私を、誘拐してください。

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1:匿名:2015/10/24(土) 08:55 ID:1DI

誰にも愛されない私を、誘拐してください。
独りぼっちなんて、もう、嫌。

>>2
キャラ紹介

2:匿名:2015/10/24(土) 09:01 ID:1DI

笹山瑠璃 12歳(小学6年) 
愛称 るりりん

大屋涼平 25歳
愛称 りょうくん

杉山希望 20歳
愛称 のぞみん

笹山俊子 32歳 瑠璃の母

笹山雄哉 34歳 瑠璃の父

3:匿名:2015/10/24(土) 09:19 ID:1DI

涼平目線

「ねえ、りょうくん。私を、誘拐してほしいんだけど」

全てはこの一言から始まった

「は!?瑠璃。んなことするわけねーだろ」
当たり前のような返事をする。
そりゃまあ、普通だろ。
それでも瑠璃はしつこい。
「てゆーか、いい加減るりりんって呼んでよ。
それに、私本気だから。冗談とかじゃないし」
なぜ、瑠璃はこんなことを言うんだ!? あ、言い忘れていた。
俺と瑠璃は、遠い親戚。
「んー、なんでんなこと言うんだ?」
「だって、もう…独りなんて、嫌」
瑠璃は何を言っているんだ?
「お前には父さんも母さんもいるだろ」
「でも、私なんか要らないって…」
よくよく聞いてみるとどっか可哀想だ。
ま、ちょっとなら助けてやっか。
「おお、じゃあお前が孤独じゃなくなるまで、
預かってやんよ。親に連絡しとく」
「ダメ!連絡しちゃ、ダメなの!意味ないじゃん!」
そんな必死になられても、なあ。
それか、俺を誘拐犯にしたいとか?
ま、別にいいけどな。
「ハイハイ、んじゃ、14日の帰り」
「ん!ありがと!じゃあね!!」
……しまった!なぜ俺はこんなこと
引き受けてしまったんだ!?

[今後は涼平目線ではありません]


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