むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんと桃太郎が住んでいました。
いつもの様におじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行こうとすると
桃太郎が言いました。
「親ッさん。姐さん。今までお世話になりました。アタシはこれから鬼ヶ島へ行こうと思います。」
「桃…。お前…。」
「親ッさん。何も言わずに見送って下さい。鬼からケジメ取らん事には格好付かないんで。」
「桃や。それならこれを持ってお行き。」
「姐さん。ありがとうございます。これは…きびだんご。」
桃太郎が、おばあさんから貰ったきびだんごを全て食べ終え出かけようとすると
何かを思いつめたような表情のおじいさんが
「桃。儂からも餞別がわりに奥義・真剣白刃取りを伝授しよう。お前は儂に日本刀を全力で振り下ろしてみろ。」
「待って下さい親ッさん。これは真剣ですよ?」
「かまわん!どうせ全て儂が受け止める。真剣でも木刀でも変わりはない。」
「それじゃあ…。いきますよ?」
「おう!」
桃太郎はおじいさんに言われるがままに勢いよく日本刀を全力で振り下ろしました。
「あっ!」
「それじゃあ姐さん。行ってきます。」
桃太郎は、真っ二つになったおじいさんと、茫然とするおばあさんを残し旅立ちました。
そして桃太郎は、この日の夕方殺人容疑で緊急逮捕されました。
桃太郎が逮捕!?なん…だとっ!?
3:鶯◆Go:2017/06/24(土) 15:44 ID:r2c草
4:匿名さん:2017/06/24(土) 18:51 ID:qfc内容が違うぞい