…あんた、分かるだろ?
何処へ行くかも分からん時に…
酒の一杯も飲まにゃア 足も働きたかねぇさ
____見えて来たぜ …安心しなよ、あんたは銭なしで良い
〖映世の河原〗に冷てぇ所は無いんだぜ…
_____外れのおでん屋
( ロールキャベツなど、…よい香りが漂う )
『 …お客サん、飲"みスギだぜ 』
___
「 ぅ"ー …ほっといてよォ
… もっと頂戴!強いのっ! 」
( …少年の不足により 体に似合わない
酒に訴える蒼い超常、旧の聖職姿の少女… )
_____噴射音が耳をつんざく
( __雲を掻き分け 突き進む翼なき異形の人型 )
〖:ジェネレーター出力安定 待機フェーズに移行〗
( __黒い装甲、空を舞うには不釣り合いな重い姿
… 束縛にも近い今の姿は、自分が望んだ日々に最も
近い特性を有している ___皮肉ながらに … )
____今も与えられた命令に沿って この広がる空で…
( … 遥か遠く 離れた地上を見渡す )
___とぼ… とぼ …とぼ…
『 -- … ………- …--- 』
____夏であろうと夜道に吹く風は冷たい
( よくない飲み物をお腹に入れた
…よくない心の吐露をヘンなヤツに言った
……よくない、…よくない道を進んでる )
_______…
「 ………… 」
( …不器用さは、時に 罪だ
正直に接することが出来ない私への… )
_____心はさむい …だから冷たい
____わたしを取り囲む人の潜む路地裏の風は…
「 ………… 」
( …路地裏の奥、… 失意にも近い心の中のまま
迷い混むようにここに来れば… __急に取り囲む人が数人 )
_____
「 …何よ? あんたたち 」
(____一斉に人が蒼へ距離を詰める)
「 …!! 」( …威圧を感じ、…蒼は身構える )
「 ........ん 」
( ...何か不穏な気配を感じて、路地裏を見る者一人 .... ...寒く 冷たく ...孤独感も感じる )
....チャキ ( 銃のトリガーに手を掛けて ...ゆっくり入る者 ...暗視ゴーグルを着用して ...深く 帽子を被る
右耳に付けた0と1が合体した様な小さなピアス ... )
「 ...何だか行った方が良さそうだよね .... ....それにしても、大丈夫なのかなぁ... 」
_____……
… … オネガイシマス
… … オネガイシマス
… … オネガイシマス
______
「 ……… 」 __死んだ眼 …無視しながら蒼が行く…
… オネガイシマス … ファンナンデス
… オテヲニギラセテ … セメテサインヲ
… ワタシノノウニヒトミヲ … ウチュウヘノコウシンヲ
「( __なんでこんな街に来てまで邪教崇拝が寄って来んのよ )」
( …我が道を歩く蒼の背後、… 触手が纏まったぐちゃぐちゃ
皮と骨だけの球状に膨張した脳の人 … よく分からん奴。)
______我が身の妙な重さ。… 流れて止まらない溜め息
_______
( …別に、気にするようなこたぁない )
__実際くだらない問題ではあるだろう…
「( ……… )」
___何の気紛れかは知らない 忘れた
………突然、目の前に建っている赤い屋根の家
その鮮やかな赤を見た途端に…__
眠たくなった。___ 目が覚めてみれば…
ナーオ ミャー ゴロゴロ ゥー フミャー
「 (--;) 」
____オレは野良猫のたむろにされていた…
『 ヨグちゃんヨグちゃ〜〜〜んっ!!サインちょ〜〜だいっ!! 」
( ...そんな中 教徒達の頭を踏みながら蒼に近寄る .....うざったらしい影 聞き覚えのある声 ... )
『 しっかしこんなに多いんだねぇ ..ファンクラブ 』
______________________
「 ....う、わぁ ...気持ち悪い .......え、この先 ...? 」
( ...赤黒い体液だったり肉片だったり目玉だったりが落ちている路地裏 ...進むのに抵抗を持ちながら ...しっかりと銃を構えて ...進む )
「 ..無事で、いて欲しいんだけれど ..なぁ ... 」
______
( ...野良猫達に近付く ....一際デカい猫 ....緑の毛のある ..珍しい猫 )
「 ...おい、そこまでだよお前ら〜〜 ..そのデカ女からは離れておいた方が良い ...食われるぞ、ルコが言うんだから間違い無い 」
( ...尻尾を揺らめかし ...溜息を放ちながら屈んではジッと見下ろす )
「 ...何してるんだ、こんな所で 」
( ..流石に戸惑いを覚える )
[ピグッ] ____サッ
( 振り向き 声の元へ銀杖を向けっ__)
「〖يختفي〗〖هذه〗〖شاب〗!!!」
[صوت قوي!!!]
( ___銀杖から迸るdarkは前方をeatし 吹き飛ばす! )
____信者は寧ろ飛び込んで吹っ飛ばされた
「 ……たすけてくれェ 」
___
( 腹に乗られてる訳でもない、が
__上着の中 脇 組んだ足の上 腹の隣… )
_____アパートじみて寝込む猫たち
「 …うごけねぇんだ … おれぁベッドじゃねぇよォ… 」
『 .....wow ...it's a crazy ...なんつってね! 』
( ..当然と言わんばかりに壁に貼り付く ....服越しとはいえ背中部分 ...謎の隆起を壁に押し付けている )
『 そう怯えなくとも私とヨグちゃん ..友達じゃんね? ...ね〜っ! 』
( 表しようのない狂気 ...恐怖 ...闇を躱して嬉しそうに ...神官服を着た ...何かは笑う )
______________あっっぶな!?
( 蒼より離れた ...遠い路地 ...必死に闇を躱す ....追いかけて来た者 )
『 ...前にも言ったが猫は気紛れ ...つまり、今ルコ達含めてだらけたい気分 ..それを否定するのはアイデンティティの否定 ...よって却下だデカ女 」
( ...何より見ている側からすれば此れはとっても面白くラッキーで ... )
「 良いじゃないか、ベッドは広い方が沢山寝れる....
...ルコはな!お前がちょっぴり!ちょっぴりだが ...嫌いだ! ..だから助けない 」
( ...あの輪に混ざりたいと思っているのか耳や尻尾は激しく ....
...しかしそんな態度を表には出さないと、人差し指をさして堂々と )
『 …知らないヤツには興味ないの 分かる? 』
( 銀杖を地に突き、不満な顔
…慣れた表情だ … そして面倒な表情… )
『 さっさと消えなさい
わたしの気に触れる前に 』
( 踵を返すと、… 反対側へ歩き始め )
「 … 初対面でケチゆーと嫌われっぞ?
ぁー。…しゃーない、… ふぁ 」
( 欠伸。… 手元の三毛シャム雑種を腹に乗せ
___空いた小脇に誘うように手を広げて )
…ほれ、こーい
『 私は興味が有るんですぅ〜〜 ...知ってる神様だから!ヤダ断る!でも断る ..待って下さいよぉ〜〜 』
( ...蛇の尾の様な物を垂らしながら近づいて来る ...
無許可で、着いていく ... )
『 ...サーイン、サインサーインッ 』
( ...某バニラのリズムでサインを強請る ... 謎が多い )
____________
「 .....き、きつい .... 」
( ..生臭さや見た目で生理的嫌悪 ...実際に見ると鳥肌が止まらない ...足取り重く ... ..銃も仕舞い、片手に懐中電灯を持って ..進む ...この先にいる ... 会う為に )
『 ...もう嫌われてる、だから慣れた ....風は悪戯好きだからな ...色々やらかしてたらお尋ね者だ 』
( ...獣人型から猫型へ ....普通よりもちょっとデカくて ...尻尾が二又ある ...薄緑の猫 ...若干黄混じり )
『 ...仕方ないから来てやった 』
( 嬉しそうに耳や尻尾は ..ぴょこぴょこと激しさを増す )
『 … なんなの… もう 』
_______こんなヤツと…
( … 自分、という存在や経歴が 回り巡っては
他ならぬ自分に枷を嵌め、何処にも湧き出す… )
( ____嫌悪 …後をついてくる存在と 自分への。 )
_______
___…( …あの少年を けれど、求めながら )
「 …嬉しいね、じゃあオレとぁ同じ穴のネコさ 」
( 寄ってくっつくネコを軽く撫でてやり
… しばらくは此処で動かないという意思を固める )
「 おーよ、…しばらく寝とけ 」
____どことなく暖かで 安全で…
『 んあ〜 ...もしかしてさぁ、嫌い?私ん事 』
( ...突然目の前に頭が飛び出す ...音も無く 急に前へと回ったのだ )
『 好きになって欲しいからな〜 ..何か私の良い所アピールしないと .... 』
( ...器用に後ろ歩きしながら ...どうでも良い事で悩む )
_____あ、私が人造なキメラとか良いアピールじゃ無いですか!?
_________________
「 ......ん ( ...近い、かな .....久しぶりの ..気配を感じる ) 」
_________( ...直ぐそこまで、近付く )
『 ....お前がか?デカ女 ...何かやらかした様には見えない 』
( ...身体を丸めて ...寄りにも寄って頭の上に寝転ぶ ...尻尾を首に巻き付けマフラーの様に )
『 ...まぁ、脅威からは一番安全か ...ならこのまま少し .... 』
( ....熱は ..少し、思い出す ......猫の ...リーダーを )
「 …… 」
( ___銀杖を伸ばし… )
[グイッ] ( "異形再生"の首に引っ掛け )
_____ズリ ズリ ズリ…
「 __っ さっさと、言う のよ!そー ゆーこ、とはァッ❗」
( __ぷりぷりと怒り散らして来た道を引き返す )
_______
「 ん、 … フロ 居たんじゃない 」
( そしてしれっと少年を… )
「ちょ、オーイ…
____んぶ。
( …顔の感覚はふっさふさ、ふっかふか。…
口は動かせても毛が中に入ってくる )
「(___…ぁ"ー、懐いたネコってのはなんでこーも、よぉ…)」
(…別に、良いけどさ)
「 …オレも尻の青い小娘の頃は、昔は親への恩知らずなワル、
…いーや くだらんチンピラみてぇなことしてたのさ 」
___それこそ授業サボるだの ケンカ三昧だの… へへっ
「 今となっちゃいー思い出だがよー?…てめーらみたいなの
見りゃ、よく思い出すもんだ …懐かしい空気ってヤツ、さ 」
( 空いた手で、…大きいネコを軽く掴み撫で )
『 あいたっ、やぁっと ...へはへへへっ!認めてくれたんですねぇ 〜 ... 私とぉっても嬉しいのですよ〜! 』
( 首 引っ掛けられてズリズリと引き摺られる ...しかし声色はとても豊かに 嬉しそうに ... )
『 あぁ〜 ...怒り散らかしてる所もまじかわゆいんですよね〜〜... あ、そろそろ一旦 スリープモード 入っときましょっと ... 』
( ........何より、呑気に )
____________________
!
「 よ、ぐっ!!大丈夫、だった!? ...こ、この辺 変な化け物達がうじゃうじゃって ...い、いるから ...! 」
( 蒼の声が聞こえた瞬間に安心した様な表情と 気遣う様な表情がごちゃ混ぜに ...近寄って ...傷が無いかを見る )
「 ...そ、それと ..さ? ..その ...えぇっと ...御免ね ..? ...中々、会えなくて ..... 」
( ...人差し指 モジモジしながら ...申し訳なさそうに 顔を俯かせ )
『 言っておくが不満は聞かない ....OKを貰った時点で細かい事は無しだ ... 』
( ...そよ風が猫の体中から吹きながら ...静かに身体を丸める ..ギロリと猫の目 輝かせ ....
.....尊敬する赤猫の匂いが微かに漂う事に安心して )
『 ..ふぅん、デカ女はヤンキー女だったって訳か? ...別にまだマシだとルコは思う ....ルコはもう ...色々盗んだり ....まぁ ....兎に角手癖が悪くてな?
...だから実質親からの勘当を今受けている感じ ...その方が何より 楽しかったし ...太陽に会えたから 後悔はしてないんだけれど 』
( ...撫でられる事には 悪く無く ..寧ろ気持ち良さそうに反応を続ける )
「 …っ なぁ〜〜に言ってんのよっ、怖がりなクセして… 」
____しかし表情 すす、と明るく
( 何だかんだと言っても嬉しい
心配してる事が、___私を想ってくれることが )
[ ひしっ ]____女のコ誘うみたいに肩を抱いて歩く
「 あ た し は、だいじょーぶ。…それよりアンタ… 」
_____僅かに悪げな 小さな笑み
「 この後、色々付き合ってもらうわよ?
ま あんたも悪いって思ってるんだし当然よね 」
______銀杖で引き摺られるモノへの気遣い 0
「 … ぉ〜よ、んなケチな事いぃやしないさ… 」
___いよいよ猫のロックで動けない
( … 匂いが得意なネコの事、… 浮気でも疑われやしないか
そんな別の心配を胸に、ゆぅっくり、と体を落ち着ける )
「 どっちだって変わらねぇよ、オレぁ バカで…
生きてんだからさ… そりゃ間違った事だって
教えられなけりゃぁ、いけないもんはいけないけどよ… 」
「 … お前や昔のオレみたいに
若いときのやんちゃは財産だぜ、もっと稼いどけ 」
____もふもふ、もふもふ
「 ....正直に言うと ...結構 ..怖かったし ...なんか変な人?っぽいのがいて ....結構飛沫とか掛かって辛い...んだよ、ね ....あは、は.... 」
( ...冷や汗だらけ .....安心し切ったのか 肩の力を抜き銃を腰に掛けて仕舞う ....肩を抱かれては ...びくっと飛び跳ねながら____ )
_____ぴぃッ!? ...も、もうちょっとお手柔らかにお願いヨグぅ .........!
( ....性別と立場が逆と思える程 気弱な声 ...不安そうに首を傾げながら視線は蒼の後ろへ ... )
「 ......え、ぼ ..僕は良いけれど ....えっと、そこの引き摺られてる人は ...? 」
『 ンァ? ....あ、私の事はお気になさらず! 今から簡易的スリープなので ....カップル同士イチャつきやがれくだせぇ! ....へへへはぁっ ! 」
( ....最後まで騒がしかった 謎の残るソイツは ....変な笑い声を最後に ...音を無くす )
「 ....なんか、アレみたいだ ...不良の先輩? ...まぁ、ルコも学校とかまともに行ってないから良く知らないんだけど な ....ん、あったかい ... 」
( ....憧れの太陽の先輩と同じ 熱 ....徐々に誘われていく、眠気 .....安心感 ....警戒心も解れていく )
「 ....ヤンチャしてる方が格好良いし ....なんか、つよそ〜に見えるとルコは思うんだ やり過ぎなのは分かってるけどな!
....でもま、後悔はしてない 」
( ....身体を擦り寄せる ....もふもふの緑の毛を押し寄せて .... ...風が少しだけ内側から吹いているような気もする )
_____...デカ女にもっと早く、出会ってたかったぞ
「 グズグズしてないでさっさと行くのよっ!
ったく、相っ変わらずふわふわみたいねアンタ… 」
( 殆ど無視して路地から引っ張り出て… )
「 …じゃ まずコイツを預けに行くから…
"安楽診療所"に向かうわ、途中 買いたいものとか
食事のリクエストとか 考えながら歩きなさい けど
あたしから10m離れない事。上下左右前後何処でも!わかった?」
「 …ふぁー… …ぁあ、そろそろオレも二度寝のお時間だ
… まだ、眠くないとか言ってくれるなよ…?」
( … 面白くも思える、可愛げのある奴だとも…
特に、素直じゃない様子は出会い初めの赤猫に
そっくりだった。だから…という訳と認めはしないが)
「 おれぁ…目ぇ覚めたらこのもっふもふだったのさ
眠くなるなって言われても、参るぜ… ぁぁぁ…ふ 」
( ___眼、ぱちぱち )
____ぁー… なんてェ?
「 そ、それ褒めてくれてるのかな ...ふわふわ、って ....ま、まぁ ..うんっ 分かった .....い、急いでついてくからそんな焦らなくてもぉ... 」
( 気弱にもじもじと ...一人の時よりも安心感は強くて 歩く速度も少し早い )
「 ...上下!?上下ってそれ僕もう連れ去られてない!? ...うぅ、そんなに考えてなかったんだけれど ...なにが、良いかなぁ ... ...こう言う所って見るのだけでも何処でも楽しいから逆に迷っちゃう ... 」
( ...下顎に手を当て悩む ...ブツブツと絶えず呟き )
「 ....何でもない ほら、眠いんならさっさと寝ろ ....さもないと .....跡つけるぞ? ルコ特製の 」
( 照れを隠す様に更にもふもふを押し付けながら ....んべぇと舌と牙を出す
...牙の先端は小さな孔が空いておりそこから空気をと言う芸当も____ )
「 ...似ているんだなぁ .... デカ女は 」
暖かな態様と_______赤猫に
「 ......起きたら後でちょっと付き合え ...良い、な? 」
( …少年への視線 半ば飽きれ )
「 … ま、いートコって考えときゃ良いの
それに関してはあたしも好きな部分だし 」
___と どつくように唐突ののろけ
[イライラ]「 っ… はぁ〜 ホンットふわふわねアンタ!! 」
_____通行人の視線は奇異の眼…(主に、蒼のせい)
「 …まず服を見るわ、近くにマーケットがあるから
寄って… 興味ないならお菓子でも買ってなさい。 」
「[んむぐ]」
____口も塞がる
( …立派な毛皮、ながらもふもふでふわふわな
暖かさを持った肌触りはいっそ暴力的ですらあり
直接、肌に触れてしまえば、一気に眠りを誘う… )
[ ・・・ ]
( ____寝息… )
( …集中が、緩んでか …毛皮の下でとても無邪気な寝顔… )
「 ...だ、だからこそさっきみたいに変な人?に絡まれてたら ...まぁ、威嚇射撃位なら普通にするから ..あ、安心して? 」
( ...ほんの少し照れながら ..どんと胸を張る ...実際いつでも銃は抜ける様にはしてる )
「 ...そんなふわふわ、してるかなぁ ...と、と言うか服って ..えっと、ヨグの?
僕のはこれで充分、だと思ってるんだけれど .... 」
( ...枝毛を触りながら悩む ... )
___現在の少年の服装 袖が余った黒コートを羽織り、赤ネクタイつきのスーツ ...腰元にチェーン付き。
「 .....ふぅ 」
( ...何故かどっと疲れた .... ...無邪気な寝顔を軽く揉みながら ぐぐぅ〜っと猫らしく伸びる )
______猫足でゆっくり離れようと立ち上がる
「 ...話は沢山聞けた、か ..ルコの役に立ってくれて嬉しいね 」
( ....もふもふの毛皮は毛並みが落ち着き さらさらに )
「 んなもんあたしがブッ飛ばすわよ 」 (…)
______
「 …服装だけならあんた、フツーに男子って感じね
ま、ご察しのとおりあたしの服よ。… あんたが言う通り
この服で下着が見えちゃうのも困りものなんだし 」
( 神官を思わせる蒼い服装 …ロングなのにガードは低め
____思わず、少年の視線を引くような言葉ながら… )
「 …なぁにジロジロ見てんのよっ ほら、さっさと歩くっ!」
_理不じ… [黙りなさいよっ] __…
____く〜…
( 気付く、事のない深い眠り
__無邪気とすら思える寝顔… )
___んひゃ …寒ぃんなら… はい…れ…ぉ
____れぎ …ぉん
「 ...た、頼もしい .... ..で、でもいざと言う時は僕も! 」
_________
「 一応 ....まぁ ..その、昔 ..間違われたからさ ....レッドのアドバイスも受けて ...男らしい?感じの服にして貰った ....! ....ま、まぁ ..ヨグの選んでくれた服も着てみたいけれど.... 」
.......し、した ....ぎっ ......
( ....一瞬そちらの方へ視線を移して 慌てて湧き上がった煩悩を振り払う ... ...ただどうにも気になっては
ちらりちらりと ..何度も見てしまう ...
...蒼の言葉で意識がハッキリとすれば少し早足に )
「 っあ、ご、ごめんっ! ...うぅう .....と、と言うか女の子があんまりそう言う格好しない方が .... 」
[ ぎろり ]
( その漏らした一言 ...名前に反応しては瞳を見開き ...瞬きもせずに獣のように睨み付ける )
.....やっぱりデカ女 ...お前は____
( ......近寄っては ....丸まり 体を押し付ける )
...おてんと様のあの人の手掛かり ....ルコはもう逃がさないんだ ....もう少し付き纏わさせて貰おっか、やはり。
( 意見や煩悩に抗う様子をほぼ無視し… )
_____此処よ
:…結構、シンプルなマーケット
____看板には "ALL" と…
「 …だから、"そんな格好" しないように
これから服を選ぶんじゃない …ところで 」
( …じろり )
「 "そんな格好"…ね
…言うほど目、引くような格好なの? コレ。 」
_______……不穏の気配
( …それでも、… 目蓋を下ろした彼女は起きない
… 吉が、凶が出るか … どちらで、あっても… )
_____眠さには勝てないものなのだ…
______〖北欧霊道__6番街〗
( …北欧の屈強な民草を育てる厳しい気候
だからこそ見上げる空はより青く、昇る陽は輝かしい
…体は覚える、生の実感を …この地が霊界であろうとも )
____………
___厳しい気候を息も切らさず歩むは "母" 。
____振り向き、… "子" らへと 呼び掛ける
「: 三人とも…足の疲れは大丈夫? 」
______ウォーキング。… 教育にも、生育にもよろしい
「 ...う、うぅん ...悪い視線は集めるから ....す、少しは露出を減らした方が良いんじゃ無い ...か、な? 」
( ....蒼の服装に目を向けない様にしながら、シンプルながらにして大きな店へと ..意識を集中させる )
「 ...確かにこれは、す、凄いね ....でも ..んと ...服、選ぶんだったら ..僕は不適切だったと思う、よ? 」
_____自信は無い ....そしてそれ以上に
「 ( ..今のヨグの服も、好きなんて ..言えなさそう、だし .... ) 」 ....葛藤
________.....はぁ。
( ....もふもふの毛玉。良く眠る身体に押しつけて安眠剤に .... ......慌てる必要は無い 時間はまだまだある ...だから )
「 .......今はゆっくり寝とけ、その"子"の為にも ... 」
( ....重ねて ....その眼を閉じる )
______そんな母にピッタリと張り付くのが ....紙子。
「 えっへへぇ ...うちは全然大丈夫!寧ろもっとペースアップしても全然へぇき ...此れは誇っても良さそう?鼻にかけても良さそう? ...かな? 」
( 何せ近距離から遠距離まで対応可能な能力 ...更に紙を集めて結構重たくもするので見た目以上には体力もあり ...子供の中では運動能力が高い )
「 ...ふぅううううっ!私もまぁ ...今のペースならなんとかいけそう! あ、でもでも ..ちょっとは落とした方が良いのかも?だってだって ..後ろ 」
( 程々に息を切らすも"まだ"健康的な汗をかき ... ...疲れも少し出つつ一歩程遅くしっかりとついて来る ...花想 )
......で。
...ゼェッ ...ヒュゥゥ ...ハァ ....ッッ ......
( ..普段は浮いてろくに体を使わない為 ...母から見ればかなり距離が空いた先に ...壁に手を着き息を整えるもこもこシャラル ..... ...息も絶え絶え ...其れでも、何とかついて来る )
「 …………… 」
(____なんとなく …なんとなくだが
着替えてほしくなさそうな顔…に 見えた )
( だが実際、自分も着なれた服以外を選ぶのは
…少し … …多大に気が引ける。言い訳になる、が
___互いに望まないなら… )
[ぐいっ] …行きましょ? …ロッソ
「 …気が変わったわ、… 服はまた今度。
…先に食事を済ましょ …何食べたいか決めた? 」
____流すのも …悪くはない
「: 勿論だとも、リン! …健脚を自負する私にここまで
付随して来れるのだから折り紙付きを進呈しよう!
…ソウも よく頑張るね。… シャラ…る… ___
______oh… 」
( …運動は、苦手そうだとは思っていた …体は華奢、
加えて殆ど活発的に動かないシャラル、…その為の
ウォーキングだったのだが… ___中々に予想外 )
「: …そろそろ休憩にしようか…
___シャラルーっ …此処まで一人で来れるかなーっ?」
( 荷物を紐解き …ひらけた公園の一角にシートを広げる。
…次女、三女の頭を撫でること …長女への呼び掛けも
決して忘れない ______明るみがとても心地よい )
( 返答を悩む内に ...腕を引かれれば、驚いた様な顔 ...それと同時に、少し嬉しそうに明るく ... )
「 ...っ、う、うんっ ..よ、ヨグがそう言うのなら ..!! .....その服も ...と、とっても ...カワイイ ...しっ .. 」 ...所々小声。
「 ...........え、え〜〜と ....なんだろ、何が良いかなぁ ...... ....く、クレープとか? ....ま、まぁ何でも平気だよ! ...結構お腹、空いて来たし 」
( ...悩む ...多分、どこへ行って食べても美味しいだろうし ...何より楽しいだろうから ....
...少年、年相応に ......笑い、先導して 手を引く )
何より守られてばかりじゃいられないって .... ....いつかは、守れる様に ...頼られる様に
___ただ知識を持ってるだけじゃなく .......なりたい。
_________ ............グッ。
( 遠く離れた所で 高く肩を上げて ...親指を立てる長女 ....休憩という言葉や目の前に開かれていくシート(飯補給の予想)に ...やる気が回復すれば、早歩きで ....母や妹達の待つ場所へ急ぐ )
「 ...ぁ、あははっ ...結構体力に差が有っちゃう ..ね? ....でも無理は駄目だよ〜〜っ!! うちらは遅くても平気だから!! 」
( 大声で呼び掛ける一番元気で体力のある彼女 ....シートに長座で座りながら 景色を眺める )
「 ...私も、ちょっときついから、休憩 ...するぅ〜〜 ... 」
( ...ソウも何方かと言うなら後方支援型 ....シートの上にうつ伏せで倒れる.... ...陽の光が心地良く気を抜けば簡単に眠ってしまいそう )
....ハァ ...ハァア ...ッ ...ア、アトスコシ ....ィッ ...! ...ガンバレシャラルゥ ....ッ ...ゼェ ..ゼェ ...ッ ..!!
_______体力:E
「 わっ ___ 」
( 驚くなら …直後の行動は正直に。…
引いた手に合わせて体は前へと動く )
…………
( …驚いた それだけ、だった。…拒否も
…不安もない …不思議を感じる位に )
(____彼の前を向いた動きが …嬉しいのだ)
___…ふふっ
( ___微笑、…浮かべてただ …少年に付いていく )
[フーッ] ………
ちょっと…
「 ……(考えが甘かったか…)」
( 歩行発電機に接続した機器で湯沸かしを行いつつ
…本来の目的が "失敗" の色濃厚であることを予測し…
長女、あまりの苦難苦痛ぶりに思わず冷や汗が流れた)
_____…リン、ソウ
[ひょい]「…姉ちゃんが来るまで髪直そっか」
( それは、そう、と。…乱れた髪を発見し
…とりあえず 今、元気のある次女?リンを
抱っこして膝上に乗せて、…髪櫛を手に取る )
______弁当は、ある …けど長女が来るまでは…
・黒店・
[ナイ=アの個人が開いてる何でも屋。
…ホントに何でも出来るが気分次第で
結構な金額を巻き上げられたりもする]
________
…あの…
( 簡易的なカウンターを挟んで、… 読書する黒
少し焦り気味で黒に向かう、矢機… なにやら難航の…)
『 その "エチゴヤのオカシ?" …というのは
本当にルージュ… …女性に献上すれば
喜ばれる物…なのか…? 』
「 …疑うなら結構 」
____
(それはちょっとした思い付き。
…珍しいものでもプレゼントしようとする企み…)
( ...笑い声が聞こえた瞬間、くるりと振り向き ...慌てて前を、向く
...少し良いものが聞こえたからか、テンションは上々とし ...転けない程度に早歩き )
「 ...い、良い感じに ...身体、冷やしておかないと ....や、火傷しそ ..ぅうう... 」
( ..辺りキョロキョロ 物珍しい顔で見渡しながら ..偶に蒼の事をちらり
...取り敢えず甘い物でも食べて 糖分を送って冷静になりたい ...当初の目的通り、クレープ屋にする事に )
「 ど、こか良いところっ ..ある、かな.... ..あったらそこで、休憩しよう ..ね?ヨグっ.... 」
________一歩の距離はだんだん大きく ...
_____ ....ハ ...ァッ ...フー ..フーーーッ ...!
( 下半身は筋肉痛が既に酷く ...それでもなんとか、ゆっくりと向かって歩いて来る
...此処まで来たからには ズル[浮遊]は出来ない ..ましてや母や子が待っていると言うのに自分だけ楽をするのは... ...ちょっと、ポリシーに反する気がする )
___顔色は悪いが ..瞳はギラギラ ...あと少しで辿り着けるほどには、頑張る。
「 ..あ、じゃあお願い出来るのならばします ..うちの髪が終わったら 「 次あたし〜っ!が、良いなっ! 」 ...手こずるかもだけど、お母さんは大丈夫? 」
( 寝そべったまま手を高く上げて元気な三女 ...苦笑しながらも 下も上も思いやる気持ちを忘れない次女 ...ぴょこっと跳ねた癖毛は直さなければ ...
...勿論我慢は出来る子達。むしろこの時間は時間で楽しむ )
__何より母ととっても近い ..暖かさと言うものを感じるから、少し得。
長女の影 ..少しずつ、大きく____
____医霊 ...眠そうに揺蕩う中で 違和感皆無に街を放浪中
「 ....2、徹 ..うぅん、前はこれ位余裕だった筈なんだが ..... 」
( 矢機のお陰で少しずつ健康的には戻って来ている ..も、時々言いつけを破り ....診察に取り掛かり、書を作ったりと大忙し )
( ...で、その矢機ともはぐれてしまった )
「 ...さて、どうしようか ..取り敢えず ....何処かで、もたれかかって ... ____寝よう... 」
疲労困憊____糖分不足。
[ぎゅーっ]____んな事一々聞かなくても
「 あんたが行くなら何処でも行くわ
いーの。ヘンに気なんて回したって… 」
____あんたらしく無くなっちゃうじゃない
( 胸を張って引く腕の… 二の腕を絡ませあってて
交友の深さを自他へ強調する歩き方。…視線は強め )
「 さ 行き先決めたならとっとと引っ張りなさいよ
… それだけで結構楽しいのよ? あ・た・し は! 」
「 …はいはい 焦らず、急がさず
お母さんは丈夫だからね 」
( 次女三女、そして長女の様子にひとまず安心し
お腹を抱くみたいにして座るところを固定すると
…ぴょこりと立った癖っ毛と、乱れて波打つ
さらさらヘアーを解いて、するりと直していく )
「 …ソウ 待ってる間、水筒の果汁水… レモン水を
ゆっくり飲むといい …姉ちゃんたちの分も残すんだよ?」
(__忙しい。…けれど、この忙しさに苦痛は感じない
はしゃぐ次女たちと …しっかりもので可愛い長女
__子供、という嬉しさ。…だから今も笑顔で、髪を解く )
___少し振り向いて
「 ____がんばれーっ シャラルーっ 」
ォ"いあん"タ、大"丈夫"カ?
_______霊の横からしわがれたような爛れたような…
〖声〗
〖こコ"おォどお"りだぞ"❔
ぁんまシ"ふらフら"してッと
霊車にブ"つかっちマうぜ〗
(_____凄まじく物々しさを匂わせる…) 〖"声"〗
______
【エチゴヤノオカシ (¥50000)】
『 ……… 』 「…買わないなら帰って頂けますこと?」
___値段と財布のにらめっこ
「 ...なっ、ちょ ..ぅ、き、距離 ...っ ..! ..うぅううう...! 」
( ...腕に絡まれ ....僅かに当たる其れを意識してしまっては顔は真っ赤になり ...いつも通りのきょどきょど感 ....
....とても足早に早歩きしては ....悶々と )
「 ...ぅ、こ、こけないように..ね.... ? ....くれーぷ、お、奢る..から! 」
( ....くるると小さく腹は鳴る .... ...蒼の手、離さず握りながら ...歩いてく ..一歩、一歩 楽しさに溢れながら )
( ..焦らないのが良い事なんだろうけれど ...それでも、応援されたからには ....確実にズル無しで到達しようと決意 ... ......足が棒の様になるも それでも ...それでも___ )
...一歩は小さいが、シャラルにとっては偉大な一歩である。
「 ん、はぁ〜いっ ... [ ごく、ごく ... ] ..ん!このレモン水全然酸っぱく感じないっ!甘い ..気がする、感じる! ...美味し〜〜〜っ! 」
「 ちょっ ..ちゃんとうち達の分も残しておいて欲しいなぁ〜っ..!そんなに言われちゃうと ..むぅ、飲みたくなって来たし ...あ、でもお母さんのヘアマッサージ気持ち良い〜 ..ふふ、徳、徳! 」
( ..わいわい、がやがや ....とても子供らしくはしゃぎ続ける .... 互いが互いを思いやり ...母親と子供達と言う関係は出来ている。
勿論ちゃんと果汁水は残すし ...髪の毛の解き方も、お母さんにされて貰って覚えようとする ...
......言動に反して、次女三女もしっかり者達 ____....そしてついに )
__________ザッ .....
( .....“到達” )
「 .....ん ...あぁ、これは御迷惑を掛けたね ...いやなに、少しばかり気を抜いていたよ ....
....厳しくも、私を思いやってくれている子が側に居ないからね ...はは 」
( 苦笑を浮かべながら見えない『声』に軽い謝罪 ....何やかんや、矢機の存在は大事で ...とても、愛おしいものだと自覚する )
「 ...霊車か、何度か見た事は有るし懐かしいな .... .... 脱走させてしまったなぁ 」
( ほろ苦い思い出 ...今よりも行動力に長けて 少しやんちゃとも言えた頃 ......自身の力を補強する為にも、自由の為にも ... ...死後のルールを破った事がある
...兎に角当たらない様道の端にもたれながら ...ふらふらと、左右に揺れながら ...前へ進む )
「 ( ...寂しさを覚える位には 身も心もどうやら触れられているみたいだね ... ..私もまだ、面白い ) 」
「 ……… (あら) 」
( 距離が近い …その事に気付くのは少年の
不自然な反応から、…だが。… 悪い気はしない )
______なにしろ…
「 …はいはい …歩くから、焦んないの 」
( お腹も空いて、… 来た。…
先を行く少年の足並みから、三歩後ろを歩く )
______…少し後に 少年少女は、何処かで…
「 …… 」
( … 町で見掛けるおなごたちと同じ、子供への
…労力、気遣い、苦労… 経験してみれば確かに、
大変さに参りそうにはなっている … )
(____息を切らす以上の様子 …見て、微笑む
次女の髪を整え終えて、…二人を手招く )
______(そんな苦労が …心の中、とても楽しく感じる
…改めて、良かった … 子供を持てて)
「 …髪を解いたら昼食を用意しよう 」
______… 姉妹と、母の… 外出は、少し後に
___霊界とはいえ、真昼間の歩道は人が目立つ…
(…だというのに、容姿端麗ながら挙動不審にすら
思える程に足取りの覚束無いまま歩む医霊…)
[ざわ…] [ざわざわ…]
(___道行く、多くもない者たちも避け
ざわつき …ぶつかるような者も居はしない)
‘例外’を除いては
[ドンッ] __(医霊はぶつかる …大きくもない背の誰かと)
______…気付けば、…医霊の足元には薄く霧が這い
___"誰か" の纏う黒い衣の …姿を、薄く見せる
… 顔を 眺めれば
( 背負った華奢な …巨大な 鎌
________フードの下、顔の一部も漏らさぬ… )
〖女の …能面〗
____(…"誰か"、は …医霊へ面を向け
挨拶もなく …謝罪もなく 黙りこくる )
_________
『 …買おう 一箱 』
「 袋は持ってるのかしら?
エコ違反は高く付きますわよ 」
『 …袋は …いらない 』
「 …貴女、袋にも入れずにお菓子をお持ちになられますの?」
(…交渉中)
「 ...うん、気持ち良いね ...これは 」
( 活気に満ち溢れていて ....人の生きる音、表情が見れるだけで ...満足感に溢れる ...
...まだこの場に医者は必要では無い、少しは楽だ ..脳裏に確かにそんな思いはあるが ...
...其れよりも、疲労は強い ...糖分が足りなければ頭は回らず ...千鳥足の様に 酷い足取り ... )
_____ぶつかった事、数秒後に気付き。
「 ..おや、済まないね ...良く周りを見ていなかったよ、お嬢さん ..... .... ...物騒なものを持ってるね、君は死神的なアレかい? 」
( ...濃い隈、隠そうともせずに ..軽く膝を曲げて ...目線、合わせながら無理に笑う ....
.....鎌に目を向ければ、少々の親近感 .... )
「 私も似た様な得物は持っているよ ....ほら ____...中々格好良い、だろうっ ..... 」
( 体内から取り出す ...身長と大差ない愛用の長刀 ...___ただ、見せびらかすのみ )
____少し、情緒不安定。
〖…………〗
( __黙るまま …あるいは、奇行ぶりに
絶句しているのだろうか___ )
〖_〗
(__だが、…ふいに能面が揺れ …
不思議なものでも、覗くように
___医霊の …顔を覗き込む)
〖…………〗
(…眺める)
______
『!! !! !!』
「__ ? ____」
(__…交渉中)
「 .......あ、あ〜〜〜 ...その、お嬢さん ...君はもしかして、喋れないタイプかい? 」
( ...沈黙が続くのは苦手 ... ...軽く膝を曲げて目線を合わせながら .....少しばかり困り顔 )
____....え、え〜〜と。
「 ..私の顔、何かついていたりする ...のかな? ...は、ははは... 」
( ...刀は背中に括り付け ... どうにも苦笑が絶えない ...じぃ〜〜〜〜〜っと
何故かこう __...全部見られてる気がして恥ずかしくなる )
( .....ふと、能面に興味がいく
...顔を隠さなくてはいけない事情でもある ..のだろうか? )
....! [ 関わるネタを見つけた ]
「 _____...顔、怪我しているのなら私に任せて欲しい! ..何せ私は医者だからね! 出来ない事は無い! 」
( 自信満々に胸を張った .....のち、すぐに頭がガクンと下がる ....
.....気を抜いたら寝てしまいそう )
なぁ、あの紀章…
死神部隊___
(___遠巻きに眺める野次馬のざわめきが大きくなる)
〖死んでる〗。
___________
(…気が付けば、___眼を開いた、…その先にいた)
____能面の何者かは 忽然と消え失せた
____彼女に…
(…貴女の声は届いたのかは定かではない
事実を知る術は、…たった今 消えてしまった
__ただ 奇妙な一言のみを残して…)
____それ以外に確かなのは
___すぐ後ろの矢機に少なくとも…
…死に目に遭わされる事だろう
_____
『 …… 』
( …買い物袋を抱えた、…小さな
__幽霊の飼い主が 僅かに怒気を発する )
『 …………ねぇ …ルージュ 』
浮気…?
「 ...なんだ、君 ..結構な有名人なの .... ....あれ? 」
( 周囲からの騒ぎに聞き耳を立てれば ..何やら聞き逃せない “死神部隊”と言う単語に敏感に反応をする ... .... )
.......[きょろ、きょろ]
( ....しかし、そう興味を持った対象は ..一瞬の隙に消え去っていた ..多くの謎を残して
..見渡しても見当たらない .... ....疑問は多く、多く ... )
______ゾワッ
( “二つ”の恐怖に気付く )
___彼女は私が死んでいる事を知っていた。
生体として振る舞っていた ..脈等は確かに触れたら分かるが ...どうやって?
しかし、それよりも ..もっともっと
大きな 巨きな 恐 怖
[ ...ギ ギ ギ ギ ] 壊れた人形の様にゆっくりと背後を振り向く ...
( 怒気を発する矢機の表情を見付けた瞬間に ...決して事実では無いのに ...無いのに 説明するよりもまず )
誠 ❗️ 心 ❗️ 誠 ❗️ 意 ❗️
_______土下座ッ❗️❗️❗️
「 ちちち、違うんだドリフトッ!あの子は ..私にも良く分からない子で ...け、決して浮気なんかじゃ無いっ、無いんだぁっ ..!! だ、だからちょっと話を聞いてくれ ..誤解なんだ! ...き、君なら分かってくれるだろう..?寧ろその .....えぇと、ちょっと寝不足でフラついてぶつかって ..!! 」
( ..周囲の人の目を気にする余裕も 無かった )
____余りにその場は謎が、多い …溢れている
___だからこそ歩み寄る"事実"の感情は惨憺たるもの
( 謝罪の規模とは不釣り合いな感情の大きさ
…しかし確実な、…確固たる怒気は放たれ、距離を詰め… )
(__頭の前で屈み 何時も発している声で、言う)
『分かるよ』
____
『 …きみが話していたのが …奴らなら 』
[ザッ] _____そう
『 死神部隊。』
(…場に、緊迫感が戻る …刺々しい感覚を
今度は矢機も感じとり、視線を背後へ向ける)
先程の子
_______『 死神 』が立っていた
( ....溢れんばかりの怒り 其れが幽霊に対してだと考えれば ...考えていると、 ....普段の声
...しかし、それでは説明がつかない程の気を感じる )
「 .....?分かって、くれるのかい? 」
( ...嬉しさよりも..どうにも、違和感が勝つ )
_______________っ!?
緊迫感、気配 ... 察知をすれば 距離を取る
「 ...君達は.... 知り合いなのかい? ..ドリフト
...いや、それよりも ...__目的、は一体 ..? 」
( 先程の物言わぬ 能面を被っていた子。 ...無意識に自身の得物に手を置く )
…… 物言わぬ死神
(__あれは 幽界に於いても非日常的な存在
…体格は …小柄な部類なのだけれど 纏う黒い衣に
所々へ放り捨てるように付いた赤いチョバム・アーマー )
____…アンバランスな女の能面が一層の異彩を放つ
_____ 〖 ... お まえを 〗
〖 ころ しに きた 〗
________
___…突然、無造作に言い放たれた"開戦宣言"
(…全方位20m、…その中で眼に入る人影は三つ)
…医霊と
…矢機、
___そして 死神。
(__…医霊へ背を向けた矢機の体が強張り
持っていた袋が、…地面に落ちて中身をぶちまけた
彼女は それを気にする様子も 余裕も、無い)
『 ……… 』
________辺りの空気が不穏の色へと変わる…
( ...矢機に背中を少し預けた後 ...地に落とした何か甘い どろっとした音で
....少し意識は、落ち着く ... ...皮肉にも )
.....そうか、こんな所にもそう言った者はいるのか。
日常に慣れ過ぎていて 久方振りの非日常 ...
殺されるかもしれない極限の状態 ..
なのに、恐怖を覚えず
胸が躍るのは ..ワクワクするのは何故だろう
( 開戦宣言に全て納得する ... ...互いにいつかは狙われる理由はあった ... ...何処かでこういう時が来るとは分かっていた
.... ..詳しい理由を知るのは後で構わない ...今はもう引けない )
......ドリフト、下がっているんだ。
( 冷静に そして冷酷に ...言い放つ ...刀身を軽く露出させる )
____… 反り返った刃はそれだけでも
肉を裂く姿を脳裏へと送り …震わせる
___…反射する光が _鋭敏に …そうさせた
____
(…医霊にとっても 矢機にとっても
__慣れを失った"戦い"の気配が躍る
…死は、等しい 体を強張らせる矢機は
その言葉を胸に、"恐れ" …集中するが)
…その為に ___許した。
__前に出た …出てしまった彼女に眼を見開く
(瞬間 時と光が交錯する)
矢機が医霊を蹴り倒し
急ぎ銃を振り下ろす___
(__…なんの事もない 後はその場を抜く光が)
____[スル…]
…!!
(___振った銃器に …線を入れ "割って"行った)
コンッ____
( …"割れた"銃の半身が、…ずれて 地面に落ちる頃 )
『危ない__ ?』
___矢機は …二秒後に 呑み込んだ言葉を吐いた
___死神は
( __ずっと …後ろでさも当然のように たたずむ )
0.5…秒
______銀色に輝きを放ち 鏡のように光を反射する反り返る刃 切れ味の良さは保証されている .."力"で勝てるとは思っていない 空いた差は技で詰めるしか ___無かった。
なのに ...何の変哲も無さそうに立つ死神。
........."死"を錯覚する 恐怖。 ...今のままではとても、厳しい。
「 .......もう一度言う、頼むから ...下がってくれ、ドリフト。___君じゃあ ...殺されてしまう 」
( 何処か ...はらわたが煮えくり変える程 歯を食い縛りながら ...矢機を守る様に言う )
[ ...ふらり、ふらり ] ___幽霊の立ち上がる速度は遅く ...其れに 足取りはやはり重い。
...安心させる為か それとも余裕か
こんな状況でも 笑って 見せた
( ...決断するのは矢機の自由 それでも ..それでもどうか ..任せてほしいと言う気持ちは あった )
『 ……… 』
_____余裕は、…無い
____…だが …死神が動かない …内に
『 …分 かった 』
(_…ブースターを吹かし
ルージュと …死神と、距離を取る)
『 __…状況を見て …手を貸す 』
_______
〖 宣言 __処刑権限 〗
_____ 周辺 15m以内を戦闘距離とする
(…死神の真上に光の柱が伸び)
__周囲の屋根の、…少し 高い位置に伸びると
赤い光の膜に変わり …医霊と 死神の __周囲を 覆った
______
〖 … お まえで 2、7人目 〗
______死神は …反り返る刃を横に構え …柄を揺らす
〖 おそれるな 〗 ___シャコンッ
(揺らした …柄の逆先、__巨大な反り刃と
対に位置する位置に …一回り小柄に より鋭い刃が生え)
〖 …じかんが きた、それだけだ 〗
パキンッ___
(__…双刃の中程を 二つに分ける)
2つ鎌の __異色二刀流
( ...矢機の退いた先へ視線を向ける ...物悲しく )
「 ....ドリフト、君は其れよりも .... ...いや、良いか
...“頼んだ”よ 」
やる気があるのは良い事だ ただしこう言う命のやり取り以外で .... ...本音を言うのならば
もっと、安全な所へ...______ 行って欲しかった。
_____________
「 ....死神部隊と呼ばれるだけあって 流石にかなりの人数を殺して来てるのか ........ 度し難いな 君とは 」
( 愛用の長刀 柄の部分から刃先迄真っ直ぐ 2m弱の太刀 ...
鞘は腰に差して ...天から中へ刀を振り 構える )
「 ...何も恐れてなんかいない 」
[ ____ヒュォオオォォ ]
( おどろおどろしい嘆きの声 ....霊魂
医霊の背中から現れて 浮き ... 一定の位置で固定される )
「 私は まだ死なないんだ ... ...死ぬ時は今じゃない死神の審判は ...信じないよ 間違いだらけだからね 」
___もう体調の悪さも眠気も 【恐怖】も無い
「 ........やろうか、死神 」
ひゅぅ
(…死神は …無造作に此方へ、歩を進める
___一歩 二歩 三歩で…)
____横薙ぎ
____遅れて二打目
離れ ___光撃
(終えると そっと離れる)
____一歩、二歩 …詰める動きは非常に遅く
… 流れを強引に、…切って突然死角から刃が来る
黒布が擦れるような動き …水に沈んだような鈍足
____その為 疾るまたたきの一撃が …余計に早いのだ
( 何かは分からない ...何かは分からないが 防御をしないと絶対にヤバいのを確信する ..! )
[ キィーンッ ...ガキィッ ]
( 嫌なほどの金属音 ...フェイント混じりかつ 速度もバラバラ ..防御するだけでも一苦労
分かりやすい横薙ぎと二打目は手首から刀を動かして防御 )
光撃は ...惜しむ間も無く霊力を使う
『 ゴースト・シールド 』
( 手軽に使えるが岩よりは硬く 熱に弱い ...あればマシ程度の防御の力、基本的に何重も重ねて使わないとまともな守りにならない )
[ ミシィッ ] ( ...音を立てて ..破壊された霊壁 ..本体へダメージを喰らう前に 反撃開始)
「 防戦一方は余り ..好ましく無い! 」
[ ヒュンッッ ]
刀をくるりと一回転させた後 振り上げて 突き刺す様に二撃
___死角から霊魂を動かして 腰辺りに放ちながら
反対の手で鞘を用いて ...ぶつけるフリを一発。
少し時間が経てば身体が思い出す 昔の戦闘慣れを。
ただ余りにも ...足りないのは "威力"
____!
『ルージュ …』
ふわぁ …
(__刃が布に達する …違和感 それは…
"到達"が布の感触すら与えない事
___空でも切って …呆気に取られたような)
_____其処まで考えに回る辺りで
… 呼ぶ声 __現実へ引き戻す声
" 視界から奴が消失した事実 "
_____背後… っ!
(…___声は 今度は、間に合った)
直後に肩目掛けた鋏のように鎌を合わせた断ち切り…
「 ( ...気配を断つ事が上手い ..技術で此処まで出来るもの、か? ) 」
( 疑問を抱いている間も感覚は機敏にさせて ..決して瞬きの一度もせず 油断はしない )
視界からの消失 ...冷や汗が垂れるもそれでも
..一瞬聞こえたその声に安堵をし ...此方に集中
見る者によっては美しささえ覚えそうな立ち回り
.....瞳を閉じて 集中する 呼吸を止めて ...次の一撃を大きく 重く
...刃を上にして 剥き出しの刀を腰に ...鞘に納めて
( もう 医霊は 戦闘経験を取り戻した )
_____あぁ、分かったとも。
『 裏陽・透り道 』
_______スルゥ ...
( 針の穴に糸を通す様に 絹のように ..滑らかで 斬る動作は見えない ....しかしもう、鋏が閉じられる頃には )
浮かぶ医霊と
___裂かれた黒布に鎌の傷
(__…切り裂かれたのは _黒い布
目に、生気を正しく取り戻したルージュに
一旦は安堵する …しかしそれも、僅か )
『………(見た)』
_____…あの時、…いや その前も…
__ "動く" と言うには異次元的にすら思える …だが
____ "虚影" を 確かに切っていた。
かぱ。
_____… 能面、口の辺りが耳まで割れ…
山姥の様相を呈する …大口の仮面と化す
____ ごぉぉ… …
(大口 …に、見える部分より 濃霧を吐き出す
____真白い濃霧は …すぐに辺り一面を覆い尽くす…)
『(…見えない…!)』
___… 幻影っ …注意するんだ!ルージュ…
_____幻影 ……濃霧へと溶け込む…
( 地上より3m離れて空に浮かび ...刀を再び鞘に納める .... ...互いに傷が無いからこそ 一度喰らえばそれが命取り )
「 ...中々面白いお面だね ....面皮君が喜びそうな ...と、言っているほど暇じゃないか ... ...はぁ やれやれ 」
.... ...切り札を使う事も考えておかなくちゃ、な
( 濃霧で視界は真っ白 ... ...1m先も見えない )
_____ ....しかしその方が“医霊”にとっては好都合
ありがとう、わざわざ私の得意な ...こうした戦場へと変えてくれて
頼るのは 聴覚と霊力
..... 再び呼吸を止めて目を閉じる
意識を深く深く ...落として 落として
慣れた 暗闇の中へ ....
___気配 気配 …気配 …気配
……… 『……!… !?』
___面食らい …驚き …しかし、声を出せない
…この光景は… __医霊が眼を閉じていて…良かった
___気配 幾重もの…
___気配 同一の弱気が幾つもの…
_____内 …2つが医霊へ近寄り
キャアアアアアアアアアア
(悲鳴 __耳を切り裂く甲高さ)
キャアアアアアアアアアアアア
(悲鳴 __霊など吹き飛ばしてしまいそうな)
連鎖する…
悲鳴 悲鳴 悲鳴 悲鳴 悲鳴…!!
_____死神と …同じ面が幾つも宙に浮かび
____ 近寄り …爆発のように叫ぶ…
"気配"も "音" も
_____ 掻き消え … しかし
? ? ? ?
____迫る。
________やめろ、やめろ ...!
( 悲鳴が響く度 ズキズキと心が痛む ...まやかしにしても それでも ..救ってやれなくてすまないと 考える
..違う 意識を逸らしている場合じゃない )
死神は医霊を殺しに来たと言った。
でも医霊は普通では殺せない __不死身に近い。
なのにあの自信、あれは確実に殺せる何かがある。
油断をすれば即_______
.....聞くな 聞くな 聞くな 聞くな 聞くな 聞くな 聞くな 聞くな 聞くな 聞くな 聞くな ..!!!
( 罪悪感に押し潰される前に ...前に ケリをつけなくてはいけないと言うのに .... ...全くもって場所の検討もつかない )
.......... .......ふっ
___医霊はそれでも鼻で笑い飛ばす
( 刀を持ちながら手を合わせて__合掌 )
"壱縷"
_________________
______________
(____より …短く より 遅い)
___ゆえにひと糸に限るたった僅か…
…一本の… 糸、____光撃…
『… …!!』
(__いつの間にか …ルージュの ___彼女の
__首元にまで …それどころか)
能面の口 …ひとつ ひとつ ひとつ
___すべてから。
糸の …ような"光撃"が張り巡り
____彼女を包むように包囲するのを …矢機は見た
…そして
____ ルージュっ!
"脚" と
"首" に迫る
______反り返った刃をも。
(声は 、間に合って …いない)
糸の光撃 迫る刃 ...其れよりも先に口は開かれて たった一言呟く
_____"君の負け"、と。
[パァンッ] 破裂音が響く ....
[パキンッ] [ ビギィッ]何か割れた様な音が響く ...骨では、無い。
医霊 糸を体中に絡み付かれながら
___"薬品"を落とす ...つまり コートを裂かれて白肌を晒しながら
"全ての能面"に僅かに傷をつける ...360°の一振りと 霊魂の破裂。
そして刃を再び ..刀で迎撃 ....しかし
...徐々に押され始める
( 目ぐるましく変わり続ける攻勢
__霊に 死神に …何れも奇々怪々
…しかし、…ある一点に矢機は 驚く )
『(実体…!?)』
_____幻影。… そう思っていた
だが "触っている" "砕かれている"
___よく見れば 、…彼女に迫る鎌の 腕も…
___両右手。…
『左____
_____!!』
(…突然矢機の背後から首元に添えられる巨刃
突然の襲撃、…反応が出来ず __引く、意思は感じず
ただ… 大人しく、…しかし気配を探る)
___両、…右手の鎌は砕けた仮面に並んでルージュを襲い
___今、両左が自分に鎌を添え 封じ込めた
『 ……! (コイツ,も… 実体がある…!?) 』
数 …割れかけの能面、10 …
両左の死神 両右の死神 ___
異常は明らかだった
…数が、霧を張った瞬間から増えている
( じりじりと切先を向けて ...死神の黒布を破りながら ... ...息を整える )
「 君はつまり ..合わせ鏡みたいなものだと ..私は思った 」
( 直刀を振り続け ...能面を撃墜しながら無論徹底的に鎌からの斬撃を防御する ... 両右手に今更気付くが
...それは鎌と相性が良い とても良い ...死角が限りなく薄くなるから )
霊魂は医霊の肉体から放たれ続けて、風船のように膨張した後破裂を繰り返して ____能面に傷をつける
( ..悲鳴を無理矢理忘れて 再び聴覚の発達 )
「 .....どうなんだい、死神 ..! 」
...冷静を保つが実際は ____体力はもう無い
勝利宣言をする位にはそれでも ...手段はある。
『………』
____周囲を …忘れる、…一旦は 彼女も。
・考察する
(…数を、増やせる。…如何なる形であれそれは明らかだ
幻影らしきものを使えるのも。…だが、幻影そのものは
霧を張る前から精度が高い状態で使えていた …なら)
(__この霧は何の為に出した…?
…幻影を使う際、…視線に集中していた自分ですら
欺くような透明 隠密の術すら使える、…奴が何の為に?)
_____もし
…増やす術に、"リスク"が存在するとしたら?
___とても強力な… 反則にも近い術を。…使うリスクが…
"今も続いているとしたら"?
___当然、…増やしたものに戦闘を任せて
… "本体" は隠そうとするだろう…!!
________[カッ] ___矢機、…復帰。
『…(チャージ80%)』
【過剰反応装甲】
____
( 矢機が復帰する …装甲の合間から
溜め込んだ波動を一気に解放。…__)
____ビュゴォォン!
____背後に回っていた両手左を吹き飛ばし…っ
『…ルージュ… ___』
______ 耐えろっ!
______
能面が __…一気に矢機の方へ向かう。
両、右はここぞとばかりに籠めた力を強め…!
_____ 了解、ドリフトっ!
何かに頼られた命は ...守ろうとする命は
不思議と心の底から勇気という力が湧き上がるものだ
「 ...さて死神君 ...君は非力な私さえ倒せないんだ ドリフトを倒す事は出来ないだろうね
....それに言ったろう? ...もう勝ったんだ、私"達"は 」
( 矢機に向かう能面達の数が ...じわじわと遅くなる )
【 水 堕 ち 】
( 破裂させた霊魂はベッタリと能面に張り付き ...取り憑いて ...物理的に身動きが重くなる ... そう言った技の一つ 正確に言えば"恨み" "呪い" ...矢機に任せる為 追っては少ない方が良い )
籠められた力 ...強くされれば
あえて医霊は 弱くして ...飛び退く!
( 反動で死神の...両右の身体に ..僅かだが隙を出させようと___ 両手で柄を持ち直して )
___更に矢機は大気を取り込んで溜める
(…矢機の周囲を青白い光が薄い 膜のように展開
___防御意図のものではないが …その代わり)
____より多くエネルギーを溜め込み…!
【圧縮 単発式強波動砲】
__________
( 矢機は発射する ___青白い光、…突き進む光弾
___しかし医霊の止める両右には目もくれず
… 行く先、向いた先の )
ぶわぁっ
___"濃い霧"を凪ぎ払った!
(__狙いを損じた訳ではない …ちゃんと理由がある
まず、奴が使ってきた能力は三つ…
"透明"、"幻影" そして "増やす"。)
( …増やし 手数で此方を潰すのであれば
本体も混じるか、透明で自分のみ隠せば良い筈
___だが 奴はどちらも使わない
…本体で襲う絶好のタイミングは何度もあったのに、
わざわざ仮面の能力に頼って霧を蒔き、増やした。 )
( ___"増やす" ことによる、消耗が…
"透明"すら使えない程だとするのなら?
____ならば …吹き飛ばすべき箇所は…! )
『 …(居た) 』
_____濃い、霧が払われると
…
(膝を付き …___異様なオーラを発する
死神が此方を睨みながら姿を現す…!)
( ...両右を押し出して 笑みを浮かべる ...
...矢機への賞賛 死神への賞賛 ...何方も兼ねて )
「 ....しかし勿体無いな、死神 ...君のその素質だけでお釣りが来る ... ...それ位満ち溢れているよ 才能に .... ...だからこそ、本当に .... ....敵対しているのが惜しいと思うよ 私は 」
( ...独り言、ブツブツと呟きながら ...両右に背を向けて ____本体を直視 霧が消えたからハッキリと改めてその姿を見れる )
「 ...良くやったね、ドリフト 」
____不意に高く 空高く
結界ギリギリの場へと飛ぶ医霊。
( ...瞳を"閉じず"開いたまま 片手に柄を待ち ...突き上げ 月明かりを反射させて ..
銀色の刀身を ...ゆっくりと死神に向ける )
......覚悟は出来たかい、死神
きり…
___!
___医霊は …反応出来なかった
瞬きひとつの間に始まる"本番"が。
____瞬間に矢機が銃器で叩き伏せ
___死神。これを鎌で受け流し …後方へ回転
(互いに)
(飛び)
__"粒子ブースター"を (疾走を)
" 発動。 "
ぶつかり …離れ、撃ち合う光体が二つ
それぞれ… ____赤い尾を ___青い尾を
[ ヒ ュ ッ ]
(飛び交う音速の中で死神が片鎌で横刈り)
[シャッ__ ] ____DAN"!! DAN DAN DANG!!
(矢機は下降、__即座の宙返りで背後に付き発砲)
__死神 0.6秒間地面擦れに飛行 着地!
(薙いで光撃し)
_____(上昇 斬撃を避け__)
[ シュドド! ]
ミサイル。__…死神 回転並びに鎌を振り
飛び上がり全ミサイルを切り落とす…
___ぶつかる 離れる __目から 一々…消える。
「 .....ふぅ、む 」
( 上から見下ろす形になる為 ...幸い攻撃は当たらない蚊帳の外だが ....いかんせん、早い )
...医霊に見えているものは全て 残像でしかない
赤い線と青い線 ...落ちるミサイルの音しか、聞こえない。
「 ...参ったな さっきは勝利宣言をしていたが...うぅむ 」 ...後悔先に立たず
___もしドリフトが負けた時 ....本気を出さないと恐らく、勝てないだろうから ...願うのは勝利と生存 ... ..欲張るのならば 無事に ... "互いに五体満足"
..冷や汗が背中を這う感覚に、ゾクっと
___静かに、興奮をする
______その後も続く数回の肉薄、…
くるっ [シュゥゥ___]
(大きく旋回する ___殆ど、同時に。
…無論意思の疎通は不可能であり 不要だった)
"決定打"
___撃つなら "今"、と
(____両方が判断したまで…!)
____【圧縮 単発式強波動砲】
対するは
(__両鎌を旋回させるように放り投げ …自身は
あの異様なオーラを腕から発して急加速…)
[カキィッ]
__戻ってきた鎌、再び1つに戻り。
: TRAGEDIES of "RED" :
______双方見据え真正面…!
( … "波動砲"、体内で精製された波動を物理的な
破壊エネルギーに変換し、光弾化させ 装填…
発射、までのプロセスをR単機で実行するべく
搭載された "応用可能戦闘機能" 。…この内 )
( 矢機専用のカスタマイズ、『圧縮 単発式』は
非常に多くの波動を消耗する代わりとして
連射可能、破壊力大 …という超攻撃的なもの )
____それは最大までチャージされた状態で…
( …死に神の放たんとした __血赤の両鎌、…その秘める
深すぎた危険性に …矢機の、それは及ぶか否か )
確実なのは "深手" を以て結果が示される事 …成。
( …首が飛ぶのか 顔が砕かれるのか
両者の気迫は相手を死に至らしめんと
阿修羅の眼をして 激しく睨むように… )
_____"死" の脳裏に踊るその刹那
" 激 突 "
[___コォォ…]
( … 粉塵が空高く巻き上がり、陽光を遮る
砂の幾重は場の認識を大幅に遅らせていた )
___気になる両者は …佇んでいた
( そう、…両者は無傷で …少なからず
_____困惑している )
… 止めだ 両者並びに戦闘を中断せよ
( 黒赤の大楯を手に 割って入ったその男を前にして…)
……
( 訳アリ、…知った顔をしている
小鎌 矢機は 殆ど同時に声を発した )
〖 ヲさ 〗 『 お前は… 』
《 其方は …初めてではないな、アロー・ヘッド
さぁ お嬢、言った通りだ 戦闘を中止し
現場の収集を私に譲り、帰投しろ 》
( … 小鎌は無言のまま 表すのは不服 )
( …場の空気は、ともかく死の濃い薫りが薄れてゆき
紅い空間に満ちた緊張感は1を数えれば途端に消え去る
片刃を抑えた小鎌も 溜めを解いた矢機も… 昼下がりの
昼が、光に照らされ …警戒を保ちつつ、戦意を縮め )
___男は、小鎌と同じ赤い装甲と漆黒の布を纏う
…"能面"とは違ったメカニカルな面甲、言わば
"機械系"。…矢機や、黒機と似たような姿であった
〖 …エモノ,… わたし の モノ 〗
《 命令だ、帰投せよ …
"間違い"だ、これ以上手を出すな 》
( ___…一進、一退には見えるが
小鎌はどうにも何も言えないようで )
_____.....________
_____ ....はッ ...ぁ ..? ...私、は ...
( ...どうにも 死 を纏い ...激突した瞬間に ...意識が軽く飛んでいたらしい ... ...頭がズキズキと痛みを伴い
...眼前、広がる光景、を凝視する .... )
_____ ...をさ、おさ ..... ....“長”?
“カシラ”
彼が 頭と言う事か__..?
( ....心を落ち着かせて ...矢機の元へと寄る )
「 ...見た目通り、怪我はないと判断して良いんだね? ...ドリフト .... 」
( ...矢機を守る様に少しばかり前に出て ...半笑いを浮かべるも
....決して油断はしていない、雰囲気を医霊は纏う )
___陽光にいるのは、此方側 ...陰に片足を入れているのが死神側 ...そう言ったライン引き。
( ...メカニカルな格好 ... ...下手をすれば全身が凶器
...騙し討ちなんかはお手の物だろうし ...目からビームは出るだろうし )
「 .......( ...お嬢って呼び方、可愛くて良いなぁ ... ...死神にも乙女の部分はあるのか... ) 」
____ .......決して、油断は、しない
(__ もしも、…戦闘が続くなら。
その可能性は十分に、あると矢機も感じとり
…医霊に並んで、警戒と臨戦の態勢は解かずに )
『( 右銃が壊れて…何回かQ.D(クイックダッシュ)を緊急で
吹かしたから、…機能停止とまでは行かなくても
しばらく高速戦ができない …後は問題ない )』
…状況も 医霊にのみ、小声で伝える
______
(…一方の、"死神"たちは理性的な側面を色濃く
その場で表し、…戦闘の必要性を欠かせるやり取りを
…ほぼ、無警戒に思える身振りで続けていた)
《 このまま "予定外" を続ければ
お嬢、…04番を除隊する事になる… 止せ 》
〖…〗
( …遂に、小鎌は物言いを止めると
矢機たちに背を向け、… 名残は惜しそうに )
[たっ ___]
___跳び …その場を去っていった
________ … …さて
( …赤と、黒 威圧的な色合いに威圧的な装甲と
纏う布 …死神に相応しく睨みの利いたデザインの
__メカニカルな大柄の、…男が此方に向き直る )
(…当然、矢機は視線を鋭く体を強張らせる が)
《 …お騒がせした、… では 済まないな
詳細を説明し …此方に敵意がない事を伝えよう 》
《 … 充分な"時間"を用意する必要がある
___恐縮だが此処で、5分程待機して貰いたい 》
(ノイズ混じりだが…落ち着いた声が、迎える)
「 ( ....あぁ、分かった ...その時は
遠慮無く距離を取ってくれると良いよ ....
....もしもにはなるけれどね、私は ....余り君に
________傷ついてほしくは無い ) 」
( そんなもしもは訪れない事が一番だが ...起きてしまえば、その時は_____ ...見られたく無い姿を見せてしまうだろう ... )
_____...長刀、胸に挟みながら矢機に近寄る
___________________
「 ....貴公はまだ話が通じる様だ、少なくとも今は ...信用に値するよ ... ...今はだがね
...もしも外道ならば ...今が最大のチャンスではあるからね、攻撃を仕掛けるには 」
( .....相手の会話から情報は読み取り聞き取り逃さない ..
....決して、油断を解く気は無いらしい )
「 ( ....【04番】... ...それは、隊の数か、それとも ...
ドリフトの様な機会No.か ...
....何にせよ一枚岩では無いみたいだな......
そして .... “時間”? 説明位直ぐに出来そうなのに )
___騙し討ち? ....そう、思いたくは無いが。
「 ....5分程度で良いのならば、待とう 」
( その選択が吉か凶かは ..やってみなければ分からない )
『(ルージュ…きみはその悩ましい仕草で
わたしに何を思わせてるのか、…口に出さずに
どれ程きみに卑しているかわからないだろうな)』
( 温度差が生まれる …心の中、決して口を開けられない
ような事を思い浮かべ、視線は医霊の胸に注ぎきる )
___とは言えど警戒を解かない姿勢に違いはない
《 警戒するのはもっとも、というのは重々承知している
…だが 訂正が必要だ … 》
[ウ"ゥゥン]
《 私に敵の背を狙う必要はない 》
( 大楯を二枚 …黒赤の黒赤大楯を背に掛けるが
二枚は姿を変え、流星を思わせる翼となって
…男の滞空を助け ___尚且つ男の姿が透け消える )
《 …5分後に迎えを約束する 》
___[シュドゥッ]___…
____翼より空気の圧を放出し …体を透かした
赤黒の男は飛び去っていった _驚くべき事を、遺して
…展開 滞空 離脱をあんな速度で…
『 … あんな速度は万全でもわたしには出せない
…戦闘にならなくて、一先ずは良かった 』
( 矢機の額を …一筋の汗が滑り落ちる )
あれは …勝てない。
________"映世の河原・郊外付近"…屋台ラーメン
《: …午前11時30分頃、河原都市部では… :》
ズズズッ …ズズズズッ
( ラジオの音声…豚骨麺を二人の男が啜っている
…1人は至って取り上げる所は無いが、強面に額の傷
もう1人は黒い服装…隣と比較して異様に体格が良かった )
____あんたがた
〖ここいらじゃ見ない顔だね …こんな田舎に何か用かい?〗
(…話かけられ 手を止めた黒服が答える)
「 いえ 都市部に用事がありまして 」
〖あぁ …あんた、"影国"の?
自転車で来るような距離じゃあるめぇに
遠路はるばるご苦労さん〗
(…ラジオに耳を傾け、話を終わらせる主人
…食事に戻ろうとすると今度は強面が口を開いた)
『 あァ… あんちゃんも都市部か?』
(…やはり手を止め、黒服が話に応じる)
「 えぇ …知り合いが身重になったそうでして 」
『 へェ まぁ丁度いいや あんちゃん、
俺っちもちっと都市部に行きてえんだ
行き先、同じなんだからよ… 駅、教えてくれよ 』
_____…来訪者の …因果が交わり始めた
.......黒赤の男が離脱して数秒、意識が少しばかり空く
「 _____ッは ...彼は ...あぁ、行ったのか ...いや、しかし ...ふむ 」
( ...警戒ばかりはしていたが、一先ずは信用して良い敵らしい ... ...言葉の中に誠実さが垣間見えた ...少なくとも、騙し討ちという点は考え難い )
「 ...それに 」
__ただ速いだけならば ..対応は幾らでも可能だ。
「 安心してくれると良い、ドリフト ...私には策があるんだ ...まぁ、戦闘に関しては面倒だからあまりしたく無いと言うのが本音だがね ..... ...... 」
( ...溜め息、自分が撒いた種とは言え )
「 __厄介な事に首を突っ込んでしまったな ... ...はぁ 」
...ふらり、矢機に身体を預けて
___5分だけ眠らせてくれ ...そうしたら、回復する
___[どすっ]
『と。… 安心って、…今の君が言うには
行動が伴っていないよ …無いってことは無いにしても』
( 空を駆け巡っているのか、それとも離れたのか
分からないまま男は消え 帰りを待つ羽目になる
…医霊、なら我慢の範疇だけれど ___ )
『 意外だよ…そういうの、好きかと思った 』
( …情けない状態に陥る医霊、…それを任されれば
仕方なく膝に医霊の頭を乗せ、…悩ましい薙刀を降ろす )
_____重いよ …ルージュ
(見えぬ体を激しく軌道させる …疾く疾く)
…霊空の高き位置 __男は一定の範囲で急旋回を繰り返した
《!افتحه بسرعة!《افتحه بسرعة!》افتحه بسرعة》
...... .....く、ぅううう .....
( ..小さくいびきをかく位には、しっかりと眠る ...
....重いと言われている事は、勿論分かっていない ... ... )
1分経てば、隈が少しずつ薄くなり
2分経てば、身体の凝りが取れて
3分経てば ...霊力は回復 .... ... ...超短時間の睡眠
__それだけで、医霊はいつも以上に元気に ...
...何より、強くなる
( 纏う霊気は ... ...濃く、紫の色が強くなる ... )
_____浮かべる笑みは ...どこか、安心し切って
.....安らかで、気持ち良さそう。
ィィ_____ン…
『 …… 』
( …医霊の笑みに __癒える体に反応するよりは早く
消えた黒装の男が残した赫色が空に耀くと … )
___一瞬 …霊天を染め上げて
ピコーン〖 開門 〗
__一際輝きを増した"流星"となり
…真っ直ぐに此方へと墜ちてくる__
[ 星が 墜ちてくる ]…見たを染める災いの輝き
あれが約束された導きの星なのか …終わりを告げるのか
途方もない接近が迫る __瞬けば消えてしまいそうな中で
( 医霊の体を抱き締める …赫阿は往くを染め上げて )
____降りた輝きが二人を呑み込んだ
・ 河原"裏"__ 〗アビス〖 [ボォォ_ン]
____"深くまで沈んだ気配がする"…
____"最低でも1ヶ月だな""だな""だな""だな""だー"
( __奇怪なる者モノ物ものMonoの伝える口は並んで1つに
続くだけの口が4つと遅れる白痴は1つにあっては
言葉続くを我が物の前と言わんと我先に塗り固まる
真白の糖玉が1つを飲み、他の5つは見ていたが
続いて戻す前に5つが同じを並んで繰り返した )
__何かが削れる前に"それ"は普通を持つ
〖 前例が"が"ない"ない""ない"んだよ
われ"れー"われと同じ同士なら"なら"
診た"診た"、分かる"分かる""分かる"が 〗「なぁー」
____ベッドに転がる姉御は訝しげに制止する
「 その"EXILE"みたいなの…
…なんとかならないのかぃ?やかましいんだ… 」
__真鍮色の医服に身を包む 灰色の …髪と位置するので
生物的な質感の結ばないロングヘアに、…中高生位の
背丈、にしては大人びた …というより謎めいた
独特な …姉のようで違うアトモスフィアを持つ雌型
___顔は良いが …それが全く同じ容姿で五人居て
マトモに喋る1人目に続いて他が割って入る…
(…先頭の1人以外が顔を見合わせるが、
その答を聞く前に先頭が蚊を払うように手を揺らす)
____4人がすごすご病室から立ち去る…
・ …奇っ怪な医服が治める此処、…何処かの病院
出産(産卵?)の世話を受けた後で 姉御はこの…
奇妙で奇っ怪な医服の者にまたもや世話となっていた
〖 …まさか外のなんか、…それも獣と
子、…仔?…を作るとはまさに前例がない
妙な病気や体調破壊で外のなんかとか
変なのに世話になっても参る、…
卵は抱かせてやる、…面会や同居
色々許すから1ヶ月は此処に済むことなんだ 〗
( …姉御は反論を口に含んだ、…けれど
恩があり、更に話が長くなりそうで出しはしない )
〖 ナィーァ、のヤツに許可もカネも貰った
…意地でも出さんし出させん、覚悟して
療養に集中し励んで貰うことだ 〗
__では自由時間だ …卵は明日から抱けるようにすることだ
( 4人を引き連れ、…医服は他の部屋へと去る )
「 …っ ん … 〜〜ーッ …は… 」
___姉御は大きく、…おおーきく延びをした
(…豊満になった各部は、…強調される)
「 …ヒマになっちまいそうだね 」
___お腹は引っ込み …私服で、いつもの姉御
...身体が、軽い
....軽い?何故?だって私は____
〈 5分、ジャスト 〉
[.....ぱち、ぱち ]
「 ...寝ている間に、何処か別の世界にでも飛ばされてしまったか? .....いや、それより ___ドリフト? 」
( 周囲からは ...全く、逆の気配 ...それよりも
..自分は矢機に身を寄せていた筈、なのに今は ..? )
だが一つ分かる事は
恐らくこれがあの男の言う迎えであり
私達は ...また、面倒な罠に引っ掛かったのかもしれない
__医霊は小さな溜め息を吐いた
そんな姉御の考え事はただの杞憂
___何故なら。
ケモノタチイリキンシ、ナンテジョウダンジャナイゾーッ!ジブンハテホプノ ...オット?ヨメ?ワカンナイケド ...トニカクカンケイシャダーーッ!!
___ゴツンッッ!!!
____...スマナイネ、メイワクカケタミタイデ .... ...デモコイツモワルイヤツジャナイカラサ、ユルシテホシイネ ...アァ、モチロンスグニデテイクトモ、オサワガセシタネ ...
( 外から何かしら聞き慣れた声、しかし...
..何やらトラブルを起こしたみたいで残念ながらかe .. )
...?外から大きく声が ..
...ーーーねーーーごっっ!
( 窓、カブトムシ達が持ち上げて無理矢理入って来た ..
元気そうな緑子と ... たんこぶを腫れ上がらせ気絶する赤猫と、苦笑を浮かべて ...体を簀巻き状態にされた氷の鬼 )
__現在病院内、リトルグリーンカーテン状態
「 ...ちょっと、いやかなり強引ですけど ...来ちゃいました! 」
( ...手にはお見舞い果物たくさん )
___あ、起きた
__確かに5分 …だけど寝坊助に
感じるのはなんでだろうね ルージュ
( …過ぎ去るまでを待たずして、目覚めを出迎えるは
二機の声 … 僅かに毒を吐く声と、軽率そうな声… )
____続くのは …、
〖 …此処へ関係者以外を招いたのはいつぶりか
アビスへようこそ… ミス・B.s。私は "レグナント" 〗
___翼を外した "男" の声が追うように響いた
〗異空拠点:アビス〖
___地面と、…認識しうる踏み締めたモノは
黒を多分に含む …濃すぎた蒼の物質 …
深海を思わせる空間に和室の装いが一角に
集められ、…其処に"四体"は集まっていた
___ちゃぶ台で医霊の食事を用意する矢機
…正坐し、医霊を眺める死神部隊の男
__座布団で作った布団に寝かされていた医霊と…
__男の前に座らされていた …"黒機"。
…何時もの黒い装甲ではなく、死神部隊カラー
( …目覚めた、医霊にざぁっと視界が押し寄せた__ )
………
( …表が騒がしい、というより院内が騒がしい
そして騒ぎの起きる手前に聞こえた声は__
…だが __自分の部屋にまで聞こえる騒ぎを
あの院長が見逃す筈もない … しかしながら
こういう騒がしさだけでも中々気が晴れるもの…
___せめて …顔でもしっかり思っておこう
…赤く 情熱に溶かす __ネコのだんな様
青く したたかだが、…蕩けさせるオニのだんな様
…緑深く、__弟分面してて …けれどしっかりもの )
__思い浮かべれば …ふふ、と寂しく笑みを浮かべて
…雲に面影を求めて __青空広がる窓を見れば
ん_______?
…凄まじくしぃっかりとした三匹の顔が其処にあった
「」…っっ
_____う"ぎゃーーーーーッッ!!!??
_________
なッ、… な な __なぁ …な
「 ど ど… どっから入ってきてんだっ!?[ばっ]
と …て てか、…こ この騒ぎはお前らで…っ 」
( 大慌てに驚き、…思わず胸元を守るを行い
__落ち着く暇も与えられず事態は連鎖反応を起こす )
___キャーッ!センセイッ!ソンナモノモッテキチャダメェー!
__ダレカーッ! トメテーッ!
ぎっ! …… うッ ぬ…!!
____姉御は三匹へと手を伸ばした_____
ジャリッ … ギリィッ …ジャリッ …ギィッ!
[ B A N ❗!❗ ]
____金属でも引き摺るような音が近寄り
…"ドアがクラッシュレベルで叩き開けられた"
[チャッ] ___ゥゥウウウウウウウウウ__!!!!
( __"肩から腹に腰に足に…弾帯を巻いた院長"
…手の"重ガトリング"の銃身が悪魔的な唸りを上げる…!!!)
〖 よっつき…ちょっと話があることだ…ッ[ギリ…!]〗
___________
___(それ"お話"切り出せるスタイルじゃねェよ…)
……少し布団が __僅かに、膨れた姉御が冷や汗を流す
〖 …あの害 獣ドもは居ることだ!?
差し出せ! ブチこ… 追い出してやることだ…!!〗
[wyiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!!!]
____背後ではリトルガーデンの対処に
…患者の防衛に __院長への恐怖に。
混乱する職員達が不安そうに見つめる…!!
____あ ー それ、…ならよ
( …果物の籠を見せ…姉御は肝を固めて口を開く )
「 コレだけ置いて行っちまったさ …
だからそのうるさいの引っ込めておくれよ… 」
…… [wyiiii… …カンカンカンカン…]
_________
〖 …次は逃がさんと伝えておくことだ 〗
___院長 …身を翻すと、…職員へ指示を飛ばしつつ
扉を閉めて再び部屋へと静寂を残した。
________________
__________しばらく経って。
…… ったく …
( 布団を少し上げ …中を覗けば )
「 来て早々忙しくてすまないね… えぇ? 」
__咄嗟に隠して足で挟んだ旦那たち。
____姉御の匂いが …冷や汗で濃くなっていた
[チュンチュン] ___
( ...医霊、何が何だか分からず受け入れられない
...そんな表情を浮かべる )
・ ・ ・ ?
[ 少しの沈黙 ]
「 ...そうか、分かった、成る程 ...
中々生々しい夢だな、びっくりしたよ 」
( ...もう一度座布団で作られた布団に頭を下ろして
...寝ようと __した所で改めて現実へ直視
...溜息を吐いて、起き上がり ...頭を抑える )
「 ...済まない、誰か状況を説明出来るかい?
此処は一体何処なのか、何故その ...黒狼機がいるのか
何故こうして団欒し食事を摂ろうとしてるのか ...
..色々とその、突っ込み所か多過ぎると思うんだ 」
( 軽い頭痛が起きてしまいそうなシュールな光景 ...
...和室だから落ち着くとか、そんな事は一切無い )
「 ...あぁ、レグナント ...直球に聞く、キミは敵か?
それとも害の無い存在か? ...いや、そこじゃないな
__死神部隊、と言うものは一体なんだ? ... 」
( ...どうにも気は抜けない
言い換えれば此処は彼のテリトリーに等しい
...いつ襲われても、仕方ない、だろう
...食事が喉を通る様な気はしない、流石に )
___気を詰め過ぎて、空腹を忘れているのも事実
__てへへっ
( 照れ臭そうに笑う弟分 ...そんな状況では無いけれど
やっぱり久しぶりに元気な姿が見れて、嬉しそう )
「 あ、え〜と ...壁?と言うか柵を越えて ...
こうして窓から来ました! ...はい、不法侵入ですね本当にすみませんでもこうするしか無かったんですよ姉御ぉっ ...!! 」
( ....やらかしてしまった猫と鬼の尻拭い、半ば無理矢理こうして入るしか、出会う方法は無かった )
まず三人で正面から入る、そこで出逢えると思ってた
...赤猫がそもそも院内へ入れない事が分かる
ペット禁止もとい、猫アレルギーの持ち込み回避の為
__そしてまぁ、怒って ..はしたなく、騒いで
( 今の赤猫のおっきなたんこぶの原因 )
次に氷鬼
赤猫を少々強引に止めて立ち去るまでは良いものの
...ちょっとその力が強過ぎて、床にヒビをいれた
そしてその事に気付かずに出た所で ...弟分に捕まる
( 今の氷鬼の簀巻きの原因 )
なんやかんやで見返すと弟分が、一番やっている事は
悪くて ...とても、壮大で、出禁間違いなしなんだけど
___その時はその時
__アドリブで生きて来たので ...結局、此処へ到達
「 んと、それで ...姉御、体調のほ ...ぉおおッ!?______
( 三匹共に、布団の中へ )
....院長が嵐の様に去った後
「 ...だ、だひ、大丈夫、です ...はひ ... 」
( ....色々と感情が忙しく、呂律が回らなくなった弟分
院長に黒騎士のトラウマを思い出した恐怖と
...姉御に零距離、こうして触れ合っている喜び )
__何より濃厚なその匂い
...本当に、久方振りだから我慢してた分
......思わず理性を忘れてしまいそうになるけれど
..........必死に我慢、我慢!!!
この忙しさこそが、何より愛おしい ...それは
恐怖を簡単に忘れさせてくれる
_____さて、此処で一つ問題
__弟分でこれならば
"猫"と"鬼"は ........?
答えは簡単。両者とも
[ フーーーッ ...フーーーッ❗️ ] 獣の吐く息に加えて
[ ギリギリ ... ....ギギギ❗️] 歯軋りは酷い
( ...猫も鬼も眼は血走り、身体を姉御に擦り寄せて ...
...猫は尻尾をぺちぺち、太腿に軽く押し付けて ...匂いを嗅ぎながら ... ...ちらちらと、機嫌を伺う様に見上げる )
( ..鬼はもう簀巻きの状態を破り、四肢を解放 ...
....寂しさと恋しさで、禁酒が続いたからか ...我慢を忘れて ...舌舐めずりを、繰り返す )
A.理性が今にも飛びそうな程発情中。
(争いの気配はしない …結構な事だが困惑はそれだけ多く
今も医霊に渦巻く混乱が、今を受け入れる事や観点を
拭う事を難しくさせている __理解し易くするには)
『 ルージュ。…気持ちは、わかる
けど 1度に2も3も聞こうとすれば
きみ如きの理解の範疇に終えなくなる 』
(医霊の首輪を握る者の手が必要)
_____________
『 …それにきみの健康状態を忘れてはいないよ?
道端で果てたカエルみたいに不足が多い上で
わたしという、…ものがありながらまだ欲を…
…出す位には疲れて崩れた精神状態。…見逃せないね 』
『 ……へぇー 胃袋も握ってるんだ 』
(ワカメを混ぜたおかゆをお椀によそう矢機
…男に睨まれている気配の黒機は、…別段 平然と)
〖 一理ある 心配無く、順を追って説明しよう
…お嬢、04番の襲撃についても説明を約束する
今はアロー、ヘッドの指示に従う事を勧める
…あぁ 今は、『エンジェル・ドリフト』か 〗
_____矢機は訝しげに…
__見えたのはケモノの眼光 ヨクボウと情愛に飢えた…
…ぁー
( だんな、兼 …婚約者三匹の精神状態と
緩んで無防備な魅力になった自分のカラダ
…思い出すのは、あの夜 …三匹に貪られた あの日 )
「(やっばい …なー … ド発情しちゃってるなぁ
…ひさびさだし つき合ってやっても …いいかな
でも … 今度こそ___)」
( 久々…だけじゃない __大きくなって …張る胸
開いて …閉じれない股 赤く染め …緩く笑んだ顔 )
__壊されちゃいそーだなぁ…
… (でも… なー)
( 姉御はわかってる …単に久々ごぶさたの情欲だけじゃ
…多分、ないってこと。寂しさが爆発したみたいな…
わかりやすいのは弟分で __我慢と戦ってる )
[もぞ …](…姉御、…用で大きい布団 …首まで被って)
[するり] ___辛そうだもんなー…
__緩んだ笑みと …染めた頬が三匹を眺める
…服をたくしあげて …育った双椀、許して
やわらかで縮んだお腹も 見せて
[する… ]…下着 太股まで …下ろして
_____ぱさ
( ____開けていた …布団の隙間を閉じて )
… んにゃ…ぁ 🖤
____照れくさそうなネコの鳴きまね
「 ...ドリフトぉ、君は私を少し過小評価し過ぎ
...これでも赤城の中では1、2を .....
...ごと、き、如きかぁ .... .... 」
( ...意外とショック、首輪を握られっぱなしで主導権と言うものはやはり ... ...不慣れ
...少しばかり不満そうに溜め息を吐いた )
_____________________
「 ...アレがいつも通りなんだけれど、ねぇ ...
( ....まぁでも ...そうか、今や私だけの身体じゃない、か )
....欲を小出しにした点については許して欲しいね
...ついトラブルに耳を傾けてしまった事もあわよくば 」
( ..色々甘く、その場の空気に流して欲しいと望む
...側から見れば一家団欒にも見えるこの光景
出来る限り早めに終わらせたいと言う想いが占める )
「 ....はぁあ、分かった ...仕方ないね、流石に
それじゃあ、頼んでも平気かい?ドリフト ... 」
( ...栄養不足と空腹は、ちょっと我慢が難しいし )
そんな鳴き真似 ...例え、下手でも
三匹の理性を破壊するには充分で ....
...我慢、と言う選択肢は簡単に消えてしまう
[ ...すり、すり ]
「 ....いっつも、いっつもテホプはそうなんだ ...
...もう、どうなっても、知らにゃ、いぞ?
数ヶ月、ぶりなんだから ...こうして、味わえるのは、久しぶりなん、だし ....ぅる、ぐ ...るるる っ ..! 」
( ...赤猫、想いをぶつけながら ...ギラギラと眼を輝かせて、少し弛んだけれど ...変わらず、柔らかさと固さを程々に備えたお腹に、頭を擦り付けて ....唸る )
___居ない寂しさ、居ない辛さを、味わい過ぎて ...さっきはつい、暴走してしまった
__だって、大好きだから
___戦う相手としても、恋人としても
___魅力が多過ぎて、伝えられない ...ぞ
....んにゃあっ ...にゃうぅうう ...❤️
( 共鳴する様に、鳴き声をあげる
歓喜と寂しさを拭う為 ... ... )
[ ...しゅる、する ]
( ...尻尾、臀部を軽く擽りながら )
__残りの二匹も、赤猫に続いて ....飛び、抱く
....特に、禁酒していた鬼は、欲の抑えが効かず
[ かぷり ] ( ....片椀に軽く口を開けて、納めながら ...[ むにゅ、にゅ ] ..半ば無遠慮、少々強引 ...でもどこか、優しく、揉み始める )
酒が無くとも ...ただ、甘い蜜だけで
..半酔いになる程には、すっかり魅了されてしまって
...甘く、溶けに溶けた笑みを見せながら
...不意に耳に顔を近付ける
〔 ...もぉ、あたいらは、がまんばっかで
げんかいなんだ ...だからねぇ
こわすから、ね ...💙てってぇてきに、こわしたげるから、ね💙 .....あじわい、つくすから ....んに、ぇへ 〕
メインディッシュは ...一番の魅力は
___目に見えて我慢してた弟分
...ごめん、なさいっ、こんな、事しちゃって
...で、でも、がまん、限界なんですっ ...
姉御、ゆるして、くだ、しゃあ ...ぃ ..!
( 覆い被さる様に ...降ろした下着の上 ...牝の部分
...上目遣いで、見上げながら、身体を近付ける )
「 あね、ごぉ ...💚 」
( 情欲に塗れた声 ...吐息は、荒く熱っぽい ...
...動かす腰も、発情気味で、前後に ...雄の真似 )
(__程無くして… 場の体制が組み立てた予定に従い
配置と、用意と …必要程度の警戒が完了する)
(…食事を載せた机を挟んで男が真正面
訳ありげに死神の色さ纏うオオカミが机の横
__医霊は男の正面 …警戒も、攻撃もし易い)
〖 M.Bs、まず 我々に詮索を求めるのなら
この地 河原について知る必要がある 〗
〖 "映世の河原"は人類誕生以前から存在する
"輪廻・待機並行用の神力"の具現化した空間
言うなれば死者、魂霊浄化システムのことだ 〗
____________
・机の上のラインナップ
[ねぎしゃけわかめのトロおかゆ][ホウレン草の鰹節浸し]
[ひとくち唐揚げ][焼きマシュマロ]___
(…お粥を掬い、…医霊に寄る首輪の主)
『 あーん、…しようか? …ルージュ 』
___どんな時でも屈辱を迫る
________
〖 輪廻を前に尻込みをする魂霊達に向けた
未練解消サービス、…警戒され 滞る輪廻の
原因となる魂霊の"やり残し"をゼロに抑え
円滑な死者運びを実現するという… "ハデス"
の意向と力が、この地を作る起因となっている 〗
____[ぺろ…]
( __呻くように …撒かれるようで、濃縮してぶつけられる
…情熱 情愛 愛欲 歓喜 蹂躙。_ネコに… 唇 …舌で濡らし)
ぐぃっ …[んゅっ…!]
___むにぃっ… ぐぅっ…
[ん… ちゅ、ぐむ ぺろぉ…にゅぅ]
溶け蕩けるネコを …腰を圧して顔近くまで持ってきて…
__口付け …__肉圧な舌を 小さなクチ、抉じ開け入れ…
…背中、片手で圧して …鋭くて細い牙 舐めて…唾液も__
ぽとぽと零れ落としながら頬っぺたの内側… 舐め回して
__トロォ …とぷ …とぷ
飲み干そうとせんばかりの …鬼ん子、…__少し背を浮かせて…
豊満になった柔らかでなだらかな山 …白く、甘い液を見せる
…強調 __しながら… 残った手で横から圧し __溢れて…
我慢、…やりきった鬼へと 脳髄を侵蝕する甘い 甘い誘惑…
___[ぎゅぅ…!]…っ …ん… ふっ…
…ネコで、__鬼で …薄くなっていく、酸素 …染められた
愛濡れ色の瞳がネコと …鬼に注がれる間も …股、責められ
緩んで 緩みきった太股の奥は …真似事でも、…
しかたがないほど濡れ、…脚で __腰、押して …激しく
_____…ぷは…ぁ
__ぜんぶ、…ぜん ぶ … 受け止めるかおの姉御
唾液 …喉、流し込んで __ごくりと喉が鳴る
…ネコに __カラダの中までマーキングされたみたいに
きひ…ひっ __もう 二人目が…欲しいって、かぁ…?
…気ぃ … 早ぇんだねぇ __いーよ… やりな?
__なん …ぴきでも… 産んで、…やる よぉ♥️
「 ...なるほど、やり残した事がほんの少しの間とは言え、この河原ではする事が出来るのか ...
とは言え、彼等 ...魂霊達からはその"気"と言う物が全く感じられなかったが ..それもその、ハデスの力 ...
...と言う認識で構わないのかい? 」
[ ...ぱく ]
( 無言でお粥を食べながらジロリと睨む ...
...年齢やプライドとかは置いておいて
...胃に優しく、温まる味に落ち着く ... )
___不意にドリフトの頭を撫でつつ、真面目に話を聞く
________
「 ...スムーズに事運びができる様に、か
...ハデス、と言うのは死神部隊 ...いや、あの娘か?
それならば色々納得いく点もある ..まぁ、違うのなら
これはただの独り言として認識してくれ 」
( ....さっきから黒のオオカミが気になって仕方ない
..まだ理解して、整理できる頭を持っているから良いが
これが魔人の場合 ...既にショートする )
___本当に、ずるい ...そして、悪い
こんな風にしたのは自分達、だけども ..それでも
____いつの間にか自分達の方が虜になってて...
[ ...ぺち、とちゅ、とん、ぺとん ]
( 一定のリズムで ...猫は尻尾を、打つ ...
ゆっくり、ゆっくり、でも確実に ...腰から下を
撫でる様に ...それでいて ...自覚させる様に )
「 んにゃ、ふ ...うにゃ ...んぁ、はぁあ ...んむ
...ふゅう ...んぁ ....ぅむ、みゃ ....んゅ ....っ 」
___...れぇろ、ん ...ぐむ ...ぢゅ ... ...りぇろぉっ
あっつい唾液、ドロドロに溶けそうな唾液 ...舌に絡み、飲ませ ..瞳、ギラギラと燃え上がり ...
...口付けを続ける、...姉御の発言で更に、止められなくなったみたいで ...肉食性を出して ...齧り付く
...もちもちほっぺも舐められて、蕩け気味 ...ぎゅうとしがみついて、熱が襲う_____
ごきゅっ ..んぐっ ...ごくんっ __ぷはぁっ
....あれ、おしゃけのんめない、のひ、よっりぇ...
自覚は無いが、禁酒をすればする程 ...ツマミにも飢えて ...頼れる姉御製の甘い蜜は ...その何方も満たす
...顔面ごと、双椀に寄せて、擦り付き ...溢してしまわない様に、飲み続ける ...甘い誘惑、耐え切れず ...
...口の中に含んで、吸って ...頭をぽわぽわ、思考が出来ない様に....
...余った手、不意に ...先端を弾く ...身体、密着して ...冷が襲う_____
.....緑は、少し怖い位に静か ...?
___なら、ならっ ...次は ...
___私の、子を ....つ、くっ ....て!
( ...恥ずかしがりながら、堂々と言った )
『"デッドマン"、話が分かりにくい』
__此処で、…詰め込みすぎた話を見かね矢機が口を出す
(…レグナント、死神の男が動作を止め
カメラ・アイを水色に光らせる…)
〖 失礼した__[対話プログラムの修正を開始…]〗
〖[完了]。__整理の為、一度巻き戻して会話を行う〗
_______
〖 …生物の殆どは、自らの望みを叶える前に死を迎える
寿命、事故、殺傷… 原因は様々… 〗
( …矢機は、黙ってお粥をすくい 医霊の口に寄せ…
序でに…机の配膳につまみ食いを試みる黒機に睨みを掛け )
〖 そうやって死んでいった"何か"は、…問題を起こす
恐ろしさ、怒り …何より "やりのこし" を叶えんと 〗
___モノアイが医霊を直視する
〖 "死後の世界" から逃げ出し現世に縋ってしまう。
…ミス、B.s… あなたならお分かりですね 〗
_________
〖 だが … 〗
_____
〖 その "未練" は叶わない。…肉体をもってして、
…叶わなかった。…そんな願いを、どう叶えられる?〗
( 矢機は、…コンソメの効いたポテトスープをすくい
ふーっふーっしてから食べさせようとして… )
〖 捨てきれないから"未練"、諦められないから"幽霊"、
…一時期、増え続ける "霊" により此処、死後の世界は
"輪廻転生"。…死んでは、生まれ変わる魂のサイクルを…
上手く機能させる事が出来なくなってしまった 〗
____
〖 この悪循環に悩みを抱えている者は当然、多く
中でも最も強大な存在である冥府、死者の神…
"ハデス"は、自らこの問題に挑み …解決法を得た 〗
___ハデスは言った
"死神どもよ、連れ戻すのはもはや時代遅れとなった"
"霊は、逃げ出すからいかんのだ …冥府を改革するぞ"
_________
〖 方針が立つ…丁度、死神は生物の "未練" に詳しい
ハデスの力と、死神の知恵 …その末に作られたのが… 〗
_____…矢機が、…医霊に続きを促す
___ぐっ (…要望を、…熱を … 情欲を)
__ぐぐぐ… (…聞き __いちど三匹を剥がして…)
_________
体勢は …四つん這い。__雌が、…雄に奉仕と服従を
…自信に屈辱的なプロポーションの強調を強いる姿勢
( …顔の、…前に体育座りさせた赤ネコの
__尻尾を口で咥え、…舌で巻き …苛め
…浮く体を右手で支え __上目で )
[くちゅ …くちゅ… ぬちゅ…]__
やらしく粘液にねばつく音 …唇につつと垂れて
___________________
( 体勢で …豊満で柔らかな双椀は揺れ __垂れ
鬼はその __先が目の前にある …苛め …弾き
__吸われ …じわりと 湿って __甘い 液が溢れる )
たぷっ …たぷ… __むにゅ… __ぷるん
________________
…体を __捻り、…バックの位置で待つ 弟分を見て
__目を薄く開け …左手で、…秘唇を左右に 広げ…
: …やりな?
[(…ねばつきが開いて卑らしく _誘い)]
「 ...まぁ、そうだろうな ...生前の私もどう死んだのかは分からないが、心残りがあるから ...こうして存在を保ち続けている ..夢が夢であるからこそ ...無念は残り続ける ....[ はむっ ] ....ありがとう、ドリフト 」
( ...抵抗も面倒になり、差し出されたお粥一口で食べた後に静かに笑う ... ...黒機に対しては呆れながらも、食べたいのならば好きに食べさせてあげようと ...
...こっそり最近ハマってる野菜チップスを矢機には見えない様に差し出して )
__まぁ私は純粋で何も悪さなどしていない霊だがね
[ ...ちゅう ]
...濁した口は冷まし途中のスープで直ぐに潤す ...
...照れ隠しも含めて飲み干した後
「 ...んんっ! ...あ〜〜、つまり此処は霊達にとって
その未練や悩みを可能な限り解消させる ...河原と言う名の、転生の狭間 ... ...なの、かい? 」
__言い換えるならば逃げようとは思えない程
__道楽を発達させた監獄でもあるが
( ...輪廻転生するその中で、溢れた怨みの残る魂の欠片を ..私利私欲の為と言うか、武器として使用している事がバレたら色々と怒られてしまいそうな気がして ...少し不安な声に )
「 ...しかしまぁ、それで何故君達が此処へ出張して来たのか ...そろそろ聞かせてくれても良いんじゃないか? 」
....健康料理の摘みとしてはとても聞きやすい話
...問題は少し空気感が重い事 ...何故かこう圧迫面接的な ...雰囲気を感じて身が重い
「 ...んぇへ、テホプぅ ... ふ〜〜〜 ...っ
ひ、ぅ ...ん、ひゃ ....はぁあ...っ ... 」
( 目の前で四つん這いになり ...奉仕し続ける ...昔では考えられない姉御の刺激的な姿に ...興奮は止まらず ...
...高揚する表情に ....頭を撫でたりしながらも ...尻尾を動かして ....自身からも貪る ...口端から垂れる液
...爪で掬い、舐め取りながら ...くつくつと笑って )
_____________
[ ....むに、むに ]
( ....鬼は無我夢中に揉んだり揺すったりしつつ、垂れる甘い液を舐めて ...口に含み ....転がす
軽く歯も立てて ...噛み跡をつけながら ...女体に酔いを見せる ...何度も、喉を鳴らす )
__ぷはっ ....ん、へ ...んひひ ...ん ...
むに、むにゅ ...るんっ ...かぶ、ごく ....
( た〜っぷり、音も立てて .... )
_____________
[ ....こくん ]
___喋る事さえ忘れて ....広げられたそこに ...ゆっく〜〜〜〜り....
つぷんっ ...
( _____命の種を植え付ける )
〖 概ね、的を射ていますが 修正点が少し…
…"ハデス" は冥府の王にして 神。…その領域は
死者の受け入れる "冥府" であり、転生はまた別です 〗
( __黒機への威嚇は男が無言のまま行い
…差し入れに手を伸ばせず、渋々正座を続ける )
〖 …"河原" は元々、…いや 今でも "冥府" の世界。
この何もない空間こそが死者の恐怖 …冥府本来の姿
その上に、"ハデス"は新たな世界を上書きし
上皮を被せるようにして "河原" を作りました 〗
____
〖 …この "天国" …死者を快く受け入れる地が産まれ
問題となっていた 霊 は確かに減少しつつあります
…では 霊を連れ戻す我ら死神が職を失ったかと言えば…
そうでは、無かったのです …残念なことに 〗
( …矢機は医霊にすり寄るように食事を補助し続けた
__お粥をよそう、スープを注ぐ、鳥煮をつまむ… )
〖 "未練"の種類によるもの "河原" すらも死後の世界と
恐れ、逃げ出す者 __加え、治安を乱す者が現れ…
死神の一部は引き続き霊を連れ戻す元の鞘に就き
…残る大多数は "河原" の治安維持を請け負いました 〗
____赫耀色之輝けるモノアイが医霊を直視する
〖 古くから居た私は第1番防衛隊、隊長に任命されました
…この、"アビス" と呼ばれる元々の冥府を拠点に…
"河原" を、…限りのない世界を維持し続ける為に。
…これが我々が此処に居る理由です
__早い話、…我々は "警察組織" なのです 〗
____そして
〖 …今回の、"手違い"について
…謝罪 並びに説明を続けさせて頂きたい 〗
(___黒機が、冷や汗をかき始めた)
___っ ふ …ぅ…
( じわり じわりと赤青緑に …カラダも 大事なとこも
__お好み色に …染め上げられていく …甘い …液も
…唾液にしごかれ 喜んでしまう喉奥からの甘え声も
___再びおなかの奥で …結わった感覚も___ )
______ テホプさーん 入りますよー
____ガラガラガラッ
『 テホプさーん ご飯のお時間でーす 』
「 ん ぉ… …ぉぅ 」
( …気付けばもうお昼時。…ナースが食事を運んできた
ちょっと言いづらそうな姉御の様子ではあったが
…別段様子が変わっているようには見えない )
『 お熱は図って頂けました? 』
「 あー …6.9分。だぁいじょぉぶ 平熱さね 」
_____仰向けに布団から顔を出した姉御の …胸から 下
…ネコを抱き抱え、…谷間に鬼ん子を押し込み
__弟分を両足で …真似事姿勢のままホールド
"…布団の中は異様な熱気が籠っている…"
「 ...はぁ、それは中々面倒と言うか大変と言うか
...ご愁傷様だね、君達は頑張っていると言うのに
....私の見た限りでは治安は乱れていなかった
___そして、とても懐かしさを感じた ...だからそんなに、気にしてはいなかったが ...成る程、そんな事情があったのか 」
( ...直視されても、対して気には留めず ...既に気をかなり抜いた状態で ...補助され続ける食事を胃の中へ
...矢機のお陰か、かなり落ち着いた状態で話せるのは幸い ... ...優しい味に、改めて感謝して噛み締める )
「 ....驚いたね、君が上の存在だとは思っていたが
...成る程、そう言う事だったか ...
...お疲れ様だね、色々と ...どうやら、遠くも無い縁として、君には感謝しないといけないようだ 」
___それは霊から死神への ...嫌悪を示す物では無く
ただ、純粋なる ...感謝を告げる
....色々理解して、点と点が繋がった事で
頭のモヤモヤも消えていっているので ...医霊としては正直 ...もう特に何も思っていないのだが
...手違い、と言う単語にぴくり
...眉を顰める
「 ...それはやはり、私が襲われた事、かな?
...まぁ、安心して欲しい、私が怒る事はそんなに無い
__だから、詳しく説明を頼むね .... 」
( ...黒機に対してチラチラ視線を送りつつ )
___布団の中でも ....止める事を知らず。
( ...布団から耳がぴょこんと時々出たり、布団がもぞもぞ蠢いたりしながらも ...今はただ、その欲に夢中 )
ネコは時々 ...肩に噛み跡を付けたり ...後ろから尻尾で背中をくすぐったり .... ...熱を出しっぱなしで、サウナ状態に。
鬼は両頬に当たる双椀に夢中で ...珍しく冷える事を忘れて ... ...擦り寄りつつ、時々悪く笑い ... ...噛み、吸い、 ...舌を蛇のように這わせて、悪戯し続ける
___姉御の事情だとかバレたら困るだとか
...そんな事は置いて、1秒を大事にして ...
..いつもはストッパー、この面子ではまともな弟分も
...静かに腰を動かし続ける
[ぎュ …]
(流石に… この雰囲気で__ サドで恥させ過ぎるのも
__"奥方"としてはよろしくない、…と自覚してか…
…少しばかりの卑しさで 医霊の腰本に身をすり寄せる )
( 戦う姿にどうも惚れ直してしまったらしい )
_________
〖 まず、我々は貴女に用があった。…いや、狩ることや
連れ戻す方面ではない、其処は安心して下さい 〗
(死神は続け 黒機の冷や汗は加速する)
〖 …我々、死神の大多数が"河原"の防衛に回されたのは
先程聞いて頂きましたね …しかし、多様な霊による
欲求を満たすが為に作られた"河原"は、あらゆる
"要素"を納めた"無限"の空間。…幾ら、我々が
"河原"各所へ転移可能な"アビス"を持つとは言えど… 〗
( …"レグナント"は屈み、手作りグラフを机の上に置く
___死神の労力の莫大さ、…それでも間に合わない
"河原"、維持に必要な莫大の労力… )
〖 …更に、人の文化に触れ 人としての生き方に
興味を示した死神が 辞職をするようにもなりました
死神、全体の中でもそれらは既に3%にまで増え…
本格的に …"人手不足"が表面化してきたのです 〗
____
〖 …お察しの通り、貴女への用事というのは"スカウト"。
…"霊魂使役"、"死を経た霊体"…更に貴女達には
"違法霊魂使役組織 Madness"を潰し、結果的に
解体にまで追い込み …新たに正常な"魂機"の産地
我々にとっても喜ばしい地を作った実績がある 〗
___(お見通し。)
( …そして、そこまで言うと"レグナント"は
黒機をちらりと見… )
[ズン]問題は此処から、…ひとまずは申し訳ありません。
___"死神部隊隊長"が 医霊に向かって頭を下げる
〖 …貴女の勧誘を決めた時、私には別の用事が
私自身が直接出向けなくなり …貴女より先に
バイトとして雇った …CHARONに通達を頼みました
…〖ミス B.sをスカウトしたいと本人に相談を〗。〗
( 黒機が横目で冷や汗を流し続ける )
〖 実際に出回った通達の、…要約はこうなります
〖B.s ルージュを"ヘッドハンティング"する予定〗
…無論、意味としてはほぼ同じになりますが … 〗
____"アンジャッシュ。"
「ッ…」『テホプさん?』
( __容赦なく続けられる愛撫 …漏れそうになる声
…思わず口を手で抑えれば、ナースは心配そうに )
____
ちゅくっ …ごちゅ …んちゅ …にゅるっ
____
( …猫耳、出ようとする度片手で戻して
布団が動きかければ足で違和感なく整えて
__尚且つ会話と、表情に集中する… )
『 気分悪いですか? …食べ過ぎとか… 』
「 い …ゃ …か かふゅん… か… な 」
『 …花粉症… …窓、閉めておきますね?
お食事、置いておきますけど …何かあったら… 』
[ビクンッ!]「!!ッ…よ …ひょぶ…ッ …よぶから…ッ」
____もう …いひ… いぃ… から…ッ
( __必死の様相、…ナースは不安そうに
部屋から出て行く ___"姉御一人"になる部屋。 )
…ン…ん …ん… ゥ…ッ!
___手で口を抑えて …
( ...静かに擦り寄って来た矢機を優しく受け止めて ...軽く頭を撫でて ...癒し癒されながら
...微笑みを浮かべて、話に本腰を入れやすく ...改めて気持ちを整理する )
「 ...あぁ〜 ...なるほどね ...確かにそれは、勘違いしても仕方がない内容の伝達で ...それでか、つまりは 」
( 若干頭を抱えて ...納得をしてしまえば、溜め息がつい出てしまう ...悪気が無かったとは言えそのミスが無駄な戦闘を招いてしまったのには変わりない )
___スカウトに関しては、問題無いよ
ただし私は医者だ ...死者よりも生者を優先して診て
... ...可能な限り欲求を満たしてあげたい
「 ...それでも構わないだろうか? 」
( ...黒機の背中を指で伝いうなじ部分を何度も押しながら、男に問う ...それは恐らく譲れぬ想い ...
死後にその欲求を解消するのも役目だけれど ...それ以前に死神も少しは余裕が出来る ...そう言った流れを医霊は作りたい )
__...本音を言うならば、私なんかではお役に立てない
過大評価をし過ぎている ...なんて弱音を吐き出したい
...しかし此処まで信用されている事
そして矢機の前と言う些細な事がプライドを保つ為
...吐きたい弱音を飲み込んで 人聞きを良くする ...
....腹八分目、それでも気持ちは満たされた
___て〜〜ほ〜〜ぷっ ...
___てほぷぅ ...んぷっ、はぁ
___あねご ..あね、ごぉっ
“ “ “ だい すき ” ” ”
( ナースが去った事を知り、布団の中からそれぞれ
..眼を光らせて ... ...肉体を堪能する、貪る ... ...情欲を味わい続ける )
浮かべる笑みは喰らうもの
滴る唾液は、捕食者のそれ
骨の髄まで、隅々まで
そう言う痕をつけちゃって
子を作り 交わり ... 静かに静かに
姉御を虜に、しつつされつつ ...
....添える口を無理矢理猫の手が外す
何も隠さないように ....ね
(…了承の途中で手のひらを見せ、話が遮られる)
〖 相応不全の否。元より雇用程、本格的な事は
計画してはおらず、…その上 あれ程の御迷惑を
お掛けした上で貴女方に不自由を課すなど
…仮にも神を冠する者の名折れ。そこで__[プルルッ]〗
(電話の音が会話を中絶させる …〖失礼〗、と
レグナントは席を離れ 電話の相手と何やら応対し…)
(…)
〖 …お恥ずかしい話ですが 急ぎ、対応せねば
ならない事が起きまして… …R-13B、プランの提示と
お詫びの品の贈呈を。___失礼します 〗
( せめて頭の下げ方を懇切に終え…
銀翼ユニットを装備し、…死神はその場を去る )
_________
『 …エェート… …まずセクハラやめよーよ、ねー?』
( ふてぶてしく医霊の指を払い
…戸棚に寄って何かを探す黒機 )
『 …体の肉が少し厚くなった気がするね ルージュ…
今度、運動しようか? マラソンが良さそうだよ 』
___矢機は…医霊のお腹を…空気読まずにつっつく。
__ん …ふぁ…ぐ …ぅっ… …ひゃ… め…っ__ふぁぁ…っ
( 緊張と警戒と…張り続けた意識を弄られ続けて
もう色々敏感に、唇重ねて ざらざらなネコ舌を
絡められる度 …張って掴まれた双椀を…まるで
乳牛のように絞られ …揉み飲まれる度に
…__秘唇を雄のように叩き付けられる度に
__受け止めても …小鹿のように体は細かく震えて )
___漏れる雌の声を …どうしようもなく晒す
…んっ…む、…ひゃんっ にゃぅ…
ぁ…ぐ …ひっ… ぅ …う、…あぁっ…ッ
_______
たっぷり …搾られ、…貪られ尽くしたあと___
『 …ったく 』
( …ちょっぴりぷんすか模様で食事をしつつ
…服も着直した姉御が三匹に方頬を膨らませる )
『 …後がつっかえて産んでほしいのも分かるし
寂しかったのも分かる ったってよぉ?
あんなにサカる事ってあるかい、…このちび供め… 』
__本気では怒ってない …眉間から目下が少し赤く染まる
「 ....良い所で ...ま、まぁ仕方が無いな
...話をしてくれて助かったよ、ありがとう ...れぐ、なんと。
...また機会があれば是非 ...もし次会う事があれば、今度はもう少し砕けてくれて構わないからね 」
( ...此処に来ての台風の目が去る事 ...もとい
矢機に対する抑止力、が減る事に対していささか不安を覚えるものの、急用を止める訳にはいかず ...銀翼をつけたかの機械を手を振り見送る )
____は、ぁあ〜〜 ....
緊張の糸が途切れ、体の力が抜ける ...しりあすむ〜ど
終了の合図
____________
「 あ、すまない ...まぁ、先程の一件に関しての罰という事で ...アレだけで済ませる事にしよう 」
( ...手を引っ込めつつ ...黒機が探している間に
撫でた指を舐め上げ ... 悪く口を三日月状に__ )
むにゅ
ぅ ... 「 ...そ、それは余り、言わないで欲しいなぁ
...ドリフト ... ...余り、走るのとかは
したくないの、だけれど ...ねぇ... 」
( 矢機の指摘は的確で、突っつけば少し余分な位柔らかい ....良く捉えれば前より成長、悪く言えばそれも不健康 ....
...流石に顔を赤らめるしか無く、徐々に声色は小さく .... )
_______疲労がたっぷり身体に溜まる程
....た〜〜〜くさん、発散した後に
( ...部屋の隅にて ...同じく服を着直して
___一応反省してるのか、全員正座 .... )
「 悪いのはテホプだと思うんだぞ〜 ...
少なくとも、あんな匂いや熱を感じたら自分は我慢出来ない! ...する方が、酷だぞ ... むぅ 」
( ...同じ様に頬を膨らませて言い訳ばかり。
...正直なんやかんやでやり過ぎたというのは
猫が一番自覚してる ...かも?
...それはそれとして、食事に対して ...
...鼻を鳴らした後にジィッと目線を向ける )
「 ...ふふふ、めでたい事だったからねぇ ...つい 」
( ....思わず酒瓶に手を伸ばして ....
...歯軋りして、震える手を止めて
..口内を涎で満たす位には欲しいけれど ...
少なくとも、まだ、まだ飲む気はないって
禁酒を継続 ...鬼の嘘は、とても大きい約束だから )
「 ...スイマセンデシタ 」
( ....事の重大さって物を一番理解してる緑子
...頭のてっぺんから煙を出して小声で早口になる
...それ位には色々悶えている )
三者三様、それでもしっかり ....満たされた事に変わりは無い。
___エェト どれどれ…
(黒機は言われるままに関連の書類を山と積むと
丸小眼鏡を掛け、…雑談混じりに内容を端折り初める
時間が必要なようだ __矢機が医霊にまだ絡む)
『 …タイミングが良かったね、副業なり …何なり
忙しさが足されれば 運動の足しになるかもしれない
もし…カロリー燃焼が追い付かなくても安心して、
キミを後ろからモーニング、カウのように蹴飛ばしてでも
この辺りをランニングさせるようにするから。』
____黒機が説明を初め、…矢機は黙った
…副業は嫁にハードワークを付け足される為の…
口実に使われるかもしれない。__暗雲を感じて
…医霊の話は、此処で一旦途切れる事となる__
_____…銀翼が 轟音を撒いて飛翔する
… 河原に。続いている日常を目掛け…
____忍び寄る …"闇"への睨み
〖献立表〗
白米 山盛り手羽中唐揚げ 豆腐とワカメの味噌汁
食用サボテン サニーレタスサラダ みかん2個
[じろ〜〜〜〜りッ]
(ハングリーが漏れる二匹を姉御は眺める
見てりゃ、もろばれ。…溜め息ひとつで次に…)
「 …そりゃ不可抗力っつー …てか盛り過ぎだい
いや、まー 誘ったオレもオレで悪いんだけどよ
[__コロ,…空き皿に15本の手羽中を載せてベッドの下に]
ほれ …ちと多いから食っときな__ んで 」
_____鬼と、…緑子へ手招き
「 ダッコ、ヴェル …来な 」
[緑子をお腹に乗せて抱き、…鬼子傍らに寄せてやり
片椀 …露にして 未だに染み出る甘い …液を飲みやすく]
( 世話焼きに関する欲求が深くなっているのを感じる
…何より自分が雌で、分からせられた事には少し…
嫌気、を思考で感じて …心では静かに喜ぶ )
…はぁー
___ネコに、…付けられた時と同じ感覚を覚える
…お腹を撫でながら 確かな喜びと…少しの、…溜め息
「 …リベンジマッチは延期になりそうだ 」
「 ...ほ〜んと、テホプは優しいんだぞ ...
...そう言うところが大好きなんだけれどな!
[ がぶりっ! ] ....んっ、は〜〜〜 ...うんまいぞ〜〜 .. 」
( ベッドの下に滑り込みながら ...手羽先に齧り付く
...肉汁が溢れて、口に広がる美味に ...幸せそう ...
...がぶかぶ、骨にまで喰らいつく音が静かに響く )
「 ....くふふ、今とっても幸せだぞ ...自分達 」
( 三人だけでも最近は楽しいけれど ...やっぱりそれ以上に、精神的支柱が一本あれば ...楽しさは倍増するし ...幸せも増す )
___いつも以上に、笑みは絶えない
[ ちゅ〜〜 ... ] ( 甘く、弱く、吸い続け ...ニタァと口角を上げる ... ...出来るだけ刺激はしない様にしながら ... ...心から、酒以上に悪酔いして )
因みに緑子は____
[ きゅうぅ〜〜 ... ] ___限界に、姉御の身体の上にて気絶する。
...既に三人とも、姉御色に染められて
「 ...あたいでよければ、いつでも付き合うよ 」
____舌先に甘蜜を一雫乗せて ...喜びを満たす様に
___ん…
(鬼の言葉に …手を払って制する)
「 いや 違うヤツさ …オレだって
お次の子種を貰う旦那を殴りたかないからねェ 」
[軽く茶化して笑み溢し]
「 …〜♪ 〜♪ 」
( 口ずさむ小さな子守唄 __意識を落とした、
半ば眠る弟分にゃァひと撫でふた撫で …
オマケで軽い歌で布団を掛けりゃあいい )
___すっかり… 三匹色に染まって奉仕を続け
___河原都市部 都市部に到着しました お降りの方は・・・
…へぇ〜 でっけぇ街だな、こらぁよぉ…
(駅を発ち 今も霊が営みを続ける都市を目の当たりに
黒服を連れ立つ強面は …広大なその規模に感嘆する)
「 では 私はこれで 」
__黒服は、急ぎのようだ
振り向く強面 …呼び止めはせず
『 おゥ あんちゃん、わざわざありがとよ 』
_______
『 さァて …どっから探すかなァ
ま ボチボチ行きャそのうち … 』
( …強面、街へ__ )
________
___授乳 …それが5分を越した後…
( …鬼ん子や弟分の背中に撫でをする最中
ふと 先ほどの発言を思い出して … )
「 んー ・・・ お前ぇら教えた事あったっけ?
さっき言った …素手喧嘩で負けた相手の事… 」
___多分、言ってなかった気ィするけどよォ…
[…もふもふ]
( 鬼の髪毛 …中々の具合に
ネコとやるようなじゃれつき。 )
_____癒され中の三匹
( 猫は食事をとっくに終えて、そのまま夢の中へと丸まり入って ...緑子もウトウトと夢見心地 ...撫でに安心をすればする程、心も体も安らいで、ただ静かに ...目を閉じて行く )
年長のみが、酒も抜け始めながら起きていて
切り出された発言に、首を傾げる
「 ...んいや、あたいらはそんなの聞いて ...ないとおもうよぉ? ...ふ〜〜ん、何さ?仇でもとってほひいって? ...ふへへ 」
( 猫よりも柔らかさは劣るものの、触り心地の滑らかさは格別で ....透き通る様な水色髪は、かなり珍しく
それでいて、城の中でも例外に近いと言える )
緩いじゃれつき、降り立った気配に気付かず
平和ボケ、をしてしまっている
( 滴る絵筆の、束ねたように滑らかな青髪は
手ざわり1つで質の良さ 育ちの高さを充分
以上に思わせる __そしてネコにもやるように
…熊手形に開いた右手の豪快な手櫛で髪を解く )
[(___大層なツノには注意を払いつつ)]
「 いやぁ …おめぇらにはちょっと無理かもな〜…
っと[くしくし]… ひひ、何となくだけどヨ
…おめぇら辺りに話しといた方が良いみてぇだ 」
( 左手でお腹をしっかりと抱いて寄せる
身長の違いで、姉妹とかに見えるかも… )
「 中でもおめェが起きといて良かったぞ
…こんなかじゃ、たんと聞くのも覚えるのも…
落ち着いてんのもおめぇが一番だもんなぁ〜
___ひひっ…このやろ [わしわしわし]」
[(荒っぽく、…頭を撫でて)]
( 額に生えている一角は正に鬼の象徴 ...言わば誇り
...一応青鬼、これでも“名家”の出であり ... ...酷く酒好きではあるものの、食事の作法やマナーはしっかり弁えている ...なんて 無論誰にも言った事無いが )
「[ むっ ... ] ...あたいらの事、ちょ〜っと舐めてないかい? ...強さだけなら指折り付きだって言っても過言じゃないってのにさぁ〜 ... ...ま、聞かせてよ...なんやかんやで ...あたいとテホプ こうして二人で腹を割って話すのは初めて、だしぃ ? 」
( ..小さいけれど、猫とは違って膨らみは若干ある
...硬めだし、基本的に和の服を好む為 ...分かり辛いけど ... )
「 そりゃ ...酒飲んでないあたいだよ? ...それにま メラーやダレちゃんを引っ張るのは ..あたいじゃないとね ... ...ん、へへ ...ぁ〜〜 きんもちぃ〜〜 .... 」
( 褒められて悪い気はせず ...寧ろ撫でられる事で嬉しさはよりブースト ...少々酒飲みたくなった気分を抑えながら ....嬉しそうに笑い )
___責任感は、若干強め ... ...だからこそ
...赤子の世話も 一番考えてたりする
「 残念。オレから見りゃぁまだまだだってのさ
…そーゆー、自信たっぷりのオレが未だに負け通して
仕方なぃ奴なんだ …ま 聞いとけ ____ 」
(__大きさなんて 可笑しくなるような胸の厚みで圧し
…懐かしむ様子で当時の記憶を語りだす)
[ 当時 人間として6歳 ]
____
「 …人間っつー生き方に触れ始めたのはガキの頃さね
その頃のオレぁ …いっちばんヤンチャしてたのさ
まだまだニャルと並べてギャーギャー言って聞かない
姉貴泣かせなバカ妹だった。…そんなんだから… 」
( 鬼ん子の小さな手をくるりと包んでぎゅぅと握り )
「 姉貴を一回、本気で怒らせやがってねぇ
思いっきし喧嘩したあと家から出て行っちまった 」
__あぁ家出さ …バカやってたもんだね
「 …とーぜん、メシもなけりゃ寝るとこもありゃしない
けど …バカなオレにゃぁ今さら姉貴にワビ入れるって
事ぁ、ずいぶん情けなく思いやがってたのさ …で
くだらないプライドでトボトボ、外の世界を歩いてたんだ
それでもう限界、…ってとこで …オレぁ眼ぇ付けて貰えた
___"おやっさん"。オレの親代わりとの…出会いだよ 」
(…懐かしさに、微笑を溢して鬼の頭に顎を乗せる
__ひんやりとした空気がとても、心地よい)
_____そのまま…じぃっと話すのも暇そうで
( ちょっとばかし、…悪ぅーい手つき
抱いた鬼ん子の 魅惑的なお腹をさわり撫で )
「 っても、おやっさんは真面目な人だったけどよ
オレぁ懲りずに学校行っても馬鹿やり放題な有り様さ
…一発、センコーからぶん殴られてちったぁ…
まぁ …真面目に工業学び出しても、代わりに
色んな奴らと喧嘩ばっかやっちまった。…ひひっ 」
(悔いるような口調…の、割には楽しそうな顔をして
___懲りたり反省していた訳ではなさそう)
「 人間相手に腐ってもラトテップの血筋だ
とーぜん。毎日負け知らずで通ってたんだけどよ…
…唐突に、突然オレぁ負けた。そりゃもうコテンパンに…
下らねぇプライドも自慢の腕っぷしも …へし折られた 」
____ 邪楼 影。…ってバケモノにさ
..暫し整理をするも ...あまりにも不可解
「 .... ....人間、相手? ...ただの、人間に?
...負けた、ってのかい?テホプが? ...どんな化け物なのさ、それぇ 」
( ...過去の重なる部分がどうにも ...不思議と
“氷鬼”自身にも重なる事柄が多く ... ...つい聞き入ってしまえば ...笑って、笑って、 ...信じられないとばかりに驚く )
怪力は鬼に匹敵し 体内の熱は猫に匹敵し ...また細かな技や技術は更に其れらを底上げしている ...そりゃあ此処までなるのに長い年月が掛かったかもしれない、されども
‘人間’相手に敗北するその姿は ...想像も出来ない
( ..お腹、ぷにぷに ...でも冷んやりとしていて
...数ミリ冷気の壁を鬼の周りに作れば ...抱けば抱く程、冷気が程良く気持ち良い物に )
......興味と畏怖は同時に心身に降り掛かり
そしてまた ...好奇心が身を包む
...どうにもやはり、鬼の血には逆らえないらしく
「 ...それで、その後はどうなったのさ!? 」
___目を輝かせて、昔話の華に過剰な程水を注ぐ
「 まーまー 順序踏ませるくらいは待ちな。
…そーだなぁ… ヴェル、…一発負けたってんなら
おめェ、オレが何しようってタマかぁ分かるよな?
…けど、ヤツは偶然やって来たらしくてよ?
あいつが叩きのめした不良の連中に聞いたら
治療費払って、どっか別の街に行ったらしーのさ 」
___("勝ち逃げされた気分だったねェ"…それはそれは
残念無念を、声に含めば 十全とはっきり 伝わるほど)
「 …… ホントによ? …歯が立たなかったのさ
殴る蹴るも、…火まで吐いてオレぁ挑んだ。
…けど そいつは受け流すばかりで、ちっとも
喧嘩に乗ってこなかった。…聞いてみりゃぁよ
" 生憎、拳を痛めてね "… 逆に気を使われる始末さ
むかっ腹を立てて、…我が儘言うみたいに
何度もオレと戦えだ、…逃げりゃ追うぞと
ずぅーっ…と、叫び続けてたらよ…
___一発、…右ストレートの一撃だけで
おれぁ… ブチのめされちまった。」
( …ちびちび、小さく当時の事を細かく説明する
未だに覚えている鳩尾に喰らった鋭いパンチと
…黒いコートにスーツ、帽子というお堅い出で立ち
__のちにリスペクトして自分も着たという服装
… 丁寧な話し方、___謎だらけの大男。 )
____けどよ…!
「 …あの時たぁ、違う。オレぁもっと鍛えたんだ!
今なら …リハビリすりゃあ、あいつにだって…
っと、…まぁ 忘れきれねぇんだ。
また見つけ出して… 勝たねぇことには…よ! 」
(__凍てつく、鬼を抱きながらも …内なる鉱炉は
メラメラ燃えて …焼けつく石炭のような煌めく瞳に
…"盗み聞いた話"で、期待が踊る外の街を映す…)
「 …そんな事があったからよ?…此処に来ることにしたのさ
ふるさともいーけど。…おめェらの若頭に届いた手紙…
それと、…ニャルから聞ぃた話によりゃあ…
___此処に …この街に。… ヤツが、居るらしいんだ
…名前だけしか録に知らなかったあの野郎…が、さ!
…っと、…まぁ まずは、リハビリなんだけどな 」
(…熱くなりすぎた。…鬼の、指を握って ぎゅっと抱く)
「 ....狐にでも化かされてるんじゃないかって言いたい位 ...とても不思議で ... ...人間じゃないみたいだ
...しょ〜じきタフネスだけなら ...それこそ 鬼に匹敵するテホプが ...一撃で ねぇ 」
( ...聞けば聞く程信じられない ...だからこそ 戦闘意欲と言う物は妙に湧き上がり ...敵わないと分かっていても挑みたくなる 一目見たくなる ...その暴力的な強さとは反比例する様な 見た目と言動でも ... 例え中身が親切極まりない者でも )
[ うず うず ] ___猫では無いけれど
闘志の炎が溜まり始めて ..
「 ...うんうん そうだねぇ ...ふふ、なら
リハビリに ...2人同時に戦ってでもみるかい?
...あたいとあの子(ダレット)か
レギオンとあの子か .....それとも
あたいとレギオンの ...激強コンビか! ...なぁ〜んて ...勿論先ずは、体を治してからなんだけどさ? 」
( ...鬼と猫のコンビ を口に出した時
普段のへべれけ鬼からは感じられない圧と寒気
....姉御が未だ知らない“強さ”を軽く感じながらも
...抱かれながら 鋭い歯を見せながら笑い )
熱くなった身体は ...ゆっくりと冷まされて
でも僅かに秘めた ...灯火は消す事無く
久しぶりに ... ...鬼も血に飢える
「 ま、その影って奴とやる時ゃ ...お望みはタイマン、だろう? ...ふふふ、なぁら ...あたいらは邪魔しない! ...プライドを取り戻す為にはその方が ... ...燃えるんだろう?テホプ的にもっ 」
( 愛用している ...姉御特製金棒の手入れと
秘蔵の酒の準備をしなくてはと思いながら )
___狸寝入りしている猫と弟分に目を向けて
....こっそり、ウィンク。
『へっくちっ』
_____[どこかでおきつね]
「 …んー、でもダッコの番でもう …やっちまったし
あとおめェら此処が病院だって忘れてンじゃないかぃ?
___まぁったく患者としての信用も無ェからよぉ?
…ヤツが見付かって 戦えるようになる頃には
どっか行っちまってそーだ。…さぁて
… でも戦りたぃからねェ…どぉすっか 」
___腕組んで、…考えは深く 悩みめいた様子も見せる。
なにより自分で分かってる、…てめェ独りの身じゃあねェ
…かといって ___戦えない現実を公開したりはしない
(…何処かしら、雰囲気はすごく淑女らしくなって
__どうも 療養している間は、この状態が続きそう…)
「 … 戦れねェんなら戦れないで、そんじゃァ
…いっそ だぁんなさん方にカッコいいトコでも
見せて貰うったァ贅沢言い過ぎかい? …ひひっ 」
____豪気で、満面。「ま、いーや」って感じの笑顔。
… ま。別に …よ?
[ぎゅぅ〜] _____"kiss"
( 鬼ん子を片手に抱いて …顔を眺めながら
下手っぴで __冷や汗流しながらキスを投げる )
「 退屈しなぃってだけで
オレあ結構満足だからねぇ。
…んだろ?… だぁんなども🖤 」
_____無自覚に …労うだけの筈の …誘惑。
________________
__ 姉御が居る病院より、それほど離れていない場所…
だぁんなさまぁ…
ほぉんとにこの辺りですの?
( …真夏の陽射し。__余計とも、必須とも
意見は別れる陽光が再現された光が降る
そんな…川原の暑い日和の中、日傘に潜み
…魔人と、幼竜と連れ立って歩く黒い少女 )
「 …"影国将軍"、直々のアポイントメント。
重要なコトでしょうけれど、なにも __
天下往来の場に建ってる個室カフェだなんて
…行き来に困ってしまいましてよ … 」
____此処へ至る前日の夜…
:甘える黒に …呆れて受ける魔人。…営みの夜更けに
突然ポストが音を鳴らし 開けてみれば影色の便箋。
___丁寧なアポイントメントと 奇怪な判、
…黒は不振がりながらも 留守番を
申し出た魔子を破壊者に預け
川原の一角へ家族で向かう…
_____[ペロリ]…
(幼竜はアイスクリームを舐めながら
…とことこ、両親について歩く。…)
....ふふふっ、あぁ、もちろんだよ ...てほぷ!
( ...恋に酔う鬼は ...投げキッスだけでもやる気は充分に注入されて ... ... ...退屈させないって言う決意と ...
しっかりと ...自分達のかっこいい所を見せ付けてやるって ... ...贅沢なお願いも ...希望を叶えさせる )
「 しっかり、あたい等が責任を持って
....療養、してあげよう ...ふふふ だからまぁ
ゆっくり、休むんだよ? ...あたい等の
花嫁、さん ...! 」
( 静かに燃えて ...そうしてまた、結ばれる
...その為にも 彼女達の努力も ...あぁ、更に もっと )
____さて、その件の男は ...?
____________________
「 ... ...此処な筈なんだよな ...なんにせよ、交渉か ..はたまた堂々とした果し状かはおいといて ...呼ばれたからには、来ないといけないだろ 」
___魔人 街へと到達
___.....てめェ等いい加減にしろよ、なんて
破壊者の一言が聞こえた気がする .....
「 ...ま、もし本当に危なそうだったらさ ...
さっさと逃げろ ...な? ...にひひ 」
( 暑い陽光には負けず ... ...楽しそうな笑みを浮かべながら ...幼竜の頭を撫でながら
...自信はたっぷり ... ...期待と ... )
やる気って奴を漲らせて ...向かうは面会の場
「 あらあら、生意気仰いますこと。
だんな様こそ 普段面倒がお嫌い
なのでしたら、この可愛いお嫁の
後ろにお立ちになればよろしくてよ? …くひひっ」
( 似た者夫婦。…小馬鹿にするように
だけど純粋に楽しそうな笑顔で向き合う )
___暫く進んだ先で…
"個室カフェ ___〖ショート・メイソン〗"
: … 黒い建物に、こ洒落た装飾が施され
草木は意外と調和を図ってくれるカフェ
「 あら。わたくしみたいなセンスですこと 」
( 料金を眺めながら …黒はひとこと。
わりかし人気なのか、予約制だった )
: 中から1人、スーツ姿の従業員が進み出ると…
『 "ショート・メイソン"へようこそ。
〖イニール夫妻〗様、予約は承っております
…"122"室へどうぞ【邪楼 影】様がお待ちに… 』
___合鍵を差し出す…
「 ...最近体が鈍ってるのも事実だからねぇ ...
そぉれに ...にひひ ...偶にはかっこい〜旦那様に頼ってみろよ? ...そもそもナイアはそんなに武闘派じゃ無いでしょ ...ふふ 」
( ...時々頭を撫でて ...それでも 明るく 怯まず
...それでいて、楽しそうに )
_______カフェ、到着
「 ...おっしゃれぇ〜〜〜 ... 」
( ...辺りは見渡しながらも ...金銭面は見ない事にする 見たら気が遠くなりそう ...
...合鍵を受け取っては くるくると人差し指で回して 刻まれたNo.を目に抑え )
「 122 ...122ね〜 ...よぉし、行くか 」
( ...幼竜と黒の機嫌や様子も確認し続けながら..
向かう足取りは何処かるんるん気分 ... ... )
_______〖122〗室の前 ____
「 彼処のようですわね、…あらあら 物騒ですこと 」
( 到着した部屋を一目見るや、黒は遠慮なく一言
扉の横でこの場所に似つかわしくない "影の騎士"。
"将軍"を守る為であろう、フルプレートの鎧がおり
… "帯剣"したまま直立不動で構えていた )
____此方を見ることさえせず …寡黙に動かず
「 …じゃ、さっそく頼らせていただけるかしらぁ? 」
____魔人みたいな、…わるい笑顔。
「 ...やれやれ、招かれた筈なんだけれどなぁ 」
___一つ溜息を吐いては ... 堂々 近寄り
「 やぁ、お初にお目に掛かるね ...お呼びになった、魔人ことザレッド ...邪楼 影さんは此処に居るんだよね? ...ボディガードご苦労様、悪いけれど入らせてくれる? 」
[ クルクル ... ] 鍵を人差し指で回しながら ...若干おちゃらけ能天気 ... ただし、表面上は
( 魔人の背中から伸びる無数の腕は ...剣を抜かせまいと強く柄から下を押さえ付けて ...足首や手首 膝や肘 ...様々な関節部分を鷲掴み ...それ、即ち )
___戦闘する場合、魔人も命は取らないが
容赦はしないと ...示唆していた
・・・・・・・・・・・・
近寄らば __斜めにぶった斬られそうな威圧感
黒く堅牢。…高身長。魔人の背丈半分を超す直剣。
… 無言、不動に脅しを流し …無言に … 無言に
_____…?
・・・・・・・・・・・
(黒の隣を抜け、…幼竜が見上げる)
[トコトコトコ…]『 [じっ]……… 』
・・・・・・・・・・・
(__あまりの無反応ぶりに黒も不思議がり
幼竜を抱きながら。…背伸びして覗き…)
「 …………あら 」
・・・・・・・・・[フゴーッ…フゴーッ]
(_____扉の前に仁王立ち …待機、凡そ"9時間"
堅牢な騎士と言えども、睡魔があるとは
言えど、…言えども __あまりに堂々と)
・・・・・・・・[フゴーッ…]…お おぉ!
『 すまぬ、眠り転けていた… [ガシャガシャ]
私はラタレアの騎士ジークムルト [(む?…体が…)]
訳あり、此処で人を待っている [(いかんな…)]
…だが あまりに見えぬのでな [(凝ったかな)]
待ちながら、眠っていた訳だ
ハッハッハッハッ!…いかんな
鎧を着て眠った後は肩が凝る…
どうも体が動かぬ、ウーム… 』
___________
:…魔人の隣についた二人。__騎士を見上げ…
「 …何というか、豪胆なお人でございますわね 」
___現に …拘束された状況にすら気付いてない
「 .....えぇ〜〜〜〜〜 ..... 」
( 思わずズッコケてしまいそうな程 ... 気が抜ける
...鎧を着ていたから気付かないと言うのもあるけれど ... 流石にちょっと 用心し過ぎたかと 魔人も思う ...
__現に今は ...側から見れば此方が悪人の様な物だろう )
「 ...あ、あぁ〜〜 ...おはようさん
いやなに ...その、かなり待たせた俺等も悪いからさ、気にしないでくれ ... ...うん、多分だけどさ
その、貴方が待ってる人が ...俺達なんだよ
...いや、うん ...済まないな お詫びと言ったらなんだが、凝ってるみたいだし肩を揉ませて貰うよ 」
( ...申し訳なさが一杯になれば ...全身覆う鎧の隙間に手を潜り込ませて 生身の肩を揉み解しながら ...拘束していた手を一つ一つ外していく ...冷や汗掻きながらも
...流石にこの状況 立場は下になりながら )
「 ( ...バレません様にバレません様に ) 」
____威圧感は消えたものの ...魔人を襲うは罪悪感
せめて肩揉みで ...消えれば良いと、心を少し込めて
____な、なんとっ…
『 誠ならばこのジークムルト…
王位の方々を前に粗相をしでかしたか…!
いやはや!このご無礼、お許し下され
さて面目も最早立ちませぬが… ようこそ!
お出でくださいました、赤城の若君殿。
わが主は、この部屋でお待ちです 』
(__騎士が返したは、肩揉みという…王族が振る舞うには
過ぎた"奉仕"に対する…"拒否"、やんわりと身動ぎ
を行い 纏わり付いた手々を身から落としていく…)
:身に触れた手々により …魔人は、目の前の騎士が
並々ならぬ体躯の持ち主と知った __岩肌を思わせる
頑丈…かつ、古傷が所々に刻まれ…鍛え抜かれた肌。
___戦士として…騎士として死線を潜り抜けた
… 肌を通じ、凄まじさを垣間見る
『 ウーム…? 』
「 … (護衛でこのクラス、…それにしては…
"影の国ラタレア"…さて、聞き覚えが
ないのですけれど ___一体…?) 」
「 あ〜〜、良いって良いって ...元々は待たせ過ぎた俺等が悪いんだからさ そんな畏まらなくても大丈夫 ...
...にしても 中々固いね ...凝ってるとかじゃ無く 鍛錬の賜物って奴だけどさ ... ...ふぅむ 」
( 肉体の強度は ...とても頑丈で 肩を揉むにも握力をしっかり込めないといけない様な程に固い ...
彼が呼び出し人の ...邪楼 影だと言われても納得する強者 ... ...主人と呼ばれるからには当然 これよりも強いのだろうが ...少なくとも、魔人よりも 肉弾戦は明らかに上の実力だと理解出来る )
「 ...とは言え 改めてお招き有難うね ...
それじゃあ あんたの主人とご対面させて貰うよ?
...あ、俺の後ろの二人も連れて行って大丈夫?ナイアとヴォリン ... まぁ、タイマンでも良くはあるんだけどさ ... ...一応、ね? 」
( 両肩から手を離して ...若干痺れた手を休ませながら 幼竜と黒を指差す ... ...無論 扉の先にある人物が一対一を望むのならばそれを優先する ... )
「 ( .....恐らくだけど、勝てないかもしんないしね ) 」
____不安を少しばかり、覚えて
『 ウーム? (…何やら肩が軽くなった)
いえいえ 此の程度騎士として当然のたしなみ
さて、某ごときの話もさして実はありますまい
わが主には、『お連れになった方も通せ』…と
仰せ遣っておりますぞ、では お通りを! 』
:抜けた所のある騎士。…庶民派な雰囲気を纏う男は
[ 122 ]室 __"将軍" を待たせる扉を促す…
[ぽふんっ]…
「 かぁっこ…___つけすぎですわぁ?だぁんな様。
血の気が多いのは結構なのだけれど、あなたさま
御一人に負担掛けるのはわたくしの名折れですことよ 」
(魔人に …抱いた幼竜ごと身を任せていき
___ … 眼が合う騎士に、畏まった礼をして)
「 御初にお目にかかりますわ、影の騎士様。
わたくし、ザレッド・イニールに娶られし
『ナイ=ア・イニール』でございますわ
___此方は娘の"ヴォリン"。はい、挨拶… 」
〖 がう… 〗 ___『 おぉ…これはこれは! 』
… :緊張感は雲散霧消に溶けて無くなり…
( ..バレてない事に一安心、手を引っ込めて ...
...冷や汗、拭って 大きな溜め息を吐いては ...信頼していたからこそ黒に色々任せる )
「 ... ...やれやれだぁね ...ま、とは言え少なくともジークムルト、貴方が悪い人では無いと知れただけ俺的には安心だけれどもね ... ..さんきゅ、ナイア
...お陰で軽く気を抜けたから、柔らかく話せそうだよ 」
( ....幼竜の頭を撫でて 黒と騎士への感謝を述べて ...作り笑いとはなるが それでも中々何時もの魔人らしさが戻ってる .... )
「 ...ま、とは言え 戦闘になる確率が0になったとは言えないからな ..い〜い?ナイア、もしそうなったら下がりなよ? ...怪我してほしくは無いから 」
________ガチャ ...
( プレッシャーは程々に ...扉を開けて
待ち人に出会うとする ...さて、度々その名は聞いて来たからこそ ...逆に それが ....期待を先走らせる! )
( ご夫妻と子息を通す、ひとまずは必達事項に
[済]を付け 騎士は安堵の息を吐いた …だが
休む暇はない __再び、扉の前に二脚を置き )
・・・・・・・・・・・・・
[ グ… グゥ ] ____フゴーッ…
____________
[部屋模様]
"ショート・メイソン"
お客様 当店のモットーとは
[価値:ある:隠蔽]にございます
誠に心躍るアンティ_クを取り揃え
外聞からの隔絶に彩りを給仕し…
お客様に[秘密]を提供します事が
われわれへ総意を課した"誇り"の糧
ご安心と、満足感のほどをご期待くださいませ
・探偵事務所を思わせる…
アンティ…ク な家具の数々 木製のシーリングファン
大きめの観葉植物 鍵付きの扉 大きい机に小さい椅子
時代錯誤に等しい固定電話 年季とニスの輝く古時計
____この部屋に相応しい人物とは…?
例えば 堅気らしいシャツの色はホワイト オンリー
しかしトレンチのコートやハットは黒でピシッと決め
足を組もうと 腕を組もうと違和感のない薄黒ズボン
キックが強烈なブーツで威圧し、ネクタイで和らげる
… 手元にコーヒーを置き、書類を山積みにすれば完璧だ
___そう … 前方で座したあの男のように
「 ……………… 」
__"理想的な男"だ、この部屋に相応しく…
怪しくピシッとキメた "探偵" の佇まい
黒短髪に水色の瞳 __"次女"を越した身長
寄ればビリリと激しい威圧 …彼は此方を認め
[ カッ… ]面と向かって ゆっくりと起立する。
__________________
「 遠方より … わざわざ脚を運ばせた非礼を
まずはお許し頂こう … お初にお目に掛かる 」
( 帽子を脱ぎ 胸の前に持ってきて"礼"をする )
「 非正規のアポを要請した"影の国" 将軍___
[邪楼 影]がオレだ … 以降、よろしく頼む 」
(__…魔人の影に隠れた黒と、幼い竜)
「[ヒソ…]あの御仁に覚えがありませんわ
…雰囲気が凄まじいですこと 」
〖 … … 〗「 … あら、ヴォリン?… 」
___幼竜は、"将軍"を凝視し なにかを感じている
部屋の内装に見惚れるよりも先に ...
一人、その存在感が主張して視線を離さない ...
( 対象の人物 ...身長は魔人を越して ...見た目もお洒落 ...それでいて礼儀もしっかりとしている
...軽くお辞儀をした後、無言でジッと見詰める ...さて、噂に聴こえて居たその人物、第一印象は ... )
この“若さ”で ___将軍?
人の事は言えないが ...見た目の若さとその称号 ...不釣り合いに近い、と思ってしまう
...纏う圧は、似ている様で全く違う ...“強さ”を秘めている事だけは、分かる ...
少なくとも__扉の前に立っていた騎士よりも強く ... ...カリスマ性が有る ...だからこそ__様子を見ながら 期待を寄せる .....
「 ...自己紹介恐縮のいたり ...お噂は色々聞かせて貰ってる ...出会えて嬉しいよ ...
...ザレッド・イニール ...悪いね、こう言う時は現 “長”同士が合うんだろうけれど ...まだなってないもので
...あぁ、後ろに隠れてる彼女達は気にしないでくれ、俺の付き添い ...家族とも言えるか
黒っぽい方がナイア ...子供がヴォリン ...ま、これに関しては覚えるも覚えないも貴方の判断に任せよう 」
( ..流石の魔人も此処では丁寧に ...普段の茶らけた空気は纏った形跡も無い
...黒と幼竜への紹介はしながら、腕を回して守る様なスタンス ... 緊張感がその場にピリピリ走る )
___ただし “上”は譲れない
「 さて、...単刀直入に聞こうか?
何故非正規で、何故わざわざ俺を指名して此処に呼び出したのか ...
...一体全体要件はなんなのか、ハッキリと聞かせて欲しい 」
___言った後で ...体が熱を発する ..背中に汗も垂れる ... プレッシャーは何故か とても大きく感じるばかり ...
...とは言え、聞けたっ ...ちゃんと、聞けたっ
これで一体何の用なのかは聞ける ...身の上話はその後でも良い、からっ ...
ちょっと位 ...ナイアやヴォリンの前だからカッコ付けたがるのは ...致し方ない
… 返されるは簡潔な言葉に当て嵌まらず
魔人に対し、ある種 挑戦的とすら見える
… その類いに位置する"言葉"が来た
_________
… 帽子を胸に。__その姿勢を保持した姿のまま
男は返す … 内面を、余裕の薄さを突くように
「 話はそう単純ではない …時間を取るのが先になる
"赤城代表"千手の魔人殿、… だが先に申しておこう
自、及び俺を従える"女王"の言伝てをまだ聞くに早いが
この[事]を適切に運べなければ…
___ あなたは死ぬ。…伴侶も、家族も 赤き城も 」
_______
… 冷たい空気 __それは威圧の含みはまるでない
淡々と"事実"を述べた、背筋を伝う悪寒にも近く…
「/ [ヒソ…] … まるで在りたいが掴めませんわ
なにか引き出すまで、話に乗りまして?」
(小さな伴侶はまるで貴方が気圧される事を思わないようだ
助言と、男を凝視する竜娘への視線に注力し…支えている)
__________
「 時間はそれなりに長い …立ち話が不向きな位には。
… "カフェ"に来たんだ、空いた椅子に座る自由は
この場の誰にでもある … 其処に掛けて貰っていい
ついでにメニューも回そう __金銭負担は此方が負う 」
(男は貴方が椅子に掛けるのを待ち …メニューを置いた)
・たっぷりハニーのアーモンドトースト
・ベリィ:ロースト ケーキ
・ヴェルダン級 ツリー:スタンプショコラ
・[昼食によさそうな料理もろもろ]
・[コーヒーの類い…種類は少ない]
聞いた瞬間 ...脈が早まるのを感じる ...
先程よりも尋常じゃない ..冷や汗が全身を包む ...
「 ....いや、何となくだけど俺は理解出来るよ、ナイア .... 」
( 潜む黒に対して ...真剣な目付き
偶然か、必然か ...魔人はその苦々しい内容を知っているかもしれない ...似た事柄か、それとも全く違う事か ..
思い出されるトラウマは ...あり得たかもしれない未来 ... ...改めてチラッと今の無事な黒の様子を伺いながら ...目の前の将軍へと向き合う ...
___近付いて居るのかもしれない、そろそろ ...改めて覚悟をしなければならない時が、来たのかも ...と )
「 ランチは簡単に過ぎるかもね...じゃ、ヴォリンとナイアの分も奢って欲しい
...此方からは、まだ条件を聞いて居ないが ...
少なくとも今の所は、...邪楼 影 ...貴方に全面協力を、俺は惜しまないつもりだ ...意外かもしれないけどね 」
“嘘”とは思えない気迫に ...呼吸を整えて、席に座り ...
「 ...料理を惜しむつもりはないけどさ!
[ ヴェルダン級 ツリー:スタンプショコラ ] ひとつ! 」
「 ? 」 〖 … … 〗[じぃぃ…]
( 黒の知りもせぬ"悲劇"に震える魔人、…五体満足
貴くも ネコかぶりな小さい家内の視線は不思議そう
いかに…超常たるや反則気味な黒とは言っても…
ただならぬ魔人の空気、しかし原因も知れぬ空気に
理解を得られないのだ __そう "知らない" から。
その点では、…愛娘、幼き竜のヴォリンの方が積極的…
何故か先ほどから この謎多き[将軍]をじぃぃっ…と
__ずぅ…っと眺め、食い入るように目を離さない )
_________
… "将軍"は二歩程の間を置いて着席する __
こうして、面と向かい合う位置関係となり
両者を観察する機会が生まれる …今回の場合
… 黒い壁じみた巨躯 __"将軍"の全長を前
半端ではない圧迫感以外を思う事が難しい
「 気を揉む事柄は後で言おう …今は非礼の補償に__
いや …俺が決める事柄じゃない、この話もまた後だ
"菓子折り"すら用意できない此方の不甲斐なさの詫び
及び、あなた方への挨拶として昼食を負担させていただく
… 重い言い方に抵抗があるなら、"気にせず食え"…と
申し上げよう、…行き掛けの駄賃代わりと思ってくれ 」
____(終えると …将軍はコーヒーを片手に新聞を眺める)
( …何処と無いいたたまれなさ、が起きる前に
黒は進んで "ラジオ" のスイッチを入れて …
___元気よく …遠慮なくメニューを指差す )
「 ここ(ハンバーグ・ランチ[デミグラス])から
[つつ――――――――――――]…ここまでお願い致しますわ!」
・プッタネスカ[娼婦風スパゲッティ]
・ラタトゥイユ[夏野菜風]
・チキン・ステェキ[こんがり黒胡椒]
・11種のチーズ&サラド
_____etc…… ランチメニュー殆ど。
[ゴブッ]… … … … …
(__さしもの彼もコーヒーを啜る手付きが跳ねた)
[ … 利用料金も併せ[110000\]を越している … ]
____[ニィッ]
「 … 将軍様。二言はございませんですわね? 」
「 …………… 」
( …魔人、その奥方は__かの"将軍"に一目置かれるだろう
[むろん 意味合いは考慮せんとして]… なんだかんだ …
魔人の"泊"は何をせんでも上がって行きそうだ
… 新聞の向こうで、彼はどんな表情をしていることか… )
____昼食タイム!
「 ...はぁ、やれやれ ...何だか悪いね、将軍さん?
...とは言え貴方も男だ、一度吐いた唾は飲まないで欲しいね ...にひひ 」
( ...そう、今のこの状況は寧ろナイアを見習うべきなんだろう ... 魔人も重い空気は好きじゃない )
「 ...あぁ、ヴォリンは何かいらないか?
何でも好きな物を頼んでも良いらしいけれど 」
( ...珍しい程物静かな幼竜へと視線を向ければ
将軍の方を何故かじっと見ている ..惹かれる何かがあったからか、ただの気まぐれか ...何にせよ頭を軽く撫でては ... ...遠慮は無用と背中を押してあげる
寧ろこういう時、この状況 ...一番喜びそうなまであるのに ... )
_________注文中 ...魔人も改めて席に着く
ふと、対面する事になれば ...頬杖を突き相手の事を今一度、じっくりと眺める ...
「 ( ...にしてもしっかし、身嗜みの気遣いとか凄いなぁ ...上に立つ者として、やっぱそう言う感じで威厳は出した方が良いのかもなぁ ... ...とは言えいくら何でも丁寧過ぎる様な気も ... ) 」
( ...観察すればする程 __強いのが良く分かる
...だからこそ、まだ謎しか無い 解明された事実が少ない
もうそんなに危惧していないとは言えど ...油断大敵に変わり無し ...そんな評価が今は妥当
__何より【悪夢】にどう関わるか
それが魔人にとっては一番優先する事 )
「 ( ....でもなんか一番に思う事は何というか ) 」
___苦労してそうだなぁ ...
( 何時しか向ける視線は同情的に ... )
「 世知辛い展開は好きじゃない、…てめぇが吐いたコト
今になってセコく取消す真似ぁ 飲み食いでも出来ねぇよ 」
しっとりとした重みを含む"ウラの大物"じみた声色
太鼓音のように …言葉ひとつが心臓へ響く箔を抱えて
どうとも無い部屋の空気を __火山のように揺るがした。
( … __しかしそれは、彼の意図するモノではなかった
… 焦りか、僅かに指を震わせ 新聞紙を畳み顔を晒す
其処に魔人と、黒が見たのは先程と同じ将軍の顔だ … )
「 … 悪い、あまり気にしないでくれ 」
____ …再び、彼は新聞紙の向うへと顔を隠す
思わず…黒は、幼竜と魔人に寄り添い __驚愕する
いつしか 我が身に無縁と決め込む"危険"のシグナル
余裕綽々と、身軽を支える精神の牙城がたった今、
___眼前で座した男に …脆く、容易く崩された。
その要因が …"言葉"ひとつである事は実際信じ難く
故にナイア・イニール、彼女は目の前の男の名乗る …
"将軍"という肩書きへの【不相応】を放り捨てた
_________
( 魔人の隣、…それも二の腕へ抱き付く"怯え"の行動
理で臆さずとも、身体が動いたと理解したナイアは…
正直 単に殊勝な若者と見放す己を恥じ、気を取り直す )
「[ヒソ…]
(__ハッキリ致しましたわね …この御仁は間違いなく
〖将軍〗。…廊下の騎士さまを従えるに相応しい方ですわ)」
___しかし、…黒に怯えは見られない。…身体は臆せど
理や、心では全く以て平然とした態度は変わらない!
「 いえいえ__言うべきをしゃんと口に出せるコトは
紛れなく良いところと存じておりましてよ。…ゆえ
わたくしの注文は些末な出来事とお流しになる、と
___そーいうことにございますわね?将軍様。」
____黒は、変わらず飄々とすら思える軽さでからかい
「 ……… 」
____将軍は軽い言い負かしに …口数を減らす羽目に
( … して、幼い竜はうんともすんとも言わず )
『 ……… 』[じぃ〜]
___将軍を、…ずぅっと眺め続けている。
( かくして結局、__部屋の雰囲気は緩いまま変わらない )
「 ...いや、別に良いよ ...寧ろ今将軍としての威厳を感じさせて貰ったよ ...やっぱさ
“強い”ね ... 何もかもが ...流石と言うべきなんだろうね いや本当 凄いと思うよ .... 」
( 放たれた声に含まれた威厳が ... 『魔人』を萎縮させて ...『魔王』を歓喜させる ...闘志を僅かに漲らさせる ...
笑みを浮かべて ... 直ぐに切り替えが可能な点も 何もかも ...参考にしやすいと思えた ...
自分も上に立つ者としての自覚を持とうとも思えて ... ...近寄って来た黒の頭を優しく撫でて落ち着かせる )
「 ...大人気ねぇなぁ ...ま、それはそれとしてだ
何も気にしない事にするよ ...折角なら この場でビリつくやんてお互い望ましくないものだよなぁ ...
____でさっ! ...頼んだスイーツはまだかなっ!? 」
( 魔人の興味 ...将軍<昼食
...さっきの考えはすぐに消えて 若さがどうにも隠せない ...と言うか今は糖分が足りていない
摂取したらまともな話も出来そうだ ... )
____「 ( ...しっかし ヴォリンはそんなに何処に惹かれてるのやら ... ) 」
( 吃驚する位視線が外れないままな幼竜が ...やっぱり、不思議 )
「 ………… 」 パサッ
( 魔人…いや【若き魔王】が溢し、…紡ぐ賛美に嘘はなく
故に"将軍"__彼もまた、隔てる紙束を下げねばならない
… 沈黙を答えと取られる前に、…彼もまた__返す言葉を、
あぐねる事は決して許されぬ…我が "箔" を腹に据える )
「 俺ぁ … 其処まで期待されるような __
真っ当な謂れで生きてきた男じゃない、
てめぇが言った事、頑なにスジ通す位しか能のねぇ
録な学のない半端モンだ。… 俺が座ってるこの"イス"も
チンピラみてぇな"見栄"張る為に … 担がれただけの
… カラッポの ____イスでしかねえ 」
( ___どうやら … 先程の声色こそが "素" であるらしい
たとえ腿を抉られ、脇腹撃たれようが曇る未来が見えない
「男」。… 人となり故の威光を放つ眼力が否応なしに圧を生む )
「 … だが 」
「 名ばかりのイスが役に立つ時もある …
担ぎ上げられた奴にしか … 出来ねぇこともある
… その時まで 俺は腐るわけにはいかねぇ
それが … 将軍になった俺が絶対に通すべき
__"己龍 和真"って男の〖筋〗だ 」
(_____)
影国十二将連合〖頭目〗: ラタレアの龍
己龍 和真
[ ドォーン ]
( … 異様な"重み"に ___黒は、…口を半ばで開いて停止し )
____幼き竜は … 変わらぬ調子で "龍" を見ていた