗は出来なくなり .. )
「 ...い、一旦離してっ!?ちょ ...黄衣ちゃっ ....序曲ちゃんもっ ...止める様に言っ ....んやっ、っ ...ふぁ ...〜〜〜〜〜っ!! 」
( ...臍部分 ...敏感に反応 ...くすぐったさ ...何より ...内臓に響く愛欲 ... .....確かに期待していなかったといえば嘘になる ...でもこうなるとは、思ってなかった ...... )
「 .....じ、じゃあその ....愛とか恋とか ...そう言うのを教えて欲しいっ ...か、な? ...こう言った形でじゃなくて! 」
( ...少し赤面しながら ....自分の想いを告白する )
[さっ] __…と 聞こえる位に素早い中断
( 黄衣 はセキカの腹辺りに腕を回して支えるのみ
序曲は丁寧に唾液を拭き取り、距離を離し 手を出さない )
『: …ほら、ね ? 堕ちなかった セキカ :』
『: 分かっておるわ、… かかっ つくづくわらわの
儚い策など躱して行きよるのぅ?セキカ… 』
(__黄衣の無念そうな声、分かりきったような序曲)
『: 先に言おう、… わらわも欲しくなったのだよ
独占欲と言いたもうても間違いあるまい… これで
お主を堕とせばわらわが得ていたモノだがのぉ 』
『: … つまり素直になれない作戦 :』『:黙るのじゃ』
_______
( …支えを解き、けらりと背中で手を結ぶ黄衣 )
『: まぁ、そーゆーコトじゃな
…負けた代償じゃ、お主に解せる
愛についてご教授してやろうぞ 』
『:負け惜しみ:』『:黙らぬか』
「 ....二人とも仲良しだね〜〜 ... 」
( 途中から何を言っているか理解が追いつかず ...やり取りから仲の良さを確認 .... ...それと何となく、序曲ちゃんはまともな部類に入るのかと感じる )
「 ふふふ〜 ..残念だけれど昔の皆んなのアイドル時代ならいざ知らず!今の私はイリカちゃん一筋だから ...ね! ... ...気持ちはありがたく貰って置こっかな ...大事に! 」
( ...どどんと胸を張る ...こう言う所は ..魔人や幽霊とは違う )
「 ...黄衣ちゃんの気持ち、良く分かるし 」
[ピク]
( __最後の区切りで発した言葉
それを境に よく喋る二人が口を閉じる )
( … あの 旧いものが見せる深き眼がセキカを覗くのだ )
『: …ふぅむ? われの気持ち、とな
_____申せ… それを聞く必要がある 』
( 此度に於いては、… 序曲も茶化さずに )
( ...両腕を組み、どう答えれば良いのか悩みながら ...一番納得出来そうな答えを探す )
「 んと〜〜 ...隣の芝生は青い?って言うか ...
それこそ、昔の私なら ....独占欲に駆り立てられて ... ...ちょっと危ない方法で手に入れてたかもなぁって 」
( ....危険な空気漂う中 ...仮面の答えはありきたりかつつまらない )
「 いや、今はしないけどね?痛い目をそれで見る事は分かってるし .....
まぁその .....うん、何となくだよ? 」
( ....眼を見詰め返す ....臆さない )
………
___セキカの答えに 二体は沈黙する…
(…先に口を開いたのは、珍しく"序曲")
『: ---黄衣は応えない われは応える
___黄衣だけではない。… 序曲、われも
その考え、その行動を恐れ … そして、戒めようとした :』
___黄衣が手で制す
『:… まぁ、… 所詮、わらわも序曲も "イリカ"の一部。
メインパーツに付属する部品の1つや2つに過ぎぬ 』
『: ゆえに何時かは、… メイドの送ってくる、救いの欲しい
"何者か"と イリカは接触せねばならなかったのじゃ
…わらわが、あやつの頼みに YES と応えた以上はのぉ… 』
_________:…最終的な意思の決定はイリカじゃ
『:故に何処とも知れんヤツ、…そなたは違ったがな
そのようなヤツにわらわ達の命運を弄ばれる。…
危険があったからこそ、わらわは分からせようとしたのだよ 』
(…序曲は、割って入る)
『: …もし … セキカ、が 図々しくイリカの中に
勝手に入ろうと、… 独占 …勝手にしようとしたなら :』
『:下らぬ存在であったのならば __引き裂いてやらん とな 』
_________
『: ___が、今ではこの始末よ。
お主をわらわが欲しがり、諭された挙げ句
浅はかな考えを隣の阿呆に嗤われてな』
『: …そ、ろ そろ … 教えよう、…セキカ :』
_____お主の欲しい"答"
_____セキカが欲しい"方向"
『:愛、というものをな 『』LOVE、YOU 意味、ね』
「 ...成る程、そりゃあ警戒しちゃうよね ...余計な心配、させちゃって御免よ? ...でも大丈夫!ちゃんと責任は取るから!
...私も、イリカちゃんに救われた ...貴女達に救われた _____恩は乗で返すよ! 」
( ...信じた者に 愛した者に ...返す物は数え切れない ...根っこは良い子 ....真面目で偉い ..........一欠片の闇がおかしくしていた たったそれだけ )
____だからこそ、今はとてもスッキリ出来て ...そうさせてくれた彼女達には感謝の意を込めて ...可能な限り礼を尽くす ..つもりだ。
__________
「 ...うん、お願い ....私に教えて欲しいんだ ...いつまで経っても理解が出来ない .....多分、とっても深いだろう感情について 」
( ...正座をしては真面目に話を聞く体勢 ...眼差しも真剣 ...
...それを知る事で確実に ...人間としての成長が出来ると思っているから )
『: …Q、__ 愛: 』
『: 答えは… 』
____________知らん。
『: ____知らぬわ、たわけ 』
( ____にぃっ と口角を上げ )
「 ..........え? ...は、はぁっ!? 」
( 真面目に聞こうとしていた矢先 出鼻を挫かれた様な ... ....微かに怒りを覚えたのか ...頬を膨らませ )
「 ....ちょっと意地悪過ぎるよ黄衣ちゃん!! 」
( その場から動いて ぽかぽかと... ...軽く拳を握って 弱く当て続ける
....じぃいと瞬きもせずに見つめ続け )
_____私は結構真面目に知りたかったのにぃ〜〜....
『: かっかか。何せ貴様よ、コレに意味を含んで
語れなどと… ___意味も含みも広すぎて叶わぬわ! 』
( 叩かれる最中も表情一つ変えず )
『: …"恋" "愛" "つがい" "夫婦" "許嫁" "体だけ"
"ヤンデレ" "一方的" "まっすぐ"… 形だけで超大
様々を求めれば更に無限大 __意味 超無限極大:』
_________…説明不可能、が 正しいよ… セキカ。
(けれど投げうつ様子は見せず、黄衣はセキカのデコを突く)
[とん]『:相手を眺め。… そうして心に沸いた"燃える情"』
『:その情を元に気遣うか?襲うか?独占するか?
尊重するか?___大事にするか… そのような行動こそ
形として存在する"愛"なのだよ。これを意味に言えば
言葉など無制限に広がる!… 分かるか?つまりこうだ。』
『: "他者へ聞いて楽を得る" :』
『:そう、それが全く出来ん事なのだよ!
…いや …それを、すべきでない事とも言うか 』
_____
『:…セキカ、お主がイリカをとても大事に思っている事…
その情に迷いも嘘もないこと、それは見せて貰った 』
『:見事だったよ』
( …再び距離を離し、腕を組む )
『:それが、愛なのだ。…お前が信じ、行った行動そのもの
… この感情、この衝動が愛と言うモノなのじゃ …ふふ 』
『:…… 以上、…何か質問はあろうか? 』
「 ....意味や含みが、多過ぎる ...... 」
( 黄衣と序曲が出したその結論 ....選択肢の多さ
無限とも言えるその形に ...仮面は悩む )
_______...じゃあ 私が今迄に縁を切った ..別れた人達からも ....愛は貰ってたのかな?
( 赤城や旧神達からは愛が注がれているのは分かる ...気がする
...じゃあ 其れ以外の ......私を利用していた人に ...愛はあったのか )
「 要するにとっても難しい感情! ....だよね?つまり 」
( ___________理解をやめた )
___________
「 ....じゃあ、私は変わらず ...その愛を ...イリカちゃんを ...皆んなを守る為に使う事にする! ...其れをすることで少しは贖罪にもなるし ....
....私も沢山学べると思うから .......お世話になったね、黄衣ちゃん 序曲ちゃん ....お礼は沢山するよ?結構何でも良いよ! 」
( ...身体から毒が消えたかのように心が軽く感じれば 当然浮かべる表情も____見ていて気持ちが良いほど )
『: …ま、そんなこんなでよいのだぞ?
重苦しいのでは貴様もイリカも参ってしまう 』
( 黄衣は静かに含んで笑う )
____
『: それ、楽嬉しい。けど、… 今は 駄目、かもね :』
『: …潮時じゃな 』
_______視界内 …映る虚構の凡てが歪み そして__
__僅かに 押し留まる …
『: …残る時も僅かになったな。… そもそも旧い中身に
知もなく触れるでは無理も無茶も生じてしまおうな… 』
『: limit 1分。__セキカが潰れないうちに… :』
____まぁ、待て これだけは言っておきたい
「 ん ......じゃあ不思議で変で ...でも其れは幸福に満ちている物 ......と思うね!私達の場合は ...それは目標でもあるし! 」
( ....深くは考えず ....ただ末長い縁を目指して )
______________________
「 .....潮時?それってな ......ぃ、あ? 」
( 頭がぐわんぐわん 視界がぐるぐる ...ぼやけて、歪み始めて ... 意識が落ちそうになっていく ... )
..根性で踏ん張るも ...段々限界は近づいてきて___
「 ....あ、ぅ ...黄衣ちゃ ..序曲ちゃ ....んっ ... 」
( 残る声を振り絞り .....ジッと見上げる )
____ぁ、……__ …ふ… …
___
〖: …案ずるな、セキカよ… お主は戻るだけじゃ
元より目覚めた旧きの中に在るものは己のみ… 〗
〖: だから わたしたちは話せたんだよ?
とっても、予想外のセキカだったから :〗
____
…伏したセキカの顎を上げれば
表情すらも歪んで見えぬほど
…あぁ、届く声がある内に
: 贖罪などと思い上がるな
: 理解を深く出来ないように :
: 決めた道を誰かと歩め
: 理解出来ない事なんだから :
: 本物の後悔は終わりに待つ
: 理解は必ず得られるから :
: …だから悔いるな、己の身ばかりを見て沈むな
: ___イリカはお前に心で教えてくれただろう
______お前が求め、少なくとも救われたものは…
今 お前の中にあるのだから…
__________歪みが最高潮に達し
______弾き飛ばされる気配が 今の全てを支配する……
_______
( …真っ暗な、部屋 )
( ふかふかの布団に、枕
…隣に眠る ___柔らかな気配 )
____: …………
『(…ね、寝てる… のか、…な)』
( …セキカちゃんが、隣で寝てる
でも、そんな状況に慌てずに…
…けれど、ちょっとおどおどと… )
__ひとつ、やりたいことを思い付いて セキカの寝顔を…
_______ぁ、う .....ん .....?
( 二人の姿は完全にぼやけて どんな表情をしてるか分からない ..声も何処か反響した感じで .....でも 確かに ...確かに心と脳には残り続ける )
....もう少し 自分に ..楽に ....
【 快く信じ任せられる相手 】
【 もっと良い存在になれると言う希望 】
_____淡く仮面の瞳が 青と橙色の光を放つ ......
......ありが、と ぉ __________
( 歪み切ったその顔で その声で .....本質を得たのか .....笑いながら 消えゆく ...全て幻想 だったかの様に )
____________________
__________________ん、ぁ ...ふぁ ....
( ....寝てはいる、寝てはあるけれど ....微かに眠気が覚めて来た )
( …顔を覗いてみれば … 安らかで、無邪気で
夜空の下で静かにざわめく …優しい砂を思わせる )
『 …!! 』[しゅっ]
___目覚めの吐息に …慌てて元の姿勢に戻る
…だ、だって…っ!
『( ぉ、起き てる時に… …そんな時にやっちゃダメだ… っ)』
_______また…
『(バクハツし、しちゃう…っ ぁ、ァ、だめだよぉッ
せ、セキ…セキカちゃんに… あ、ぁうっ… ひ、ひ…)』
( … 目はギンギンに開いたまま 汗は滝のように流れ
顔は真っ赤に染まって 熱が …上がって… )
_____お、…オとされ… ちゃ、った… なぁ… ふひ…
「 ________.....ふ、ぁ ...ああ〜〜..ッ! 」
( ぐぐ〜〜っと気持ち良さそうに伸びながら体を起こす ...何故か精神がとてもスッキリとして それでいて成長した様な気がする )
「 ...良く寝たぁ ....あれ?んと ..さっきまで ..... 」
( ...夢でも見ていたかの様に先程までを深くは思い出せない )
あっ、イリカちゃん!
( 部屋の端 隅っこで座る愛しき存在気付けば ...身体を起こして立ち上がり ...顔を近づけて )
お〜〜〜はよっ!!
( ...真正面 砂姫の真っ赤な顔に対して ...綺麗な薄白い笑みを浮かべた顔
...砂姫と会ってから笑顔を浮かべる回数が明らかに多くなった ...それはつまり )
【 闇 】が消えた ...という事_____。
....だからと言って砂姫から離れるつもりも無いが。
[はっ]『 〜〜〜〜〜〜〜っ 』
( 顔を真っ赤にしてギザギザに口を閉じて… )
____横目で涙眼、… 笑顔は眩しく 美しく…
(____けど)
『 お、… はよ …せ、…セキカ…ちゃん …ふひっ 』
___逃げない。… 顔を、見て 口を…開く。
( … 今の格好はパジャマ姿、まだ 外は暗くて
この分 フリル付き、メルヘンチックな寝間着は
___暗闇の中で …少し、光るみたいで )
『 … え、っと … その ご、ごめん …ね?
い いきなり … ね、寝たりして… 』
( …また横目 )
[ ...きょとん ] 「 急に寝た事に対して謝る必要は ..無いと思うよ! 」
( 不思議そうに首を傾げた後 ...にへらぁと緩んだ笑み ちょっぴり背伸びしながら頭を抱えて ..柔らかな感触を伝える )
「 後ねぇ〜〜 ....パジャマ姿とっても可愛いから 見れただけとっても嬉しい! 」
( ...嘘偽りは無い笑み ...フリルを触り撫でながら きらきらと目を輝かせる ..純粋に着てみたいと言う欲も隠さず )
「 ....ほら、ちゃ〜〜っんと___目、合わそ? 」
「 ....慣れてないのなら大丈夫! ...私で慣らしてこ? 」
____お人好し そんな一言が仮面には良く似合う
ただ恋を成就させたいだけだと言うのに ....曇りや雨よりも晴れが好きだと言うのに
対照的なほど_____ 砂姫に 恋を ...甘さを
『 ふ ふひっ… お、…押し、強いなぁ… …か、…可愛いし
(や、やっぱりセキカちゃん… 距離…近い…っ む、…胸…) 』
( 悪くはない 絶対悪くないけどあけすけに
好意をぶつけて来る度に頬を染めて煩悩に覆われる… )
_____…けど
『…ンっ…(…せ、…せめ…られてばっかり…じゃ…ダメだな…)』
( …決意して、深呼吸 …目の前にある柔らかみの
甘く感じる香りに意識を持ってかれないようにまた決意。)
____ァ …あの、 …その、 …あの ね、セキカ…ちゃ…ん
( …ぐぐ、と少し離れて … 顔を見る … まっすぐ )
『 …ちょ、…っと … 顔、下げ…て? 』
( ...砂姫の発言に 少しだけ反省 )
「 ...押し強かった?ん ...でもパジャマ可愛いのは本当だよ? 私のってモコモコな奴しか無いし .... 」
( ...一度身体を離して ....両手を広げてその場でくるりと回って ...白と赤のゴスロリドレスを見せつけて軽く女の子らしい甘〜い匂いを漂わせながら にんまりと笑う )
....ん、なぁに?イリカちゃんのご命令なら聞くからね! ....ふふふ!
( 膝を曲げて その膝に手を乗せながら ....首を軽く傾げる 何か決意した様な表情に少し楽しみな ...期待を寄せる )
__仮面は イリカちゃんの事は守りたいと思っている。
だから、手を出されるなんて余り考えてなくて_____全てにおいて無防備
『 …… 』
( 体を下げて…もらえばやっと背伸びが届く
… やっぱり、きれいだ …改まって見ると
何度と思う、…佇まいも 雰囲気も… )
____……____ (…恥ずかしい … こんなに綺麗な人に
_____今からやろうとしていることが)
『 … ぇ、…っと… お、…遅れちゃった…けど
… その … セキカちゃんの …告白の…返事… 』
( 頬に手で触れる …一瞬、あらぬ考えが頭に過る…けど
そんなコトしちゃ… ……ふひ…ッ)
____セキカの 手 …小指を包み、… "赤い蜘蛛糸"で結び
[とと__ ]
____一歩 下がって自分の手のひらを …
小指に結んだ …セキカと繋がる 赤い糸を見せる
『(" __…やっ…ちゃっ…た… フヒっ__… ")』
( じわり、じわりと広がる恥ずかしさに…
頬、顔と並んで赤に染まり …斜め下に眼を反らし
やりようのなさそうな、気まずそうな微笑
…空いた手で、軽く頬を搔く… ____恥ずかし… )
『 わた…し …も__… ___…好き だから 』
「 .....っ! 」
( ...流石に返事が来る直前には心臓が止まりそうな程緊張する ... ...此処でもし断られたらって悪い考えが浮かぶ ......____その時、また笑っていられるかって聞かれたら ....多分無理だろうから )
だから ....繋がれた赤い蜘蛛糸が目に入った瞬間に .....
「 ....ほっ 」( ...一安心の息を吐く )
( ......深呼吸をして ....繋がった赤い蜘蛛糸を目立たせる様に軽く引っ張り ...一度目を瞑ってから___にこやかに笑い、桃色に染めた頬を見せて ....
......反対の手で優しく頭を撫でる ...... ちょっと背伸びして ... ....押し付ける )
「 _______......とっても、嬉しい ...安心もした ....ありがとうねっ、イリカちゃん .......本当に、ありがとう 」
( ...撫でるのを終えては 仮面の瞳 ...赤と黄の混ざりに混ざった ....山吹色
________.安心感や満たされていると言う 心理的な意味 )
(…二つ返事、… と言っても過言じゃないかもしれない
だって …求めたくなる理由 …だけしか 無かったから )
[ ぎゅう… ]
( 見上げる顔は …とっても綺麗だけど
度々、見せる笑顔が …無垢なその顔が魅力的で
___…はずかしい… けど、… 積極的に求めてくれる…所も )
[___彼女の全てが魅力的で …優しいのだ]
____
『(で、でも… ……)』
( __…押し付けられた体を …前にして、目を逸らす )
『 …せ、…セキカちゃん? … や、…やっぱり
ちょっと… 無防備 … 過ぎると…思う…な…ふひっ 』
(___……セキカの、ボディランゲージは激しい
愛しい、イリカは背が小さく …何度も抱き付けば…)
__…押し付けた拍子に __セキカの胸を鷲掴み
(__なんだか …離せない。… 柔らかい
…横目でぽりぽり頬を掻き ___柔らかさ… )
『 ほ… ら …ふ、…ひひっ… ご …ごめん…? 』
[ ____むにゅ ]
「 ........ぁ、あ〜〜〜 ....あはは、そっか ..イリカちゃんも、気になってた? 」
( ...柔らかさに服の上からでも ..軽く指が沈む様な気がする ... ...じぃと砂姫に ___悪い笑顔を向ける )
「 謝る必要なんか無いよぉっ ...寧ろ私的にはこうした形でもイリカちゃんが積極的になってくれて嬉しいし ...ね? ......無防備、かぁ 」
___それってつまり、とっても魅力的って事だよね?
( ...手を取り ...少し押し付けて、触らせる ...背が小さい なんて事は些細な問題にもならない ... 寧ろ
其れを利用しては .... ...両脚を絡めて 逃さない )
「 ....ねぇねぇイリカちゃん、私、好きになった人としたい事が有るんだけれど .....良いかな? 」
______ .......ハグ、とか ...キス、とか。
( ...流石にちょっと、不安そうに ..... ボソボソ、と )
「 ( ....ちょっと、急過ぎて引かれたりはしないかな ) 」
____ひ……?
(…純情の深みに立つ二人の内、イリカは初心…
ある程度の知識は持てど ……"経験"はほとんど初
手の中に柔らかさが滑かに広がり… )
______[かぁぁ]…ぃ、ぃ、ぃ、…ぃ、…ぃ…
(___赤面に劣情と恥じ気に焦る顔を見せて …けれど
……"リア充"、な、ら… あり得る、こと …では
あるのだ、…そう 理解をしているからか
惨事に至るまでの混乱は見せなかった ……代わりに)
『(だ、…ダだ駄目だ、駄目だよセキ、…カちゃ…っ
い いや… …ぎゅって、…したり… は、い…良いのか…?
けっ… けど… … …ぁ… 柔ら… 7}*€}€#]…ッ)』
__思考は煩悩と制止、愛の混沌が駆け巡る
( …吸い付いたように、胸を掴んだ手が離れない
離す事が出来る筈の感覚が柔らかな感触と愛欲に
阻まれ、…熱 のみが高まり … 逃げることもできず… )
____っ あ"ぁあ"ぁぁ"あ"あ"ぁ"ぁぁ"ぁ"!!!!
〖混乱は極に達して脳は思考を拒否する
____涙目の泣き笑いの叫びでセキカを持ち上げ〗
[ぼすっ!!…ん]_____ …!!!ッ
_____ベッドに下ろして …両手を上から抑える
はぁ"…っ… は"っ… は"っ…!
(__見下ろす …顔は赤面と、泣き笑いでめちゃめちゃ)
………恥ずかしい …事と照れてる事はよく分かる… 顔
「 ........( ...どうしよ )」
( 流れで言ってしまったが ...本番までは、仮面も未経験 ....キスが関の山程度で実際はどうやって持っていくのかも知らない .. ....表情には出さないものの、内心冷や汗ダラダラで ....此処で止めようにも、止めれない )
____と言うかそれ以前に ...
「 ..ぁ〜〜〜〜 っ、その ..だい、丈夫そう?イリカちゃ ん? 」
( とても荒い息にとても真っ赤な顔色 ...流石に心配の方が先に来ては ....少しばかり、気を抜かす )
....だから、気がついた時には
[ ぼすん ] .....え?
________ベッドの上でされる5秒前。
「 ....っは ..ち、ちょっと待ってイリカちゃっ ....ぅぁ!?( け、結構力強いなぁっ!? ...あ、でも凄い照れてる ....可愛い ...アレ結構私余裕あるな ..なんでだろ、本当に好きだから? ..此れが分かりやすい愛、だから? .....分かんないなぁ )
腕に力は元々入っておらず ...何度か深呼吸繰り返して ...冷静にしようとする ..恥ずかしいのは同じ。
それでも何処か ..楽しくて、幸せそうに体を差し出す ....。
…………っ …せ、… きか …ちゃん…
( 泣き笑いも極に達してしまい …けれど
愛しんで眺めるセキカを前にして )
(___"して欲しいこと"を思い出す)
『 ……そ …う、… だよ、ね …(ふひっ)…
…たく、さん… 貰ったから …返さ …ないと 』
____…少しだけ冷静に … けれど汗が流れて
( 掴んだ …腕を離して、___上体を前に下ろして )
『(___そうだ …も、もう… わたし、たち
… "リア充"なんだから …ふひ…) 』
_____だから "これ" は…
(目を閉じて …少しずつ近付けて)
____あたりまえなんだ…
(…緊張 … 震えて、震えて
____唇を)
チュ…
( ____"頬"に 付ける )
________…… 『(あ)』
(__…"間違えた。"と軽く言えるはずもない。
…目を閉じてて、震え上がって汗を流して
____キ、…きすした場所。…なんとも …言えない 頬 )
_______ ………… !!!💦
___:ゆっくりと上体起こして首に回した腕も引いて
( 目を開いて横目 …ギザギザ笑いで顔はまた真っ赤 )
『 ごごご 、ご ごめ…っ
か、か …かか肝心なと、…ところで …ふ、ふふひっ…』
(…とても せ…せくしぃなセキカちゃん。
…可愛くて、好きなセキカを前にして
____…思わず体を自由にしてしまった)
( ...頬への感触 少しずつ緊張は解けて .... ....余韻に、浸る ... )
「 ....... 」
( ..腕、離されれば ..慌てふためく砂姫をBGMと背景にしながら、キスされた場所を思い出し ...自身の頬を撫でる ...
...とても、愛おしい と感じた )
.....だって
_____頬への、キス。 ....意味は 『 親愛 』
だからあながち、間違っても居ない ...其れを知らない砂姫の表情や様子が可愛らしく思える。
そして ...全く気にしていないのか、それを証拠に。
____...にひひ!。
仮面は何も気にせず ..寧ろ嬉しそうに、楽しそうに笑う。 .....まだまだ初心な所も、たった一度の些細な間違いだけで涙目になる様子も ...全部、守りたくなる。
でも、大丈夫とは言わない ..そっちの方が、面白いし ...更にこの後、 ___返しをするから。
( 離れる前に、両肩を掴んで .... _____ )
______チュッ ....
( 初めてとは思えない、手際の良さ ..自分が自分だと思えない ....それ程までに ...仮面は無い、素を出せ続ける ....だから、やり直し ... まだ、間に合うから ... _______ “ 口 ”に し直す ...... 手を離して、軽く頭を撫で )
「 ...._____ぷはぁ〜 .... ...ねぇイリカちゃん ? 」
( ..数秒、密着してから口を離して ...両手を頬に回し ...... ...舌をちょっぴり出しながら、小悪魔っぽい笑み )
____謝る必要は無い、のッ!! [ ....むにゅり ]
( 一気に引き寄せて ...柔らかいくっしょん ....胸部に、頭を押し当てて ...頭、再び撫で始める )
「 _____だって、大好きなのに変わりは無いんだから! 」
『(ど、どどどど… ど … どしよ…っ
き、きす…きすって口とくち…っ!さ
ささ最悪のばあい度胸がなくてき、き…きら…っ)』[💦]
( あわてふためく …経験はなく、胆力も低い
目をぐるぐるにして …混乱のようす、… だから )
肩を掴まれ
___キスされて
[むにゅり]
______ふ ぇ ?
(__ハニーなモーション …受けたあとの
柔らかな感覚がしてやっと… 眼は今を見つめる )
『…ッ せ …き』
(…抱いた他意も砕き流され __甘い香り
感覚が悲鳴をあげる、…柔らかい 暴力…)
______けど
『 か、…ちゃぁん… だ、…ダイダンすぎる…な?
やら…… ふ、…ふひ…キモいこと、…言うけど
…や、…やらかくて… 気持ちいいけど… さ…ふひ… 』
(…幾らか、落ち着いて ___"してほしいこと"
思い出して、…大きな… 胸部で難しいけど
___背中に、…両手を回して…)
[ ぎゅーっ ]___ハグをして
『 ふひ…そ…そんなことして わ、…わたしが…
…そ、…その… お、おそいかかっちゃっても…
知らない…ぞ? …ふ、ひひ… 』
『 ……(あぅ… ホント…) 』
____好きにしかなれないや…
「 ....イリカちゃんは何か勘違いしてるかもだけど ...私は自分から好きになったものは嫌いにならないよ?....身勝手かもだけれど、好きを押し付けていくから! ...っふふふ 」
_____それに。
「 ..................... .......... 」( 不思議な間、十数秒 )
「 あ〜〜 .. ____ ...い、イリカちゃんに襲われるって未来が全く見えないから! ...にひひ .... 」
( ...少しだけ、今回は隠した本音 )
「( ...ハグって、とってもあったかいなぁ...何だかとても、気持ち良く感じるや .... ...本当 ) 」
.....可愛いなぁ、イリカちゃん。
( ...身を擦り寄せて ....其れこそ簡単に ...他の子に取られてしまうのでは無いかと思うほど純情な彼女。
....取られたく無いと言う独占欲が沸々と沸き上がってしまう ....強めに胸、押し付けながら ....瞳を閉じる )
___________私の前で沢山 ...色んな感情を見せてくれて、教えてくれて ...本当に嬉しいなぁ .....
..沢山、返すからね .....だからこれからも ...付き合っちゃうから ...んひひひっ !
「 ...後、イリカちゃんが“こう言うの”好きと言うか気持ち良いんだったら ...私は幾らでもやるからねっ .....それ位には私大好きだから 」
( ..貞操観念と言うものは少ない ...それ処か愛する者の為ならば命を投げ打ちそうなほど ....夢中に熱中。
...舌舐めずりして唇の潤い保ちながら ...笑い続ける )
「 ..此処まで大胆にするのは心を許してるからだよ .... ..私イリカちゃんに対して、今悪意とか全く感じてないし! 」
( ....全て、全て ___朝が1%も含まれていない純粋な本音 )
( 胸の高鳴りはもう、…治まってくれそうにない)
_____寧ろ心臓に響きすぎて 意識も朦朧
[どきっ] [___じゅ]
『 (は…ぅっ?…?) ふひッ… 』
( 純情は、無知の裏返しでもあるから
イリカの高鳴りは上手く治める方法を知らない
セキカがガードを緩めて …えっ、ちな匂いを見せる度
…股が濡れる事なんて 胸が張るなんて 砂姫は知らない
それがなんだか 凄く恥ずかしくて… )
________[とすんっ]
『 …ぁぅ… せ きか、ちゃん… 』
( 抱いて、抱かれたまま…横に、ベッドに倒れる
_目の前にある柔らかいものからは逃げられないけど )
『 もぉ …寝よ? …わ、わたし ふひ…っ
そのっ、…ほら ね …眠くなってきた し? 』
( 顔を上げて …キレイな目を見る
それだけで心を見透かされたように感じるほど
…恥ずかしいと思うのは …や っぱり
… そうなんだろぉ …なぁ )
_____今は23時 …布団をふたりでかぶる
『 …っ 』
( …目を閉じながら胸は高鳴る
眠れる、…だろうけど 今日、1日だけで
セキカ… ちゃんへの愛も 欲も… )
_____隠せるかどうか心配になるほどに…
「 ....ん〜〜 ...イリカちゃんが言うのなら、分かった ...結構もう遅いし、寝ちゃおっか! ...添い寝って奴だね! ...んひひ 」
( 本音を言うなら眠気は全く無いが ...其れでもぐっすりと眠れそうなのは側にイリカちゃんがいるから ...安心して、寝れる ...
...さっきまでは眠く無かったはずなのに、時間が経てば眠気も次第に起こって ... )
_______ぎゅ。
( 抱く力が、ちょっと強くなって ...無防備ながら、その肉体を押し付ける形に ... ....高鳴りは赤仮も同じ )
____全部全部、消えない様にという事を、祈るだけ....
今迄のが全部嘘だったみたいに 泡沫となって消えない様に ...ただ、願う
もっともっと イリカちゃんと __イリカちゃん“達”と ... ...話したい、触れ合いたい、知りたい______
( ...気付けば一筋、涙が落ちる )
( 布団を被って ...今は休もう ..お互いに少し冷静になるべきだから )
「 ..... っ 」
( 目を閉じても不安は消えない ..... ...胸の脈拍は高くなり続ける ....好きな、大好きなイリカちゃんに ...起きた時に全部幻として、消えない内に .... )
愛を、欲を、全て包み隠さず_____
大好き、大好きっ ..愛してるからね ...!イリカ、ちゃんっ ...
( ..告白が済めば少しは軽くなった )
______ぎゅ。
ひぃあっ…?
( 押し付けられる肉体 …またも情けない声を出しても
条件反射になりかけたそれは先端だけで終わってしまう)
…?
__気付くのだ …押し付けられた体だから
…近いからこそ聞こえる __その "鼓動" に
"自分へと向けた恐怖に"
[!] …
( …溢れる心、暖かさに満ちて …けれど震える言葉…
だが何よりも … 流れ落ちた一滴の …涙に
___今、…感じる恐怖心が何なのか …気付く )
せき…
[ぎゅぅ…] 『…セキカちゃん』
(抱きしめて …離さない___)
セキカと同じに …顔を胸に押し付けさせるのは
お返しではなく、__"聞かせ"るため
____落ち着いて流れる小さな …確かな
… 砂姫の __心音を
『 わたしは … …わたしも …大好き
好き、…だから … ……だから、ね…? 』
____目を閉じ …セキカの頭に口を付け
少しの間を、置いて耳へと響き続ける …心音
首に掛けた手のひらから __少しの暖かさ
(___顔を少し離して … 元気な、笑顔!)
『___…やっぱり …好きだよ …離さない …から!』
あぁ、怖い ...この安心が、温もりが ....消えるってなったら .... ...ごめん、ねぇ ...
( その恐怖は、仮面が何度も何度も経験してきた事 ...だから 誰からも好かれる様に頑張った...程々にヘイトも集めながら ....
...其れでもやはり 埋められる事は無かった ..... ...心 ...震えは止まない )
また、失うのは嫌で ...弱音を吐いてしまった
....こんな事 好き“だから”聞かせたくなかったというのに .....
[ むにゅ ] ......ふぇあ?
____気付けば数分前の砂姫状態 ...頭がどうにも当たる
「 ...あ、あの、イリカちゃ ....? 」
( 想像出来ない行動に ...ちょっぴり困惑 ...
...感触は悪くないがそれ以前に ....平気なのかと言う心配 )
( .....もがく気は無いが ..思いの外強い力で抱きしめられて逃げられない )
.....____っ ......ぅ .....っ ...!
違う理由で____滴る涙 ....止まらず。
「 ....っ ...う"んっ ...う"ん"っ ..!!___わた、わた ..しも"っ ..イリカちゃんっ ....好き、好きだからっ!! ...大好きだがらぁ"っ!! ....ぅ、うぅあぁあっ!!! 」
( 嘘偽りない暖かさに加えて 落ち着く心音 ...その言葉だけでどれだけ ...どれだけ、救われたか分からない )
( 笑顔に元気を貰い ....慌てて袖口で涙を拭き .... ...幸せそうに笑みを浮かべる ....赤仮 )
あぁ どうして どうしてこの子は ...こんなに良い子なんだろう?
「 ....いや、私が間違ってたの .....かも 」
優しい人は沢山いた 良い人は沢山いた
数度のトラウマから軽度の人間不信で ...心に壁を作っていた。心の底から信じられなかった。
_______赤城に住んでいる ...彼女達にも謝罪と、感謝をしなくては。
「 ....本当、ありがとうね ...イリカちゃん 」
___感情の渦を一緒に抱き込んで
( 謝罪ではなく、…きちんと嬉しい感謝が聞こえて
やっと心も軽いままセキカちゃんと顔を見合わせる )
ね… せ せきかちゃ…?
『 …むっ …むしろ感謝とか…しなくちゃいけないの
せ、…セキカちゃんに その …好き。とか言わせちゃった…
わたしだったから… だ 大丈夫…だよ? …ふひっ 』
___うじうじ…引っ込み思案で顔そらし
(…そうに見えても、呼吸は荒くて顔は赤い
__何処ともなく見てる"二人"も呆れた…気がする)
「 ...そう言うイリカちゃんが、大好きっ ..本当にありがとうねっ ... 」
( 初対面から ...大きく成長した ...それは今の砂姫達が居るから ...感謝、してもしてもし足りない
...ちょっとだけ赤仮の顔が赤いのは 泣いたから ...そう、泣いたから赤いって ...決して羞恥だとかじゃないって 認めようとはしない )
...明るいセキカに 涙はいつまでも似合わない!
「 ...ふふ、じゃあ、寝よっか! 一緒に! 」
( ___当然零距離 離さず抱き締めて ...心身共に触れ合える、暖かさを伝えられる近さに
...自分から、擦り寄せたりする位には 信頼も 愛情も .... ...受け取った )
( ....結構、脈は速いのが、近いとわかる )
___日は、もう覗かない …砂漠の空を闇色が染め上げる
( とろりとした暗闇が部屋を包むと、…染まる黒色
彼女達に紡ぐ機会を与えるように 包み隠す夜のヴェール
__隠された安心は砂姫に幾らかの余裕を与えた )
[ぎュ] 『 ……えへ、へ… 』
( …抱き寄せる、その手へ向けて …セキカに向けて
思い抱く情は 受け入れる心の証、"安心"__ )
____しかし …同じく、浮かぶ情は…
______ 心に影を落とす "不安"
( …セキカを嘘偽りから解き放ったのは、自分の言葉
だが …それは心のきれいな彼女だったから届いただけ
まだわたしはセキカちゃんに …甘えてばかり )
______ 情の進み …やがて抱く "願望"
[ぎゅぅ…っ] 『 … 』
( ___欲しい …近付く恐怖をはね除ける 逞しさが
___欲しい …甘えを呑んで溺れさせる 深みが )
(__その願いは、抱き続けてきたもの
…だが、"誰かのため"に願うなら 始めての__)
____愛は、…想いはセキカによって増して
…抱いて大事に心を占める、だから砂姫は…
『 …セキカ…ちゃんっ 』
( 感情大混じりにセキカを抱き返して
…考える、願う ___彼女を守れる自分を )
"花"は枯れず 、 "鳥"は飛ばず眠る 。
"風"は止まり冷たく 、 "月"は満ちも欠けもせず回る 。
不変の想いはこれ以上薄くはならない。例え ...大きな"闇"に包まれても。
( 彼女が不安なら ...彼女が心配ならば ....だったらする事は一つ )
「 遠慮無く頼ってよ? ...イリカちゃん、一人で抱え込んじゃうと ....私みたいになっちゃうから 」
____その代わり私もこれからは ..皆んなに頼るようにする!
.....だからたっぷり、とね!
( 強く強く抱き締めて ...愛情を込めて 信頼を寄せて ...成長した証を見せる ...砂姫の為に )
( 其れこそ ...砂姫が望むなら簡単に ...手に入れる事は出来る ...まやかしの感情を。 ...でも絶対、ぜぇ〜〜ったいにセキカは渡さない )
____だって甘やかされるの好きだから。
「 ...大好きだよ、イリカちゃん! 」
( その一言に何十もの意味と想いが込められた ...なんて、知る由もないだろうけど )
『っっ!』 (__わたしだけの心 感情)
( 言葉にもならないまま …嬉しくて )
_____…旧いモノを前に
_____"心は器に" ___"言葉は肉に"
_____"流れる血の感情と"
___"旧きモノの"願"を魂…"
________砂姫は …器を胸に
___…愛の言葉を __逃げずに"受けた"
[どくんっ!!]
『 !! ____? 』
(__咄嗟にセキカから離れて胸を抑える
……………)
(痛み)
( …セキカに囁かれた愛に苦しむ
____どき、…どき …では 無かった )
(重く __波紋を描く鼓動)
『 …セっ 、セき …か…ちゃんっ
____わたし …わたし …[どくんっ]__ 』
『(:…な 何…ぞ、!? イリカっ… !)』
『(: 違う …違うの …これは :)』
『(:ん… ____ん"?)』
________ : っ わ… わらわッッ⁉️
____: …… :
『 わた _…わた、しっ… ヘンっ…! 』
(意味の分からぬままに鳴り続ける鼓動は
収まりを知らなかった …砂姫は胸を抑えて
必死にその小さな体を自ら抱いて悶え続ける)
[どくんっ __どくんっ どくんっ どくんっ!!]
________受肉椀 __…"2膳" 用意完了_____
『ん … ぅ … ぅ …うぅっ…っ』
[どくんっ どくんっ どくんっ]
( ...自分の気持ちに正直になって ...色々考えれば、少し視線は上の空 )
例えばデートだったら ...一緒に出歩いて、色んな世界を見て .... ....ロマンチックな雰囲気を楽しみたいし ....
皆んなにもしっかりと伝えてあげて ....ちょっとばかり自慢をしたくなるし ... ....とてもとても、幸せを一緒に噛み締めた______
.....え? .....は、えっ!!!?
「 イリカちゃんっ!!!!? 」
( 胸を抑えた砂姫 ...その表情はとても苦しんでいる様に見えて ... ...思考よりも先に心配が頭を支配して、近寄り ...顔色を覗きながら、癒休の準備 ...大したことは出来ないが )
「 ねぇっ ...大丈夫!?大丈夫っ!!?何か持病とか、あったりした!?...それとも何か未知の感染...? ...と、兎に角っ、死なないで、死なないでよイリカちゃんっ!!!! 」
( 必死、声は震えて ....目は涙で潤う程に ...とても、とても 必死になる )
......っ?
( 僅かな違和感 ....気配と言うか雰囲気と言うか ..増えた様な、気が .... )
( ...そんな僅かな違和感を気にする余裕は簡単に消えて )
「 ....胸っ、胸痛いの ..?ねぇっ、本当に大丈夫...!!? 」
( ...不安は重なる ....が、それ以上に小さな恐怖は増えていく ... ...もし、このまま
___倒れてしまったとしたら?
想像は難くない ...そうなった時、軽いパニック症状 ...後に恐らく )
__この砂漠から、連れ出すだろう。
( 兎に角寄り添って ....背中を撫でてあげるしか、今の赤仮には出来ない )
___っ … う"あ…っ っう…ッ
( __…苦しみ、…怖れて
… 涙ぐむような、ふたりを
__ … 優しい序曲の歌声が包む
"…青く染まる日が降りてくる "
__街並み包むの 硝子色
遠く 見つめる瞳さえも
…曇らせる心 冷たい風 )
( __知らない恐怖に流されて
…心がどこかに呑まれてく
張り裂けそうな胸の奥で
__"鼓動だけが たしかに生きている__" )
[_砂姫は、…胸に手を当ててセキカを抱き締める]
____黄色い衣が鳴り響いて
( きたる風のなか__
聴こえてくる … あなたの声 )
( "Pray don't break a peace forever" )
( __その眩しさを信じ… て… る____ )
____
( …砂姫は、落ち着きながら
しっかりとセキカを抱き締めて
__分からない …けれど、きっと__ )
" すばらしいこと " の起きる時を…
迎え…
『『『:: に"やあ"ッ⁉️ :』』』
__る、瞬間に砂姫は衝撃を感じて跳び跳ねる
( …セキカを、その直前まで抱いていたのだから
跳び跳ねた頭の先 __当然セキカの、額へと… )
[ G O N ❗❗ ]
___ふたりの視界に白い火花が飛び散り
( …頑丈なセキカは、持ち直せるかもしれない
__けれど 砂姫、イリカはおもいっきりガン。と行って )
ぱた ____[ぐるぐるぐる〜…]
( …仰向けにベッドに落ちて __目を回しちゃった )
___大丈夫っ ..大丈夫だからねイリカ、ちゃんっ ..!!
( ただでは恐怖に呑まれないように ...声は震えながらも .... ...砂姫を支えて ... ...抱いて、落ち着きながら落ち着かせる ... ...
____...不思議と闇の気配は全くしない )
___....あ、これ ..この、歌 ...序曲、ちゃん..?
( とても心が落ち着く ...リラックス出来る歌声 ... ...砂姫の行動にも ...なんだか、恥ずかしくなってくる
...後先考えず、少しばかり焦りすぎたのかもしれない )
...ごめんね、イリカちゃん、序曲ちゃん、黄衣ちゃん
....その、変な考えが起きちゃって ..過保護になっちゃったかも ....
__次第に ...落ち着き始める、赤仮
......同じく、抱き返して ... ....優しく、笑みを浮かべ____
r________
ぴぎに゛ゃぁあ゛っ❗️❓
[ ゴ ツ ン ❗️ ]
( 鐘の様な音が鳴り響く ...それほどまでなクリーンヒットを互いに決める ... ...痛みでさっきまでのシリアス空気は消えて
... ...涙目でヒリヒリ痛む額を押さえる )
「 ...〜〜〜〜〜〜💫.....う、う〜〜〜〜 ...い、イリカちゃ、ん ..へ、へぇ〜〜 ..き? 」
...頭の上で星が回り、額から煙が上がる ... ...耐えてはいるが ...ちょっぴり辛い
........あ〜〜〜〜〜.... ...ごめんね?イリカちゃん ...
( ...目を回した砂姫の頭の下に枕を敷いて ...布団を被せて、寝かせる )
[氷鬼特製:冷えピタ] [ ...ぴたり]
( ...貼り付けてはじわじわと頭の痛みを冷やして癒しながら
___安心できる様に一緒に掛け布団に潜り込む )
....おやすみ、だね?
____・始まる夜更かし
( __夜は既に深く、窓には砂殿の眼下に営む
ほろ暗い街並みのうねるような活気を映している )
( 砂漠は …昼も夜も、殆どあったものではない
何れであれ 過酷さが奪い __ギラつく生が襲う
…ただ、それを忘れられるなら… )
__その景色は広大 …美しさは氷の海にも負けることはない
………
[ちょん]__: 最早、夜は深い …いや悪いが、寝られぬぞ?
: 邪魔は …しない、のを… 無しにするよ :
(__セキカの真後ろ …セキカの近く、…声と 背中にに感触)
_______布団に沈んでも気分は浮陽で上々
( 外は既に寒冷の世界 ...しかし見上げれば、砂粒よりも小さく煌めきは宝石に等しい .....夜空の海 )
( 窓から望む月光に ...窓に入り ...微かに照らされ続ける )
....そんな中、やっぱり眠気が消えない程
...子供の様に今、テンションが上がってるのは
__当然と言わんばかりに、眼を輝かせる
「 ...寝られないのは当たり前じゃん! ...私、こんなに時間が早く感じるのは久しぶりだしね ... んひひひっ! 」
( ...真後ろから漂う感触に、手を伸ばしながら笑う ...
...じぃと目を向けては、悩む )
___で、ど〜しよっか?
: どうもこうも… :
( …手首を掴み、__引き摺り出す
ベッドの向かい側では砂姫の掛け布団を抑え… )
〖: ないじゃろう …しかし受け入れが早いのぉ 〗
( …手を、掴み 引くのは砂姫 掛け布団を
眠る砂姫から落ちぬよう抑えるのも、砂姫… )
__掴む砂姫は …黄布を衣と纏ってインナーを
__抑える砂姫はドレスのように纏う青布 …
〖: なぁ …セキカよ 〗
〖: …… :〗
「 ....んひひひ、楽しいねっ、二人とも! 」
( ...布団から引き摺り出されては静電気か ...所々髪の毛が跳ねる ... ...毛先ぴょこんと )
後二人とも可愛いっ! ...と、私は思うよ!
( ...どうにも旧神はお洒落だと、今の寝間着?的なのを見ては感じる ... ...後やはり、どの砂姫も ... )
__赤仮好み。
__静かに砂姫の寝息だけが 沈黙の中で…
〖: 受け入れが早いどころか、早速ツバ付けか
…[フゥ] 本当に、…いい女であるのぉ… かかかっ〗
〖: それ 本当。…___ とてつもないことと
自分の欲を両立して …それで笑ってられるんだから :〗
( 黄衣が腕を組み、…序曲は無垢と無動 )
_____さて
〖: 色々と申す前に、まぁ 名乗らねばな
今のままではセキカよ …話し方が分かるまい?〗
〖: …序曲、…序曲者 三つ名の内を
__ "フィネーリア" に値するもの :〗
( …ひょこ、と一足先に )
〖: キサマよ、今はわらわが… えぇい
…存じておろうが 黄衣の者。名を…
そうじゃな"イリカノール" とでもしよう 〗
〖: むろん 今に至るまでと同じに… 〗
〖: 序曲 でも、いいよ? セキカ :〗__遮るように
___...不思議と、不快にならず、安心する寝息の中で ...三人は夜更かし。
「 ....??? ...ん、んひひひっ、そうでしょそうでしょ! ... ...イリカちゃんや、貴女達の為ならば例え火の中水の中 ... ...的な、感じだから! 」
( ...少々二人の言っている事に困惑するものの、直ぐにポジティブに捉えて ... ...照れ臭そうに頭を掻く )
「 ...私は今のままでも良いけれど
...名前、教えてもらったからには ...ちゃんとそれで! 」
___だから ....んーーと
「 ....“ネーリアちゃん!” “ノールちゃん!” ...き、気に入らなかったなら前の呼び方に戻すから、ね! ...んひひ 」
( ...やっぱり、見ていて思うのは仲が良いという事 )
「 ...改めて、面皮赤仮! ...よろしくね 」
〖: かかかっ ここまで来るとまぁ心地良いもの!
まぁ 思慮深い方では… …〗
( __黄衣は硬直する、…目の前にあったのは
イリカを挟まない "直" で見たセキカのおなご顔 )
〖: …ぁー、なかろうと 知っては…おったがな?
うむ …こうも見るや、それが__ …むぅ 〗
___有耶無耶。… 同じく、軽く頬染めて
…顔を逸らす黄衣 それに視線を注ぐ… 序曲
〖:[!] っ…えぇいっ みるな見るな話が進まん!〗
〖:誤魔化し〖: 黙るのじゃ! 〗
_____
(ひといき。)
〖: がぁっ …むぅ、兎に角… …セキカよ
今の状況について。…まぁ、答えは半ば
予測できるが 一応問うぞ? 〗
〖: 今の … わたしと、…つまり私と、イリカ
… 同一が みっつ ____ :〗
〖: この状況。… どういうものか、解しておるか 〗
「 ......( 恥ずかしがり屋さんなのかな ) 」
( ...一先ず、視線を向けてくる序曲の方へ視線を向けて ...純粋な眼差しが刺さる )
「 ...え、え〜〜〜...っと、 ...ん、と ....い、イリカちゃんが一番だけど...ノールちゃんも、ネーリアちゃんも.... ....だい、好き? 」
( ...要するに理解にはまだ足らないという事 ...
...難しい話はそんなに好きじゃ無い )
「 ......ごめんっ、どういうことかその、教えて? 」
__それでも好きな人に関する事 ...出来る限り理解しようと、頑張る
( やはり、…と 呆れたジェスチャーの黄衣 )
〖: セキカは …それで、良いと思う :〗
〖: いーや。良くない… …ま 要点は伝えねば 〗
_____
〖: そもそも …わらわら2人は本来 このように
個別の肉体を持ち得る存在ではないのだ、セキカ… 〗
(序曲が 間を置いて、続ける)
〖: イリカの …思い浮かべる、理想と… 奥底の 旧
所謂… 人格のみのもの。__けど …イリカは
…旧かった だから …わたしたちは存在だけはした :〗
______
〖: そう。実態のない存在、… 幽霊より薄いかの?
しかしそれが こうして今 〗
( …強調するように序曲は腕を広げ )
〖: "セキカ"のせいで。… 肉体が出来ちゃった :〗
______.......??????????
( ...瞬き一回もしていない ...する隙も無い ......
...なのに、頭は理解をやめて ....?マークがくるくると回り ... ...まるで宇宙の真理を理解しようとする猫の様な、間抜け面を晒す )
「 ....えーーと、じゃあ何かな...私、錬金術でもやったのかな? ...無意識に 」
( ....一度自身の頭の中で整理するが、ごちゃごちゃばらばら ..それくらい、突拍子のない話 )
_____....[ぷに]あ、ほんとだ。
( 不意に、二人の頬を突く )
〖: …まぁ、それは追々説明するかの
今 …それをのべれば、パンクしそうでなぁ?〗
( かかか。…と、茶化すや否や
…セキカの、片脇に挟まるようにして
身を寄せると __左腕を絡め、半身の自由を奪い )
〖: わたしは …わたし、たちは …
例がない存在 ルールの外の存在
…居るはずのない 三つになっちゃったイリカ :〗
( "大した動きはしてない …けれど、原因はセキカ"と
…続けながら 序曲も黄衣と同じ事をして )
__セキカを …柔らかく捕らえて自由を奪う
〖: つまり恋を飛び越えて。… お主 〗
: "わらわ達" に責任取らねばならん立場じゃ🖤
( 腕を捕らえた、…悪めの笑み。 )
「 あ、うん ....正直メモが欲しいかな、今は ..頭の中だけだとこう ...爆発、しちゃいそう ...物理的に 」
( ...まだちょっぴり頭がフラつくのを片手で抑えてるうちに ...何故か、何故か ...半身の自由が奪われる )
「 ...あの、ノールちゃん? ...その、気遣ってくれるのは嬉しいけれど ..き、距離は近いし ....それにその、身動き取れない、かな? 」
_____ヒッ!? ...あ、あの!!?
( 続けて ..序曲に取られては、もう完全に身動きは取れない ... ... )
「 .....!!? ...せ、責任ってつまり、そ、それはえっと ....!! ...わたっ、私が...!! 」
___い、イリカちゃん達のお嫁さ ....!!?
( ....遠からずとも、近からず )
( あっ、名前つけるの忘れてたっ..! )
434:黄衣イリカノール◆.s hoge:2022/01/30(日) 01:57
(__そこはベッド …セキカは尻餅ついたような姿勢で
…後から上がった二人が 両脇で彼女を捕らえる
まるで 蛇に巻き付かれた獲物のようで …しかし
捕食者たる 小さな二匹は静かに弄ぶ 猫のよう)
[ にぃっ ] ___なぁんじゃ
〖: 幸せになってただの乙女にでもなったか
くく …まぁー 〗 [ぎゅっ][ぎゅっ]__
( ほとんど __同時にセキカの太股に手を掛け )
〖: そ・の・と・お・り じゃっ[ぐいっ] 〗
__乱暴にも開かせ …脚にに股を掛け、閉じさせない
( …2人は__ 高貴な、…不明な底知れなさ
崩さぬまま …抵抗も赦さずに 手篭めにする用意を
___終えてしまった )
( ...ろくに頭も回らない現状、これが夢かと錯覚するのも無理はない話だけど .... ....残念ながら、現実 )
「 ...だ、だってイリカちゃん達、皆好き、だし...
__で、でもそ、そんな ..責任取るような特別な事!
私してないと思 ...... ひゃああぁっ!!? 」
( ...太腿、開かれては顔を... ...告白された時と同じ位、真っ赤に染めて ...声も、何処か裏返る ... ...乙女らしいと、言えば ...乙女らしい )
「 ね、ねねねっ!!ま、待とうっ!?の、ノールちゃんもネーリアちゃんも今頭が ...こう、変になってるんだよっ! ...だ、だだ、だから ...その、ね?ね!?ねっ!!? ....や、ちょっ、ま、待とうよ...!!? 」
( ....冷や汗たらたら、震えてはいるが ...それと同時にどこか、期待する様な視線がチラチラ .... .... ..... )
___現に、瞳の中に桃色が見え隠れ
( まず、…耳元に口を寄せた 呼吸の…唇に、
空気の触れ 擦れる音が聴こえる位に近付く
…夢に飛び込む内で与えたような 甘き褒美を思わせ )
: せぇー… きぃー…か
: セキカ。
____その実 …溶かすように ゆったりと名を呼んだ
(間を空けず、…適度な太さに、いい肌の張りて…
それだけで艶かしい彼女の脚 …付け根辺りに
二人、…揃って下腹部を押し当て まるで綿へ
羽を入れたように …心地の柔らかな感触を )
「 ....は、ちょ、ち、ちか ..!近いっ、近いよ二人と ....
___へ、ひゅっ ....ぉ、ひぁ、へ... ..? 」
( ...愛はある、恋はある、だがこんな事は初めて )
___そしてビックリする位、耐性0
( ....それこそ、既に痙攣する程震えて ...仰け反り、呼吸を乱す ... ... ...二人の声が、両耳から ...離れない ... )
ふ、ひぇは ...ま、まって、ね..?いま、す、すごく、あつくて...や、ばちかんじが ...するっ、からぁ..!
( 程良い、しかし摘めば何方かと言えば柔らかい太腿 ...
...垂らす舌は少し厚く、瞳も垂れて来た .... ...体温は平常よりも余裕で高い
.....押し当てられた側の方が、緊張と感触に ...思わず、体を震わせる ... ...身体が、どんどん楽な方へ、気持ち良い方へ ..染み込むのが、分かる )
: …[かはぁ]
___序曲へ僅かな目配せ …その間に吐息を耳元で
( …序曲、…捕らえる腕はそのままにもう片手に
… 舌で唾液を付け、撫でるは… セキカの臍辺り
愛撫をするように遅く …這わせるように )
____一方で
( …開かせた股に 責めはない、服も脱がさず
深く 残すような真似に及ぶことはなく …耳と
臍と、…感覚のみを下半身に与えて… )
____ん …ん …ぅ
「 ...っ、ひ、は、ひゅ ....ぉっ ....ふぁああっ!!? 」
( 一息の吐息、たったそれだけでも ...絶頂に陥れる程の快楽が身を包む ... .... ....また、知らない心が、感情が ..赤仮を襲うのだ )
「 ...は、ひっ ...っ、にゃ、に ..こ .....んへ、っぇ ...!
....ぅ、きゅん、きゅん、す...ひ、ぅうう... 」
( ...もう責めはいらない程、感度は跳ね上がっており ...
....耳への声と吐息、臍への遅い...撫で方 ...真似事
...たったそれだけで、既に出来上がる ... ... どろどろに )
____....イリカちゃんとは、違う魅力、夢中に、溶けてゆく
「 .....ぁ ...ま、って..まっ ..ひゃ、ぅ、ってぇ..! 」
__安眠する砂姫に気付けば ...急激に冷や汗が体を伝う
こんな所、見られたくない
: ………
: ……… :
( …2人 、手を止め 顔を見合わせる
普通なら此処で 終わるのだろう )
( だが、片や笑んでおり …片や指を鳴らす…
見れば両者 瞳は色欲ではなく、…尽くことのない
何時もの理性が瞳の中に映っている )
_____ [ぱち]
『 …え 』
( …砂姫は、眼の中に飛び込む光景に当然ながら絶句する
しかしながら …歪む表情、それは驚きの為だけであり
闇や、恐怖…マイナスの感情は無かった ___何故ならば )
___眠りに就いたベッドと同じ場所
___こい…び… 恋人を …弄ぶ2人の"自分"
___…絶対見せないような蕩け顔の… せ…セキカち…ゃん
眠りから起き上がり、…それらが唐突に映ったのだ
( …疑いようもない ___砂姫にとっては… )
__散々押し付けられた健康的で …せ せくしぃな…体
__とても …可愛くて 綺麗で… …ほ… 欲しくてッ
( そんな煩悩が産み出した夢に他ならなかったのだ )
__(続き↓ 少し待って)
『(いやっ …いや、いやっ… ちょ… は、…ふ ふひ…ッ!?
わ、…わた、しっ…なんて …なんて …なんて…夢ぇ…ッ!?)』
___こんな夢見るような自分の煩悩に
一人 ぐるぐる目の紅潮に、…あわわと恥じ気
… その上…
: ………
: ……… :
( __二人は、…ちらりと起こした砂姫を見
… 責め手を止め、何かを待つように眺める )
… 夢、でも…
___こんな… きら、…嫌われちゃいそうな…ッ
けど …夢、…夢の中の …セキ、か…ちゃんでも
… じ、… 自分が …なの、…に
( 相手が 自分でも… ___夢の中のセキカでも。
… … … … … … … )
何か… イヤだ!
駄"目"駄"目"ぇわ"たし"のわた"しの"た"から"ぁーーーっ!!
[ どしゃぁっ ]
____再びの超大幅混乱。… 夢と思えど独占欲
泣き笑うような取りあえず闇のない叫び声で
__…無防備なセキカに飛び掛かるように押し倒す
[さっ]
( 二人は、それを分かっていたように身を躱し
…セキカを押し倒す砂姫を静かに眺め始めた__ )
_____
っ っ …せ …ぇ
『 っせ …せ …き、か … ちゃ …ん…ッ 』
( __何故、自分が …こんな、夢で必死になって
…押し倒した セキカちゃんと見合ってるのか分からない )
(渡したく …ない)
___ゆっくり …に、見えて奪うみたいに唇を寄せる
(…乱れ姿は __もうお互いにそうなっていた)
「 .......は、はぁ ..はぁ、ほ、ほんとふたりともどぉしたの..さ、ぁ..?...[ほっ] 」
( 手を止めて ...言う事を聞いてくれた二人に、少しばかり安心 ...それと同時に、色々言いたくなれば、呼吸を整えながら ...頭の中で整理 )
...そう、整理 ...今迄の事も含めて、色々と
___結果、既に起床した砂姫には気付かない。
「 ....もぉ ..おっ ...汗も、すごい ...しぃ...
...気持ち良かった、けど ..こぉいうの、する ..まえ、一言位 .... 」
( ...寝間着は少しばかり透けて、ぴっちりと肌に張り付く ... ...火照る体を冷ますため、手で仰ぎながら ...風を通る道を作る
...またどうにも、“側から見れば誘う様に” )
それで、一体全体な_____
___.....に。
( ....此処で、先程から寝息が聞こえない砂姫を思い出しては ...とてつもなく嫌な予感 ...悪寒が襲う )
「 ( ..よく考えてみたら、こんな隙だらけなのに ...ノールちゃんも、ネーリアちゃんも ...さっきみたいに変な事をしてこない .. ....もし、かして.... ) 」
「 ....ね、ねぇ ...ふたり、とも ...? ..イリカ、ちゃんは.....________ぁ 」
( 聞こうと尋ねた瞬間 )
眼前まで迫った砂姫の身体に
___今更ながら身動きが取れるようになった体
此処でやっと、赤仮は気付く ...全部二人の、計算だと
___________ぅぐっ!?
( 当然躱せず、再びふかふかベッドの上に ...押し倒されて見上げれば ...あからさまに混乱していて、それでいて ...可愛いが少しばかり鬼気迫る表情にも近い砂姫 )
「 ....う、うん ...イ イリカ ...ちゃん、 ...ち、ちょ
...い いったん ...一緒に、顔 洗お ..ね?だか ______ 」
[ ん .....む ...! ]
( 半ば無理矢理、されど愛あり ... .....イリカには怒るにも怒れず ...ただ、受け入れる .... ....独占欲の高い、口付けを )
____( ただ、ノールちゃんとネーリアちゃんはお説教! )
...その決意は多分、直ぐに忘れてしまう位
イリカに骨抜きにされてしまうだろう、けど。
___襲う …考えはなく ただ必死に…
重ねた唇を、自分が示せる …その
ふ。…ふかい…愛 を_き、…きすを…ずっと…
( 熱くなるほど抱き締めて …唇
…必死に重ね続ける …夜が、流れる… )
_________
__二人の世界で …聞こえない部屋の中心
〖: 11:48。…あんぐらいの責めで眠るなら
中々ベストな時間にあらんか? 〗
( …椅子に掛けた二人 __やはりセキカの想像どおり )
〖: …… :〗
〖: ま、進展遅いからのぉ?…あぁでもせんと
じれってたくて敵わぬのじゃ …おい何じゃその目 〗
〖: 独占できないへたれ :〗
〖: やかましいッ! てかキサマもじゃぁっ! 〗
[ギャーギャー]
( …小うるさい声もどこ吹く風と )
せき、…か ちゃ…んっ …せ …せきか… …ちゃん…ッ
__其処から"好き"とも"愛してる"とも言えない
…口べた。だから…懸命に、__愛の、口付けを
_____夜は過ぎて行く
_____[チ チチ …グギギギォィ!]
…朝仰いで、野を越えはるか砂漠の地に
響くは鳥の声 …喉がつぶれたようなあとあじ
___確かに告げられるあらたなる朝のさえずり
…ん …
( 聴こえた朝鳴りの声を頼りに、目を擦って体を上げる
…ひどい夢… と、卑下できない自分は少…し… …や…
ゃっぱり、セキカちゃんの言う通り… …す、…すけべ
…なのかも … しれない とにかく気分はいいとだけ )
… あ ぁ ぁ ___ふっ …
( とても心地がいい大あくび …久しぶりだった
窓から僅かに入る明るさ __地下であることを差し引き
それでも素晴らしく思える朝の光が 一滴… )
___[ むぃっ ]
____手元に… 素肌の柔らかな感触
『 ……… 』
…あぁ そういえば
( __夢に、色々流されて… 一緒に、寝ていたと
結構遅れて思い出す __…さぁ 起こしてあげよう )
[ ぎゅっ! ]
___セキカちゃん …朝、だよ…? ふひ…
(___続いて布団をめくり上げて… )
_________...すぅ
( 安らかに眠る赤仮 ...気持ち良さそうに寝息を立てて布団に身体を擦り寄せる ...いたって普通 )
______問題は ....一糸纏わぬ姿、という事。
[ ...すぅ、ん..ふぅううう... ]
( ..そんな事は知らず、ぐっすりと眠り続ける赤仮 )
良く見れば ...口元、少しだけ残る“痕” ...
....それは、とどのつまり
『夢』が『夢じゃない』と言う事を
実質、現していた
[バサッ]
_____ … … …「」
(二秒前の状態 __セキカに布団を掛けて戻る
…既に顔は極限まで赤く染まる 表情はそれ以上で…)
目は見開いて
…笑み浮かべるまま凝り固まり
空気を軽く吸って少し頬は膨らみ
__困"惑、当然恥を受け入れがたい位にいっぱいに…
____息を吸って…もう一度 布団を上げる…
__すぅうう ...にひ、イリカちゃあん....
( ...寝言を立てて、ぐっすりと眠り続ける ...
全身肌色な、赤仮 ....何も変わらず、そこにいる )
[ ....ぎゅう ] ___体の熱が冷え切らない内に、温まりたかったのか ....突如、砂姫の身体に抱き着く
肩よりは短い髪の毛 ...先端のみが色彩豊かで、それ以外は雪みたいに真っ白 .... ...何処か、落ち着く匂い
[ ...ぎゅうぅ ]
( 幸せそうに笑いながら ...腕を腰に回して、しっかりと離れない )
...眠りは深い
んにゃっ__[ぽすっ]
____ …ふぇっ
( 眼にとびこんだセキカの姿に息を飲む間も暇もなく、
また抱き寄せられる …自分が枕だと錯覚する位だけれど
それすら許さないのは直に触れる柔肌と __目の前の… )
『 ッッ…(〜〜〜💦)…!!』
_____・悲鳴を必死に抑える努力。
(…そして考える …考えられないけど考えたいと願う)
__まるで夢続くような光景になってしまった
…これは__
夢?現実?夢?現実?夢?現実?夢?現実?…[むにっ]
__(…思案の最中に触れて __暴走する思考)
!!!!?? ゆめ!げんじつ!ゆめ!!げんじつ…
ゅめ!!??げんじっ…げん…ゅ …ゆめんじ __
___ぁ …[ぐいいいぃっ!]
( …不意に気が付くと頬を引っ張る )
__[ジンジン…]
『 ……!!… (ぃたぃ…!!) 』
___これは現実だ。…頬の痛みは、そう告げる
___えへへぇ ... ...だぁいすき...
( 寝言 ...そう、寝言 ...でも、至近距離 ... ...砂姫と触れ合い、密着して ... ....ただ、抱き枕として ... ..抱き続ける )
__今、夢の中でさえ ...悪夢に魘されず
幸せに、ぐっすり寝ている ...それは
赤仮にとって ...本当に久方振りの、安らかな睡眠
[ すりすり ... ]
( ..小動物の様に、頬擦りを続ける ... ... ...もちもちなほっぺ ...柔らかい
...引っ張って痛んだ頬を癒す様に、直接スキンシップ )
・これは、現実
・夢じゃない、ただ夢の様に、互いに幸せを ...
______だぁい好き、イリカちゃん
...寝ている筈、寝ている筈なのに ...イリカの耳許に
囁かれる、 ...何度も何度も言った筈の"好き"
__いっ… ……。
(次第に落ち着く…二人の繋がりが純粋な愛である為に。
砂姫、…状況が状況であっても、…好きを告げられ続けて
…せきか、ちゃんの。…一糸纏わぬ姿が前にある、以前に)
____ゆっくりと絆されてきた
__だから落ち着いて …顔を眺められた
とても綺麗で それに、幸せそうな…
(…幸せな、幸せそのものな姿に …昨日を思い出す
出会い。…断片的な、紆余曲折の果ての…急接近
__告白 恥ずかしいけど幸せな時間 …懺悔と救済
__夢だと思っていた …現実)
[ぎゅむ]… […ぎゅーっ]
__頬擦りされれば抱き締め し返す
現実、と知っても… 落ち着けば
…受け止めるのはとても簡単だった
_確かめあった愛、…きす、…添い寝に…
…"きっかけ"が出来たと感じたから
( …後には、引けない。__それが重く感じない
せきか、ちゃん …となら出来ると信じきれた )
___大好き
…わ た、しも… …大好きだよ
セキカちゃん…
__砂姫は …セキカは
…もう _心で結ばれあった
_大好き と …大好き、と。
( ..時間が経つに連れて、赤仮の眠気も覚めて来る )
「( ...ん ...あ、寝ちゃってたんだっけ、私 ...あれ? ...イリカちゃんと、なんか ...してた様な ...と言うか
...金縛り?身動き取れな____ )
[ ......パチ、パチ ]
( 何度か瞬きした後 ....スッと目を閉じる
...内心冷や汗は溢れるし、何だかイリカちゃんはイリカちゃんで私に抱き着いて来て ...とても夢中みたい )
「 ( ....あ〜〜、私まだ夢見てるんだ、そうだそうだ ...
...だって、い、イリカちゃんがあんな事 .... ....
....見間違いじゃ無いよね、ノールちゃんやネーリアちゃん ...じゃ、無かったよね ...ほ、本人 ...!!? ) 」
( ...不安だけど、改めて目を開いて .... 咳払い )
「 ...あ、え、え〜と、おはようイリカちゃん ... 」
そ、その ....ゆうべはおたのしみだったね ...?
( ...顔を少しずつ紅潮させながら、静かに告げる ...
...これはこれで、愛をしっかりと感じられて ...大好きって言うのがしっかり伝わるから ... ...嫌では無い )
___ただもし、これをあの二人が見ようものなら...
( ....その時はお説教間違いなし )
___ただ、寝起きの赤仮にまともな思考は出来ず...
( ....頬擦りを繰り返した後に、布団の中に身体を潜らせ ...ちょっとだけ、視線を上げて )
「 ...ちょっとだけ、大人に成長したね、私達 」
( .... ...好きだから言える、お互いに恥ずかしくなる悪戯 )
(__すっかり、…セキカの"寝言"に絆されて
…物珍しく ぱっと顔を上げると…)
『 …そうだね セキカ …ちゃん
…おはようっ __改めて… 』
[ぎゅう…!]
『 わたしと …わたしたちの… 国に、…ようこそっ 』
__お姫様は 愛する人を抱いて目覚めを告げた
_______けれど
___[しゅぅぅぅ…っ]
(__顔は …初めてみたいに真っ赤なまんま)
____着替えたいむ
( …顔を洗って __髪を解いて… )
[がちゃん]__
( タンスを開くと、…最初のお姫さまみたいな服や
…ゆったりとした軽い服 __手に取った、着なれた
最初の服を着ながら、…少し、目の…ふひ …っ
…恥ずかしい、…けど目のやり場に…困っちゃう )
『 …ね …ねぇ、セキ、…かちゃん?
えっと、…服 …着替え、ある かな 』
___綺麗、…だけど …綺麗だけど …肌を
…見続ける、のも …ちょっと …
(__無ければ …自分のを、貸す …つもり)
___にひっ
( .....思わず笑みが溢れる ...なんだか、安心した
...一日の内容はとても濃いものだったけれど )
__最愛の砂姫の変わらない様子が、一番
__なんやかんやで大好きかもしれない
( ...良い目覚めを迎えられた )
...砂姫が用意をしている間に、赤仮は思う
「 ( ...イリカちゃん、やっぱりスタイル良いなぁ ...
...ずっと抱かれてたかった気もちょっとする ...けど
...後やっぱり顔真っ赤になるの可愛いなぁ、不慣れって感じがする ... ...イリカちゃん、リードしてあげよっと! 」
( 髪を解いた砂姫をジッと見ていたけど ...改めて現実に戻されれば、思い出した ....
...今、なんも着てない、一糸も纏わない姿だって )
___そう言えば ...
[ ...ジィーー ... ] __床に散乱した着ていた服
( ...昨夜のいちゃらぶではっちゃけ過ぎたらしい )
「 ...きゃーっ、イリカちゃんのえっち! ...なんて 」
( 棒読み、そして更にわざとらしく身体を布団に
包んで ....頭を下げる ...ずっとこうしているのも
流石に寒いし、身動きが出来ないから .... )
___折角だし、と言う意味も込めて
「 イリカちゃんの服、私着てみたいっ!
....だから良かったら、貸してくれないかな? 」
( ...サイズがちょっと不安だけど、なんとかなる
......はず )
『 …………… [ぽぉ…(💦)]』
( 彩度が薄く …光沢のある黄土色の髪は
__"砂衣"を外せば背中まで伸びてはためいて
…すまして揺れる髪は、どこか終末を思う
きれいな眺めだけれど砂姫は__
__…セキカの言葉と、姿と、…動きの
わざとらしい揺さぶりで _頬を染めるばかり )
_______[はっ]!
[💦]… そ …それ、なら… ふひ…っ
( __少しの放心、…もうセキカの攻めに
耐性が追い付かなくて軽く、…恥ずかしい
__…そして"イリカちゃんの"、…を聞き逃し )
____砂の姫は聞き逃しに気付くことはなく
かつためらいなく __奥に仰々しく飾られた
…砂姫のサイズに合わないコートを持ってくる
『 …これっ __ど どう、…かな? … 』
( …コートは砂姫の体と比べてサイズが大きくて合わず
__しかし砂漠に於いて不自由なく風通しのよいデザイン
…見た目としては"王族"の纏う衣服を思わせるが
肩から、脇 …膝から下にある肌が露出する形に、
透き通る青のコートに合わせ、…一緒に飾られている
黒のインナーで露出を補い肌を守る作りとなっていた )
__それはどこか、"序曲"と似た意匠。
『 だ …ダメ、かな? …じゃ、…じゃあ
他 に…も…ある… から、…ね? …ふ …ふひっ 』
( __気に入られるか、…ちょっと自信なさげ )
( ...なんで砂姫の身体のサイズに合わないコートが
あるのかは ...不思議に思うけれど、聞かずに置いて )
思い浮かんだ感想はただ一つ
__カッコいいっ!!これで良いのならば着させてっ!
( ...自信なさげな砂姫の両肩を掴んでは、軽く揺らし
...ベタ褒めしたくなる程熱くなる気持ちを抑える )
....赤仮自身が今、何も身に付けてないのは
...すっかり忘れていて ....
( ...砂姫の身体を揺らす度に、赤仮の肉体も ...揺れる
...と言うか、多分この感じだと残念ながら
.... ...あの服装が序曲っぽいとも分かってない )
「 それじゃ、着てくるっ!! 」
( 持って来てくれたコートと黒のインナーを握り締めて .... ...くるんと振り向き、着始める )
...背中まで伸びた髪は基本、何にも染まれる白色
しかし毛先は彩度が高く、虹色になっている ...
__何本か纏められた赤はとても濃く ...何処か血っぽ ..
「 ....ん、結構丁度良いかも 」
( ...肌は色白くて、出る所は出て引っ込む所は引っ込む
...まだまだ成長しそうな肉体 ...でも )
__良く見たら皮は継ぎ接ぎで ...ちょっと
___みすてりあす。
着たよっ!! ( ...あっという間に着終わる )
( ......黒のインナーは肌にぴったり
...コートの青は赤仮の髪に似合って ..対照的
風通しは良くて ...にぃと笑えば、人差し指と中指を曲げて口元へ持って来て____ )
「 : ふふ、どう?似合っているかな? : 」
( ...真似をする )
[ぐっ] ___っっ
[ ゆさゆさ__ ]___ふひぃ…っ
『 あひっ せきッ せきかちゃっ…
わかっ わかった わかったからっ 』
( よそ見で簡単に捕まってしまえば __
揺れるせきか、…ちゃんの体 目の前で…
悲鳴のような慌てかた __コートを差し出して )
_______
『 ……ぅ (…だ 大胆…すぎ、る…なぁ _セキカ…ちゃん)』
( …高鳴る胸を抑えながら冷や汗は垂れて
顔を手で覆い、…見ないようにするけど
やっぱり __ちらちら、見てしまう… )
『 ………(…変な そ そう。…ヘンなとこは見ない…) 』
(健康的で 思わず…顔を染めてしまう)
___改めて色々見てみると…
( 綺麗だけれど …独特で、ちょっぴりのからふる
__ふしぎな髪の色 …継ぎ接ぎみたいなものが
見えるのに、普通に育っているような肌…
健康的にちがいないけれど _特徴?が多い )
[じー]
『( …ふしぎ、な …魅力っていうのかな…
セキカ ちゃん …色々、…聞いてみたら
答えてくれ…る __かな…? ふひ… )』
_____はっ
『 ! …っ …は ___ふぁっ… 』
( 気が付き。__"靉靆たる閑靜の夜"を…
__纒い 誇示するセキカちゃんに言葉を失う )
___似合っているという言葉では足りなかった
( 人柄や雰囲気が衣の孕むなごやかな夜のくらやみに
…隠しながら魅力的に溶け込み、ほどよい肉付きながら
育った部分を黒が強調する __立ち姿だけでも凛として
女性的な魅力にだって少しも事を欠いてないのに… )
かっこよくてかわいい…ぽーず、まで…っ
_______ぱぁぁ…っ
( 深くある揺れ青の瞳を …輝かせて
"意中の人がもっと意中となった"事を
__顔だけで知らしめてしまいそうな表情
…手を胸の横に上げて __口を小さく
目下や頬をぽぽと赤く染め __"恋する顔")
_____ぁっ…
『 っご ごご…ごめっ セキ…か ちゃん
え え えっと … すっごい…似合ってる…! 』
___わたわた慌てて目を逸らしながら
( ...表情だけで、感想は分かるけれども
...言葉に出されて言われると、もっと嬉しい )
[ ...にへぇ ]
「 ...イリカちゃんが、そう言ってくれるのなら ...似合ってるって言うのがとっても分かる! ...だから、とっても嬉しいっ! ..着ている間は大事にするね ...ふふ、これ、カッコ良いし私も好きだけどっ ... 」
( 自覚して、その場で一回転しては ....笑みをこぼしながら眺める ... ...甘くて微かに薔薇の香りが髪から漂う )
__ふと、先程よりも濃い ...恥ずかしそう
__恋をする顔を発見しては ......
....にひっ❤️
....ちょっと悪く、笑っちゃう
と言っても、する事は大して変わらない
( ただ、砂姫の前に立って ...視線を逸らさせない様に
両手で頬を撫でながら固定して ...じっと、目を合わせながら、口を開く )
また、私に夢中になっちゃった?
...イ・リ・カ・ちゃんっ!❤️
( ...瞳はきらきら、されど見れば見る程怪しく光る
...見る方向によって色や明暗が違って見える
...言い終えた後、舌舐めずりをしては .... ... )
「 今日も頑張るんだよ? ...お姫様っ ....なんて
...んひひひっ 」
( 頑張ったら頑張るだけ ...ご褒美は増えるから
...なんて誘惑の言葉を添えながら、背中を撫でて
...元気づけ! )
『 !!っ …[かぁっ]』
( 図星に 誘惑に …かっこよくてかわいい
夢中で意中な… せ、…せきか…ちゃん
__けれど、…ちょっとだけ …せきか、…ちゃんと
居るうちに、…ちょっと、だけ… 芽生えてきた
…は、…はんこつ…しん?… が __ささやく… )
___仕返ししてやれ …って
(…いちど、眼を閉じて…)
『 …セキカ…ちゃん 』
(…俯いて、…あるいみ 舐めきって油断して
隙だらけのセキカ…ちゃん、…深呼吸…)
[ ぎゅ __ん…っ ]
___ …合わせた上から唇を舐めて
乾いたお互いの …柔らかい口
…濡らして 赤く染めて…
[ ふぅ…っ ]
ね ぇ… セキカ …ちゃん?
『 わた、し…だって、…ふ…ひ…っ
…攻めれる…んだから …ね? 』
___顔は真っ赤で半ば涙眼 …すてみタックル
( …乱れた服、整えて
髪をいちど結わえ直し
…"砂姫"完成…っ! )
『 …それじゃ …業務、がんば…っ 』
『 : 終わっておるぞ 』
__________?
( …砂姫は (00 ) …という顔で、固まり 凝視する
扉の前で腕を組み、先程の言葉を言い放った彼女は… )
『: …なにを平然と国宝を貸し出しとるのだ
あ、似合ってないとは言わぬぞ?…まぁ
相応の位を予定しておるのだから良いとして… 』
『り …そう…』 『: む?』
『 りそうのわたしっっ⁉️ 』『:左様。』
( [びっ!]指差し 驚き叫ぶ )
_______砂漠の …1日が始まる…
___黄衣と砂姫の会話 ...上の空
[ .....シュゥゥゥゥゥウ ]
( 発熱しちゃって、煙が上がる位に火照った顔 )
「 ....るい、ズルイよ、イリカちゃん 」
( ...唇に感覚は未だ残ってて ...それでいて、何方かと言うならば彼方の方がダメージが大きそうな位の ...
...砂姫らしい、__可愛らしい攻め方 )
....心が、騒ぎ続けてる
....衝撃的過ぎて、消えなさそう、本当
( 此処は砂漠、でも私のオアシス )
_____仮面を被らず共過ごせる、第二の住居
[ ....なで、なで ]
( ...気付けば、黄衣と砂姫の頭を撫でていた .... ... ...でれでれで、癒されきった顔で )
....ノールちゃん、ありがとうね ...んひ、イリカちゃんの分まで頑張ってくれて!
___お礼になるかは分からないけれど ...
「 ...家事とか、してあげよっか? 」
____それか、監視! ...なぁんて
( 始まる一日、何時もよりも少し騒がしくなるかも
でも変わらず ....寧ろもっと、心は安らぐ ...筈 )
____旧神説明中
『 つ …つまり、…ネリ,ア…と、ノール…って
1種の… 付喪神、… みたいなもの …なんだ 』
(__黄衣は、…途中で戻ってきた序曲を交えて
[邪魔されながら]自分達について詳細を伝える )
___曰く、"三重人格"に加えて"複数の魂"が
砂姫 …つまりはイリカにあったこと
___セキカの恋心や、大事にする心、黄衣と序曲を
強く信じる思いが3人に増えた "原因" であること
___イリカと間違いなく比肩する力を持つこと
____…二人の恋路を後押しすること[一番邪魔された]
( 分かりやすく何度も噛み砕く長い話。…
イリカは、なんだかセキカが…取られる
昨日の光景的な?ものを思い出して
…ちょっぴり、引き腰。…セキカにくっついて )
〖: 靉靆たる閑靜の夜(カタルダナスカ)。…
似合うよ、セキカ。… 貸したの? :〗
( …さらりと国宝と明かされた不思議な衣を着こなす
セキカを眼に、…ちらりと序曲は黄衣の方を見る… )
__少しびく、となる砂姫 …黄衣は苦笑いの後…
〖: 広く長い目で許せ。まぁ悪くはなかろう?
将来的には"イモク=ラテリ"に座るのじゃ、今からでも… 〗
_____二人の会話の途中 …セキカを見上げる砂姫
『 …… [💦]』
( いろいろ、…ちょっぴり引き気味だ )
( ....砂姫をギュッと抱き締めて、時々頭を撫でたり
背中を摩り ...安心させようと動きながら
....ちょっぴりノールちゃんとネーリアちゃんには警戒 )
..昨夜の事は忘れてない、悪気が無いのは分かってる
...イリカちゃんの為にしてたのも分かってる
___でも恥ずかしいから簡単にはさせたくないっ!
「 ....むぅ ... ....少なくとも私が原因だよね、半分
..責任は取るけど、でも ...き、昨日みたいなのは!
..色々と駄目!倫理観的にも! ... ...分かった!? 」
( ...国宝らしい、着ているだけでなんだか気分が良くなる衣を身に着けて ...と言うか自分の物の様に着こなす、馴染むのが早い
...立場を少し悪用して指差して説教 ...砂姫を庇う様に腕の中に )
____意味不明な単語の連発に飲み込まれない様
...イリカを愛でて対処する
...周囲から見たら、ぐるぐる目になってるから
...多分色々、丸分かり
__セキカの位置は、…よく見て わかる位置。
…それぞれの姿勢や表情は3人とも違って…
(抱かれて、…抱きつくイリカは見ての通り)
(: 自信たっぷりでカタそうな表情(かお)は
斜め上に傾けて…プライドや気品を前面に出す
…軽く胸を張り、腰の左右に両手を当て 足も肩幅に…
…貴族や令嬢、気の強くも気品ある黄衣 )
(: ひたすら …浮かべるとも言い難い無の表情
…伴い、全体的に消極的で __掴み難い雰囲気
顔もあまり動かさず、…眼だけを向ける事を好み
両手はほぼフリー 握るでもなく、…垂らすような腕
足も閉じて動きや活力を思わせない …対極めいた序曲 :)
___________
( セキカの訴えめいたうぶな言葉に …黄衣は笑んで )
〖: ほぉー …わらわが、いろんな事をしたのは認めよう
してその中の内 … 何が、気に入らんと言うのか? 〗
___序曲も軽い相槌を打つ
〖: …なにが …イヤだった? …なにが …駄目?
___教えて欲しいな … 気をつけるから :〗
____からかう二人をほぼ、他所に…
[どき…どき…]『 …[💦]…… (ふひっ…!) 』
( 抱き締められ …撫でられ、…我慢を得るための
愛でとはいえど __それにひとり、鼓動を激しく
…柔らかなお腹と 手のひらに思考がぐるぐる回る )
___かっこよくて…っ …、か …わいくて…
… て、…てんご、く…? けど …じ、…じごく…
(…悶々)
「 ...へ、え、そ、それは ...それはぁ ...い、いや
...そ、そのぉ ... ...え、え〜〜〜とぉ ... 」
( ...言葉を選ぼうとすればする程 ...思い出されて
...煙が頭から出んばかり ... ...意地悪な黄衣と序曲に
...ぐるぐる目は腹に渦巻きが多くなって ...
...落ち着く為かは知らないけれど、砂姫を撫でる手数が多くなる ...頭を撫でて撫でて ...悔しそうに、砂浜の肩に顎を乗せる )
「 ...ばぁか、ばぁか ...うきゃうぅ.... ...
..べ、別にああいうの嫌いじゃないんだよ?
ただその、本当 ...は、恥ずかしいからぁ ...
す、少なくともイリカちゃんの前では ....とっても恥ずかしいんだからね ...つ、つぎしたら、 ..えっと、怒る!
...なんか、するから!!! 」
( ...激しい制裁を思い付かないし
...したくないと考えるのは ...まだまだ優しい ... )
....わ、私本気だからね!!!
( ........まだまだ、幼い )
( ...二人の見た目が良いからこそ、虐げられる事が
......羞恥心と言うものを加速させて ...その分
砂姫のまともさに助けられて ....依存していく )
「 ....可愛いから何したって許される訳じゃ無いんだから、ね!! 」
( ...目はどうにも潤って ....頬を膨らませれば
...事実上の敗北と言う結果が残る )
『 えっ、と… 二人とも… そろそろ、やめよ…?
せ、セキカちゃん 困ってる…し …(横目) 』
__甚だ決まりが悪そうに… 砂姫はセキカの前へ
_____
〖:あい分かっておる、…ま 多少揉みすぎたかの
さてさて イリカ。突然日常に戻るが、当世は11時じゃ 〗
( ピタリと止まる可愛がりのような言葉
__替わって仕事モードを見せる黄衣に応じ
序曲がさりげなく砂姫の手を引く、…丁寧に。)
〖:することは、すべきこと。…わかるね?イリカ:〗
『あ、…え …ぅ[💧]』
__________
( 見る間に"黄序"は、イリカのドレス 着飾り
肌・髪のケア …ベッドメイキングから 片付け
床に散乱した衣服を拾うなど、部屋を出る為の
用意を済ませ、一汗も流さず40秒の時間を活かす)
__砂姫は出会った時の姿 …遠いようで昨日の話
_____
『 …ね、…ねぇ セキカちゃん 』
( 無言の促しを受け、…二回目となる
挨拶を口に含み__ 面映ゆくも、…言う )
『 行ってくる ね?…頑張る… から!』
___真っ赤な顔で …なんとか、笑顔。
「 ...い、イリカちゃあん... 」
( ...なんやかんやで、此処ではお世話になってばかりで...
...気付けば姫としてのお仕事の時間 ... ..少しだけとは言え別れが寂しいって感じて ... ...それでも、引き止めたら迷惑なのは分かってるから )
[ ぎゅうぅ〜〜〜っ ]
「 ..がんばってね、イリカちゃん! 」
( ...両手で頬肉を上げて、笑顔を作り ...
一度抱き締めて ...触れ合う肌の温もりを保持し
華美なその姿を瞳の中に焼き付けて ...二、三歩足を引いて、左右に隻手を振る )
「 ノールちゃんに、ネーリアちゃん!
後はお願いね? ...私は待ってるから! 」
____..待っているだけ、それも不快には思わない
それだけ、闇が消えて ..空っぽが満たされて
..充実感に満ち溢れた瞳を向ける
( …あいじょー、表現… 繰り返されたそれに
少しは慣れを …受け入れて、手を広げる…
ま …まだ、過剰なのは …恥ずかしいけど )
[ぽ、ぽ、ぽ]〜〜っ …えへへ
__これ位なら、嬉しい顔も正直にできるように。
( …名残惜しいけど、暫しの別れ。…その前に
砂姫は"砂衣"を外す、つまりは ___ )
『 サブリナ… 』
[キシキシキシ]___
( 名を喚ばれた"砂衣"を垂らす蜘蛛が正体を露にする
タカアシガニや、タカアシグモっぽく 重厚な甲殻の物々しい蜘蛛…)
『 …サブリナ せ、…セキカちゃん 今から
わたし、お仕事に行くから… 見てあげ… て? 』
____[キシキシ]
( 手を引かれ、…砂蜘蛛を置いた砂姫は行ってしまい
その …砂蜘蛛に黄衣は身を寄せ、…耳打ちする__ )
〖:__エート ナンテ?〗
『:えぇい、あれは見せるでないぞ?』
〖:ワカッテマスヨ〗
____相変わらず、…モザイクかけられたような声
______
〖:キョウイチニチハ テメノ セイカツアズカッゾ〗
( …黄衣も行き、完全な二人(?)きり。机に上がり
身振り手振り(?)…も交え、砂蜘蛛は話し掛ける )
〖:ツッテモ ゴシュジンホド オモシロカネェサ
ショウカイホシケリャ タントイエ ア,ギョニソウマカッタ〗
「 ...ふふふっ 」
( ...やっぱり砂姫が浮かべる笑顔は ...裏の、利用しようって言う魂胆が見えなくて ...とても綺麗で、安心する ...そして、置かれた砂衣 ...もとい、砂蜘蛛に対しては .. )
[ じーーーーーー ] ...どうも、疑惑の視線
「 また、ノールちゃんのアフレコ ...
...とか、では無いんだよね? 」
( 顔が何処かはわからず ...足の間から眺め続ける
...喋る蜘蛛って時点でレアリティは高いんだろうけど ...生物学者じゃ無いからその凄さを理解出来ない )
「 .....いる? 」( .....包を剥がして、羊羹を皿に )
__正直城と同じ様に監視の仕事をしたいんだけど
...流石にまだ此処の全貌を把握出来ていない
[ ...モグモグ ] ( ...頬張りながら机に顔をうつ伏せる )
__いつまでも客人的な扱いは、やっぱり ...
「 ....私も分身とか作れたら城と此処で ...楽しみ二倍!になれるんだけれど ... 」
( ...くるくる、仮面の中心を人差し指に乗っけながら悩む ... ...それをしようとすれば、流石に頭がキャパオーバーしちゃうから ...模倣出来る限界って言うものがある )
[ ...なでなで ]
( 人差し指の腹で蜘蛛をなでながら ...色々考える
でも不思議と、寂しさってものは感じなくて ...なんだかずっと、心が温かい )
〖 "アテレコ" ノホーガタダシーゾ
ンデ オレャオレダ ウタガッテモ ナンモナイ 〗
( 見てれば、…見てる程 "蜘蛛"として…
おかしいのは"大きさ"だけで 外見は普通寄り。
__長い八本脚で、甲殻で、複眼 …糸を纏う… )
〖 クレ。 ……ン? 〗
[…机の向こうで、きつねの耳がぴょこんと見える]
( …砂蜘蛛は放って 出された甘味をウメーウメーと顎に食す
__交流の機会が少ないこの国は、高度かつ独自の
砂漠文化を持つ。…しかしその為に国にはない
味や、刺激は数多く __案外 仮面の手持ちで
多くの知人は持てそうな様子が蜘蛛から知れる )
〖 …ン ダッタラソーイヤ キツネ、オメーソンナン デキタヨナ? 〗
[ピクッ!] キシャーッ!
(__失礼甚だしいといった様子の砂蜘蛛。
腹を撫でたセキカに対し前脚を振り上げ
軋むような声で威嚇する!___)
ぴょこっ! 『 はいはぁ〜いっ!』
___喚ばれ、身を乗り出す大笑顔のおきつね!
…いそいそと荒縄に札を巻いた物を引いて…
『 お姫さまのご指示で用意してございますっ
"赤城"と繋がりを忘れぬ為の手段っ …あ 』
___蜘蛛は威嚇するばかりで話を聞いてない
『 ……(💦)』
__おきつねは気まずそう。
「 ...まぁ、それなら良いんだけどね? 」
( ...流石にそう何度も同じ手を使い続けないかと分かればホッと一安心 ...
...見ようによっては蟹らしさもある気がする、なんて心情読まれようものなら威嚇だけじゃ済まない ...多分、ちょっと脚で頭を突かれる気がする )
「 ......[ ジー ]
( 蜘蛛の食べる様子から ...見覚え、聞き覚えのあるキツネに対してジト目気味 ... とは言え
何処か安心したのか、左右に手を振って ..笑う )
__人並みとは言え、料理とかは出来る方
...独自のその文化に触れながら、ゆったりと砂漠を楽しもう ...
___威嚇、堪える様子無し
「 ...貴女なら安心して、連絡を頼めるから ...心配しなくとも、胸を張って良いからね! ....んひ、大丈夫! 」
( ...ちょくちょく謎の荷物に目を奪われながらも
気まずい空気を変えようと励ます発言 ...応援 )
「 ( ...さ〜てっと、もしかしたら退屈なんて考える余裕すら無かったのかも? ...ふふ、何から始めよっかな、やっぱりサプライズ的なのはしてあげたいし___ ) 」
思考は豊潤、未来は明るい
...蜘蛛の威嚇もなんだか、笑えてきたものだ
___砂蜘蛛は威嚇のままに背景(カザリ)、BGMと化す…
『 !![パァッ]っ ご信頼ありがとうっございますっ!
でもっ、用意させて頂いたのはもぉっと良いもので…
まっちがっいなぁ〜っく、赤革さまにご満足して
…るわ、の頭もなでて下さるほど喜べる筈ですっ[ニャー]』
___喜怒哀楽に溢れた一挙一動、せわしなキツネ。
( しょんぼり耳畳みから、信頼と反応を受けて
ぱぁっと耳上げて笑顔。…荒縄を壁に掛けると
__何やら指を結んで念じ始め… )
『なむなむなむ… [€\〒\]·〒€$/]…ぶつぶつ』
____かーーーーーーっっ
[ ぼわぁんっ ]
____っっ! 成功〜ですっ!さぁっ ご覧を…!
[…荒縄の内側が、外宇宙的な空間めいた
異なる空気の膜を作り出している…__]
『 こぉ〜れぇ〜ぞ!本体より学んだ
おきつね妖術"とっておき"!…その名も
〖狐空転輪〗―――っ …ぜぇっ…
効能はワープホール!__…場所は勿論っ 』
( こやんぽーず。…自信満々笑顔! )
『 赤き城が何処かにございまぁ〜すっ
ささっ …一度お試しくださいっ! 』
________砂蜘蛛の前にみたらし団子を置いて
今は狐に集中をする______
「 ..頭、撫でたり褒めたり欲しいんだ〜 ...ふふふ、素直じゃ無いんだから! ... ...うんうん、じゃあお願い 」
( ...やっぱり、感情が分かりやすく表に出ていて ...見ているだけでお腹いっぱいになりそうなその優しさに
...信用は既にいっぱいで ...楽しそうに見詰めながら、 ...深呼吸 )
___浮かんだワープホール
...見れば見る程目が回る
__一旦休憩してから ...ふぅと一息
( ...自信満々笑顔になる程の技量が確かにあると感じた ...だから、して欲しかったであろう ...事を実施する )
...ナデナデナデナデナデナデナデ
( 何度も頭を撫で回しながら ...狐耳に顔を近付け )
「 本当に、ありがとうねっ ...瑠和 ...ちゃん!
貴女には本当にお世話になって ....此処までしてくれて、晴れやかな感じ! 」
....だから、安心して身を任せられるんだよ?
( ....特別に一回だけ抱擁してから、くるりと背を向け )
「 ちょっとだけ、行ってくるね! 」
( 怯えの色は全く見せずに ...広がる輪の中へ
ゆっくりと顔を近付けて ...覗き込む ...忘れ物を取り帰る為にも、こうして ...物は試しで、してみよう! )
____ムシャ …ガツガツガツ!
____[ヘニャッ]
_______感じるは外宇宙 …つまり?わからん。
フシギに不自然にふしぎを鍋煮に放って
各種調味料をぶちまけてかき混ぜたような
…意味のわからなさ、に 体を揺らされる____
…水蒸気 __熱された水の煙がセキカの顔を暖める…?
[シャァァ___…]
____湯気が… ぼわぁと視界を僅に妨げる…
・赤城2F __個室シャワールーム
…眼を凝らせば、見覚えのある部屋の構造に
あなたは"そこ"であると理解を経てられた …
__わかるはずがないのは …湯を浴びるのが
城の …誰かということ …眼を冴えさせると…
「 ………………… 」[シャァ_____…]
「 また珍しいこともあるものです
日がまだ明るい時帯で湯洗いなど… 」
____湯気が絶妙に… 湯船隣の壁に開いた
…目立たぬホールの出口を隠し …バレない
(__無論 …個室利用の為に1人 …一糸も纏わず
湯を浴びながら …気を緩めずに髪を解く __
…それだけでなまめなしく思える体の曲線を
肌に弾かれた水滴が伝い …つつ__ と這えば…
湯気から見える …裸体を煌に 露に …官能的に__
「 …いえ それだけあの子が頑張って…
[ばしゃぁ]…っ くれているのでしょう
…何だか、後ろめたくも感じてしまい
______………ん 」
____…視線が、…湯船へ移る__
.....へ?あ? ....ぁ?
( 理解をするのに数分は掛かり ...声色から
その浸かる人物も分かってしまった彼女が
すべき事はただ一つ ...懐から、取り出す ... 目の部分が真っ黒に塗り潰されたいつものお面 )
( ワタシハナニモミテイナイカラ!!! )
水蒸気に混じり、少し温度は低い ...湯気が頭のてっぺんから湧き上がり ...ただそう、心の中で弁護をする ...。
...見てしまったと言う罪悪感に
思わずモゴモゴ ...口を閉じて悩み ...そして辿り着いた結論は____
一旦、帰ろう。
__________
( …悪戯?悪意? 兎に角、…ちょっぴりおこ。な
あなたはおきつねの元へ帰ってしまった。…そして、
もしかしたらふふふと笑ってるかもしれない
___そんな …2匹の姿を捉える…)
____ウメー ウメー ウメー
[ ガツムシャガツムシャ ]
____フニィぎゃぅ…っ アァッ アァァ… ゥゥ〜〜…
〖甘みに余念を捨てた美しょ蜘蛛の食い様。
…耳を畳んで抑えて転げ回る、__おきつね〗
___ドタバタ ガツガツ …ムシャムシャ