短編になるか、長編になるか分かんないので取り合えず小説板に作りました。考え付いたその時にさらっと書いてくのでグダつくかもだけど、どうぞよろしくお願いします。
「おもしろい!」とか、「マジで糞ww」でもいいです、コメ下さったら超絶喜んで返事します。あ、ちなみにマゾではないですよ。
それでは、長々と失礼しました。
≫2でちまっと自己紹介したら始めます。何卒よろしくお願いします。
*誤字脱字ハンパネェくれぇ多いです、指摘してくださったら嬉しい限りです。
*自己紹介*
名前:相良たま(ペンネームです、他の板に光稀として見つけたらよろしくお願いします。)
年齢:13歳(新中二)
性別:女
以上です。
「バッカかお前ー!?」
今日も小さな学生寮に威勢の声が響き渡る。
「今日は今日でとんでもねぇもん持って帰ってきやがったなぁ!ったく、うちの何処に猫7匹飼えるお金があるってんだよ!」
雨でぐっしょぐしょになった彼女を抱えている猫ごと大判のタオルでわしわし拭きながらも彼はそう怒鳴った。
「だって…雨に濡れてて可哀想だったんだもん…」
彼女は、反省の色を一ミリも見せず抱えているまだらの猫を撫でる。
「だってもクソもあるか!罰として、一週間風呂掃除の刑だかんな!」
ええー、と彼を非難しつつもそれに従う彼女を見て猫は「にゃー」と平和そうにひと鳴きした。
読ませてもらうねー!!!
5:相良たま:2016/04/04(月) 18:16 ID:642ありがとう!
6:相良たま:2016/04/05(火) 17:59 ID:642 「…どーせ、長い間雨に打たれてたんだろ、風邪引かないようにさっさと風呂行ってこい。」
ポン、と彼女の頭を叩くと腕に抱いていた猫をさらって、彼はリビングへと消えていった。
「幸村のバカ…」
少し紅くなった頬をペチンと叩いて風呂へと向かった。頭を洗っても、体を洗っても、湯船に浸かっても、頬の火照りは余韻を残したまま、消えてはくれなかった。ボーッとしつつも、部屋着に着替えてリビングへと向かう。
「幸村、お腹すいた…」
吸い込まれるように椅子へと座り、小さく呟く。
「ちょっと待ってろよ〜、…ってかお前、頭拭いてねぇじゃねぇか」
カチャリとコンロの火を止め、スタスタと彼女に歩み寄る。飾りのように肩にかけられたタオルを手に取り、わしわしと頭を拭き始めた。
「幸村…痛い」
「ちょっとくらい、我慢しろ」
ブオー、と彼はドライヤーで彼女の髪を真顔で乾かしていると、
「たっだいまぁー!」
ガラガラ…と横開きの玄関ドアを明るい声でくぐり抜ける人影が一つ。
「お帰りなさ…って、真香さん、今日は早かったですね」
ひょっこりと洗面所から彼は顔を出して彼女に挨拶をする。すると、彼女は幸村を見つけるや否や即座に彼に飛び付いた。
「やっほぉう!幸村、にいな、元気かー!って!だっはははー!」
「うわっ!っつーか酒臭っ!」
「…元気」
上機嫌の彼女を瞬時に引き剥がし、リビングのソファーに座らせる。
「だから、あれほど飲みすぎるなって言ったじゃないですか!」
「んぁ、ゆきむぅらには言われたくれぇんだおー!ひっく」
膝掛けを掛けつつも、既に目がとろんとしている真香を咎める。それを見ていた、にいながトコトコと幸村に寄り、グイグイと服を引っ張った。
「ドライヤー…」
「ん、あぁ、ちょっと待てよー」
パッパッと真香を寝かし付けまた洗面所に向かった。
「そー言えば、飯放りっぱなしだったな…」
ドライヤーを再開させつつ、そんなことを思い出す。あー、また真香さんに気を取られ過ぎてしまった。まったく、先生の癖に酒癖悪いとかどんな奴だよ。
「よし、出来たぞ。夕飯は…また作り直すからTVでも見て待っておけ。」
「…ん、わかった」
と、言った数分後、にいなは一人用のソファーですやすやと眠っていた。
「にいなー、ご飯出来たぞー…って、お前も寝てんのかよ」
タオルケットをそっとにいなに掛け、一人ズルズルと幸村は焼きそばを啜った。
「ニャー」
と、鳴き声が足元でして、思わず下を覗きこむ。
「あ、そう言えばお前達に餌やるの忘れてたな」
7匹分のキャットフードと財布を睨みながらも幸せそうに食べる猫達には、暖かい目をむけていた。
お、やっべ!今更気付いたけど≫8んとこ「光稀」になってたー!
光稀も相良たまなので、別人ではございませぬ。ほんと、すんませんした。
ジリリリリ、とうるさく鳴り響く目覚まし時計で目を覚ます。
「ん…ふぁぁぁ…」
大あくびを一つし、状況確認のために起き上がろうとして、そこでハッと気付く。にいなと真香の腕と足とが幸村の体を押さえつけていた。
「くっそ…いつの間に床に転がってきやがったんだ…」
昨日は猫の餌やりの後、皿洗いをし、二人が心配だから床で寝ていたのだ。
時間も時間のため、二人を無理矢理押し退けて起き上がる。
「ほら、にいな、真香さん、起きてください」
「ん…」
「あと、10分…ぐぅ…」