おはようございます?
こんにちは?
こんばんは?
ま、置いとくとして。
どうも、HOZUMIです。
また、手を出してしまった。
今回もオリジナルです。
よろしくお願いしますm(_ _)m
「おはよう〜」
「おはよう〜」
朝は、挨拶で始まる。
「バイバイ」
「バイバイ」
放課後は、挨拶で終わる。
そして、家に着き、一言。
『あぁ、ダル』
これは、1人の男の子の話だ。
裏と表を持つ男の子。
表は王子様。
裏は王様。
さて、彼にはどのような日々が待っているのでしょうか。
また、彼は、その日々を上手く過ごす事ができるのでしょうか。
その真実は、この中に……
【裏と表? あるに決まってんじゃん】 HOZUMI作
入ってもいいですか?
凄い面白そうな話ですね!!頑張って下さい!
どうぞ。
いや〜、ありがとうございます。
期待に応えられるか不安ですが、頑張っていきます!!
朝起きて、ご飯食べて、着替えて、準備して、家を出る。
『行ってきます』
俺の低い声だけが、家に残った。
俺は、雪野 朔(ユキノ サク)
七壱高校に通っている高校2年生。
顔は、まぁ、自分で言うのも何だけど、整ってる。
世に言う、イケメンってやつ。
学校に着けばいつも…
「おはよう!!朔君」
女子からの挨拶がある。
これは日常だ。
『おはよう』
俺はいつも通り、笑って対応する。
王子様の様に。
「いや〜、朝からモテる〜」
同じクラスで一応友達の櫻木 棗 (サクラギ ソウ)が来た。
『いや、モテてねーよ』
なんて、他愛もないか話をしながら教室まで歩く。
教室に入ると。
「おはよう雪野君」
「おはよう朔君」
「おはよう朔!!」
「おはよう雪野!!」
俺に対しての挨拶がある。
自分の席に行けば、そこにクラスの人は集まる。
正直言って、俺は人気者だ。
でも、馬鹿だよなこいつら。
すっかり俺の虜になってやんの。
馬鹿過ぎて面白いわ。ククッ。
時が過ぎるのは早く、昼休み。
「あ、あの!!雪野君、居ますか?」
違うクラスの女子に呼ばれた。
「フゥ〜。さっすが朔。モテる男は大変だね〜」
『うるさい』
『ごめんね。どうしたの?』
大方、告白か、アプローチだろ。
「あ、あの。す、好きです。付き合って下さい」
ですよね〜。
『ごめんね。俺、今は恋愛とか考えられなくて…。でも、これも何かの縁でし、友達にでもならない?』
「えっ、いいの?」
『うん』
「じゃあ、よろしくね、朔君」
「お!おかえり〜」
「今回も断ったのか?」
『うん、まぁね』
てかあの女、自分の名前も名乗らずに行きよった。
しかも、友達にでもって言った瞬間、下の名前で呼ぶとか、馴れなれしい。
放課後。
俺は棗と帰る。
「なぁ、なんでいつも女の子からの告白、断るんだ?」
突然聞かれた。
そんなの…
決まってるさ。
他人に興味がないから。
『今は、勉強に専念したいから、かな。それに、俺と付き合ったとしてもその子に悲しい思いしかあげられなと思うんだ。だって、こんな俺だよ?』
思っていても、本心は口に出さない。
だって俺は、王子様だから。
そんな下手なマネしないよ。
「勿体無い。でも、お前と付き合って悲しむ子はいないと思うぞ。お前、良い奴だから」
『おまっ、なに言ってんだよ!!キモいぞ』
「はぁ!せっかく俺が褒めたっていうのに、キモいは酷いだろ」
『俺は事実を述べただけだ』
「そっちのほうが傷つくから、やめろ」
「『はははっっ』」
俺と棗は、笑いあった。
「じゃあ、またな」
『おう!』
棗と別れ、家に向かう。
『ただいま』
家に着き、まず、ソファに座る。
ドカッ。
『あぁ〜。うざっ』
俺の声だけが、響く。
『あいつ(棗)みたいに良い子な奴は見ているだけでムカつく。俺が良い奴って当たり前だろ馬鹿が。そんぐらい既に分かってんだよ!!』
言いたいことを思う存分言う。
「あらら、帰って早々裏とか、ダメなんじゃないの、朔くん♡」
『勝手に入ってくんなよ、有希』
「酷くない? 恋人に対してその態度は」
『恋人じゃないし。そもそも、告白すら受けたことねぇわ』
「そこは乗ってくれないと〜。ホントつまんないよねぇ〜」
俺の横で、ため息をついている奴は、腐れ縁の友達。
そして、唯一、俺の本性を知っている人。
両親にも、俺のこの本性は隠してある。
両親の中の俺はなんでも出来る息子。
それを今更変えるのは、メンドくさい。
演じるのは嫌いではないし。
学校での演技が崩れないようでもある。
常日ごろから練習しておかないといけないし。
まぁ、色々と便利でもあるんだよ。
「ねぇ、朔?」
『なんだよ』
「ずっと思ってたんだけどさ、どうして、本当の自分を隠すの?」
は?
そんなの…
『まんまと俺に騙されている奴らを、嘲笑う為。バカにする為。それ以外にある訳ないだろ』
それが俺の一番、有意義な時間。
楽しみなことだ。
今回も面白かったです!!
次回からも楽しみにしてます!!!
頑張ってくださいね!!
ありがとうございます!!
12:HOZUMI☆:2016/11/02(水) 20:46 〜翌日〜
昨日と同じように1日を過ごす。
周りは、相変わらず、表の俺に騙されてる。
俺が、笑えば、女子は、頬を赤くする。
単純な奴らばっか。
「あの、雪野くん居ますか?」
呼ばれた…。
知らない人。
また、告白か何か?
いちいち面倒臭いのに。
『どうしたの?』
俺が声を掛けるもののその子は何も言わない。
何なんだよ此奴。
「何なんだよ此奴…」
は…。
「早く喋れよ。早く戻りたいんだよ。どうせ、告白だろ」
は…。
声に出してないのに何で俺の本性を此奴が言ってんだよ…。
「いつも、そんな事思ってるよね。裏と表がある雪野朔くん」
は…
何言ってんだよこいつ。
「違う?いつも、周りの人のこと見下してるよね」
『……』
「いつも勝ち組のような顔をしてる。わかりやすいよ」
俺は、そんな顔してない。
顔はいつも笑っているし、一度も崩したことはない。
なのに、何故、此奴は分かるんだ。
しかも、嘘までついて…
わけがわからない