ちゃ−っす!
とりま、完結できるよう書くんでよろしくっ(ゝω・)vキャピ☆
「どうしてこんな目に...
神様......
タスケテ_________」
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━━━━🌸 春、それは別れの季節であり、出会いの季節 🌸━━━━
「風花〜‼‼‼ 風花のこと、ずぅーっっっと忘れないからね‼」
「離れても一生友達だよっ!」
「転校しても元気でね〜‼」
みんな口々にそろえて別れの言葉を惜しむ。
『うんっ...‼みんな、今までありがとう!!』
「「「バイバイ〜!元気でねー‼‼」」」
『うんっ!そっちのみんなも元気で〜〜〜‼‼』
列車が発車する。
とうとう、今まで過ごしてきた友達ともお別れだ。
私は、水島 風花(ミズシマ フウカ)
高校生活も地元の友達と仲良く過ごしたかった、のだけれども、お父さんの仕事の都合で
県外に引っ越すことに。
今まで過ごしてきた友達と別れるのはつらいけど、その分、出会いもある。
いい出会いがあると信じ、期待を胸に膨らませ
私の高校生活はスタートするはず...だった______
『わぁーーーー‼‼‼ここが新しく住むことになるとこかぁー...‼』
長旅も終わり、何とか新しく住む町にたどり着いた。
新しく住む町は、私の暮らしていたところよりは、割と田舎の方。
でも、新しい土地だとやっぱりワクワクする。
「風花ーーー‼ウロチョロしてないで、家に入って荷物整理でもしなさーい‼‼」
『あっ、はーーーーい!ママー! すぐ行くよー!』
新しい家に入り、早速家の中を見渡す。
『わぁー‼ひっろーーい!これから新しいニューライフが始まるぞー!!あははっ』
「ははっ!風花は元気だなぁ」
「パパっ!もう風花も高校生なんですよ! あれでいいのかしらねぇ...」
「元気なことはいいじゃないか...あ、ほら、風花、早く荷物整理してきなさーい!」
『あっ、うん!そんじゃあしてくるねーー‼』
自分の部屋がある2階に駆け上がる。
これからの新しい生活に不安などなく、楽しみ、という気持ちの方が上回っていた。
そんな上機嫌の中、荷物整理を始めた。
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『ふぅーっ、やっと終わった!!』
ある程度の荷物も片付き、ひと段落した。
丁度、母に夕飯の声がかかったので、1階へと降りて行き夕ご飯を食べた。
その後、風呂に入り終わり、明日から始まる高校生活の準備をしていた。
『教科書よし‼鞄よし‼制服よし‼目覚ましよし‼
OK!後は寝るだけだっ‼』
荷物整理や長旅の疲れもあり、布団に飛び込んだらすぐに睡魔が襲ってきた。
(あー!この町に、何人友達ができるだろう...
楽しみだなぁ...!)
と、そんなことを考えながら、私は眠りについた...
━━🐦 翌朝 🐦━━
〜学校にて〜
ガヤガヤ
ザワザワ
教室は、すごく騒がしい。
...私を除いては...
え!?なにこれ!?
私、初日から早速ぼっちですか‼?
マジですかい‼‼??
私はというと、自分の席にポツンと座っているだけである。
新しい高校生活、華やかな人生になると思っていた自分がバカだった。
ここは田舎の場所、だから周りに高校の数もすごく少なく、中学校から大体の人は上がってくるので、転校してきた私を除いては、皆顔見知りなのだ。
(そりゃぁ、ぼっちになるよなぁ...考えが甘かったぜ...)
そんなことを考え、1人で席に座っていた。
(いやいや!でもこのままでは自分が1人なことは変わらないぜ‼‼
自分から声をかけて友達を作らないと!!)
そう考え、自分から声をかけようとする、ものの......
周りを見渡してもどこもみんなグループが作ってある。
(あぁ、あれか!
中学からの仲良しグループってやつかよ!くそぉお...これじゃあ、あたしなんて入る隙間もないじゃん...)
虚しくなって、声をかける気力も失せた。
1人で席に座っているのなんて自分だけ。
(これからずっと1人で高校生活過ごしていかなきゃならないのかなぁ...)
そう考えていたときに、私に声をかけてきたグループ、それが優樹菜(ユキナ)、志桜里(シオリ)、香奈(カナ)
のグループだった。
「ねぇ! あんたさっきからずっと1人でいるけど、友達とは話さないの?」
と、私に声をかけてきたのは前髪をあげ、でこだしスタイルのちょっと見た目が派手な...まぁ、
いわゆる、クラスでの1軍女子?って感じの女の子。
その女子の後ろにはまた2人女子がいる、1人は前髪ありのボブ、もう1人はポニーテールの女の子。
たぶん、この3人のメンバーがグループなんだろう。
(いや...なんで1人でいるって...そりゃぁ、転校初日でこの土地に友達なんていないし...
というかそれ普通聞くかよぉ...)
「...あんまりこの辺で見かけない顔だけど、もしかして転校してきた...とか!?」
と、ボブの子が言う。
「え、マジでー!? こんな田舎の町に珍しいねー!」
と、ポニーテールの子も言う。
『う、うん。お父さんの仕事の都合でこの土地に来たんだー。
だから、まだ友達もいなくって...あはは』
精一杯の笑顔で返事を返した。 私は今どんな顔何だろう。
「へー...じゃあさ!それなら...
うちらのグループに来なよ‼‼‼」
「うちらのグループに来なよ‼‼‼」
その言葉を発したのがでこだしスタイルの派手な見た目の女の子
『............へっ!?』
いきなりすぎて変な言葉が出た。
てっきり私がぼっちでいることを馬鹿にしてくると思っていたから.....
「悪いことじゃないでしょ?あんた、転校初日なわけだし、見る限り友達とかいないでしょ?」
(うっ...結構グサッとくる......)
「だからうちらのグループにくればって誘ってんの! ね!志桜里、香奈、いいでしょ!」
「うん‼人数多い方が楽しいしね!」
「私も賛成!いいよいいよ!!」
後ろにいた女の子たちも口を揃えてそう言う。どうやら、後ろの女の子たちは志桜里、香奈という子らしい。
『ほッ、本当にいいの...?』
まさか、自分から声をかけずに友達ができるなんて...思いもしなかった
「いいに決まってんでしょ!こっちから誘ってんだから!ね?」
でこだしの子が言う。
後ろの女の子たちも「ぜひぜひ!」というような表情で私を見てきた。
私、本当は運に恵まれているのかもしれない、神様、ありがとう
『じゃあ.........ぜひとも!入らせてもらいます...!』
「よーし!決まり!じゃあ、これからよろしくね!!
......っと、まだ自己紹介がまだだったね。
あたしは優樹菜(ユキナ)!よろしくね」
(優樹菜ちゃん...か、最初は怖そうな感じの子と思ってたけど、案外そうでもないのかも...)
『あ、うん...よろしく!』
私は精一杯の笑顔で返事を返した。
「じゃっ! 次は私! 私は志桜里(シオリ)! これからよろしくねっ!」
(ショートボブの子が志桜里ちゃんっていうのかぁ...)
『うん!よろしく!』
「じゃあ最後に...私は、香奈(カナ)! 体を動かすことが好きだよ!よろしくね!」
(このポニーテールの子が香奈ちゃんね...)
『うん!こちらこそ!』
「よしっ!じゃあうちらは自己紹介終わったよね?
じゃあ、あんた、名前なんて言うの?」
と、優樹菜ちゃんが言う。
『あっ、私、水島 風花!
えっと...改めてこれからよろしくね、優樹菜ちゃん、志桜里ちゃん、香奈ちゃん!』
(これから楽しい高校生活始まりそうだなぁ...)