とりあえず、ホラーを書こうと思っているのでよろしく(´∀`)ノ
2:アゼル◆PQo:2015/08/16(日) 16:45 ID:GGQ
ミーン ミンミンミンミン
蝉の泣き声、今年も夏がやってきた。
私は、佐野 風花(サノ フウカ)
今年で大学2年目。
………私は忘れもしない、あの夏の日の出来事。
中学のころ面白半分でやったこと、それが私たちの悲劇を呼んだ。
…………みんなは今どうなっているのだろう。
早くあんなこと 忘れたい…
そう………思い返せば、確か私たちが中学2年生の頃、その事件は起きた
______________________________________________
ガラガラッ
教室のドアを開ける、いつも通り、今日という1日が始まる。
風花「優子、愛奈、おはよっ!」
優・愛「おはよー!!」
彼女たち、優子と愛奈は私の親友。家が近くて幼稚園のころから仲が良かった。中学も同じ学校へは入れて、楽しい学校生活を送っている。
愛奈「ねーねー、風花聞いてよ!今、優子とも話してたんだけどさー!〜〜〜〜〜〜...」
他愛もない話で盛り上がる、そんな、そんなごく普通な生活が好きだった。
そしていつも通り、いつも通り今日も学校が終わると思っていた
今更だけど、誤字脱字あるかもだから(´;ω;`)すまねぇ
/ ̄ ̄ヽ ̄ ̄\
∠ レ | ⌒ヽ
\__ノ丶 )|
(_と__ノ⊂ニノ
す ま ぬ
私たちの学校は放課後に掃除をする制度だ。
週ごとに班で掃除をする。
そして今週は私の班が割り当たっていた。
〜 放課後 〜
風花「あー…今週も来たか…掃除当番…」
優子「あれ?今週、風花たちの班掃除当番?」
風花「そうだよー、めんどくさー(溜息)」
愛奈「どんまい(笑)」
優子「んー、じゃあ、風花は掃除当番だし………うちら下駄箱で待ってるね!」
私達は、家が近いのでいつもこうやって一緒に帰っている
愛奈「はやくしてよー(笑)」
風花「はーい(笑)」
優子「じゃ、下駄箱で合流ということで」
愛奈「じゃ、がんばってねー」
風花「うん!じゃあね!」
優子と愛奈も待ってるから早めに終わらせないとなー…
ていうか優子と愛奈どっちかでもいいから同じ班だったら楽しいのに…
なんしろ私の班は濃いメンバーが勢ぞろいだからである…
〜 放課後、教室内掃除中 〜
隆弘「ギャハハハッ!ヤベー、きたねーww」
太一「隆弘ー、きたねーよww」
裕翔「……お前ら、ちゃんとやれ」
由紀子「……」
そう、御覧の通り、うるさいのから静かな奴らまで勢ぞろいのメンバーなのだ。
まず隆弘(たかひろ)
彼はお調子者でクラスでも盛り上げ役、結構目立つ方。
そして隆弘の近くでふざけあっている彼は太一(たいち)
隆弘と仲が良い……というか腰巾着みたいなやつだ、言っちゃ悪いがたぶん1人になると何もできないやつだと思う
そしてクールな彼は裕翔(ゆうと)
学年で一番頭がよく、何事も真面目に取り組む奴だ。
そんで…いかにも静かそうなオーラを出している彼女は由紀子(ゆきこ)
教室でいつも本を読んでいて、あまり目立たない方の人。
このように、性格が濃いメンバーだらけなのである。
そして太一はうちの班のメンバーではない。多分隆弘とふざけるため残って遊んでいるのだろう。
掃除の邪魔だから早く出て行ってほしい…
裕翔「おい…いい加減にしろ、お前らふざけすぎだぞ、真面目にやれ」
風花「そうだよ、それに何で太一がいるのよ、ほかの班じゃん、手伝わないなら出てってよ、由紀子ちゃんも困ってんじゃん!」
由紀子「………うん…」
隆弘「まーまー、ちょっとぐらいいじゃんか!なー?」
太一「おう!それに俺邪魔なんかになってねーし〜w」
………本当にやだ…早く席替えがしたいよ…
それに優子と愛奈も待ってるから早く終わらせないといけないのに…
裕翔「真面目にやらないなら帰っていいぞ、その代わり先生に言うからな」
隆弘「えーー!なんだよー!いいよいいよ、じゃあ真面目にやりますからぁー」
太一「んじゃあ、俺もちょっと手伝おっかなー」
そういって、やっと掃除に取り掛かろうとする2人。机に腰かけていた2人が立ち上がろうとすると…
ガタンッ!
何かが落ちた音がした
隆弘「ん………?なんだこれ…」
隆弘が落ちたものを拾い上げる、どうやら随分と古びた本だった。
隆弘「なんだよこれ…………
呪いの本?」
裕翔「なんだそれ……………気味悪いな………」
隆弘「…………………………ぷっ
ギャハハハハハハハハハハハハハ!!www
呪いの本だってよーwwそんなもん本当にあったんだなーw」
太一「お、おう………で、でもなんかこれ…すげえな、見た目的にもリアル感が………」
隆弘「なんだよー、太一ビビってんのかー?こんな子供だましにw」
太一「………はっ!?ビ、ビビってなんかねーし‼」
風花・裕翔(図星だな……)
でも確かに、本の見た目もすごくリアルに作ってある、人を驚かすため遊びでちょっと作った、というものには見えない…
その時私の背筋に寒気がした………まさかこれ、本物とかじゃないよね…?
由紀子「……………」
風花「………??」
由紀子ちゃんが何か言いたげにしてる、黙っているのはいつものことだけど…何かいつもと違う…
風花「……あ、あの、由紀子ちゃ…… 隆弘「おい!!!この本の中見て見よーぜ!なんかすごそうだし!」
私の言葉をさえぎって隆弘がそう言った
太一「やっ、やめといた方がいいんじゃねーの?そういうのって大体見たら呪われるとか……」
隆弘「あぁ?なんだよ太一、やっぱお前ビビってんじゃねーの?」
太一「はっ!?ち、ちげーし!いいよ!見てやろーじゃんかよぉ!!!」
もうめちゃくちゃだ……ていうかそろそろ掃除とかも終わらせないと……そう思い私が止めようとした途端…
由紀子「その本は駄目!!!!!!!開いちゃ駄目よ!!!!!!!!」
裕翔・風花「…!?」
…………………びっくりした…いつもおとなしい由紀子ちゃんがあんなこと言うなんて…
隆弘「んだよ……びっくりしたじゃねえか…つ〜か何??お前、いつもはおとなしいくせにそういうときだけ出しゃばっちゃってさー…」
由紀子「………その本を開いたらとんでもないことになるのよ…今すぐその本から離れて!」
太一「うるせーんだよ!うざいからどけよ!!!」
ドンッ!
そう言って太一が由紀子ちゃんを押し倒した
由紀子「………………いった……」
風花「由紀子ちゃん!!大丈夫??」
裕翔「おい!隆弘に太一!!やりすぎだぞ!!!」
隆弘「でかしたぞ!太一!つ〜か、お前らが俺の邪魔するからいけねーんだろ‼‼黙って見とけよ!!!」
そういい、隆弘が本に手をかけ、1ページ目をめくった。
そこに書かれていた言葉に私たちは凍り付いた………
太一「…………………な、なんだこれ……」
本を覗き込んだ太一がそう言う。
そう、そこに書かれてあった言葉は
そ こ に い る 奴ら 全員 呪ってやる
よくわからないけど、私の背筋が凍った気がした…
隆弘「…………………は?なんだこれ、意味分かんねぇ。
……期待して損したわー、もっとすげぇやつかと思ったのによー」
そういい、隆弘が本を投げすてた。
由紀子「………………っ!! ………もう………どうしようも…なくなったじゃない…………」
いつもおとなしい由紀子ちゃんがそう喋る、やっぱり何かおかしい。
風花「………どうしたの?由紀子ちゃん………大丈夫だよ、これ、たぶん誰かが遊びで作ったやつだと思うし…………」
由紀子「そんなわけないっっ!!!!!!!!!!!これは………っ……今夜……とんでもないことが起こる………」
風花「…………とんでもないこと…?」
隆弘「う〜わー、そういうのガチで信じちゃってる奴って痛いわー、どうせ本物なわけないじゃん、現実見ろよwww なー?太一」
太一「……………っ!? ぁ……お、おう!!!」
隆弘「なんだー?やっぱビビってんじゃねーの?お前」
太一「そ、そんなわけないじゃんかよ!!!!あ、あははww」
裕翔「………………ともかく、俺もこんなこと現実にあるわけないと思うし、とりあえず掃除早く終わらせようぜ……」
隆弘「…………たくっ!胸糞わりぃなー!!俺はもう帰るぜっ!!!!」
太一「おっ、俺も…待てよー、隆弘〜」
そういい隆弘とともに教室から出ていく太一。
裕翔「………おい!!!…ハァ…………あいつらは………まぁ、とりあえず俺らだけでも掃除終わらせて早く帰ろう」
風花「うん………」
由紀子「……」
そのまま何とも言えない空気のまま私たちは掃除を終わらせた
掃除が終わり、さっそく私は優子と愛奈のもとまで走って行った。
風花「優子〜!愛奈〜!ごめん!遅くなって……お待たせ!!!」
優子・愛奈「!!」
2人とも驚いた顔でこちらへ駆け寄っていく。どうしたんだろう。
優子「風花!!大丈夫だった??さっき地雷みたいなすごい音が鳴ったんだけど…」
風花「………地雷…??」
愛奈「わかんなったの!?つい数分前だよ!大丈夫だった…?」
地雷………?そんなのわからなかった……私が気付かなかっただけかな……
優子「それになんか変な声も聞こえたよねー
なんか…
お前らを呪ってやる………
的な…」
風花「…………………何…それ……」
愛奈「そうそう!私も聞こえた!!微かだったけど…まぁそれは放送室の誰かがいたずらとかしたんじゃないー?笑」
優子「そうだよね笑 でもちょっと気味悪かったー」
愛奈「ねー」
呪ってやる……そのキーワードはあの本にも書かれてあった……
優子「?どうしたの?風花顔色悪いよ…?」
愛奈「大丈夫ー?」
風花「…………えっ!いやいやいや!!そんなことないよ!!大丈夫!!!」
優子「そう?ならよかったー」
愛奈「じゃ、早く変えろー♪」
2人には心配をかけたくない………
あの本…………まさか本物じゃない……よね?
そうして私たちは各自の家へ帰って行った。
風花「はぁー………」
私はベットへ飛び込んだ、今は夜の9時40分。
今日の出来事が忘れられずまだ心がモヤモヤしていた。
…………思い出したけど
由紀子ちゃんがなんかいろいろ怖いこと言ってたなぁ………
⦅………………っ!! ………もう………どうしようも…なくなったじゃない…………⦆
⦅そんなわけないっっ!!!!!!!!!!!これは………っ……今夜……とんでもないことが起こる……… ⦆
次々と脳裏に浮かんでくるあの言葉
いつもはおとなしい由紀子ちゃんだったけど
どうしちゃったんだろ……
ただ、怖くて本気にしちゃってパニック状態になったとか………
きっとそうだよね。
そういうことだよね。
まだ疑問がある中で私は眠りについた。
冷たい……………
地面がジャリジャリしてる…………
おかしい…………………
ここはどこ…?
風花「………んっ……あれ………?」
私が目を覚まして場所は
学校だった。
いや、正確に言うと学校の校門側の校庭だった。
風花「なんで私こんなところにいるの!?…………あ、あれ………?」
試しにほっぺをつねってみたが普通に痛かった。
夢じゃ…………ない?
風花「ん?」
よく見ると周りにも見知った人たちが地面に寝転んでいた。
そう、私以外にも人がいたのだ。それも見知っている人物たちが…
隆弘、太一、裕翔、由紀子…
このメンバーは今日の放課後一緒に掃除をしたメンバーだった。(…隆弘と太一は除くが)
そして不可解な本をみな目撃したメンバーでもあった…。
やっぱりあの本が何か関係してるの……?
それより、みんなを起こさないと!
風花「ねぇ!みんな起きて!!ねぇってば!!」
裕翔「…………………んっ…?………あれ…なんで………こんなとこにいるんだ…??」
由紀子「………!!…ぁ、………あれ……?」
隆弘・太一「💤💤💤」
隆弘と太一は起こしてもそのまま寝ていた。よっぽど眠りが深いのだろう
裕翔「おい………一体どうなってるんだ…」
風花「それが………私にもわからなくて……気がついたらなぜだかここにいて……」
裕翔「夢………じゃないのか…?これは……?」
風花「違う………試しにほっぺたつねってみたけど覚めないし…」
由紀子「………………これは………夢じゃないわ………今日触ったあの本がやっぱり関係してるのよ………」
あの本…………
そう、確か”呪いの本”だった。最初は信じていなかったけれど、あの本と接触してから不可解なことばかり起きている。
そう言われればそうだが…
裕翔「………やけに自信に満ちているけど、何でそんなことが分かったんだ……?大体、現実的にあり得るはずがない……」
そう、こんなこと現実じみていない、どうしたのだろう
由紀子「私の家……………………お寺なのよ……
それで……ちょっと何か感じるものがあったの………
信じてもらえないだろうけど………」