列車は必ず次の駅へ

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1:◆cE:2022/03/29(火) 22:10


「では舞台は、私たちは?」
「見つけなければいけない、みんなに立つべき舞台があるように」


 運命とは、最もふさわしい場所へと、貴方の魂を運ぶのだ。
 Your soul is carried to the most suitable place with destiny.

2:◆cE:2022/03/29(火) 22:11


 舞台それは誰もを魅了する不思議な場所。
 そしてこれは、出会いと別れの物語。
 星が降る街にさよならを告げるための物語。

 出会い、別れ、結ばれ、そしてまた離ればなれになる
 あなたとわたしの運命の物語。

3:◆cE:2022/03/29(火) 22:11



 初めまして、劇場支配人の諸星天葉と申します。
 この舞台は普通の舞台とは一味違います。
 舞台はその場で主役にふさわしいと認めたものに応えます。
 そして、このオーディションで、最もキラめいたものにはその人が望む運命の舞台が与えられます。
 レヴュー、それは歌と踊りが織り成す魅惑の舞台。
 さぁ、歌って踊って奪い合ってください。



幕間
ご自由に学園生活を楽しんでくれればと思います。どっちもメインで進んできます。演劇科と普通科があるのでお好きな方を。

また舞台へ参加する時は、学校の非常ベルを押してみてください。不思議な劇場へと舞台がきりかわります。

  それでは楽しい一時を

(特にこれといって厳しく決めてないので世界観を守ってゆるーく参加してくれると嬉しいです。)

4:◆cE:2022/03/29(火) 23:32

幕間

コツコツと廊下を歩くひとりの足音が学園に響き、一人の少女は表情を歪める。その姿はこの演劇科の77期生次席である。

「また、始まったのね」

そうため息をつき、ざわめき出した校内をみて彼女はまたコツコツと歩き非常ベルの前にたつ。

「今回はどうなるのかな」

そう言いそのまま歩き去っていった

5:◆RI:2022/03/30(水) 23:49

ガコン
そんな、ものを投げ入れたような音が、中庭に小さく響く
「うわ、あぶなー、はずすとこだった」
「下手くそ」
「はぁ〜!?だいたいお前のゴミじゃん麗!文句言うな!」
「うるせ〜〜……」

どうやらそれは男子生徒がゴミ箱に紙パックを投げ捨てた音だったらしく、軽口を叩きながら、2人の男子生徒は木にもたれかかり寝転んでいる

「だいたい生徒会長様がこんなとこにいていいのかよ、授業中だぞ今」
「ブーメランじゃんそれ、麗だってサボってるし、たまにはいーの!」
「は、優等生の猫かぶり」
「お、喧嘩か〜?????買うぞ〜!?」

キーンコーンカーンコーン……

「あ」
「……昼休みだっけか……俺寝るから、後よろしく」
「さっきまで寝てたじゃ……もう寝てら」

6:◆cE:2022/03/31(木) 01:28

「台本と資料はある、よし…まって、良くない先生に呼び出されてる、まって間に合う…?間に合うよね、うぅ、怒られたくないなぁ」
 台本を抱えた一人の少女が走り去っていく。その表情はとてもいきいきとしており眩しい。焦ったように中庭をかけていく少女は
演劇科 77期生主席 小鳥遊 無月と名前の書かれた台本に気付くことなく走り去っていった。

 そんな少女と青年たちを遠目からみていた少女が一人。ほっとため息をつき、ボロボロになった台本をきゅっと握りしめる。
「よかった、いつも通り」
 この舞台を演じてれば怖いことなんてないもの。そう呟いた声は誰にも届かず消えていった
 


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