私の名前は森川美琴。中学3年生。
あだ名で「みこ」と呼ばれている。
私は男子に全くと言っていいほど男子に興味がない。
男子って、うるさいし、ふざけるし、嫌になっちゃう。関わりたくないの。
一生独身でいい___
私の親友は宮園蘭。同じく中学3年生。
蘭とは意気投合で仲良くなって、今では何でもいい合える仲なんだ。
蘭は優しいし、素直で嘘をつかない(いやつけない)から、皆から愛されるキャラなの。
自慢の親友。
そんな蘭だからこそ、男子にもモテやすい。
だけど蘭も、私と同じく男子に興味ないらしい(笑)
そんなとこまで一緒なんて、何て運命なんだろう。
もしそんな私たちが、
同じ人を好きになったら、
どうする____?
冗談気味にしていた予感が、まさか当たるとは。
朝8時。今日は台風の警報で学校が休みになった。
寝坊したから、学校が休みになって助かった…。
「お姉ちゃんおはよう!」
「おはよう、美春。」
妹の美春。小学5年生。
5年生だけど、何ともう彼氏持ち。早すぎる…。
可愛いもんね、美春。だけど、いばったりしないし、優しい性格だからモテるんだよね。
だからかな。美春と蘭は同じような雰囲気がある。
蘭と親友になれたのも、美春の影響かもしれない。
「お姉ちゃん、警報になって良かったね。」
「うん…美春はもう起きてたんだね?」
「うん!毎朝蓮くんが向かいに来てくれるから、寝坊なんて出来ない!」
きゃっと言って頬に手を当てる。うん…可愛い。
美春の髪の毛がすでに整っていたのは、そのせいね。ふむふむ。
題名から面白いなーって思って読みました
小説も書き方がうますぎます…
読ませてもらっていいですか?
>ルルー★さん
ご観覧ありがとうございます♪
小説書くの初めてで…うまいと言ってもらってすごく嬉しいです!
是非これからもご覧になって下さい♪
>ルルー★さん
ご観覧ありがとうございます♪
小説書くの初めてで…うまいと言ってもらえてすごく嬉しいです!><
是非これからもご覧になって下さい♪
それから私と美春は一緒に朝ごはんを作り始めた。
トーストを焼いてバターを塗る美春。
ウインナーや目玉焼きを焼く私。
それぞれ分担して作った。
「お姉ちゃん目玉焼き上手!さっすが!」
「そんなことないよ。美春こそトーストの焼き加減ちょうどいいじゃん。」
「そう?ありがと!食べよう!」
「「いただきます!」」
食べようとした時。
ピーンポーン♪♪
「もうっ、誰よこんな時間に!」
「美春、私が出るよ。」
「うん。」
「はい。どちら様ですか?」
「俺、榊翔太と言います。」
「あ、はい。」
「近々この町に引っ越して来まして。」
「そうなんですか。」
「挨拶に来ました。すいません、忙しいときに。」
「いえいえ。わざわざ有難うございます。」
「此方こそ、有難うございます。では。」
榊(さかき)翔太…か。
丁寧な男の子だな。
「お姉ちゃん、誰だったの??」
「近所に引っ越してきた子で。榊翔太って男の子。」
「え!!ホント!?」
「う、うん。知ってるの?」
「もちろん!榊くんって最年少で「dream star」っていうグループでバンドしてる有名な子だよ!」
「バンド!?あんな若い子が??」
「そう!でも最近そのバンド解散しちゃってさ…まさかこの町に引っ越して来たなんて!興奮!」
「美春には蓮くんっていう素敵な彼氏がいるでしょ。蓮くんヤキモチ妬いちゃうよ。」
「やだ!お姉ちゃんってばもうっ!!そんなつもりないから〜」
そうか。そんなに有名な子だったんだ。
後日蘭にも話してみたが。
「え?dream star?何それ?夢の星?」なんて反応だった。
やっぱり一緒なんだなどこまでも(笑)
キーンコーンカーンコーン♪
予鈴が鳴った。みんなが席に座る時間。
「みなさん、おはようございます。」
「「「おはようございます。」」」
「昨日の台風警報によって3連休となりました。気が重いと思いますが頑張って行きましょう。」
すると隣の瀬戸くんが私の机の上に紙を置いてきた。
慌てて瀬戸くんを見ると、瀬戸くんは安定の無表情…
あの瀬戸くんが私に手紙…?なんて考えづらいし…
手紙を開いてみると。
<やっほうみこ!蘭だよ!
ちょっと席離れちゃってるから、他の子に回してもらうね!他の子には申し訳ない><;
ところで、みこってまだ行く高校決まってないんだよね?私もだけどさ。
それで従姉妹の瑠奈ちゃんに聞いたら、緑ヶ丘高校っていう高校がオススメだって!
緑ヶ丘高校のチラシをもらったんだけどさ、すっごく緑いっぱいだよ!校風も良い感じ。
おまけにこの高校、部活が凄く盛んらしいの。一緒にまた吹部に入らない??
設備も整ってるし、礼儀作法もちゃんとしてて、めっちゃよくない!?
近々ОHがあるらしいの。もしみこがこの高校に興味あるなら、一緒に行こ!!
by蘭>
蘭からの手紙だった。
緑ヶ丘高校か…蘭もすでに高校の事考え始めてるんだな。
そりゃそうか、もう受験生だもんね私達…
私ももう考えなきゃいけないんだけど、なかなか決まらなくて。
でも、この高校、なんだかすっごく良さそう。
<手紙ありがと〜
緑ヶ丘高校、すごく良さそう。行きたい!
by美琴>
まぁ短いけどいっか…
「瀬戸くん、ちょっとこれ、蘭のとこまで回してくれない?」
「…」
「瀬戸くん…?」
「…」
ずっと黙ってるしダメかなと思ったら。
いつの間にか手を差し伸べていた。
「届けてくれるの?ありがとう。」
「…」
そして静かに回されていった。
今蘭が呼んで…また紙になにか書き始めた。
すると。
「ということで、皆仲よくしてあげてね。榊くんは空いてる席どこでもいいから座って。」
「はい。」
榊くん…?え!?
と思って顔を上げたら。
昨日のあの男の子だった。
向こうも私に気づいたらしく、微笑みかけてくれた。
私も微笑んで返しておいた。
すると頬を赤くしてそっぽを向き、
「お、俺、どこの席でも歓迎っす!!!」
と、意味不明な事を言いだした。
その発言にみんな大爆笑。もちろん私も蘭も。
そして結局先生が決めて、1番後ろの望月優花ちゃんの隣になった。
ちなみに望月優花ちゃんは、今年初めて一緒のクラスになったんだけど、
ちょっときつい性格って言うのかな…あんまり喋ったことないからわかんないけど、
私は苦手なタイプ…かな。
そして、新たな1日が始まったのだ___。
「「「「榊くぅ――――――ん!!!!」」」
1時間目が終わり10分間の休み時間に入った途端、
女子が一斉に榊くんの周りに集まった。
「榊くんって、あの榊くんなの!?」
「まじで!?めっちゃイケメン!!」
「ずっと前からファンなの!サインして!」
「握手お願い!きゃーこれからずっと榊くんと同じクラスだなんて〜♪」
「ちょっとちょっと!皆うるさいわよ!!」
そう言ったのは、優花ちゃんだった。
「榊くんが困ってるじゃない。さっさとあなたたちは自分たちの席に戻ってちょうだい。」
「何よ!優花だけ占領する気!?」
「そうよ!!隣になったからって浮かれないでよ!!」
「そもそも榊くんは別に優花の隣になりたくてなったわけじゃないし、勝手に勘違いしないでよね!!」
「ちょっとみこ…静かに休み時間過ごしたいのに、あれじゃ無理そうだね。」
「榊くん大変そう…」
「まぁ、私たちは関係ないし(笑)」
「そうだね…(笑)」
ぜひ、読ませてもらうね!
これからの話がめっちゃ楽しみーw
私も読ませてもらってもいいですか?
面白いです!書き方もものすごく上手です‼
>ルルー◆さん
どうぞどうぞ!頑張って更新します!
>ナミ◆さん
ご観覧ありがとうございます♪
面白いと言ってもらえてすごく嬉しいです!
初の小説なので心配でしたが…なんとか頑張れそうです!(笑)
是非これからも読んでいただけると光栄です♪
女子がギャアギャア言ってる中から、榊くんが抜け出してきた。
そして私たちのところへ。
「ふぅ。俺、ああいうの苦手なんだ(笑)」
「そ、そうなんだぁ」
「名前なんていうの?」
「み、宮園蘭ですぅ。」
「そんなに緊張しなくても。同級生なんだし、そんなに気を遣わないで。」
「き、気なんか遣ってないですよ!?あはっ…」
うん。蘭は男子が苦手なの(笑)
「あ、君は昨日会った子だよね。昨日はどうも。」
「どうも。まさか同じクラスになるなんて。」
「びっくりだよ。名前は?」
「森川美琴。皆からはみこって呼ばれてる。」
「おっけ。蘭にみこね。呼び捨てでも大丈夫?」
「「え?」」
よ、呼び捨て…?それもいきなり?
「いきなりは無理かなぁ!?」
蘭が大げさに言う。
「そっか…。じゃあ何て呼べばいい?」
「普通に宮園でいいよ。」
「おっけ。君は?」
「私は…」
どうしよう。私も男子苦手だけど…
なんだか榊くんには呼ばれても平気な感じがする。
「みこでいいよ。」
「わかった。俺、榊でも翔太でもどっちでもいいよ。」
「じゃあ榊で。」
「ちぇ…おっけ。」
ちぇって聞こえたのは気のせい?
「榊くぅん!!いつの間にそっちにいたの!?」
「みこの事みこなんて言っちゃってぇ羨ましー」
「わかった。君たちの名前教えて。」
「きゃっ!私恵麻!」
「私は楓香!」
「私はひまり!」
「「「私は…」」」
「これまた大変そうだね、榊くん。」
「だねぇ。それにしてもみこ、よく下の名前でOKだしたね?」
「うん。なんだか榊くんには呼ばれても平気なの。」
「そうなの?珍しいね。私はいつも通りあの調子…」
「蘭はモテすぎて男子が怖くなってるんでしょ?」
「そう…でも榊くんっていい子ねー普通のクラスの男子と大違い!」
「ね。クラスの女子皆の名前聞いてるし、優しいね。」
そうは言ったものの…
何かがモヤモヤしてるの。なんだろう?この気持ち。
「ところで蘭、手紙は?」
「ごめん、転校生の話に流されてさ…どっかいっちゃった」
「そうなの(笑)まぁいいよ。緑ヶ丘高校、一緒に行こうね。」
「うん!今日親から許可貰ってくるから、みこも宜しく!」
「おっけー!」
終会が終わって、これから帰る時間。
「きょうつけー礼」
「「「さよーならー」」」
私はカバンを背負って、すぐさま蘭のところへ駆け着く。
「ねぇ蘭。従姉妹の瑠奈ちゃんって、緑ヶ丘高校に通ってるの?」
「そだよー。瑠奈ちゃんも吹部らしいの。もうめーっちゃ行きたい!」
「そうなんだ。私会ったことないから次のОHの時会えたら嬉しいな。」
「部活動見学で多分見かけれるよ。1度話してみて。気さくで喋りやすいから。」
「そうなんだー。楽しみ!」
「みこは頭いいからいいよね。絶対行けるじゃん。」
「そんな事ないよ。蘭こそ私の苦手な理科と社会得意じゃん。暗記系どうしても無理。」
「暗記なんて簡単だよ。数学なんてどうやればいいのよ。計算ばっかで頭痛いわ!」
「あはは(笑)私にしたら数学は簡単だよ。方程式覚えればいいだけじゃん。」
そうやって一緒に話して帰っていると。
「楽しそうだね。俺も交じっていい?」
なんと榊くんが。
「えぇ〜…」
蘭は嫌そうだけど、断わるのもなんだか悪いから、
「いいよ。一緒に帰ろう。」
と言っておいた。
内心ちょっと嬉しかったのは、蘭に秘密。
「何?勉強の話?俺も勉強嫌いだな。」
「そりゃあね。」
「宮園は何が苦手なの?」
「数学と英語。」
「そうなんだ。みこは?」
ドキッ。
「わ、私は社会と理科が苦手。」
「そうなんだ。一緒だね。俺も社会と理科苦手。暗記系難しいよね。」
「榊くんも苦手なんだ?そうだよね、難しいよね。」
「でも苦手なのが一緒だと教えあえないね。宮園は社会とか得意なの?」
「まぁ、それなりに。」
「じゃあ、俺とみこは社会と理科を宮園に教えてもらって、俺たちは宮園に数学教えよう。」
「何それ?私教えるの下手だし、しかも2人なんて…」
「いい提案でしょ?今度3人で勉強会しよう。」
というわけで、急遽今週土曜日に3人で勉強会という予定が入った…
「じゃ、私ここだから。じゃあね、みこ、榊」
「じゃあね。親の許可、貰って来てね。」
「もちろん!みこもね、お願いだよ。」
「おっけー。」
「バイバイ!」
蘭と離れ、榊くんと2人きり。
2人きり…2人!?
どうしよう…何喋ろう…
「ねぇ。」
榊くんの方から喋ってきた。助かった…。
「な、何?」
「親の許可って何?何か約束してるの?」
「あぁ。今度蘭と緑ヶ丘高校のОH行こうって約束してるの。」
「緑ヶ丘高校?そんな高校があるんだ?」
「うん。榊くんも行ってみればどう?すごく良いらしいよ。」
あ。言っちゃって気付いた。
これ…
「俺も行っていいの?じゃあ、みこ達と一緒に行っていい?」
…ですよねー。
「私はいいけど、蘭が…」
「一応聞いてみてよ。宮園が嫌がるなら俺行くのやめるし。」
え?
それってさ…
蘭の事、気になってるの…?
蘭が榊くんと行くの嫌がると、榊くん、来ないの…?
私は…?私は…
「い、一応聞いてみるよ。」
「ありがとう。」
なんだか、悲しくなってきた。
家に帰ってから、さっそくお母さんに聞いてみた。
「お母さん、ちょっと話が。」
「あら、美琴から話なんて珍しいこと。どうしたの?」
「この高校の見学に行きたくて。」
「私立緑ヶ丘高校…どんな高校なの?」
「蘭によると、校風も良くて、先輩たちも優しいらしいの。」
「ヘぇ〜。」
「で、吹部も盛んらしいの。私、また蘭と一緒に演奏したいの。」
「そうよね。蘭ちゃんとは長い付き合いだものね。」
「うん。」
「美琴はまだ行く高校決まってなかったから、高校を決めるいいチャンスじゃない?行って来なさい。」
「わぁーありがとう!お母さん!」
やった!OKもらえた!
すごく行きたかったんだ…。
これで蘭と一緒に見学行ける___そう思ったのに。
「え?ダメって?」
「ん〜…ダメって言うか、遠まわしに行くなっ!って言ってる感じで…。」
「行けないの?」
「分かんない…今日もう1回説得してみるからさ、待ってて。」
「うん…」
「みこ、落ち込まないでよ。私の方から誘ったとはいえ、私には緑ヶ丘高校は難しいと思うんだよね。」
「え?」
「だってあの高校って、頭のいい人しかいない…そんな高校に私が行けるわけ、ないんだよな〜。」
「そんな…簡単に…。」
「え?」
「諦めないでよ!!私、本気で蘭と行きたいのに…!人には不可能なことなんて、ないんだよ…!?」
「ちょ、みこ、どうしたの?」
「蘭の方から誘ってくれて、嬉しかった。また一緒に演奏できると思った。だから私、緑ヶ丘高校の見学一緒に行こうねって言ったんだよ?」
「…」
「蘭が諦めるなら、私も行かないから。」
そう吐き捨てて、私は教室から飛び出した。
「みこ!!待って!!」
蘭の声が聞こえたが、私は無視した…。
「ハァハァ…。」
私が逃げ込んだのは、学校の屋上。
「うっ…。」
そして、涙が出てきたんだ。
今思えば、私は蘭に酷い事言っちゃった気がする。
自分が蘭と行きたいって思いが強いだけで、蘭はそうじゃないのかもしれない。
それなのに、私は自分の感情むき出しで、つい怒鳴っちゃった。
ホントに私、ダメだな…。
そして、言えなかった。
「榊くんも一緒に行きたいって言ってるけど、蘭はどうする?」
聞けなかった___。
緑ヶ丘高校のОHまで後4日。
キーンコーンカーンコーン♪
チャイムの音で私は目が覚めた。
やだ…寝ちゃってたんだ。何時だろ?
と思って、ふり返ると。
「ふぇ!?」
え、なんでなんでなんで!?
私が驚いた意外すぎる人物…それは…。
「瀬戸くん…?」
瀬戸くんも寝ていた。まだ起きそうにない。
でも、どうしてここに??
意味が分からない。
たまたま瀬戸くんが来ただけ?
それしか考えれないんだけど。私を追っかけてきたなんて…絶対ないでしょ。
肝心なことを思い出し、時計に目を向ける。
「2時…」
お昼、回ってたんだ。通りでお腹すいてると思った。
どうしよう…戻ろうかな。
でも、この状況で戻りにくい。蘭は絶対怒ってると思う。
いくら優しい蘭でも、私のあのわがまま過ぎる発言には呆れちゃったと思う。
はぁ…どうしよう、緑ヶ丘高校。
その時、携帯の着信音が鳴った。
受信者…蘭。
<題名:ゴメンネ。
みこ、ゴメンネ。私から誘っておいて、私が諦めたら、ダメだよね。
私ももちろんみこと行きたいよ。みこ、勘違いしないでね?
みこと行きたくなくて諦めようとしたわけじゃないから…。
多分なんだけど、お母さんも私の成績知ってるから、ダメって言ってるんだと思う。
でも、そんなの、大人の勝手だよね。これから頑張ればいいんだよね。
それを私は忘れてた。頑張ることを、忘れてたんだ。
みこに言われて気づいたの…。ごめんね、こんな頼りない私で。
みこ、こんな私とずっと親友でいてくれてありがとう。みこといるだけで、私は安心できるんだ。
みこがいるだけで、それで十分。いつもそばにいてくれてありがとう。
宮園蘭。>
私はまた涙が出た。
蘭はどこまでもいい子だ。自分勝手なのは、私なんだ。
私は急いで返信を打つ。
<題名:ありがとう。
メール、有難う。謝るのは私の方だよ。自分勝手であんなこと言ってゴメンネ。
私、蘭が諦めるって思ってなかったからショックだったの…それだけ。
自分がショックなだけで、感情をぶつけっちゃって本当にゴメン。
蘭とは本当の友達でいたいの。だから、本気になっちゃって…。
ゴメンネ。そして有難う。私も蘭の事がかけがえのない存在だよ。
森川美琴。>
「…何やってんの?」
「わっ!!」
いつの間に起きてた!?
「メール打ってただけなんだけど…。」
「そう。」
「…あのさ。」
「何?」
「どうしてここにいるの?」
「あ?ここが俺の指定席だ。たまたまお前がいたんだよ。」
…やっぱりね。
「…ゴメンネ。今すぐどくね。」
「ん。」
「じゃあね、瀬戸くん。」
「ちょ。」
私は屋上のドアをあけ、瀬戸くんに背を向けて歩いて行った。
みことと蘭が仲直りしてよかったー
瀬戸くんがいるなんてー意外だー!
>ルルーさん
親友だからこその喧嘩をちょっと入れてみました(ノ∀`*)
あそこの場面は榊くんを出そうとしてたんですけど、
榊くんばっかだと面白くないので意外な人物登場させてみました(笑)
実力テストがあったので更新遅くなってすいません><;
瀬戸side
俺の名前は瀬戸優弥。
俺の印象は、無口。無愛想。
みんなそんな印象ばっか持って、全然話しかけれられなくなった。
あいつも、俺の印象は「無口。無愛想。」なはずなのに。
「諦めないでよ!!」
俺の隣の席で、森川とか言う奴と、宮園とか言う奴が喧嘩みたいのをしていた。
「蘭が諦めるなら、私も行かないから。」
そう言って、森川は教室から出て行った。
「みこ!!待って!!」
宮園は引きとめていたけど、森川は無視して行ってしまった。
「みこぉぉぉぉ…」
「…」
「あああああみごおおおおおおお!!うああああああああん!!」
泣き叫んでいた。正直俺には関係なかった。
「なぁ。」
「…は、はい?」
「うるさいんだけど。」
「は…?」
「迷惑。喧嘩とかよそでやって。」
「あんたね…そういうのだから話しかけられなくなるんだよ!!」
「あ?」
「うるさい?迷惑?じゃああんたがどっか行けば?私、あんたのご機嫌取る気までないんで。」
こいつ…。
≫17
さ、さすがだねー!
よく考えてる…!スゴイなー!
テストお疲れ様(^_^)/